JP4243664B2 - 地中孔内充填物の採取方法及び採取装置 - Google Patents

地中孔内充填物の採取方法及び採取装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、杭の施工などにおいて、地盤を掘削した際に、その掘削孔に充填されたセメントミルクなどの充填物を採取する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
杭を施工する場合、地盤を掘削して掘削孔を形成し、掘削孔内に既製杭を埋設していた。この場合、一の方法では掘削孔内にセメントミルク類を注入して、掘削孔内の泥水と置換して、既製杭を沈設し、他の方法では、掘削孔内に注入したセメントミルク類と掘削孔内の掘削土とを撹拌混練してソイルセメント化して既製杭を沈設していた。
【0003】
この場合、掘削孔内の充填物であるセメントミルクやソイルセメントは施工される杭の支持力判定の重要な要素となっており、その性質を検査することが重要となっていた。
【0004】
従来の採取方法としては、掘削孔にセメントミルクを注入する前に、プラント等で採取したセメントミルクを検査用の資料として採用していた。また他の採取方法では、掘削孔にセメントミルクを注入した後、既製杭を沈設既製杭の中空孔等を通して、掘削孔からオーバーフローしたセメントミルクを資料として採用していた。そして、これらの資料を基にして圧縮強度試験等を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の技術の内、前者の方法は、そもそも地中内に充填されたセメントミルクは、地中内の掘削土等と混ざってしまうため、プラントから採取したものとは質的にも強度的にも相違が生じる。また、後者の掘削孔からオーバーフロ−したセメントミルクを採取した場合、該オーバーフローしたセメントミルクは掘削孔内の上層部より溢れ出てきただけであり、係る資料により掘削孔内下層部のセメントミルクの強度管理は難しかった。
【0006】
その他の採取方法として、特開昭54−154110号「杭の支持力判定方法」が提案されているが、この方法であると、杭中空部内に資料採取用のパイプを組み込んでいるため、セメントミルクが充填された杭孔内に該採取用パイプ付きの杭を挿入したときに、上層と下層の比重の違うセメントミルクが混ざるおそれがある。しかも、所望の採取区間で任意に採取することができない問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
然るにこの発明では、密封容器を孔底に押し当てて、地中孔内の充填物の任意の採取位置で密封容器の開口を開き、充填物を密封容器内に取り入れ密封するので、前記問題点を解決した。
【0008】
即ち、この採取方法の発明は、以下のように構成したことを特徴とする地中孔内充填物の採取方法である。
(1) 予め孔底から充填物の採取位置までの長さに応じて採取装置を調整し、
(2) 地中孔内の充填物の採取位置まで、非押圧状態で開口を塞いだ密封容器を有する前記採取装置を、オーガのロッドの下端に連結して降下させ、前記地中孔底の支持地盤に前記採取装置を定着させ、
(3) 前記オーガで前記採取装置を押圧することにより、地中孔底の支持地盤に前記採取装置を押圧して、
(4) 前記採取装置を押圧することにより、前記密封容器の開口を開き、充填物を前記密封容器内に取り入れ、次に前記オーガの押圧を解除することにより、前記開口を閉じて充填物を密封して、
(5) (4)に代わり前記採取装置を押圧しながら一方向に回転することにより、前記密封容器の開口を開き、充填物を密封容器内に取り入れ、次に前記オーガを押圧したまま他方向に回転することにより前記開口を閉じて充填物を密封して、
(6) (4)または(5)の工程を完了した後、前記採取装置を引き上げる。
また、採取装置の吐出口から採取した充填物に対応した吐出物を放出する地中内充填物の採取方法である。
【0009】
