JP4249422B2 - 印刷機のインキ装置 - Google Patents

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    • B41F31/00Inking arrangements or devices
    • B41F31/02Ducts, containers, supply or metering devices
    • B41F31/022Ink level control devices

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、請求項1の前提項に記載の、印刷機のインキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本明細書で取扱う種類のインキ装置は公知である。このようなインキ装置は、少なくとも1つのローラ、たとえば印刷インキを入れるインキセルが外套面にあるスクリーンローラと、たとえば、ローラ外套から印刷インキを掻き落す役目をする調量ドクターブレードとを有している。調量ドクターブレードは、開いたインキ容器に取り付けられている。インキ装置の作動中、インキ容器内の印刷インキのレベルは、ローラ外套に当接する調量ドクターブレード先端ないし調量ドクターブレードよりも上にあるので、ローラ外套は、回転するローラの場合、印刷インキに浸って印刷インキで濡らされる。次に、調量ドクターブレードによってローラ外套からの掻き落しが行われる。インキを交換するときや、インキ容器および調量ドクターブレードを洗浄するためには、これらを取り外して、印刷機から取り出さなくてはならない。公知の開いた調量ドクターブレードの欠点は、インキ容器内の印刷インキレベルが、ローラのインキセルを確実に満たすために、調量ドクターブレード先端よりもはるかに上に位置していなくてはならず、そのために、印刷インキがインキ容器から(少なくとも一時的に)調量ドクターブレード先端を通じて流出ないし滴下することなしには、インキ容器と調量ドクターブレードを取り外すことができないことである。したがって、調量ドクターブレードをローラから取り外すときに調量ローラを持ち上げる前に、インキ容器内の印刷インキレベルを調量ドクターブレード先端よりも低くしなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ドイツ実用新案登録出願明細書29718387U1より、インキ装置の作動中、ローラに対して12時の位置にある、調量ドクターが取り付けられたインキつぼが公知である。インキつぼを取り外せるようにするために、インキつぼを3時の位置へ90°揺動させ、それによって、インキつぼの中に蓄えられた印刷インキがインキつぼにある溝へ流れ込み、そこに集められる。それによって、インキつぼの中の印刷インキレベルが、調量ドクターブレードの最高点よりも低くなるので、印刷インキが調量ドクターブレード先端を通じて流出することなく、インキつぼを取り外すことができる。
【0004】
ドイツ特許出願公開明細書4337386A1より、インキ容器と、ローラに当接可能な調量ドクターブレードとを有するドクター装置が公知である。インキ容器内には、印刷インキを有するインキ室内に配置され、ローラ外套に対して位置調節可能である複数のシール・プロフィル条片が配置されている。この場合、すべての印刷インキが、インキ室から、ローラに対して隔壁で仕切られた残りの空間に押し出される。これは、運転の終了時、またはインキ装置の一時的な作動中断時に行われる。欧州特許出願公開明細書0995164A1より、ローラ外套と接触しているインキ室を空にするために、最終位置でローラ外套に当接する柔軟な膜がインキ室の中に押し込まれる、上記に類似するドクター装置が公知である。
【0005】
ドイツ特許出願公開明細書2625623A1より、ローラに向かう方向へ直線的に移動可能な壁を有し、印刷インキのチキソトロピー挙動と、ローラからのインキの不均等な取出しとに対処するために、印刷インキに圧力を加える役目をするインキ容器を備えた装置が公知である。
【0006】
本発明の目的は、調量ドクターブレードをローラの側方に配置可能であり、インキ容器が、これに取り付けられた調量ドクターブレードとともにローラから最短経路で引離し可能であり、その際に印刷インキがインキ容器から出ることがない、冒頭に述べた種類のインキ装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1の特徴を備えるインキ装置が提案される。このインキ装置は、インキ容器内の印刷インキレベルを調量ドクターブレードに対して相対的に調整する、変位可能な排除体を備えていることを特徴としている。インキ容器内の液体状またはペースト状の印刷インキのレベルを、排除体によって、必要に応じて、ローラに当接させられる調量ドクターブレードの最高点よりも容易に下げることができる。このようにして、印刷インキを調量ドクターブレードの先端を通じてインキ容器から流出ないし滴下させて出すことなく、インキ容器と調量ドクターブレードを直行経路でローラから離すことができる。
