JP2005107204A - 自動伴奏装置、自動伴奏装置を備えた電子楽器、自動伴奏データ記録方法、自動伴奏データ再生方法、コンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

自動伴奏装置、自動伴奏装置を備えた電子楽器、自動伴奏データ記録方法、自動伴奏データ再生方法、コンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2005107204A
JP2005107204A JP2003341086A JP2003341086A JP2005107204A JP 2005107204 A JP2005107204 A JP 2005107204A JP 2003341086 A JP2003341086 A JP 2003341086A JP 2003341086 A JP2003341086 A JP 2003341086A JP 2005107204 A JP2005107204 A JP 2005107204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
automatic accompaniment
pattern data
data
pattern
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003341086A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshibumi Kira
義文 吉良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2003341086A priority Critical patent/JP2005107204A/ja
Publication of JP2005107204A publication Critical patent/JP2005107204A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

【課題】 自動伴奏を伴ったソングデータを異なる機種間で確実に共有できるようにする。
【解決手段】 自動伴奏を行なうためのパターンデータを、拍子とカテゴリーとに基づいて分類し、上記分類した拍子及びカテゴリー毎に番号を付して記録媒体に記録するようにして、同じ自動伴奏パターンが存在しない場合には、同じ拍子のグループに属しているカテゴリーの中のパターンデータを使用して再生するようにして、自動伴奏パターンを持っていない場合でも曲として成立した状態でソングデータを再生できるようにして、或る機種で録音したデータが、他の機種では使用できないような問題点が発生するのを防止できるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は自動伴奏装置、自動伴奏装置を備えた電子楽器、自動伴奏データ記録方法、自動伴奏データ再生方法、コンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、特に、自動伴奏パターンが記録されたソングデータを異なる機種で再生するために用いて好適なものである。
従来、自動伴奏装置を有する電子楽器には、鍵盤による入力によりコードを検出し、内蔵された自動伴奏パターンを検出コードに沿って変換させて演奏させる自動伴奏装置を備えているものがあった。また、上記自動演奏伴奏装置を用いて演奏のコード情報、自動伴奏の開始・停止などの情報を録音することにより、音符情報を記録することなく楽音を再現させるレコーダ機能を備えたものがあった。また、フレキシブルディスク等の取り外し可能な記録媒体に記録可能な自動演奏伴奏装置もあった。
上記のようなレコーダ機能を用いて録音した楽音データは、再生するときにコード情報を再生しないようにすることが可能である。このような再生を行なうと、コード演奏は演奏者が行なうことが可能となり、いわゆる、コードパートのマイナスワン演奏が可能である。したがって、上述のようなソングデータを取り外し可能な記録媒体に録音しておけば、上記ソングデータを録音した電子楽器以外の複数の電子楽器で使用することが可能である。上記のような演奏練習装置は、例えば、特許文献1に記載されている。
特開平11−167341号公報
上記自動伴奏装置で行なう自動演奏の元となるパターンデータは機種に依存しているため、或る機種に存在するパターンが他の機種には無い場合が生じることがある。また、機種によってパターンの番号が異なる場合がある。特に、パターンの番号が異なることにより、拍子が異なってしまった場合には曲として成立しなくなってしまう。このため、或る機種で録音したデータが、或る機種では使用できないことが起こる問題があった。
また、互換のために、自動伴奏部分を音符情報に展開してディスクに記録すると、今度は上述したコードパートのマイナスワン演奏を行なうことができなくなってしまう問題があった。
