JP2008064983A - 電子楽器およびプログラム - Google Patents

電子楽器およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2008064983A
JP2008064983A JP2006241892A JP2006241892A JP2008064983A JP 2008064983 A JP2008064983 A JP 2008064983A JP 2006241892 A JP2006241892 A JP 2006241892A JP 2006241892 A JP2006241892 A JP 2006241892A JP 2008064983 A JP2008064983 A JP 2008064983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
touch
keyboard
keyboard unit
key
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006241892A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4946281B2 (ja
Inventor
Norinao Aoki
紀尚 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2006241892A priority Critical patent/JP4946281B2/ja
Publication of JP2008064983A publication Critical patent/JP2008064983A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4946281B2 publication Critical patent/JP4946281B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

【課題】どのような特性のタッチセンサを備えた鍵盤を装着したとしても、タッチカーブを制御するプログラムを変更する必要のない電子楽器およびプログラムを提供する。
【解決手段】鍵盤ユニットには、高低2種類の鍵タッチ分解能のものがある。分解能の高いタッチ検出機構を備えている鍵盤ユニットは、たとえば512段階の押鍵力を検出できるので、押鍵力の微妙な変化も検出できる。分解能の低いタッチ検出機構を備えている鍵盤ユニットは、(c)に示すように、たとえば128段階の押鍵力しか検出できないので、少しの押鍵力変化でもタッチ出力が大きく変化し、タッチ出力は滑らかに変化しない。そこで、タッチカーブは、(c)に示すような(ほぼ)リニアなものを選択するようにしている。これにより、不自然さが解消する。
【選択図】図4

Description

本発明は、鍵盤ユニットを取り替え可能な電子楽器およびその制御方法を実現するプログラムに関する。
鍵盤ユニットを取り替え可能な電子楽器は、従来から知られている。
このような電子楽器として、上鍵盤および下鍵盤のそれぞれについて、上位グレードの鍵盤または下位グレードの鍵盤のいずれかを選択して装着可能なものがある(たとえば、特許文献1参照)。そして、上位グレードの鍵盤には、鍵タッチ分解能の高いタッチセンサが備えられ、下位グレードの鍵盤には、鍵タッチ分解能の低いタッチセンサが備えられているのが、一般的である。
特開2004−310071号公報
ところで、鍵タッチ分解能の高いタッチセンサが備えられた鍵盤では、押鍵力の微妙な変化も検出できるので、演奏表現力を高めるために、検出された押鍵力をタッチ情報に変換するためのタッチカーブとして、ノンリニアなものを採用することが考えられる。これに対して、鍵タッチ分解能の低いタッチセンサが備えられた鍵盤では、ノンリニアなタッチカーブを採用した場合、ノンリニアなタッチカーブによって変換されて出力されたタッチ情報の値が滑らかに変化しなくなる虞がある。
したがって、装着される鍵盤に備えられるタッチセンサの特性に応じて、タッチカーブを制御するプログラムを変更する必要があり、開発効率が悪くなってしまう。
本発明は、この点に着目してなされたものであり、どのような特性のタッチセンサを備えた鍵盤を装着したとしても、タッチカーブを制御するプログラムを変更する必要のない電子楽器およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の電子楽器は、装着された鍵盤ユニットから、当該鍵盤ユニットが備えたタッチ検出手段の検出特性を示す検出特性情報を取得する取得手段と、該取得手段によって取得された検出特性情報に応じて、当該鍵盤ユニットのタッチ検出手段によって検出されたユーザの押鍵力をタッチ情報に変換するためのタッチカーブを制御する制御手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項2に記載のプログラムは、請求項1と同様の技術的思想によって実現できる。
