JP4241492B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばカラースキャナで原稿を読み取るなどして加色系三原色の色成分データにより入力される画像データを、減色系三原色と黒色の色成分データからなる記録データに変換した後、この記録データを用いて記録紙に原稿の画像を形成する画像形成装置に関するものである。
カラー複写機、コピー機能を備えたファクシミリ装置やデジタル多機能機などでは、一般に加色系三原色であるR(赤),G(緑),B(青)の色成分の画像データに分解して原稿を読み取るカラースキャナ部と、カラースキャナ部で原稿を読み取ったR,G,Bの色成分の画像データから減色系三原色であるC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)とK(ブラック)の色成分の画像データを生成する画像処理部と、画像処理部で生成されたC,M,Y,Kの色成分の画像データに基づきC,M,Y,Kの4色の塗料を用いて記録紙に画像を形成するカラープリンタ部とを備え、カラースキャナ部で原稿を読み取り、その読取データ(R,G,Bの色成分の画像データ)をC,M,Y,Kの色成分の画像データに変換した後、その4色の色成分の画像データを用いてカラープリンタ部により原稿のコピーを作成するようになっている。
また、カラー複写機やコピー機能を備えた多機能装置では、記録紙に形成される画像(以下、コピー画像という。)の明度を調整する明度調整キーが標準的に設けられている。この明度調整キーは、コピー画像の明るさを、標準明度値(明るさのディフォルト値)に対して所定のステップで+方向(明るくする方向)と−方向(暗くする方向)に多段階に調整するための操作部材で、ユーザはこの明度調整キーを操作してコピー画像の明るさを全体に明るくしたり、暗くしたりすることにより所望の明るさに調整することができる。
具体的には、画像処理部には、図10に示すように、カラースキャナ部から入力されるR,G,Bの色成分の画像データのγ補正を行う第1γ補正部101と、第1γ補正部101でγ補正されたR,G,Bの色成分の画像データからC,M,Yの色成分の画像データを生成する色変換部102と、色変換部102で生成されたC,M,Yの色成分の画像データからKの色成分の画像データを生成するUCR処理部103と、UCR処理部103で生成されたC,M,Y,Kの色成分の画像データのγ補正を行なう第2γ補正部104が設けられているが、第1γ補正部101に設けられるγ特性を、図11に示すように明度調整キーの明度調整値に応じて変化可能にし、明度調整キーによる明度調整値に対応するγ特性を用いて読取データのγ補正を行うことによりコピー画像の明るさが調整されている。
すなわち、図11に示すように標準明度値のγ特性曲線を基準として、暗調整用のγ特性曲線と明調整用のγ特性曲線をデータとして記憶しておき、明度調整キーの選択押下に応じて順次γ特性曲線を変更することによってコピー画像の明るさを調整している。ここで、コピー結果を暗くする方向に変化させる場合には、入力値に対する出力値の変化を、入力値が小さいときの増分を小さく、大きいときの増分を大きくするようなγ特性曲線とし、コピー結果を明るくする方向に変化させる場合には、入力値に対する出力値の変化を、入力値が小さいときの増分を大きく、大きいときの増分を小さくするようなγ特性曲線としている。
これらは基本的に明るさを調整するものであるので、L***色空間においては、L(輝度)を調整することになる。そのため従来においては、一般的に記録側の第2γ補正部とは無関係に、読取側の第1γ補正部101だけで調整ように構成されていた。
一方、デジタルカメラやビデオカメラなどの画像読取機器においては、例えば特開平10−79888号公報や特開2003−46779号公報に示されるように、撮影された画像データのγ補正処理におけるγ特性を変化させて出力画像の濃度を変化させる技術が知られている。
特開平10−79888号公報 特開2003−46779号公報
ところで、従来のカラー複写機やコピー機能を備えた多機能装置では、明度調整キーに基づくコピー画像の明度調整をカラースキャナ部で読み取られた画像データのγ補正処理で行っているので、コピー画像の明るさを標準明度値よりも暗くする方向に調整された場合、原稿内の暗い部分の濃度を色バランスを保持しながら暗くすることができず、場合によってはKの色成分の画像データにより黒く潰れしてしまうという不都合がある。
なぜなら、図11に示すようなγ特性曲線を用いて入力値を出力値に変換すると、RGBの値が小さい(暗い)画像データにおいては、各色の入力値に多少の差異があっても出力値に反映されにくく、結果的に色バランスが崩れてしまうからである。すなわち、色変換部102への入力値(第1γ補正部101での出力値)が各色の差異として表れにくい、いわゆる無彩色データに近い画像データに変換されてしまうので、UCR処理部103でK(黒)の色成分が強くなってしまうのである。
UCR処理部103では、図12に示すように、C,M,Yの色成分の画像データのうち最小のレベルを有する色成分の画像データの当該レベルを用いて所定のレベル変換テーブルによりKの色成分の画像データが生成されるとともに、C,M,Yの色成分の画像データのレベルからKの色成分の画像データのレベルを減算してC,M,Yの色成分の画像データのレベルが変更される。
図12の例では、Cの色成分の画像データのレベルVから所定のレベル変換テーブルによりレベルVKが決定され、このレベルVKを有するKの色成分の画像データが生成されるとともに、C,M,Yの色成分の画像データのレベルVC,VM,VYは、それぞれ(VC−VK),(VM−VK),(VY−VK)に変更される。
なお、VKをVCに対してどの程度の割合とするかについては、設計時に適宜選択することが可能で、本実施例の図12においては、VCの半分程度として説明しているが、VCと等しくしてCの色成分を残らないようにすることも可能である。
そして、前述のように明度調整キーによって標準明度値よりも暗くする調整指示を受けると、図11において調整方向:暗側のγ特性曲線を選択するので、R,G,Bの各色成分の画像データの第1γ補正部101からの出力値は、入力値の小さい領域においては標準明度値を指定されたときよりも小さい値(暗い画像)として出力されることになる。その結果、色変換部102からの出力値はC,M,YがR,G,Bの補色関係にあるため、標準明度値を指示されたときよりも大きな値(暗い画像)として出力される。
そして、色変換部102の出力値がUCR処理部103に入力されるのであるが、前述したように、第1γ補正部101において各色(R,G,B)の差異が分かりにくい無彩色データに近い画像データに変換されてしまっているので、出力であるC,M,Yのデータもレベル差の無い画像データとなり、必要以上にKの色成分が強くなってしまい、全体的に黒色に潰された(黒つぶれ)ようになるのである。
