JP4158811B2 - 逆光画像補正装置、逆光画像補正方法、逆光画像補正プログラム、画像読み取り装置、画像読み取り方法、および印刷装置 - Google Patents
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Description
(A)画像を構成する画素のデータに基づき、前記画素の各色の濃度値に対する前記画素の数の分布を表わす各色別のヒストグラムのデータを生成するヒストグラムデータ生成部と、
(B)前記ヒストグラムデータ生成部により生成された前記各色別のヒストグラムのデータに基づき、前記各色別のヒストグラムにより表される領域をそれぞれ前記濃度値の大きさ別に2つ以上の小領域に区分して、これら2つ以上の小領域の中から少なくとも1つの小領域を選出して、当該小領域に関する属性情報を各色別に取得する属性情報取得部と、
(C)前記属性情報取得部により取得された各色別の前記属性情報に基づき、前記画像に対して逆光補正処理を施すための補正情報を生成する補正情報生成部と、
(D)前記補正情報生成部により生成された前記補正情報に基づき、前記画像に対して前記逆光補正処理を施す逆光補正処理部と、
(E)を備えた逆光画像補正装置であって、
(F)前記属性情報取得部は、前記属性情報として、前記少なくとも1つの小領域についてそれぞれ前記濃度値の平均値を各色別に取得し、
(G)前記補正情報生成部は、前記属性情報取得部により取得された各色別の前記濃度値の平均値に基づき、前記少なくとも1つの小領域を占める画素の輝度の平均値と、前記画像の全体の輝度の平均値とを加算して得られた加算値に応じた前記補正情報を生成する
ことを特徴とする逆光画像補正装置である。
(B)前記ヒストグラムデータ生成部により生成された前記各色別のヒストグラムのデータに基づき、前記各色別のヒストグラムにより表される領域をそれぞれ前記濃度値の大きさ別に2つ以上の小領域に区分して、これら2つ以上の小領域の中から少なくとも1つの小領域を選出して、当該小領域に関する属性情報を各色別に取得する属性情報取得部と、
(C)前記属性情報取得部により取得された各色別の前記属性情報に基づき、前記画像に対して逆光補正処理を施すための補正情報を生成する補正情報生成部と、
(D)前記補正情報生成部により生成された前記補正情報に基づき、前記画像に対して前記逆光補正処理を施す逆光補正処理部と、
(E)を備えたことを特徴とする逆光画像補正装置。
(B)前記ヒストグラムデータ生成部により生成された前記各色別のヒストグラムのデータに基づき、前記各色別のヒストグラムにより表される領域をそれぞれ前記濃度値の大きさ別に2つ以上の小領域に区分して、これら2つ以上の小領域の中から少なくとも1つの小領域を選出して、当該小領域に関する属性情報を各色別に取得する属性情報取得部と、
(C)前記属性情報取得部により取得された各色別の前記属性情報に基づき、前記画像に対して逆光補正処理を施すための補正情報を生成する補正情報生成部と、
(D)前記補正情報生成部により生成された前記補正情報に基づき、前記画像に対して前記逆光補正処理を施す逆光補正処理部と、
(E)を備え、
(F)前記各色別のヒストグラムのデータとして、レッド、グリーンおよびブルーの各色のヒストグラムデータが前記ヒストグラムデータ生成部により生成され、
(G)前記2つ以上の小領域には、前記画素の数および面積のうちの少なくともいずれか一方が相互に等しい2つ以上の小領域が含まれ、前記属性情報取得部は、前記画素の数および面積のうちの少なくともいずれか一方が相互に等しい2つ以上の小領域からそれぞれ前記属性情報を取得し、
(H)前記属性情報取得部は、前記属性情報として、前記少なくとも1つの小領域についてそれぞれ前記濃度値の平均値を各色別に取得し、
(I)前記補正情報生成部は、前記属性情報取得部により取得された各色別の前記濃度値の平均値に基づき、前記少なくとも1つの小領域についてそれぞれ輝度の平均値を取得し、
(J)前記補正情報生成部は、前記少なくとも1つの小領域についてそれぞれ取得した前記輝度の平均値のうちのすくなくともいずれか1つと、前記画像の全体の輝度の平均値とを加算して得られた値に基づき、前記補正情報を生成し、
(K)前記逆光補正処理部は、前記補正情報に基づき前記逆光補正処理を施す際に、前記画像を構成する各画素の濃度値を変換し、
(L)前記補正情報生成部は、前記補正情報として、前記逆光補正処理部により変換される前の濃度値と、前記逆光補正処理部により変換された後の濃度値との対応関係に関する情報を生成することを特徴とする逆光画像補正装置。
(B)前記ヒストグラムデータ生成部により生成された前記ヒストグラムのデータに基づき、前記ヒストグラムにより表される領域をそれぞれ前記濃度値の大きさ別に2つ以上の小領域に区分して、これら2つ以上の小領域の中から少なくとも1つの小領域を選出して、当該小領域に関する属性情報を取得する属性情報取得部と、
(C)前記属性情報取得部により取得された前記属性情報に基づき、前記画像に対して逆光補正処理を施すための補正情報を生成する補正情報生成部と、
(D)前記補正情報生成部により生成された前記補正情報に基づき、前記画像に対して前記逆光補正処理を施す逆光補正処理部と、
(E)を備えたことを特徴とする逆光画像補正装置。
(B)前記ヒストグラムデータ生成部により生成された前記各色別のヒストグラムのデータに基づき、前記各色別のヒストグラムにより表される領域をそれぞれ前記濃度値の大きさ別に2つ以上の小領域に区分するステップと、
(C)前記2つ以上の小領域の中から少なくとも1つの小領域を選出して、当該小領域に関する属性情報を各色別に取得するステップと、
(D)取得した各色別の前記属性情報に基づき、前記画像に対して逆光補正処理を施すための補正情報を生成するステップと、
(E)生成した前記補正情報に基づき、前記画像に対して前記逆光補正処理を施すステップと、
(F)を有することを特徴とする逆光画像補正方法。
(B)画像を構成する画素のデータに基づき、前記画素の各色の濃度値に対する前記画素の数の分布を表わす各色別のヒストグラムのデータを生成するステップと、
(C)前記ヒストグラムデータ生成部により生成された前記各色別のヒストグラムのデータに基づき、前記各色別のヒストグラムにより表される領域をそれぞれ前記濃度値の大きさ別に2つ以上の小領域に区分するステップと、