また、録音した後で使用パターンを変更しようとしても、拍子が変わってしまうと曲として成立しなくなってしまう問題があった。
本発明は上述の問題点にかんがみ、自動伴奏を伴ったソングデータを異なる機種間で確実に共有できるようにすることを目的とする。
本発明の自動伴奏装置は、自動伴奏を行なうためのパターンデータを、拍子とカテゴリーとに基づいて分類し、上記分類した拍子及びカテゴリー毎に番号を付して記録媒体に記録するようにしたことを特徴としている。
また、本発明の他の特徴とするところは、上記記録媒体に記録されたパターンデータを有していない場合には、上記記録媒体に記録されているパターンデータと同じ拍子の他のカテゴリーのパターンデータを検索し、上記検索したパターンデータを用いて自動伴奏を行なうようにしたことを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、上記記録媒体に記録されたパターンデータを有していない場合には、上記記録媒体に記録されているパターンデータと同じ拍子のデフォルトのパターンデータを検索し、上記検索したデフォルトのパターンデータを用いて自動伴奏を行なうようにしたことを特徴としている。
本発明の自動伴奏装置を備えた電子楽器は、上記の何れかに記載の自動伴奏装置を有することを特徴としている。
本発明の自動伴奏データ記録方法は、自動伴奏を行なうためのパターンデータを、拍子とカテゴリーとに基づいて分類し、上記分類した拍子及びカテゴリー毎に番号を付して記録媒体に記録するようにしたことを特徴としている。
本発明の自動伴奏データ再生方法は、記録媒体に記録されたソングデータからパターンデータを読み出す処理と、上記パターンデータ読み出し処理によって読み出されたパターンデータが存在するか否かを判断する処理と、上記判断処理の結果、上記読み出されたパターンデータと同じパターンが存在する場合には、上記存在するパターンデータを使用して自動伴奏を行なうようにする第1の再生処理と、上記判断処理の結果、上記読み出されたパターンデータと同じパターンが存在しない場合には、上記読み出されたパターンデータと同じ拍子の他のカテゴリーのパターンデータを検索し、上記検索したパターンデータを用いて自動伴奏を行なうようにする第2の再生処理と、上記判断の結果、同じ拍子のパターンデータが存在しない場合には、上記読み出されたパターンデータと同じ拍子のデフォルトのパターンデータを検索し、上記検索したデフォルトのパターンデータを用いて自動伴奏を行なうようにしたことを特徴としている。
本発明のコンピュータプログラムは、上記に記載の自動伴奏データ記録方法をコンピュータに実行させることを特徴としている。
また、本発明の他の特徴とするところは、上記に記載の自動伴奏データ再生方法をコンピュータに実行させることを特徴としている。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体上記に記載のコンピュータプログラムを記録したことを特徴としている。
本発明によれば、自動伴奏を行なうためのパターンデータを、拍子とカテゴリーとに基づいて分類して記録媒体に記録するようにしたので、上記記録媒体に記録されたパターンデータを有していない電子楽器で再生する場合には、上記記録媒体に記録されているパターンデータと同じ拍子の他のカテゴリーのパターンデータを検索し、検索したパターンデータを用いて自動伴奏を行なうようにすることができる。これにより、同一カテゴリーのパターンデータが無い場合でも、同一の拍子のパターンデータで再生することができるので、拍子が同じである曲として成立した状態で確実に再生することが可能となる。
また、同じ拍子のグループ内でパターンを変更するようにしたので、同じ拍子番号に複数のパターンを有している機種の場合には、曲として成立した状態で、録音後に、曲の雰囲気を変えていくようにパターンの選択を行なうようにすることができる。
また、本発明の他の特徴によれば、同じ拍子のグループ内にパターンデータが無い機種の場合はデフォルテを選択して発音するようにしたので、機種が異なることにより演奏ができなくなってしまう不都合を無くすことができ、全ての機種においてコードパートのマイナスワン演奏を実現することができる。これにより、例えば、音楽教室において先生が録音したソングデータのコード演奏を生徒が行なうような練習を機種が異なっても確実に行なうことができるようにすることができる。
次に、添付の図面を参照しながら、本発明の自動伴奏装置、自動伴奏装置を備えた電子楽器、自動伴奏データ記録方法、自動伴奏データ再生方法、コンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体の実施の形態を説明する。
図1は、本実施の形態の自動伴奏装置を備えた電子楽器の概略構成の一例を示すブロック図である。
