JP4250494B2 - フィルムの延伸装置及びこれを用いた溶液製膜方法 - Google Patents

フィルムの延伸装置及びこれを用いた溶液製膜方法 Download PDF

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Description

本発明は、フィルムの延伸装置及びこれを用いた溶液製膜方法に関するものである。特に、光学用途、液晶表示装置、有機エレクトロルミネッセンス、偏光板等に用いられるポリマーフィルム及びその製造方法としての溶液製膜方法に関する。
光学用途に用いられる各種のポリマーフィルムは、一般には流延ダイを用いてドープを支持体上に流延させ、これを支持体から剥ぎ取った後、乾燥工程を経て巻き取ることにより製造されている。これは、溶液製膜方法と呼ばれている代表的なフィルムの製造方法である。
上記の溶液製膜方法では、ドープをポリマーフィルムとして支持体から剥ぎ取った後、ローラ乾燥に至る前に、このポリマーフィルムの平面性や機械的強度、光学特性等を改良するために、ポリマーフィルムの幅規制及び延伸を行うテンター装置を乾燥工程に設けている(例えば、特許文献1参照)。
テンター装置は、フィルムの両側縁部を把持するクリップを備え、このクリップは無端(エンドレス)チェーンに一定ピッチで取り付けられている。クリップは、コ字状のクリップ本体の上部にフラッパを揺動自在に取り付けて構成されている。フラッパは通常は自重によって閉じ位置とされており、この閉じ位置ではクリッパ本体の下部とフラッパ下端との間でフィルムを把持する。また、フィルム側縁部を把持するときには、フラッパの上端部をクリップオープナーに係合させることで、フラッパを斜め上方に回転させ、これによりフラッパが開放位置にされる。この状態でクリップ内にフィルム側縁部が進入する。フィルム搬送方向の把持位置になると、クリップオープナーとフラッパ上端部との係合が解除され、フラッパは自重によって回転し、開放位置から閉じ位置となって、フィルム側縁部が把持される。
特開昭62−115035号公報(第5−8頁、第2図)
ところで、光学用ポリマーフィルムの需要の拡大とコストダウンへの強い要望から、溶液製膜方法におけるポリマーフィルムの生産性の向上、つまり製膜速度のアップや幅広化が図られている。また、光学用途においては、高機能化及び多機能化に対する要求が大きく、それに対応するために、ポリマーフィルムの薄膜化が図られている。このように高速化、幅広化、薄膜化に対応しようとすると、上記従来のテンター装置では対応が困難になる。例えば、高速化、幅広化、薄膜化によって、ポリマーフィルムの幅方向におけるカールが大きくなってしまう。このため、フィルム側縁部を前記クリップで把持しようとしても、カールによって把持が困難になり、把持不良が発生したり、フィルム側縁部が折れてしまったりする。しかも、高速化に伴いクリップで把持開始するポリマーフィルムの溶剤揮発分が高くなる。このため、より一層把持不良やフィルム軟膜化による切断などが発生してしまう。特に、クリップで乾燥前の軟膜状態のフィルム側縁部を把持すると、把持力に耐えきれずにフィルム側縁部が切断されてしまうことがあった。
この把持不良を解消するために、本発明者は、特開2002−337224号公報で、クリップによる把持が困難な初期段階ではピンによりフィルム側縁部を把持し、乾燥が進んだ後はクリップによりフィルム側縁部を把持するようにしたフィルム横延伸方法及び装置を提案している。しかしながら、上記公報記載のものでは、ピンとクリップとを設ける必要があり、構成が複雑になるという問題がある。また、カールが大きい場合にはやはりピンであっても対応が困難になり、把持不良が発生してしまうという問題もある。
本発明は上記課題を解決するためのものであり、乾燥前の軟膜状態のフィルムを切断させることなく搬送することができるとともに、把持具に搬送されたフィルムの側縁部がカールしている場合でも、噛み込み不良やフィルム切断が発生することがないようにしたフィルムの延伸装置及びこれを用いた溶液製膜方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、エンドレス部材に取り付けた複数のクリップによりポリマーフィルムの両側縁部を把持して搬送し、前記ポリマーフィルムをフィルム搬送方向に交差する方向に延伸するフィルムの延伸装置において、前記クリップは、前記ポリマーフィルムの側縁部を押える第1把持部と、前記第1把持部で押えた前記ポリマーフィルムの側縁部よりも内側の前記ポリマーフィルムの内側縁部を押えて把持する第2把持部とを備え、前記第2把持部は、前記ポリマーフィルムの内側縁部の一方の面に接触するクリップ本体と、このクリップ本体に取り付けられ、前記ポリマーフィルムの内側縁部の進入時に退避する退避位置と、前記クリップ本体に設けられたフィルム接触面との間で前記ポリマーフィルムの内側縁部を把持する把持位置との間で変位するフラッパとを備え、
前記第1把持部は、前記クリップ本体に取り付けられ、前記クリップ本体への前記ポリマーフィルムの側縁部の進入時に退避する退避位置と、前記フラッパによる前記ポリマーフィルムの内側縁部の把持前に前記クリップ本体に設けられたフィルム接触面との間で前記ポリマーフィルムの側縁部のカールを押えるカール押え位置との間で変位するカール押え部材を備えることを特徴とする。
