JP5543628B2 - セメントミルク類の固化強度判定方法、基礎杭の構築方法、セメントミルク柱体の構築方法、試料採取装置 - Google Patents
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Description
(1) 充填したセメントミルク類をまだ固まる前に、前記杭穴又は縦穴内から採取して、試料として地上にあげる。
(2) 地上で、前記「試料の比重」を測定し、その比重が、予め「設定した比重」と較べて高いか低いかを比較する。
(3) 前記「試料の比重」が、予め「設定した比重」より高い場合には「設計通り」と判定し、低い場合には、「固化強度が不足する可能性がある」と判定する。
(1)根固め部の深さ方向に、複数箇所で試料を採取して、
(2) 各試料について、比重を測定して、前記試料の採取位置毎に、判定をする。
(1)予め計測した施工現場のN値及び/又は地盤性状により、比重−圧縮強度の対応表を作成する。
(2) 前記対応表にしたがって、予め設定した圧縮強度から、予め「設定した比重」を設定する。
(1) 掘削した杭穴内にセメントミルク類を充填し、該杭穴内の未だ固まる前の杭穴充填物を試料として採取して、地上にあげる。
(2) 地上で、前記「試料の比重」を測定し、その比重が、予め「設定した比重」と較べて高いか低いかを比較する。
(3) 前記「試料の比重」が予め「設定した比重」より高い場合に、そのまま後工程を施工する。
(1) 掘削した縦穴内にセメントミルク類を充填し、該縦穴内の未だ固まる前の縦穴充填物を試料として採取して、地上にあげる。
(2) 地上で、前記「試料の比重」を測定し、その比重が、予め「設定した比重」と較べて高いか低いかを比較する。
(3)前記試料の比重が、予め「設定した比重」より高い場合に、そのまま後工程を施工する。
(1) 側面に出入口を有する収容部の外側に蓋体を移動自在に取り付けて、かつ上下に接合用のフランジを形成して、単位採取具を構成する。
(2)前記単位採取具は、「密封状態」において前記出入口を塞ぐことできるように前記蓋体を構成し、「開放状態」において前記出入口と一致できる開口を前記蓋体に形成する。
(3) 前記単位採取具を、前記上下の接合用のフランジ同士を連結して、長さ方向で直列に、かつ前記単位採取具の収容部を取り外し可能に連結し、さらに前記各蓋体を前記収容部との相対位置を保った状態で連結する。
(4) 前記上下に位置する単位採取具の前記各蓋体は、地上からの連結ロッドで連結され、前記杭穴内又は縦穴内に位置した状態で、地上からの前記連結ロッドの昇降操作で、「密封状態」又は「開放状態」を取ることができる構造とする。
・セメント 3.1〜3.2
・土 1.5〜1.7
・砂 1.8〜2.0
・砂利 1.8〜2.0
・水 1.0
となる。したがって、根固め部内の掘削泥土をセメントミルクと置換した場合には、その他何らかの不純物の存在があっても、セメントより比重は小さいと考えられ、比重を規定する物質は、水と砂・砂利となり、N値のみ、地盤性状のみ、またはN値及び地盤性状 によって区分けした施工現場毎の「比重−圧縮強度」の対応データを用意すれば、比重に基づき、固化圧縮強度を推定できる。
[y]=(222.46)×[X]−354.85
となる。
また、N値50で地盤性状:細砂の地盤では、図5のような「比重−圧縮強度」のグラフになり、この場合、比重Xの場合の圧縮強度Yの近似式は、
[y]=(167.47)×[X]−259.95
となる。
また、N値30で、地盤性状:シルト質砂岩の地盤では図6のような「比重−圧縮強度」のグラフになり、この場合、比重Xの場合の圧縮強度Yの近似式は、
[y]=(91.548)×[X]−152.76
となる。
また、N値3〜5で、地盤性状:シルトの地盤では、図7のような「比重−圧縮強度」のグラフになり、この場合、比重Xの場合の圧縮強度Yの近似式は、