図13は、読取画像のうち、暗い部分の画像データが第1γ補正部101により標準明度値でγ補正されたときにUCR処理部103で生成されるC,M,Y,Kの色成分の画像データの一例を示す図であり、図14は、同画像データが第1γ補正部101により標準明度値よりも暗いγ特性曲線でγ補正されたときにUCR処理部103で生成されるC,M,Y,Kの色成分の画像データの一例を示す図である。
なお、各色成分の画像データのレベルは、最大レベル(例えば8ビットデータの場合、最大レベルは「255」)が1.0となるように正規化した値で示している。また、(a)は第1γ補正部101に入力されるR,G,Bの色成分の画像データ、(b)は第1γ補正部101から出力されるR,G,Bの色成分の画像データ、(c)は色変換部102から出力されるC,M,Yの色成分の画像データ、(d)はUCR処理部103から出力されるC,M,Y,Kの色成分の画像データ、(e)は第2γ補正部104から出力されるC,M,Y,Kの色成分の画像データである。
なお、図13、図14において(b)から(c)へ変換する際、本来ならばR,G,BとC,M,Yは補色の関係にあるので、C,M,Yの値は1からR,G,Bの値をそれぞれ差し引いた値となるはずであるが、読取側であるカラースキャナーの色再現範囲と記録側のプリンタの色再現範囲の違いを吸収するためのLUT(ルックアップテーブル)が色変換部102に内包されているので、それによって出力値が変化している。
また、標準明度値を指示した際に第1γ補正部101で選択される第1γ特性曲線、UCR処理部103で選択されるUCRγ特性曲線、第2γ補正部104で選択される第2γ特性曲線の例をそれぞれ図15、図16、図17に示す。
図13では、色変換部102から出力されるC,M,Yの色成分の画像データは(同図(c)参照)、Cの色成分の画像データのレベルVCが非常に小さいので、UCR処理部103ではKの色成分を生成する入力値レベルに達成しないので、Kの色成分の画像データのレベルVKが生成されず(同図(d)及び図16参照)、読み取られた原稿の色バランスが保持されるようになっている。
しかし、明度調整キーにより標準明度値よりも暗くなるように設定された場合は、図11に示すように入力値に対する出力値が小さくなるため、図14に示すように、第1γ補正部101によりγ補正されたR,G,Bの色成分データは非常に小さくなり(同図(b)参照)、最大レベルを有するRの色成分の画像データでも「0.32」しかないので、これらの色成分の画像データから生成されたC,M,Yの色成分データは(図14(c)参照)、全て大きくなり、最小レベルであるCの色成分の画像デーのレベルVCでも0.5を超えている。このため、UCR処理部103でのKの色成分を生成する入力値レベルを超え、第2γ補正部104から出力されるKの色成分の画像データのレベルも比較的大きくなるので(同図(e)参照)、これらの色成分の画像データを用いて記録紙に画像を形成すると、Kの色成分により視覚的に黒く潰れたように見えることになる。
また、図13,図14の例では、標準明度値でγ補正された場合のコピー画像の色バランスはC:M:Y=1:3.59:4.9(図13(e)参照)であるのに対し、標準明度値よりも暗くなるようにγ補正された場合のコピー画像の色バランスはC:M:Y=1:1.82:1.67(図14(e)参照)となっており、標準明度値よりも暗くなるように調整すると、色バランスが大きく変化し、彩度が変化するとともに、その変化した色が黒く強調されることになる。
図18は、L***色空間においてAの位置にある色を第1γ特性曲線で変換した場合にBの位置になる変化を分かりやすく示したもので、図18(a)は斜視図、図18(b)はL**平面図、図18(c)はa**平面図である。これらの図は、明度調整キーによる暗方向への補正は、L***色空間においてL(輝度)の値を下げるだけでなく、Kの色成分の発生により、彩度を表すa**平面においても意図しない補正が行われてしまうことを表している。
さらに、実際に操作するユーザーの潜在的な意図としては、コピー画像の明るさを暗くしたいというよりは、コピーした結果が薄くてよく読み取れないから、濃くしてはっきりと読めるようにしたいというものであると考えられるのに対して、明るさ調整だけでは十分な調整ができないという問題もあった。すなわち、前述したように暗方向への補正は基本的に輝度を調節するだけなので、コピー結果が薄い(濃度差がない)ものに対して明るさを暗くしても、全体が暗くなるだけで濃度差を大きくすることはできないからである。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、明度調整キーによりコピー画像の明るさを暗くする方向に調整した場合は、明るさを保持しながら彩度だけを上げるような明度調整が可能な画像形成装置を提供するものである。
本発明は、原稿画像を読み取って画像データを生成する読取手段と、前記読取手段によって生成される画像データを補正する第1補正手段と、前記第1補正手段によって補正された画像データを記録用の画像データに変換する画像処理手段と、前記画像処理手段によって生成された記録用の画像データを補正する第2補正手段と、前記第2補正手段によって補正された画像データに基づいて記録紙上に原稿画像を形成する画像形成手段とを備える画像形成装置において、前記画像形成手段によって形成される原稿画像の明度を指示するための明度指示手段と、前記明度指示手段により、記録紙上に形成される原稿画像を予め設定された標準明度値に対して明るい方向指示されたときには前記第1補正手段の補正特性を変更する第1補正特性変更手段と、前記明度指示手段により、記録紙上に形成される原稿画像を前記標準明度値に対してい明度値の方向に指示されたときには前記第2補正手段の補正特性を変更する第2補正特性変更手段と、備えるものである(請求項1)。
なお、前記明度指示手段は、多段階の指示が可能になされ、前記第1補正特性変更手段及び前記第2補正特性変更手段は、前記明度指示手段による指示に対応した複数の補正特性曲線を有するとよい(請求項2)。また、前記第1補正特性変更手段及び前記第2補正特性変更手段がそれぞれ有する基礎補正特性曲線をもとに、前記明度指示手段による指示結果に基づいて、前記複数の補正特性曲線を演算で求める演算手段を持つとよい(請求項3)。
また、前記演算手段は、前記明度指示手段による指示結果に対応した1より小さく0より大きい所定の係数値を有し、基礎補正特性曲線データに前記明度指示手段による指示結果に対応した係数値で除算して前記複数の補正特性曲線を演算するとよい(請求項4)。具体的には、前記演算手段は、前記基礎補正特性曲線において、入力値のレンジを前記明度指示手段による指示結果に対応した前記係数値を乗じて圧縮することにより前記複数の補正特性曲線を演算するとよい(請求項5)。更に、前記基礎補正特性曲線は、入力値に対する出力値の変化が、入力値が小さいときに大きく、大きいときに小さくなるように設定されているとよいとよい(請求項6)。
また、請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置において、前記画像処理手段は、前記画像読取手段によって読み取られたR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の色成分からなる画像データを前記画像処理手段で利用可能なC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の色成分からなる画像データに変換するとともに、