請求項1または2に記載の発明によれば、装着された鍵盤ユニットから、当該鍵盤ユニットが備えたタッチ検出手段の検出特性を示す検出特性情報が取得され、該取得された検出特性情報に応じて、当該鍵盤ユニットのタッチ検出手段によって検出されたユーザの押鍵力をタッチ情報に変換するためのタッチカーブが制御されるので、どのような検出特性の鍵盤ユニットを取り付けたとしても、タッチカーブを制御するプログラムを変更する必要がなく、開発効率が向上する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る電子楽器の概略構成を示すブロック図である。
同図に示すように、本実施の形態の電子楽器は、音高情報を入力するための第1の鍵盤を含む第1の演奏操作子1と、音高情報を入力するための第2の鍵盤を含む第2の演奏操作子2と、各種情報を入力するための複数のスイッチやホイール、ジョイスティックを含む設定操作子3と、第1の演奏操作子1の操作状態を検出する検出回路4と、第2の演奏操作子2の操作状態を検出する検出回路5と、設定操作子3の操作状態を検出する検出回路6と、装置全体の制御を司るメインCPU7と、該メインCPU7が実行する制御プログラムや、各種テーブルデータ等を記憶するROM8と、楽曲データ、各種入力情報および演算結果等を一時的に記憶するRAM9と、タイマ割込み処理における割込み時間や各種時間を計時するタイマ10と、各種情報等を表示する、たとえば液晶ディスプレイ(LCD)および発光ダイオード(LED)等を備えた表示装置11と、前記制御プログラムを含む各種アプリケーションプログラムや各種楽曲データ、各種データ等を記憶する外部記憶装置12と、外部からのMIDI(Musical Instrument Digital Interface)メッセージを入力したり、MIDIメッセージを外部に出力したりするMIDIインターフェース(I/F)13と、通信ネットワーク101を介して、たとえばサーバコンピュータ(以下、「サーバ」と略して言う)102とデータの送受信を行う通信インターフェース(I/F)14と、第1および第2の演奏操作子1および2から入力された演奏データや上記記憶された楽曲データ等をオーディオ信号に変換する音源回路15と、該音源回路15からのオーディオ信号に各種効果を付与するための効果回路16と、該効果回路16からのオーディオ信号を音響に変換する、たとえば、DAC(Digital-to-Analog Converter)やアンプ、スピーカ等のサウンドシステム17とにより構成されている。
上記構成要素4〜16は、バス18を介して相互に接続され、メインCPU7にはタイマ10が接続され、MIDII/F13には他のMIDI機器100が接続され、通信I/F14には通信ネットワーク101が接続され、音源回路15には効果回路16が接続され、効果回路16にはサウンドシステム17が接続されている。ここで、通信I/F14および通信ネットワーク101は、有線方式のものに限らず、無線方式のものであってもよい。また、両方式のものを備えていてもよい。
外部記憶装置12としては、たとえば、フレキシブルディスクドライブ(FDD)、ハードディスクドライブ(HDD)、CD−ROMドライブおよび光磁気ディスク(MO)ドライブ等を挙げることができる。そして、外部記憶装置12には、前述のように、メインCPU7が実行する制御プログラムも記憶でき、ROM8に制御プログラムが記憶されていない場合には、この外部記憶装置12に制御プログラムを記憶させておき、それをRAM9に読み込むことにより、ROM8に制御プログラムを記憶している場合と同様の動作をメインCPU7にさせることができる。このようにすると、制御プログラムの追加やバージョンアップ等が容易に行える。
第1の演奏操作子1と検出回路4は、第1の鍵盤ユニットKU1を構成し、第2の演奏操作子2と検出回路5は、第2の鍵盤ユニットKU2を構成する。そして便宜上、第1の鍵盤ユニットKU1を上鍵盤とし、第2の鍵盤ユニットKU2を下鍵盤とする。第1および第2の鍵盤ユニットKU1およびKU2はともに、複数種類の鍵盤ユニットのうちのいずれかを選択的に採用することができるようになっている。図2は、鍵盤ユニットの種類とその組み合わせの一例を示す図である。同図に示すように、本実施の形態では、鍵盤ユニットは、2種類の鍵数(49キーおよび61キー)と2種類の鍵タッチ分解能(高分解能および低分解能)を組み合わせた、全4種類の鍵盤ユニットから選択することができる。これにより、鍵数および鍵タッチ分解能が異なる鍵盤ユニットが組み合わされた複数バリエーションの電子楽器をラインナップすることができる。全4種類の鍵盤ユニットから、重複を許して2つのユニットを選択し、第1および第2の鍵盤ユニットKU1およびKU2とする場合の場合の数は、42=16であるが、図2には、そのうちの主な4通りの鍵盤ユニットの組み合わせが図示されている。
