JP4159439B2 - 電子楽器、楽音発生方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
さらに、前記演奏操作子と前記レコーダのそれぞれに対してトランスポーズ機能が設けられている電子楽器がある。かかるトランスポーズ機能を実行することにより、前記演奏操作子の操作に基づく演奏データの音高と、レコーダに記録されている演奏データの音高とを変更することができ、演奏し易い電子楽器を実現することができる。
図6に示すように、鍵盤61から出力された演奏データの音高は、鍵盤トランスポーズ部62に入力され、トランスポーズされる。すなわち、鍵盤トランスポーズ部62において、前記演奏データの音高(キーナンバ)に、鍵盤トランスポーズ値が加算される。そして、鍵盤トランスポーズ値が加算された演奏データは、音源63に出力され、発音される。
したがって、レコーダ64に記録した演奏データを用いてオーバーダビングすると、鍵盤61から得られる演奏データの音高と、レコーダ64から得られる演奏データの音高とがずれてしまい、演奏者の意図する演奏が行えなくなってしまう。
このため、前記演奏データを記録する前に設定されていた自動演奏トランスポーズ値を、演奏者が知ることができなかった。
したがって、演奏者が、自動演奏トランスポーズ値をリセットする前の元の値に戻したい場合には、再度音合わせなどを行わなければならないという問題点があった。
また、本発明の他の特徴によれば、演奏操作子から得られた演奏データに対し、操作子トランスポーズ値だけ音高が変更された演奏データを記録媒体に記録するに際し、前記記録する演奏データに与えられるレコーダトランスポーズ値の現在値をユーザに報知するようにしたので、ユーザは、演奏データの記録時に、音高がどの位変更されるのかを容易に知ることができる。
図1は、本実施形態の電子楽器の概略構成の一例を示したブロック図である。
図1において、電子楽器1は、中央処理装置(以下、CPUと称する)2と、リードオンリメモリ(以下、ROMと称する)3と、ランダムアクセスメモリ(以下、RAMと称する)4と、信号バス5と、キーボード部6と、操作パネル部7と、楽音発生部8と、デジタル/アナログ変換部(以下、D/A変換部と称する)9と、アナログ信号処理部10と、パワーアンプ11と、スピーカ部12と、レコーダ13と、外部記憶装置14と、インターフェース部15とを有している。
なお、前記各種操作子は、例えば、音色設定スイッチ、音量設定ボリューム、トランスポーズ設定スイッチ、演奏形態設定スイッチ、再生ボタン、及び録音ボタンなどである。
前記トランスポーズ設定スイッチは、各鍵の操作に基づいて発生する演奏データに含まれるキーナンバ(鍵番号)に鍵盤トランスポーズ値を加算したり、レコーダ13に記録されている演奏データに含まれるキーナンバにレコーダトランスポーズ値を加算したりしてトランスポーズ演奏を行う際にユーザ(例えば、演奏者。以下、演奏者と表す。)により操作されるスイッチである。このトランスポーズ設定スイッチを操作することにより、前記鍵盤トランスポーズ値やレコーダトランスポーズ値を設定することができる。このように、本実施形態では、前記鍵盤トランスポーズ値が操作子トランスポーズ値に相当する。なお、以下の説明では、鍵盤トランスポーズ値やレコーダトランスポーズ値を、必要に応じて、トランスポーズ値と総称する。また、トランスポーズ値をキーナンバに加算することを、必要に応じてトランスポーズ処理と略称する。
前記録音ボタンは、前記鍵盤の押鍵及び離鍵に応じたメロディー(演奏音)を発音させて行うマニュアル演奏を録音(記録)するときに、演奏者により操作されるスイッチである。
また、CPU2は、操作パネル部7に配設されている前記録音ボタンのスキャン処理も行う。この結果、前記録音ボタンが演奏者により操作され、録音指示がなされたと判断した場合、CPU2は、前記鍵盤トランスポーズ値が加算されたキーナンバに、前記レコーダトランスポーズ値を加算する。そして、前記鍵盤トランスポーズ値とレコーダトランスポーズ値とが加算されたキーナンバを楽音発生部8に割り当てる。また、このようにして、録音ボタンが演奏者により操作されたと判断した場合、CPU2は、前記鍵盤トランスポーズ値が加算されてキーナンバが変更された演奏データをレコーダ13に記録する。
一方、録音ボタンのスキャン処理の結果、前記録音ボタンが演奏者により操作されず、録音指示がなされていない場合には、前記レコーダトランスポーズ値を加算せずに、前記鍵盤トランスポーズ値のみが加算されたキーナンバを楽音発生部8に割り当てる。
具体的に説明すると、CPU2は、前記音色設定スイッチの操作内容を表す音色情報や、前記音量設定ボリュームの操作内容を表す音量情報などを、楽音発生部8に出力するなどの処理を行う。
アナログ信号処理部10は、D/A変換部9でD/A変換されたアナログ楽音信号に対し、簡単なフィルタ処理(ノイズ除去処理)を施す機能を有する。
スピーカ部12は、パワーアンプ11で増幅されたアナログ楽音信号を可聴信号として放音するためのものであり、1個あるいは複数個で構成されている。
一方、前記オーバーダビングを行うと判定した場合、指示部22aは、鍵盤トランスポーズ部21により鍵盤トランスポーズ値が加算された演奏データをオーバーダブトラック32に記録させるための記録指示信号を第1のレコーダ13aに送信するとともに、通常記録トラック31に記録された演奏データを再生させるための再生指示信号を第1のレコーダ再生部24aに送信する。
