JP4246795B2 - β型トランスフォーミング増殖因子の結晶 - Google Patents
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Description
本発明の背景
TGF-βは胚発生または組織の再生などの多くの生物学的な調節経路で中心的な役割を果たす。種々の異なる目的にも治療用として使用し得る非常に強力な生物学的因子である。
TGF-βは当初、ヒト血小板、ヒト胎盤およびウシ肝臓から均質に精製され、約25,000Daの分子量をもつ同質二量体タンパク質として同定された。TGF-βは、初期にはEGFまたはTGF-αと相乗的に作用し、非形質転換NRK細胞の足場非依存性成長を誘導し得ることで特徴づけられたが、近年では、幅広い種類の正常細胞および腫瘍細胞の両方において数多くの調節効果を提示することが示され、このタンパク質が細胞活性の多機能性調節因子としての重要性を示唆するものとされている。細胞の型または組織の型および他の増殖因子の存在の有無に依存して、TGF-βは有糸分裂誘発、細胞増殖および細胞成長を刺激するかまたは該工程を効果的に阻害し、または例えば脂質生成、筋発生、軟骨形成、骨形成および免疫細胞機能の調節、ケモタキシスの刺激または分化の誘導または阻害などの他の作用を示し得る。TGF-βの多くの作用は、ストレスまたは傷害に対する細胞または組織の応答および発生した損傷の修復に関連する。炎症後、TGF-βは肉芽組織の形成において主要な役割を果たし、フィブロネクチン、コラーゲンおよびいくつかのプロテアーゼ阻害剤のように細胞外マトリックスの形成に関連する遺伝子の発現を増加させ、繊維芽細胞によるコラーゲン−マトリックス収縮を刺激し、このことは結合組織の収縮に何らかの役割を果している可能性を示唆する。
TGF-βなる用語は機能的および構造的に密接に関連したタンパク質のファミリーを意味する。今まで、TGF-β1、TGF-β2、TGF-β3、TGF-β4およびTGF-β5と呼ばれる5つの異なる同質二量体TGF-βが記載されている。
全てのTGF-βは390〜412アミノ酸の前駆体として合成され、これはタンパク質分解的開裂を受けてC末端の112アミノ酸からなる成熟形となる。その成熟した生物学的に活性な形では、TGF-β1〜5は各112アミノ酸である2本のポリペプチド鎖の酸および熱に安定なジスルフィド結合形同質二量体である。ヒト(Derynck,R.et al.(1985)Nature 316、701-705)、ネズミ(Derynck,R.et al.(1986)J.Biol.Chem.261、4377-4379)およびサルのTGF-β1(Sharples,K.et al.(1987)DNA 6、239-244)の完全なアミノ酸配列は、1つのアミノ酸残基のみが異なる驚くべき配列相同性を示す。ヒトTGF-β1、ヒトTGF-β2(deMartin,R.et al.(1987)EMBO J.6、3673-3677;Marquardt,H.et al.(1987)J.Biol.Chem.262、12127-12131)およびヒトTGF-β3(Ten Dijke,P.et al.(1988)PNAS 85、4715-4719)のアミノ酸配列の比較により、成熟形の3つのタンパク質は約70〜80%の配列相同性を示すことが実証された。ヘテロ二量体TGF-β1.2は、豚血小板から単離され、TGF-β2の1つのサブユニットにジスルフィド結合するTGF-β1の1つのサブユニットからなる(Cheifetz,S.et al.(1987)Cell 48、409-415)。
近々、種々の治療態様で試験するために充分な量を得るために天然源(例えば血小板)からこれらの因子を単離するのではなく組換え技術を用いてTGF-βを産生する試みがなされてきた。しかしながら、生物学的に活性な組換えTGF-βを得ることは極めて困難であることが分かった。配列番号1〜6と題して配列表に記載した配列からも分かるように、112アミノ酸鎖長のTGF-β1、TGF-β2およびTGF-β3の成熟形は9個のシステイン残基を含む。TGF-β2で9個のシステイン残基が4つの分子内および1つの分子間ジスルフィド結合を形成し、複雑なコア構造(『ジスルフィド結節』)を有することが示された[Schlunegger,M.P.およびGruetter,M.G.、Nature 358:430-434(1992)]。今日TGF-β3のジスルフィド形態はTGF-β2と類似し、TGF-β3は同じ複雑なコア構造を有することが知られている。
組換えTGF-βの発現は真核系で行い得るが、得られた生物学的に活性で正しくフォルドされた物質の収量は依然として満足のいくものではない。それ故、微生物宿主内で生物学的に活性なTGF-βを産生する試みがなされた。しかしながら、細菌内などの細胞内の状態は、活性に必須であると思われる正しいフォルディング、ジスルフィド結合形成およびジスルフィド安定化二量体化を誘導するものではない。従って、欧州特許出願EP-A-0 268 561に記載のように、ラムダ・プロモーターの制御下における大腸菌中でそれぞれの遺伝子を発現した後に、ほんのわずかの生物学的に活性なTGF-βしか得られない。他の報告でtrpプロモーター制御下における大腸菌中のTGF-β cDNAの発現が記載され、これはSDSポリアクリルアミドゲルのオートラジオグラムによる写真像でおよそ13,000Daの分子量をもつ放射活性標識タンパク質のバンドを示すが、活性は測定されていない(Urushizaki,Y.et al.(1987)Tumor Res.22、41-55)。しかしながら、例えば欧州特許出願EP-A-0 433 225等に生物学的に活性で二量体のTGF-β様タンパク質の産生の成功した方法が記載され、ここでは封入体から単離したTGF-βのフォルディングに緩和な洗浄剤を使用している。