(D)前記2つ以上の小領域の中から少なくとも1つの小領域を選出して、当該小領域に関する属性情報を各色別に取得するステップと、
(E)取得した各色別の前記属性情報に基づき、前記画像に対して逆光補正処理を施すための補正情報を生成するステップと、
(F)生成した前記補正情報に基づき、前記画像に対して前記逆光補正処理を施すステップと、
(G)を実行することを特徴とする逆光画像補正プログラム。
(B)前記画像読み取り部により読み取られた画像を構成する画素のデータに基づき、前記画素の各色の濃度値に対する前記画素の数の分布を表わす各色別のヒストグラムのデータを生成するヒストグラムデータ生成部と、
(C)前記ヒストグラムデータ生成部により生成された前記各色別のヒストグラムのデータに基づき、前記各色別のヒストグラムにより表される領域をそれぞれ前記濃度値の大きさ別に2つ以上の小領域に区分して、これら2つ以上の小領域の中から少なくとも1つの小領域を選出して、当該小領域に関する属性情報を各色別に取得する属性情報取得部と、
(D)前記属性情報取得部により取得された各色別の前記属性情報に基づき、前記画像に対して逆光補正処理を施すための補正情報を生成する補正情報生成部と、
(E)前記補正情報生成部により生成された前記補正情報に基づき、前記画像に対して前記逆光補正処理を施す逆光補正処理部と、
(F)を備えたことを特徴とする画像読み取り装置。
(B)読み取った画像を構成する画素のデータに基づき、前記画素の各色の濃度値に対する前記画素の数の分布を表わす各色別のヒストグラムのデータを生成するステップと、
(C)前記ヒストグラムデータ生成部により生成された前記各色別のヒストグラムのデータに基づき、前記各色別のヒストグラムにより表される領域をそれぞれ前記濃度値の大きさ別に2つ以上の小領域に区分するステップと、
(D)前記2つ以上の小領域の中から少なくとも1つの小領域を選出して、当該小領域に関する属性情報を各色別に取得するステップと、
(E)取得した各色別の前記属性情報に基づき、前記画像に対して逆光補正処理を施すための補正情報を生成するステップと、
(F)生成した前記補正情報に基づき、前記画像に対して前記逆光補正処理を施すステップと、
(G)を有することを特徴とする画像読み取り方法。
(B)前記印刷部により前記画像が印刷される前に、前記画像を構成する画素のデータに基づき、前記画素の各色の濃度値に対する前記画素の数の分布を表わす各色別のヒストグラムのデータを生成するヒストグラムデータ生成部と、
(C)前記ヒストグラムデータ生成部により生成された前記各色別のヒストグラムのデータに基づき、前記各色別のヒストグラムにより表される領域をそれぞれ前記濃度値の大きさ別に2つ以上の小領域に区分して、これら2つ以上の小領域の中から少なくとも1つの小領域を選出して、当該小領域に関する属性情報を各色別に取得する属性情報取得部と、
(D)前記属性情報取得部により取得された各色別の前記属性情報に基づき、前記画像に対して逆光補正処理を施すための補正情報を生成する補正情報生成部と、
(E)前記補正情報生成部により生成された前記補正情報に基づき、前記画像に対して前記逆光補正処理を施す逆光補正処理部と、
(F)を備えたことを特徴とする印刷装置。
以下に本発明に係る逆光画像補正装置について画像読み取りシステムに適用した場合を例にして説明する。図1〜図4は、逆光画像補正装置が適用された画像読み取りシステムの一実施形態について説明したものである。図1は、画像読み取りシステムの一実施形態を説明したものである。図2は、画像読み取り装置の内部構成の一例を説明する図である。図3は、画像読み取り装置のシステム構成の一例を説明する図である。図4は、コンピュータ装置のシステム構成を説明する図である。
画像読み取り装置10の原稿台12の内部には、図2に示すように、キャリッジ40と、このキャリッジ40を原稿台12に対して所定の間隔を保ちつつ図中矢印A方向に沿って平行に移動させる駆動機構42と、このキャリッジ40を支持しつつその移動を案内するガイド44とが設けられている。
コンピュータ本体22は、図4に示すように、CPU80と、メモリ82と、HDD(ハードディスクドライブ装置)84と、操作入力部86と、表示制御部88と、外部通信部90と、バス92とを備えている。この他に、コンピュータ本体22は、先に説明したCD−ROMドライブ装置30とFDドライブ装置28を備えている。CPU80と、メモリ82と、HDD(ハードディスクドライブ装置)84と、CD−ROMドライブ装置30と、FDドライブ装置28と、操作入力部86と、表示制御部88と、外部通信部90とは、バス92を介して相互に通信可能に接続されている。
次にスキャナドライバのユーザインターフェイスの一例について説明する。図5は、このユーザインターフェイスのメインのダイアログボックス100を示したものである。このユーザインターフェイスは、コンピュータ本体22のCPU80が表示制御部88を通じて表示装置24の表示画面に表示する。ユーザは、表示装置24の表示画面に表示されたユーザインターフェイスのダイアログボックス100を見ながら、キーボード34やマウス36等の入力装置26を通じて、スキャナドライバの各種の設定を行うことができる。
次に画像調整を行うヒストグラム調整、濃度補正、およびイメージ調整について説明する。図6〜図9は、ヒストグラム調整、濃度補正、およびイメージ調整についてそれぞれ説明したものである。図6は、ヒストグラム調整のダイアログボックスを示したものである。図7は、ヒストグラム調整の具体的な調整概要について説明したものである。図8は、濃度補正のダイアログボックスを示したものである。図9は、イメージ調整のダイアログボックスを示したものである。
「ヒストグラム調整」では、画像の明暗等を調整することによって、読み取った画像の見栄えの向上を図る。ヒストグラム調整のダイアログボックス131には、図6に示すように、編集対象となる画像のヒストグラムが表示されるヒストグラム表示欄132と、ヒストグラムにより調整をした結果を表わすトーンカーブが表示されるトーンカーブ表示欄134と、色かぶりを取り除くためのグレーバランスを調整するためのグレーバランス調整欄136とが設けられている。ここで、「ヒストグラム」とは、画像全体の明るさと色の分布を示したものであり、画像の黒から白までのデータ分布(ピクセル数)をグラフで表したものである。
