JP4075900B2 - 画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、カラー画像の特定色を調整し異なる記録媒体に適切に印刷することができる画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法に関するものである。
近年、デジタルカメラやビデオカメラの性能が向上するとともに安価に供給されるようになり広く普及している。これらのカメラにより撮影された画像は、カラープリンタ(例えば、インクジェット式のプリンタ)に出力されて印刷されたり、LCDなどのカラー画像表示装置に表示される。
これらの表示装置により表示される色には、例えば、肌色のように人間がイメージとして記憶されている記憶色があり、このような色は、被写体に忠実な色よりも、人間がイメージしている色に近づけるように調整することが要求されている。
特開2000−217127号公報には、肌色領域などの記憶色について彩度および色相を独立に補正することができる肌色補正装置が開示されている。
特開2000−217127号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された肌色補正装置では、彩度および色相を独立に補正することができるが、記録媒体に印刷を行う場合に、記録媒体の種類により明度、彩度、色相が異なるという問題があった。特に、光沢紙のように色域が大きい記録媒体で良好に印刷を行うことができるように、彩度あるいは色相を調整した場合に、同じ調整量で普通紙のような色域の小さい記録媒体に印刷を行うと、色の階調が潰れるという欠点があった。したがって、このような欠点を回避するために、記録媒体毎に再度調整を行わなければならず、調整が面倒であるという問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、記録媒体の種類を変更した場合であっても、適切な色に調整することができる画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、本発明の請求項1記載の画像処理装置は、カラー画像情報が有する複数の基本色の組み合わせの値を入力する入力手段と、その入力手段により入力された画像情報を明度、色相、彩度の各値に変換する変換手段と、その変換手段により変換された明度、色相、彩度の各値を補正する補正手段と、その補正手段により補正されたカラー画像情報に基づいて複数種の記録媒体に印刷を行う印刷手段とを備えたものであって、所定の種類の記憶媒体に印刷を行う場合の明度、色相、彩度のいずれかの値について特定色に対する重み付けを行って補正を行う補正値を設定する補正値設定手段と、前記印刷手段により印刷される記録媒体を設定する記録媒体設定手段と、その記録媒体設定手段により設定された記録媒体に前記印刷手段により印刷を行った場合に再現される第1の色域の色空間を占める体積と前記所定の記録媒体に前記印刷手段により印刷を行った場合に再現される第2の色域の色空間を占める体積との比を前記補正値設定手段により設定された補正値に乗算することにより修正する補正値修正手段とを備え、前記補正ステップは、その補正値修正ステップにより修正された補正値に基づいて補正を行うものである。
請求項2記載の画像処理装置は、請求項1記載の画像処理装置において、複数種の記録媒体毎に前記印刷手段により印刷を行った場合に再現される色域の色空間を占める体積を予め記憶する色域記憶手段と、前記記録媒体設定手段により設定された記録媒体の種類または前記所定の記録媒体の種類を選択する記録媒体選択手段とを備え、前記補正値修正手段は、前記記憶媒体選択手段により選択された記録媒体に対応する色域の色空間を占める体積を前記色域記憶手段から読み出し、前記記録媒体設定手段により設定された記録媒体に対応する第1の色域の色空間を占める体積または所定の記録媒体に対応する第2の色域の色空間を占める体積を求め、第1の色域の色空間を占める体積と第2の色域の色空間を占める体積との比を前記補正値設定手段により設定された補正値に乗算することにより修正するものである。
請求項3記載の画像処理装置は、請求項1記載の画像処理装置において、複数種の記録媒体毎に前記印刷手段により印刷を行った場合に再現される色域の色空間を占める体積を予め記憶する色域記憶手段と、記録媒体の種類を検出する記録媒体種類検出手段とを備え、前記補正値修正手段は、前記記録媒体種類検出手段により検出された記録媒体に対応する色域の色空間を占める体積を前記色域記憶手段から読み出し、前記記録媒体設定手段により設定された記録媒体に対応する第1の色域の色空間を占める体積または所定の記録媒体に対応する第2の色域の色空間を占める体積を求め、第1の色域の色空間を占める体積と第2の色域の色空間を占める体積との比を前記補正値設定手段により設定された補正値に乗算することにより修正するものである。
請求項4記載の画像処理装置は、請求項1から3のいずれかに記載の画像処理装置において、明度、色相、彩度のいずれかの値について、特定色を示す値に対する重み係数をとするとともに、特定色ではない色を示す値に対する重み係数を、0から1の範囲であって且つ特定色を示す値に連続する所定範囲に対して1を最大とした単調減少または単調増加する関数により求められた値とする重み係数曲線として記憶する重み係数曲線記憶手段と、前記変換手段により変換された明度、色相、彩度の各値に対応する重み係数を前記重み係数曲線記憶手段に記憶された重み係数曲線を参照することにより求める重み係数取得手段と、その重み係数取得手段により取得された各重み係数を相互に乗算することにより特定色指数を求める特定色指数取得手段と、明度、色相、彩度の各値の変更量を設定する変更量設定手段とを備え、前記補正値設定手段は、前記変更量設定手段により設定された変更量に前記特定色指数取得手段により求められた特定色指数を乗算することにより補正値を求めるものである。
請求項5記載の画像処理装置は、請求項1から4のいずれかに記載の画像処理装置において、前記特定色は、肌色である。
請求項6記載の画像処理プログラムは、カラー画像情報が有する複数の基本色の組み合わせの値を入力する入力ステップと、その入力ステップにより入力された画像情報を明度、色相、彩度の各値に変換する変換ステップと、その変換ステップにより変換された明度、色相、彩度の各値を補正する補正ステップとを備え、その補正ステップにより補正されたカラー画像情報に基づいて印刷手段により印刷を行うものであって、所定の種類の記憶媒体に印刷を行う場合の明度、色相、彩度のいずれかの値について特定色に対する重み付けを行って補正を行う補正値を設定する補正値設定ステップと、前記印刷手段により印刷される記録媒体の、前記印刷手段により印刷される場合に再現される第1の色域の色空間を占める体積と、前記所定の記録媒体に前記印刷手段により印刷される場合に再現される第2の色域の色空間を占める体積との比を前記補正値設定ステップにより設定された補正値に乗算することにより修正する補正値修正ステップとを備え、前記補正ステップは、その補正値修正ステップにより修正された補正値に基づいて補正を行うものである。