しかしながら、医薬的に許容可能な製剤を調製する上で、TGF-β3はいくつかの物質に非特異的に吸着するので厳密な量で投与するのは困難である。さらに、全てのタンパク質と同じように、TGF-β3は空気中の酸素などの酸化剤に感受性である。
本発明で可溶性形のかわりにTGF-β3の結晶を使用すると不安定性および吸着の両方を阻止することがわかった。
Schlunegger et al.、FEBS Lett.303:91-93(1992)でTGF-β2の結晶化が
で記載された25〜35%ポリエチレングリコール400溶液からの懸滴法が記載されている。同様に、米国特許5,322,933で、TGF-β1およびTGF-β2結晶はそれぞれ20%PEG200および600を用いて懸滴法により調製した。
発明の目的
本発明の目的は、バイアル壁に全く吸着しないかまたは溶解したTGF-β3よりも少ない吸着を示す製剤を調製するために結晶形のTGF-β3を提供することである。また本発明の目的は、溶解した形よりも酸化剤に対してより安定である製剤を調製するために結晶形のTGF-βを提供することである。
別の本発明の目的は構造決定およびドラッグ・デザインに使用し得るTGF-β結晶を提供することである。
また別の本発明の目的はTGF-β結晶を含有し、遅延放出医薬製剤として、またはその調製に使用し得るTGF-βの医薬調製物を提供することである。
本発明の要約
驚くべきことに、TGF-β3は水溶液中で安定な結晶を形成することがわかった。TGF-β3結晶はガラス容器に付着せず、タンパク質は分解から保護されており、これは構造決定およびドラッグ・デザインに使用し得る。
さらに、驚くべきことにTGF-β結晶は、治療に使用するTGF-βの遅延放出製剤として、またはその調製に使用し得ることがわかった。結晶TGF-βを患者に適用する場合、可溶性のすなわち利用可能なTGF-βの濃度は、異なる溶液特性をもつ結晶を選別することにより、または適当な結晶サイズにより変化し得る。
本発明の詳細な説明
本発明はTGF-β3の結晶、好ましくは六方晶または三方晶系空間群に属する結晶からなる群から選択されたTGF-β3結晶、より好ましくは六方晶系空間群P6122または三方晶系空間群P3221に属する結晶からなる群から選択された結晶、よりさらに好ましくは単位セルサイズがa=b=77.8Å、c=143.2Å、α=β=90°、γ=120°(厳密なる結晶化条件に依存して、この好ましい形の単位セルサイズは4%まで変化し得る)である六方晶系空間群P6122に属する六方晶形『H』であり、よりさらに好ましくは単位セルサイズがa=b=49.3Å、c=78.9Å、α=β=90°、γ=120°である三方晶系空間群P3221に属する三方晶形『T』に関するものである。六方晶の結晶中、X線を4Åよりも高い最大分解に分散するものが好ましい。
本発明はまた実質的にTGF-β3の結晶、好ましくは六方晶系または三方晶系空間群に属する結晶からなる群から選択されたTGF-β3結晶、より好ましくは六方晶系空間群P6122または三方晶系空間群P3221に属する結晶からなる群から選択された結晶、よりさらに好ましくは単位セルサイズがa=b=77.8Å、c=143.2Å、α=β=90°、γ=120°(厳密な結晶化条件に依存して、この好ましい形の単位セルサイズは4%まで変化し得る)である六方晶系空間群P6122に属する六方晶形『H』であり、よりさらに好ましくは単位セルサイズがa=b=49.3Å、c=78.9Å、α=β=90°、γ=120°である三方晶系空間群P3221に属する三方晶形『T』からなる組成物に関するものである。
さらに本発明はTGF-β3の結晶、好ましくは六方晶系または三方晶系空間群に属する結晶からなる群から選択されたTGF-β3結晶、より好ましくは六方晶系空間群P6122または三方晶系空間群P3221に属する結晶からなる群から選択された結晶、よりさらに好ましくは単位セルサイズがa=b=77.8Å、c=143.2Å、α=β=90°、γ=120°(厳密な結晶化条件に依存して、この好ましい形の単位セルサイズは4%まで変化し得る)である六方晶系空間群P6122に属する六方晶形『H』であり、よりさらに好ましくは単位セルサイズがa=b=49.3Å、c=78.9Å、α=β=90°、γ=120°である三方晶系空間群P3221に属する三方晶形『T』を含有する医薬組成物に関するものである。
タンパク質結晶は、通常、対称な関係にある分子間の表面にある荷電基および双極子の相互作用により保持されている。TGF-β3の高分解能X線構造解析によりT型結晶についてはこのことは当てはまらないことがわかった。これらの結晶は極めて濃密に集積しているが、極性相互作用は結晶接触にはほんのわずかしか関与していない。これらの接触のほとんどは疎水性相互作用により成立している。比較的もろく生理学的条件下で容易に溶解し易い多くの他のタンパク質結晶と比較して、結晶形Tの驚くべき高い安定性がこの通常でない構造によりもたらされる:T形の結晶は機械的に安定である。壊れることなく取り扱われ得る。貯蔵緩衝液中、それらは少なくとも6カ月持続可能である。結晶はまた例えばPBS緩衝液(125mM NaCl、5mM KCl、5mM MgCl2、25mM Na2HPO4、pH7.2)などの生理学的条件下で安定である。結晶は100mM酢酸中にまたはイソプロパノールの存在下に溶解する。
結晶形Hは比較的もろく針で触れれば容易に壊れる。母液とは異なる溶液に移せば、直ちに崩壊する。
さらに、本発明はこれらの結晶の調製法に関する。
