JP2005284076A - 電子楽器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数のパートの演奏データを含む楽曲データに基づいて、特定のパートの譜面を表示するに際し、その特定のパートの譜面を可及的に的確に表示することができるようにする。
【解決手段】 演奏者により譜面の表示指示があった楽曲データを読み出し、読み出した楽曲データが複数のパートの演奏データを含むものである場合には、前記複数のパートの演奏データが絶対的条件及び優先的条件に該当するか否かを判断し、判断した結果に応じて、譜面作成用テーブル20の値を変更し、変更した譜面作成用テーブル20の値に応じて、譜面として表示するパートの優先順位を決定するようにして、どのパートの楽曲データがピアノの楽曲データであるのかを可及的に的確に判断することができるようにし、特定のパートの譜面を可及的に的確に表示することができるようにする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子楽器に関し、特に、楽曲データに基づいて譜面を作成して表示するために用いて好適なものである。
従来から、記録媒体に記録された楽曲データを読み出し、読み出した楽曲データに基づいて譜面データを作成し、作成した譜面データに基づく譜面を表示する電子楽器がある(例えば、特許文献1を参照)。このような電子楽器を用いれば、演奏者は、表示された譜面を見ながら演奏することができる。
特開2000−56756号公報
しかしながら、従来の技術では、楽曲データの中に複数のパートの演奏データが含まれている場合、特別な情報が演奏データに書き込まれていない限り、その複数のパートの演奏データがどのパートの演奏データであるかを識別することができなかった。このため、複数のパートの演奏データが含まれている楽曲データから特定のパートの譜面を的確に表示することが困難であるという問題点があった。
本発明は、前述の問題点に鑑みてなされたものであり、複数のパートの演奏データを含む楽曲データに基づいて、特定のパートの譜面を表示するに際し、その特定のパートの譜面を可及的に的確に表示することができるようにすることを目的とする。
本発明の電子楽器は、複数のパートの演奏データが含まれる楽曲データを記録媒体から読み出す楽曲データ読み出し手段と、前記楽曲データ読み出し手段により読み出された楽曲データに含まれる各パートの演奏データの内容に基づいて、譜面として表示するパートの優先順位を決定する優先順位決定手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、複数のパートの演奏データが含まれる楽曲データを記録媒体から読み出し、読み出した楽曲データに含まれる各パートの演奏データに基づいて、譜面として表示するパートの優先順位を決定するようにしたので、前記複数のパートの演奏データのうち、特定のパートの演奏データが何れであるのかを可及的に的確に判断することができるようになる。これにより、特定のパートの譜面を可及的に的確に表示することができるようになる。
また、本発明の他の特徴によれば、前記決定した優先順位に従った順番で、前記各パートの演奏データに基づく譜面を表示装置に表示させるようにするので、特定のパートの譜面である可能性の高い譜面から順番に各パートの譜面を演奏者に提示することができる。これにより、演奏者は、特定のパートの譜面を可及的に迅速に検索することができるようになる。
(第1の実施形態)
次に、図面を参照しながら、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の電子楽器1の構成の一例を示すブロック図である。
図1において、電子楽器1は、中央処理装置(以下、CPUと称する)2と、フラッシュメモリ3と、RAM(ランダムアクセスメモリ)4と、信号バス5と、キーボード部6と、操作パネル部7と、楽音発生部8と、デジタル/アナログ変換部(以下、D/A変換部と称する)9と、アナログ信号処理部10と、パワーアンプ11と、スピーカ部12と、レコーダ13と、外部記憶装置14と、インターフェース部15とを有している。
図1に示すように、CPU2、フラッシュメモリ3、RAM4、キーボード部6、操作パネル部7、楽音発生部8、レコーダ13、外部記憶装置14、及びインターフェース部15は、それぞれ信号バス5に接続され、相互に通信することが可能である。
(キーボード部)
キーボード部6は、演奏を行うための複数の鍵とその鍵の各々に対応して設けられた鍵スイッチとを含む複数の鍵盤を有している。
(操作パネル部)
操作パネル部7は、各種操作子と、表示装置(表示部)とを有している。本実施形態においては、LCD(液晶表示装置)を表示装置としている。この表示装置は、前記各種操作子の設定状態、フラッシュメモリ3に記録されたID情報、ユーザに対するコメント、並びに楽曲データの譜面などを表示する。
なお、前記各種操作子は、例えば、音色設定スイッチ、音量設定ボリューム、再生ボタン、及び録音ボタンなど種々の操作子である。