図1に戻り、本実施の形態の電子楽器は、上記第1および第2の鍵盤ユニットKU1およびKU2と、構成要素3および6〜18からなる電子楽器メインユニットMUとによって構成されている。
検出回路4,5および音源回路15には、それぞれサブCPU4a,5aおよび15aが搭載されている。各サブCPU4a,5aおよび15aは、メインCPU7と同様に、それぞれサブCPU用制御プログラムを実行することで、各種制御を行う。
以上のように構成された電子楽器が実行する制御処理を、まず図3および図4を参照してその概要を説明し、次に図5を参照して詳細に説明する。
本実施の形態の電子楽器は、主として、
(1)取り付けられた鍵盤ユニットとの情報の送受信処理
(2)取り付けられた鍵盤ユニットの鍵数および配置位置に応じて、オクターブシフトの要否を設定するオクターブシフト要否設定処理
(3)取り付けられた鍵盤ユニットの鍵タッチ分解能に応じて、タッチカーブを選択設定するタッチカーブ選択設定処理
(4)押離鍵情報を制御して音源回路に供給する押離鍵情報供給処理
(5)タッチ情報を生成して音源回路に供給するタッチ情報供給処理
を行う。
図3は、上記(2)のオクターブシフト要否設定処理の概要を説明するための図である。
鍵盤ユニットは、本実施の形態では、鍵数の多少に拘わらず、最下位鍵が押離鍵されると“C1”の音高の押離鍵情報を出力するように構成されている。鍵盤ユニットを上鍵盤および下鍵盤に取り付けて、電子楽器を構成した場合、下鍵盤の最低音は、常に“C1”でよい(オクターブシフト不要)が、上鍵盤の最低音は、採用する鍵盤ユニットの鍵数に応じて“C1”である(オクターブシフト不要)場合と、“C2”である(オクターブシフト要)場合とがある。そこで、本発明では、上鍵盤に取り付けた鍵盤ユニットの鍵数に応じて、オクターブシフトの要否を設定するようにしている。具体的には、図3に示すように、49鍵の鍵盤ユニットを上鍵盤に取り付けたときに、オクターブシフトあり(オクターブシフト要)に設定するようにしている。(2)オクターブシフト要否設定処理では、このオクターブシフトの要否の設定を行っている。なお、(2)オクターブシフト要否設定処理によってオクターブシフト要に設定された鍵盤ユニットが出力した押離鍵情報中の音高に対する、実際のオクターブシフトは、前記(4)の押離鍵情報供給処理中で行われる。
図4は、前記(3)のタッチカーブ選択設定処理によって選択設定されるタッチカーブの一例を示す図である。
鍵盤ユニットは、前述のように、高低2種類の鍵タッチ分解能のものがある。分解能の高いタッチ検出機構を備えている鍵盤ユニットは、図4(a)および(b)に示すように、たとえば512段階の押鍵力を検出できるので、押鍵力の微妙な変化も検出できる。このため、検出された押鍵力をタッチ出力(タッチ情報)に変換するときに用いるタッチカーブとして、図4(a)および(b)に示すようなノンリニアなものを選択し、これを用いて、微妙な押鍵力変化でタッチ出力を大きく変化させるようにしたとしても、タッチ出力は滑らかに変化する(図4(a)および(b)中の区間IaおよびIbを参照)。これにより、演奏表現力が向上する。これに対して、分解能の低いタッチ検出機構を備えている鍵盤ユニットは、図4(c)に示すように、たとえば128段階の押鍵力しか検出できないので、押鍵力の微妙な変化が検出できない。このため、タッチカーブとして、上記ノンリニアなものを選択すると、少しの押鍵力変化でもタッチ出力が大きく変化し、タッチ出力は滑らかに変化しない。そこで、タッチカーブは、図4(c)に示すような(ほぼ)リニアなものを選択するようにしている。これにより、不自然さが解消する。
(3)タッチカーブ選択設定処理では、取り付けられた鍵盤ユニットの鍵タッチ分解能に応じて、当該鍵盤ユニットからの押鍵力をタッチ出力に変換するためのタッチカーブの選択設定を行っている。なお、選択設定されたタッチカーブを用いた、実際の変換処理は、前記(5)のタッチ情報供給処理中で行われる。
次に、この制御処理を詳細に説明する。
図5は、本実施の形態の電子楽器、特にメインCPU7およびサブCPU4a,5aが実行する制御処理の手順を示すフローチャートであり、同図の制御処理には、前記(1)〜(5)の各処理に加え、その他の処理(ステップS15)とサブCPU4a,5aによって実行される処理が記載されている。
図5のフローチャート中、ステップS1の処理が前記(1)情報の送受信処理に、ステップS2〜S4の処理が前記(2)オクターブシフト要否設定処理に、ステップS5〜S7の処理が前記(3)タッチカーブ選択設定処理に、ステップS9〜S11の処理が前記(4)押離鍵情報供給処理に、ステップS13およびS14の処理が前記(5)タッチ情報供給処理にそれぞれ対応している。
