JP4255871B2 - 電子楽器の表示装置 - Google Patents
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Description
次に、図面を参照しながら、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の電子楽器1の構成の一例を示すブロック図である。
図1において、電子楽器1は、中央処理装置(以下、CPUと称する)2と、フラッシュメモリ3と、RAM(ランダムアクセスメモリ)4と、信号バス5と、キーボード部6と、操作パネル部7と、楽音発生部8と、デジタル/アナログ変換部(以下、D/A変換部と称する)9と、アナログ信号処理部10と、パワーアンプ11と、スピーカ部12と、レコーダ13と、外部記憶装置14と、インターフェース部15とを有している。
キーボード部6は、演奏を行うための複数の鍵とその鍵の各々に対応して設けられた鍵スイッチとを含む複数の鍵盤を有している。
操作パネル部7は、各種操作子と、表示装置(表示部)とを有している。本実施形態においては、LCD(液晶表示装置)を表示装置としている。この表示装置は、前記各種操作子の設定状態、フラッシュメモリ3に記録されたID情報、ユーザに対するコメント、並びに楽曲データの譜面などを表示する。
なお、前記各種操作子は、例えば、音色設定スイッチ、音量設定ボリューム、再生ボタン、及び録音ボタンなど種々の操作子である。
前記録音ボタンは、前記鍵盤の押鍵及び離鍵に応じたメロディー(演奏音)を発音させて行うマニュアル演奏を録音(記録)するときに、ユーザにより操作されるスイッチである。
CPU2は、本実施の形態の電子楽器1の全体を統括制御するためのものであり、フラッシュメモリ3に格納されている制御プログラムに従って、RAM4をワークメモリとして利用しながら処理を行う。以下に、CPU2で行われる処理の一例について説明する。
具体的に説明すると、CPU2は、音色設定スイッチの操作内容を表す音色情報や、音量設定ボリュームの操作内容を表す音量情報などを、楽音発生部8に出力するなどの処理を行う。
まず、演奏データ内に、ピッチベンドを示すデータがある場合には、譜面作成用テーブル20内の絶対的条件の値に「−1」を加算する。一方、演奏データ内に、ピッチベンドを示すデータがない場合には、譜面作成用テーブル20内の絶対的条件の値を変えない。
さらに、演奏データ内に、ノートオフを表すデータがない場合には、譜面作成用テーブル20内の絶対的条件の値に「−1」を加算する。一方、演奏データ内に、ノートオフを表すデータがある場合には、譜面作成用テーブル20内の絶対的条件の値を変えない。
まず、演奏データ内のプログラムチェンジの値が0〜7である場合には、譜面作成用テーブル20内の優先的条件の値に「+1」を加算する。一方、演奏データ内のプログラムチェンジの値が8〜128である場合には、譜面作成用テーブル20内の優先的条件の値を変えない。
さらに、演奏データのパート名又は楽器名の記述欄に「PIANO」又は「ピアノ」の文字がある場合には、譜面作成用テーブル20内の優先的条件の値に「+1」を加算する。一方、演奏データのパート名又は楽器名の記述欄に「PIANO」又は「ピアノ」の文字がない場合には、譜面作成用テーブル20内の優先的条件の値を変えない。
フラッシュメモリ3は、読み書き可能なメモリであり、制御プログラムや、楽音発生部8から所望の楽音信号を発生させるために必要なパラメータデータなど、種々のデータを格納する。
RAM4は、読み書きが可能なメモリであり、CPU2のプログラム実行過程において各種の必要なデータを一時的に記憶したり、編集可能なパラメータデータを記憶したりする記憶領域を有している。また、RAM4は、譜面作成用テーブル20なども記憶している。このようなRAM4の一部あるいは全部は、バッテリーバックアップされており、電子楽器1の電源がオフにされてもデータを保持しておくことができるようにしている。
楽音発生部8は、前述したようにしてCPU2により割り当てられた楽曲データ(演奏データ)と、操作パネル部7の設定内容(例えば、前記音色設定スイッチの操作内容を表す音色情報や、前記音量設定ボリュームの操作内容を表す音量情報など)に基づいて、所望のデジタル楽音信号DMSを発生させる。
D/A変換部9は、楽音発生部8で発生されたデジタル楽音信号DMSをアナログ楽音信号に変換する。
アナログ信号処理部10は、D/A変換部9でD/A変換されたアナログ楽音信号に対し、簡単なフィルタ処理(ノイズ除去処理)を施す。
パワーアンプ11は、アナログ信号処理部10でノイズ除去処理が施されたアナログ楽音信号に対し、増幅処理を施して適当なレベルに増幅する。
スピーカ部12は、パワーアンプ11で増幅されたアナログ楽音信号を可聴信号として放音するためのものであり、1個あるいは複数個のスピーカを備えて構成されている。
レコーダ13は、演奏者による鍵盤の操作によって演奏された演奏データや、外部の電子楽器で演奏された楽曲データ(演奏データ)を記録したり、記録した演奏データを読み出したりする。
なお、レコーダ13には、複数のパートの演奏データを含む楽曲データが記録される場合がある。具体的に説明すると、例えば、CPU2は、演奏者による操作パネル7部の操作に基づいて、インターフェース部15を介して他の電子楽器から複数のパートの演奏データを取得する。そうすると、取得された複数のパートの演奏データが、楽曲データとしてレコーダ13に記録される。また、あるパートの演奏データがレコーダ13に記録されている場合には、この記録された演奏データを再生しながら、演奏者が鍵盤を操作して演奏すると、前記記録されている演奏データに重ねられて鍵盤の操作に基づく演奏データが記録され、この結果、複数のパートの演奏データを含む楽曲データがレコーダ13に記録される。