例えば天然源から単離、CHO細胞などの組換え真核発現系で産生、または大腸菌などの原核発現系で産生した、あらゆる起源由来の純粋な二量体の生物学的に活性なTGF-β3が結晶化のための出発原料として使用され得る。例えば、大腸菌中で封入体として発現し、例えば緩和な洗浄剤であるCHAPSおよび所望により有機溶媒のDMSOを用いる方法により可溶化し、再フォルドされ、例えば陽イオン交換クロマトグラフィーまたはHPLCなどの適当なクロマトグラフィー法により精製したTGF-β3は出発原料として使用し得る。
結晶工程において、結晶形成に必要とされるよりも低い濃度の沈殿剤を用いて結晶化緩衝液を調製(例えばTGF-β3溶液を『貯蔵緩衝液』と混合することによる)する。結晶を形成させるために、例えば滴加することにより、または結晶化緩衝液と貯蔵緩衝液間で拡散することにより沈殿剤の濃度を変化させることにより、例えば沈殿剤を高濃度の沈殿剤をもつ貯蔵緩衝液から結晶化緩衝液に拡散するなどして、沈殿剤を加えることにより沈殿剤の濃度を増加させなければならない。例えば、拡散は蒸気拡散法によって行い得る。この方法では結晶化緩衝液中の状態は、例えば『懸滴法』または『シティング・ドロップ(sitting drop)法』(これはそれぞれ結晶化緩衝液の一滴を貯蔵緩衝液のずっと大きな貯蔵液の上から懸滴し、または並列的に保持する)、または実施例に記載したような蒸気拡散バッチ法などのように共通の気相中への拡散により変化する。沈澱剤の濃度変化はまた結晶化緩衝液を貯蔵緩衝液から隔離すると共にタンパク質が貯蔵緩衝液中に浸透するのを防ぐ半透膜を通して沈澱剤を拡散させることによりなし得る。
結晶化緩衝液中のTGF-β3は好ましくは10mg/mlまで、より好ましくは0.5〜6mg/ml、よりさらに好ましくは1〜3mg/mlの濃度を有する。
TGF-β3結晶の調製は様々な条件下で行い得る。好ましいpHは4〜8.5である。緩衝液の濃度および種類は重要ではないので、様々な緩衝液を使用し得る。好ましい緩衝系はリン酸カリウム、クエン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、TrisまたはHEPESである。緩衝液は、例えばイソプロパノール、アセトニトリル、DMSOまたは好ましくはジオキサンおよびポリエチレングリコールなどの好ましくは低い相対誘電率をもつ水と混和性の有機溶媒からなる群から選択され、好ましくは400ないし8000の分子量を有する沈殿剤を含有する。
TGF-β3の三方晶系の結晶はいくつかの条件下で得られる。好ましいPHは4〜7.5である。T結晶を得る好ましい緩衝液系はTrisであり、より好ましくはリン酸カリウム、クエン酸ナトリウム、酢酸ナトリウムまたはHEPESである。好ましい本発明の態様において、結晶化緩衝液は緩衝剤を30mMないし300mM含有し、より好ましくは緩衝剤を50〜150mM含有する。三方晶TGF-β3結晶は、例えばイソプロパノール、アセトニトリル、DMSOまたは好ましくはジオキサンなどの好ましくは低い相対誘電率をもつ沈澱剤として水と混和性の有機溶媒の存在下で形成され、有機溶媒は6〜30%、好ましくは6〜15%の濃度で存在する。温度は好ましくは4℃ないし20°である。
T型のTGF-β3結晶を得るための、結晶化緩衝液中の好ましいジオキサン濃度は7.5%である。すでに上記で定義したように、かくして得られるT型結晶は単位セルサイズがa=b=49.3Å、c=78.9Å、α=β=90°、γ=120°の三方晶系空間群P3221に属する。
TGF-β3の六方晶の結晶はいくつかの条件下で成長する。好ましいpHはpH5.0〜pH8.5である。好ましくは、分子量が400〜8000であり10%〜30%の濃度のポリエチレングリコールが結晶緩衝液中に存在する。好ましい温度は4℃ないし20℃である。結晶は六方晶系二錐体として成長する。
本発明のTGF-β結晶は、タンパク質の結晶化の当分野でよく知られているバッチ結晶法または懸滴法のいずれかで形成し得る。両方の例を詳細に後述する。
本発明のTGF-β3結晶は、自然結晶化、またはより良好には実施例中で後述するように微小または大種晶添加のいずれかで調製し得る。特に種晶添加に際して微小結晶懸濁液を使用(『微小種晶添加』)することにより、結晶の大きさを調節する良い方法が提供される。例えば、T型結晶の場合、100μlの懸濁液中0.1mm3の均一化されたTGG-β3結晶を含有する貯蔵懸濁液の1/43〜1/45希釈により10×10×30μm3付近の典型的な大きさの結晶が得られる。高希釈度(1/46〜1/49)においては、単一で大きな結晶(大きさ70×70×250μm3)が成長する。一定量のTGF-β3を含有する製剤において、結晶の大きさが小さくなるほど、結晶表面は広くなる。従って、結晶表面は結晶と平衡にある溶解TGF-β3の量に影響を及ぼし、よって、遅延放出製剤中の有効なTGF-β3の量にも影響を及ぼす。
好ましくはT型の結晶の懸濁液としてTGF-β3を利用することは溶液で利用することよりも有利な点がいくつかある。例えば、好ましくはH型、より好ましくはT型の結晶状態では、容器の表面への非特異的吸着およびタンパク質分解が減少する。もう一つの利点は好ましくはH型、より好ましくはT型のTGF-β3結晶は治療適用する遅延放出製剤として、またはその製造用に使用し得ることである。
好ましくはT型のTGF-β3結晶はまた生理学的条件下でも安定であるので、遅延放出製剤として、またはその製造用に使用し得る。
本発明の別の態様はTGF-β結晶を含有する遅延放出製剤に関するものである。本発明の好ましい態様では、後述の遅延放出製剤に関連する『TGF-β』はTGF-β1、TGF-β2、TGF-β3、TGF-β4およびTGF-β5、さらに好ましくはTGF-β1、TGF-β2およびTGF-β3、さらにより好ましくはTGF-β3からなる群から選択されるTGF-βを意味する。
