JP2007124287A - 画像調整方法、画像調整装置および画像調整プログラム - Google Patents

画像調整方法、画像調整装置および画像調整プログラム Download PDF

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JP2007124287A JP2005313947A JP2005313947A JP2007124287A JP 2007124287 A JP2007124287 A JP 2007124287A JP 2005313947 A JP2005313947 A JP 2005313947A JP 2005313947 A JP2005313947 A JP 2005313947A JP 2007124287 A JP2007124287 A JP 2007124287A
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禎子 塙
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Abstract

【課題】モアレ除去やエッジ強調などの画像パラメータの設定を効率的に行う。
【解決手段】黒以外の色で描かれた画像データ100に対し、モアレ除去パラメータの値
を固定にしてエッジ強調パラメータの値を変移させ、エッジ強調パラメータの値を求める
エッジ強調工程と、所定の線数のモアレを含む画像データ110に対し、エッジ強調パラ
メータの値を固定にしてモアレ除去パラメータの値を変移させ、モアレ除去パラメータの
値を求めるモアレ除去工程と、からなり、モアレ除去パラメータの値を初期値に設定し、
第1のエッジ強調パラメータを求めるエッジ強調工程S100を行い、エッジ強調パラメ
ータとして第1のエッジ強調パラメータを設定し、第1のモアレ除去パラメータを求める
モアレ除去工程S110を行い、モアレ除去パラメータとして第1のモアレ除去パラメー
タを設定し、第2のエッジ強調パラメータを求めるエッジ強調工程S120を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、原稿から読みとった画像に対してモアレを軽減させ、さらにエッジを強調さ
せる画像調整パラメータを原稿の種類毎に設定する画像調整方法、画像調整装置および画
像調整プログラムに関する。
反射原稿スキャナ等の入力装置と、デジタルプリンタとからなる画像形成システムを用
いて、入力装置から取り込んだ画像をデジタルプリンタで記録用紙にプリントすることが
知られている。デジタルプリンタとしては、銀塩写真式、熱現像感光材料式、熱記録式、
インクジェット式等が用いられる。
反射原稿スキャナは、中間調画像や文字を印刷した印刷物、写真プリント等の原稿に光
を照射し、原稿で反射した光をラインセンサで読みとって画像信号を出力するものである
。ラインセンサは、所定間隔で配列された多数の光電センサから構成されている。この反
射原稿スキャナから出力される画像信号に基づいて文字、中間調画像、図形等の画像をプ
リントすると、プリントされた画像にモアレ(干渉縞)が生じてしまうことがある。この
モアレは、各光電センサのピッチに応じて決まるサンプリング周波数と画像の空間周波数
との比率に起因して生じることが知られている。
原稿の内容としては写真画像等の中間調画像や文字等があるが、モアレは、画像の空間
周波数の高域部分、すなわち、中間調画像の細かな模様の部分で特に目立つ。このため、
従来のモアレ処理では、主として空間周波数の高域部分を減少させるローパスフィルタ(
LPF)を用いてモアレ処理を施して、再現された画像のモアレを軽減している。
しかしながら、従来のローパスフィルタを使用してモアレ処理をすると、空間周波数の
高域部分だけでなく、文字を表現する中域、低域部分まで減少させてしまうため、中間調
画像と文字とが混在する原稿では、中間調画像のモアレを除去することができるが、同時
に、文字部分の解像度が低下してぼやけてしまうことになる。そこで、中間調画像と文字
とが混在する原稿の場合には、中間調画像部分のモアレを除去するとともに文字部分がぼ
やけないようにするために、ローパスフィルタの特性曲線を微妙に調節することが必要で
あった。このように、モアレを軽減するための画像調整作業は、原稿の内容に応じて操作
が異なるため、誰でも簡単に行うことができなかった。また、画像調整のためのパラメー
