JPH0645458Y2 - 地中内の未硬化試料用採取器 - Google Patents

地中内の未硬化試料用採取器

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JPH0645458Y2
JPH0645458Y2 JP2201790U JP2201790U JPH0645458Y2 JP H0645458 Y2 JPH0645458 Y2 JP H0645458Y2 JP 2201790 U JP2201790 U JP 2201790U JP 2201790 U JP2201790 U JP 2201790U JP H0645458 Y2 JPH0645458 Y2 JP H0645458Y2
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弘志 青山
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株式会社アスク研究所
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  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は地中に山留め壁、止水壁、地盤改良、基礎杭等
の柱体を構築する地盤補強工法において、固結溶液が混
合された安定処理土を固化前に地面に設けた縦孔内より
採取するための地中内の未硬化試料用採取器に関するも
のである。
[従来の技術] 従来から地中内に山留め壁等の柱体を構築するにあた
り、例えば掘削によって地面に形成される縦孔内に掘削
時にセメントミルクを掘削土に添加してソイルセメント
とし、このソイルセメントの固化によって山留め壁を構
築することが行なわれている。そして、構築される山留
め壁の強度等を確認するために未硬化の試料であるソイ
ルセメントを縦孔内より採取するということが行なわれ
る。この試料の採取にあたって、例えば、実開昭64-375
38号に示されるものが提供されている。このものは縦孔
7内に挿入される採取器1を第6図、第7図に示される
ように内筒3と外筒2とによって形成してあり、内筒3
の上部に連結された支軸10を連結管11を介して建設機械
8に取付けられた駆動装置12にて回転させることで外筒
2に形成された試料取り入れ口2′と内筒3に設けた試
料取り入れ口3′とを合致させ、この両試料取り入れ口
2′,3′より試料aを採取器1内に採取するというもの
であり、採取後には再び支軸10を逆回転させて試料取り
入れ口3′を閉塞し、支軸10を介して採取器1を取り上
げて試料aの強度試験等を行うというものである。そし
て、縦孔7内の試料aの採取位置は支軸10に連結管11を
順次連結していくことによってその長さを伸ばして縦孔
7内の任意の位置で試料aの採取を行うというものであ
る。
[考案が解決しようとする課題] しかし上述のような従来例にあっては、縦孔7の底部分
の試料aを採取する場合には支軸10に連結管11を複数箇
所で連結して長さを伸ばす必要があり、各連結管11同士
を連結して行う連結管11の延長に手間がかかると共に採
取器1の引き上げにあっても順次連結された各連結管11
の取外しに手間がかかるものであり、試料aの採取に時
間を要するという問題があった。
本考案は上記問題点を解決しようとするものであり、そ
の目的とするところは、縦孔内の任意の位置で手間取る
ことなく迅速に試料の採取を行うことができる地中内の
未硬化試料用採取器を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案における地中内の未
硬化試料用採取器は、採取器1を筒状の外殻ケース2
と、この外殻ケース2内に摺動自在に配置されたウェイ
ト体3とにより構成し、紐状体4にて吊下保持された外
殻ケース2内の上部に保持手段5によって上記ウェイト
体3を仮止めし、外殻ケース2の上部にウェイト体3の
下方移動時に開口する試料取り入れ口6を設けたもので
ある。
[作用] 紐状体4にて採取器1を縦孔7内の試料aを採取する任
意の位置まで下降させ、保持手段5によるウェイト体3
の仮止めを解除することでウェイト体3が外殻ケース2
に対して下方に移動し、この下方移動によって外殻ケー
ス2の上部に設けた試料取り入れ口6より外殻ケース2
内に試料aを取り入れて試料aの採取を行う。
[実施例] 第1図は本考案の採取器1の一実施例を示すものであ
る。この採取器1は筒状に形成された外殻ケース2と、
この外殻ケース2内に摺動自在に内装されたウェイト体
3とによって主体を構成してある。外殻ケース2は下面
が開口した筒状に形成してあり、下面開口2aから摺動に
よってウェイト体3の下部が突出引退自在としてある。
6は外殻ケース2の上部外面の周面に一定間隔ごとに複
数箇所形成された試料取り入れ口であり、通常はウェイ
ト体3の上部周面で閉塞されるようにしてある。第2図
に示されるように外殻ケース2の上面板2c中央には通孔
2dを穿設してあり、通孔2dにはウェイト体3の上面板3c
中央より突設された突起体3dを挿入させてある。この突
起体3dには外殻ケース2の上面板2cに設けた通孔2dより
も上方に突出する部分に貫通孔3eを設けてあり、貫通孔
3eに番線のような線材5aを挿入することで突起体3dが外
殻ケース2の上面板2cに仮止めされるようにしてある。
そして、上記突起体3d、線材5a、通孔2d等によって保持
手段5を構成してある。つまり、ウェイト体3は保持手