TGF-β1およびTGF-β2の結晶は、例えばDavied et al.、米国特許5,322,933に記載のようにすでに当分野で既知の方法により調製し得る。
TGF-βの結晶は結晶のデポ効果により、遅延放出製剤としてまたはその製造用に適している。好ましい製剤はTGF-βの有効濃度が0.1〜50μg/mlに到達し得るものである。
TGF-βのデポ結晶製剤はゲル状、軟膏、懸濁液の形であり得る。結晶はセルロース誘導体、糖、ポリマー、塩、保存剤などの全ての医薬成分と混合し得る。TGF-β結晶は凍結乾燥製剤の調製にも使用し得、例えば乾燥包帯および骨セメントなどに含まれ得る。TGF-βのデポ製剤は、例えば創傷治癒、口粘膜炎、骨関節炎、骨疾患、骨修復、または腸粘膜炎などの全てのTGF治療域で使用し得る。
本発明の別の態様は構造決定およびドラッグ・デザインのための本発明のTGF-β3結晶の使用である。
合理的な薬物の設計のためには、標的タンパク質の3次元構造を知る必要がある。現在、この構造に関する情報は、溶液中でのNMRで分光化学的に、タンパク質結晶のX線回折または相同モデリングのいずれかで得られる。相同構造に基づくモデリングにより得られる構造情報は充分に詳細ではなく、それ故実験的証拠に支持される構造が好ましい。薬物の合理的な設計を支持するのに有益な結晶は異なる特徴を有するべきである。まず第一に、分子を詳細に表現するために全ての構造は高度に分離されていなければならない。到達可能な最も高い分解が得られるかどうかはタンパク質の結晶の質に依存する。さらに、小さな分子は活性部位に到達するために結晶を浸透させることができなければならない。この活性部位が隣接する分子、阻害剤または結晶化に必要な物質といった他の化合物で阻害されているのであれば、異なる結晶形を使用しなければならない。
『T』型結晶は『H』型結晶よりも高い分解性を示し、それ故ドラッグ・デザインに好ましい。『T』型結晶が濃密にパックされているため、分子表面の大部分は薬物に近づけない。この理由により薬物が『T』型結晶形のTGF-β3に結合しない場合、『H』型結晶は『T』型結晶よりも好ましい。
以下の実施例は、本発明を制限する意図はなく説明するためのものである。
実施例1:大腸菌内でのTGF-β1、TGF-β2およびTGF-β3の発現
実施例1A:一般的な方法
細菌株:
−大腸菌K12/LC 137:htpRam、lonR9、lacam、malam、trpam、pHOam、rspL、tsx::Tn10、supCts(Goff,S.A.et al.(1984)PNAS 81、6647-6651)。
プラスミド:
−pPLMu(Buell,G.et al.(1985)Nucleic Acids Res.13、1923-1938):このプラスミドはファージMu ner遺伝子リボソーム結合部位をもつバクテリオファージIPLプロモーターを有する(Van Leerdam,E.et al.(1982)Virology 123、19-28)。
−pcI857:熱不安定性λcI857リプレッサーをコードし、カナマイシンに耐性を有するプラスミド(Remault,E.et al.(1983)Gene 22、103-113)。
SDSゲル電気泳動:
SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS−PAGE)およびタンパク質染色はBIORADのMiniprotean II細胞および1mmの厚さの18%ポリアクリルアミドゲルを用いて前記(Laemmli、U.K.(1970)Nature 227、680-685)のように行う。
熱誘導:
各々40μgのアンピシリンおよびカナマイシン(LB/amp/kan)を含有する20ml培養チューブ中のLB培地7ml(Maniatis et al.(1982)、Molecular Cloning、Cold Spring Harbor Laboratory、New York)に単一のコロニーを植え付け、一晩30℃で振盪しながらインキュベートする。この一晩培養したもの5mlを100mlのエーレンマイヤー・フラスコ中のLB/amp/kan 15mlに加えるこのフラスコを42℃の水浴振盪機に移す。2mlのサンプルを移す前(非誘導条件)にとり、移した後(誘導条件)に1時間間隔で1mlのサンプルをとる。細胞を遠心(エッペンドルフ遠心機中で5分間、10,000rpm)によりペレット化し、上清を廃棄する。ペレットをSDS−PAGE用に100μlのサンプル緩衝液中に再懸濁し、10分間95℃で加熱する。5μlの等分をSDS−PAGEにのせる。
コンピテント細胞の作製:
コンピテント大腸菌細胞はMiniatis et al.(1982)、Molecular Cloning、Cold Spring Harbor Laboratory、New Yorkに記載にように塩化カルシウム法により作製する。プラスミドpcI857を有する細胞を30℃で成育させる。
実施例1B:発現ベクターpPLMu.hTGF-β3の構築およびTGF-β3の発現
TGF-β3のコード配列(配列番号1として配列表に示す)を、NcoIで消化したプラスミドPGem−5ZF(+)(Promega)にクローン化し、仔ウシ腸アルカリホスファターゼ(ベーリンガー)で脱リン酸化し、クレノウポリメラーゼ(Gibco-BRL)で伸長する。得られた構築物をpGKM126と呼び、コンピテント大腸菌Y1090細胞を形質転換するのに使用する。TGF-β3をコードする正しい挿入物をもつクローンを大腸菌Y1090/pGKM126と呼ぶ。