タが複数あるため、多くの組み合わせが存在し、すべての組み合わせで画質を確認するこ
とは、工数もかかり困難であった。
この問題を解決するために、例えば特許文献1には、モアレを軽減する程度が異なる複
数のモアレ除去用のフイルタを用意し、原稿の内容に応じて複数のフイルタを選択的に切
り替えて、選択されたフイルタを使用してモアレを軽減する画像処理を施す方法が記載さ
れている。
特開2001−346044号公報
しかしながら、特許文献1では、原稿の内容に応じて複数のフイルタを用意しなければ
ならず、作業効率を上げることができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、原稿の種類に応じて、文字品
質を劣化させることなく、中間調画像のモアレを軽減することができる画像調整パラメー
タを効率的に決定できるようにした画像調整方法、画像調整装置および画像調整プログラ
ムを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の画像調整方法では、原稿を入力装置から読み込ん
だ画像データに対し、前記画像データのモアレを除去するためのモアレ除去パラメータと
、前記画像データのエッジを強調するためのエッジ強調パラメータと、からなる画像調整
パラメータをエッジ強調レベルおよびモアレ除去レベルの優先度に応じて調整し設定する
ための画像調整方法において、黒色以外の色で描かれた画像を前記入力装置から読み込ん
だ第1の画像データに対し、前記モアレ除去パラメータの値を固定にして前記エッジ強調
パラメータの値を変移させ、前記第1の画像データのエッジ部分の画素が黒くならない最
大の前記エッジ強調パラメータの値を求めるエッジ強調工程と、所定の線数のモアレを含
む画像を前記入力装置から読み込んだ第2の画像データに対し、エッジ強調パラメータの
値を固定にして前記モアレ除去パラメータの値を変移させ、前記第2の画像データのモア
レを除去できる前記モアレ除去パラメータの値を求めるモアレ除去工程と、からなり、第
1工程として、前記モアレ除去パラメータの値を初期値に設定し、前記エッジ強調パラメ
ータである第1のエッジ強調パラメータを求める前記エッジ強調工程を行い、続く第2工
程として、前記エッジ強調パラメータとして前記第1のエッジ強調パラメータを設定し、
前記モアレ除去パラメータである第1のモアレ除去パラメータを求める前記モアレ除去工
程を行い、続く第3工程として、前記モアレ除去パラメータとして前記第1のモアレ除去
パラメータを設定し、前記エッジ強調パラメータである第2のエッジ強調パラメータを求
める前記エッジ強調工程を行う、ことを要旨とする。
この構成によれば、写真などの自然画で主に描かれた原稿に対し、中間調画像のモアレ
を軽減することができる最適な画像調整パラメータを3つの工程で効率的に決定できる。
また、本発明の画像調整方法では、原稿を入力装置から読み込んだ画像データに対し、
前記画像データのモアレを除去するためのモアレ除去パラメータと、前記画像データのエ
ッジを強調するためのエッジ強調パラメータと、前記画像データの無彩色を調整する無彩
色パラメータと、からなる画像調整パラメータをエッジ強調レベルおよびモアレ除去レベ
ルの優先度に応じて調整し設定するための画像調整方法において、黒色以外の色で描かれ
た画像を前記入力装置から読み込んだ第1の画像データに対し、前記モアレ除去パラメー
タの値と前記無彩色パラメータの値を固定にして前記モアレ除去パラメータの値を変移さ
せ、前記第1の画像データのエッジ部分の画素が黒くならない最大の前記エッジ強調パラ
メータの値を求めるエッジ強調工程と、所定の線数のモアレを含む画像を前記入力装置か
ら読み込んだ第2の画像データに対し、前記エッジ強調パラメータの値と前記無彩色パラ
メータの値を固定にして前記モアレ除去パラメータの値を変移させ、前記第2の画像デー
タのモアレを除去できる前記モアレ除去パラメータの値を求めるモアレ除去工程と、黒文
字のみで描かれた画像を前記入力装置から読み込んだ第3の画像データに対し、前記モア
レ除去パラメータの値と前記エッジ強調パラメータの値を固定にして前記無彩色パラメー
タの値を変移させ、前記第3の画像データの黒文字が全て無彩色となる前記無彩色パラメ
ータの値を求める無彩色チェック工程と、からなり、第1工程として、前記モアレ除去パ
ラメータの値を初期値に設定し、前記無彩色パラメータの値を初期値に設定し、前記エッ