(1)情報の送受信処理では、メインCPU7は前記第1および第2の鍵盤ユニットKU1およびKU2に対して種別情報を要求する(ステップS1)。種別情報とは、本実施の形態では、当該鍵盤ユニットの鍵数と鍵タッチ分解能の高低が記載された情報である。この要求を受信した、第1および第2の鍵盤ユニットKU1およびKU2は、それぞれ自身の鍵数と鍵タッチ分解能を記載した種別情報を生成し、これをメインCPU7に送信する(ステップS101)。メインCPU7は、この種別情報を受信し、前記RAM9の所定位置に確保された種別情報格納領域(図示せず)に格納する。なお、種別情報格納領域は、少なくとも2つの領域からなり、該各領域に、第1の鍵盤ユニットKU1からの種別情報と、第2の鍵盤ユニットKU2からの種別情報とが別々に格納される。なお、鍵数と鍵タッチ分解能を直接的に記載した情報に限らず、種別情報としては、単なるIDが記載され、電子楽器本体側で、IDと鍵数および鍵タッチ分解能との対応を規定しておき、IDを基に、これらの情報を得るようにしてもよい。
(2)オクターブシフト要否設定処理では、メインCPU7は、前記種別情報格納領域に格納された、上鍵盤、つまり第1の鍵盤ユニットKU1からの種別情報を読み出し、その種別情報に基づいて鍵数を判別する(ステップS2)。その結果、上鍵盤の鍵数が“61”のときには、メインCPU7は、オクターブシフト要(あり)の場合にセット(“1”)され、オクターブシフト不要(なし)の場合にリセット(“0”)されるオクターブシフトフラグをリセットする(ステップS3)一方、上鍵盤の鍵数が“61”でないとき、つまり“49”のときには、メインCPU7は、オクターブシフトフラグをセットする(ステップS4)。
(3)タッチカーブ選択設定処理では、メインCPU7は、種別情報格納領域に格納された、第1の鍵盤ユニットKU1からの種別情報を読み出し、その種別情報に基づいて鍵タッチ分解能の種類を判別する(ステップS5)。その結果、第1の鍵盤ユニットKU1の鍵タッチ分解能が高分解能のときには、メインCPU7は、第1の鍵盤ユニットKU1に対して、ノンリニアのタッチカーブが選択された場合にセットされ、リニアのタッチカーブが選択された場合にリセットされる上鍵盤用タッチカーブ選択フラグをセットする(ステップS6)一方、第1の鍵盤ユニットKU1の鍵タッチ分解能が低分解能のときには、メインCPU7は、上鍵盤用タッチカーブ選択フラグをリセットする(ステップS7)。さらに、メインCPU7は、種別情報格納領域に格納された、第2の鍵盤ユニットKU2からの種別情報を読み出し、その種別情報に基づいて鍵タッチ分解能の種類を判別し(ステップS5)、その結果、第2の鍵盤ユニットKU2の鍵タッチ分解能が高分解能のときには、第2の鍵盤ユニットKU2に対して、ノンリニアのタッチカーブが選択された場合にセットされ、リニアのタッチカーブが選択された場合にリセットされる下鍵盤用タッチカーブ選択フラグをセットする(ステップS6)一方、第2の鍵盤ユニットKU2の鍵タッチ分解能が低分解能のときには、下鍵盤用タッチカーブ選択フラグをリセットする(ステップS7)。
ユーザが第1の鍵盤ユニットKU1に対して押離鍵操作を行うと、第1の鍵盤ユニットKU1は、この押離鍵および押鍵力を検出し、検出した押離鍵および押鍵力の情報を含む検出情報を生成して、メインCPU7に送信する(ステップS102)。同様にして、ユーザが第2の鍵盤ユニットKU2に対して押離鍵操作を行うと、第2の鍵盤ユニットKU2は、この押離鍵および押鍵力を検出し、検出した押離鍵および押鍵力に応じた検出情報を生成して、メインCPU7に送信する(ステップS102)。メインCPU7は、第1の鍵盤ユニットKU1あるいは第2の鍵盤ユニットKU2から送信されてきた検出情報を受信すると、受信した検出情報を、RAM9の所定位置に確保された検出情報格納領域(図示せず)中、この検出情報を送信した鍵盤ユニットに対応する領域に格納する。メインCPU7は、検出情報格納領域に新たな検出情報が格納されたかどうかを常時チェックする。そして、新たな検出情報が検出情報格納領域に格納されると、メインCPU7は、検出情報格納領域から新たに格納された検出情報を読み出し、読み出した検出情報が押離鍵情報であれば、その処理を(4)押離鍵情報供給処理に進め、読み出した検出情報が押鍵力情報であれば、その処理を(5)タッチ情報供給処理に進める。
(4)押離鍵情報供給処理では、当該押離鍵情報が上鍵盤からのものであり、かつオクターブシフトフラグがセット状態であるときには、メインCPU7は、当該押離鍵情報の音高を1オクターブ高音側にシフトした(ステップS9→S10)後、その押離鍵情報を前記音源回路15に供給する(ステップS11)一方、当該押離鍵情報が下鍵盤からのものであるか、あるいは、上鍵盤からのものであっても、オクターブシフトフラグがリセット状態であるときには、メインCPU7は、当該押離鍵情報をそのまま音源回路15に供給する(ステップS9→S11)。