「濃度補正」は、画像の濃淡の表現を部分的に変更する際に用いる調整である。具体的には、この「濃度補正」では、トーンカーブを調整することによって、読み取った画像の見栄えの向上を図る。つまり、シャドウ(最暗部)、ミッドトーン(中間調)、ハイライト(最明部)へと変化していく濃度の曲線(トーンカーブ)を調整することで、画像全体の明るさとコントラストをバランスよく仕上げることができる。このために、濃度補正のダイアログボックス150には、図8に示すように、トーンカーブ表示部152と、このトーンカーブ表示部152に表示するトーンカーブの種類(チャンネル(色))を選択するためのチャンネル欄154が設けられている。
「イメージ調整」には、図9のイメージ調整のダイアログボックス160に示すように、(1)明るさの調整と、(2)コントラストの調整と、(3)彩度の調整と、(4)カラーバランスの調整との4種類の調整がある。さらに、『(4)カラーバランスの調整』には、「シアン(C)−レッド(R)」の間の調整と、「マゼンダ(M)−グリーン(G)」の間の調整と、「イエロー(Y)−ブルー(B)」の間の調整との3種類の調整がある。
『(1)明るさの調整』は、画像が明る過ぎたり暗すぎたりした場合に行う。『(1)明るさの調整』は、スライダー162Aを左右に移動させたり、また、スライダー162Aの右側に設けられた数値入力欄164Aに直接、数値を入力することにより行うことができる。
『(2)コントラストの調整』は、明暗をはっきりさせたり、逆に明暗の差を小さくする場合に行う。『(2)コントラストの調整』は、スライダー162Bを左右に移動させたり、また、スライダー162Bの右側に設けられた数値入力欄164Bに直接、数値を入力することにより行うことができる。
『(3)彩度の調整』は、色味を鮮やかにしたい場合に行う。『(3)彩度の調整』は、スライダー162Cを左右に移動させたり、また、スライダー162Cの右側に設けられた数値入力欄164Cに直接、数値を入力することにより行うことができる。
『(4)カラーバランスの調整』は、画像が赤みや青み等を帯びている場合に行う。『(4)カラーバランスの調整』は、各スライダー162D、162E、162Fを左右に移動させたり、また、各スライダー162D、162E、162Fの右側にそれぞれ設けられた数値入力欄164D、164E、164Fに直接、数値を入力することにより行うことができる。これによって、画像を適切な色合いに調整することができる。具体的には、「シアン(C)−レッド(R)」の間の調整用のスライダー162Dを左右に移動させることにより、シアンおよびレッド(R)の強弱を調整することができる。また、「マゼンダ(M)−グリーン(G)」の間の調整用のスライダー162Eを左右に移動させることにより、マゼンダ(M)およびグリーン(G)の強弱を調整することができる。また、「イエロー(Y)−ブルー(B)」の間の調整用のスライダー162Fを左右に移動させることにより、イエロー(Y)およびブルー(B)の強弱を調整することができる。
R’=S11×R+S12×G+S13×B …………(1)
G’=S21×R+S22×G+S23×B …………(2)
B’=S31×R+S32×G+S33×B …………(3)
ここで、S11、S12、S13、S21、S22、S23、S31、S32、S33は、設定された彩度の値に応じて設定される係数である。そして、彩度を高める場合は、S11、S22、S33に『1』より大きな値が設定され、他方、S12、S13、S21、S23、S31、S32に負の値が設定される。このようにして『(3)彩度の調整』は、実行される。
図10A〜図10Cは、これらヒストグラム調整、濃度補正、およびイメージ調整によりそれぞれ設定されたデータについて説明したものである。図10Aは、ヒストグラム調整により設定されるデータについて説明したものである。図10Bは、濃度補正により設定されるデータについて説明したものである。図10Cは、イメージ調整により設定されるデータについて説明したものである。
これらヒストグラム調整、濃度補正およびイメージ調整により設定されたデータに基づき、入力画像、即ちここでは、画像読み取り装置10により読み取られた画像を調整する手順の一例について説明する。図11は、この手順の一例について示したものである。
R’=A11×R+A12×G+A13×B …………(4)
G’=A21×R+A22×G+A23×B …………(5)
B’=A31×R+A32×G+A33×B …………(6)
ここで、変換前のレッド(R)、グリーン(G)およびブルー(B)の各色の入力データをそれぞれ『R』、『G』、『B』により示している。また、変換後のレッド(R)、グリーン(G)およびブルー(B)の各色の出力データをそれぞれ『R’』、『G’』、『B’』により示している。また、A11、A12、A13、A21、A22、A23、A31、A32、A33は、各種出力機器(表示装置24やプリンタ等)の特性に応じて適宜設定される係数である。
図12は、画像読み取り装置10による画像読み取り手順の一例について説明したものである。画像読み取り装置10により画像を読み取る際に、プレスキャンを実行する場合がある。このプレスキャンとは、例えば、高解像度にて画像を読み取る場合等において、最初から高解像度にて画像を読み取る動作を実行するのではなく、高解像度にて画像を読み取る動作(本スキャン)を実行する前、一度、例えば、低解像度にて画像を読み取ることをいう。
<従来の問題点>
これらヒストグラム調整や濃度補正、イメージ調整等によって、画像読み取り装置により読み取った画像に対して各種調整(補正)が自動的に行われた場合であっても、逆光画像を十分に調整(補正)することはきわめて難しかった。このため、逆光画像に対して十分な改善を施すことができなかった。また、これらヒストグラム調整や濃度補正、イメージ調整等を通じてユーザが逆光画像に対して調整(補正)を施すのはきわめて難しかった。このようなことから、逆光画像に対しても十分な調整(補正)を施すことができるようにするために、逆光画像の補正機能を備える必要がある。
そこで、本実施形態では、対象となる画像について逆光画像であるか否かを判定せずに、その画像に対して逆光補正処理を施す方法を提案する。ここでは、次のようにして逆光補正処理を実行する。以下にここで行われる逆光補正処理について詳しく説明する。