また、採取装置の発明は、採取物を収容するホッパーに開口内窓を形成し、該ホッパーに、前記開口内窓を塞ぐと共に上下に摺動して開口内窓を露出させることができる外枠を嵌装し、前記外枠の下端に長さ調節自在の孔底押圧部を形成し、前記ホッパーの上端部に、ロッドの連結部を形成し、前記ホッパーと前記外枠との間に、非押圧状態で前記開口内窓を塞ぐように付勢されたスプリングを介装してなる採取装置であって、前記スプリングは、該採取装置を孔底に定着して支持地盤に押圧することにより、開口内窓を開くように形成したことを特徴とする地中内充填物の採取装置である。また、ホッパーを外枠から取り外し可能とし、前記ホッパー外面と前記外枠内面との間に潤滑剤を介在させた地中内充填物の採取装置である。
【0010】
また、採取装置の他の発明は、採取物を収容するホッパーに開口内窓を形成し、該ホッパーに、前記開口内窓を塞ぐと共に回動摺動して開口内窓を露出させることができる外筒を嵌装し、前記ホッパーの下端に長さ調節自在の孔底押圧部を形成し、前記外筒の上端部に、ロッドの連結部を形成し、前記ホッパー又は前記外筒に、開口内窓閉塞位置と開口内窓露出位置で前記外筒の回動を規制するストッパーを設けたことを特徴とする地中内充填物の採取装置である。ホッパーの外面と外筒の内面との間に潤滑剤を介在させ、外筒の天板に、該潤滑剤の注入口を設けた地中内充填物の採取装置である。
【0011】
また、前記両採取装置の発明において、地上から供給される補充物の吐出口を設けた地中内充填物の採取装置である。更に、ホッパーの下端部に、採取物の取出口を設けた地中内充填物の採取装置である。
【0012】
前記において「地中内充填物」とは、既製杭や現場造成杭等の施工において掘削した杭孔内の掘削泥土、セメントミルク類(杭周固定液、根固め液、コンクリート)、またはこれらを撹拌混合したソイルセメント等を指す。また、各種地盤改良工法において、掘削した孔内の充填物を指す。
【0013】
【発明の実施の形態】
ホッパー1は、有頂角筒状で、側板に内窓5を有し、下端部にハッチ8付きの取出口7が形成されている(図2)。ホッパー1の天板2にオーガーのロッド37との連結できる連結軸10が突設され、連結軸10にセメントミルクなどを地上から吐出できる吐出弁13が取り付けてある(図1(a))。
【0014】
ホッパー1の外周に、上下に摺動できる外枠17を嵌装する。外枠17の側面の外板19に、ホッパー1の内窓5に対応した外窓23を穿設し、外枠17の摺動で、外窓23と内窓5が連通開口し、あるいは内窓5を外板19で塞ぐことができる。
【0015】
連結軸10に、外枠17に対してホッパー1を上方に付勢するスプリング15を介装して採取装置26を構成する(図1(a))。通常位置(スプリング15が伸びた状態)で、ホッパー1の内窓5は外枠17の外板19に塞がれ(図1(a)(c))、スプリング15に抗して矢示44方向(下方)に押圧すれば、ホッパー1の内窓5は外窓23に一致して、ホッパー1は開口する(図1(b)(d))。
【0016】
【実施例1】
図1〜5に基づきこの発明の実施例を説明する。
【0017】
(A)採取装置
天板2を有する角筒状で、一側壁3に内窓(開口内窓)5が穿設されて、ホッパー1を構成する(図2)。前記ホッパー1は下端部6は細径に絞られ、取出口7を形成し、該取出口7は開閉自在のハッチ8で塞がれている。
【0018】
前記ホッパー1の天板2上に、上端部にオーガーのロッド37との連結部12を有する連結軸10が突設されている。前記連結軸10は、ロッド37の中空部38に連通できる中空部11を有し、中間部に地上から操作できる吐出弁13が前記中空部11に連通して外面側に向けて取り付けてある(図1(a))。
【0019】
前記ホッパー1の外側四隅部に、断面L字状の鋼材からなる柱18、18を配置し、該柱18、18間で、柱18、18の外面に、ホッパー1の対向する2側面を被う外板19、20を夫々固定して、前記柱18、18の上端部に天板21を、下端に底板22を夫々連結固着して外枠17を構成する。前記外枠17内で前記ホッパー1が上下に摺動できるように形成されている。前記外板19、20の内、一方の外板19は前記ホッパー1の内窓5に対応した外窓23を有し、他方の外板20は外窓を形成しない。また、前記外枠17の天板21の中央に貫通孔が穿設され連結軸が貫通し、天板21の下面に連結軸10の摺動を案内する案内筒24が固着されている。