請求項7記載の画像処理プログラムは、請求項6記載の画像処理プログラムにおいて、前記変換ステップにより変換された明度、色相、彩度の各値に対応する重み係数を、明度、色相、彩度の各値の特定色を示す値に対する重み係数をとするとともに、特定色ではない色を示す値に対する重み係数を、0から1の範囲であって且つ特定色を示す値に連続する所定範囲に対して1を最大とした単調減少または単調増加する関数により求められた値とする重み係数曲線として記憶する重み係数曲線記憶手段を参照することにより求める重み係数取得ステップと、その重み係数取得ステップにより求められた各重み係数を相互に乗算することにより特定色指数を求める特定色指数取得ステップと、明度、色相、彩度の各値の変更量を設定する変更量設定ステップとを備え、前記補正値設定ステップは、前記変更量設定ステップにより設定された変更量に前記特定色指数取得ステップにより求められた特定色指数を乗算することにより補正値を求めるものである。
請求項8記載の画像処理方法は、カラー画像情報が有する複数の基本色の組み合わせの値を入力する入力ステップと、その入力ステップにより入力された画像情報を明度、色相、彩度の各値に変換する変換ステップと、その変換ステップにより変換された明度、色相、彩度の各値を補正する補正ステップとを備え、その補正ステップにより補正されたカラー画像情報に基づいて印刷手段により印刷を行うものであって、所定の種類の記憶媒体に印刷を行う場合の明度、色相、彩度のいずれかの値について特定色に対する重み付けを行って補正を行う補正値を設定する補正値設定ステップと、前記印刷手段により印刷される記録媒体の、前記印刷手段により印刷される場合に再現される第1の色域の色空間を占める体積と、前記所定の記録媒体に前記印刷手段により印刷される場合に再現される第2の色域の色空間を占める体積との比を前記補正値設定ステップにより設定された補正値に乗算することにより修正する補正値修正ステップとを備え、前記補正ステップは、その補正値修正ステップにより修正された補正値に基づいて補正を行うものである。
請求項9記載の画像処理方法は、請求項8記載の画像処理方法において、前記変換ステップにより変換された明度、色相、彩度の各値に対応する重み係数を、明度、色相、彩度の各値の特定色を示す値に対する重み係数をとするとともに、特定色ではない色を示す値に対する重み係数を、0から1の範囲であって且つ特定色を示す値に連続する所定範囲に対して1を最大とした単調減少または単調増加する関数により求められた値とする重み係数曲線として記憶する重み係数曲線記憶手段を参照することにより求める重み係数取得ステップと、その重み係数取得ステップにより求められた各重み係数を相互に乗算することにより特定色指数を求める特定色指数取得ステップと、明度、色相、彩度の各値の変更量を設定する変更量設定ステップとを備え、前記補正値設定ステップは、前記変更量設定ステップにより設定された変更量に前記特定色指数取得ステップにより求められた特定色指数を乗算することにより補正値を求めるものである。
請求項1記載の画像処理装置によれば、補正値設定手段は、所定の種類の記憶媒体に印刷を行う場合の明度、色相、彩度のいずれかの値について特定色に対する重み付けを行って補正を行う補正値を設定し、記録媒体設定手段は、印刷手段により印刷される記録媒体を設定する。補正値修正手段は、記録媒体設定手段により設定された記録媒体に印刷手段により印刷を行った場合に再現される第1の色域の色空間を占める体積と、所定の記録媒体に印刷手段により印刷を行った場合に再現される第2の色域の色空間を占める体積との比を補正値設定手段により設定された補正値に乗算することにより修正する補正値修正手段とを備えている。よって、異なる記録媒体に印刷を行う場合に、色の階調が潰れることを防止することができ、再度調整を行わなくても記録媒体に適切な色に調整が行われるという効果がある。従って、種々の記録媒体に印刷を行う場合の作業効率を高めることができる。
請求項2記載の画像処理装置によれば、請求項1記載の画像処理装置の奏する効果に加え、複数種の記録媒体毎に印刷手段により印刷を行った場合に再現される色域の色空間を占める体積を予め記憶する色域記憶手段と、記録媒体設定手段により設定された記録媒体の種類または所定の記録媒体の種類を選択する記録媒体選択手段とを備えている。補正値修正手段は、記憶媒体選択手段により選択された記録媒体に対応する色域の色空間を占める体積を前記色域記憶手段から読み出し、記録媒体設定手段により設定された記録媒体に対応する第1の色域の色空間を占める体積または所定の記録媒体に対応する第2の色域の色空間を占める体積を求め、第1の色域の色空間を占める体積と第2の色域の色空間を占める体積との比を補正値設定手段により設定された補正値に乗算することにより修正する。
よって、記録媒体に印刷を行う場合に再現される色域を、再度測定し直すなどの作業が不要であり、補正する色の調整を行う記録媒体の種類、または、印刷を行う記録媒体の種類を選択するだけで、記録媒体に印刷を行う場合に再現される色域の色空間を占める体積が読み出され、従来より短時間で補正値の修正が行われるという効果がある。
請求項3記載の画像処理装置によれば、請求項1記載の画像処理装置の奏する効果に加え、複数種の記録媒体毎に印刷手段により印刷を行った場合に再現される色域の色空間を占める体積を予め記憶する色域記憶手段と、記録媒体の種類を検出する記録媒体種類検出手段とを備えている。補正値修正手段は、記録媒体種類検出手段により検出された記録媒体に対応する色域の色空間を占める体積を色域記憶手段から読み出し、記録媒体設定手段により設定された記録媒体に対応する第1の色域の色空間を占める体積または所定の記録媒体に対応する第2の色域の色空間を占める体積を求め、第1の色域の色空間を占める体積と第2の色域の色空間を占める体積との比を補正値設定手段により設定された補正値に乗算することにより修正する。よって、印刷を行う記録媒体を記録媒体設定手段に設定するだけで、設定された記録媒体に適切な補正値の修正が行われるという効果がある。
請求項4記載の画像処理装置によれば、請求項1から3のいずれかに記載の画像処理装置の奏する効果に加え、重み係数曲線記憶手段は、明度、色相、彩度のいずれかの値について、特定色を示す値に対する重み係数をとするとともに、特定色ではない色を示す値に対する重み係数を、0から1の範囲であって且つ特定色を示す値に連続する所定範囲に対して1を最大とした単調減少または単調増加する関数により求められた値とする重み係数曲線として記憶する。重み係数取得手段は、変換手段により変換された明度、色相、彩度の各値に対応する重み係数を重み係数曲線記憶手段に記憶された重み係数曲線を参照することにより求め、特定色指数取得手段は、重み係数取得手段により取得された各重み係数を相互に乗算することにより特定色指数を求める。変更量設定手段は、明度、色相、彩度の各値の変更量を設定し、補正値設定手段は、変更量設定手段により設定された変更量に特定色指数取得手段により求められた特定色指数を乗算することにより補正値を求める。
よって、特定色を変更する場合に、特定色に隣接する色が不自然に補正されないようにすることができるという効果がある。