本実施形態では、図5にて説明したユーザインターフェイスのメインのダイアログボックス100において「逆光補正のチェックボックス130E」がユーザによりチェックされたときに、スキャナドライバは、画像読み取り装置10により読み取った画像に対して逆光補正処理を施す。なお、ここで、スキャナドライバが逆光補正処理を施す画像は、前述したヒストグラム調整や濃度補正、イメージ調整等によって自動的にまたはユーザにより調整(補正)が行われた画像である。本実施形態では、スキャナドライバは、画像読み取り装置10により読み取った画像が逆光画像か否かに関わらず、画像読み取り装置10により読み取った画像に対して逆光補正処理を施す。このように画像読み取り装置10により読み取った画像に対して逆光補正処理を施すスキャナドライバが実行されるコンピュータ装置20は、「逆光画像補正装置」に相当する。
<ヒストグラムの生成>
図14は、スキャナドライバにより生成されるヒストグラムの一例について説明したものである。このヒストグラムは、その横軸に画素の濃度値が設定され、またその縦軸に画素の数が設定されている。そして、このヒストグラムでは、グラフの横軸の濃度値ごとにそれぞれ画素の数を表す長方形状の棒グラフが形成され、これら棒グラフが横方向に相互につなぎ合わされて、全体がある形状を持つ領域を有するグラフを形成している。このヒストグラムから、濃度値別に画素の分布状況が把握することができる。
このようにしてレッド(R)、グリーン(G)およびブルー(B)の3色のヒストグラムのデータを生成した後、スキャナドライバは、次に、これら3色のヒストグラムのデータに基づき、各色のヒストグラムにより表される領域をそれぞれ2つ以上の小領域に区分する処理を実行する。ここで、スキャナドライバは、各色のヒストグラムにより表される領域を濃度値の大きさ別に区分する。これにより、2つ以上の小領域は、例えば、図14に示すように、各色のヒストグラムの縦軸の方向に沿ってある濃度値に対応して設けられた境界ラインによって区分され、各色のヒストグラムの横軸の方向に沿って並んで配置される。ここでは、3色のヒストグラムにより表される領域をそれぞれ4つの小領域Ry1、Ry2、Ry3、Ry4に区分した場合を例にして説明する。
このようにしてレッド(R)、グリーン(G)およびブルー(B)の3色のヒストグラムにより表される領域をそれぞれ4つの小領域、即ち第1〜第4小領域Ry1、Ry2、Ry3、Ry4に区分した後、スキャナドライバは、次に、これら4つの小領域、即ち第1〜第4小領域Ry1、Ry2、Ry3、Ry4の中から少なくとも1つの小領域を属性情報を取得するために選出する。本実施形態では、第1〜第4小領域Ry1、Ry2、Ry3、Ry4の中から3つの小領域(第1〜第3小領域)Ry1、Ry2、Ry3を選出する。ここで、3つの小領域(第1〜第3小領域)Ry1、Ry2、Ry3の選出は、各色別に行われる。すなわち、レッド(R)、グリーン(G)およびブルー(B)の各色のヒストグラムからそれぞれ第1〜第3小領域Ry1、Ry2、Ry3を選出する。
このようにして第1〜第4小領域Ry1、Ry2、Ry3、Ry4の中から3つの小領域、即ち第1〜第3小領域Ry1、Ry2、Ry3を属性情報を取得するために各色別に選出した後、スキャナドライバは、次に、これら選出した第1〜第3小領域Ry1、Ry2、Ry3についてそれぞれ属性情報を取得する。ここで、スキャナドライバは、選出した第1〜第3小領域Ry1、Ry2、Ry3についてそれぞれ各色別に属性情報を取得する。なお、属性情報とは、選出された第1〜第3小領域Ry1、Ry2、Ry3がそれぞれ持っている性質や特徴に関する情報のことである。具体的には、選出された第1〜第3小領域Ry1、Ry2、Ry3を占める画素の濃度値の平均値や、選出された第1〜第3小領域Ry1、Ry2、Ry3を占める画素の濃度値の上限値または下限値、さらに、選出された第1〜第3小領域Ry1、Ry2、Ry3に隣接する小領域との間の境界線に対応する濃度値、この他に、選出された第1〜第3小領域Ry1、Ry2、Ry3の面積の大きさ等がある。
このようにしてレッド(R)、グリーン(G)およびブルー(B)の3色のヒストグラムにより表される領域をそれぞれ4つの小領域、即ち第1〜第4小領域Ry1、Ry2、Ry3、Ry4に区分して、その中から3つの小領域、即ち第1〜第3小領域Ry1、Ry2、Ry3を選出して、これら第1〜第3小領域Ry1、Ry2、Ry3について属性情報として、これら第1〜第3小領域Ry1、Ry2、Ry3を占める画素の濃度値の平均値AVr1、AVr2、AVr3、AVg1、AVg2、AVg3、AVb1、AVb2、AVb3を取得した後、スキャナドライバは、次に、ここで取得した第1〜第3小領域Ry1、Ry2、Ry3の各色の平均値AVr1、AVr2、AVr3、AVg1、AVg2、AVg3、AVb1、AVb2、AVb3に基づき、画像読み取り装置10により読み取った画像に対して逆光補正処理を施すための補正情報を生成する。以下に本実施形態における補正情報の生成方法について説明する。
本実施形態では、レッド(R)、グリーン(G)およびブルー(B)の3色のヒストグラムから得られた第1〜第3小領域Ry1、Ry2、Ry3を占める画素の各色別の濃度値の平均値AVr1、AVr2、AVr3、AVg1、AVg2、AVg3、AVb1、AVb2、AVb3に基づき、スキャナドライバは、第1〜第3小領域Ry1、Ry2、Ry3についてそれぞれ各領域Ry1、Ry2、Ry3を占める画素の輝度の平均値Yav1、Yav2、Yav3を取得する。ここで、スキャナドライバは、例えば、次の式(7)〜(9)等を用いることによって、第1〜第3小領域Ry1、Ry2、Ry3を占める画素の輝度の平均値Yav1、Yav2、Yav3を取得する。
Yav1=1/5×AVr1+3/5×AVg1+1/5×AVb1 ………(7)
Yav2=1/5×AVr2+3/5×AVg2+1/5×AVb2 ………(8)
Yav3=1/5×AVr3+3/5×AVg3+1/5×AVb3 ………(9)
なお、ここでは、式(7)〜(9)について、レッド(R)、グリーン(G)およびブルー(B)の各色の比率が、「1:3:1」の場合を例にして示したが、これ以外の比率に設定されても良い。
スキャナドライバは、これらの式(7)〜(9)等を利用して、第1〜第3小領域Ry1、Ry2、Ry3を占める画素の輝度の平均値Yav1、Yav2、Yav3を取得する。
Yav0=(Yav1+Yav2+Yav3)/3 …………(10)
このようにしてスキャナドライバは、画像読み取り装置10により読み取った画像の全体の輝度の平均値Yav0を取得する。