前記第1補正手段及び第2補正手段は、各色成分ごとに補正特性曲線を有するとよい(請求項7)。
請求項1に記載の発明によれば、記録紙に形成される画像を明るくするときは、読取手段で読み取られた画像データを第1補正手段で補正する際の補正特性を変更して画像データを補正し、記録紙に形成される画像を暗く(濃く)するときには、第1補正手段で補正された画像データから画像処理手段により変換された記録用の画像データを第2補正手段で補正する際の補正特性を変更して画像データを補正することにより、明るくするときは輝度を変更でき、暗くするときは明るさを保持したまま彩度を変更することができる。これにより使用者の意図に沿った画像の補正が可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、記録紙に形成される画像を多段階に調整することができる。
請求項3に記載の発明によれば、第1補正特性変更手段及び第2補正特性変更手段に基礎となる1つの補正特性曲線のデータを設けるだけで、明度指示手段によって指示された補正特性を演算により算出することができ、補正特性曲線のデータを記憶するために必要なメモリの容量を削減することができる。
請求項4に記載の発明によれば、明度指示手段による指示結果に対応した係数値で基礎補正特性曲線のデータを除算するだけで、明度指示手段による指示結果に対応した補正特性曲線のデータを簡単に得ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、画像データに1より小さく0より大きい係数値を乗算するだけで補正特性曲線における入力値のレンジを圧縮することができるので、レンジの圧縮処理を短時間で行うことができる。
請求項6に記載の発明によれば、入力値が小さいときに値を増幅することができるので、入力値が小さいときの無彩色データ化を防止することができる。
請求項7に記載の発明によれば、色成分ごとに固有の補正特性曲線を有するので、色バランスをより好適に保持しながら、記録紙に形成される画像の明るさ調整をすることができる。
本発明について、カラーコピー、ファクシミリ、プリンタ、スキャナなどの複数の機能を備えた多能装置を例に、図を用いて説明する。なお、本発明は、コピー画像の明度調整に関するものであるので、以下の説明では、主としてコピー機能におけるコピー画像の明度調整について説明する。
図1は、本発明に係る多機能装置(画像形成装置)の概観を示す斜視図である。
多機能装置1は低背の箱形状をなし、上面の前端部に表示部2を備えた操作パネル5が設けられている、上面の操作パネル5の後方側には前側が開閉可能な蓋体4が設けられ、この蓋体4を開放した面にスキャナ機能やコピー機能において読取対象となる原稿を載置する原稿載置面(図では蓋体4が閉じているので見えていない。)が設けられている。この原稿載置面にはA4サイズの原稿まで載置することができる。
また、多機能装置1の前面には、記録紙載置トレイ6が着脱可能に装着され、その上方に、装置内部で反転、記録された後、装置外へ排出される記録紙を保持する記録紙排出トレイ7が設けられている。
ファクシミリ機能(送信機能)においては、原稿載置面に載置された原稿は、後述する装置内部に設けられた画像読取部10により画像データとして読み取られた後、図示しない送信確定キーを押下することによって送信される。複数枚の原稿を送信する場合は、原稿を一枚ずつ交換して読み取らせる作業を必要回数繰り返してメモリに画像データを蓄積した後、前述の送信確定キーの押下によって送信される。なお、原稿の交換は、本実施例では手作業にて行われるが、一般にADF(自動原稿給送機構)と呼ばれる機構を配置して、自動的に複数枚の原稿を読み込むようにしてもよいのはもちろんである。
また、ファクシミリ機能(受信機能)やコピー機能においては、記録紙載置トレイ6に載置された記録紙が図示しない給送装置によって装置内部に給送され、後述する装置内部に設けられた画像記録部12により当該記録紙に画像が形成された後、多機能装置1の前面から記録紙排出トレイ7へ排出される。
操作パネル5の中央に設けられた表示部2は、マトリックス状に配置された多数の画素を有する液晶ディスプレイからなり、月日、時刻、各機能においてユーザに報知すべき各種の設定情報(例えばファクシミリ機能では宛先や電話番号、コピー機能ではコピー枚数など)や動作状態やエラーメッセージなどを点描表示による文字やシンボルマークによって表示する。
操作パネル5の左端部、右端部及び表示部2の下部には、複数の操作部ボタンからなる操作部31,32,33が設けられている。表示部2の下部に設けられた操作部31は、ファクシミリ機能、コピー機能、スキャナ機能及びフォトメディアキャプチャ機能(デジタルカメラで撮影した画像をプリントする機能)を選択するための操作部である。操作部31には上記4種類の機能に対応して4個の操作ボタンが設けられている。
操作パネル5の左端部に設けられた操作部32は、主として電話に関する操作等を行う操作部である。操作部32には16個の操作ボタンが設けられている。左端に電源入/切、リダイヤル、オンフックなどを操作するための4個の操作ボタンが配列され、その右隣に電話番号などを入力するための12個のテンキーが配列されている。
操作パネル5の右端部に設けられた操作部33は、主として画像記録に関する操作や各機能における各種の条件設定を行う操作部である。操作部33には、6個の操作ボタンと1個の十字キー331が設けられている。右端にコピーの停止、カラーコピー、モノクロコピーを指示するための3個の操作ボタンが設けられている。表示部2の右隣に十字キー331が設けられ、その下側に各機能における処理条件の項目を選択するための3個の操作ボタンが設けられている。
十字キー331の下部の中央の操作ボタン332は、表示部2にメニュー画面を表示させたり、そのメニュー画面に含まれる選択項目のうちのセット項目を確定させたりするための操作ボタン(以下、メニュー/セットボタンという。)である。本発明に係るコピー画像の明度調整の項目と明度調整値の選択項目は、メニュー画面に含まれている。メニュー/セットボタン332が押下げられると、表示部2にメニュー画面の一部が表示される。
十字キー331は、表示部2に表示されるメニュー画面の非表示部分を表示させるための画面送りキーとして機能するとともに、表示されている複数の選択項目の中からユーザがセットしたい項目を選択するための選択キーとして機能する。メニュー画面の画面送りは十字キー331の上下のキー331a,331b(図2参照)によって行われる。本発明に係るコピー画像の明度調整の項目も十字キー331の上下のキー331a,331bを操作することにより表示部2に表示される。
図2は、コピー画像の明度調整用の画面の一例を示す図である。