請求項5記載の画像処理装置によれば、請求項1から4のいずれかに記載の画像処理装置の奏する効果に加え、特定色は、肌色であるので、記憶色の一つであり特に人間にとりイメージが強い色を不自然さがなく調整することができるという効果がある。
請求項6記載の画像処理プログラムおよび請求項8記載の画像処理方法によれば、補正値設定ステップは、所定の種類の記憶媒体に印刷を行う場合の明度、色相、彩度のいずれかの値について特定色に対する重み付けを行って補正を行う補正値を設定し、補正値修正ステップは、印刷手段により印刷される記録媒体の、印刷手段により印刷される場合に再現される第1の色域の色空間を占める体積と所定の記録媒体に印刷手段により印刷される場合に再現される第2の色域の色空間を占める体積との比を補正値設定ステップにより設定された補正値に乗算することにより修正する。
よって、異なる記録媒体に印刷を行う場合に、色の階調が潰れることを防止することができ、再度調整を行わなくても記録媒体に適切な色に調整が行われるという効果がある。従って、種々の記録媒体に印刷を行う場合の作業効率を高めることができる。
請求項7記載の画像処理プログラムおよび請求項9記載の画像処理方法によれば、重み係数取得ステップは、変換ステップにより変換された明度、色相、彩度の各値に対応する重み係数を、明度、色相、彩度の各値の特定色を示す値に対する重み係数をとするとともに、特定色ではない色を示す値に対する重み係数を、0から1の範囲であって且つ特定色を示す値に連続する所定範囲に対して1を最大とした単調減少または単調増加する関数により求められた値とする重み係数曲線として記憶する重み係数曲線記憶手段を参照することにより求める。特定色指数取得ステップは、重み係数取得ステップにより求められた各重み係数を相互に乗算することにより特定色指数を求め、変更量設定ステップは、明度、色相、彩度の各値の変更量を設定し、補正値設定ステップは、変更量設定ステップにより設定された変更量に特定色指数取得ステップにより求められた特定色指数を乗算することにより補正値を求める。
よって、特定色を変更する場合に、特定色に隣接する色が不自然に補正されないようにすることができるという効果がある。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、プリンタ1とそのプリンタ1に接続されるパーソナルコンピュータ20(以下PC20と称す)との電気的構成を示すブロック図である。このプリンタ1は、PC20から入力する画像情報またはプリンタ1に備えられている外部メディアスロット6に装着される外部メディア40に記録された画像情報を印刷情報に変換し所定の種類のシート材(記録媒体)に印刷することができるように構成されている。
プリンタ1は、CPU2と、RAM3と、ROM4と、USBインターフェース5と、USB接続端子7と、外部メディアスロット6と、操作パネル30と、印刷部8とを備え、これらはバス9を介して相互に接続されている。
CPU2は、ROM4に記憶された各種プログラムを実行するマイクロプロセッサであり、RAM3は、CPU2が各種プログラムを実行する際、変数などを一時記憶するワークエリアを有するメモリである。ROM4は、CPU2により実行される各種プログラムや、そのプログラムを実行する際に参照する定数やテーブルを記憶する読み出し専用のメモリである。
ROM4には、制御プログラムである特定色補正プログラム4aと、重み係数曲線4bと、色変換プログラム4cと、印刷制御プログラム4dと、変換テーブルであるルックアップテーブルLUT1−M(4e)とLUT2−M(4f)と、シート材の種類に対応する色域(4g)等が記憶されている。
特定色補正プログラム4aは、明度(L*)、彩度(c*)、色相(h*)の3つのパラメータについて重み係数が求められ、その重み係数から得られる特定色指数がユーザ等により設定される変更量に乗算されて明度(L*)、彩度(c*)、色相(h*)の3つのパラメータのそれぞれの値を補正する処理を行うプログラムである。
重み係数曲線4bは、上記特定色補正プログラム4aを実行する場合に参照される明度(L*)、彩度(c*)、色相(h*)の3つのパラメータについての重み係数を示す曲線である。この重み係数曲線4bは、グラフを数値化して記憶する変換テーブルでもよいし、演算式でもよい。
色変換プログラム4cは、入力されるカラー画像情報であるRGBなどの値を、このプリンタ1において最適な状態で印刷を行うことができるように変換するプログラムであって、印刷に使用するインクや印刷されるシート材の種類や印刷の解像度などに適合するように、最適なルックアップテーブルなどを用いて印刷情報であるCMYKの値に変換するものである。
印刷制御プログラム4dは、色変換プログラム4cにより変換された印刷を行うための印刷情報に応じて、印刷部の印字ヘッドを搭載するキャリッジやシート材を駆動する駆動装置等を制御するものである。
ルックアップテーブルLUT1−M(4e)は、3色の基本色R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の組み合わせの値を入力し、ICCsRGBプロファイル変換を行う変換テーブルであり、ルックアップテーブルLUT2−M(4f)は、画像情報が有する3色の基本色(RGB)の組み合わせの値を入力し、印刷を行うための印刷情報(CMYK)に変換する変換テーブルである。印刷に使用するインクや印刷されるシート材の種類や印刷の解像度などに応じて複数のルックアップテーブルが記憶されている。
シート材の種類に対応する色域(4g)は、プリンタ1により印刷される記録媒体であるシート材の種類により色域が異なり、シート材の種類に対応して記憶されている色域の大きさを示す値である。プリンタ1により印刷されるシート材は、図示しない給紙装置により供給されるが、シート材には、普通紙、インクジェット用コート紙、写真調光沢紙などの種類がある。
上述の通り、入力されるRGBの値を印刷を行うためのCMYKの値に変換するルックアップテーブルなどは、これらのシート材に対応して記憶されているが、肌色などの特定色を補正する場合には、選択された所定の種類のシート材で補正が行われて補正量が設定され、異なるシート材で印刷を行う場合には、シート材に対応する色域を参照して設定された補正量を修正し、その修正された補正量に基づいて印刷が行われる。このことにより、異なるシート材に印刷する場合に、色の階調が潰れることがなく、また、異なるシート材において再度補正量を調整して設定する作業が不要になり作業効率を高くすることができる。
USBインターフェース5は、USB端子7に接続されたUSBケーブルを通してPC20と通信を行うもので、ここでは、PC20から印刷を行うための印刷情報(CMYK)を入力する。
外部メディアスロット6は、デジタルカメラなどで撮影された画像情報(イメージデータ)を記憶する外部メディア40を着脱自在に装着することができ、装着された外部メディア40から直接画像情報(RGB)を入力する。