ジ強調パラメータである第1のエッジ強調パラメータを求める前記エッジ強調工程を行い
、続く第2工程として、前記エッジ強調パラメータとして前記第1のエッジ強調パラメー
タを設定し、前記モアレ除去パラメータである第1のモアレ除去パラメータを求める前記
モアレ除去工程を行い、続く第3工程として、前記モアレ除去パラメータとして前記第1
のモアレ除去パラメータを設定し、前記エッジ強調パラメータである第2のエッジ強調パ
ラメータを求める前記エッジ強調工程を行い、続く第4工程として、前記モアレ除去パラ
メータとして前記第1のモアレ除去パラメータを設定し、前記エッジ強調パラメータとし
て前記第2のエッジ強調パラメータを設定し、前記無彩色パラメータである第1の無彩色
パラメータを求める前記無彩色チェック工程を行い、続く第5工程として、前記モアレ除
去パラメータとして前記第1のモアレ除去パラメータを設定し、前記無彩色パラメータと
して前記第1の無彩色パラメータを設定し、前記エッジ強調パラメータである第3のエッ
ジ強調パラメータを求める前記エッジ強調工程を行う。
この構成によれば、文字や線で描かれた文書が優先される原稿に対し、文字品質を劣化
させることなく、中間調画像のモアレを軽減することができる最適な画像調整パラメータ
を5つの工程で効率的に決定できる。
また、本発明の画像調整方法では、前記モアレ除去レベルを優先させる場合は、前記第
1工程から前記第3工程までの処理を行い、前記エッジ強調レベルを優先させる場合は、
前記第1工程から前記第5工程までの処理を行う。
この構成によれば、文字や線で描かれた文書が優先される原稿の場合は、文字品質を劣
化させることなく、写真などの自然画で主に描かれた原稿の場合は、中間調画像のモアレ
を軽減することができる最適な画像調整パラメータを少ない工程で効率的に決定できる。
次に、本発明に係る画像調整装置は、上述した画像調整方法により画像調整を行う。
この構成によれば、文字や線で描かれた文書が優先される原稿の場合は、文字品質を劣
化させることなく、写真などの自然画で主に描かれた原稿の場合は、中間調画像のモアレ
を軽減することができる最適な画像調整パラメータを少ない工程で効率的に決定できる。
また、本発明に係る画像調整プログラムは、上述した画像調整方法により画像調整を行
う。
この構成によれば、文字や線で描かれた文書が優先される原稿の場合は、文字品質を劣
化させることなく、写真などの自然画で主に描かれた原稿の場合は、中間調画像のモアレ
を軽減することができる最適な画像調整パラメータを少ない工程で効率的に決定できる。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。
(第1実施形態)
<画像調整装置の構成>
まず、第1実施形態に係る画像調整装置の構成について、図1を参照して説明する。図
1は、本発明に係る画像調整装置1の全体構成を示す図である。画像調整装置1は、図1
(A)に示すように複写装置10とパーソナルコンピュータ50から構成されている。図
1(B)は複写装置の外形を示した図である。図1(A)、(B)に示すように、複写装
置10は、スキャナ20とプリンタ40とそれらに接続されたコピー操作ユニット30と
によって構成されている。パーソナルコンピュータ50は、複写装置10のコピー操作ユ
ニット30とネートワークケーブルなどにより相互に接続されている。パーソナルコンピ
ュータ50のROMまたはハードディスク(図示しない)には、後述する本発明に係る画
像調整プログラムが格納されている。
図2は入力装置であるスキャナ20のブロック図である。スキャナ20は、ADF(Au
to Document Feeder)にセットされている原稿を原稿読取部に搬送し、その原稿上の画像
を読みとる装置である。このとき、読みとった画像は入力画像データによって表現され、
複数の画素によって画像を構成するとともに画素毎にRGB(レッド、グリーン、ブルー
)の各色濃度を階調表現している。スキャナ20は、CPU21、RAM22、ROM2
3を備えており、CPU21はRAM22をワークメモリとしながらROM23に格納さ
れた制御プログラムを実行する。これにより、スキャナ20における読取動作を実現する
具体的には、読取部24aが原稿に光を照射する光源(LED等)とその反射光を検出
するセンサ(CCD等)と原稿の搬送機構とを備えており、CPU21はデバイスコント
ローラ24を介して当該読取部24aを制御する。これにより、原稿の搬送および原稿上