(5)タッチ情報供給処理では、メインCPU7は、当該押鍵力情報が上鍵盤からのものであるか、下鍵盤のものであるかを判別し、上鍵盤からのものであるときには、上鍵盤用タッチカーブ選択フラグの状態に応じたタッチテーブルに従い、当該押鍵力情報をタッチ情報に変換した(ステップS13)後、そのタッチ情報を音源回路15に供給する(ステップS14)一方、下鍵盤からのものであるときには、下鍵盤用タッチカーブ選択フラグの状態に応じたタッチテーブルに従い、当該押鍵力情報をタッチ情報に変換した(ステップS13)後、そのタッチ情報を音源回路15に供給する(ステップS14)。ここで、タッチテーブルとは、前記タッチカーブの特性がテーブルデータ化されたものであり、分解能の種類に応じた数(本実施の形態では、2つ)のタッチテーブルが予め作成され、たとえば、前記ROM8に格納されている。前記図4では、高分解能の鍵盤ユニットが取り付けられた場合に選択されるタッチカーブとして、2種類のタッチカーブが図示されていたが、いずれか一方のタッチカーブの特性を示すタッチテーブルのみ選択できるようにしておけばよい。もちろん、複数のタッチテーブルをROM8に格納しておき、いずれかをユーザが選択できるようにしてもよい。
このように、本実施の形態では、取り付けられた鍵盤ユニットから鍵数を取得し、取得した鍵数に応じて、当該鍵盤ユニットからの音高についてのオクターブシフトを制御するようにしたので、どのような鍵数の鍵盤ユニットを取り付けたとしても、オクターブシフトを制御するプログラムを変更する必要がなく、開発効率が向上する。
また、本実施の形態では、取り付けられた鍵盤ユニットから鍵タッチ分解能を取得し、取得した鍵タッチ分解能に応じて、タッチカーブを制御するようにしたので、どのような鍵タッチ分解能の鍵盤ユニットを取り付けたとしても、タッチカーブを制御するプログラムを変更する必要がなく、開発効率が向上する。
なお、本実施の形態では、いずれの鍵盤ユニットも、固定的な音高の押離鍵情報を出力し、その押離鍵情報がオクターブシフトすべきものである場合に、電子楽器メインユニットが、その押離鍵情報に対してオクターブシフトするようにしたが、これに限らず、電子楽器メインユニットは、オクターブシフトが必要な鍵盤ユニットに対してオクターブシフト命令を出力し、これを受信した鍵盤ユニットは、オクターブシフトした後の押離鍵情報を出力するようにしてもよい。この場合の制御を実現するには、前記図5のフローチャートを次のように変更すればよい。すなわち、
(A)ステップS4の処理を「オクターブシフト命令を送信」に変更
(B)ステップS3の処理を削除
(C)ステップS9およびS10の各処理を削除
(D)ステップS102の処理を「押離鍵および押鍵力を検出し、オクターブシフト命令を受信していれば、検出した押離鍵の音高をオクターブシフトした後、その検出情報を送信」に変更
というように変更する。
また、本実施の形態では、鍵タッチ分解能を2種類としたが、3種類以上あってもよく、その場合には、タッチカーブの種類を3つ以上とし、取り付けた鍵盤ユニットの鍵タッチ分解能に応じて、3種類以上のタッチカーブの中からいずれかを選択設定するようにすればよい。
さらに、本実施の形態では、タッチカーブは、取り付けた鍵盤ユニットの鍵タッチ分解能に応じて選択設定したが、これに、設置されている音源の種類を加味するようにしてもよい。つまり、微妙な押鍵力変化でタッチ出力を大きく変化させるような、ノンリニアのタッチカーブを、高鍵タッチ分解能に応じて選択設定したとしても、その大きく変化するタッチ出力が活かされない音源が設置されていたのでは、ノンリニアのタッチカーブを選択設定する必要はなく、むしろ、リニアのタッチカーブを選択設定した方がよいからである。ここで、大きく変化するタッチ出力が活かされない音源とは、たとえば、波形メモリ音源であり、逆に、大きく変化するタッチ出力が活きる音源とは、たとえば、物理モデル音源やFM音源である。また、本実施の形態では、音源は、着脱自在に構成されていないが、最近の電子楽器の音源は、着脱自在に構成されているものもある。このように、音源を着脱自在に構成した場合には、タッチカーブは、音源の種類のみに応じて選択設定するようにしてもよい。
なお、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードおよび該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、たとえば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。また、通信ネットワークを介してサーバコンピュータからプログラムコードが供給されるようにしてもよい。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の一実施の形態に係る電子楽器の概略構成を示すブロック図である。 鍵盤ユニットの種類とその組み合わせの一例を示す図である。 オクターブシフト要否設定処理の概要を説明するための図である。 タッチカーブ選択設定処理によって選択設定されるタッチカーブの一例を示す図である。 図1の電子楽器、特にメインCPUおよびサブCPUが実行する制御処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