【0008】
本発明との関連で、ローラへの「調量ドクターブレードの当接」とは、調量ドクターブレードがその先端ないし刃でローラ外套に当接しており、ないしはローラ外套に圧着されており、それにより、ローラ外套の上にある印刷インキを掻き落とすことができることを意味しており、もしくは、調量ドクターブレード先端/調量ドクターブレードがローラ外套面からわずかな距離のところに配置されており、それにより、印刷インキ膜が、この間隙によって規定される厚さで、ローラ外套の上に、またはローラ外套によって運ばれる、枚葉紙等の被印刷体の上に残ることを意味している。
【0009】
インキ容器は、その中に取り付けられた調量ドクターブレードとともに、インキ装置に組み付けられた状態で、ローラのそばで側方に配置されるのが好ましく、それにより、インキ装置ないし印刷機からインキ容器を取り出すのを準備するのに、印刷インキレベルを調量ドクターブレード先端よりも低くするだけでよく、この場合、公知の装置の場合に必要である、取出位置/流出位置へのインキ容器の揺動を省略することができる。本発明のさらに別の利点は、たとえば生産の中断時のように、印刷インキが一杯になっているインキ容器でも、印刷インキを外に出すことなく、インキ装置から取り出すことができることにある。つまりインキ容器の最大の充填量は(少なくとも、インキ容器を取り出すときには)、排除体の相応の位置によって与えられる、インキ容器の最大限可能な容積のときに、印刷インキレベルが調量ドクターブレード先端よりも下にある程度の大きさでしかない。
【0010】
有利な実施態様では、排除体は、インキ容器内に蓄えられた印刷インキのレベルが調量ドクターブレードの最高点よりも上にある第1の位置と、インキ容器内の印刷インキレベルが調量ドクターブレードの最高点よりも下にある第2の位置とへ、選択的に位置調節可能である。第1および第2の位置は最終位置であってよく、この場合排除体は事実上任意の数の中間位置へ、つまり無段階に位置調節可能であるか、または限定された数の中間位置へ、たとえば特定の網目のなかで位置調節可能である。排除体の本発明による構成は、インキ容器を、好ましくは実質的に完全に空にすることを可能にし、インキ容器内のインキ量が最小であっても、ローラの所望のインキ着けを確実にすることができる。
【0011】
その他の有利な実施態様は、他の従属請求項から明らかである。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0013】
以下に説明するインキ装置1は、一般に、たとえば輪転印刷機などの印刷機で使用可能である。このようなインキ装置は、図面を参照して説明する実施形態ではスクリーンローラ5で構成された、少なくとも1つのローラ3を含んでいる。スクリーンローラ5は、その外套面7に、印刷インキを入れるための窪み、すなわちインキセル9を有している。スクリーンローラ5の構造と機能は公知なので、ここでは詳しく立ち入ることはしない。
【0014】
図1は、スクリーンローラ5に加えて、インキ容器13に配置ないし取り付けられた調量ドクターブレード11を含む、インキ装置1の第1の実施形態を示している。インキ容器13に定置に取り付けられた調量ドクターブレード11は、刃形に構成されており、インキ容器13と同じく、スクリーンローラ5の長手方向に延びている。図1では、調量ドクターブレード11はスクリーンローラ5の外套面7に押し付けられており、すなわち、調量ドクターブレード先端15が外套面7に当接しており、スクリーンローラ5から印刷インキを掻き落す。外套面7の運動方向17は矢印で図示されている。
【0015】
インキ容器13は槽状に構成されており、すなわち、上方に向かって開いており、断面で見て、仮想の水平線に対して凸面状に湾曲した第1の壁21と、この第1の壁21を起点としてスクリーンローラ5の外套面7の方向に延びる第2の壁23とを有する基体19を有している。第1の壁21はインキ容器13の底面25を構成し、第2の壁23は前壁27を構成している。調量ドクターブレード11は前壁27に配置されており、いわばその延長部をなしている。インキ容器13は、さらに、折れ曲った延長部である後壁29を有している。インキ容器13は、さらに、図示しない側壁を有している。
【0016】
図1に示す実施形態では、後壁29は、基体19に配置された揺動軸31を中心として、時計回りおよび反時計回りに揺動可能である。揺動軸31は、ここではスクリーンローラ5の長軸に実質的に平行に延びている。シール条片33は、位置調節可能な後壁29と定置の基体19の間から印刷インキが出るのを防ぐ。さらに、可動な後壁29と定置の側壁の間にできた隙間をふさぐ役目をする、図示しない側方のシール材が設けられている。