さらに、前記クリップは、前記フラッパを把持位置に付勢するフラッパ把持付勢手段を備えることが好ましい。また、前記フラッパ及びカール押え部材に係合してこのフラッパ及びカール押え部材を退避位置と把持位置との間で個別に変位させる開閉部材を備えることが好ましい。さらに、前記開閉部材は前記エンドレス部材の移動方向に位置調整が可能であることが好ましい。
また、前記クリップは、前記フラッパが把持位置に位置したときに前記フラッパを把持位置に付勢し、前記フラッパが退避位置に位置したときに前記フラッパを退避位置に付勢するフラッパ付勢手段を備え、前記カール押え部材に係合してこのカール押え部材を退避位置と把持位置との間で変位させる係合部材と、前記フラッパに係合してこのフラッパを退避位置から把持位置へと変位させるフラッパ把持部材とを設けることが好ましい。さらに、前記フラッパ把持部材は前記エンドレス部材の移動方向に位置調整が可能であることが好ましい。
また、本発明は、高分子溶液を支持体上に流延してポリマーフィルムとして剥ぎ取り、このポリマーフィルムの両側縁部を把持して搬送し、前記ポリマーフィルムをフィルム搬送方向に交差する方向に延伸する溶液製膜方法において、前記延伸の際に、上記フィルムの延伸装置を用いることが好ましい。なお、前記フィルム搬送方向に交差する方向はフィルム幅方向であって、前記支持体の搬送速度に対して前記エンドレス部材の搬送速度を1倍を超えて1.5倍以下の範囲にして、前記支持体から剥ぎ取った前記ポリマーフィルムを延伸装置の上流側で前記フィルム搬送方向に延伸することが好ましい。
前記延伸では、ポリマーフィルムの溶液揮発分を3Wt%以上300Wt%以下とし、延伸後のポリマーフィルムの幅を1000mm以上2000mm以下とすることが好ましい。また、前記ポリマーフィルムがセルロースアシレートフィルムであることが好ましい。また、前記高分子溶液の各種添加剤が、Rth制御剤、UV剤、可塑剤、疎水化剤、マット剤等の微粒子のいずれか一つを含むことが好ましい。また、前記高分子溶液として2種類以上を用い、共流延または逐次流延することが好ましい。前記共流延または逐次流延による多層フィルムを、その溶液揮発分を3Wt%以上300Wt%以下の範囲で、少なくとも送り方向または幅方向に1倍を超えて3倍以下の範囲で延伸することが好ましい。また、前記多層フィルムを40℃以上140℃以下の温度履歴を与えながら延伸することが好ましい。
また、延伸後のポリマーフィルムの幅を1200mm以上1800mm以下とすることが好ましく、乾燥されたポリマーフィルムの厚みを15μm以上100μm以下とすることがより好ましい。前記セルロースアシレートフィルムを用い、このセルロースアシレートフィルムを偏光膜の少なくとも片面に有する偏光板や、この偏光板やセルロースアシレートフィルムを有する液晶表示装置を構成することが好ましい。
以上説明したように、本発明のフィルムの延伸装置によれば、クリップは、ポリマーフィルムの側縁部を押える第1把持部と、第1把持部で押えたポリマーフィルムの側縁部よりも内側のポリマーフィルムの内側縁部を押えて把持する第2把持部を備えたから、噛み込み不良やフィルム切断が発生することを防止することができる。さらに、第1把持部は第2把持部の把持前にポリマーフィルムの側縁部を押えるから、乾燥前の軟膜状態のポリマーフィルムを切断させることなく搬送することができる。
また、第2把持部は、ポリマーフィルムの内側縁部の一方の面に接触するクリップ本体と、このクリップ本体に取り付けられ、ポリマーフィルムの内側縁部の進入時に退避する退避位置と、クリップ本体に設けられたフィルム接触面との間でポリマーフィルムの内側縁部を把持する把持位置との間で変位するフラッパとを備え、第1把持部は、クリップ本体に取り付けられ、クリップ本体へのポリマーフィルムの側縁部の進入時に退避する退避位置と、フラッパによるポリマーフィルムの内側縁部の把持前にクリップ本体に設けられたフィルム接触面との間でポリマーフィルムの側縁部のカールを押えるカール押え位置との間で変位するカール押え部材を備えたから、安定してフィルム把持を行うことができる。

[溶媒]
本発明に用いられるドープを調製するための溶媒は、公知のいずれの溶媒をも用いることができる。特には、メチレンクロライド(ジクロロメタン)などのハロゲン化炭化水素類、酢酸メチルなどのエステル類、エーテル類、アルコール類(例えば、メタノール,エタノール,n−ブタノールなど)、ケトン類(例えば、アセトンなど)などが好ましく用いられるが、これらに限定されるものではない。また、これら溶媒を複数混合させた溶媒からドープを調製し、そのドープから形成されたフィルムを搬送することもできる。
[ポリマー]
本発明に用いられるポリマーは特に限定されるものではない。しかしながら、セルロースアシレートを用いることが好ましく、特に酢化度59.0%〜62.5%のセルローストリアセテート(TAC)を用いることがより好ましい。製膜されたTACフィルムを用いて構成された光学用フィルム、偏光板、液晶表示板は、光学特性の機能、寸法の安定性に特に優れている。
[添加剤]