表示画面2aの上部の「コピーアカルサ」の文字表示は明度調整の項目名を示している。表示画面2aの下部の11個の四角は明度調整値を示すマーク8である。本実施形態に係る多機能装置1は、予め設定された標準明度値(ディフォルト値)に対して所定のピッチで暗い方向(−方向)と明るい方向(+方向)とにそれぞれ5段階に明度調整ができるようになっている。中央の明度調整値マーク8aは標準明度値を示し、それより右側の5個の明度調整値マーク8bは標準明度値に対してコピー画像を全体的に明るくする方向の調整段階を示し、明度調整値マーク8aより左側の5個の明度調整値マーク8cは、標準明度値に対してコピー画像を全体的に暗くする方向の調整段階を示している。
明度調整値マーク8のうち、現在選択されている明度調整値は、黒く反転表示される。図2では標準明度値が設定されている。十字キー331の右側のキー331dを押し下げる毎に明度調整値は淡い方向(+方向)に1段ずつ変化し、十字キー331の左側のキー331cを押し下げる毎に明度調整値は暗い方向(−方向)に1段ずつ変化する。ユーザは、所望の明度調整値マーク8が黒く反転表示されたときに、メニュー/セットボタン332を押し下げると、その明度調整値を設定することができる。
コピー画像の明度が標準明度値と異なる明度に調整されると、その調整値が標準明度値よりも明るい明度値のときは、R,G,Bの色成分の画像データに対する読取γ補正部112のγ補正において、入力値に対する出力値を標準明度値のときよりも高くするようにγ特性を変化させ、そのγ特性を用いてγ補正を行うことによりコピー画像の明度が全体的に明るく調整される(図4参照)。その調整値が標準明度値よりも暗い明度値のときは、R,G,Bの色成分を色変換部113でC,M,Y,Kの色成分の画像データに変換し、UCR処理部114でいわゆる黒抜きを行った後の記録γ補正部115のγ補正において、入力値に対する出力値を標準明度値のときよりも高くするようにγ特性を変化させ、そのγ特性を用いてγ補正を行うことによりコピー画像の明度が全体的に暗く(濃く)調整される。なお、γ補正による明度調整の詳細は後述する。
他の条件についても、ユーザは、メニュー/セットボタン332を操作して表示部2にメニュー画面を表示させ、十字キー331の上下のキー331a,331bを操作して所望の項目を選択し、その項目について十字キー331の左右のキー331c,331dを操作して所望の条件値を選択し、メニュー/セットボタン332を操作してその条件値を設定することができる。
図3は、多機能装置1のコピー機能に関する機能ブロック図である。
コピー機能に関する機能ブロックには、画像読取部10、画像処理部11、画像記録部12、制御部13、明度調整部14が含まれる。
画像読取部10は、原稿載置面(蓋体4を開放すると現れる装置上面)に載置された原稿を読み取るものである。画像読取部10は、原稿載置面に載置された原稿を照明する照明部、原稿像を画像信号に変換する光電変換素子などからなるカラーイメージセンサ、このイメージセンサの画像読取動作を制御する駆動制御部及びカラーイメージセンサから出力される画像信号に所定の信号処理(増幅処理やA/D変換処理など)を行う信号処理部を備えている。
原稿載置面の短辺に沿う方向を幅方向(主走査方向とも呼ばれるが、図1では前後方向となる)、長辺に沿う方向を長さ方向(副走査方向とも呼ばれるが、図1では左右方向となる)とすると、カラーイメージセンサは、例えば照明部である白色光源と、A4サイズの幅方向寸法と略同一の長さを読取可能なCCDラインイメージセンサの露光面にR,G,Bの色フィルタを設けて、副走査方向に配列したものからなる。画像読取部10は、原稿載置面に載置された原稿に対してカラーイメージセンサによる撮像動作(幅方向のライン単位の撮像動作)を繰り返しながら、カラーイメージセンサを原稿に対して副走査方向へ相対移動させることにより、当該原稿の画像を読み取る。
画像読取部10は、ラインイメージセンサの撮像動作が行われる毎に各色のラインイメージセンサから画像信号(各画素の受光信号(アナログ信号))を読み出し、信号増幅やデジタル信号(受光信号を、例えば8ビットの諧調値にA/D変換した信号)への変換などの処理を行った後、画像処理部11に出力する。
画像処理部11は、画像読取部10から入力される加色系のカラー画像データ(R,G,Bの色成分の画像データ)に対してシェーディング補正をした後、画像記録部12で画像を記録するために使用される減色系のカラー画像データ(C,M,Y,Kの色成分の画像データ)を生成するものである。
画像処理部11には、シェーディング補正部111、R,G,Bの色成分の画像データに対してγ補正を行う第1のγ補正部112(以下、読取γ補正部112という。)、R,G,Bの色成分の画像データをC,M,Yの色成分の画像データに変換する色変換部113、C,M,Yの色成分の画像データに対してUCR処理(黒色データの生成処理:いわゆる黒抜き処理)を行うUCR処理部114及びC,M,Y,Kの色成分の画像データに対してγ補正を行う第2のγ補正部115(以下、記録γ補正部115という。)が含まれる。
シェーディング補正部111は、画像読取部10から入力される画像データ(以下、読取データという。)のシェーディング補正を行うものである。シェーディング補正部111は、画像読取部10で基準白色を読み取った画像データを最大レベル(基準白レベル)に設定するとともに、暗状態で画像読取部10の読取動作を行って出力される画像データを最小レベル(基準黒レベル)に設定し、画像読取部10から入力される記録データのレベル(各画素の受光レベル)を基準黒レベルと基準白レベル間のレンジ内のレベルに補正する。シェーディング補正部111は、記録データのシェーディング補正をR,G,Bの色成分毎に行う。
読取γ補正部112は、シェーディング補正後の読取データに対してγ補正を行うものである。読取γ補正部112は、R,G,Bの色成分毎にγ特性を有している。また、読取γ補正部112は、上述したようにコピー画像の明度値が標準明度値よりも明るい方向(+方向)に調整された場合は、その調整値に応じて入力値に対して出力値を高くするようにγ特性を変化させ、そのγ特性により読取データのγ補正を行う。一方、コピー画像の明度値が標準明度値よりも暗い(濃い)方向(−方向)に調整された場合は、その調整値に関係なく標準明度値のγ特性を用いて読取データのγ補正を行う。
図4は、読取γ補正部112におけるγ補正処理とγ特性との関係を説明するための図である。
同図に示すγ特性の横軸は入力値xを示し、縦軸は出力値yを示している。両値は最大値(画像データが8ビットデータである場合、最大値は「255」)が1.0となるように正規化した値で表している。実線で示すγカーブは標準明度値に対するγカーブであり、このγカーブを与える入力値xと出力値yとの関係式y=f(x)を実行する演算プログラムが読取γ補正部112に設けられている。
従って、読取γ補正部112は、コピー画像の明度が標準明度値及びそれよりも暗い明度値に設定されている場合は、シェーディング補正部110から入力される画像データの値xを用いてy=f(x)を演算することにより出力値yに変換する。