外部記憶装置14は、例えば、CD−RWドライブである。そして、CPU2は、CD−RWドライブに装着されたCD−ROMに記憶されている制御プログラムや各種データを読み出して、フラッシュメモリ3やRAM4などに記録する。これにより、プログラムのインストールやバージョンアップを容易に行うことができる。また、CD−RWドライブに装着されたCD−ROMに楽曲データ(演奏データ)が記憶されている場合、CPU2は、必要に応じて、前記記憶されている楽曲データ(演奏データ)をレコーダ13に記録する。また、演奏をCD−Rディスクに書き込んだり、RAM4に一時的に記憶した演奏をCD−Rディスクに書き込んだりすることもできる。なお、外部記憶装置14は、CD−RWドライブに限定されず、フレキシブルディスク(FD)装置や、光磁気ディスク(MO)装置などであってもよいということは言うまでもない。
まず、ステップS1において、譜面の表示要求があるまで待機する。この表示要求は、操作パネル部7に配設された操作子などの操作に基づいて演奏者により行われる。また、この譜面の表示要求の際に、その譜面の元となる楽曲データも併せて指定される。
次に、ステップS3において、ステップS2で読み出した楽曲データが、複数のパートの演奏データを含むものであるか否かを判定する。
次に、ステップS7において、ステップS2で読み出した楽曲データに含まれる第nのパートの演奏データが、前記絶対的条件に該当するものであるか否かを判断し、判断した結果に応じて、譜面作成用テーブル20の絶対的条件の値を変更する。
次に、ステップS9において、ステップS2で読み出した楽曲データに含まれる全てのパートの演奏データについて、譜面作成用テーブル20の値をチェックしたか否かを判定する。
次に、ステップS13において、優先順位がm番目のパートの演奏データに基づく譜面を表示するための譜面データを作成する。
次に、ステップS14において、ステップS13で作成した譜面データに基づく譜面を操作パネル部7に配設されている液晶表示装置に表示させる。
また、本実施形態では、ピアノの譜面である可能性の高い譜面を表示させる場合を例に挙げて説明したが、ピアノ以外のパートの譜面についても、前述したのと同様にして表示させることができるということも言うまでもない。この場合には、前記絶対的条件及び優先的条件の内容を、パートに併せて適宜定めることになる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、前述した第1の実施形態では、各パートの演奏データが、前記絶対的条件及び前記優先的条件に該当するか否かを判断して、譜面として表示するパートの優先順位を決定するようにしたが、本実施形態では、これら絶対的条件及び優先的条件に加え、演奏者の操作内容についても優先順位を決定する際の判断材料としている。このように、本実施形態と前述した第1の実施形態とは、譜面として表示するパートの優先順位の決定方法が異なる。したがって、本実施形態の説明において、前述した第1の実施形態と同一の部分については、図1〜図4に付した符号と同一の符号を付すなどして詳細な説明を省略する。
前記第1のパート判断用操作子は、演奏者により指定された楽曲データをレコーダ13により再生している最中に演奏者により操作される操作子である。レコーダ13により再生されている楽曲を聴いている演奏者は、ピアノの楽音が発音されたと判断した際に、この第1のパート判断用操作子を操作する。
前記絶対的条件及び前記優先的条件に基づいて譜面作成用テーブル50をソートして、優先順位をつけるまでの処理は、図3のステップS1〜S11と同じである。すなわち、ステップS1〜11の処理で、図5(b)に示す譜面作成用テーブル50をソートして、譜面作成用テーブル50を図5(c)に示すような状態にする。
次に、ステップS24において、優先順位mを1にセットする。
次に、ステップS25において、優先順位がm番目のパートの楽曲データに基づく譜面を表示するための譜面データを作成する。
次に、ステップS26において、ステップS25で作成した譜面データに基づく譜面を操作パネル部7に配設されている液晶表示装置に表示させる。
前述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、前記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
2 CPU
3 フラッシュメモリ
4 RAM
6 キーボード部
7 操作パネル部
8 楽音発生部
13 レコーダ
20、50 譜面作成用テーブル
Claims (3)
- 複数のパートの演奏データから、少なくともピアノの演奏データからなるパートを検出し、楽譜として表示する電子楽器の表示装置において、
前記パートの演奏データのうち、音程および発音時間にかかわるデータを検査する検査手段と、
前記検査手段が、ピアノの演奏データに特有のデータと、ピアノの演奏データに存在すべきでないデータとの少なくとも何れか一方を前記パートに発見した場合、該発見した結果に応じて、前記パートがピアノのパートである可能性を示す値を所定値だけ変更する設定手段と、
前記設定手段が前記ピアノのパートである可能性を示す値に基づいてピアノのパートである可能性が最も高いものとして設定したパートを、楽譜データとして最初に表示する表示手段とを備えたことを特徴とする電子楽器の表示装置。 - 前記ピアノの演奏データに特有のデータは、ノートオフデータと、ペダル操作を示すデータとの少なくとも何れか一方であることを特徴とする請求項1に記載の電子楽器の表示装置。
- 前記ピアノの演奏データに存在すべきでないデータは、ピッチベンドデータであることを特徴とする請求項1または2に記載の電子楽器の表示装置。
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