印刷部8は、図示しないキャリッジや印字ヘッドやC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色のインクタンク等を備えている。キャリッジは印刷を行うシート材の上を移動し、印字ヘッドは、そのキャリッジに搭載されてシート材の所定の位置に各インクタンクから供給されるインクを吐出するものである。操作パネル30は、プリンタ1の各種設定をユーザが行うことができるものであり、図2を参照して後述する。
PC20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、ハードディスク24(HDD)と、USBインターフェース25等により構成されている。CPU21は、ROM22やハードディスク24に記憶された各種プログラムを実行するマイクロプロセッサであり、RAM23は、CPU2が各種プログラムを実行する際、変数などを一時記憶するワークエリアを有するメモリである。
ハードディスク24は、不揮発性の大記憶容量を有するメモリであり、いわゆるOSやデジタルカメラなどで撮影されたイメージデータ24a、色変換プログラム24b、ルックアップテーブル24c、24dが記憶される。
イメージデータ24aは、デジタルカメラからUSBインターフェース25を介して入力され、ハードディスク24に記憶される。色変換プログラム24aは、いわゆるプリンタドライバと呼ばれるプログラムの一つであり、イメージデータ24aなどの印刷を行うために、イメージデータ24aを構成しているRGB値からルックアップテーブル24c、24dを参照して、CMYK値に変換するプログラムである。
ルックアップテーブル24c、24dは、RGB値で表される3次元のデータをCMYKの4次元のデータに変換するものである。これらの色変換プログラム24bおよびルックアップテーブル24c、24dは、使用するプリンタ1に対応する処理を行うように設定されるものであり、プリンタ1に添付されたCD−ROMなどにより供給される。PC20においては、図示しないCD−ROMドライブによりこれらのデータを読み込んでハードディスク24に記憶される。なお、これらのデータは、図示しない通信インターフェースを装備し、インターネットなどのネットワークを介して受信するようにしてもよい。
USBインターフェース25は、USB端子26に接続されるUSBケーブルを通して外部機器と通信を行うインターフェースで、デジタルカメラが撮影した画像情報を入力したり、プリンタ1に印刷を行うための印刷情報を出力したり、プリンタ1のスキャナ機能により取り込まれ画像情報を受信することができる。
図2(a)は、プリンタ1の操作パネルの部分の平面図であり、図2(b)は、その正面図である。このプリンタ1は、ファックス、コピー、スキャンなどを行うことができる複合機であり、スイッチ33により、これらの機能が選択される。PC20から画像情報を受信した場合は、いずれの機能が選択されていても印刷を実行するように構成されている。
各機能における各種設定は、設定スイッチ31を操作することにより行われ、ダイヤルボタン部32は、FAXを送信する場合に相手のファックス番号を入力する際などに使用される。表示部34は、液晶により構成され、設定状態を表示したり、この液晶に表示される機能の中からカーソルを移動することなどにより選択することができる。
カーソルキー35は、表示部34に表示されたカーソルを移動したり、表示された機能の中から選択を行う際に使用されるものである。ユーザが特定色の色調整を行う場合は、このカーソルキー35を操作して特定色を調整するための画面を表示部34に表示させ、調整を行う特定色を選択し、明度(L*)、彩度(c*)、色相(h*)の3つのパラメータについて、それぞれ変更量を設定し、色調整を行うように指示する。
また、給紙装置に設定したシート材の種類を選択する場合は、表示部34にシート材の種類の選択を行うための画面を表示するように設定し、カーソルキー35を操作してシート材の種類を選択することができる。
ストップボタン37は、各種機能を実行している場合に、停止を指示するもので、スタートボタン38は、ファックスやコピーを行う場合に、その機能の実行の開始を指示するボタンである。フラットベッド39は、コピー、ファックス、スキャンを行う際に、資料の画像を読み込むために資料を配置する面である。
プリンタ1の正面には、印刷を終了したシート材を排出する排出トレイ50と、各種外部メディアを装着する外部メディアスロットが形成されている。この図では、コンパクトフラッシュ(登録商標)用のスロット41、メモリスティック(登録商標)用のスロット42、スマートメディア(登録商標)用のスロット43が備えられている。
次に、図3を参照して本発明による特定色を肌色とした場合の調整方法の概念について説明する。本発明においては、特定色の調整を行う場合に、その特定色を示す色の明度(L*)、彩度(c*)、色相(h*)の3つのパラメータについて、それぞれ重み係数を求め、その重み係数を相互に乗算した値を特定色の指数とし、その指数を、ユーザにより設定されたそれぞれのパラメータを変更する変更量に乗算することにより、変更量を変化させるものである。
図3は、重み関数をFとし、明度(L*)、彩度(c*)、色相(h*)の3つのパラメータのそれぞれについて、それぞれの値を入力とする横軸に対し、重み係数Fの値を縦軸に示すグラフである。図3(a)は、明度(L*)について重み係数F(L*)を示すグラフであり、横軸を明度(L*)とし、縦軸を重み係数F(L*)として示すものである。明度(L*)は、0から100の値を取り、重み係数F(L*)は、0から1の値を取るものである。
このグラフが示すように、明度(L*)が0からAで示す範囲の重み係数F(L*)は0であり、BからCで示す範囲の重み係数F(L*)は1である。そして、AからBで示す区間は、S字状のなだらかな単調増加曲線により結ばれ、Cで示す位置以上の範囲は、逆S字状のなだらかな単調減少曲線により結ばれている。明度(L*)の最高値である100の場合には、重み係数F(L*)が0より大きい所定値に設定されている。
したがって、明度が高い場合には、重み係数F(L*)がある程度の大きさに設定され、変更量に応じてある程度の変更が行われることになる。特に、印刷を行う場合は、明度が高いとインクの量が少なく、変更量が少ないと調整量が切り捨てられる恐れがある。重み係数F(L*)がある程度の大きさに設定されることにより、明度の値が大きい場合でも良好に補正することができる。
このグラフにおいて、BからCで示す範囲(重み係数F(L*)が1)が、最も良好な肌色を表す色の明度(L*)のとる値であり、この範囲以外の明度の値は、肌色ではない色を表示する色の明度(L*)が取る値である。すなわち、重み係数F(L*)は、特定色である肌色を最も良く表示する色の明度(L*)の値の範囲に対して1を設定し、その範囲以外の明度(L*)の値については、重み係数F(L*)が1である範囲から単調減少または単調増加する関数を経由して0の値に設定されている。なお、この単調減少または単調増加する関数としては、図3(a)に示すように、なだらかな変化であるS字状または逆S字状の関数が好ましい。このS字状または逆S字状を示す関数としては、正弦関数、または余弦関数を用いることができる。
正弦関数を用いる場合には、重み係数をYとし、定数をaとすると、
Y=sin(aL*)/2+0.5