図1において、本実施の形態の電子楽器1は、中央処理装置(以下、CPUと称する)2と、リードオンリメモリ(以下、ROMと称する)3と、ランダムアクセスメモリ(以下、RAMと称する)4と、信号バス5と、キーボード部6と、操作パネル部7と、楽音発生部8と、デジタル/アナログ変換部(以下、D/A変換部と称する)9と、アナログ信号処理部10と、パワーアンプ11と、スピーカ部12と、記録再生部13とを有している。
上記CPU2と、ROM3と、RAM4とからなるコンピュータシステム100により、本実施の形態の自動伴奏データ記録方法及び自動伴奏データ再生方法が実行される。また、上記コンピュータシステム100及び上記記録再生部13とにより、本実施の形態の自動伴奏装置が構成されている。
図1に示すように、CPU2、ROM3、RAM4、キーボード部6、操作パネル部7、及び楽音発生部8は、それぞれ信号バス5に接続され、相互に通信することが可能である。
キーボード部6は、演奏を行なうための複数の鍵とその鍵の各々に対応して設けられた鍵スイッチとを含む複数の鍵盤を有している。上記鍵スイッチは、上記鍵盤の押鍵や離鍵を検出するとともに、各鍵の動作スピードに関するKeyタッチレスポンス信号を検出するように構成されている。
操作パネル部7は、音色や音量などを選択及び設定するための各種操作子と、これらの選択および設定状態を表示するためのLCD(液晶表示装置)またはLED(発光ダイオード)から成る表示装置とを有している。
なお、上記音色や音量などを選択および設定するための各種操作子は、例えば、音色設定スイッチ、音量設定ボリューム、自動伴奏設定スイッチなどである。
上記音色設定スイッチと上記音量設定ボリュームは、出力する楽音の音色と音量を設定するためのものであり、これら音色設定スイッチと音量設定ボリュームにより所望の音色と音量が設定されると、設定内容に応じた音色と音量を有する楽音が出力される。
上記自動伴奏設定スイッチは、上記鍵盤の押鍵及び離鍵に応じたメロディー(演奏音)を発音させて行なうマニュアル演奏を補助する伴奏機能を実行するときに設定されるスイッチである。この自動伴奏設定スイッチにおける具体的な設定内容としては、例えば、自動伴奏を行なう楽音(音符)、音色、及びリズムなどである。
CPU2は、本実施の形態の電子楽器1の全体を統括制御するためのものであり、上記ROM3に格納されている制御プログラムに従って、RAM4をワークメモリとして利用しながら、例えば次のような処理を行なう。
すなわち、CPU2は、キーボード部6の各鍵スイッチのスキャン処理を行って、各鍵の押鍵または離鍵に伴う鍵情報を楽音発生部8に割り当てる処理を行なう。なお、上記各鍵の押鍵または離鍵に伴う鍵情報の具体例としては、Key ON/OFF信号、Key識別信号(鍵番号など)、Keyタッチレスポンス信号等が挙げられる。
また、CPU2は、操作パネル部7に配設されている音色設定スイッチ、音量設定ボリューム、自動伴奏設定スイッチのスキャン処理を行ない、設定内容に応じた所望のデジタル楽音信号DMSを楽音発生部8から発生させるための処理を行なう。
具体的に説明すると、CPU2は、音色設定スイッチの設定内容を表す音色情報と、音量設定ボリュームの設定内容を表す音量情報と、自動伴奏設定スイッチの設定内容を表す自動伴奏情報と、フェードアウト情報等を楽音発生部8に出力するなどの処理を行なう。
ROM3は、読み出し専用のメモリであり、上述のようなCPU2の制御プログラムの他、自動伴奏データ記録方法を実行するプログラム、自動伴奏データ再生方法を実行するプログラム、楽音発生部8から所望の楽音信号を発生させるために必要なパラメータデータなど、種々のデータを格納している。
RAM4は読み書きが可能なメモリであり、CPU2のプログラム実行過程において各種の必要なデータを一時的に記憶したり、編集可能なパラメータデータを記憶したりする記憶領域を有している。このRAM4の一部あるいは全部はバッテリーバックアップされており、操作パネル部7により設定された音色に応じた必要なデータを、電子楽器1の電源がオフにされても保持しておくことができるようになされている。
楽音発生部8は、上記鍵盤の押鍵操作の内容に応じた鍵情報(Key ON/OFF信号、Key識別信号(鍵番号など)、Keyタッチレスポンス信号等)と、操作パネル部7の設定内容に基づいて所望のデジタル楽音信号DMSを発生させる。
D/A変換部9は、楽音発生部8で発生されたデジタル楽音信号DMSをアナログ楽音信号に変換する機能を有する。
アナログ信号処理部10は、D/A変換部9でD/A変換されたアナログ楽音信号に対し、簡単なフィルタ処理(ノイズ除去処理)を施す機能を有する。
パワーアンプ11は、アナログ信号処理部10でノイズ除去処理が施されたアナログ楽音信号に対し、増幅処理を施して適当なレベルに増幅する。
スピーカ部12は、パワーアンプ11で増幅されたアナログ楽音信号を可聴信号として放音するためのものであり、1個あるいは複数個で構成されている。