前記音色設定スイッチと前記音量設定ボリュームは、出力する楽音の音色と音量を設定するためのものである。これら音色設定スイッチと音量設定ボリュームの操作により、所望の音色と音量とが設定されると、その設定の内容に応じた音色と音量とを有する楽音が出力される。
前記再生ボタンは、予めレコーダ13に記録されている演奏情報を再生するときに、ユーザにより操作されるスイッチである。
前記録音ボタンは、前記鍵盤の押鍵及び離鍵に応じたメロディー(演奏音)を発音させて行うマニュアル演奏を録音(記録)するときに、ユーザにより操作されるスイッチである。
(CPU)
CPU2は、本実施の形態の電子楽器1の全体を統括制御するためのものであり、フラッシュメモリ3に格納されている制御プログラムに従って、RAM4をワークメモリとして利用しながら処理を行う。以下に、CPU2で行われる処理の一例について説明する。
CPU2は、キーボード部6の各鍵スイッチのスキャン処理を行って、鍵の押鍵または離鍵に基づいて発生する楽曲データ(演奏データ)を楽音発生部8に割り当てる処理を行う。この楽曲データ(演奏データ)は、各鍵の操作が押鍵(キーオン)であるか離鍵(キーオフ)であるかを示すキーオン/オフ信号や、音高データであるキーナンバ(ノートナンバ)や、音量制御データであるベロシティデータや、各鍵の動作スピードに関するキータッチレスポンス信号や、ある音に対応する鍵が押鍵されたときから、次の音に対応する鍵が押鍵されるまでの時間を表すステップタイムデータや、鍵が押鍵されたときから、その鍵が離鍵されるまでの時間を表すゲートタイムデータなどから構成される。
また、CPU2は、操作パネル部7に配設されている録音ボタンのスキャン処理も行う。この結果、録音ボタンがユーザにより操作され、録音指示がなされたと判断した場合、マニュアル演奏に基づく楽曲データ(演奏データ)をレコーダ13に記録する。
さらに、CPU2は、操作パネル部7に配設されている再生ボタンのスキャン処理も行う。この結果、再生ボタンがユーザにより操作されたと判断した場合、CPU2は、レコーダ13に記録されている楽曲データ(演奏データ)を読み出して、楽音発生部8に割り当てる処理を行う。
また、CPU2は、操作パネル部7に配設されている音色設定スイッチ、及び音量設定ボリュームのスキャン処理を行って、設定内容に応じた所望のデジタル楽音信号DMSを楽音発生部8から発生させるための処理を行う。
具体的に説明すると、CPU2は、音色設定スイッチの操作内容を表す音色情報や、音量設定ボリュームの操作内容を表す音量情報などを、楽音発生部8に出力するなどの処理を行う。
また、CPU2は、外部記憶装置14やレコーダ13に記録された楽曲データに基づいて譜面データを作成し、作成した譜面データに基づく譜面を操作パネル部7に配設されているLCD(液晶表示装置)に表示させる。
具体的に説明すると、まず、CPU2は、操作パネル部7に配設された操作子などの操作に基づいて演奏者により指定された楽曲データを外部記憶装置14から読み出す。また、レコーダ13に楽曲データが記録されている場合には、演奏者による再生ボタンの操作に基づいてレコーダ13は、楽曲データを読み出す。
そして、CPU2は、以上のようにして読み出された楽曲データが、複数のパート(楽器)の演奏データを含むものであるか否かを判断する。この判断の結果、読み出した楽曲データが複数のパートの演奏データを含むものである場合には、各パートの演奏データが、絶対的条件及び優先的条件に該当するものであるか否かを判断する。
本実施形態における絶対的条件とは、ピアノ(特定のパート)の演奏データであるならば必ず存在している情報、及びピアノの演奏データであるならば存在している可能性がない情報が、前記読み出した各パートの演奏データに含まれているか否かをCPU2が判断するための条件である。
具体的に説明すると、本実施形態では、演奏データ内に、ピッチベンド(音高を連続的に上下させること)を示すデータがないことと、ノートを表すデータがあることと、ノートオフを表すデータがあることと絶対的条件としている。このようにしたのは、ノートを示すデータ及びノートオフを示すデータは、ピアノの演奏データであれば必ず存在している情報であるが、ピッチベンドを示すデータは、ピアノの演奏データには存在しない情報だからである。
また、本実施形態における優先的条件とは、ピアノの演奏データに必ず存在する情報ではないが、ピアノの演奏データであるならば存在している可能性がある情報が、前記読み出した各パートの演奏データに含まれているか否かをCPU2が判断するための条件である。具体的に説明すると、本実施形態では、演奏データ内のプログラムチェンジ(音色を切り替えるためのMIDI情報)の値が0〜7であること(8〜127でないこと)と、演奏データ内に、ペダル操作を示すデータがあることと、演奏データのパート名又は楽器名の記述欄に「PIANO」又は「ピアノ」の文字があることとを優先的条件としている。このようにしたのは、これらのデータが演奏データに含まれている場合には、その演奏データがピアノの演奏データである可能性があるからである。
CPU2は、読み出した楽曲データに含まれる複数のパートの演奏データが、以上のような絶対的条件及び優先的条件に該当するか否かを判断し、判断した結果に応じて、譜面作成用テーブル20(図2を参照)の値を変更する。なお、譜面作成用テーブル20は、RAM4などに格納されている。