【0017】
後壁29は、たとえば係止ボルト(図示せず)をさまざまな穴へ係止することによって、さまざまな位置へ段階的に揺動可能、または無段階に揺動可能であり、無段階の位置調節の場合、後壁29の係止は、たとえばクランプ固定によって行われる。後壁29の揺動は、手動で、または駆動装置を有する調節装置によって行われる。上に挙げた各装置は図示していない。
【0018】
位置調節可能ないし揺動可能な後壁29は、排除体35を構成しており、この排除体35によって、インキ容器13内の印刷インキレベルを調量ドクターブレード11に対して相対的に調整可能である。つまり、印刷インキレベルが高いときには、印刷インキレベルがそれより低いときよりも、インキ容器13内の印刷インキ液の深さが深い。揺動軸31を中心として排除体35を揺動させることで、インキ容器13の容積を変え、それにより、インキ容器13の充填容量は変わらないままで、インキ容器13の充填水位の高さが変化する。この点について、以下に詳しく説明する。
【0019】
図1では、排除体35は、インキ容器13内に蓄えられた印刷インキのレベルが、外套面7に当接する調量ドクターブレード11の最高点37よりも上にある第1の位置にある。最高点37は、ここでは、調量ドクターブレード先端15によって形成されている。インキ装置1ないし印刷機からインキ容器13を取り出す準備をするために、排除体35を反時計回りに、図2に示す第2の位置へと変位させ、それによってインキ容器13の容積が増え、この結果、インキ容器13内の印刷インキレベルが調量ドクターブレード11の最高点37よりも低くなる。そしてインキ容器13を、矢印39で示すように、そのまま側方へ、つまり仮想の水平線に対して平行に、インキ装置1から取り外すことができ、その際に印刷インキが調量ドクター先端15を経てインキ装置1ないし印刷機の中に滴下することはない。勿論、インキ容器13を垂直方向に下方へ、または場合により上方へ、インキ装置1から取り出すことも可能である。
【0020】
インキ容器13内の印刷インキレベルを下げるときは、スクリーンローラ5の外套面7にまだ付着している印刷インキを調量ドクターブレード11でまず掻き落すために、スクリーンローラ5をさらに回転させるのが好ましい。それにより、インキ容器13を、これに配置されている調量ドクターブレード11とともに取り外した後、スクリーンローラ5もきれいに掻き落されている。印刷インキはインキセル9の中にしか残っていない。したがって、いつでも、たとえば生産の中断時でも、印刷インキで一杯のインキ容器13を取り外すことができる。そしてインキ容器13をそのままの状態で中間保管し、場合によっては後で再び装着して、引き続き使用することができる。
【0021】
生産を終える頃に、インキ容器13内の印刷インキ備蓄量をできるだけ使い果たしたいときは、排除体35をスクリーンローラ5の方向へ揺動させることで、インキ容器13内にある印刷インキをスクリーンローラ5の外套面7に押し付けることができる。図3には、排除体35が、インキ容器13の前壁27に突き当たる、ここでは最終位置/ストッパ位置である第3の位置で図示されている。容器13の容積は最小になっている。後壁29と前壁27の形状は互いに合っているので、事実上すべての印刷インキが、インキ容器13から、調量ドクターブレード11、後壁29、および外套面7で仕切られた空間へと押しのけられる。図3からわかるように、インキ容器13内の印刷インキがごくわずかしかなくても、位置調節可能な排除体35によって、印刷インキレベルを調量ドクターブレード11の最高点37より上に保つことができるので、スクリーンローラ5に所望のやり方でインキ着けすることができる。それにより、インキ容器13を取り外した後、確実にごくわずかの残留インキしか残らないようにできる。
【0022】
図1から図3によって説明したインキ装置1の実施形態では、上方に向かって開いたインキ容器13の上方に、印刷インキレベルすなわちインキ容器13の充填高さを検出するセンサ41と、インキ容器13を自動的に充填ないし再充填する再充填装置43とが設けられている。再充填装置43は、たとえばカートリッジで構成されていてよい。
【0023】
図4から図6は、インキ装置1の他の実施形態を示している。同じ部品には同じ符号が付されているので、これらに関しては図1から図3の説明を参照されたい。以下においては相違点だけを詳しく説明する。
【0024】
図4からわかるように、インキ容器13の後壁29、底面25、および前壁27は一体的に構成されている。したがって、インキ容器13を密閉するために、周囲に対してインキ容器13を密閉する可動のシール材は必要ない。側壁29が他の容器壁と材料接合的に結合されていない場合にのみ、せいぜいのところインキ容器13の側壁と後壁29、前壁27、および底面25の間にシール材が必要なだけである。