大腸菌Y1090/pGKM126細胞をLB培地で成育させ、プラスミドDNAをBirnboim,H.C.およびDoly,H.(1979)Nucleic Acids Research 7の方法で調整し、製造業者(ベーリンガー)の薦めに従って、プラスミドDNA1513.5μgを50μlの制限緩衝液中でNcoIを用いて完全に切断する。DNAを5μlの3M酢酸ナトリウム、100mM MgCl2、5mM EDTAおよび150μlエタノールを加えて沈降させる。70℃で15分間インキュベートした後、DNAをSorvall遠心機のSS34ローターで13,000gで15分間遠心することによりペレット化する。上清を廃棄し、0.25%ブロモフェノールブルーおよび0.25%キシレンシアノールを含有する80μlの0.089M TRISホウ酸塩、0.089Mホウ酸および0.002M EDTA(TBE緩衝液)中に再懸濁する。4回20μlのサンプルを、50ボルトで0.5μg/ml臭化エチジウムを含有するTBE緩衝液中の1%アガロースゲルを通して、10cm長で0.8cmの厚さのゲルの末端にブロモフェノールブルー・マーカーが達するまで電気泳動する。成熟TGF-βをコードするDNA断片を短波長UV光で視覚化し、かみそりの刃で切り出し1.5時間200mampを適用した
バイオトラップ装置中でゲル片から電気溶出する。溶出したDNA断片を沈降(上記参照)させ、20μl TEに再懸濁する。
プラスミドpPLMu 5μlをNcoIおよびSalI、NcoIおよびEcoRVまたはNcoI単独のいずれかで消化し線状とし、上記のDNA断片のようにゲル精製する。100ngの線状で精製されたpPLMuベクターDNAおよび3モル等量のそれぞれの精製DNA断片を1単位のDNAリガーゼ(ベーリンガー)を含有するライゲーション緩衝液20μl(70mM TRIS/HCl、pH7.5、10mM MgCl2、5mM DTT、0.1mMアデノシン三リン酸)中で4℃で15時間インキュベートする。
10μlのライゲーション混合物をプラスミドpcl857をもつ冷(4℃)コンピテント大腸菌LC137細胞200μlに加える。30分後、細胞を42℃の水浴で1.5時間インキュベートすることにより熱衝撃を与える。LB培地2mlを加え、培養物を60分間30℃で振盪する。200μl等分をアンピシリンおよびカナマイシンを含有するLBプレート上にまき、22時間30℃でインキュベートする。単一のコロニーを培養し、プラスミドDNAを解析する。pPLMu中のTGF-β3をコードするDNA断片をサブクローニングすることによりプラスミドpPLMu.hTGF-β3が得られる。上記の構築物を含有するクローンを大腸菌LC137/pPLMu.hTGF-β3と呼ぶ。
大腸菌LC137/pPLMu.hTGF-β3細胞を熱誘導(実施例1A参照)し、発現したタンパク質をSDS−PAGEで解析する。熱誘導タンパク質が約12,000Daの見かけの分子量で広がるにつれ、全てのTGF-β3は熱誘導の2時間後に現れる。
実施例1C:形質転換細胞の醗酵
40mg/lのアンピシリンおよびカナマイシンと共に750mlのLB培地を含有する2lのエーレンマイヤー・フラスコ中で大腸菌LC137/pPLMu.h.TGF-β3を一晩培養した培養物を30℃で成育させる。300mlの一晩培養物を2lエーレンマイヤー・フラスコ中、上記した抗生物質を含有する750mlのLB培地に加え、65℃の水浴で約3.5分間振盪することで42℃に加温する。次いでフラスコを42℃の振盪機に移し、3時間インキュベートする。フラスコを氷水浴中で12℃まで冷却し、細胞をGSAローター(Sorvall)中、8,000rpmで10分間遠心した後回収する。
実施例2
実施例2A:大腸菌からの不溶性でモノマーのTGF-β3の回収
大腸菌LC137/pPLMu.hTGF-β3細胞を実施例1Cに記載のように醗酵させる。細胞破砕および不溶性のTGF-β3の回収を4℃で行う。約18gの湿潤細胞を60mlの0.1M TRIS/HCl、10mM EDTA、1mM PMSF(フェニルメタンスルホニルフルオリド)、pH8.3(破壊緩衝液)中に再懸濁する。製造業者の指示に従って細胞を2回フレンチプレス(SLM Instruments、Inc.)に通過させ、破砕緩衝液で容量を200mlとする。懸濁液を15,000gで20分間遠心する。得られたペレットを1M NaClを含有する破砕緩衝液100mlに懸濁し、上記のように10分間遠心する。ペレットを1%Triton X−100(Pierce)を含有する破砕緩衝液100mlに懸濁し、上記のように再び10分間遠心する。次いで洗浄したペレットを50mlの20mM Tris/HCl、1mM EDTA、1mM PMSF、1%DTT中に懸濁し、テフロン組織粉砕機でホモジナイズする。得られた懸濁液は不溶性形の粗モノマーであるTGF-β3を含有する。
実施例2B:モノマーTGF-β3の可溶化および精製
実施例2Aに従って得られたTGF-β3懸濁液10mlを10%酢酸でpH2.5に酸性化し、エッペンドルフ遠心機で10分間室温で遠心する。上清を流速1.4ml/分で10%酢酸中、セファクリルS−100カラム(ファルマシア、2.6×78cm)でクロマトグラフィーする。(別に、クロマトグラフィーはセファクリルS−100HR(ファルマシア)で行い得、カラムはそれぞれ1%酢酸または5mM HCl中で行い得る。)190分ないし220分に溶出するモノマーで変性したTGF-β3を含有する画分を集める。この物質は生物学的に活性で二量体のTGF-β3を得るためのフォルディングに使用する。
実施例3:インビトロにおけるTGF-β3のフォルディング