本実施形態では、譜面作成用テーブル20内の絶対的条件の値を以下のようにして変更する。
まず、演奏データ内に、ピッチベンドを示すデータがある場合には、譜面作成用テーブル20内の絶対的条件の値に「−1」を加算する。一方、演奏データ内に、ピッチベンドを示すデータがない場合には、譜面作成用テーブル20内の絶対的条件の値を変えない。
また、演奏データ内に、ノートを表すデータがない場合には、譜面作成用テーブル20内の絶対的条件の値に「−1」を加算する。一方、演奏データ内に、ノートを表すデータがある場合には、譜面作成用テーブル20内の絶対的条件の値を変えない。
さらに、演奏データ内に、ノートオフを表すデータがない場合には、譜面作成用テーブル20内の絶対的条件の値に「−1」を加算する。一方、演奏データ内に、ノートオフを表すデータがある場合には、譜面作成用テーブル20内の絶対的条件の値を変えない。
図2(b)に示した例では、第1のパートの絶対的条件の値と、第Nのパートの絶対的条件の値とにそれぞれ「−1」が加算されており、その他のパートの絶対的条件の値は「0」のままとなっている。すなわち、図2(b)に示した例では、第1のパートの演奏データと、第Nのパートの演奏データは、前記3つの絶対的条件のうちの2つに該当する演奏データであることを示している。一方、その他のパートの演奏データは、前記3つの絶対的条件の全てに該当する演奏データであることを示している。
また、本実施形態では、譜面作成用テーブル20内の優先的条件の値を以下のようにして変更する。
まず、演奏データ内のプログラムチェンジの値が0〜7である場合には、譜面作成用テーブル20内の優先的条件の値に「+1」を加算する。一方、演奏データ内のプログラムチェンジの値が8〜128である場合には、譜面作成用テーブル20内の優先的条件の値を変えない。
また、演奏データ内に、ペダル操作を示すデータがある場合には、譜面作成用テーブル20内の優先的条件の値に「+1」を加算する。一方、演奏データ内に、ペダル操作を示すデータがない場合には、譜面作成用テーブル20内の優先的条件の値を変えない。
さらに、演奏データのパート名又は楽器名の記述欄に「PIANO」又は「ピアノ」の文字がある場合には、譜面作成用テーブル20内の優先的条件の値に「+1」を加算する。一方、演奏データのパート名又は楽器名の記述欄に「PIANO」又は「ピアノ」の文字がない場合には、譜面作成用テーブル20内の優先的条件の値を変えない。
図2(b)に示した例では、第2のパートの優先的条件の値と、第3のパートの優先的条件の値に、それぞれ「+2」が加算されており、第Nのパートの優先的条件の値には、「+1」が加算されている。そして、その他のパートの優先的条件の値は「0」のままとなっている。すなわち、図2(b)に示した例では、第2のパートの演奏データと、第3のパートの演奏データは、前記3つの優先的条件のうちの2つに該当する演奏データであることを示している。また、第Nのパートの演奏データは、前記3つの優先的条件のうちの1つに該当する演奏データであることを示している。そして、その他のパートの楽曲データは、前記3つの優先的条件の全てに該当しない演奏データであることを示している。
以上のように、CPU2は、前記読み出した楽曲データに含まれる全てのパートの演奏データについて、前記絶対的条件及び前記優先的条件に該当するか否かを判断し、その判断した結果に応じて譜面作成用テーブル20の値を変更する。そうすると、CPU2は、変更した値に基づいて、譜面作成用テーブル20をソートして、譜面として表示するパートの優先順位を決定する。
具体的に説明すると、譜面作成用テーブル20に書き込まれている前記絶対的条件の値が大きいものから順に、譜面として表示するパートの優先順位をつける。このようにして優先順位がつけられた結果、優先順位が同じパートについては、優先的条件の値が大きいものから順に、譜面として表示するパートの優先順位をつける。
図2(c)に示した例では、読み出した楽曲データにおける第1のパートと第Nのパートの絶対的条件の値は共に「−1」であるが、第1のパートの優先的条件の値が「0」であるのに対し、第Nのパートの優先的条件の値は「1」である。したがって、第1のパートよりも第Nのパートの方が優先順位は上になる。なお、本実施形態では、絶対的条件の値と優先的条件の値とが共に同じ値である複数のパートについては、楽曲データ内で先に記述されているパートの優先順位を上にしている。したがって、第3のパートよりも第2のパートの方が優先順位は上になる。
以上のようにして譜面として表示するパートの優先順位を決定した後、CPU2は、優先順位が一番上のパートの演奏データに基づく譜面を表示するための譜面データを作成する。そして、作成した譜面データに基づく譜面を操作パネル部7に配設されている液晶表示装置に表示する。なお、本実施形態では、優先順位の順番で譜面として表示するパートを自動的に決定するようにしているが、必ずしもこのようにする必要はない。例えば、液晶表示装置に譜面として表示するパートの優先順位を表示し、この表示した優先順位に基づいてユーザにより操作子が操作され、譜面として表示するパートが選択されると、その選択されたパートの譜面を表示するようにしてもよい。