【0020】
前記外枠17の下部は、外板19、20が形成されない開口部25が形成され、上昇位置でホッパー1のハッチ8を操作できるようになっている。
【0021】
前記連結軸10の中間部(吐出弁の下方)にリング状のストッパー14を有し、前記連結軸10で、ストッパー14と外枠17の天板21との間に、スプリング15を介装する。前記スプリング15により、ホッパー1は、外枠17内で上側に位置するように付勢されている。即ち、前記連結軸10を押圧せず、スプリング15が伸びた状態で、前記ホッパー1は外枠17の上側に位置し、ホッパー1の内窓5は外枠17の外板19に塞がれている(図1(a)(c))。また、前記連結軸10をスプリング15に抗して、矢示44方向(下方)に押圧すれば、前記ホッパー1は外枠17の下側に位置し、ホッパー1の内窓5は外板19の外窓23に一致して、ホッパー1は開口する(図1(b)(d))。
【0022】
また、前記ホッパー1は外枠17から取り外し可能に取付られている。また、外枠17(外板19、20、柱18)の内面とホッパー1との間には、予めグリース(潤滑剤)が塗布されている。
【0023】
以上のようにして、この発明の採取装置26を構成する(図1(a))。前記において、外板19、20は、金属製(鋼材)のホッパー1との摩擦を低減するために樹脂から形成されている。また、前記スプリング15の押圧力は300kg/cm2 程度に形成されている。
【0024】
(B)採取方法
次に、前記実施例に基づく採取装置26の使用、即ち採取方法の発明の実施例について説明する。
【0025】
(1) セメントミルクを使用した所定の杭孔掘削方法によって、杭孔28を掘削し、杭孔掘削しながらあるいは、杭孔掘削後に、セメントミルクを注入し、必要ならば掘削土と撹拌混合して、杭孔28の拡底部29に根固め液31が充填され、軸部30で該根固め液31層の上方に杭周固定液32が充填された杭孔28を構築する(図3(a))。
【0026】
(2) 地上まで引き上げたオーガーのロッド37から掘削ヘッドを取り外し、ロッド37の下端に採取装置26の連結部12を連結し、杭孔28の上方から採取装置26を杭孔28内に下降する(図3(a)(b))。この状態で、スプリング15は伸びた状態にあり、ホッパー1の内窓5は外板19で塞がれているので、ホッパー1内に、杭孔軸部30に充填されている杭周固定液32が入り込むおそれはない(図1(a)(c))。また、この際、必要ならばオーガ(採取装置26)に回転を加えながら下降させてもよい。採取装置26を回転することにより、杭穴28に挿入する際に、採取装置26の周面に作用する摩擦を切り、セメントミルク等が充填された杭穴28内に挿入し易くできる。
【0027】
(3) 続いて、採取位置である杭孔底33に、採取装置26の外枠17の底板22が定着したならば、そのまま杭孔底33に、採取装置6を押しつける。押しつける地盤(杭孔底33)は支持地盤になっているので、非常に強固な地盤あり、採取装置26を押さえ付けることにより採取装置26が杭孔底33に沈み込むことがない(図3(c)。
【0028】
このスプリング15に抗した押さえつけにより、スプリング15が縮みホッパー1は外枠17内を下方に摺動し、外窓23と内窓5とが重なり、杭孔底33から高さH1 において、ホッパー1内に矢示45のように根固め液31が入り込む(図1(b)(d))。
【0029】
(4) 続いて、オーガの押圧を解除すれば、スプリング15の反発力によりホッパー1は上方に摺動し、内窓5は外板19に塞がれて、収容した根固め液31は密封され、杭孔底33から高さH1 の高さの充填物を採取できる(図1(a)(c))。そのまま採取装置26を引き上げれば(図3(d))、ホッパー1は密封されたまま地上35に引き上げできる。この際、必要ならば、オーガー(採取装置26)を回転しながら引き上げることもできる。また、採取装置26の側面に突起物が無いので、採取装置の出し入れにより、杭孔28の充填物(杭周固定液、根固め液)を乱すことがない。
【0030】
(5) 地上に引き上げた採取装置26のホッパー1の下方にパレット39を据えて、ハッチ8を開いて、採取した根固め液(充填物)31を取り出すことができる(図4)。取り出した根固め液31は、従来同様に、各種試験用の供試体に供される。