ドープには、公知の添加剤のいずれをも添加させることが可能である。添加剤としては、可塑剤(トリフェニルホスフェート(以下、TPPと称する),ビフェニルジフェニルホスフェート(以下、BDPと称する)など)、紫外線吸収剤(例えば、オキシベンゾフェノン系化合物,ベンゾトリアゾール系化合物など)、マット剤、増粘剤、オイルゲル化剤(例えば、シクロヘキサンジアミン誘導体など)、フッ素系界面活性剤、剥離促進剤、劣化防止剤(例えば、酸化防止剤, 過酸化物分解剤, ラジカル禁止剤,金属不活性化剤,酸捕獲剤,アミンなど)、Rth制御剤などが挙げられるがこれらに限定されるものではない。Rth制御剤は、上昇させるためのRth上昇剤と下降させるためのRth下降剤とを含めたものである。これらの添加剤は、ドープを調製する際にポリマーと共に混合しても良い。また、ドープを調製した後、移送する際に静止型混合器などを用いてインライン混合することも可能である。なお、本発明において前記ポリマーと添加剤とを併せて固形分と称する。また、本発明に用いられる添加剤については、特願2003−319673号のセルロースアシレートフイルム及び溶液製膜方法や、特願2003−319811号のセルロースアシレートフイルム及びその溶液製膜方法並びにフイルム製品に詳しく記載されており、これらの明細書に記載された添加剤を本発明に用いてもよい。
[溶液製膜方法]
図1は、本発明を実施した溶液製膜設備10の概略図である。ミキンシングタンク11内には、前述した方法で調製されたドープ12が仕込まれて、図示しないモータで回転する撹拌翼13で撹拌されて均一になっている。ドープ12は、ポンプ14により濾過装置15に送られて不純物が除去される。その後に、一定流量で流延ダイ21に送られる。流延ダイ21は、支持体である回転ドラム22上に配置している。回転ドラム22は、図示しない駆動装置により無端で回転駆動する。回転ドラム22上に流延ダイ21からドープ12を流延して流延ビード23が形成される。流延ビード23は、回転ドラム22上でゲル化が進行してゲル膜24となる。ゲル膜24が回転ドラム22の走行に伴って移動すると、さらにゲル化が進行して自己支持性を有するものになる。このゲル膜24が剥取位置に達すると、剥取ローラ25により回転ドラム22から剥ぎ取られ、フィルム26となる。剥ぎ取られたフィルム26は、渡り部30を経て、テンター装置31へ送られる。テンター装置31においては、フィルム26は、幅を規制され、かつ、延伸されながら乾燥される。
テンター装置31から送り出されたフィルム26は、多数のローラ34が配置されている乾燥室33に送り込まれる。フィルム26は、ローラ34に巻きかかって搬送されながら乾燥される。さらに、冷却室35でフィルム26は室温程度まで冷却された後に、製品として巻取機36で巻き取られる。なお、冷却室35での冷却温度は室温程度(約25℃)にすることが好ましいが、本発明においてフィルム26の冷却温度はそれに限定されるものではなく、例えば60℃程度に冷却しても良い。
[テンター装置]
図2に示すように、テンター装置31は、左レール41と、右レール42と、これらレール41,42に案内されるエンドレス部材としての無端チェーン43,44とから構成されている。無端チェーン43,44には、クリップ45が所定ピッチで多数取り付けられている。このクリップ45はフィルム26の側縁部を把持しながら、各レール41,42に沿って移動することで、フィルム26を延伸する。
無端チェーン43,44は原動スプロケット51,52及び従動スプロケット53,54との間に掛け渡されており、これらスプロケット51〜54の間では、無端チェーン43は左レール41によって、無端チェーン44は右レール42によって案内される。原動スプロケット51,52はテンター入口56側に設けられており、これらは図示しない駆動機構により回転駆動される。また、従動スプロケット53,54はテンター出口57側に設けられている。なお、本実施形態では、各レール41,42をフィルム搬送方向A1に向かうに従い次第に拡開してフィルム幅方向での延伸を行うようにしているが、レール形状や拡開度合いは適宜変更してよく、例えば各レール41,42を単に平行に構成して、乾燥によるフィルム26の収縮によってフィルム幅方向で延伸してもよい。
図3に示すように、クリップ45は、略コ字形状のクリップ本体61、第2把持部を構成するフラッパ62、第1把持部を構成する押えスライダ63、レール取付部64から構成されている。押えスライダ63は、フラッパ62を挟むように両側に2個設けられている。フラッパ62は、取付軸61aによりクリップ本体61に回動自在に取り付けられている。レール取付部64には、左チェーン43または右チェーン44が取り付けられる。押えスライダ63は、スライド部63aと押え部63bとからなり、スライド部63aは押え部63bに上下方向にスライド自在に取り付けられている。スライド部63aと押え部63bとの間にはコイルバネ65が配設され、コイルバネ65の上端部はスライド部63aに、コイルバネ65の下端部は押え部63bにそれぞれ取り付けられている。これにより、スライド部63aと押え部63bとは一体的に連結された状態となる。スライド部63aには、取付開口63cが形成されており、この取付開口63cにはクリップ本体61のガイド突起61bが嵌合している。これにより、スライド部63aをクリップ本体61に上下方向にスライド自在に取り付けている。また、取付開口63c内には、ガイド突起61bとの間にコイルバネ66が縮装して配置されており、このコイルバネ66によって押えスライダ63が上方に付勢されている。
図3は押えスライダ63によるフィルム26側縁部の押え開始直前の状態を、図4は押え直後の状態をそれぞれ示している。また、図3及び図4はフラッパ62によるフィルム26の把持開始直前の状態を、図5は把持直後の状態を、図6は押えスライダ63によるフィルム26側縁部の押えが開放された状態をそれぞれ示している。