一方、読取γ補正部112は、コピー画像の明度が標準明度値よりも明るい明度値に設定されている場合は、シェーディング補正部110から入力される画像データ値xにその明度値に対応する係数k(0<k<1)で除して入力値xを補正し、その補正値x/kを用いてy=f(x/k)を演算することにより出力値yに変換する。
標準明度値及びそれよりも明るい各段の明度値に対する係数kは予め設定され、読取γカーブと共に、制御部13の有するメモリ(図略)に記憶されている。読取γ補正部112には制御部13から係数kとγカーブのデータが起動時と明度調整値が変更される毎に送信される。
なお、上記説明では、入力値xの値を係数k(0<k<1)で除して入力値xを見かけ上大きくなるように補正したが、γ特性カーブの入力値xの範囲(0〜1.0)に係数k(0<k<1)を乗じて、レンジそのものを圧縮してもよい。どちらも結果は同じであるが、前者ではデータを補正する毎に演算しなければならないのに対し、後者は予め演算したγ特性カーブを準備しておけるので、実際に補正する際には除算等の複雑な計算が必要なくなる分、レンジを圧縮する方が補正はより簡単になる。
入力値xに1より小さい係数kを乗ずると、図4のk=0.8、k=0.6の場合の横軸に示すように、入力値xのスケールが圧縮されるから、その圧縮されたスケールに対するγカーブは、同図の一点鎖線や二点鎖線で示すように変化する。すなわち、係数kが小さくなるほど、入力値xのスケールの圧縮量が増大し、これに応じてγ特性は、標準明度値における入力値xに対する出力値yがより急激に増大するように変化する。
なお、係数kは、明度調整値が標準明度値から+方向(明るくする方向)に1段増加するごとに所定の割合で減少するように予め設定されている。図2に示す例では、+方向に5段階に調整可能になっているが、例えば係数kは標準明度値では1.0で、明度調整値が1段階増加する毎に0.9,0.8…0.5となる。従って、明度調整値が標準明度値より+2段階に設定され、制御部13からその明度調整値の情報が読取γ補正部112に入力されると、読取γ補正部112では係数k=0.8が設定され、シェーディング補正部111から入力される画像データのスケールはx/0.8に補正された後、f(x/0.8)を演算することにより出力値yに変換される。すなわち、図2の一点鎖線で示すγ特性によって入力データはγ補正される。
なお、この例では1段毎に係数kは0.1ずつリニアに変化させているが、必ずしもリニアである必要はなく、その変化の割合は装置の特性に応じて適宜設定することができる。
本実施形態では、標準明度値よりも+方向に調整されると、入力値xに1よりも小さい所定の係数kを乗じて入力値のスケールを圧縮するようにしているので、実質的に明るさの調整量に応じた複数のγ特性(図2の例では6個のγ特性)を設けているのと等価になっている。従って、6個のγ特性に対応して入力値xを出力値yに変換する6個の変換テーブルを設け、これらの変換テーブルを明るさの調整値に応じて切り換えて使用するようにしてもよい。
本実施形態では、y=f(x)を演算するプログラムと明度調整値に対する係数kのテーブルのみを設けているので、複数のγ特性に対応する変換テーブルを設けるものよりもメモリ容量を少なくすることができる利点がある。特に、変換テーブルを保有する方法では調整段数が多くなると、変換テーブル数が増大し、それに応じてメモリ容量が増大することになるが、y=f(x)の演算式で入力値のスケールを圧縮する方法では調整段数が多くなっても係数kの数が増えるだけで、y=f(x)の演算プログラムのためのメモリ容量には影響がなく、y=f(x)の演算プログラムの修正をする必要もない。
図2に戻り、色変換部113は、γ補正後のR,G,Bの色成分の画像データをC,M,Yの色成分の画像データに変換するものである。色変換部113は、下記演算式(1)〜(3)を演算することによりR,G,Bの色成分の画像データをC,M,Yの色成分の画像データに変換する。
Figure 0004241492
例えば画像データを8ビットデータで構成した場合、最大濃度レベルVRmax,VGmax,VBmaxは「255」となるから、C,M,Yの各色成分の画像データは、VC=(1−VR/255)、VM=(1−VG/255),VY=(1−VB/255)により演算される。
UCR処理部114は、上述したようにC,M,Yの色成分の画像データのうち最小の値を有する色成分の画像データの当該値をもとにKの色成分の画像データを生成するとともに、このKの色成分の画像データの値を用いてC,M,Yの色成分の画像データを修正し、記録用の画像データを生成するものである。
具体的には、UCR処理部114は、図5に示すようなKの色成分の値を決定するための補正特性を有しており、C,M,Yの色成分の画像データのうちの最小の値Vminを補正特性の入力値として出力値を算出し、この出力値を有するKの色成分の画像データを生成する。なお、この例の場合、入力値VKが所定値に達するまでは出力値VKを0とするようになっている。例えばC,M,Yの色成分のうち、Cの色成分の画像データが最小値である場合、この画像データの値VCを補正特性の入力値として出力値VKを算出し、この出力値VKを有するKの色成分の画像データを生成する。また、UCR部114は、C,M,Yの色成分の画像データからそれぞれVKを減算して記録用のC,M,Yの色成分の画像データを生成する。従って、記録用のC,M,Yの色成分の画像データの値は、それぞれ(VC−VK)、(VM−VK),(VY−VK)となる。
記録γ補正部115は、記録用のC,M,Y,Kの色成分の画像データに対してγ補正を行うものである。記録γ補正部115は、C,M,Y,Kの色成分毎にγ特性を有している。また、記録γ補正部115は、上述したようにコピー画像の明度値が標準明度値よりも濃い方向(−方向)に調整された場合は、その調整値に応じて入力値に対する出力値を高くするようにγ特性を変化させ、そのγ特性によりUCR補正後の画像データのγ補正を行う。一方、コピー画像の明度値が標準明度値よりも明るい方向(+方向)に調整された場合は、その調整値に関係なく標準明度値のγ特性を用いてUCR補正後の画像データのγ補正を行う。
記録γ補正部115におけるγ補正処理とγ特性との関係は、上述した読取γ補正部112におけるγ補正処理とγ特性との関係と基本的に同一にすることができる。
すなわち、記録γ補正部115にも標準明度値に対するγカーブを与える入力値xと出力値yとの関係式y=g(x)を実行する演算プログラムが設けられている。記録γ補正部115は、コピー画像の明度が標準明度値及びそれよりも明るい明度値に設定されている場合は、UCR処理部114から入力される画像データの値xを用いてy=g(x)を演算することにより出力値yに変換する。一方、記録γ補正部115は、コピー画像の明るさが標準明度値よりも暗い値に設定されている場合は、UCR処理部114から入力される画像データの値xにその明度値に対応する係数k’(0<k’<1)で除して入力値xを補正し、その補正値x/k’を用いてy=g(x/k’)を演算することにより出力値yに変換する。