スキャナドライバは、このように第1〜第3小領域Ry1、Ry2、Ry3を占める画素の輝度の平均値Yav1、Yav2、Yav3を取得し、さらに画像読み取り装置10により読み取った画像の全体の輝度の平均値Yav0を取得した後、目標値を取得する。この目標値は、画像読み取り装置10により読み取られた画像に対して逆光補正処理を施すために取得される値であり、その逆光補正処理の概要を決定する上で目標となる値となる。本実施形態では、この目標値として、2つの目標値Ym1、Ym2が取得される。1つの目標値Ym1は、第1小領域Ry1に対応して取得されるもので、第1小領域Ry1を占める画素の輝度の平均値の目標値を示す。また、もう1つの目標値Ym2は、第2小領域Ry2に対応して取得されるもので、第2小領域Ry2を占める画素の輝度の平均値の目標値を示す。なお、この他に、第3小領域Ry3に対応する目標値Ym3が取得される。この第3小領域Ry3に対応する目標値Ym3については、後で詳しく説明する。
スキャナドライバは、このようにして取得した2つの目標値Ym1、Ym2に基づき、補正情報を生成する。この補正情報は、画像読み取り装置10により読み取られた画像に対してスキャナドライバが逆光補正処理を施すための情報である。本実施形態では、スキャナドライバが逆光補正処理として前述した「濃度補正」を実行する。このことから、本実施形態では、スキャナドライバが、補正情報として、「濃度補正」における設定情報を生成する。以下に「濃度補正」における設定情報の生成方法について詳しく説明する。
前述した3つのポイントPs1、Ps2、Ps3の各入力値『X1』、『X2』、『X3』の他の設定方法としては、次のような方法がある。すなわち、例えば、第1〜第3小領域Ry1、Ry2、Ry3を占める画素の輝度の平均値Yav1、Yav2、Yav3を考慮して設定しても良い。つまり、これら3つのポイントPs1、Ps2、Ps3の入力値『X1』、『X2』、『X3』を第1〜第3小領域Ry1、Ry2、Ry3を占める画素の輝度の平均値Yav1、Yav2、Yav3に反映させる。具体的には、次のような設定方法がある。
そして、スキャナドライバは、このようにして補正情報として生成した、「濃度補正」におけるトーンカーブTcを調整するための3つのポイントPs1、Ps2、Ps3に関する情報に基づき、画像読み取り装置10により読み取られた画像に対して逆光補正処理を施す。なお、本実施形態では、スキャナドライバは、「逆光補正処理部」に相当する。具体的には、図11にて説明した調整手順における「濃度補正」において、補正情報として生成された3つのポイントPs1、Ps2、Ps3に関する情報に基づき調整されたトーンカーブTcに基づき、画像読み取り装置10により読み取られた画像を構成する各画素のデータの各色の濃度値を変換する。これによって、スキャナドライバは、画像読み取り装置10により読み取られた画像に対して逆光補正処理を施す。
前述した判定方法では、レッド(R)、グリーン(G)およびブルー(B)の3色のヒストグラムにより表される領域をそれぞれ4つの小領域、即ち第1〜第4小領域Ry1、Ry2、Ry3、Ry4に区分していたが、必ずしもこのように4つの小領域Ry1、Ry2、Ry3、Ry4に区分する必要はない。つまり、レッド(R)、グリーン(G)およびブルー(B)の3色のヒストグラムにより表される領域は、少なくとも2つ以上の小領域に区分されれば良く、3つの小領域に区分されても良く、また5つ以上の小領域に区分されても良い。
以上、本実施形態にあっては、画像読み取り装置10により読み取られた画像を構成する各画素のデータに基づき、レッド(R)、グリーン(G)およびブルー(B)の3色のヒストグラムを生成して、これらのヒストグラムにより表される領域をそれぞれ4つの小領域、即ち第1〜第4小領域Ry1、Ry2、Ry3、Ry4に区分して、これら4つの小領域Ry1、Ry2、Ry3、Ry4の中から3つの小領域、即ち第1〜第3小領域Ry1、Ry2、Ry3を各色別に選出して、これら第1〜第3小領域Ry1、Ry2、Ry3からそれぞれ属性情報を取得して、これらの属性情報に基づき、逆光補正処理を施すための補正情報を生成して、この補正情報に基づき、画像読み取り装置10により読み取られた画像に対して逆光補正処理を施すから、画像読み取り装置10により読み取られた画像に対して適切な逆光補正処理を施すことができる。
このような画像読み取り装置10にあっては、印刷装置に搭載されても良い。図19は、このような画像読み取り装置10を備えた印刷装置220の構成例を説明したものである。この印刷装置220は、原稿から画像を読み取って画像データを生成するスキャナ機能と、ホストコンピュータ248から送られてきた印刷データに基づき印刷用紙等の各種媒体に印刷を施すプリンタ機能と、原稿から読み取った画像を媒体に印刷して複写するローカルコピー機能とを備えた複合装置である。この印刷装置220は、原稿から画像を読み取るスキャナ部222(スキャナ制御部238を含め、ここでいう「画像読み取り装置10」に相当する)と、印刷用紙等の媒体Sに印刷を施すプリンタ部224とを備えている。
以上、本発明について画像読み取りシステムの一実施形態を例にして説明したが、上記の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更または改良され得るとともに、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
前述した実施の形態では、逆光補正処理が施される画像として、画像読み取り装置10により読み取られた画像を例にして説明したが、ここでいう「画像」としては、どのような画像であっても良い。例えば、具体的には、デジタルカメラ等により撮影された画像などであっても良い。また、画像の形式としては、どのようなタイプであっても良く、例えば、JPEG形式やビットマップ形式、YUV形式等の各種形式により表現される画像であっても良い。
前述した実施の形態では、「濃度値」として、256階調にて表現される濃度値、即ち例えば「0」〜「255」の値を取り得る濃度値を例にして説明したが、ここでいう「濃度値」にあっては、このような濃度値には限らない。すなわち、ここでいう「濃度値」にあっては、画像を構成する各画素の濃淡を表現するためのデータであればどのような濃度値であっても良い。なお、この「濃度値」には、YUV形式等により表される輝度の濃度値も含まれる。