押えスライダ63は、コイルバネ66により上方に付勢された開放位置(退避位置)と、入口部開放部材71,72に接触頭部63dが接触して下方にスライドした状態となる押え位置との間で変位する。フラッパ62は鉛直状態となる把持位置と、入口部開放部材71,72及び出口部開放部材73,74に係合頭部62aが接触して斜めに回転した状態となる開放位置(退避位置)との間で変位し、自重により把持位置となるように付勢されている。また、図示は省略したが、フラッパ把持付勢手段としてのねじりバネが設けられており、このねじりバネによりフラッパ62が把持位置に向けて付勢されている。このバネ付勢によって、フラッパ62を把持位置に確実且つ迅速にセットすることができる。しかも、低温度と高温度との繰り返しによる軸受などの熱による劣化に起因する回転不良が発生しても、確実に閉位置にセットすることができる。図2に示すフィルム把持位置PAでは、フィルム把持面61cとフラッパ下面62bとによりフィルム26が把持される。搬送ローラ67は、図示しないモータにより回転駆動され、フィルム搬送方向A1に沿ってフィルム26をフィルム把持位置PAに搬送する。
レール取付部64は、取付フレーム75と、ガイドローラ76,77,78とから構成されている。取付フレーム75には、左チェーン43または右チェーン44が取り付けられる。ガイドローラ76〜78は、図3に示すように原動スプロケット51,52の各支持面に接触するか、図4に示すように左レール41または右レール42の支持面に接触するかして、回転する。これにより、各スプロケット51,52や各レール41,42からクリップ45が脱落することなく、各レール41,42に沿って案内される。
図2及び図3に示すように、テンター入口56には、クリップ45を開放位置(フラッパ62及び押えスライダ63が開放位置)に変位させる入口部開放部材71が左レール41に、入口部開放部材72が右レール42にそれぞれ取り付けられている。テンター出口57には、クリップ45を開放位置に変位させる出口部開放部材73が左レール41に、出口部開放部材74が右レール42にそれぞれ取り付けられている。
入口部開放部材71と入口部開放部材72とは同じ構造の部材であるため、入口部開放部材71を例に説明する。図7及び図8に示すように、入口部開放部材71は、フラッパ62の係合頭部62aを案内するテーパ部71aと、フラッパ62の把持を開放する開放部71bと、押えスライダ63のスライド部63aを案内する案内凹部71cと、押えスライダ63の接触頭部63dに接触して下方にスライドさせるテーパ部71dと、押え部63bによりフィルム26を押えさせる押え部71eとから構成される。案内凹部71cは、クリップ移動方向A2の端部がテーパ状となっている。押え部71eは、開放部71bよりもクリップ移動方向A2で長い形状となっており、これにより、フラッパ62によりフィルム26を把持してから、押えスライダ63によるフィルム26の押えが開放されることとなる。
出口部開放部材73と出口部開放部材74とは同じ構造の部材であるため、出口部開放部材73を例に説明する。図9に示すように、出口部開放部材73は、フラッパ62の係合頭部62aを案内するテーパ部73aと、フラッパ62の把持を開放する開放部73bと、押えスライダ63を通過させるための通過凹部73cとから構成される。
開閉部材としての入口部開放部材71,72は、フィルム把持位置PAの前で、フラッパ62の係合頭部62aに接触してこれを開放状態にし、フィルム26の側縁部の受け入れを可能にするとともに、押えスライダ63の接触頭部63dに接触して押えスライダ63を下方にスライドさせ、押え部63bによりフィルム26を押えさせる。スライド部63aと押え部63bとは、コイルバネ65により連結されており、押え部63bによりフィルム26の側縁部を押える力は、コイルバネ65のバネ荷重に応じて変更することができる。そして、フィルム把持位置PAを通過するときに係合頭部62aが入口部開放部材71,72から離れ、フラッパ62が開放位置から把持位置にセットされて、フィルム26の側縁部が把持される。その後、押えスライダ63の接触頭部63dが入口部開放部材71,72から離れ、押えスライダ63によるフィルム26の把持が開放される。
出口部開放部材73,74は、フィルム把持解除位置PBでフラッパ62の係合頭部62aに接触してこれを開放状態にし、フラッパ62によるフィルム26の把持を開放する。各開放部材71〜74は、係合頭部62a及び接触頭部63dとの接触抵抗を小さく抑えるために、樹脂製のものが好ましく用いられる。樹脂としては、ナイロン、デルリン等が用いられる。
図2に示すように、入口部開放部材71,72は、それぞれ位置調整部80に接続されている。位置調整部80は、入口部開放部材71,72の配置位置を変更することができる。これにより、押えスライダ63によりフィルム26を押えるタイミングと、フラッパ62によりフィルム26を把持するタイミングとを調整することができる。
テンター装置31から送り出されたフィルム26は、乾燥室33へ送られて、ローラ34に巻きかかって搬送されながら乾燥される。さらに、冷却室35でフィルム26は室温程度まで冷却された後に、製品として巻取機36で巻き取られる。なお、本発明のフィルムの延伸装置を実施するために用いられる溶液製膜設備は、図1に示したものに限定されるものではない。
次に、本実施形態の作用を説明する。ドープ12は、ポンプ14により濾過装置15に送られて不純物が除去され、一定流量で流延ダイ21に送られる。そして、回転ドラム22上に流延ダイ21からドープ12を流延して流延ビード23を形成する。流延ビード23は、回転ドラム22上でゲル化が進行してゲル膜24となる。ゲル膜24が回転ドラム22の走行に伴って移動すると、さらにゲル化が進行して自己支持性を有するものになる。このゲル膜24が剥取位置に達すると、剥取ローラ25により回転ドラム22から剥ぎ取られ、フィルム26となる。剥ぎ取られたフィルム26は、渡り部30を経て、テンター装置31へ送られる。