なお、上記説明では、入力値xの値を係数k’(0<k’<1)で除して入力値xを見かけ上大きくなるように補正したが、読取γ補正部の場合と同様に、特性カーブの入力値xの範囲(0〜1.0)に係数k’(0<k’<1)を乗じて、レンジそのものを圧縮してもよいことはもちろんであり、その場合、計算がより簡単になり、演算時間が短くなることも同様である。
標準明度値及びそれよりも明るい各段の明度値に対する係数k’も予め設定され、読取γカーブのデータと共に、制御部13の有するメモリ(図略)に記憶されている。記録γ補正部115には制御部13から係数k’とγカーブのデータが起動時と明度調整値が変更される毎に送信される。
記録γ補正部115においても係数k’は、記録明度の明度調整値が標準明度値から−方向に1段増加するごとに所定の割合で減少するように予め設定されている。例えば調整値が標準明度値より−2段階に設定され、そのときの係数k’が0.7であるとすると、記録γ補正部115は、UCR処理部114から入力される画像データの値xをx/0.7に補正した後、g(x/0.7)を演算することにより出力値yに変換する。なお、記録γ補正部115においても係数k’の1段毎の変化の割合は装置の特性に応じて適宜設定することができる。
画像記録部12は、記録γ補正部115から出力されるC,M,Y,Kの色成分の画像データに基づいて記録紙にカラーの画像を形成するものである。画像記録部12は、例えばインクジェット方式によるカラープリンタで構成されている。なお、画像記録部12に適用されるカラープリンタはインクジェット方式に限られるものではなく、静電写真方式、インクリボン方式、熱転写方式などの各種のカラープリンタを適用することができる。
画像記録部12は、記録紙の搬送方向に対して直交するする方向(以下、主走査方向という。)に移動可能に設けられ、C,M,Y,Kの色成分のインクを当該記録紙に吐出する印字ヘッド、この印字ヘッドの主走査方向移動を制御する駆動制御部と、C,M,Y,Kの色成分の画像データに基づいて印字ヘッドから各色のインクの吐出を制御する記録制御部とを備えている。
印字ヘッドは、所定の幅寸法を有する立法体形状をなし、記録紙に臨む面にC,M,Y,Kの色成分のインクを吐出する4個のノズルを有している。各ノズルにはC,M,Y,Kの各色成分のインクカートリッジからそれぞれインクが供給されている。記録紙に画像を形成する際には、印字ヘッドは駆動制御部により所定の速度で記録紙の主走査方向に往復動が繰り返される。印字ヘッドが記録紙の主走査方向に移動する速度に同期して記録制御部によりC,M,Y,Kの各色成分の画像データに基づいて各色のインクが記録紙に吐出され、これにより1ライン分の画像が記録される。印字ヘッドにより1ライン分の画像が記録される毎に記録紙は1ライン分だけ搬送され、以下、印字ヘッドによる1ライン分の画像記録動作と記録紙の1ライン分の搬送動作を繰り返すことにより記録紙全体に画像が記録される。なお、印字ヘッドに同色のノズルが複数配列されていれば、複数ライン(1バンド)を同時に記録できるので、記録紙の搬送量もそれに応じて変更すればよい。
制御部13は、画像記録部10、画像処理部11及び画像記録部12の駆動を集中的に制御してコピー動作を行うものである。制御部13は、多機能装置1のメインCPU(Control Processing Unit)によって実現されている。上述したように、制御部13は、起動時とコピー画像の明度調整値が変更される毎にその明度調整値に対応する係数kを読取γ補正部112に設定するとともに、係数k’を記録γ補正部115に設定する。
明度調整部14は、コピー画像の明度を調整するもので、表示部2の表示画面2aに明るさ調整画面(図2参照)を表示させる機能とこの明るさ調整画面に対する操作部材である十字キー331とで構成されるものである。主電源の操作ボタンの操作により多機能装置1が起動したときは、明度調整部14から標準明度値の情報が制御部13に入力される。また、ユーザが表示部2に明るさ調整画面を表示させ、十字キー331の左右のキー331c,331d及びメニー/セットボタン332を操作してコピー画像の明度を変更した場合(標準明度値に戻す場合も含む)には、明度調整部14から設定された明度値の情報が制御部13に入力される。制御部13は、明度調整部14から入力された明度調整値に対応する係数k及び係数k’を決定し、それぞれ読取γ補正部112と記録γ補正部115とに設定する。
次に、コピー画像の明度が調整された場合の制御部13の処理手順と明度調整後のコピー動作における画像処理部11の処理手順について説明する。
図6は、コピー画像の明度が調整された場合の制御部13の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すフローチャートは、表示部2に明るさ調整画面が表示された状態での処理手順を示している。
表示部2に明るさ調整画面(図2参照)が表示されると、ユーザによって十字キー331の左右のキー331c,331dが操作されたか否かが判別され(S1)、十字キー331の操作がなければ(S2:NO)、更にメニュー/セットボタン332が操作されたか否かが判別される(S3)。十字キー331もメニュー/セットボタン332も操作されなければ(S1,S2:NO)、いずれかが操作されるまで、待機状態となる(S1,S2のループ)。
ユーザにより十字キー331の左右のキー331c,331dが操作されると(S1:YES)、明るさ調整画面に反転表示されている明度調整値が操作された方向に1段だけ移動される(S2)。図2の表示例において、十字キー331の左側のキー331cが操作されると、反転表示が標準明度値マーク8aの左隣の明度調整値マーク8cに移動する。一方、十字キー331の右側のキー331dが操作されると、反転表示が標準明度値マーク8aの右隣の明度調整値マーク8bに移動する。
続いて、メニュー/セットボタン332が操作されたか否かが判別され(S3)、メニュー/セットボタン332が操作されなければ(S3:NO)、ステップS1に戻り、更に十字キー331が操作されたか否かが判別される。ステップS1〜S2のループ処理で、ユーザにより十字キー331が連続して操作されると、操作毎に明るさ調整画面に反転表示されている明度調整値が操作された方向に1段ずつ移動される(S2)。
そして、明るさ調整画面の反転表示がユーザの所望のコピー画像の明度値になり、ユーザによりメニュー/セットボタン332が操作されると(S3:YES)、コピー画像の明度値が反転表示された明度調整値に確定される(S4)。例えば、図2において、標準濃明度値マーク8aよりも+2の明度調整値マーク8b反転表示されている状態でユーザによりメニュー/セットボタン332が操作されると、その反転表示された標準明度値よりも2段階明るい値がセットされる。
続いて、表示部2の表示画面2aが待機画面に戻され(S5)、確定した明度調整値に対応する係数k,k’が決定される(S6)。そして、決定された係数kは読取γ補正部112に設定される一方、係数k’は記録γ補正部115に設定され(S7)、明度調整処理は終了する。その結果、コピー画像を明るくするときは、明度調整値に対応した係数k(0<k<1.0)と係数k’=1.0が設定され、コピー画像を暗く(濃く)するときは、係数k=1.0と明度調整値に対応した係数k’(0<k’<1.0)が設定される。