(6) 前記において、根固め液31を採取したことにより、充填物(根固め液31、杭周固定液32)に欠陥が生じる場合には、これを解消する為に、根固め液31を採取してホッパー1を密封後に、吐出弁13を開いて地上35からロッド37の中空部38を通してセメントミルク等を杭孔28内に注入することもできる。
【0031】
(7) また、杭孔底33付近から所定高さH2 付近の杭孔充填物を採取する際には、外枠17の底板22の下面に高さH2 に見合った補助脚41を固定して、採取装置26を構成する(図5)。この場合には、補助脚41の下端42が、杭孔底33に押圧され、同様に充填物を採取できる。補助脚41の長さを調節すれば、任意深さの充填物を採取できる。
【0032】
(C)他の採取装置
次に、他の採取装置26の構成について説明する。
【0033】
前記実施例において、外枠17の柱18はL字状断面の鋼材としたが、柱18は、外板19、20等を取付けて外枠17を構成できれば断面形状、材質は問わない(図示していない)。
【0034】
また、前記実施例において、外枠17は対向2側面にのみ外板19、20を有する枠状としたが、4側面に外板を有する角筒状とすることもできる(図示していない)。
【0035】
また、前記実施例において、ホッパー1の一側面3にのみ内窓5を形成したが、対向する又は隣接する2つ側面に内窓5、5を夫々形成することもできる。更に、3側面や4側面に内窓5を形成することもできる(いずれも図示していない)。この場合には、外枠17には、全ての内窓5、5に対応して、各内窓5、5を開閉できる外窓23付きの外板19、19を取付ける。
【0036】
また、前記実施例において、ホッパー1は角筒状としたが、筒状であれば、3角、6角等の角筒、あるいは円筒とすることもできる。
【0037】
また、前記実施例において、スプリング15のバネ押圧力は300kg/cm2 としたが、100〜500kg/cm2 の間で適宜選択して使用することができる。500kg/cm2 以上ではオーガーへの負担が大きく、杭孔底33に採取装置26がめり込むおそれがあり、100kg/cm2 以下では、採取装置26の挿入途中で、掘削土やセメントミルク等の抵抗によって外枠17が摺動して外窓23と内窓5とが重なるおそれがある。
【0038】
【実施例2】
図6〜図10に基づきこの発明の他の実施例を説明する。
【0039】
(A)採取装置
上部が開放した有底筒状のホッパー50の側壁52の上部に、直径対称な位置に内窓53、53を開口する。前記ホッパー50内を上下に仕切る中仕切壁54に開閉自在の取出口55を穿設し、該取出口55に採取物を収容するタンク56を取付ける。前記タンク56は、上端を前記取出口55に密封できる構造であり、下面に排出口57を有し、排出口57の開閉を操作する開閉バルブ58を有する。また、前記ホッパー50の側壁52の下部には取出口55及びタンク56を操作する為の開口部59が形成されている。
【0040】
また、前記ホッパー50の底板51の下面に、底板51と同一平面形状(円盤状)の取付板61をボルトで着脱自在に取り付ける。前記取付板61の下面略中心位置に差込棒62を突設し、該差込棒62の廻りに半径状で等間隔に突板63、63を突設して、孔底押圧部60を構成する。
【0041】
前記ホッパー50の上部に、下方に開口した有頂筒状の外筒65を、回動自在に摺動できるように嵌装する。前記外筒65の側壁67には、前記内窓53と対応してホッパー50を開口できる外窓68、68を直径対称な位置に形成してある。前記外筒65の下端には突出片69が形成されている。前記外筒65はホッパー50の周りを回動して、内窓53、53を塞ぐ位置と、外窓68、68を内窓53、53に一致させる位置とを取ることができ、前記ホッパー50の外壁52に、前記外筒65の突出片69と係止して、両位置を取るように外筒65の回動を規制するストッパー70、70aを突設する。ストッパー70は、オーガーを正回転(時計回り)した際に回動を規制して、内窓53、53を塞ぐ位置を保持するように作用し、ストッパー70aは、オーガーを逆回転(反時計回り)した際に回動を規制して、外窓68、68を内窓53、53に一致させる位置を保持するように作用する(図6(a)(b))。