テンター装置31に搬送されたフィルム26は、搬送ローラ67によりフィルム把持位置PAに向けて搬送される。
クリップ45は、テンター入口56では入口部開放部材71,72により開放状態になっており、フィルム26がクリップ45内に入り込む。このとき、押えスライダ63は、コイルバネ66により上方に付勢され、開放位置に配置されている。そして、押えスライダ63は、接触頭部63dが入口部開放部材71,72のテーパ部71d,72dに接触して、下方にスライドされる。押えスライダ63が下方にスライドされ、接触頭部63dが押え部71e,72eに接触すると、フィルム26の側縁部が、フィルム把持面61cとフィルム押え面63eとにより押えられる。
押えスライダ63により側縁部が押えられたフィルム26は、フィルム把持位置PAに搬送される。フィルム把持位置PAでは、フラッパ62が開放位置から把持位置まで回転し、フラッパ62によりフィルム26が把持される。この際、図示しないねじりバネにより、フラッパ62は閉位置になるように付勢される。押えスライダ63は、フラッパ62によりフィルム26が把持された後に、入口部開放部材71,72から離れ、押え位置から開放位置に移動する。
クリップ45は各無端チェーン43,44の回動により、レール41,42に沿って移動し、フィルム26を延伸する。
延伸されたフィルム26は、フィルム把持解除位置PBで出口部開放部材73,74によりフラッパ62の把持が開放され、テンター出口57から乾燥室33に搬送される。
乾燥室33に搬送されたフィルム26は、ローラ34に巻きかかって搬送されながら乾燥される。さらに、冷却室35でフィルム26は室温程度まで冷却された後に、製品として巻取機36で巻き取られる。
このように、先ず押えスライダ63によりフィルム26の側縁部を押え、このフィルム26の側縁部を押えた状態でフラッパ62によりフィルム26を把持するから、フィルム26の側縁部がカールしている場合でも、確実にフィルム26を把持することができ、噛み込み不良やフィルム26の破断が発生することがない。さらに、フラッパ把持付勢手段としてのねじりバネにより、フラッパ62は把持位置になるように付勢されており、このバネ付勢によって、フラッパ62を把持位置に確実且つ迅速にセットすることができる。
なお、上記実施形態では、第1把持部である押えスライダ63でフィルム26を押えてから、第2把持部であるフラッパ62でフィルム26を把持したが、押えスライダ63による押えとフラッパ62による把持とを同時に行ってもよい。
また、テンター装置31におけるフィルム26の搬送速度を、回転ドラム22の回転速度を基準としたとき、100%以上150%以下とすることが好ましい。これにより、フィルム26を渡り部30で搬送方向に適度に延伸することができる。
さらに、本発明は、フィルム26として1200mm以上2000mm以下の幅を製造するときに特に有効であるが、2000mmより大きい場合でも効果がある。厚みは15μm以上100μm以下の薄いフィルム製造の場合に特に効果が大きい。
また、テンター装置31での延伸時には、フィルム26の溶液揮発分を3Wt%以上300Wt%以下とすることが好ましく、テンター装置31では、40℃以上140℃以下の温度履歴を与えながらフィルム26を延伸することが好ましい。
本発明において製造することができるフィルムとしては、セルロースアシレートフィルムが好ましく、中でも、セルローストリアセテートフィルムとするときがもっとも大きな効果が得られるが、これに限定されるものではない。つまり、フィルムの主成分となるポリマーあるいはその前駆体が溶媒を用いることによりドープとなることができるものであればよい。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート等の各種ポリエステル、ポリエチレン等の各種ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド等を挙げることができる。なお、ポリイミドの場合には、その前駆体であるポリアミック酸の溶液を流延して、これを加熱乾燥することにより溶媒を除去し、架橋させてポリイミドのフィルムとする。セルローストリアセテートの場合には、その原料が綿花リンタのものと木材パルプのものがあり、いずれか一方を単独で使用してもよいし、また、両者を混合したものでもよい。
以上説明した本発明の溶液製膜方法では、フィルム26を単層構造とする場合のみならず、共流延方式や逐次流延方式を用いた積層構造とする場合に対しても有効である。図10と図11とにそれぞれ方式の異なる共流延方式の実施形態を示し、図12に逐次流延方式の実施形態を示す。なお、図1に示す実施形態のものと同様の構成部材には同一の符号を付し、その詳細な説明を簡略化する。また、図10〜図12においては、回転ドラム22を簡略的に直線形状で図示している。
図10に共流延方式を説明するための要部断面図を示す。複数のマニホールド80,81,82を有するマルチマニホールド流延ダイ83のそれぞれのマニホールド80〜82にドープ84,85,86を供給する。なお、供給用配管の図示は省略している。その後に、合流部87でドープ84〜86を合流させて、回転ドラム22上にドープ84〜86を流延して流延膜88を形成した後に乾燥してフィルム26を得る。