[y]=(4.7028)×[X]−7.0828
となる。
続いて、地上から連結ロッド17、17を引き上げ、蓋体5を上昇させて、開口7と収容部1の出入口2を一致させ、杭穴24内のソイルセメントが収容部1内に取り込む(図3(b)。第2状態)。続いて、連結ロッド17、17を押し上げて、蓋体5の下部側壁で出入口2を塞ぐ(第3位置)。この状態で、試料採取装置20を掘削ロッド22と共に地上に引きあげ、収容部1の出入口2からソイルセメントを取り出して比重を測定する。
この測定した比重を、前記図4〜図7を使って推定圧縮強度に変換して、予め設定された根固め部の圧縮強度と比較検討する。また、前記図4〜図7を使って、予め設定された根固め部の圧縮強度を比重値に変換して、この必要比重値と測定した比重値を比較する。
上記比較により測定比重値が低い値の場合には、適切な修正施工をして、後工程を施工する。
収容部1の外周に薄肉の円筒からなる蓋体5を被せる。蓋体5には、出入口2と連通できる開口7を形成し、収容部1に対して上下動可能に取り付けられ、以下のような、第1位置、第2位置をとれるように形成する。
・第1位置:出入口2を蓋体5の内面で塞いだ状態で、収容部1内の収容物が漏れないように密封できる(密封状態)。
・第2位置:出入口2と開口7が一致して、収容部内に収容物を出し入れできる状態である(開放状態)。
以上のようにして、単位採取具10を構成する(図1)。
連結した単位採取具10、10で、上方に位置する単位採取具10の蓋体5の下端部と下方に位置する単位採取具10の蓋体5の上端部を連結ロッド16、16で着脱容易に連結する。また、最上に位置する単位採取具10の蓋体5の上端部に、地上まで伸びる連結ロッド17、17を着脱自在に連結する。連結ロッド16、17の昇降操作(上下動)により各単位採取具10、10の蓋体5、5が同時に昇降できるようになっている。
[y]=(167.47)×[X]−259.95
となる。したがって、必要な比重値は1.642となる。
試料採取装置20を第1位置に設定して、蓋体5の側壁の上部で出入口2を塞ぐ。試料採取装置20を杭穴24内に挿入して(図2(a))、根固め部の底(杭穴の底)25まで挿入する。根固め部の底25では、先端金具14が差し込まれ、試料採取装置20を安定して支持できる。また、この状態で連結ロッド17、17は地上まで伸びている(図示していない)。
なお、連結ロッド17、17を押し下げで第1位置に戻したが、第2位置からさらに連結ロッド17、17を引いて蓋体5の下部の側壁で出入口2を塞ぐこともできる(図3(c)参照)。
上記試料採取装置で採取した試料の比重が
・杭穴の底25から1mの試料:比重1.675
・杭穴の底25から2mの試料:比重1.664
・杭穴の底25から3mの試料:比重1.645
であった場合、底25から2mの地点で、予め設定した比重1.641より小さな値であり、この部分で、固化強度が不足する可能性がある。その一方で、底25から1m、3mの比重は充分に高いことから、撹拌を充分におこなえば、設計通りの根固め部を構築できると評価できる。
杭穴の深さにもよるが、深度15mであれば、セメントミルクを充填して、この評価を下すまで、通常は60分程度で完了でき、根固め部のセメントの固化反応の進行に支障が無い。
したがって、根固め部を充分撹拌しつつ、杭穴24内に既製杭を埋設して、基礎杭を構築する(図示していない)。
・杭穴24の底25から2mの試料:比重1.671
・杭穴の底25から2mの試料:比重1.666
・杭穴の底25から3mの試料:比重1.632
であった場合、底25から3mの地点で、予め設定した比重1.641 より小さな値であり、この部分で、固化強度が不足する可能性がある。また、底25から1m、2mの比重の適度であった場合には、杭穴底25から3mの付近を補強する必要があると評価できる。