に記録された内容のデジタルデータ化が行われる。すなわち、RGB毎の入力画像データ
が生成される。インターフェイス26は、接続線を介してコピー操作ユニット30へ各種
データを送信するインターフェイスであり、上記CPU21の処理によって入力画像デー
タや画像調整パラメータを送信する。
画像調整パラメータ保持部25には、スキャナ20による読取結果として得られる入力
画像データをL***表色系の座標値に変換するためのプロファイルが記録されている
。また、画像調整パラメータはスキャナ20にて読み取る原稿の種別毎に予め作成されて
おり、当該原稿の種別毎に保持されている。尚、画像調整パラメータ保持部25はプロフ
ァイルを示すデータを保持することができれば良く、マスクROMでも良いし、EEPR
OM等の書き換え可能なメモリであっても良い。
図3はコピー操作ユニット30のブロック図である。コピー操作ユニット30は、スキ
ャナ20と同様にCPU31、RAM32、ROM33のプログラム実行環境を備えてお
り、CPU31は、RAM32をワークメモリとしながらROM33に格納された制御プ
ログラムを実行する。コピー操作ユニット30は、ユーザに対してコピー条件等を提示し
、また、ユーザからの操作を受け付ける処理を担う。
このために、ハードディスクやEEPROM等の記憶手段によって構成されるデータ保
持部34および原稿種別や印刷用紙の大きさなどユーザに情報を提供する表示部35(L
CD等)とユーザ所望の情報を入力するための操作部36(押しボタンやタッチパネル等
)とを備えている。CPU31は、これら表示部35や操作部36に対する制御を行う他
、データ保持部34に保持されたデータとスキャナ20とプリンタ40に保持された画像
調整パラメータとを参照して補正処理を行う。
すなわち、データ保持部34には予め原稿の種別毎に閾値を示すデータ、明度変化の様
子を示す明度データが保持されており、CPU31はこれらのデータを参照する。さらに
、インターフェイス38を介してスキャナ20から画像調整パラメータを取得し、プリン
タインターフェイス37を介してプリンタ40から後述するプリンタプロファイルを取得
し、これらのデータに基づいて補正処理を行う。
また、外部インターフェィス39を介してスキャナ20で取得した入力画像データと画
像調整パラメータをパーソナルコンピュータ50に送信し、パーソナルコンピュータ50
から画像調整パラメータを取得する。
図4は、プリンタ40のブロック図である。同図において、CPU41は、RAM42
をワークメモリとして使用しながらROM43に格納された制御プログラムを実行する。
また、所定の画像処理は画像処理部44(カスタムIC等)によって実施され、印刷用紙
に対して記録材を記録する処理はデバイスコントローラ45およびプリントエンジン45
aによって実施される。
すなわち、CPU41は、コピー操作ユニット30からの指示に基づき、データの授受
処理を行い、適宜画像処理を実施させる処理を担っており、コピー操作ユニット30が出
力する出力画像データを取得すると、出力画像データに対する処理を画像処理部44に実
施させる。画像処理部44は、プロファイルを参照した色変換とハーフトーン処理を実施
するICであり、上記出力画像データが示す色を出力するための記録材量を特定したハー
フトーンデータを生成する。
尚、記録材の色は特に限定されないが、例えば、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロ
ー、ブラック)を採用可能である。この場合、画像処理部44は、RGB表色系の出力画
像データについて色変換し、CMYKの各色について記録材使用量に対応した階調値を生
成し、この階調値の階調数を減少させてハーフトーンデータを生成する。
プリントエンジン45aは、図示しない感光体ユニットや露光ユニット、現像ユニット
、印刷用紙の搬送ユニット等を備えており、ハーフトーンデータに従って、感光体にトナ
ーを転写し、さらに印刷用紙にトナーを転写して定着させることによって印刷を実行する

当該プリントエンジン45aはデバイスコントローラ45によって制御され、デバイス
コントローラ45は上記ハーフトーンデータを受け取って、当該ハーフトーンデータに従
って記録材を記録するように各ユニットを制御する。
画像処理部44による色変換処理は、EEPROM等のプロファイル保持部46に保持