として表すことができる。
なお、図3(a)にAで示す位置とBで示す位置とを直線で結ぶようにしてもよく、その場合には、その直線の傾きを適宜設定するようにしてもよい。また、S字状または逆S字状の関数としては、ガウス関数や、3次以上の多項式を用いた関数を用いてもよい。また、数式を用いないで、任意に描いた曲線により形成されるルックアップテーブルを使用してもよい。
図3(b)は、彩度(c*)について重み係数F(c*)を示すグラフであり、横軸を彩度(c*)とし、縦軸を重み係数F(c*)として示すものである。彩度(c*)は、0から160以上の値を取るが、ここでは、0から160までの範囲を示し、重み係数F(c*)は、明度(L*)の重み係数F(L*)と同様に0から1の値を取るものである。このグラフも明度(L*)の重み係数F(L*)と同様に、特定色である肌色を最も良く表示する色の彩度(c*)の値の範囲に対して1を設定し、その範囲以外の彩度(c*)の値については、重み係数F(c*)が1である範囲から単調減少または単調増加する関数を経由して0の値に設定されている。単調増加または単調減少する関数については、明度(L*)の重み係数F(L*)と同様であるので詳細な説明は省略する。
図3(c)は、色相(h*)について重み係数F(h*)を示すグラフであり、横軸を色相(h*)とし、縦軸を重み係数F(h*)として示すものである。色相(h*)は、0から360度の値を取り、重み係数F(h*)は、明度(L*)の重み係数F(L*)と同様に0から1の値を取るものである。このグラフも明度(L*)の重み係数F(L*)と同様に、特定色である肌色を最も良く表示する色の色相(h*)の値の範囲に対して1を設定し、その範囲以外の色相(h*)の値については、重み係数F(h*)が1である範囲から単調減少または単調増加する関数を経由して0の値に設定されている。単調増加または単調減少する関数については、明度(L*)の重み係数F(L*)の場合と同様であるので詳細な説明は省略する。
上記グラフを参照して説明したように、明度(L*)、彩度(c*)、色相(h*)の3つのパラメータのそれぞれの重み係数の関数F(L*)、F(c*)、F(h*)を設定し、特定色を肌色とした場合の肌色指数をHada(L*,c*,h*)とすると、肌色指数は、各重み係数を相互に乗算し、
Hada(L*,c*,h*)=F(L*)×F(c*)×F(h*)・・・数式1
と定義することができる。
明度(L*)、彩度(c*)、色相(h*)のそれぞれについて、ユーザなどにより設定される変更量をΔL*、Δc*、Δh*とし、調整される明度(L*)、彩度(c*)、色相(h*)のそれぞれの値をL*、c*、h*とすれば、調整量は、それぞれの変更量に肌色指数を乗算し、
ΔL*×Hada(L*,c*,h*)
Δc*×Hada(L*,c*,h*)
Δh*×Hada(L*,c*,h*)
となる。なお、これらの変更量と肌色指数との積が請求項でいう補正値に対応する。
したがって、補正された明度(L*)、彩度(c*)、色相(h*)のそれぞれの値をL*’、c*’、h*’とすると、
L*’=L*+ΔL*×Hada(L*,c*,h*)・・・数式2
c*’=c*+Δc*×Hada(L*,c*,h*)・・・数式3
h*’=h*+Δh*×Hada(L*,c*,h*)・・・数式4
として求めることができる。
このようにして補正された明度L*’、彩度c*’、色相h*’の値に基づいて、プリンタなどの表示装置により表示し、最も適切な変更量ΔL*、Δc*、Δh*が決定される。これらの変更量ΔL*、Δc*、Δh*は、表示装置が異なれば、異なる値となる。
表示装置がプリンタである場合には、印刷されるシート材(記録媒体)の種類、やインクの種類により最適な変更量ΔL*、Δc*、Δh*は、異なる。特に、光沢紙に印刷する場合に最適な変更量ΔL*、Δc*、Δh*を調整し、その同じ変更量を用いて普通紙に印刷を行うと、普通紙が有する色域から外れた値に調整される場合がある。
図4は、この様子を模式的に示す模式図である。なお、色域は、L*、a*、b*の3つのパラメータにより定義される3次元空間を有するものであるが、分かりやすくするために図4では、L*軸とa*軸とにより構成される平面で示している。また、一般的にa*マイナス側にも色域は存在するが、本図ではa*プラス側のみ図示している。
図4において、光沢紙に印刷を行った場合の色域を色域Aで示し、普通紙に印刷を行った場合の色域を色域Xで示している。色域Xは、色域Aの領域の内側の狭い領域を有する。ここで、例えば肌色を示す領域を丸で囲む領域とし、光沢紙に印刷する場合に、最適な変更量ΔL*、Δc*、Δh*を設定するものとする。この設定された変更量ΔL*、Δc*、Δh*により、補正された明度L*’、彩度c*’、色相h*’は、上記数式2〜4を用いて演算により求められ、Δskinで示すように丸で示す領域が移動される。図4は、この移動された領域が、普通紙に印刷を行う場合の色域Xをはみ出す場合を示している。
このように、色域からはみ出すと、色の階調が潰れ不自然な表示が行われる。そこで、このような問題点が発生しないように、シート材毎に調整を行うことも考えられるが、再度調整を行うのは、時間もかかり面倒である。そこで、本発明は、所定のシート材に印刷を行う場合の最適な変更量ΔL*、Δc*、Δh*を設定し、異なるシート材に印刷を行う場合には、所定のシート材に印刷を行う場合の色域の色空間を占める体積をGamutAとし、所定のシート材とは異なるシート材に印刷を行う場合の色域の色空間を占める体積をGamutXとすると、
ΔL*’=ΔL*×(GamutX/GamutA)
Δc*’=Δc*×(GamutX/GamutA)
Δh*’=Δh*×(GamutX/GamutA)
として変更量を修正し、修正した変更量に基づいて、上記数式2〜4を用いて明度L*’、彩度c*’、色相h*を求めるものである。
ここで、色域の色空間を占める体積GamutAまたはGamutXは、つぎのようにして求めることができる。まず、プリンタ1の給紙装置に、光沢紙または普通紙などのシート材を設定し、シート材の所定の領域毎にR、G、Bの値をそれぞれ0から255まで変化させて印刷を行う。次に、これらの各領域の色を測色計により測りL*a*b*値を得る。そして、これらのL*a*b*が形成する3次元の色空間における体積を求め、その体積を色域とする。これらの色域の値は、プリンタ1を製造する製造者が予め測定などを行って取得し、シート材の種類に対応してROM4に記憶する。
図5は、プリンタ1により所定の種類のシート材に印刷する場合に、肌色が適切に表示されるように調整を行い、種類が異なるシート材に印刷を行う場合の処理(特定色補正プログラム4aにより行われる処理)を示すフローチャートである。まず、ユーザは、プリンタ1の給紙装置に所定の種類のシート材を設定し、そのシート材の種類を操作パネル30で選択し、CPU2は、その選択されたシート材の種類をRAM3に記憶する(S1)。
次に、変更量ΔL*、Δc*、Δh*がRAM3の所定の領域に設定済み否かを判断する(S2)。この変更量ΔL*、Δc*、Δh*は、所定のシート材に印刷を行うために肌色の調整が行われ、その調整が終了した場合は、その調整により設定された変更量ΔL*、Δc*、Δh*がRAM3に記憶される(S6参照)。すなわち、この判断処理は、肌色調整がすでに行われているか否かを判断する処理である。