したがって、この場合には、杭穴24の底25から3mの付近にセメントミルクを再充填しつつ、充分に撹拌し既製杭を埋設して基礎杭を構築する(図示していない)。
2 出入口
3 フランジ
5 蓋体
7 開口
10 単位採取具
12 上端連結部
14 先端金具
16 連結ロッド(中間)
17 連結ロッド(上端)
20 試料採取装置
22 掘削ロッド
24 杭穴
25 杭穴底
Claims (6)
- 掘削した杭穴又は縦穴内に、セメントミルク類を充填して、基礎杭又はソイルセメント柱を構築するに際して、以下のような要件を具備することを特徴とするセメントミルク類の固化強度判定方法。
(1) 充填したセメントミルク類をまだ固まる前に、前記杭穴又は縦穴内から採取して、試料として地上にあげる。
(2) 地上で、前記「試料の比重」を測定し、その比重が、予め「設定した比重」と較べて高いか低いかを比較する。
(3) 前記「試料の比重」が、予め「設定した比重」より高い場合には「設計通り」と判定し、低い場合には、「固化強度が不足する可能性がある」と判定する。 - 以下のような要件を具備したことを特徴とする請求項1記載のセメントミルク類の固化強度判定方法。
(1)根固め部の深さ方向に、複数箇所で試料を採取して、
(2) 各試料について、比重を測定して、前記試料の採取位置毎に、判定をする。 - 以下のような要件を具備したことを特徴とする請求項1記載のセメントミルク類の固化強度判定方法。
(1)予め計測した施工現場のN値及び/又は地盤性状により、比重−圧縮強度の対応表を作成する。
(2) 前記対応表にしたがって、予め設定した圧縮強度から、予め「設定した比重」を設定する。 - 以下のような要件を具備して、掘削した杭穴内に、セメントミルク類を充填して、基礎杭を構築することを特徴とする基礎杭の構築方法。
(1) 掘削した杭穴内にセメントミルク類を充填し、該杭穴内の未だ固まる前の杭穴充填物を試料として採取して、地上にあげる。
(2) 地上で、前記「試料の比重」を測定し、その比重が、予め「設定した比重」と較べて高いか低いかを比較する。
(3) 前記「試料の比重」が予め「設定した比重」より高い場合に、そのまま後工程を施工する。 - 以下のような要件を具備して、掘削した縦穴内に、セメントミルク類を充填して、セメントミルク柱体を構築することを特徴とするセメントミルク柱体の構築方法。
(1) 掘削した縦穴内にセメントミルク類を充填し、該縦穴内の未だ固まる前の縦穴充填物を試料として採取して、地上にあげる。
(2) 地上で、前記「試料の比重」を測定し、その比重が、予め「設定した比重」と較べて高いか低いかを比較する。
(3)前記試料の比重が、予め「設定した比重」より高い場合に、そのまま後工程を施工する。 - 以下のような要件を具備したことを特徴とする杭穴内又は縦穴内の試料採取装置。
(1) 側面に出入口を有する収容部の外側に蓋体を移動自在に取り付けて、かつ上下に接合用のフランジを形成して、単位採取具を構成する。
(2)前記単位採取具は、「密封状態」において前記出入口を塞ぐことできるように前記蓋体を構成し、「開放状態」において前記出入口と一致できる開口を前記蓋体に形成する。
(3) 前記単位採取具を、前記上下の接合用のフランジ同士を連結して、長さ方向で直列に、かつ前記単位採取具の収容部を取り外し可能に連結し、さらに前記各蓋体を前記収容部との相対位置を保った状態で連結する。
(4) 前記上下に位置する単位採取具の前記各蓋体は、地上からの連結ロッドで連結され、前記杭穴内又は縦穴内に位置した状態で、地上からの前記連結ロッドの昇降操作で、「密封状態」又は「開放状態」を取ることができる構造とする。
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