上記で得られたTGF-β3は、それぞれ0.1M Tris、30mM CHAPS、1M NaCl、5mM還元グルタチオンおよび20%(v/v)DMSOからなる緩衝液中、4℃で折りたたまれる。必要であれば緩衝液のpHをNaOHでpH9.5に調節する。TGF-β3の最終濃度は0.1mg/mlである。7日後、4℃で溶液を濃酢酸でpH3.5に酸性化し、YM10膜(Amicon)のついたアミコン撹拌細胞中で約10回、限外濾過することにより濃縮する。濃縮した溶液を0.1M酢酸で元容量まで希釈し再濃縮する。この操作を2回繰り返す。次いで溶液を実施例4に記載のように精製する。
実施例4:二量体の生物学的に活性なTGF-β3の精製
約10ないし50mgのTGF-β3を含有する実施例3で得られた溶液を50mM酢酸、35%エタノールを用いて透析濾過する。得られた溶液を6ml/分でハイロード(Hiload)26/10S−セファロース高速カラム(ファルマシア)にのせる。始めにカラムを50mM酢酸、35%エタノール(緩衝液A)で5分間洗浄し、次いで0.2M NaClを含有する緩衝液Aで始めて、0.5M NaClを含有する緩衝液Aで終わる線形勾配で45分間に及び溶出する。溶出物を280nmでモニターし、手動で画分化する。画分を実施例5に従って、非還元SDS−PAGEにより二量体TGF-β3を、インビトロのバイオアッセイにより生物学的活性を確認する。
二量体の生物学的に活性のあるTGF-β3を含有する画分を集め、0.1M酢酸に対して透析するか、または水中0.1%TFAの同容量で希釈しVydac214TP510カラム(1cm×25cm、The Separations Group、USA)のRP−HPLCを行う。カラムを75%溶媒A[水中TFA0.1%]および25%溶媒B[アセトニトリル中TFA0.08%]の混合物を用いて流速4.5ml/分で平衡化する。サンプルをのせた後、235nmでモニターされた吸収が基線に達するまでカラムを平衡条件下で洗浄する。次いでカラムを、平衡条件下で始めて45%溶媒Aと55%溶媒Bとの混合物終わる線形勾配で30分以内に溶出する。溶出物を手動で画分化し,実施例5に従って非還元SDS−PAGEおよびインビトロのバイオアッセイにより解析する。
活性画分を集め、20mM酢酸、20%エタノールに対して透析濾過する。
実施例5:フォルディングしたTGF-βのインビトロ活性試験:ミンク肺上皮細胞(Mv-1-Lu)酸性ホスファターゼアッセイ
連続ミンク肺上皮細胞系Mv-1-Lu(ATCC/CCL64)の成長を阻害する化合物の効力を測定する細胞バイオアッセイにおいてインビトロでTGF-β3を選別する。Mv-1-Lu細胞系はTGF-βのバイオアッセイで感受性のあるリポーターであることが分かり、約10〜50pg/mlのすでに報告されているEC50でシグモイド形の濃度反応曲線を示す(Tucker et al.、Science 1984;226:705-707;Absher et al.、J.Immunol Methods 1991;138:301-303;Danielpour et al.、J Cell Physiol 1989;138:79-86)。TGF-βにより強く増殖が阻害されるMv-1-Lu細胞は現在、このサイトカインの解析的バイオアッセイの開発に最も適した細胞系であると考えられている(Kelley et al.、Exp Lung Res 1992;18:877-887;Meager、J Immunol Methods 1991;141:1-14)。アッセイは、元来American Type Culture Collection、Rockville MD、USAから得られた細胞を用いて96穴のマイクロタイター・プレートで行う。
細胞をTGF-β3標準物質またはサンプルの連続希釈液を含有する成長培地(5%v/v仔ウシ血清を含む最小必須培地)中に低密度(1穴につき5000個の細胞)でまく。次いでアッセイを加湿5%CO2インキュベーターで72時間、37℃でインキュベートする。細胞増殖の阻害は高感度酵素細胞染色法(これは各穴で産生された酸性ホスファターゼの量を比色定量的に見積もる)により測定し、染色の強度は各穴に存在する細胞数に対応している。各穴の吸光度O.D.は405nmで測定し、アッセイ・データをプロットし適当なPCソフトウェア・プログラムにより解析する。
実施例6:T型結晶(三方晶形)
実施例4で得られた二量体のTGF-β3を17時間、冷(4℃)10mM酢酸に対して透析(Spectrapore膜 MwCO 6〜8kDa)する。TGF-β3溶液を限外濾過により濃縮し最終タンパク質濃度を3〜8mg/mlとする。
実施例6A:自然結晶化
10mM酢酸中のTGF−β3溶液2μlをシリコーン処理をしたカバーグラス上の2μlの貯蔵緩衝液(15%(v/v)ジオキサンおよび100mM酢酸ナトリウム、pH5.0)と混合する。カバーグラスを逆にし600μlの貯蔵緩衝液で満たした貯蔵容器の上におく。貯蔵容器およびカバーグラスをシリコン油で密閉する(『懸滴法』)。密封した容器の容量は2mlである。液滴と貯蔵液との距離は12mmである。室温で24時間後、最初の結晶(大きさ10×10×30μm3)が光学顕微鏡で発見された。結晶は約1週間後に最大の大きさ(70×70×250μm3)に達する。これらの条件下での結晶の再現性は以下のようである:48の同じ結晶実験中24において、結晶が形成される。
実施例6B:微小種晶添加
結晶化を改善するためにタンパク質溶液に実施例6Aの自然結晶化で得られた結晶で種晶添加する。
一片の種晶(大きさ30×30×100μm3)を10mM酢酸で洗浄し、100μlの10mM酢酸でホモジナイズする。この溶液25μlを75μlの10mM酢酸で希釈する(全希釈度1/41)。8回希釈を繰り返す(全希釈度1/48)。各希釈液1μlを貯蔵容器をカバーグラスで密封する前に小滴に加える(上記実施例6A参照)。一滴当たりに産生される結晶の大きさと数は微小結晶懸濁液の希釈度に依存する。非希釈の懸濁液では微小結晶沈殿物が発見される(本発明の目的のために、微小結晶は3μm以下の最も長い数値のサイズを有するものと定義する)。1/43〜1/45の希釈により、およそ10×10×30μm3の典型的な大きさの微小結晶が得られる。より高希釈(1/46〜1/49)では、単一で大きな結晶が成長する(大きさ70×70×250μm3)。このように種晶添加に微小結晶懸濁液を使用することにより結晶の大きさを調節する良好な方法が提供される。