前述した実施の形態では、「ヒストグラムのデータ」として、レッド(R)、グリーン(G)およびブルー(B)の3色のヒストグラムのデータが生成されていたが、ここでいう「ヒストグラムのデータ」にあっては、必ずしもこれらレッド(R)、グリーン(G)およびブルー(B)の3色のヒストグラムのデータが生成される場合には限られない。つまり、少なくとも2種類以上の異なる色のヒストグラムのデータが「ヒストグラムのデータ」として生成されても良く、また、1種類の色のヒストグラムのデータ、例えばブラック(『黒』)のヒストグラムのデータが、「ヒストグラムのデータ」として生成されても良い。
前述した実施の形態では、「ヒストグラムデータ生成部」として、スキャナドライバが、判定対象となる画像、即ちここでは画像読み取り装置10により読み取られた画像を構成する画素のデータに基づき、ヒストグラムのデータを生成していたが、ここでいう「ヒストグラムデータ生成部」にあっては、必ずしもこのようなスキャナドライバである必要はない。つまり、ここでいう「ヒストグラムデータ生成部」にあっては、判定対象となる画像を構成する画素のデータに基づき、ヒストグラムのデータを生成するのであれば、どのようなタイプの「ヒストグラムデータ生成部」であっても構わない。
前述した実施の形態では、「属性情報取得部」として、スキャナドライバが、レッド(R)、グリーン(G)およびブルー(B)の各色のヒストグラムにより表される領域を濃度値の大きさ別に2つ以上の小領域に区分して、これら2つ以上の小領域の中から少なくとも1つの小領域を選出して、この選出した小領域から属性情報を取得していたが、ここでいう「属性情報取得部」にあっては、必ずしもこのようなスキャナドライバである必要はない。つまり、ここでいう「属性情報取得部」にあっては、前述したような手法により属性情報を取得するのであれば、どのようなタイプの「属性情報取得部」であっても構わない。
前述した実施の形態では、逆光補正処理として、「濃度補正」が実行される関係により、補正情報として、「濃度補正」におけるトーンカーブTcを調整するための任意のポイントに関する設定情報を生成していたが、必ずしもこのような設定情報が補正情報として生成される場合には限られない。つまり、画像に対して逆光補正処理を施すための補正情報であれば、どのようなタイプの補正情報が生成されても構わない。
前述した実施の形態では、「補正情報生成部」として、スキャナドライバが、補正情報として、「濃度補正」におけるトーンカーブTcを調整するための任意のポイントに関する設定情報を生成していたが、ここでいう「補正情報生成部」にあっては、必ずしもこのようなスキャナドライバである必要はない。つまり、ここでいう「補正情報生成部」にあっては、画像に対して逆光補正処理を施すための補正情報を取得するのであれば、どのようなタイプの「補正情報生成部」であっても構わない。
前述した実施の形態では、「逆光補正処理部」として、スキャナドライバが、画像読み取り装置により読み取られた画像に対して逆光補正処理を施していたが、ここでいう「逆光補正処理部」にあっては、必ずしもこのようなスキャナドライバである必要はない。つまり、ここでいう「逆光補正処理部」にあっては、画像に対して逆光補正処理を施すのであれば、どのようなタイプの「逆光補正処理部」であっても構わない。
前述した実施の形態では、「画像読み取り装置」として、画像を読み取るイメージセンサ50が、原稿台12にセットされた原稿15に対して相対的に移動するキャリッジ40に設けられた画像読み取り装置を例にして説明したが、ここでいう「画像読み取り装置」にあっては、必ずしもこのようなタイプの「画像読み取り装置」には限られない。つまり、原稿から画像を読み取る装置であれば、どのようなタイプの装置もここでいう「画像読み取り装置」に含まれる。すなわち、ここでいう「画像読み取り装置」にあっては、原稿15が画像を読み取るイメージセンサ50に対して相対的に移動して原稿15から画像を読み取るような画像読み取り装置も含まれる。
前述した実施の形態では、「印刷装置」として、原稿15から画像を読み取って画像データを生成する画像読み取り部(スキャナ部222)と、媒体に対して印刷を施す印刷部(プリンタ部224)とを備えた「複合装置」の場合を例にして説明したが、ここでいう「印刷装置」にあっては、必ずしもこのように画像読み取り部(スキャナ部222(スキャナ制御部238や画像処理部240等も含む))を備えている必要はない。すなわち、ここでいう「印刷装置」としては、媒体に対して印刷を施す印刷部を少なくとも備えていれば良い。
14 原稿台カバー、15 原稿、18 ヒンジ部、20 コンピュータ装置、
22 コンピュータ本体、24 表示装置、26 入力装置、
28 FDドライブ装置、30 CD−ROMドライブ装置、32 読み取り装置、
34 キーボード、36 マウス、40 キャリッジ、42 駆動機構、
44 ガイド、46 露光ランプ、48 レンズ、50 イメージセンサ、
52 制御部、54 タイミングベルト、55 プーリ、56 プーリ、
58 駆動モータ、60 コントローラ、62 モータ制御部、64 ランプ制御部、
66 センサ制御部、68 AFE(Analog Front End)部、
70 デジタル処理回路、72 インターフェイス回路、
74 アナログ信号処理回路、76 A/D変換回路、
80 CPU、82 メモリ、84 HDD(ハードディスクドライブ装置)、
86 操作入力部、88 表示制御部、90 外部通信部、92 バス、
100 ダイアログボックス、102 『モード選択欄』、104 『設定保存』、
106 『原稿設定欄』、108 『出力設定欄』、110 『調整欄』、
112 「原稿種」、114 「読み込み装置」、116 「自動露出」、
118 「イメージタイプ」、120 「解像度」、122 「原稿サイズ」、
124 「出力サイズ」、126 「スキャンボタン」、
127 「プレビューボタン」、128A ボタン、128B ボタン、
128C ボタン、128D ボタン、128E ボタン、
130A チェックボックス、130B チェックボックス、
130C チェックボックス、130D チェックボックス、
130E チェックボックス、131 ダイアログボックス、
132 ヒストグラム表示欄、134 トーンカーブ表示欄、
136 グレーバランス調整欄、138 チャンネル欄、
140A スライダー、140B スライダー、140C スライダー、