記録再生部13は、上述したようにコンピュータシステム100とともに、本実施の形態の自動伴奏装置を構成するものであり、電子楽器1で生成したソングデータを記録媒体に記録したり、記録媒体に記録されているソングデータを再生し、自動伴奏情報として上記楽音発生部8に送出する機能を有している。
図2は、図1に示した本実施の形態の楽音発生部8の構成をより具体的に示したブロック図である。
図2において、楽音発生部8は、波形メモリ20と、波形読み出し回路21と、フィルタ回路22と、エンベロープ回路23と、音量制御回路24ととを有している。
波形メモリ20は、メロディー用楽音波形データMDと伴奏用楽音波形データADを、繰り返し波形データとして、あるいは立ち上がり部と繰り返し部とからなる波形データとして所定のエリアに予め記憶するためのメモリである。
ここで、メロディー用楽音波形データMDは、音色や音域に応じた種々の楽音波形データであり、上記鍵盤の押鍵及び離鍵に基づく操作内容に従ったマニュアル演奏を行なうときに使用される。すなわち、メロディー用楽音波形データMDは、上記演奏音を発音させるためのデータである。
また、伴奏用楽音波形データADは、音色や音域に応じた種々の楽音波形データであり、自動伴奏を行なうときに使用される。すなわち、伴奏用楽音波形データADは、伴奏音を発音させるためのデータである。
波形読み出し回路21は、上記鍵盤の操作に応じて与えられるKey ON/OFF信号及びKey識別信号と、上記音色設定スイッチの設定内容に応じて与えられる音色情報とに基づいて、所望のメロディー用楽音波形データMDを所望の楽音周波数に応じた速度で波形メモリ20から読み出す。
また、波形読み出し回路21は、上記自動伴奏設定スイッチの設定内容に応じて上記記録再生部13から与えられる自動伴奏情報に対応する所望の伴奏用楽音波形データADを所望の楽音周波数に応じた速度で波形メモリ20から読み出す。
なお、メロディー用楽音波形データMDと伴奏用楽音波形データADの読み出しは、波形読み出し回路21から波形メモリ20に時分割で与えられるアドレス情報に従って行われる。
フィルタ回路22は、波形メモリ20から読み出されたメロディー用楽音波形データMDと伴奏用楽音波形データADに対して所定のフィルタ特性でフィルタ処理を行なう。そして、上記フィルタ処理したメロディー用楽音波形データMDと伴奏用楽音波形データADをエンベロープ回路23に出力する。
具体的に説明すると、フィルタ回路22は、例えばデジタルフィルタであり、上記鍵盤の操作に応じて与えられる鍵情報(Key ON/OFF信号、Key識別信号、Keyタッチレスポンス信号)と、上記音色設定スイッチの設定内容に応じて与えられる音色情報とに基づいて、例えば所定のフィルタ特性のバンドパスフィルタを生成する。そして、上記生成したフィルタ特性に従って、メロディー用楽音波形データMDと伴奏用楽音波形データADに含まれる各周波数成分をフィルタ処理し、上記フィルタ処理したメロディー用楽音波形データMD´と伴奏用楽音波形データAD´をエンベロープ回路23に出力する。
エンベロープ回路23は、例えばエンペロープ発生器と乗算器とを有し、フィルタ回路22から出力されたメロディー用楽音波形データMD´と伴奏用楽音波形データAD´に対して所定のエンベロープを与える。そして、上記所定のエンベロープを与えたメロディー用楽音波形データMD´´と伴奏用楽音波形データAD´´を音量制御回路24に出力する。
具体的に説明すると、エンベロープ回路23は、上記鍵盤の操作に応じて与えられる鍵情報(Key ON/OFF信号、Key識別信号、及びKeyタッチレスポンス信号)と、上記音色情報とに基づいて、フィルタ回路22によりフィルタ処理されたメロディー用楽音波形データMD´と伴奏用楽音波形データAD´に対して所定のエンベロープを与えるためのエンベロープ信号を生成する。
そして、上記生成したエンベロープ信号と、楽音波形データMD´、AD´とを乗算し、上記エンベロープ信号が乗算されたメロディー用楽音波形データMD´´と、伴奏用楽音波形データAD´´を音量制御回路24に出力する。
音量制御回路24は、マニュアル演奏用レジスタ24aと、自動伴奏用レジスタ24bと、制御回路24cとを有している。
マニュアル演奏用レジスタ24aは、メロディー用楽音波形データMD´´の音量を指示するためのレジスタである。
自動伴奏用レジスタ24bは、伴奏用楽音波形データAD´´の音量を指示するためのレジスタである。
制御回路24cは、上記マニュアル演奏用レジスタ24aと自動伴奏用レジスタ24bの値を用いて、メロディー用楽音波形データMD´´と伴奏用楽音波形データAD´´の音量を制御する。そして、上記音量を制御したメロディー用楽音波形データMD´´と伴奏用楽音波形データAD´´をデジタル楽音信号DMSとしてD/A変換部9に出力する。
次に、図3〜図8を参照しながら本実施の形態の自動伴奏装置で行なわれる自動伴奏データ記録方法及び自動伴奏データ再生方法の一例を説明する。
図3は、本実施の形態の自動伴奏装置で自動伴奏パターンを記録する場合の基本的な定義を示したものである。