7…メインCPU(取得手段、制御手段),9…RAM(取得手段),18…バス(取得手段),KU1,KU2…鍵盤ユニット

Claims (2)

  1. 装着された鍵盤ユニットから、当該鍵盤ユニットが備えたタッチ検出手段の検出特性を示す検出特性情報を取得する取得手段と、
    該取得手段によって取得された検出特性情報に応じて、当該鍵盤ユニットのタッチ検出手段によって検出されたユーザの押鍵力をタッチ情報に変換するためのタッチカーブを制御する制御手段と
    を有することを特徴とする電子楽器。
  2. 装着された鍵盤ユニットから、当該鍵盤ユニットが備えたタッチ検出手段の検出特性を示す検出特性情報を取得する取得モジュールと、
    該取得モジュールによって取得された検出特性情報に応じて、当該鍵盤ユニットのタッチ検出手段によって検出されたユーザの押鍵力をタッチ情報に変換するためのタッチカーブを制御する制御モジュールと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2006241892A 2006-09-06 2006-09-06 電子楽器およびプログラム Active JP4946281B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006241892A JP4946281B2 (ja) 2006-09-06 2006-09-06 電子楽器およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006241892A JP4946281B2 (ja) 2006-09-06 2006-09-06 電子楽器およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008064983A true JP2008064983A (ja) 2008-03-21
JP4946281B2 JP4946281B2 (ja) 2012-06-06

Family

ID=39287763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006241892A Active JP4946281B2 (ja) 2006-09-06 2006-09-06 電子楽器およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4946281B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101872611A (zh) * 2010-06-08 2010-10-27 吟飞科技(江苏)有限公司 电子琴键盘力度曲线实时调节的系统和方法
CN103021391A (zh) * 2012-11-23 2013-04-03 广州市天艺电子有限公司 一种电子钢琴键盘力度自动修正方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0546171A (ja) * 1991-08-20 1993-02-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子鍵盤楽器の鍵タツチ自動変換装置
JPH0580747A (ja) * 1991-09-18 1993-04-02 Casio Comput Co Ltd 鍵盤装置
JPH0683345A (ja) * 1992-09-04 1994-03-25 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子楽器の入力情報変更装置
JPH0876756A (ja) * 1994-09-01 1996-03-22 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子楽器の鍵盤装置
JP2004310071A (ja) * 2003-03-24 2004-11-04 Yamaha Corp 電子楽器
JP2006091924A (ja) * 2005-12-19 2006-04-06 Yamaha Corp 電子楽器用バスシステム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0546171A (ja) * 1991-08-20 1993-02-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子鍵盤楽器の鍵タツチ自動変換装置