このようにして譜面を液晶表示装置に表示した後に、前記表示した譜面と異なる譜面を表示する指示が演奏者による操作子の操作などによってなされた場合には、CPU2は、次の優先順位にあるパートの譜面を順次表示する。
(フラッシュメモリ)
フラッシュメモリ3は、読み書き可能なメモリであり、制御プログラムや、楽音発生部8から所望の楽音信号を発生させるために必要なパラメータデータなど、種々のデータを格納する。
(RAM)
RAM4は、読み書きが可能なメモリであり、CPU2のプログラム実行過程において各種の必要なデータを一時的に記憶したり、編集可能なパラメータデータを記憶したりする記憶領域を有している。また、RAM4は、譜面作成用テーブル20なども記憶している。このようなRAM4の一部あるいは全部は、バッテリーバックアップされており、電子楽器1の電源がオフにされてもデータを保持しておくことができるようにしている。
(楽音発生部)
楽音発生部8は、前述したようにしてCPU2により割り当てられた楽曲データ(演奏データ)と、操作パネル部7の設定内容(例えば、前記音色設定スイッチの操作内容を表す音色情報や、前記音量設定ボリュームの操作内容を表す音量情報など)に基づいて、所望のデジタル楽音信号DMSを発生させる。
(D/A変換部)
D/A変換部9は、楽音発生部8で発生されたデジタル楽音信号DMSをアナログ楽音信号に変換する。
アナログ信号処理部10は、D/A変換部9でD/A変換されたアナログ楽音信号に対し、簡単なフィルタ処理(ノイズ除去処理)を施す。
(パワーアンプ部)
パワーアンプ11は、アナログ信号処理部10でノイズ除去処理が施されたアナログ楽音信号に対し、増幅処理を施して適当なレベルに増幅する。
スピーカ部12は、パワーアンプ11で増幅されたアナログ楽音信号を可聴信号として放音するためのものであり、1個あるいは複数個のスピーカを備えて構成されている。
(レコーダ)
レコーダ13は、演奏者による鍵盤の操作によって演奏された演奏データや、外部の電子楽器で演奏された楽曲データ(演奏データ)を記録したり、記録した演奏データを読み出したりする。
なお、レコーダ13には、複数のパートの演奏データを含む楽曲データが記録される場合がある。具体的に説明すると、例えば、CPU2は、演奏者による操作パネル7部の操作に基づいて、インターフェース部15を介して他の電子楽器から複数のパートの演奏データを取得する。そうすると、取得された複数のパートの演奏データが、楽曲データとしてレコーダ13に記録される。また、あるパートの演奏データがレコーダ13に記録されている場合には、この記録された演奏データを再生しながら、演奏者が鍵盤を操作して演奏すると、前記記録されている演奏データに重ねられて鍵盤の操作に基づく演奏データが記録され、この結果、複数のパートの演奏データを含む楽曲データがレコーダ13に記録される。
(外部記憶装置)
外部記憶装置14は、例えば、CD−RWドライブである。そして、CPU2は、CD−RWドライブに装着されたCD−ROMに記憶されている制御プログラムや各種データを読み出して、フラッシュメモリ3やRAM4などに記録する。これにより、プログラムのインストールやバージョンアップを容易に行うことができる。また、CD−RWドライブに装着されたCD−ROMに楽曲データ(演奏データ)が記憶されている場合、CPU2は、必要に応じて、前記記憶されている楽曲データ(演奏データ)をレコーダ13に記録する。また、演奏をCD−Rディスクに書き込んだり、RAM4に一時的に記憶した演奏をCD−Rディスクに書き込んだりすることもできる。なお、外部記憶装置14は、CD−RWドライブに限定されず、フレキシブルディスク(FD)装置や、光磁気ディスク(MO)装置などであってもよいということは言うまでもない。
インターフェース部15は、電子楽器1と、外部の情報処理装置とを通信可能に接続するためのものである。これにより、外部の情報処理装置からプログラムや各種データをダウンロードすることができる。
次に、図3及び図4を参照しながら、譜面を表示する際にCPU2が行う処理の一例を説明する。
まず、ステップS1において、譜面の表示要求があるまで待機する。この表示要求は、操作パネル部7に配設された操作子などの操作に基づいて演奏者により行われる。また、この譜面の表示要求の際に、その譜面の元となる楽曲データも併せて指定される。
次に、ステップS2において、ステップS1で指定された楽曲データを外部記憶装置14から読み出す。また、レコーダ13により記録されている楽曲データについては、再生ボタンの操作に基づいて、レコーダ13から楽曲データが読み出される。
次に、ステップS3において、ステップS2で読み出した楽曲データが、複数のパートの演奏データを含むものであるか否かを判定する。
この判定の結果、ステップS2で読み出した楽曲データが、複数のパートの演奏データを含むものでない場合には、前記楽曲データが単一のパートの演奏データであると判断してステップS4に進む。そして、ステップS4において、ステップS1で指定された楽曲データに基づく譜面を表示するための譜面データを作成し、ステップS5において、ステップS4で作成した譜面データに基づく譜面を操作パネル部7に配設されている液晶表示装置に表示させて処理を終了する。