図11を用いて共流延方式の他の実施形態について説明する。流延ダイ90の上流側にフィードブロック91を取り付ける。フィードブロック91に接続している配管91a,91b,91cに給液装置(図示せず)からドープ92,93,94を送液してフィードブロック91内で合流させた後に流延ダイ90から回転ドラム22上に流延する。回転ドラム22上に形成された流延膜95を乾燥してフィルム26を得る。
図12を用いて逐次流延方式について説明する。3基の流延ダイ100,101,102が回転ドラム22上に配置されている。各流延ダイ100〜102には、それぞれドープ103,104,105が給液装置(図示せず)から送液される。それらドープ103〜105を逐次的に回転ドラム22上に流延して流延膜106を形成した後に、乾燥してフィルム26を得る。
製膜されたフィルム26は、偏光板保護膜などの光学用フィルムとして用いることができる。この偏光板保護膜をポリビニルアルコールなどから形成された偏光膜の両面に貼付することで偏光板を形成することができる。さらに、フィルム26上に光学補償シートを貼付した光学補償フィルム、防眩層をフィルム26上に形成した反射防止膜などの光機能性膜として用いることもできる。これら製品からは、液晶表示装置の一部である液晶表示板を構成すると、フィルム26の面状が優れているため、光学特性に優れた液晶表示装置を製造できる。
なお、本発明方法の上記特徴部分以外の製造方法については、特願2003−319673号のセルロースアシレートフイルム及び溶液製膜方法、特願2003−319811号のセルロースアシレートフイルム及びその溶液製膜方法並びにフイルム製品に詳しく記載されており、これらの明細書に記載された製法を本発明の特徴部分以外に適用してもよい。
図13〜図19に他の実施形態を示す。上記実施形態のものと同様の構成部材には同一の符号を付し、その詳細な説明を簡略化する。テンター装置111は、延伸開始位置PCでフィルム26の横方向への延伸を開始し、この延伸開始位置PCのフィルム搬送方向A1の上流側であるフラッパ把持位置PDには、左レール41に近接する位置と右レール42に近接する位置とにフラッパ把持部材としてのクリップクローザ112がそれぞれ配設されている。クリップクローザ112は、フラッパ62の係合頭部62aを案内するテーパ部112aと、フラッパ62によるフィルム26の把持を開始させる把持部112bとから構成され、クリップ移動方向A2に移動可能に設けられている。入口部開放部材71,72は、原動スプロケット51,52の形状に沿って略円形状に形成されている。
クリップ115は、第1把持部としての押えレバー116を備える。押えレバー116は、フラッパ62を挟むように両側に2個設けられている。押えレバー116は、取付軸61aによりクリップ本体61に回動自在に取り付けられている。押えレバー116は、自重によりフィルム26を押える押え位置と、接触頭部116aが入口部開放部材71,72のテーパ部71a,72a及び開放部71b,72bに接触して回転し、フィルム26の押えを開放する開放位置との間で変位する。これにより、この実施形態では、入口部開放部材71,72は、係合部材として機能する。フラッパ62には、バネ凸部62cが形成されており、クリップ本体61には、バネ当接部117が形成されている。フラッパ付勢手段としてのコイルバネ118を、バネ当接部117に形成されたバネ凸部127aとフラッパ62のバネ凸部62cとの間に取り付けると、フラッパ62はコイルバネ118の付勢力により、フラッパ下面62bがフィルム把持面61cから離れる方向(開放位置)に付勢される(図14及び図15参照)。
図14は押えレバー116によるフィルム26側縁部の押え開始直前の状態を、図15は押え直後の状態をそれぞれ示している。また、図14び図15はフラッパ62によるフィルム26の把持開始直前の状態を、図16は把持直後の状態をそれぞれ示している。なお、図14〜図16においては、無端チェーン43に取り付けられたクリップ115(図中左側)では押えレバー116を図示し、無端チェーン44に取り付けられたクリップ115(図中右側)ではフラッパ62を図示している。
図18は、入口部開放部材71を簡略的に直線形状にした斜視図であり、テンター入口56では、フラッパ62は開放位置に位置されており、押えレバー116は、入口部開放部材71,72により開放位置に回転され、フィルム26がクリップ115内に入り込む。押えレバー116は、フィルム押え位置PEで入口部開放部材71,72から離れると、自重によりフィルム26を押える押え位置に回転する。そして、フィルム26の側縁部が、フィルム把持面61cとフィルム押え面116bとにより押えられる。フラッパ62は、入口部開放部材71,72から離れても、コイルバネ118の付勢力により開放位置に位置される。
図19に示すように、押えレバー116により側縁部が押えられたフィルム26は、フラッパ把持位置PDに搬送される。フラッパ把持位置PDでは、フラッパ62の係合頭部62aがクリップクローザ112のテーパ部112aに接触して案内され、係合頭部62aが把持部112bに接触して、フラッパ62が把持位置まで回転する。フラッパ62が把持位置まで回転すると、コイルバネ118の付勢力の向きがフラッパ62を把持位置に付勢する方向に変わる(図16参照)。これにより、フラッパ62は、クリップクローザ112から離れても、コイルバネ118の付勢力により把持位置に付勢された状態となる。