実施例6C:他の結晶化条件
結晶は以下の表に要約した条件を用いて自然結晶、微小または巨大種晶添加により得られる:
実施例6D:大種晶添加
単一の大結晶を微小結晶懸濁液の代わりに種晶添加に使用し得る。(本発明の目的において、大結晶は3μm以上の最も長い寸法のサイズを有するものとして定義する)
種晶(大きさ30×30×100μm3)を15分間、10mM酢酸で洗浄し、直接小滴に移す(上記の実施例6A参照)。新しい結晶が24時間以内に形成されおよそ50×50×150μm3の大きさに達する。
実施例6E:透析による結晶化
10mM酢酸中の12μlTGF-β3溶液を貯蔵緩衝液12μl(15%(v/v)ジオキサンおよび100mM酢酸ナトリウム、pH5.0)および10mM酢酸中の微小結晶懸濁液の1/45希釈液1μlと混合する(実施例6B参照)。混合物を密封したビーカー中の貯蔵緩衝溶液50mlに対して冷して透析(4℃、Spectrapore膜 MwCO 6−8kDa)する。
実施例6F:結晶の特徴
T型結晶は単位セルサイズがa=b=49.3Å、c=78.9Å、α=β=90°、γ=120°の三方晶系空間群P3221に属する。結晶は六角の断面をもつ棒状の形を呈する。そのように得られた結晶は最大分解2ÅまでX線を回折する。
T型の結晶は物理的に安定である。それらは崩壊することなく手で操作できる。貯蔵緩衝液中ではそれらは少なくとも6カ月は持続可能である。結晶はまた生理学的条件下でも安定である。目視試験で、PBS緩衝液(125mM NaCl、5mM KCl、5mM MgCl2、25mM Na2HPO4、pH7.2)中で結晶は1週間以内には溶解しない。結晶は100mM酢酸中またはイソプロパノールの存在下で溶解する。
上記で得られたTGF-β3 T結晶は、2つの対称に相関するTGF-β3分子間に埋もれていて、TGF-β3サブユニット当たり1分子のジオキサン分子を含有する。
実施例6G:スケール・アップ
TGF-β3を20μgから1gに結晶化工程をスケール・アップするために、実験操作を懸滴法からバッチ結晶化へと変えた。バッチ結晶化実験を以下のように行う:ガラスのビーカーを200mlの5mg/mlTGF-β3、7.5%(v/v)ジオキサン、50mM酢酸ナトリウム(pH5.0)および10mM酢酸中の微小結晶懸濁液1mlで満たす。このビーカーを2lの貯蔵緩衝液(100mM酢酸ナトリウム、pH5.0、15%(v/v)ジオキサン)で満たした4lのタンクに置く。結晶化の間、貯蔵緩衝液をわずかに撹拌する。タンクを密封した後、気相を介してビーカー中の溶液と貯蔵液の平衡化がおこる。
実施例7:H型結晶(六方晶形)
上記のように、実施例4で得られた二量体のTGF-β3溶液を17時間冷(4℃)10mM酢酸に対して透析(Spectrapore膜 MwCO 6−8kDa)する。TGF-β3溶液を限外濾過により濃縮し、最終タンパク質濃度を3−8mg/mlとする。
実施例7A:結晶化
H型の結晶をT型結晶と同じ『懸滴法』実験操作を用いて成長させる。貯蔵緩衝液は30%(v/v)ポリエチレングリコール(PEG)400および100mMリン酸カリウム、pH6.0から成る。TGF-β3溶液4μlを貯蔵緩衝液2μlと混合する。結晶は室温で48時間以内に自然にでき、400×400×300μm3の大きさに達する。
実施例7C:他の結晶化条件
H型結晶は以下の表に要約した条件を用いて、自然結晶化、微小または巨大種晶添加により得られる:
実施例7D:特徴
H型結晶は単位セルサイズがa=b=77.8Å、c=143.2Å、α=β=90°、γ=120°の六方晶系空間群P6122に属する。個々の結晶条件に依存して単位セルサイズは4%まで変化し得る。結晶は六方の二錐体形として成長する。このようにして得られた結晶は3.3Åの最大分解でX線を回折する。
H型結晶は比較的もろく、針で触れれば容易に壊れる。もし母液とは異なる溶液に移せば直ちに崩壊する。
実施例8:TGF-β結晶TおよびHの遅延放出特性
T型TGF-β3微小結晶の懸濁液2ml(1mg/ml)を2分間、エッペンドルフ遠心機(×1000rpm)で遠心する。透明な上清(S0)を除去し、TGF-β3の量を測定する。T微小結晶のペレットの上に2mlの水を加え、結晶を穏やかに振盪することにより再懸濁する。1時間の平衡時間の後、再可溶化TGF結晶を含有する溶液を再度遠心する(反応条件は前述している)。この最初の再可溶化段階(S1)後に得られた上清中のTGF-β3の量を測定する。TGF-β3の微小結晶のペレットを再度2mlの水に懸濁し、1時間インキュベートし、次いで再度遠心する;上清S12中のTGF-β3の量を測定する。実験によりTGF-β3はS1、S2、S3に存在することが示され、T微小結晶の遅延放出特性が証明された。
H型のTGF-β3の微小結晶の懸濁液2ml(1mg/ml)をエッペンドルフ遠心機(×1000rpm)中で2分間遠心する。透明な上清(S0)を除去し、TGF-β3の量を測定する。H微小結晶のペレットの上に水2mlを加え、微小結晶を穏やかに振盪することにより再懸濁する。1時間の平衡時間の後、再可溶化したTGF-β3の微小結晶を含有する溶液を再度遠心する(反応条件は前述している)。この最初の再可溶化段階(S1)の後に得られた上清中のTGF-β3の量を測定する。TGF-β3の微小結晶のペレットを再度水2mlに懸濁し、1時間インキュベートし、次いで再度遠心する;上清S2中のTGF-β3の量を測定する。実験によりTGF-β3はS1、S2、S3に存在することが示され、H微小結晶の遅延放出特性が証明される。しかしながら、上記のT微小結晶と比較して、H TGF-β3の微小結晶を用いて行った実験より、より速い可溶化を示す。