変更量ΔL*、Δc*、Δh*が設定されていない場合は(S2:No)、ユーザが変更量ΔL*、Δc*、Δh*を入力する(S3)。入力された変更量ΔL*、Δc*、Δh*に応じて肌色調整処理(後述)を行い(S4)、肌色が補正されたカラー画像情報に基づいて、印刷を行う(S5)。
ユーザは、シート材に印刷された画像を確認し、調整が完了したか否かを判断し、調整が完了したか否かを操作パネル30で操作する。CPU2は、この操作を検出し、調整が完了した場合は(S6:Yes)、その調整された変更量ΔL*、Δc*、Δh*とその調整が行われたシート材の種類とをRAM3の所定の領域に記憶し(S7)、調整が完了していない場合は(S6:No)、再度S3の処理へ戻り、変更量ΔL*、Δc*、Δh*の入力を行う。
異なるシート材に印刷を行う場合には、ユーザが、給紙装置にそのシート材を設定し、そのシート材の種類を操作パネル30で選択する。CPU2は、その操作パネル30での操作を入力し(S1)、変更量がRAM3の所定の領域に設定されているか否かを判断し(S2)、変更量ΔL*、Δc*、Δh*が設定されている場合は(S2:Yes)、調整が行われたシート材の種類に対応する色域の色空間を占める体積GamutAと、今回印刷を行うシート材の種類に対応する色域の色空間を占める体積GamutXを、ROM4から読み出し、各変更量にGamutX/GamutAを乗算する。これらの数式は、
ΔL*’=ΔL*×(GamutX/GamutA)
Δc*’=Δc*×(GamutX/GamutA)
Δh*’=Δh*×(GamutX/GamutA)
となり、これらの演算により、変更量L*、Δc*、Δh*をそれぞれ修正する(S11)。
このようにして修正された変更量ΔL*’、Δc*’、Δh*’を用いて肌色調整処理(後述)を行い(S12)、印刷を行う(S13)。
このことにより、所定の種類のシート材に適切に印刷できるように調整を行い、異なる種類のシート材に印刷を行う場合には、再度調整を行わなくても適切に調整された印刷を行うことができる。
図6は、上記図5のフローチャートのS4およびS12の処理である肌色調整処理を示すフローチャートである。ここでは外部メディアスロット6に装着された外部メディア40からRGBの3値により形成されている画像データを入力し、特定色である肌色が補正されたR’G’B’の3値に変換する場合について説明する。
まず、RGB値をICCsRGBプロファイル変換を行いXYZ値に変換する(S21)。本来はモニターのICCプロファイルやデジタルカメラのICCプロファイルを用いた方が好ましいが、簡単のためICCsRGBプロファイルを用いている。ここで、ICCプロファイルとはICC(International Color Consortium)によって規定されているデバイスの色特性を記述した色変換ファイルフォーマットを示すものである。また、sRGBは、デバイス毎に異なっていたRGBの色再現性・色空間を統一しようという試みで作成されたモニター用の標準色空間である。このICCsRGBプロファイルを参照し、RGB値からXYZ値への変換を行う。
次に、ICCsRGBプロファイル変換により変換されたXYZの値をL*a*b*の各値に変換する(S22)。この変換は、公知の変換公式を用いて変換される。更に、L*a*b*の値からL*c*h*の各値を求める(S23)。この場合は、L*の値は、変更されず、c*、h*は、次式により演算により求められる。
次に、これらのL*c*h*の値に基づいて、肌色補正処理を行う(S24)。この肌色補正処理については、図7を参照して後述する。この肌色補正処理により補正されたL*’、c*’、h*’が得られる。
次に、これらの値からS21,S22,S23の変換とは逆に、補正されたL*’、c*’、h*’に対応するL*a*b*値を求め(S25)、さらにそのL*a*b*値に対応するXYZ値を求め(S26)、ICCsRGBプロファイル変換により補正されたR’G’B’値を求める(S27)。
このようにして、プリンタ1は、入力されたRGB値を肌色補正したR’G’B’値に変換し、その変換したR’G’B’値を色変換プログラム4cによりCMYK値に変換し、そのCMYK値に基づいて印刷制御プログラム4dにより印刷処理を行う。
図7は、上記図6のフローチャートのS24の処理である肌色補正処理を示すフローチャートである。この肌色補正処理では、まずユーザにより所定の種類のシート材(例えば、光沢紙)に印刷を行う場合に、変更量であるΔL*、Δc*、Δh*が設定され、異なるシート材(例えば、普通紙)に印刷が行われる場合の処理を示すものである。
S23の処理により求められたL*、c*、h*の各値に対応する重み係数F(L*)、F(c*)、F(h*)をROM4に記憶された重み係数曲線4bを参照して取得する(S31)。次に、数式1を用いてこれらの重み係数を相互に乗算し、肌色指数Hada(L*,c*,h*)を求める(S32)。
次に、明度(L*)、彩度(c*)、色相(h*)のそれぞれについて、数式2,3,4を用い、ユーザにより設定された変更量ΔL*、Δc*、Δh*、または修正された変更量
ΔL*’、Δc*’、Δh*’に肌色指数を乗算し、それぞれの元の値に加算することにより明度L*’、彩度c*’、色相h*’を求める(S33)。
以上説明したように、上記実施形態では、明度(L*)、彩度(c*)、色相(h*)のそれぞれの値について、重み係数が設定され、重み係数を相互に乗算した特定色指数を各明度(L*)、彩度(c*)、色相(h*)の変更量に乗算することにより調整量が算出される。重み係数は、特定色を示す値の範囲を1とし、特定色ではない色を示す値は、0とし、その境界をなだらかな単調減衰関数または単調増加関数で形成したものである。したがって、特定色について重み係数が大きく、特定色に隣接する色については、次第に重み係数が小さくなるように設定されるので、特定色を補正する際に、特定色に隣接する特定色ではない色の調整量が過多になることを防止することができる。調整量が過多になると、何度も繰り返し変更量を設定しなおすという作業が必要になるが、調整量が過多になることが防止されるので、調整を行う作業効率を高めることができる。
また、ユーザにより、所定の種類のシート材に印刷する場合に、特定色が適切に表示されるように設定された変更量ΔL、Δc*、Δhは、RAM4に記憶され、他の種類のシート材に印刷される場合には、所定の種類のシート材に印刷する場合の色域と、今回印刷されるシート材の色域との比により修正される。よって、シート材が異なることにより、印刷される色の階調が潰れることがないとともに、再度印刷を行うシート材に最適な変更量を調整する必要が無い。