図3に示したように、本実施の形態の自動伴奏装置においては、横方向に音楽のカテゴリー(Category)番号を付し、縦方向に拍子(Beat)番号を付している。
本実施の形態においては、音楽のカテゴリー番号について、Oldies=0、Pops=1、Soft Rock=2、Hard Rock=3、R&B=4、disc=5、Dance=6、Ballad=7、Country=8、Swing=9、Latin=10、Traditional=11、Entertainment=12、Default Pattern=13として記録するようにしている。
また、拍子番号について、以下に示すように、シンコペーションを使用したパターンは互換性が低いため、同じ拍子であっても異なる拍子番号を付して記録するようにしている。
1 Beat Straight=0、 2 Beat Straight=1、 2 Beat Straight(シンコペーション)=2、 2 Beat Swing=3、 2 Beat Swing (シンコペーション)=4、3 Beat Straight=5、 3 Beat Swing=6、4 Beat =7、 4 Beat (シンコペーション)=8、8 Beat Straight=9、 8 Beat Straight(シンコペーション)=10、 8 Beat Swing=11、 8 Beat Swing (シンコペーション)=12、16 Beat Straight=13、 16 Beat Straight(シンコペーション)=14、 16 Beat Swing=17、 16 Beat Swing (シンコペーション)=18、 6/8 Beat Straight=19として記録するようにしている。
本実施の形態においては、上述のように定義して自動伴奏パターンを記録媒体に記録しているので、機種が異なっても曲として成立した状態で再生することができる。
例えば、図4に示すように或る機種Aで「Slow Blues」を使用して録音すると、「Category No=4、Beat No13」で録音されてソングデータが生成される。
上記のソングデータを、図5に示す他の機種Bで再生する場合、機種Bは「Slow Blues」というパターンを持っていない。そこで、本実施の形態の自動伴奏装置の場合には、同じ「Beat No13」に存在する他のカテゴリーを検索する。この場合、「Category No=8」に、「Country Piano」が存在するので、これが選択されて再生される。
このようにして再生することにより、雰囲気が変わるが拍子は同じであるため、曲として成立した状態で確実に再生することができるようになる。これにより、他の機種で録音したソングデータを使用できない不都合を確実に防止することができ、自動伴奏を伴ったソングデータを異なる機種間で共有することができる。
また、同じ「Beat No」に複数のパターンが存在する機種の場合には、録音後に同じ「Beat No」内においてパターンを変更することで、曲として成立した状態で雰囲気を変えるようにすることが可能となる。
また、本実施の形態の自動伴奏装置の場合には、同じ拍子内にパターンデータを持たない機種の場合でも、全てのソングデータを曲として成立した状態で再生できるように、「Default Pattern=13」を設けている。
図6及び図7に、上記「Default Pattern=13」の一例を示す。
図6において、(a)は「1beat」、(b)は「2beat」、(c)は「2beat(Swing)」、(d)は「3beat」、(e)は「3beat(Swing)」、(f)は「4beat」の例を示している。
また、図7において、(a)は「8beat」、(b)は「8beat(Swing)」、(c)は「8beat(triplet)」、(d)は「16beat」、(e)は「16beat(Swing)」、(f)は「6/8beat」の例を示している。上記デフォルト・パターンデータを使用してソングデータを再生する場合、ベースルートをベース音、コードの構成音をコード音として、全音符などで同時に発音させるようにしてもよい。
次に、図8のフローチャートを参照しながら、本実施の形態の自動伴奏データ再生方法の一例を説明する。
先ず、最初のステップS801において、フレキシブルディスク等の記録媒体(図示せず)からパターンデータを読み出す。
次に、ステップS802において、そのパターンを持っているか否かを判断する。この判断の結果、パターンを持っていたらステップS803に進み、そのパターンを使用して再生する。
一方、ステップS802の判断の結果、そのパターンを持っていない場合にはステップS804に進み、類似のパターンがあるか否かを検索する。この検索は上述したように同じ拍子番号内で行なう。この検索の結果、類似のパターンが存在する場合にはステップS805に進み、上記検索した類似のパターンを使用して再生する。