【0042】
また、前記外筒65の下端部内壁に設けた突条又は突起(いずれも図示していない)が、前記ホッパー50の外壁に当該突条又は突起に対応した溝64に嵌挿され、ホッパー50を保持して落下を防止している。また、前記外筒65の内面と前記ホッパー50の外面との間には、グリース(潤滑剤)が介在して、回動をスムースにできるようになっており、外筒65の頂板66には、グリースを充填補充するための注入口75が設けられている(図6(a)(b))。
【0043】
また、前記外筒65の頂板66の上面に上端部にオーガーのロッド37との連結部12を有する連結軸10が突設されている。前記連結軸10は、前記実施例1と同様に、ロッド37の中空部38に連通できる中空部11を有し、中間部に地上から操作できる吐出弁13が前記中空部11に連通して外面側に向けて取り付けてある(図6(a))。前記外筒の上面に連結軸と一体に、該連結軸を補強する補強突板71、71を放射状に突設してある(図6(b))。
【0044】
以上のようにして、この発明の採取装置72を構成する(図6)。
【0045】
(B)採取方法
次に、前記実施例に基づく採取装置72の使用、即ち採取方法の発明の実施例について説明する。
【0046】
(1) 実施例1と同様に、セメントミルクを使用した所定の杭孔掘削方法によって、杭孔28を掘削し、杭孔掘削しながらあるいは、杭孔掘削後に、セメントミルクを注入し、必要ならば掘削土と撹拌混合して、杭孔28の拡底部29に根固め液31が充填され、軸部30で該根固め液31層の上方に杭周固定液32が充填された杭孔28を構築する(図8(a))。
【0047】
(2) 地上まで引き上げたオーガーのロッド37から掘削ヘッドを取り外し、ロッド37の下端に採取装置72の連結部12を連結し、杭孔28の上方から採取装置72を杭孔28内に、正回転しながら下降する(図8(a)(b))。この際、外筒65の突出片69、69がホッパー50のストッパー70に夫々係止し、この状態で、ホッパー50の内窓53は外筒65の側壁67で塞がれているので、ホッパー50内に、杭孔軸部30に充填されている杭周固定液32が入り込むおそれはない(図7(b))。
【0048】
(3) 続いて、採取装置72の孔底押圧部60が、杭孔底33に定着したならば、そのまま杭孔底33に、採取装置72を押しつけつつ、オーガーを逆回転させて、ホッパー50を静止させたまま、外筒65を回動して内窓53、53と外窓68、68とを一致させる。この際、外筒65の突出片69、69が、ホッパー50のストッパー70aに夫々係止するので、内窓53と外窓68とが一致する位置を保つ(図6(a)(b))。また、押しつける地盤(杭孔底33)は支持地盤になっているので、非常に強固な地盤あり、採取装置72を押さえ付けることにより、採取装置72の孔底押圧部60(差込棒62、突板63)が杭孔底33に沈み込み、採取装置72が空回りすることがない(図8(c))。
【0049】
外窓68、68と内窓53、53とが重なることにより、杭孔底33から高さH3 において、ホッパー50内に矢示76、76のように根固め液31が入り込む(図7(a))。
【0050】
(4) 続いて、オーガを押圧したまま再び正回転に戻せば、外筒65が回動して、突出片69、69がストッパー70に夫々係止して、内窓53は、外筒65の側壁66に塞がれて、収容した根固め液31は密封される(図7(b))。オーガーを正回転した状態で、採取装置72を引き上げれば(図8(d))、ホッパー50は密封されたまま地上35に引き上げできる。また、実施例1の採取装置26と同様に、採取装置72の側面に突起物が無いので、採取装置72の出し入れにより、杭孔28の充填物(杭周固定液、根固め液)を乱すことなくがない。
【0051】
(5) ホッパー50内に収容された根固め液31は、取出口55からタンク56内に収容されており、地上に引き上げた採取装置72のホッパー50のタンク56の排出口57にホース73を取り付け、開閉バルブ58を開いて、ホース73の先端から採取した根固め液(充填物)31を取り出すことができる(図9)。取り出した根固め液31は、従来同様に、各種試験用の供試体に供される。