JPH0580747A (ja) * 1991-09-18 1993-04-02 Casio Comput Co Ltd 鍵盤装置
JPH0683345A (ja) * 1992-09-04 1994-03-25 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子楽器の入力情報変更装置
JPH0876756A (ja) * 1994-09-01 1996-03-22 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子楽器の鍵盤装置
JP2004310071A (ja) * 2003-03-24 2004-11-04 Yamaha Corp 電子楽器
JP2006091924A (ja) * 2005-12-19 2006-04-06 Yamaha Corp 電子楽器用バスシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101872611A (zh) * 2010-06-08 2010-10-27 吟飞科技(江苏)有限公司 电子琴键盘力度曲线实时调节的系统和方法
CN103021391A (zh) * 2012-11-23 2013-04-03 广州市天艺电子有限公司 一种电子钢琴键盘力度自动修正方法
CN103021391B (zh) * 2012-11-23 2015-05-13 广州市天艺电子有限公司 一种电子钢琴键盘力度自动修正方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4946281B2 (ja) 2012-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7642447B2 (en) Electronic musical instrument system and method emulating a removable media drive
JP5163100B2 (ja) 自動伴奏装置及びプログラム
JP4946281B2 (ja) 電子楽器およびプログラム
JP2008139450A (ja) 自動伴奏生成装置および自動伴奏生成方法を実現するためのプログラム
JP4946280B2 (ja) 電子楽器およびプログラム
JP2007322683A (ja) 楽音制御装置およびプログラム
JP2004117613A (ja) 電子楽器
JP4962592B2 (ja) 電子楽器および電子楽器に適用されるコンピュータプログラム
CN111009231B (zh) 共鸣音信号产生装置及方法、介质以及电子音乐装置
JP3738695B2 (ja) 電子機器、その設定方法および記憶媒体
JP6455270B2 (ja) 電子音楽装置
JP5200368B2 (ja) アルペジオ生成装置およびアルペジオ生成方法を実現するためのプログラム
JP4648177B2 (ja) 電子楽器及びコンピュータプログラム
JP3903864B2 (ja) 自動作曲装置および自動作曲方法を実現するためのプログラム
JP4159439B2 (ja) 電子楽器、楽音発生方法及びコンピュータプログラム
JP4556896B2 (ja) 電子楽器
JP3728915B2 (ja) 音高表示装置及び記憶媒体
US20220270581A1 (en) Detection system, musical instrument playing apparatus, and method
JP2007155806A (ja) 電子楽器の制御装置及びコンピュータプログラム
JP2007240929A (ja) 鍵域分割位置決定装置
JP4957606B2 (ja) 電子鍵盤楽器
JP3986751B2 (ja) 楽音演奏装置
JP5091281B2 (ja) 電子楽器
JP4648756B2 (ja) 電子楽器
JP4920946B2 (ja) 楽音発生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090717

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110415

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120220

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4946281

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150