このように、フィルム押え位置PEからフラッパ把持位置PDまでは、押えレバー116によりフィルム26の側縁部を押え、フラッパ把持位置PDでフラッパ62によりフィルム26を把持するから、フィルム26が乾燥されていない軟膜状態の場合にも、フィルム26の切断が発生することがない。また、クリップクローザ112を、クリップ移動方向A2に移動可能に設けたから、フィルム26の種類や各種条件に応じて、フィルム26を把持する位置を変更することができる。
図1に示すような溶液製膜設備10にて、図10に示す共流延方式でドープを流延し、図13〜図19に示すクリップ115を有するテンター装置111を使用して、セルローストリアセテートフィルムを作製した。ドープは表1に示す配合で両表面をBタイプ、コア層をAタイプとなるように調製し、これを、テンター装置111により延伸され、巻取機36により巻き取られる製品(セルローストリアセテートフィルム)としてのフィルム26の厚みが40μmとなるように流延した。製膜速度は70m/minとし、回転ドラム22の走行速度、つまり、剥ぎ取り速度は58m/minとし、フィルム26の搬送方向延伸量は1.2倍とし、横延伸量は1.5倍とした。
Figure 0004250494
渡り部30を経たフィルム26をテンター装置111で幅規制しながら乾燥させ、さらに乾燥室33で乾燥させた後、冷却室35で室温程度まで冷却させ、製品として巻取機36に巻きとった。クリップ115によるフィルム26把持状態、延伸後のフィルム26切断の有無、後工程でのフィルム26耳安定性を目視で評価するとともに、巻き取ったフィルム26を、目視及びカメラによる検出により、側縁部の折れと、シワ等の発生について評価した。これらの結果については、表2に示す。表2において、クリップ115によるフィルム26把持状態が良好なものを○とし、噛み込み不良等が発生したものを×とし、延伸後のフィルム26切断が発生しなかったものを○とし、延伸後のフィルム26切断が発生したものを×とし、後工程でのフィルム26側縁部安定性で良好なものを○とし、安定性が悪いものを×とする。
本実施例の結果、得られたフィルム26は、側縁部の折れもツレ、シワ等の発生も確認されず、良好な面状であり、表2に示すように、クリップ115によるフィルム26把持状態は良好であり、延伸後のフィルム26切断の発生も確認されず、後工程でのフィルム26側縁部安定性も良好であった。
Figure 0004250494
(比較例1)
(製膜方法)
図1に示す溶液製膜設備10にて、押えレバー116のないテンター装置111により、セルローストリアセテートフィルムを作製した。その他の条件は実施例1と同様とした。
本比較例の結果、押えレバー116がなく、乾燥が不充分な軟膜状態のフィルム26をフラッパ62で把持することになるため、得られたフィルム26は側縁部の破断が発生しており、表2に示すように、クリップ115によるフィルム26把持状態は噛み込み不良が発生し、延伸後のフィルム26切断の発生が確認され、後工程でのフィルム26側縁部安定性も悪かった。
(比較例2)
(製膜方法)
図1に示す溶液製膜設備10にて、コイルバネ118のないテンター装置111により、セルローストリアセテートフィルムを作製した。その他の条件は実施例1と同様とした。
本比較例の結果、コイルバネ118がないため、フラッパ62によるフィルム26の把持力が低くなり、表2に示すように、クリップ115によるフィルム26把持状態は噛み込み不良が発生し、延伸後のフィルム26切断の発生が確認され、後工程でのフィルム26側縁部安定性も悪かった。
(比較例3)
(製膜方法)
図1に示す溶液製膜設備10にて、押えレバー116のないテンター装置111により、製膜速度を40m/minとして、セルローストリアセテートフィルムを作製した。その他の条件は実施例1と同様とした。
本比較例の結果、製膜速度が、実施例1、比較例1及び比較例2に比べて遅いため、表2に示すように、クリップ115によるフィルム26把持状態は良好であり、延伸後のフィルム26切断の発生も確認されなかったが、押えレバー116がなく、フィルム26の側縁部を押えないため、フィルム26の側縁部のカールが大きくなり、後工程でのフィルム26側縁部安定性が悪かった。
このように、本発明を実施した実施例1のみ、搬送故障はなく、得られたフィルム26は 側縁部の折れもツレ、シワ等の発生も確認されず、良好な面状であり、クリップ45によるフィルム26把持状態、延伸後のフィルム26切断の有無、後工程でのフィルム26側縁部安定性の全てで良好な評価を得ることができた。
図1に示すような溶液製膜設備10にて、図2〜図9に示すクリップ45を有するテンター装置31を使用して、実施例1と同様の条件でセルローストリアセテートフィルムを作製した場合にも、実施例1と同様の効果が得られた。
本発明の横延伸装置を実施した溶液製膜設備の概略図である。 本発明を実施したテンター装置の概略を示す平面図である。 押えスライダによるフィルム側縁部の把持開始直前の状態を示す側面図である。 押えスライダによるフィルム側縁部の把持後の状態を示す側面図である。 フラッパによるフィルムの把持後の状態を示す側面図である。 押えスライダによるフィルム側縁部の把持が開放された状態を示す側面図である。 テンター入口での入口部開放部材により開閉されるクリップの状態を示す斜視図である。 入口部開放部材を示す断面図である。 テンター出口での出口部開放部材により開放されるクリップの状態を示す斜視図である。 共流延方式の実施形態を示す要部断面図である 図10とは方式の異なる共流延方式の実施形態を示す正面図である。 逐次流延方式の実施形態を示す要部断面図である。 フラッパ、押えレバー、コイルバネを有するクリップとクリップクローザとを有するテンター装置の概略を示す平面図である。 押えレバーによるフィルム側縁部の押え開始直前の状態を示す側面図である。 押えレバーによるフィルム側縁部の押え後の状態を示す側面図である。 フラッパによるフィルムの把持後の状態を示す側面図である。 フラッパと押えレバーとを示す側面図である。 テンター入口での入口部開放部材により開閉される押えレバーの状態を示す斜視図である。 クリップクローザにより開放位置から把持位置に変位されるフラッパの状態を示す斜視図である。