一方、ステップS2で読み出した楽曲データが、複数のパートの演奏データを含むものである場合には、ステップS6に進み、ステップS2で読み出した楽曲データに含まれるパートの数nを1にセットする。
次に、ステップS7において、ステップS2で読み出した楽曲データに含まれる第nのパートの演奏データが、前記絶対的条件に該当するものであるか否かを判断し、判断した結果に応じて、譜面作成用テーブル20の絶対的条件の値を変更する。
次に、ステップS8において、ステップS2で読み出した楽曲データに含まれる第nのパートの演奏データが、前記優先的条件に該当するものであるか否かを判断し、判断した結果に応じて、譜面作成用テーブル20の優先的条件の値を変更する。
次に、ステップS9において、ステップS2で読み出した楽曲データに含まれる全てのパートの演奏データについて、譜面作成用テーブル20の値をチェックしたか否かを判定する。
この判定の結果、ステップS2で読み出した楽曲データに含まれる全てのパートの演奏データについて、譜面作成用テーブル20の値をチェックしていなければ、ステップS10に進み、ステップS2で読み出した楽曲データに含まれるパートの数nに1を加算する。そして、ステップS2で読み出した楽曲データに含まれる全てのパートの演奏データについて、譜面作成用テーブル20の値をチェックし終えるまでステップS7〜S10の処理を繰り返し行う。
ステップS2で読み出した楽曲データに含まれる全ての演奏パートについて、譜面作成用テーブル20の値をチェックし終えると、ステップS11に進み、ステップS7、S8で変更した譜面作成用テーブル20の値に基づいて、譜面作成用テーブル20をソートし、各パートに優先順位をつける。
次に、図4のステップS12において、優先順位mを1にセットする。
次に、ステップS13において、優先順位がm番目のパートの演奏データに基づく譜面を表示するための譜面データを作成する。
次に、ステップS14において、ステップS13で作成した譜面データに基づく譜面を操作パネル部7に配設されている液晶表示装置に表示させる。
次に、ステップS15において、ステップS14で表示させた譜面でよいという判断が演奏者によりなされたか否かを判定する。前述したように、この判定は、操作パネル部7に配設されている操作子などの演奏者による操作に基づいて行われる。この判定の結果、ステップS14で表示させた譜面でよいという判断が演奏者によりなされなかった場合には、ステップS16に進み、優先順位mに1を加算し、ステップS14で表示させた譜面でよいという判断が演奏者によりなされるまで、ステップS13〜S16の処理を繰り返し行う。そして、ステップS14で表示させた譜面でよいという判断が演奏者によりなされた場合には、処理を終了する。
以上のように本実施形態では、演奏者により譜面の表示指示があった楽曲データを読み出し、読み出した楽曲データが複数のパートの演奏データを含むものである場合には、前記複数のパートの演奏データが絶対的条件及び優先的条件に該当するか否かを判断し、判断した結果に応じて、譜面作成用テーブル20の値を変更し、変更した譜面作成用テーブル20の値に応じて、譜面として表示するパートの優先順位を決定するようにしたので、パートを示す特別な情報が楽曲データに記録されていなくても、どのパートの楽曲データがピアノの楽曲データであるのかを可及的に的確に判断することができる。これにより、楽曲のデータが複数パートの演奏データを含む場合であっても、ピアノのパートの譜面を可及的に的確に表示することができる。
また、決定した優先順位に従った順番で、各パートの演奏データに基づく譜面を液晶表示装置に表示させるようにするので、ピアノの譜面である可能性の高い譜面から順番に各パートの譜面を演奏者に提示することができる。これにより、演奏者は、ピアノの譜面を可及的に迅速に検索することができるようになる。
なお、本実施形態で説明した前記絶対的条件及び前記優先的条件の内容は、一例に過ぎず、前述した以外の条件を前記絶対的条件及び前記優先的条件としてもよいということは言うまでもない。
また、本実施形態では、ピアノの譜面である可能性の高い譜面を表示させる場合を例に挙げて説明したが、ピアノ以外のパートの譜面についても、前述したのと同様にして表示させることができるということも言うまでもない。この場合には、前記絶対的条件及び優先的条件の内容を、パートに併せて適宜定めることになる。
なお、本実施形態のように、前記絶対的条件及び前記優先的条件に該当するか否かを判断して優先順位を決定するようにすれば、より正確に且つ効率よく優先順位を決定することができるが、必ずしも、これら2つの条件に該当するか否かを判断する必要はない。例えば、絶対的条件(又は優先的条件)を判断せずに、優先的条件(又は絶対的条件)のみを判断するようにしてもよい。この場合は、優先的条件(又は絶対的条件)の数を可及的に増やすようにするのが好ましい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、前述した第1の実施形態では、各パートの演奏データが、前記絶対的条件及び前記優先的条件に該当するか否かを判断して、譜面として表示するパートの優先順位を決定するようにしたが、本実施形態では、これら絶対的条件及び優先的条件に加え、演奏者の操作内容についても優先順位を決定する際の判断材料としている。このように、本実施形態と前述した第1の実施形態とは、譜面として表示するパートの優先順位の決定方法が異なる。したがって、本実施形態の説明において、前述した第1の実施形態と同一の部分については、図1〜図4に付した符号と同一の符号を付すなどして詳細な説明を省略する。