また、ステップS804の検索の結果、類似のパターンが存在しない場合にはステップS806に進み、上述したようにデフォルトのパターンを使用してソングデータを再生する。この場合でも、他の機種で録音されたソングデータを、同じ拍子のパターンを使用して再生することができるので、曲として成立した状態で再生することができる。
したがって、或る機種に存在するパターンが他の機種には無いことや、機種によってパターンの番号が異なること等により、或る機種で録音したデータが、或る機種では使用できないような不都合を確実に防止することができる。なお、上述した実施の形態においては、自動伴奏装置を電子楽器に設けた例を説明したが、上記自動伴奏装置は、例えばパーソナルコンピュータのような、電子楽器以外の機器に設けることもできる。
(本発明の他の実施形態)
上述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、上記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
また、この場合、上記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えば、かかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
本発明の実施の形態を示し、電子楽器の概略構成の一例を示すブロック図である。 楽音発生部の構成をより具体的に示したブロック図である。 本実施の形態の自動伴奏装置で自動伴奏パターンを記録する場合の基本的な定義を示した図である。 或る機種で自動伴奏パターンを記録した場合の例を示す図である。 他の機種で記録された自動伴奏パターンを再生する場合の例を説明するための図である。 デフォルトの自動伴奏パターンの一例を示す図である。 デフォルトの自動伴奏パターンの一例を示す図である。 自動伴奏データ再生方法の一例を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 電子楽器
2 CPU
3 ROM
4 RAM
5 信号バス
6 キーボード部
7 操作パネル部
8 楽音発生部
9 D/A変換部
10 アナログ信号処理部
11 パワーアンプ
12 スピーカ部
13 記録再生部
20 波形メモリ
21 波形読み出し回路
22 フィルタ回路
23 エンベロープ回路
24 音量制御回路
100 コンピュータシステム

Claims (9)

  1. 自動伴奏を行なうためのパターンデータを、拍子とカテゴリーとに基づいて分類し、上記分類した拍子及びカテゴリー毎に番号を付して記録媒体に記録するようにしたことを特徴とする自動伴奏装置。
  2. 上記記録媒体に記録されたパターンデータを有していない場合には、上記記録媒体に記録されているパターンデータと同じ拍子の他のカテゴリーのパターンデータを検索し、上記検索したパターンデータを用いて自動伴奏を行なうようにしたことを特徴とする請求項1に記載の自動伴奏装置。
  3. 上記記録媒体に記録されたパターンデータを有していない場合には、上記記録媒体に記録されているパターンデータと同じ拍子のデフォルトのパターンデータを検索し、上記検索したデフォルトのパターンデータを用いて自動伴奏を行なうようにしたことを特徴とする請求項1に記載の自動伴奏装置。
  4. 上記請求項1〜3の何れか1項に記載の自動伴奏装置を有することを特徴とする自動伴奏装置を備えた電子楽器。
  5. 自動伴奏を行なうためのパターンデータを、拍子とカテゴリーとに基づいて分類し、上記分類した拍子及びカテゴリー毎に番号を付して記録媒体に記録するようにしたことを特徴とする自動伴奏データ記録方法。
  6. 記録媒体に記録されたソングデータからパターンデータを読み出す処理と、
    上記パターンデータ読み出し処理によって読み出されたパターンデータが存在するか否かを判断する処理と、
    上記判断処理の結果、上記読み出されたパターンデータと同じパターンが存在する場合には、上記存在するパターンデータを使用して自動伴奏を行なうようにする第1の再生処理と、
    上記判断処理の結果、上記読み出されたパターンデータと同じパターンが存在しない場合には、上記読み出されたパターンデータと同じ拍子の他のカテゴリーのパターンデータを検索し、上記検索したパターンデータを用いて自動伴奏を行なうようにする第2の再生処理と、
    上記判断の結果、同じ拍子のパターンデータが存在しない場合には、上記読み出されたパターンデータと同じ拍子のデフォルトのパターンデータを検索し、上記検索したデフォルトのパターンデータを用いて自動伴奏を行なうようにしたことを特徴とする自動伴奏データ再生方法。
  7. 上記請求項5に記載の自動伴奏データ記録方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. 上記請求項6に記載の自動伴奏データ再生方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  9. 上記請求項7または8に記載のコンピュータプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