また、この際、ホッパー50からタンク56のみを取り外して、供試体作成位置まで、移動して根固め液31を取り出すこともできる。
【0052】
(6) 前記において、根固め液31を採取したことにより、充填物(根固め液31、杭周固定液32)に欠陥が生じる場合には、これを解消する為に、根固め液31を採取してホッパー50を密封後に、吐出弁13を開いて地上35からロッド37の中空部38を通してセメントミルク等を杭孔28内に注入することもできる。この際に、オーガーを回転しているため、孔底押圧部60の突板63、63により撹拌混練でき、充填物(根固め液31、杭周固定液32)の均一をはかることができる。
【0053】
(7) また、杭孔底33付近から所定高さH4 付近の杭孔充填物を採取する際には、ホッパー50の底板51から取付板61(孔底押圧部60)を外して、底板51に、高さH4 に見合った補助脚74をボルトで取り付け、補助脚74の下面に取付板61(孔底押圧部60)を取付けてなる採取装置72を使用する(図10)。補助脚74の長さを調節すれば、任意深さの充填物を採取できる。
【0054】
(C)他の採取装置
次に、他の採取装置72の構成について説明する。
【0055】
前記実施例において、ホッパー50に2つの内窓53を形成したが、1つあるいは3つ以上形成することもできる(図示していない)。この場合には、内窓53の数と位置に対応して、外筒65の側壁67に外窓68を形成する。
【0056】
また、前記実施例において、ホッパー50の取出口55にタンク56と取り付けたが、実施例1と同様に、取出口55にハッチ8を設けることもできる(図示していない)。逆に、実施例1において、ホッパー1の取出口に、実施例2と同様のタンク56を設けることもできる(図示していない)。
【0057】
また、前記実施例において、孔底押圧部60は、差込棒62と突板63とを設けたが、杭孔底33にホッパー50の下面を押圧して回動した際に、ホッパー50の回動を摩擦力により阻止できれば、他の形状とすることもできる。例えば、複数の棒状突起物、複数の板状の突起物などから構成することもできる(いずれも図示していない)
また、前記実施例において、オーガーの逆回転によりホッパー50の内窓53を開き、正回転により内窓53を閉じるようにしたが、逆に構成することもできる。この場合には、回転方向に対応して、ストッパー70、70aの取り付け位置を変更する(図示していない)。
【0058】
【発明の効果】
この発明は、予め孔底から充填物の採取位置までの長さに応じて採取装置を調整し、地中孔底に前記採取装置を押圧して前記密封容器の開口を開き、充填物を密封容器内に取り入れるので、地中充填物を任意の区間で確実に採取することができる。また、予め設定した採取位置に至るまでは、密封容器の開口は開かないので、所望の採取区間に至るまで、あるいは採取後に、密封容器内に他の区間の充填物が混入するおそれがない。
【0059】
従って、現位置の充填物をそのまま採取できるので、充填物の固化強度その他の性質を正確に把握できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の採取装置で、(a)は正面図でホッパーを密封した状態、(b)は同じく正面図でホッパーの内窓を開いた状態、(c)は(a)のA−A線における断面図、(d)は(b)のB−B線における断面図である。
【図2】ホッパーの拡大正面図でハッチを開けた状態を表す。
【図3】(a)〜(d)はこの発明の実施例1の採取方法を説明する一部を省略した縦断面図である。
【図4】この発明の実施例1の採取装置の正面図でホッパーのハッチを開いて、採取物を取り出している状態を表す。
【図5】この発明の実施例1の採取装置で、補助脚を取り付けた状態を表す。
【図6】この発明の実施例2の採取装置で、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は底面図である。
【図7】図6(a)のC−C線における拡大断面図で、(a)は内窓を開いた状態、(b)は内窓を閉じた状態を夫々表す。