142A 数値入力欄、142B 数値入力欄、142C 数値入力欄、
142D 数値入力欄、142E 数値入力欄、143A スポイトボタン、
143B スポイトボタン、143C スポイトボタン、
144A 端部カーブ形状変更ボタン、144B 端部カーブ形状変更ボタン、
145 スライダー、150 ダイアログボックス、152 トーンカーブ表示部、
154 チャンネル欄、156A 数値入力欄、156B 数値入力欄、
158 濃度補正設定保存欄、160 ダイアログボックス、
162A スライダー、162B スライダー、162C スライダー、
162D スライダー、162E スライダー、162F スライダー、
164A 数値入力欄、164B 数値入力欄、164C 数値入力欄、
164D 数値入力欄、164E 数値入力欄、164F 数値入力欄、
220 印刷装置、222 スキャナ部、
224 プリンタ部、226 制御部、228 CPU、230 メモリ、
232 外部通信インターフェイス、234 操作入力インターフェイス、
236 表示制御部、238 スキャナ制御部、240 画像処理部、
242 プリンタ制御部、244 カードインターフェイス、
246 バス、248 ホストコンピュータ、250 操作ボタン、
252 液晶ディスプレイ、254 カードリーダー部
Claims (17)
- (A)画像を構成する画素のデータに基づき、前記画素の各色の濃度値に対する前記画素の数の分布を表わす各色別のヒストグラムのデータを生成するヒストグラムデータ生成部と、
(B)前記ヒストグラムデータ生成部により生成された前記各色別のヒストグラムのデータに基づき、前記各色別のヒストグラムにより表される領域をそれぞれ前記濃度値の大きさ別に2つ以上の小領域に区分して、これら2つ以上の小領域の中から少なくとも1つの小領域を選出して、当該小領域に関する属性情報を各色別に取得する属性情報取得部と、
(C)前記属性情報取得部により取得された各色別の前記属性情報に基づき、前記画像に対して逆光補正処理を施すための補正情報を生成する補正情報生成部と、
(D)前記補正情報生成部により生成された前記補正情報に基づき、前記画像に対して前記逆光補正処理を施す逆光補正処理部と、
(E)を備えた逆光画像補正装置であって、
(F)前記属性情報取得部は、前記属性情報として、前記少なくとも1つの小領域についてそれぞれ前記濃度値の平均値を各色別に取得し、
(G)前記補正情報生成部は、前記属性情報取得部により取得された各色別の前記濃度値の平均値に基づき、前記少なくとも1つの小領域を占める画素の輝度の平均値と、前記画像の全体の輝度の平均値とを加算して得られた加算値に応じた前記補正情報を生成する
ことを特徴とする逆光画像補正装置。 - 前記各色別のヒストグラムのデータとして、レッド、グリーンおよびブルーの各色のヒストグラムデータが前記ヒストグラムデータ生成部により生成されることを特徴とする請求項1に記載の逆光画像補正装置。
- 前記2つ以上の小領域には、相互に面積の等しい2つ以上の小領域が含まれることを特徴とする請求項1または2に記載の逆光画像補正装置。
- 前記2つ以上の小領域には、前記画素の数が相互に等しい2つ以上の小領域が含まれることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の逆光画像補正装置。
- 前記2つ以上の小領域には、前記画素の数および面積のうちの少なくともいずれか一方が相互に等しい2つ以上の小領域が含まれ、
前記属性情報取得部は、前記画素の数および面積のうちの少なくともいずれか一方が相互に等しい2つ以上の小領域からそれぞれ前記属性情報を取得することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の逆光画像補正装置。 - 前記補正情報生成部は、前記小領域を占める画素の輝度の平均値に対応する小領域とは別の小領域の前記補正情報を、前記加算値に基づいて生成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の逆光画像補正装置。
- 前記小領域を占める画素の輝度の平均値に対応する前記小領域は、前記2つ以上の小領域の中で前記濃度値が最も小さい小領域であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の逆光画像補正装置。
- 前記逆光補正処理部は、前記補正情報に基づき前記逆光補正処理を施す際に、前記画像を構成する各画素の濃度値を変換することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の逆光画像補正装置。
- 前記補正情報生成部は、前記補正情報として、前記逆光補正処理部により変換される前の濃度値と、前記逆光補正処理部により変換された後の濃度値との対応関係に関する情報を生成することを特徴とする請求項8に記載の逆光画像補正装置。
- (A)画像を構成する画素のデータに基づき、前記画素の濃度値に対する前記画素の数の分布を表わすヒストグラムのデータを生成するヒストグラムデータ生成部と、
(B)前記ヒストグラムデータ生成部により生成された前記ヒストグラムのデータに基づき、前記ヒストグラムにより表される領域をそれぞれ前記濃度値の大きさ別に2つ以上の小領域に区分して、これら2つ以上の小領域の中から少なくとも1つの小領域を選出して、当該小領域に関する属性情報を取得する属性情報取得部と、
(C)前記属性情報取得部により取得された前記属性情報に基づき、前記画像に対して逆光補正処理を施すための補正情報を生成する補正情報生成部と、
(D)前記補正情報生成部により生成された前記補正情報に基づき、前記画像に対して前記逆光補正処理を施す逆光補正処理部と、
(E)を備えた逆光画像補正装置であって、
(F)前記属性情報取得部は、前記属性情報として、前記少なくとも1つの小領域についてそれぞれ前記濃度値の平均値を取得し、
(G)前記補正情報生成部は、前記属性情報取得部により取得された前記濃度値の平均値に基づき、前記少なくとも1つの小領域を占める画素の輝度の平均値と、前記画像の全体の輝度の平均値とを加算して得られた加算値に応じた前記補正情報を生成する
ことを特徴とする逆光画像補正装置。 - (A)画像を構成する画素のデータに基づき、前記画素の各色の濃度値に対する前記画素の数の分布を表わす各色別のヒストグラムのデータを生成するステップと、