段5によって外殻ケース2内の上部に仮止めしてあり、
この状態では外殻ケース2の上部に設けられた試料取り
入れ口6はウェイト体3の上部周面で閉塞されるように
してある。そして、保持手段5による仮止めを解除する
ことで第1図(b)に示されるようにウェイト体3の下
方への移動によって開口するようにしてある。上記外殻
ケース2の下端開口縁には係止片2bを形成してあり、ウ
ェイト体3の上部外面にはこの係止片2bに係止する段部
3aを形成してあり、ウェイト体3の下方移動時には段部
3aが係止片2bに係止することによってウェイト体3が外
殻ケース2より抜けきってしまわないようにしてある。
しかして、地中内に山留め壁、止水壁、地盤改良、基礎
杭等の柱体を構築して地盤を補強するにあたり、地中に
設けた縦孔7内の試料a(ソイルセメント)の採取にあ
たっては、保持手段5によってウェイト体3を外殻ケー
ス2内の上部に仮止めした状態でクローラクレーンのよ
うな建設機械8にて外殻ケース2と共にウェイト体3を
縦孔7内に挿入し、試料aを採取する任意の深さまで採
取器1を下降させ、第3図に示されるように所定の深さ
で外殻ケース2の下降を急停止させる等して外殻ケース
2と共にウェイト体3に衝撃を与えて線材5aを切断し、
ウェイト体3を外殻ケース2より下方に移動させて試料
取り入れ口6を開口させて図中矢印で示されるように任
意の位置で試料aを外殻ケース2内に取り入れるもので
ある。このとき、外殻ケース2をワイヤーロープのよう
な紐状体4にて吊下保持してあると、長い目の紐状体4
を用いることによって縦孔7内に下降させていく場合に
紐状体4の連続下降によって採取器1を縦孔7の底部ま
で迅速に移動させることができるものであり、また、試
料a採取後の引き上げ時にも手間取ることなく迅速に引
き上げを行うことができるものであり、試料aの採取を
時間をかけずに簡単且つ迅速に行うことができるもので
ある。そして、試料aの採取後、採取器1を引き上げて
所定深度の試料aの成分を分析し、セメントミルクと掘
削土との混合攪拌状態を確認したり、所定深度における
固化後の柱体の強度や透水係数等の品質を求めるもので
ある。
第3図、第4図は本考案の他の実施例を示すものであ
り、このものにあっては、ウェイト体3を有底筒状に形
成して内部に試料収容部分3bを形成してあり、試料aは
外殻ケース1の他に試料収容部分3bに収容されるように
してあり、大容量の試料aが採取できるようにしてあ
る。このとき、ウェイト体3の上部開口には上部開口を
閉塞しないように帯板材3fを架設してあり、突起体3dは
帯板材3fの上面より突設させてある。
上述した実施例にあっては、採取器1で採取する試料a
として縦孔7内のソイルセメントの場合を示したがこの
もののみに限定されるものではなく、在来の他の工法で
使用される材料にて構成される試料aを採取するように
してもよい。
[考案の効果] 本考案の未硬化ソイルセメント用採取器は叙述のように
採取器を筒状の外殻ケースと、この外殻ケース内に摺動
自在に配置されたウェイト体とにより構成し、紐状体に
て吊下保持された外殻ケース内の上部に保持手段によっ
て上記ウェイト体を仮止めし、外殻ケースの上部にウェ
イト体の下方移動時に開口する試料取り入れ口を設けて
あるので、ウェイト体を仮止めしている保持手段の解除
によってウェイト体を移動させて試料取り入れ口の開閉
を確実に行うことができ、試料取り入れ口を介しての試
料の採取を確実に行うことができるものであり、また、
外殻ケースは紐状体によって吊下支持されており、この
紐状体として長い目のものを用いることによって採取器
の縦孔底部までの下降、試料採取後の引き上げを連続的
に行うことができ、試料の採取を手間取ることなく迅速
に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)は本考案の採取器の正面図、動作状
態を示す正面図、第2図は保持手段を示す斜視図、第3
図は使用状態を説明する説明図、第4図(a)(b)は
他の実施例の採取器の正面図、動作状態を示す正面図、
第5図は同上の使用状態を説明する説明図、第6図
(a)(b)は従来例の採取器の正面図、水平断面図、
第7図は同上の使用状態を説明する説明図であって、1
は採取器、2は外殻ケース、3はウェイト体、4は紐状
体、5は保持手段、6は試料取り入れ口である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦孔内のソイルセメントのような試料を採
    取する採取器において、採取器を筒状の外殻ケースと、
    この外殻ケース内に摺動自在に配置されたウェイト体と
    により構成し、紐状体にて吊下保持された外殻ケース内
    の上部に保持手段によって上記ウェイト体を仮止めし、
    外殻ケースの上部にウェイト体の下方移動時に開口する
    試料取り入れ口を設けて成る地中内の未硬化試料用採取
    器。
JP2201790U 1990-03-05 1990-03-05 地中内の未硬化試料用採取器 Expired - Fee Related JPH0645458Y2 (ja)

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JPH03115194U JPH03115194U (ja) 1991-11-27
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