符号の説明
10 溶液製膜設備
12 ドープ
21 流延ダイ
22 回転ドラム22
26 フィルム
30、111 テンター装置
45、115 クリップ
61 クリップ本体
61c フィルム把持面
62 フラッパ
62a 係合頭部
62b フラッパ下面
63 押えスライダ
71,72 入口部開放部材
73,74 出口部開放部材
80 位置調整部
112 クリップクローザ
116 押えレバー
118 コイルバネ

Claims (14)

  1. エンドレス部材に取り付けた複数のクリップによりポリマーフィルムの両側縁部を把持して搬送し、前記ポリマーフィルムをフィルム搬送方向に交差する方向に延伸するフィルムの延伸装置において、
    前記クリップは、前記ポリマーフィルムの側縁部を押える第1把持部と、前記第1把持部で押えた前記ポリマーフィルムの側縁部よりも内側の前記ポリマーフィルムの内側縁部を押えて把持する第2把持部とを備え
    前記第2把持部は、前記ポリマーフィルムの内側縁部の一方の面に接触するクリップ本体と、このクリップ本体に取り付けられ、前記ポリマーフィルムの内側縁部の進入時に退避する退避位置と、前記クリップ本体に設けられたフィルム接触面との間で前記ポリマーフィルムの内側縁部を把持する把持位置との間で変位するフラッパとを備え、
    前記第1把持部は、前記クリップ本体に取り付けられ、前記クリップ本体への前記ポリマーフィルムの側縁部の進入時に退避する退避位置と、前記フラッパによる前記ポリマーフィルムの内側縁部の把持前に前記クリップ本体に設けられたフィルム接触面との間で前記ポリマーフィルムの側縁部のカールを押えるカール押え位置との間で変位するカール押え部材を備えることを特徴とするフィルムの延伸装置。
  2. 前記クリップは、前記フラッパを把持位置に付勢するフラッパ把持付勢手段を備えることを特徴とする請求項記載のフィルムの延伸装置。
  3. 前記フラッパ及びカール押え部材に係合してこのフラッパ及びカール押え部材を退避位置と把持位置との間で個別に変位させる開閉部材を備えることを特徴とする請求項1または2記載のフィルムの延伸装置。
  4. 前記開閉部材は前記エンドレス部材の移動方向に位置調整が可能であることを特徴とする請求項記載のフィルムの延伸装置。
  5. 前記クリップは、前記フラッパが把持位置に位置したときに前記フラッパを把持位置に付勢し、前記フラッパが退避位置に位置したときに前記フラッパを退避位置に付勢するフラッパ付勢手段を備え、前記カール押え部材に係合してこのカール押え部材を退避位置と把持位置との間で変位させる係合部材と、前記フラッパに係合してこのフラッパを退避位置から把持位置へと変位させるフラッパ把持部材とを設けたことを特徴とする請求項記載のフィルムの延伸装置。
  6. 前記フラッパ把持部材は前記エンドレス部材の移動方向に位置調整が可能であることを特徴とする請求項記載のフィルムの延伸装置。
  7. 高分子溶液を支持体上に流延してポリマーフィルムとして剥ぎ取り、このポリマーフィルムの両側縁部を把持して搬送し、前記ポリマーフィルムをフィルム搬送方向に交差する方向に延伸する溶液製膜方法において、
    前記延伸の際に、請求項1ないしいずれか一つ記載のフィルムの延伸装置を用いることを特徴とする溶液製膜方法。
  8. 前記フィルム搬送方向に交差する方向はフィルム幅方向であって、前記支持体の搬送速度に対して前記エンドレス部材の搬送速度を1倍を超えて1.5倍以下の範囲にして、前記支持体から剥ぎ取った前記ポリマーフィルムを延伸装置の上流側で前記フィルム搬送方向に延伸することを特徴とする請求項記載の溶液製膜方法。
  9. 前記延伸では、ポリマーフィルムの溶液揮発分を3Wt%以上300Wt%以下とし、延伸後のポリマーフィルムの幅を1000mm以上2000mm以下とすることを特徴とする請求項7または8記載の溶液製膜方法。
  10. 前記ポリマーフィルムがセルロースアシレートフィルムであることを特徴とする請求項7ないし9いずれか一つ記載の溶液製膜方法。
  11. 前記高分子溶液の各種添加剤が、Rth制御剤、UV剤、可塑剤、疎水化剤、マット剤等の微粒子のいずれか一つを含むことを特徴とする請求項7ないし10いずれか一つ記載の溶液製膜方法。
  12. 前記高分子溶液として2種類以上を用い、共流延または逐次流延することを特徴とする請求項7ないし11いずれか一つ記載の溶液製膜方法。
  13. 前記共流延または逐次流延による多層フィルムを、その溶液揮発分を3Wt%以上300Wt%以下の範囲で、少なくとも送り方向または幅方向に1倍を超えて3倍以下の範囲で延伸することを特徴とする請求項12記載の溶液製膜方法。
  14. 前記多層フィルムを40℃以上140℃以下の温度履歴を与えながら延伸することを特徴とする請求項12記載の溶液製膜方法。
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