まず、ステップS1において、各鍵スイッチのスキャン処理を行う。
次に、ステップS2において、ステップS1で行ったスキャン処理の結果に基づいて、キーイベントが発生したか否かを判定する。
また、このステップS6の処理において、第1のレコーダ13aは、例えば、演奏者が鍵の操作を開始したときに、記録動作を開始するようにする。この場合、指示部22aは、前記キーオン/オフ信号を最初に受信したときに、前記記録指示信号を第1のレコーダ13aに送信するようにすればよい。
まず、ステップS21において、指示部22aは、演奏設定部7a(再生ボタン及び録音ボタン)の操作に基づいて、第1のレコーダ13aに記録されている演奏データを読み出す(再生する)か否かを判定する。なお、前記録音ボタンの操作に基づいて再生する場合とは、前記オーバーダビングを行う場合である。
次に、ステップS24において、レコーダトランスポーズ部25は、レコーダトランスポーズ値が加算されてキーナンバが変更された演奏データを楽音発生部8のレコーダトラック8bに割り当てる。楽音発生部8は、割り当てられた演奏データが、キーオンイベントか、それともキーオフイベントかを判定する。そして、キーオンイベントであるならば、発音処理を行う。一方、キーオフイベントであるならば、消音処理を行う。
また、レコーダ13aに演奏データを記録する際には、レコーダトランスポーズ値の現在値を表示するようにしたので、演奏者は、演奏データの記録時に、音高がどの位変更されるのかを容易に知ることができる。これにより、演奏者は、音高の変更に合わせた適切な演奏を容易に行うことができる。
また、表示部7dと、前述した表示部7dの表示に関わる処理を行うマイクロコンピュータとを備えた表示装置を構成し、この表示装置と、電子楽器1とを接続する構成にしてもよい。
上述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、前記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
2 CPU
3 ROM
4 RAM
6 キーボード部
7 操作パネル部
8 楽音発生部
13 レコーダ
21 鍵盤トランスポーズ部
22 指示部
23 出力先切替部
24 レコーダ再生部
25 レコーダトランスポーズ部
31 通常記録トラック
32 オーバーダブトラック
Claims (5)
- ユーザの操作に基づいて、所定の音高を有する演奏データを発生する演奏操作子と、
前記演奏操作子により発生された演奏データの音高を、操作子トランスポーズ値だけ変更する第1の音高変更手段と、
前記第1の音高変更手段により音高が変更された演奏データを記録する記録手段と、
前記操作子トランスポーズ値だけ音高が変更された演奏データが前記記録手段に記録される際に、前記操作子トランスポーズ値だけ音高が変更された演奏データの音高を、レコーダトランスポーズ値だけ変更する第2の音高変更手段と、
前記第2の音高変更手段により音高が変更された演奏データに基づく楽音を発生する楽音発生手段とを有することを特徴とする電子楽器。 - 前記操作子トランスポーズ値だけ音高が変更された演奏データが前記記録手段に記録される際に、前記レコーダトランスポーズ値の現在値を前記ユーザに報知する報知手段を有することを特徴とする請求項1に記載の電子楽器。
- 前記第2の音高変更手段は、前記記録手段に記録された演奏データに基づく楽音の発生と、前記操作子トランスポーズ値だけ音高が変更された演奏データの前記記録手段への記録とが並行して行われる際に、前記操作子トランスポーズ値だけ音高が変更された演奏データの音高を、レコーダトランスポーズ値だけ変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子楽器。
- ユーザの操作に基づいて、所定の音高を有する演奏データを発生する演奏操作子により発生された演奏データの音高を、操作子トランスポーズ値だけ変更する第1の音高変更ステップと、
前記第1の音高変更ステップにより音高が変更された演奏データを記録手段に記録する記録ステップと、
前記操作子トランスポーズ値だけ音高が変更された演奏データが前記記録手段に記録される際に、前記操作子トランスポーズ値だけ音高が変更された演奏データの音高を、レコーダトランスポーズ値だけ変更する第2の音高変更ステップと、
前記第2の音高変更ステップにより音高が変更された演奏データに基づく楽音を発生する楽音発生ステップとを有することを特徴とする楽音発生方法。 - ユーザの操作に基づいて、所定の音高を有する演奏データを発生する演奏操作子により発生された演奏データの音高を、操作子トランスポーズ値だけ変更する第1の音高変更ステップと、
前記第1の音高変更ステップにより音高が変更された演奏データを記録手段に記録する記録ステップと、
前記操作子トランスポーズ値だけ音高が変更された演奏データが前記記録手段に記録される際に、前記操作子トランスポーズ値だけ音高が変更された演奏データの音高を、レコーダトランスポーズ値だけ変更する第2の音高変更ステップと、
前記第2の音高変更ステップにより音高が変更された演奏データに基づく楽音を発生する楽音発生ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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