本実施形態の電子楽器のハードウェアの構成は、前述した第1の実施形態の電子楽器1に対し、第1及び第2のパート判断用操作子が操作パネル部7に付加されたものとなる。
前記第1のパート判断用操作子は、演奏者により指定された楽曲データをレコーダ13により再生している最中に演奏者により操作される操作子である。レコーダ13により再生されている楽曲を聴いている演奏者は、ピアノの楽音が発音されたと判断した際に、この第1のパート判断用操作子を操作する。
前記第2のパート判断用操作子は、演奏者により指定された楽曲データをレコーダ13により再生し終えた後に演奏者により操作される操作子である。レコーダ13により再生された楽曲を聴き終えた演奏者は、その楽曲にピアノの楽音が多かったか否かを判断し、判断した結果に応じて、この第2のパート判断用操作子を操作する。
CPU2は、以上のようにして演奏者により操作された第1及び第2のパート判断用操作子の操作内容に応じて譜面作成用テーブル50(図5及び図6を参照)の値を変更して、譜面として表示するパートの優先順位を決定する。具体的に、本実施形態では、以下のようにして各パートの優先順位をつけるようにしている。
まず、前述した第1の実施形態と同じように、各パートの演奏データが、前記絶対的条件及び前記優先的条件に該当するか否かを判断し、判断した結果に応じて譜面作成用テーブル50の値を変更し、変更した結果に応じて優先順位をつける。すなわち、図5(a)に示す状態から図5(b)に示す状態になるように、譜面作成用テーブル50の値を変更し、変更した値に基づいて、図5(b)示す状態から図5(c)に示す状態になるように、譜面作成用テーブル50をソートする。
なお、図5及び図6に示すように、本実施形態の譜面作成用テーブル50には、絶対的条件及び優先的条件の他に、ユーザ操作の欄が設けられている。このユーザ登録の欄には、前記第1及び第2のパート判断用操作子の操作内容に基づく値が登録されるが、図5(a)〜図5(c)に示す状態では、ユーザ操作の値は、全て「0(ゼロ)」である。
そして、CPU2は、レコーダ13により楽曲を再生させている最中に、前記第1のパート判断用操作子が演奏者により操作された場合、操作された直前に発音した楽音(又は操作されたときに発音した楽音)が何れのパートに属するものであるかを、再生中の楽曲データに含まれる複数の演奏データの内容に基づいて判断する。そして、CPU2は、前記第1のパート判断用操作子が操作された直前に発音した楽音(又は操作されたときに発音した楽音)が属するパートのユーザ操作の欄に「+1」を加算する。一方、前記第1のパート判断用操作子が、レコーダ13により楽曲を再生させている最中に操作されなかった場合(レコーダ13により楽曲を再生し終えた後に操作された場合も含む)には、譜面作成用テーブル50のユーザ操作の値に「−1」を加算する。
また、CPU2は、レコーダ13により楽曲を再生させた後に、前記第2のパート判断用操作子が演奏者により操作された場合、その操作内容を識別する。そして、操作内容が、ピアノの楽音が多いことを示す操作である場合には、CPU2は、レコーダ13により再生された楽曲データに含まれるパートのうち、ノートの数が多いパートにおけるユーザ操作の欄に「+1」を加算する。一方、操作内容が、ピアノの楽音が少ないことを示す操作である場合には、CPU2は、ユーザ操作の値を変えない。
図6(c)に示した例では、第3のパートのユーザ操作の値に「+1」が加算され、第1のパートと第Nのパートのユーザ操作の値にそれぞれ「−1」が加算され、その他のパートのユーザ操作の値は「0」のままとなっている。すなわち、図6(c)に示した例では、前記第1又は第2のパート判断用操作子の操作に基づいて、第3のパートのユーザ操作の値が変更されたことを示し、第1のパート判断用操作子の操作に基づいて、第1及び第Nのパートのユーザ操作の値が変更されたことを示している。また、その他のパートについては、第1及び第2のパート判断用操作子の両方の操作に基づいて値が変更されたか、又は第1及び第2のパート判断用操作子の何れの操作によっても値が変更されなかったことを示している。
以上のようにして、演奏データの全てのパートについて、ユーザ操作の値を変更するか否かを判断し、その判断した結果に応じて譜面作成用テーブル50の値を変更すると、CPU2は、変更した値に基づいて、譜面作成用テーブル50をソートして、読み出した楽曲データの各パートについて優先順位をつける。
具体的に説明すると、譜面作成用テーブル50に書き込まれているユーザ操作の値の大きいものから順に、譜面として表示する各パートの優先順位をつける。このようにして優先順位がつけられた結果、優先順位が同じパートについては、絶対的条件の値が大きいものから順に、優先順位をつける。さらに、このようにしても、優先順位が同じパートについては、優先的条件の値が大きいものから順に、各パートの優先順位をつける。