【0025】
図4から図6に示す実施形態では、排除体35’は、揺動可能に支持された潜水体45で構成されている。揺動軸47はスクリーンローラ5の回転軸と平行に延びており、図示しない保持装置によって、容器底面25よりも上、かつ印刷インキ液の外部で、定置に保持されている。
【0026】
図4に示す潜水体45の第1の位置では、潜水体45は、インキ容器13の中にある印刷インキに部分的に潜っており、それにより、調量ドクターブレード11の最高点37よりも上に位置する印刷インキレベルが設定されている。揺動軸を中心として時計回りに潜水体45を揺動させることで、潜水体45は、インキ容器13の中の印刷インキ液から完全に出た、図5に示す第2の位置に変位する。それにより、インキ容器13内の印刷インキレベルは調量ドクターブレード先端15よりも低くなるので、調量ドクターブレード11をローラ外套から持ち上げた後、調量ドクターブレード11を通じて印刷インキをインキ容器13から外に出すことなく、インキ容器13を容易に取り外すことができる。
【0027】
図6では、潜水体45が、インキ容器13の中に完全に潜っている第3の位置で示されている。潜水体45の配置と形状に基づいて、印刷インキの大部分が潜水体45によってインキ容器13からスクリーンローラ5のほうへ押しのけられている。インキ容器13は、この実施形態のときでも、ほとんど空にすることができる。
【0028】
図6からわかるように、潜水体45の外側輪郭は、容器13の後壁29および底面25と、最終位置に変位した潜水体45との間にできる隙間がごくわずかになるように、インキ容器13の内側輪郭に合わされている。
【0029】
図7は、スクリーンローラ5の回転方向に見て調量ドクターブレード11の前に別のドクター49が配置されており、このドクター49は、機械速度が速いとき、スクリーンローラ5の外套面が印刷インキの中に入る前に、スクリーンローラ表面に伴う空気層を掻き落す役目をし、それによって、インキセル9のインキ着けの妨げにつながりかねない、空気層が一緒に印刷インキに入り込むことを防ぐという点でのみ、図1から図3を参照して説明したインキ装置と異なる、インキ装置1のさらに他の実施形態を示している。掻き落された空気層51は矢印で図示されている。ドクターブレード49によって、スクリーンローラ5の外套面7の上にある印刷インキも掻き落すときは、この印刷インキを、ドクターブレード49の直ぐ下にあるインキ容器13に滴下させて戻すことができる。ドクターブレード49は、図示しない保持装置によって、図7に示す位置に保持されている。
【0030】
図7に示す実施形態では、インキ容器13は、その開いている側が部分的にドクターブレード49によって覆われている。インキ容器13のその他の部分は、上方に向かって開いたままである。取り外した状態でインキ容器13を閉じることができるようにするため、図8に示す実施形態では、インキ容器13に設けられたヒンジ55によって、インキ容器13の開いた側の上へ閉じることのできるカバー53が設けられている。こうして閉じられた、印刷インキが中に蓄えられているインキ容器13を、汚れが中に落ちてくることなく支持することができる。さらに、調量ドクター先端15よりも突き出ているカバー53は、調量ドクターブレード11、特にその先端15をも損傷から守る。インキ装置1に組み付けられた状態のとき、カバー53は開かれるので、印刷動作を妨げることはない。開かれたカバー53は、図8では破線で図示されている。
【0031】
排除体35ないし35'の、どの変形例にも共通しているのは、調量ドクターブレード11の幅全体にわたって延びていてよいことである。あるいは、排除体が調量ドクターブレード11の部分的な長さにわたって延びることも考えられる。
【0032】
図1から図8を参照して説明した排除体35,35’は、それぞれ揺動可能に支持されており、手動および/または適切な調節装置によって揺動可能である。あるいは、図示しない実施形態では、排除体35,35’を、直線的に位置調節可能であるように構成することが考えられる。そのために、たとえば直線案内部を設けることができる。それに応じて、インキ容器13の形状は、排除体の直線的な位置調節に合わされる。
【0033】
要約して言えば、排除体35または35'によってインキ容器13の容積を的確に変えることができるので、印刷インキ充填量は同じままで、排除体35または35'を位置調節することによって調量ドクターブレード先端17よりも高くしたり低くすることのできる、所望の印刷インキレベルがインキ容器13内に設定される。
【0034】
図1から図8を参照して説明したインキ装置1の実施形態では、調量ドクターブレード11は、インキ容器13の組付状態のとき、またはインキ装置1の動作時には、スクリーンローラ5に関して7時の位置から11時の位置の間の領域にあり、すなわちほぼ9時の位置にある。つまり、インキ容器13と調量ドクターブレード11は、スクリーンローラ5のそばで側方に配置されている。