【図8】(a)〜(d)はこの発明の実施例2の採取方法を説明する一部を省略した縦断面図である。
【図9】この発明の実施例2の採取装置の正面図で、ホッパーから採取物を取り出している状態を表す。
【図10】この発明の実施例2の採取装置の正面図で、補助脚を取り付けた状態を表す。
【符号の説明】
1 ホッパー
2 天板(ホッパー)
3 側板(ホッパー)
4 側板(ホッパー)
5 内窓(ホッパー)
7 取出口(ホッパー)
8 ハッチ(ホッパー)
10 連結軸
11 中空部(連結軸)
12 連結部(連結軸)
13 吐出弁(連結軸)
14 ストッパー(連結軸)
15 スプリング
17 外枠
19 外板(外枠)
20 外板(外枠)
21 天板(外枠)
22 底板(外枠)
23 外窓(外枠)
26 採取装置
28 杭孔
29 拡底部(杭孔)
30 軸部(杭孔)
33 孔底(杭孔)
35 地上
37 ロッド
41 補助脚
50 ホッパー
51 底板(ホッパー)
52 側壁(ホッパー)
53 内窓(ホッパー)
55 取出口(ホッパー)
56 タンク(ホッパー)
60 孔底押圧部(ホッパー)
65 外筒
67 側壁(外筒)
68 外窓(外筒)
69 突出片(外筒)
70、70a ストッパー
72 採取装置
74 補助脚

Claims (8)

  1. 以下のように構成したことを特徴とする地中孔内充填物の採取方法。
    (1) 予め孔底から充填物の採取位置までの長さに応じて採取装置を調整し、
    (2) 地中孔内の充填物の採取位置まで、非押圧状態で開口を塞いだ密封容器を有する前記採取装置を、オーガのロッドの下端に連結して降下させ、前記地中孔底の支持地盤に前記採取装置を定着させ、
    (3) 前記オーガで前記採取装置を押圧することにより、地中孔底の支持地盤に前記採取装置を押圧して、
    (4) 前記採取装置を押圧することにより、前記密封容器の開口を開き、充填物を前記密封容器内に取り入れ、次に前記オーガの押圧を解除することにより、前記開口を閉じて充填物を密封して、
    (5) (4)に代わり前記採取装置を押圧しながら一方向に回転することにより、前記密封容器の開口を開き、充填物を密封容器内に取り入れ、次に前記オーガを押圧したまま他方向に回転することにより前記開口を閉じて充填物を密封して、
    (6) (4)または(5)の工程を完了した後、前記採取装置を引き上げる。
  2. 採取装置の吐出口から採取した充填物に対応した吐出物を放出する請求項1記載の地中内充填物の採取方法。
  3. 採取物を収容するホッパーに開口内窓を形成し、該ホッパーに、前記開口内窓を塞ぐと共に上下に摺動して開口内窓を露出させることができる外枠を嵌装し、前記外枠の下端に長さ調節自在の孔底押圧部を形成し、前記ホッパーの上端部に、ロッドの連結部を形成し、前記ホッパーと前記外枠との間に、非押圧状態で前記開口内窓を塞ぐように付勢されたスプリングを介装してなる採取装置であって、前記スプリングは、該採取装置を孔底に定着して支持地盤に押圧することにより、開口内窓を開くように形成したことを特徴とする地中内充填物の採取装置。
  4. 採取物を収容するホッパーに開口内窓を形成し、該ホッパーに、前記開口内窓を塞ぐと共に回動摺動して開口内窓を露出させることができる外筒を嵌装し、前記ホッパーの下端に長さ調節自在の孔底押圧部を形成し、前記外筒の上端部に、ロッドの連結部を形成し、前記ホッパー又は前記外筒に、開口内窓閉塞位置と開口内窓露出位置で前記外筒の回動を規制するストッパーを設けたことを特徴とする地中内充填物の採取装置。
  5. 地上から供給される補充物の吐出口を設けた請求項3又は4記載の地中内充填物の採取装置。
  6. ホッパーの下端部に、採取物の取出口を設けた請求項3又は4記載の地中内充填物の採取装置。
  7. ホッパーを外枠から取り外し可能とし、前記ホッパー外面と前記外枠内面との間に潤滑剤を介在させた請求項3記載の地中内充填物の採取装置。
  8. ホッパーの外面と外筒の内面との間に潤滑剤を介在させ、外筒の天板に、該潤滑剤の注入口を設けた請求項4記載の地中内充填物の採取装置。
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