CPU2は、以上のようにして、読み出した楽曲データの各パートについて優先順位を決定した後、優先順位が一番上のパートの楽曲データに基づいて、その楽曲データに基づく譜面を表示するための譜面データを作成する。そして、作成した譜面データに基づく譜面を操作パネル部7に配設されている液晶表示装置に表示する。
このようにして譜面を液晶表示装置に表示した後に、前記表示した譜面と異なる譜面を表示する指示が演奏者によってなされた場合には、CPU2は、前記表示した譜面に対応するパートの次の優先順位にあるパートの譜面を表示する。なお、前記指示は、操作パネル部7に配設されている操作子などを演奏者が操作することにより行われる。
次に、図3及び図7のフローチャートを参照しながら、譜面を表示する際にCPU2が行う処理の一例を説明する。
前記絶対的条件及び前記優先的条件に基づいて譜面作成用テーブル50をソートして、優先順位をつけるまでの処理は、図3のステップS1〜S11と同じである。すなわち、ステップS1〜11の処理で、図5(b)に示す譜面作成用テーブル50をソートして、譜面作成用テーブル50を図5(c)に示すような状態にする。
そうすると、図7のステップS21において、第1のパート判断用操作子又は第2のパート判断用操作子が、所定の期間内に、演奏者により操作されたか否かを判定する。この判定の結果、第1のパート判断用操作子又は第2のパート判断用操作子が、所定の期間内に、演奏者により操作されなかった場合には、処理を終了する。一方、第1のパート判断用操作子又は第2のパート判断用操作子が、所定の期間内に、演奏者により操作された場合には、ステップS22に進み、操作された内容に応じて、譜面作成用テーブル50のユーザ操作の値を変更する。
次に、ステップS23に進み、ステップS22で変更した譜面作成用テーブル50の値に基づいて、譜面作成用テーブル50をソートし、譜面として表示するパートの優先順位を決定する。
次に、ステップS24において、優先順位mを1にセットする。
次に、ステップS25において、優先順位がm番目のパートの楽曲データに基づく譜面を表示するための譜面データを作成する。
次に、ステップS26において、ステップS25で作成した譜面データに基づく譜面を操作パネル部7に配設されている液晶表示装置に表示させる。
次に、ステップS27において、ステップS26で表示させた譜面でよいという判断が演奏者によりなされたか否かを判定する。前述したように、この判定は、操作パネル部7に配設されている操作子などの演奏者による操作に基づいて行われる。この判定の結果、ステップS26で表示させた譜面でよいという判断が演奏者によりなされなかった場合には、ステップS28に進み、優先順位mに1を加算し、ステップS26で表示させた譜面でよいという判断が演奏者によりなされるまで、ステップS25〜S28の処理を繰り返し行う。そして、ステップS26で表示させた譜面でよいという判断が演奏者によりなされた場合には、処理を終了する。
以上のように本実施形態では、譜面として表示するパートの優先順位をつけるに際し、前記絶対的条件及び前記優先的条件だけでなく、演奏者の操作内容をも考慮するようにしたので、どのパートの演奏データがピアノの演奏データであるのかをより正確に判断することができるようになる。
なお、本実施形態では、レコーダ13が楽曲データを再生し終えた後に、第2のパート判断用操作子が操作された場合に、その楽曲データに含まれている各パートのノートの数を参照し、参照したノートの数が所定の値以上であるか否かによって、譜面作成用テーブル50のユーザ操作の値を変更するのか、それともしないのかを決定するようにしたが、必ずしもこのようにする必要はない。例えば、レコーダ13が楽曲データを再生している最中に、第2のパート判断用操作子が操作された場合には、操作された時点までに再生された各パートのノートの数を参照し、参照したノートの数が所定の値以上であるか否かによって、譜面作成用テーブル50のユーザ操作の値を変更するのか、それともしないのかを決定するようにしてもよい。
また、第1のパート判断用操作子及び第2のパート判断用操作子に基づいて、譜面作成用テーブル50のユーザ操作の値を変更するようにしたが、これら第1のパート判断用操作子及び第2のパート判断用操作子に基づく操作は、一例に過ぎず、楽曲データに含まれている複数のパートの優先順位をつけることができる操作であれば、必ずしも第1のパート判断用操作子及び第2のパート判断用操作子に基づいて、譜面作成用テーブル50のユーザ操作の値を変更する必要はない。例えば、鍵の操作に基づいて、譜面作成用テーブル50のユーザ操作の値を変更するようにしてもよい。
(本発明の他の実施形態)
前述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、前記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