(B)前記ヒストグラムデータ生成部により生成された前記各色別のヒストグラムのデータに基づき、前記各色別のヒストグラムにより表される領域をそれぞれ前記濃度値の大きさ別に2つ以上の小領域に区分するステップと、
(C)前記2つ以上の小領域の中から少なくとも1つの小領域を選出して、当該小領域に関する属性情報として、前記濃度値の平均値を各色別に取得するステップと、
(D)取得した各色別の前記濃度値の平均値に基づき、前記少なくとも1つの小領域を占める画素の輝度の平均値と、前記画像の全体の輝度の平均値とを加算して得られた加算値に応じた前記補正情報を生成するステップと、
(E)生成した前記補正情報に基づき、前記画像に対して前記逆光補正処理を施すステップと、
(F)を有することを特徴とする逆光画像補正方法。 - (A)逆光画像補正装置において実行される逆光画像補正プログラムであって、
(B)画像を構成する画素のデータに基づき、前記画素の各色の濃度値に対する前記画素の数の分布を表わす各色別のヒストグラムのデータを生成するステップと、
(C)前記ヒストグラムデータ生成部により生成された前記各色別のヒストグラムのデータに基づき、前記各色別のヒストグラムにより表される領域をそれぞれ前記濃度値の大きさ別に2つ以上の小領域に区分するステップと、
(D)前記2つ以上の小領域の中から少なくとも1つの小領域を選出して、当該小領域に関する属性情報として、前記濃度値の平均値を各色別に取得ステップと、
(E)取得した各色別の前記濃度値の平均値に基づき、前記少なくとも1つの小領域を占める画素の輝度の平均値と、前記画像の全体の輝度の平均値とを加算して得られた加算値に応じた前記補正情報を生成するステップと、
(F)生成した前記補正情報に基づき、前記画像に対して前記逆光補正処理を施すステップと、
(G)を実行することを特徴とする逆光画像補正プログラム。 - 前記補正情報を生成するステップの際に、前記小領域を占める画素の輝度の平均値に対応する小領域とは別の小領域の前記補正情報を、前記加算値に基づいて生成することを特徴とする請求項12に記載の逆光画像補正プログラム。
- 前記小領域を占める画素の輝度の平均値に対応する前記小領域は、前記2つ以上の小領域の中で前記濃度値が最も小さい小領域であることを特徴とする請求項13に記載の逆光画像補正プログラム。
- (A)原稿から画像を読み取る画像読み取り部と、
(B)前記画像読み取り部により読み取られた画像を構成する画素のデータに基づき、前記画素の各色の濃度値に対する前記画素の数の分布を表わす各色別のヒストグラムのデータを生成するヒストグラムデータ生成部と、
(C)前記ヒストグラムデータ生成部により生成された前記各色別のヒストグラムのデータに基づき、前記各色別のヒストグラムにより表される領域をそれぞれ前記濃度値の大きさ別に2つ以上の小領域に区分して、これら2つ以上の小領域の中から少なくとも1つの小領域を選出して、当該小領域に関する属性情報を各色別に取得する属性情報取得部と、
(D)前記属性情報取得部により取得された各色別の前記属性情報に基づき、前記画像に対して逆光補正処理を施すための補正情報を生成する補正情報生成部と、
(E)前記補正情報生成部により生成された前記補正情報に基づき、前記画像に対して前記逆光補正処理を施す逆光補正処理部と、
(F)を備えた画像読み取り装置であって、
(G)前記属性情報取得部は、前記属性情報として、前記少なくとも1つの小領域についてそれぞれ前記濃度値の平均値を各色別に取得し、
(H)前記補正情報生成部は、前記属性情報取得部により取得された各色別の前記濃度値の平均値に基づき、前記少なくとも1つの小領域を占める画素の輝度の平均値と、前記画像の全体の輝度の平均値とを加算して得られた加算値に応じた前記補正情報を生成する
ことを特徴とする画像読み取り装置。 - (A)原稿から画像を読み取るステップと、
(B)読み取った画像を構成する画素のデータに基づき、前記画素の各色の濃度値に対する前記画素の数の分布を表わす各色別のヒストグラムのデータを生成するステップと、
(C)前記ヒストグラムデータ生成部により生成された前記各色別のヒストグラムのデータに基づき、前記各色別のヒストグラムにより表される領域をそれぞれ前記濃度値の大きさ別に2つ以上の小領域に区分するステップと、
(D)前記2つ以上の小領域の中から少なくとも1つの小領域を選出して、当該小領域に関する属性情報として、前記濃度値の平均値を各色別に取得するステップと、
(E)取得した各色別の前記濃度値の平均値に基づき、前記少なくとも1つの小領域を占める画素の輝度の平均値と、前記画像の全体の輝度の平均値とを加算して得られた加算値に応じた前記補正情報を生成するステップと、
(F)生成した前記補正情報に基づき、前記画像に対して前記逆光補正処理を施すステップと、
(G)を有することを特徴とする画像読み取り方法。 - (A)画像を媒体に印刷する印刷部と、
(B)前記印刷部により前記画像が印刷される前に、前記画像を構成する画素のデータに基づき、前記画素の各色の濃度値に対する前記画素の数の分布を表わす各色別のヒストグラムのデータを生成するヒストグラムデータ生成部と、
(C)前記ヒストグラムデータ生成部により生成された前記各色別のヒストグラムのデータに基づき、前記各色別のヒストグラムにより表される領域をそれぞれ前記濃度値の大きさ別に2つ以上の小領域に区分して、これら2つ以上の小領域の中から少なくとも1つの小領域を選出して、当該小領域に関する属性情報を各色別に取得する属性情報取得部と、
(D)前記属性情報取得部により取得された各色別の前記属性情報に基づき、前記画像に対して逆光補正処理を施すための補正情報を生成する補正情報生成部と、
(E)前記補正情報生成部により生成された前記補正情報に基づき、前記画像に対して前記逆光補正処理を施す逆光補正処理部と、
(F)を備えた印刷装置であって、
(G)前記属性情報取得部は、前記属性情報として、前記少なくとも1つの小領域についてそれぞれ前記濃度値の平均値を各色別に取得し、
(H)前記補正情報生成部は、前記属性情報取得部により取得された各色別の前記濃度値の平均値に基づき、前記少なくとも1つの小領域を占める画素の輝度の平均値と、前記画像の全体の輝度の平均値とを加算して得られた加算値に応じた前記補正情報を生成する
ことを特徴とする印刷装置。
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