【0035】
本発明によるインキ装置1は、特に、インキ容器13と調量ドクターブレード11を取り外すために、公知の装置の場合に意図されているように、インキ容器13を取出し位置に変位させなくてもよいという利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】さまざまな位置へ位置調節された排除体を備える、本発明のインキ装置の第1の実施形態を示す部分図である。
【図2】さまざまな位置へ位置調節された排除体を備える、本発明のインキ装置の第1の実施形態を示す部分図である。
【図3】さまざまな位置へ位置調節された排除体を備える、本発明のインキ装置の第1の実施形態を示す部分図である。
【図4】さまざまな位置に位置調節された排除体の第2の実施形態を備えるインキ装置を示す部分図である。
【図5】さまざまな位置に位置調節された排除体の第2の実施形態を備えるインキ装置を示す部分図である。
【図6】さまざまな位置に位置調節された排除体の第2の実施形態を備えるインキ装置を示す部分図である。
【図7】インキ装置の他の実施形態を示す部分図である。
【図8】調量ドクターブレードが配置されているインキ容器の実施形態を示す原理図である。
【符号の説明】
1 インキ装置
3 ローラ
5 スクリーンローラ
7 外套面
9 インキセル
11 調量ドクターブレード
13 インキ容器
15 調量ドクター先端
17 運動方向
19 基体
21 第1の壁
23 第2の壁
25 底面
27 前壁
29 後壁
31 揺動軸
33 シール条片
35 排除体
37 最高点
39 矢印
41 センサ
43 再充填装置
45 潜水体
47 揺動軸
49 ドクターブレード
51 空気層
53 カバー
55 ヒンジ

Claims (11)

  1. 少なくとも1つのローラ(3)と、このローラ(3)に当接可能で、インキ容器(13)に配置された調量ドクターブレード(11)とを含む、印刷機のインキ装置において、
    前記インキ容器(13)内の印刷インキレベルを前記調量ドクターブレード(11)に対して相対的に調整する、変位可能な排除体(35,35’)を備え、
    前記排除体(35)が、前記インキ容器(13)の中に蓄えられた印刷インキのレベルが前記調量ドクターブレード(11)の最高点(37)よりも上にある第1の位置と、前記インキ容器(13)の中の印刷インキレベルが前記調量ドクターブレード(11)の最高点(37)よりも下にある第2の位置とに選択的に位置調節可能である、
    ことを特徴とする、印刷機のインキ装置。
  2. 前記排除体(35)が、前記インキ容器(13)の位置調節可能な後壁(29)で構成されている、請求項1に記載のインキ装置。
  3. 前記後壁(29)が揺動可能に支持されている、請求項に記載のインキ装置。
  4. 揺動軸(31)が前記調量ドクターブレード(11)の前記最高点(37)よりも下に配置されている、請求項に記載のインキ装置。
  5. 前記後壁(29)が折れ曲がった延長部を有している、請求項1からまでのいずれか1項記載のインキ装置。
  6. 前記排除体(35’)が、その第1の位置では、前記インキ容器(13)の中に蓄えられた印刷インキに少なくとも部分的に浸り、第2の位置では印刷インキ液から完全に外へ出ている、請求項1に記載のインキ装置。
  7. 前記排除体(35’)が、インキ容器底面(25)よりも上方に配置された揺動軸(47)を中心として揺動可能である、請求項に記載のインキ装置。
  8. 前記排除体(35’)の外側輪郭が、前記容器後壁(29)および/または前記インキ容器底面(25)と、最終位置に変位した前記排除体(35’)との間にできる隙間の高さがごく小さくなるように、インキ容器内側輪郭に合わされている、請求項またはに記載のインキ装置。
  9. 前記調量ドクターブレード(11)が、前記ローラ(3)に当接した位置のとき、前記ローラ(3)に関して、前記ローラ(3)の上側の頂点よりも下、かつ下側の頂点よりも上で、7時の位置から11時の位置の間の領域に配置されている、請求項1からまでのいずれか1項に記載のインキ装置。
  10. 前記ローラ(3)の回転方向(17)に見て前記調量ドクターブレード(11)の前に、前記ローラ(3)に当接可能な、空気スクレーパおよび/または印刷インキスクレーパの役目をする少なくとも1つの他のドクターブレード(49)が配置されている、請求項1からまでのいずれか1項に記載のインキ装置。
  11. 状の前記インキ容器(13)がカバー(53)によって閉じることができ、このカバー(53)は前記インキ容器に配置されている、請求項1から10までのいずれか1項に記載のインキ装置。
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