なお、請求項1記載の補正値設定手段または請求項6または8記載の補正値設定ステップは、図7に記載のS33の処理に該当し、補正値は、ΔL*×Hada(L*,c*,h*)、Δc*×Hada(L*,c*,h*)、Δh*×Hada(L*,c*,h*)に該当する。上記実施形態では、まず、変更量ΔL*、Δc*、Δh*に、調整を行ったシート材に対応する色域と印刷を行うシート材の色域との比を乗算し、次にその積であるΔL*’、Δc*’、Δh*’にそれぞれ肌色指数を乗算するものとしたが、まず、変更量ΔL*、Δc*、Δh*に、それぞれ肌色指数を乗算し、次にその積に調整を行ったシート材に対応する色域と印刷を行うシート材の色域との比を乗算することと同一であることは言うまでもない。
また、請求項1記載の記録媒体設定手段は、給紙装置が該当する。また、請求項1記載の補正値修正手段または請求項6または8記載の補正値修正ステップは、図5に記載のS11の処理が該当する。
また、請求項2記載の記録媒体選択手段は、図5に記載のS1の処理が該当する。また、請求項4記載の重み係数取得手段および請求項7または9記載の重み係数取得ステップは、図7に記載のフローチャートのS31の処理が該当し、請求項4記載の特定色指数取得手段および請求項7または9記載の特定色指数取得ステップは、図7に記載のフローチャートのS32の処理が該当し、請求項4記載の変更量設定手段および請求項7または9記載の変更量設定ステップは、図5に記載のフローチャートのS3の処理が該当する。
以上実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施形態では、外部メディアから入力した画像情報RGBをまず、ICCsRGBプロファイル変換を行ってXYG値とし、次にXYZ値から演算によりL*a*b*の値とし、更にL*a*b*の値からL*c*h*の値を演算により算出するものとしたが、RGB値からルックアップテーブルを参照するなどの方法により直にL*c*h*の値へ変換するようにしてもよい。
また、肌色補正が行われたL*’c*’h*’の値をR’G’B’の値へ変換する場合も、ルックアップテーブルを参照するなどにより、R’G’B’値へ直接変換するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、プリンタ1において、特定色の補正処理を行うものとしたが、PC20において特定色の補正処理を行い、補正処理を行った画像情報(R’G’B’)、または印刷情報(CMYK)をプリンタ1に送信するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、重み係数曲線は、特定色を示す領域と、特定色ではない領域との境界を正弦関数により形成するものとしたが、特定色の補正を行う実際のデジタル画像を撮影し、その画像の特定色を多く含む領域を抜き出し、その抜き出した画像の各ピクセルについて、明度、彩度、色相を測定し、明度、彩度、色相の各値について、その値をとるピクセル数を計数してヒストグラムを作成し、そのヒストグラムに近似する曲線を求めて重み係数曲線としてもよい。このようにすることにより、より実際の画像に合致した適切な補正を行うための重み付け曲線を得ることができる。
また、上記実施形態では、ユーザが変更量ΔL*、Δc*、Δh*を入力し、その変更量に基づいて、特定色を補正するものとしたが、プリンタ1の製造者が製造時に、例えば光沢紙に印刷を行う場合の最適な変更量ΔL*、Δc*、Δh*を設定し、これらの値を用いてRGB値から補正されたR’G’B’値へ変換するルックアップテーブルを作成し、光沢紙とは異なるシート材について印刷を行う場合のルックアップテーブルを、光沢紙に最適な変更量ΔL*、Δc*、Δh*にを、光沢紙に印刷を行う場合の色域と印刷を行うシート材に印刷を行う場合の色域との比を乗算することにより修正し、シート材に対応したルックアップテーブルを作成して、シート材に対応するルックアップテーブルを参照することにより、最適な補正を行うようにしてもよい。これらのルックアップテーブルは、プリンタ1に備えるようにしてもよいし、PC20に備えるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、給紙装置に設定したシート材の種類を使用者が選択設定するものとしたが、給紙装置に設定されたシート材の種類を検出する記録媒体種類検出装置を備え、その記録媒体種類検出装置により検出されたシート材の種類に応じて印刷処理を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ROM4にシート材の種類に対応して色域を記憶し、印刷されるシート材に対応する色域をROM4から読み出して、その色域によって変更量を修正するものとしたが、ROM4にシート材の種類と、プリンタ1により使用されるインクの種類との組合せに対応して色域を記憶し、印刷されるシート材の種類と使用されるインクの種類に対応する色域をROM4から読み出して変更量を修正するものとしてもよい。
本発明の実施例におけるプリンタおよびパーソナルコンピュータの電気的構成を示すブロック図である。 (a)は、プリンタの外観のパネル部分を示す平面図、(b)は正面図である。 重み係数を示すグラフであり、(a)は、明度(L*)、(b)は、彩度(c*)、(c)は、色相(h*)についてそれぞれ示すグラフである。 印刷される記録媒体により色域が異なり、特定色を補正した場合の特定色を示す領域が色域外に位置する様子を示す模式図である。 肌色補正を行って印刷を行う処理を示すフローチャートである。 肌色調整処理を示すフローチャートである。 肌色補正処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 プリンタ
4 ROM(重み係数曲線記憶手段および色域記憶手段)
4b 重み係数曲線
4e ルックアップテーブル(変換手段の一部)
4g シート材に対応する色域
5 USBインターフェース(入力手段)
6 外部メディアスロット(入力手段)
20 パーソナルコンピュータ

Claims (9)

  1. カラー画像情報が有する複数の基本色の組み合わせの値を入力する入力手段と、その入力手段により入力された画像情報を明度、色相、彩度の各値に変換する変換手段と、その変換手段により変換された明度、色相、彩度の各値を補正する補正手段と、その補正手段により補正されたカラー画像情報に基づいて複数種の記録媒体に印刷を行う印刷手段とを備えた画像処理装置において、
    所定の種類の記憶媒体に印刷を行う場合の明度、色相、彩度のいずれかの値について特定色に対する重み付けを行って補正を行う補正値を設定する補正値設定手段と、
    前記印刷手段により印刷される記録媒体を設定する記録媒体設定手段と、
    その記録媒体設定手段により設定された記録媒体に前記印刷手段により印刷を行った場合に再現される第1の色域の色空間を占める体積と前記所定の記録媒体に前記印刷手段により印刷を行った場合に再現される第2の色域の色空間を占める体積との比を前記補正値設定手段により設定された補正値に乗算することにより修正する補正値修正手段とを備え、
    前記補正手段は、その補正値修正手段により修正された補正値に基づいて補正を行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 複数種の記録媒体毎に前記印刷手段により印刷を行った場合に再現される色域の色空間を占める体積を予め記憶する色域記憶手段と、前記記録媒体設定手段により設定された記録媒体の種類または前記所定の記録媒体の種類を選択する記録媒体選択手段とを備え、