また、この場合、前記ソフトウェアのプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えば、かかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、前述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
本発明の第1の実施形態を示し、電子楽器の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態を示し、譜面作成用テーブルの内容の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、譜面を表示する際の処理の一例を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示し、図3に続く譜面を表示する際の処理の一例を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示し、譜面作成用テーブルの内容の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態を示し、譜面作成用テーブルの内容の他の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態を示し、譜面を表示する際の処理の一例を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 電子楽器
2 CPU
3 フラッシュメモリ
4 RAM
6 キーボード部
7 操作パネル部
8 楽音発生部
13 レコーダ
20、50 譜面作成用テーブル

Claims (9)

  1. 複数のパートの演奏データが含まれる楽曲データを記録媒体から読み出す楽曲データ読み出し手段と、
    前記楽曲データ読み出し手段により読み出された楽曲データに含まれる各パートの演奏データの内容に基づいて、譜面として表示するパートの優先順位を決定する優先順位決定手段とを有することを特徴とする電子楽器。
  2. 前記優先順位決定手段により決定された優先順位に従った順番で、前記各パートの演奏データに基づく譜面を表示装置に表示させるようにする表示手段を有することを特徴とする請求項1に記載の電子楽器。
  3. 前記優先順位決定手段は、前記楽曲データ読み出し手段により読み出された楽曲データに含まれる各パートの演奏データに、特定のパートを識別可能にするための所定の情報が含まれているか否かを判断し、その判断した結果に応じて、譜面として表示するパートの優先順位を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子楽器。
  4. 前記特定のパートを識別可能にするための所定の情報は、その特定のパートの演奏データであるならば必ず存在している情報、及びその特定のパートの演奏データであるならば存在している可能性がない情報の少なくとも何れか一方を含むことを特徴とする請求項3に記載の電子楽器。
  5. 前記特定のパートを識別可能にするための所定の情報は、その特定のパートの演奏データであるならば存在している可能性がある情報を含むことを特徴とする請求項3又は4に記載の電子楽器。
  6. 前記楽曲データ読み出し手段により読み出された楽曲データに基づく楽音を発音させる楽音発生手段を有し、
    前記優先順位決定手段は、前記楽曲データ読み出し手段により読み出された楽曲データに含まれる各パートの演奏データと、前記楽音発生手段により前記楽曲データに基づく楽音の発音が開始された後に、演奏者により操作された操作子の操作内容とに基づいて、譜面として表示するパートの優先順位を決定することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の電子楽器。
  7. 前記優先順位決定手段は、前記楽音発生手段により前記楽曲データに基づく楽音が発音されている最中に、演奏者により所定の操作子が操作された場合、その操作子が操作されたときに発音されている楽音が属するパート、又はその操作子が操作された直前に発音された楽音が属するパートを、前記楽曲データ読み出し手段により読み出された楽曲データに含まれる各パートの演奏データに基づいて判断し、その判断した結果に応じて、譜面として表示するパートの優先順位を決定することを特徴とする請求項6に記載の電子楽器。
  8. 前記優先順位決定手段は、前記楽音発生手段により前記楽曲データに基づく楽音が発音されている最中、又は前記楽音発生手段により前記楽曲データに基づく楽音が発音され終えた後に、特定のパートの楽音の発音数に関わる操作が所定の操作子を用いて演奏者に行われた場合、その操作の内容と、前記楽曲データ読み出し手段により読み出された楽曲データに含まれる各パートの演奏データの楽音数とに基づいて、譜面として表示するパートの優先順位を決定することを特徴とする請求項6又は7に記載の電子楽器。
  9. 前記特定のパートは、ピアノであることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の電子楽器。
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