図7は、コピー画像の明度調整後のコピー動作における画像処理部11の処理手順を示すフローチャートである。
画像読取部10により原稿の画像が読み取られると、まず、画像読取部10からライン毎のR,G,Bの色成分の画像データが画像処理部11に入力される(S10)。各色成分の画像データは、シェーディング補正部111によりシェーディング補正が行なわれる(S11)。続いて、読取γ補正部112によりγ補正が行われる。すなわち、R,G,Bの色成分毎に、画像データの値xを係数kで除して入力値がx/kに変更された後(S12)、γ補正関数f(x/k)を演算することにより出力値yに変換される(S13)。なお、コピー画像を暗くする場合は、k=1.0なので、標準明度値に対応するγ補正が実施される。
続いて、色変換部113によりγ補正後のR,G,Bの色成分の画像データを用いてC,M,Yの色成分の画像データが生成され(14)、更にUCR処理部114によりこれらの色成分の画像データから記録用のC,M,Y,Kの色成分の画像データが生成される(S15)。
続いて、C,M,Y,Kの色成分毎に、画像データの値xを係数k’で除して入力値がx/k’に変更された後(S16)、γ補正関数g(x/k’)を演算することにより出力値yに変換される(S17)。そして、γ補正後のC,M,Y,Kの色成分の画像データは画像記録部12に出力され(S18)、当該画像記録部12で記録紙に画像が形成される。
続いて、全ラインについて画像処理が終了したか否かが判別され(S19)、終了していなければ(S19:NO)、ステップS10に戻り、次のラインについて上述の画像処理が行なわれる(S10〜S18)。以下、ライン単位で記録用のC,M,Y,Kの色成分の画像データが生成され、画像記録部12に出力することにより記録紙に画像が形成され、全てのラインの画像が形成されると(S19:YES)、画像形成処理は終了する。
上記のように、本実施形態に係る多機能装置1では、コピー機能におけるコピー画像の明度調整において、標準明度値よりも暗い方向に明度値が調整されるときは、シェーディング補正後のR,G,Bの色成分の画像データに対するγ補正のγ特性は標準明度値のγ特性に固定し、UCR処理部114で生成された記録用のC,M,Y,Kの色成分の画像データに対するγ補正のγ特性を明度調整値に応じた特性に変化させるようにしているので、明るさを暗くするのではなく、彩度を上げて画像を濃くすることができる。
図8は、コピー画像の明るさが標準明度値よりも暗い(濃い)方向に調整された場合の画像処理部11内の各部から出力される画像データの色バランスの一例を示す図である。
なお、各色成分の画像データの値は、最大値(例えば8ビットデータの場合、最大値は「255」)が1.0となるように正規化した値で示している。(a)は読取γ補正部112に入力されるR,G,Bの色成分の画像データ、(b)は読取γ補正部112から出力されるR,G,Bの色成分の画像データ、(c)は色変換部113から出力されるC,M,Yの色成分の画像データ、(d)はUCR処理部114から出力されるC,M,Y,Kの色成分の画像データ、(e)は記録γ補正部115から出力されるC,M,Y,Kの色成分の画像データである。
図8の例は、図13,図14と比較するため、読取γ補正部112に入力されるR,G,Bの各色成分の画像データの値は、図13,図14の例と同一にしている。そして、図8の(a)〜(e)は、それぞれ図13,図14の(a)〜(e)に対応している。
本実施形態では、コピー画像の明るさが標準明度値よりも暗い(濃い)方向に調整された場合は、記録γ補正部115で用いられる係数k’のみに調整結果が反映され、読取γ補正部112には影響しないため、結果的に図8(a)〜(d)までに各部から出力される画像データの各色成分の値は、標準明度値で処理される図13(a)〜(d)までは同じとなり、図8(e)だけが図13(e)と相違することになる。
そして、本実施形態では、記録γ補正部115のγ特性を標準明度値のγ特性よりも入力値の小さい領域に対する出力値を大きくするように変更するので、図8(e)と図13(e)とを比較すれば明らかなように、記録γ補正部115から出力されるC,M,Y,Kの色成分の画像データの値は、コピー画像の明るさを標準明度値に設定されたものよりは全体に高くなっている。
また、この例では、C,M,Yの色成分のうち、最小であるCの色成分の値がUCR処理部114でKの色成分を生成する所定値に達しなかったため、記録用の画像データはC,M,Yの色成分の画像データだけで構成され、Kの色成分の画像データは含まれていない。このため、記録γ補正部115により全体の出力値を高く(濃く)する補正をされてもKの色成分が発生することはない。
図9は、L***色空間においてAの位置にある色を第1のγ特性曲線で変換した場合にCの位置になる変化を分かり易くしたもので、図9(a)は斜視図、図9(b)はL**平面図、図9(c)はa**平面図である。このように、十字キー331cによる暗方向への補正は、L***色空間においてL(輝度)の値を下げるのではなく、彩度を表すa**平面において半径方向へ大きくなるような補正が行なわれることを表している。
コピー画像の明度が標準明度値よりも暗い方向に調整された場合に、読取γ補正部112によるγ補正によりコピー画像の明度調整を行う従来の方法では、上述したように、読取γ補正部112の補正により各色成分の値が小さくなるため無彩色化が発生し、記録用の画像データに比較的大きなKの色成分の画像データが含まれるので(図14(d),(e)のKの色成分参照)、Kの色成分により視覚的に黒く潰れたように見えることになるが、本実施形態では、そのような不具合は生じない。
また、本実施形態では、標準明度値よりも暗い方向にγ補正した場合のコピー画像の色バランスはC:M:Y=1:3.38:3.77(図8(e)参照)となっており、図13(e)と比較すれば明らかなように、色バランスはあまり変化せず、暗い部分の色が変化するとともに、その変化した色に黒色が強調されて元の色を濃くしたものとはかなり異なる印象の色に変化するということも低減される。
すなわち、従来の方法では、図18に示すように、L***色空間において、A点の色の部分の明るさを暗くするように調整した場合、A点とは明度も彩度も異なるB点に移動する場合が生じるが、本実施形態では図9に示すようにほぼA点の彩度だけを変化させたC点に移動させることができるようになる。
上記実施形態では、多機能装置のコピー機能に関して本発明を説明したが、本発明は、コピー画像の明るさを暗く(濃く)する方向に調整するときには、記録用に生成された複数の色成分の画像データに対するγ補正のγ特性を変化させて調整を行うことを基本とするものであるから、この構成に限定されるものではなく、入力されるR,G,Bの色成分の画像データをC,M,Y,Kの色成分に画像データに変換して出力する際、C,M,Y,Kの色成分に画像データに対してγ補正を行なう構成に採用することができる。