    前記補正値修正手段は、前記記憶媒体選択手段により選択された記録媒体に対応する色域の色空間を占める体積を前記色域記憶手段から読み出し、前記記録媒体設定手段により設定された記録媒体に対応する第1の色域の色空間を占める体積または所定の記録媒体に対応する第2の色域の色空間を占める体積を求め、第1の色域の色空間を占める体積と第2の色域の色空間を占める体積との比を前記補正値設定手段により設定された補正値に乗算することにより修正するものであることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 複数種の記録媒体毎に前記印刷手段により印刷を行った場合に再現される色域の色空間を占める体積を予め記憶する色域記憶手段と、記録媒体の種類を検出する記録媒体種類検出手段とを備え、
    前記補正値修正手段は、前記記録媒体種類検出手段により検出された記録媒体に対応する色域の色空間を占める体積を前記色域記憶手段から読み出し、前記記録媒体設定手段により設定された記録媒体に対応する第1の色域の色空間を占める体積または所定の記録媒体に対応する第2の色域の色空間を占める体積を求め、第1の色域の色空間を占める体積と第2の色域の色空間を占める体積との比を前記補正値設定手段により設定された補正値に乗算することにより修正するものであることを特長とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 明度、色相、彩度のいずれかの値について、特定色を示す値に対する重み係数をとするとともに、特定色ではない色を示す値に対する重み係数を、0から1の範囲であって且つ特定色を示す値に連続する所定範囲に対して1を最大とした単調減少または単調増加する関数により求められた値とする重み係数曲線として記憶する重み係数曲線記憶手段と、
    前記変換手段により変換された明度、色相、彩度の各値に対応する重み係数を前記重み係数曲線記憶手段に記憶された重み係数曲線を参照することにより求める重み係数取得手段と、
    その重み係数取得手段により取得された各重み係数を相互に乗算することにより特定色指数を求める特定色指数取得手段と、
    明度、色相、彩度の各値の変更量を設定する変更量設定手段とを備え、
    前記補正値設定手段は、前記変更量設定手段により設定された変更量に前記特定色指数取得手段により求められた特定色指数を乗算することにより補正値を求めるものであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記特定色は、肌色であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. カラー画像情報が有する複数の基本色の組み合わせの値を入力する入力ステップと、その入力ステップにより入力された画像情報を明度、色相、彩度の各値に変換する変換ステップと、その変換ステップにより変換された明度、色相、彩度の各値を補正する補正ステップとを備え、その補正ステップにより補正されたカラー画像情報に基づいて印刷手段により印刷を行う画像処理プログラムにおいて、
    所定の種類の記憶媒体に印刷を行う場合の明度、色相、彩度のいずれかの値について特定色に対する重み付けを行って補正を行う補正値を設定する補正値設定ステップと、
    前記印刷手段により印刷される記録媒体の、前記印刷手段により印刷される場合に再現される第1の色域の色空間を占める体積と、前記所定の記録媒体に前記印刷手段により印刷される場合に再現される第2の色域の色空間を占める体積との比を前記補正値設定ステップにより設定された補正値に乗算することにより修正する補正値修正ステップとを備え、
    前記補正ステップは、その補正値修正ステップにより修正された補正値に基づいて補正を行うことを特徴とする画像処理プログラム。
  7. 前記変換ステップにより変換された明度、色相、彩度の各値に対応する重み係数を、明度、色相、彩度の各値の特定色を示す値に対する重み係数をとするとともに、特定色ではない色を示す値に対する重み係数を、0から1の範囲であって且つ特定色を示す値に連続する所定範囲に対して1を最大とした単調減少または単調増加する関数により求められた値とする重み係数曲線として記憶する重み係数曲線記憶手段を参照することにより求める重み係数取得ステップと、
    その重み係数取得ステップにより求められた各重み係数を相互に乗算することにより特定色指数を求める特定色指数取得ステップと、
    明度、色相、彩度の各値の変更量を設定する変更量設定ステップとを備え、
    前記補正値設定ステップは、前記変更量設定ステップにより設定された変更量に前記特定色指数取得ステップにより求められた特定色指数を乗算することにより補正値を求めるものであることを特徴とする請求項6記載の画像処理プログラム。
  8. カラー画像情報が有する複数の基本色の組み合わせの値を入力する入力ステップと、その入力ステップにより入力された画像情報を明度、色相、彩度の各値に変換する変換ステップと、その変換ステップにより変換された明度、色相、彩度の各値を補正する補正ステップとを備え、その補正ステップにより補正されたカラー画像情報に基づいて印刷手段により印刷を行う画像処理方法において、
    所定の種類の記憶媒体に印刷を行う場合の明度、色相、彩度のいずれかの値について特定色に対する重み付けを行って補正を行う補正値を設定する補正値設定ステップと、
    前記印刷手段により印刷される記録媒体の、前記印刷手段により印刷される場合に再現される第1の色域の色空間を占める体積と、前記所定の記録媒体に前記印刷手段により印刷される場合に再現される第2の色域の色空間を占める体積との比を前記補正値設定ステップにより設定された補正値に乗算することにより修正する補正値修正ステップとを備え、
    前記補正ステップは、その補正値修正ステップにより修正された補正値に基づいて補正を行うことを特徴とする画像処理方法。
  9. 前記変換ステップにより変換された明度、色相、彩度の各値に対応する重み係数を、明度、色相、彩度の各値の特定色を示す値に対する重み係数をとするとともに、特定色ではない色を示す値に対する重み係数を、0から1の範囲であって且つ特定色を示す値に連続する所定範囲に対して1を最大とした単調減少または単調増加する関数により求められた値とする重み係数曲線として記憶する重み係数曲線記憶手段を参照することにより求める重み係数取得ステップと、
    その重み係数取得ステップにより求められた各重み係数を相互に乗算することにより特定色指数を求める特定色指数取得ステップと、
    明度、色相、彩度の各値の変更量を設定する変更量設定ステップとを備え、
    前記補正値設定ステップは、前記変更量設定ステップにより設定された変更量に前記特定色指数取得ステップにより求められた特定色指数を乗算することにより補正値を求めるものであることを特徴とする請求項8記載の画像処理方法。
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