JP2003341086A 2003-09-30 2003-09-30 自動伴奏装置、自動伴奏装置を備えた電子楽器、自動伴奏データ記録方法、自動伴奏データ再生方法、コンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Pending JP2005107204A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003341086A JP2005107204A (ja) 2003-09-30 2003-09-30 自動伴奏装置、自動伴奏装置を備えた電子楽器、自動伴奏データ記録方法、自動伴奏データ再生方法、コンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003341086A JP2005107204A (ja) 2003-09-30 2003-09-30 自動伴奏装置、自動伴奏装置を備えた電子楽器、自動伴奏データ記録方法、自動伴奏データ再生方法、コンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005107204A true JP2005107204A (ja) 2005-04-21

Family

ID=34535794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003341086A Pending JP2005107204A (ja) 2003-09-30 2003-09-30 自動伴奏装置、自動伴奏装置を備えた電子楽器、自動伴奏データ記録方法、自動伴奏データ再生方法、コンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005107204A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050257667A1 (en) Apparatus and computer program for practicing musical instrument
JP2006284817A (ja) 電子楽器
CN102568452A (zh) 电子乐器
JP3846376B2 (ja) 自動演奏装置、自動演奏プログラム、および自動演奏データ記録媒体
JP2009156914A (ja) 自動伴奏装置及びプログラム
JP4443336B2 (ja) 電子音楽装置および同装置に適用されるコンピュータプログラム
JP3835290B2 (ja) 電子音楽装置および同装置に適用されるプログラム
JP2004117613A (ja) 電子楽器
JP2007322544A (ja) 楽曲再生装置
JP4255871B2 (ja) 電子楽器の表示装置
JP2005107204A (ja) 自動伴奏装置、自動伴奏装置を備えた電子楽器、自動伴奏データ記録方法、自動伴奏データ再生方法、コンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4315116B2 (ja) 電子音楽装置
JP4648177B2 (ja) 電子楽器及びコンピュータプログラム
JP3970114B2 (ja) 電子楽器、自動伴奏方法、コンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP3743993B2 (ja) コード判定装置、コード判定方法およびコード判定方法を記録した媒体
JP2004240254A (ja) 電子楽器
JP2008158335A (ja) 自動演奏装置及び方法
JP3885791B2 (ja) 自動伴奏装置および自動伴奏方法を実現するためのプログラム
KR100283800B1 (ko) 컴퓨터 가요반주 시스템의 신곡연습 제어 방법
JP3755385B2 (ja) 音源装置および音源装置において読み取り可能な記録媒体
JP5200384B2 (ja) 電子楽器及びプログラム
JP4159439B2 (ja) 電子楽器、楽音発生方法及びコンピュータプログラム
JP4486042B2 (ja) 楽曲表示装置及びコンピュータプログラム
JP3910499B2 (ja) 電子楽器、楽音制御方法、コンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2007065471A (ja) 電子楽音発生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090106

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090428