従って、本実施形態に係る多機能装置1において、例えばコンピュータを外部接続し、当該コンピュータからR,G,Bの色成分の画像データを多機能装置1に送信して画像記録部12により記録紙に画像形成する場合やデジタルカメラを外部接続し、当該デジタルカメラで撮影したR,G,Bの色成分の画像データを多機能装置1に送信して画像記録部12により記録紙に画像形成する場合にも適用することができる。
また、上記実施形態では、コピー画像の明るさを暗く(濃く)する方向に調整するときにだけ記録γ補正部115のγ補正により明度調整をするようにしたが、コピー画像の明度を明るくする方向に調整するときにも記録γ補正部115のγ補正により調整をするようにしてもよい。
上記実施形態では、記録用の画像データとしてC,Y,M,Kの4色の色成分の場合について説明したが、4色以上の色成分の場合にも適用できることはいうまでもない。
本発明に係る画像形成装置の概観を示す斜視図である。 コピー画像の明度調整用の画面の一例を示す図である。 多機能装置のコピー機能に関する機能ブロック図である。 読取γ補正部におけるγ補正処理とγ特性との関係を説明するための図である。 黒の色成分の画像データの値を決定するための値変換特性の一例を示す図である。 コピー画像の明度が調整された場合の制御部の処理手順を示すフローチャートである。 明度調整後のコピー動作における画像処理部の処理手順を示すフローチャートである。 コピー画像の明度が標準明度値よりも暗い(濃い)方向に調整された場合の画像処理部内の各部から出力される画像データの色バランスの一例を示す図である。 本発明に係る明度調整方法によりコピー画像の明るさを暗くした場合のL***色空間における色の変化を説明するための図である。 画像処理部の概略構成を示すブロック図である。 明度調整キーの明度調整値に応じてカーブが変化するγ特性の一例を示す図である。 UCR処理部におけるC,M,Y,Kの色成分データの生成方法を説明するための図である。 暗い部分の画像データが第1γ補正部により標準明度値でγ補正されたときにUCR処理部で生成されるC,M,Y,Kの色成分の画像データの一例を示す図である。 暗い部分の画像データが第1γ補正部により標準明度値よりも暗い値でγ補正されたときにUCR処理部で生成されるC,M,Y,Kの色成分の画像データの一例を示す図である。 標準明度値を指示した際に第1補正部で選択される第1γ特性曲線の一例を示す図である。 標準明度値を指示した際にUCR処理部で選択されるUCRγ特性曲線の一例を示す図である。 標準明度値を指示した際に第2補正部で選択される第2γ特性曲線の一例を示す図である。 ***色空間においてAの位置にある色を第1γ特性曲線で変換した場合にBの位置になる変化を分かりやすく示した図で、(a)は斜視図、(b)はL**平面図、(c)はa**平面図である。
符号の説明
1 多機能装置(画像形成装置)
2 表示部
31,32,33 操作部(明度指示手段)
331 十字キー
332 メニュー/セットボタン
4 蓋体
5 操作パネル
6 記録紙載置トレイ
7 排出口
8 明度調整マーク
10 画像読取部(読取手段)
11 画像処理部(画像処理手段)
111 シェーディング補正部
112 読取γ補正部(第1補正手段)
113 色変換部
114 UCR処理部
115 記録γ補正部(第2補正手段)
12 画像記録部(画像形成手段)
13 制御部(第1補正特性変更手段,第2補正特性変更手段,演算手段)
14 明度調整部

Claims (7)

  1. 原稿画像を読み取って画像データを生成する読取手段と、
    前記読取手段によって生成される画像データを補正する第1補正手段と、
    前記第1補正手段によって補正された画像データを記録用の画像データに変換する画像処理手段と、
    前記画像処理手段によって生成された記録用の画像データを補正する第2補正手段と、
    前記第2補正手段によって補正された画像データに基づいて記録紙上に原稿画像を形成する画像形成手段とを備える画像形成装置において、
    前記画像形成手段によって形成される原稿画像の明度を指示するための明度指示手段と、
    前記明度指示手段により、記録紙上に形成される原稿画像を予め設定された標準明度値に対して明るい明度値の方向に指示されたときには前記第1補正手段の補正特性を変更する第1補正特性変更手段と、
    前記明度指示手段により、記録紙上に形成される原稿画像を前記標準明度値に対してい明度値の方向に指示されたときには前記第2補正手段の補正特性を変更する第2補正特性変更手段と、
    備えることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記明度指示手段は、多段階の指示が可能になされ、前記第1補正特性変更手段及び前記第2補正特性変更手段は、前記明度指示手段による指示に対応した複数の補正特性曲線を有することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1補正特性変更手段及び前記第2補正特性変更手段がそれぞれ有する基礎補正特性曲線をもとに、前記明度指示手段による指示結果に基づいて、前記複数の補正特性曲線を演算で求める演算手段を持つことを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記演算手段は、前記明度指示手段による指示結果に対応した1より小さく0より大きい所定の係数値を有し、基礎補正特性曲線データに前記明度指示手段による指示結果に対応した係数値で除算して前記複数の補正特性曲線を演算することを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記演算手段は、前記基礎補正特性曲線において、入力値のレンジを前記明度指示手段による指示結果に対応した前記所定の係数値を乗じて圧縮することにより前記複数の補正特性曲線を演算することを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記基礎補正特性曲線は、入力値に対する出力値の変化が、入力値が小さいときに大きく、大きいときに小さくなるように設定されていることを特徴とする、請求項3〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記画像処理手段は、前記画像読取手段によって読み取られたR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の色成分からなる画像データを前記画像処理手段で利用可能なC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の色成分からなる画像データに変換するとともに、
    前記第1補正手段及び第2補正手段は、各色成分ごとに補正特性曲線を有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
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