実施例9:TGF-β3結晶TおよびHの化学的安定性
T型TGF-β3微小結晶の懸濁液2ml(1mg/ml)と1mg/mlのTGF-β3の水溶液2mlを50℃で5日間インキュベートする。温度衝撃を与える前と後に毛細管等電点焦点電気泳動測定を行う。水中に溶解したTGF-β3のサンプルでTGF-β3の主要なピークの減少を測定し、TGF-β3T微小結晶の懸濁液ではTGF-β3の主要なピークのほんのわずかな減少が測定される。
H型のTGF-β3の微小結晶の懸濁液2ml(1mg/ml)と水中の1mg/mlのTGF-β3の溶液2mlを5日間50℃でインキュベートする。温度衝撃を与える前と後に毛細管等電点焦点電気泳動測定を行う。水中に溶解したTGF-β3のサンプルでTGF-β3の主要なピークの減少を測定し、TGF-β3H微小結晶の懸濁液ではTGF-β3の主要なピークのほんのわずかな減少が測定される。
これらの結果により結晶形のTGF-β3は溶液のTGF-β3よりも化学的な分解に対してより安定であることが示される。
実施例10:TGF-β3結晶TおよびHの物理的安定性
TGF-β3のT微小結晶の懸濁液(10μg/mlTGF-β3)を5日間37℃でガラスまたはプラスチックの容器中でインキュベートする。これらのサンプルのTGF-β3含量のHPLC解析により、5日間37℃でインキュベートした後、TGF-β3の濃度には全く変化がないことが示される。同様の条件下での平行実験では、TGF-β3がガラスまたはプラスチックの容器の壁に付着するために、水に溶解したTGF-β3のサンプルは80%ないし90%のTGF-β3が遊離している。
TGF-β3のH微小結晶の懸濁液(10μg/mlTGF-β3)を5日間37℃でガラスまたはプラスチックの容器中でインキュベートする。これらのサンプルのTGF-β3含量のHPLC解析により、5日間37℃でインキュベートした後、TGF-β3の濃度には全く変化がないことが示される。同様の条件下での平行実験では、TGF-β3がガラスまたはプラスチックの容器の壁に付着するために、水に溶解したTGF-β3のサンプルは80%ないし90%のTGF-β3が遊離している。
微生物の寄託
以下の微生物はDeutshe Sammlung von Mikroorganismen(DSM)Mascheroder Weg 1b、D-3300 Braunschweig(FRG)に寄託した:
微生物 寄託日 受託番号
大腸菌LC137/pPLMu.hTGF-β3 1989年11月28日 DSM 5658
配列表
(1)一般情報:
(i)出願人:
(A)名称:チバ−ガイギー AG
(B)通り:クライベック通り141
(C)市:バーゼル
(E)国名:スイス
(F)郵便番号(ZIP):4002
(G)電話番号:+41 61 69 11 11
(H)ファックス:+41 61 696 79 76
(I)テレックス:962 991
(ii)発明の名称:新規な結晶
(iii)配列の数:2
(v)コンピューター解読形式:
(A)媒介型:フロッピーディスク
(B)コンピューター:IBM PC互換性
(C)オペレーティングシステム:PC−DOS/MS−DOS
(D)ソフトウェア:パテントインリリース#1.0、
バージョン#1.30(EPO)
(2)配列番号:1の情報:
(i)配列の特徴:
(A)配列の長さ:339塩基対
(B)配列の型:核酸
(C)鎖の数:二本鎖
(D)トポロジー:直鎖状
(ii)配列の種類:cDNAからmRNA
(ix)配列の特徴:
(A)名前/特徴を示す記号:CDS
(B)存在位置:1..336
(D)その他の情報:/産物=『ヒトTGF-β3』
(xi)配列:配列番号:1:
(2)配列番号:2の情報:
(i)配列の特徴:
(A)配列の長さ:112アミノ酸
(B)配列の型:アミノ酸
(D)トポロジー:直鎖状
(ii)配列の型:タンパク質
(xi)トポロジー:配列番号:2:
Claims (6)
- 単位セルサイズがa=b=77.8Å、c=143.2Å、α=β=90°、γ=120°(ただし、単位セルサイズは結晶化条件に依存して4%まで変化し得る)である六方晶系空間群P6122に属する六方晶形の結晶、または単位セルサイズがa=b=49.3Å、c=78.9Å、α=β=90°、γ=120°である三方晶系空間群P3221に属する三方晶形の結晶であることを特徴とする、TGF-β3の結晶。
- 請求項1に記載のTGF−β3の結晶からなる組成物。
- 請求項1に記載のTGF-β3の結晶を含有する医薬組成物。
- 溶解したTGF-β3および沈殿剤を含有する緩衝液から結晶化させることを特徴とするTGF-β3の結晶の調製法であって、結晶化を(i)pHが4〜7.5であり、温度が4〜20℃であり、ジオキサンが6〜30%の濃度で存在する条件下で実施して三方晶系の結晶を得るか、または(ii)pHが5.0〜8.5であり、温度が4〜20℃であり、分子量400〜8000のポリエチレングリコールが10〜30%の濃度で存在する条件下で実施して六方晶系の結晶を得る方法。
- 緩衝液にTGF-β3の微小結晶(microcrystal)を種晶として添加する、請求項4に記載の方法。
- 緩衝液にTGF-β3の大結晶(microcrystal)を種晶として添加する、請求項4に記載の方法。
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