されたプロファイルを参照しながら実施される。プロファイル保持部46には、印刷条件
に対応した2種類のプロファイルが記録されており、上記出力画像データ(RGB値)と
***表色系との座標値を対応づけたプリンタプロファイルと、当該出力画像データ
と記録材(トナー)の色を色成分とした色空間の座標値とを対応づけたトナー変換プロフ
ァイルとが記録されている。
画像処理部44は、上記トナー変換プロファイルを参照して、記録材の色を色成分とし
た色空間の座標値を取得する。この色変換の結果、上記出力画像データが示す色で画像を
形成するための記録材の使用量が特定される。プリンタプロファイルはCPU41の制御
によってコピー操作ユニット30に送信され、補正処理を行う。
<画像調整プログラムの構成>
次に、本実施形態の画像調整プログラムの構成について図5を参照して説明する。図5
は、本実施形態の画像調整プログラムを説明するフローチャートである。図5に示すよう
に画像調整プログラムは、エッジ強調工程100と、モアレ除去工程200と、無彩色チ
ェック工程300と、から構成されている。
また、エッジ強調工程100では、チェック用の画像として図6(A)に示す黒以外の
色で描かれた第1の画像データであるRGB画像データ110をスキャナ20から読み込
んでエッジ強調パラメータの調整を行う。また、モアレ除去工程200では、チェック用
の画像として図6(B)に示す所定の線数(日本仕様の場合175線、米国仕様の場合1
30線)のモアレを含む第2の画像データであるモアレ画像データ210をスキャナ20
から読み込んでモアレ除去パラメータの調整を行う。また、無彩色チェック工程300で
は、チェック用の画像として図6(C)に示す黒文字のみで描かれた第3の画像データで
ある白黒画像データ310をスキャナ20から読み込んで無彩色パラメータの調整を行う
図5において、sharpMaxは、エッジ強調パラメータであり、Edge_thr
_color_HとEdge_thr_color_Lは、それぞれモアレ除去パラメー
タの上限の閾値と下限の閾値であり、color_thr_Lは、無彩色パラメータの下
限の閾値である。
エッジ強調工程100は、RGB画像データ110をスキャナ20から読み込んだ画像
データをパーソナルコンピュータ50に転送し、モアレ除去パラメータEdge_thr
_color_H及びEdge_thr_color_Lと無彩色パラメータcolor
_thr_Lの値を固定にし、エッジ強調パラメータsharpMaxの値を調整し、画
像データのエッジ部分の画素のRGB値が黒に近い値(R≒0、G≒0、B≒0)になら
ないエッジ強調パラメータsharpMaxの最大値を求める。
モアレ除去工程200は、モアレ画像データ210をスキャナ20から読み込んだ画像
データをパーソナルコンピュータ50に転送し、エッジ強調パラメータsharpMax
と無彩色パラメータcolor_thr_Lの値を固定にし、モアレ除去パラメータEd
ge_thr_color_H及びEdge_thr_color_Lの値を調整し、画
像データのモアレが除去できるモアレ除去パラメータEdge_thr_color_H
及びEdge_thr_color_Lの値を求める。
無彩色チェック工程300は、白黒画像データ310をスキャナ20から読み込んだ画
像データをパーソナルコンピュータ50に転送し、モアレ除去パラメータEdge_th
r_color_H及びEdge_thr_color_Lとエッジ強調パラメータsh
arpMaxの値を固定にし、無彩色パラメータcolor_thr_Lの値を調整し、
画像データのすべての画素が無彩色となる無彩色パラメータcolor_thr_Lの値
を求める。
次に、図5を参照して画像調整プログラムの動作について説明する。画像調整プログラ
ムの処理は、原稿の種類毎にそれぞれ行い、原稿の種類毎に画像調整パラメータの値を求
める。原稿の種類は、文字や線で描かれた文書が優先される原稿と、写真などの自然画で
主に描かれた原稿などがある。文字や線で描かれた文書が優先される原稿の場合は、エッ
ジが強調され、写真などの自然画で主に描かれた原稿の場合は、モアレ除去が優先される
先ず、ステップS100(第1工程)では、モアレ除去パラメータの値をEdge_t
hr_color_H=255、Edge_thr_color_L=0、無彩色パラメ
ータの値をcolor_thr_L=0に設定し、エッジ強調工程100を行い、第1の
エッジ強調パラメータであるエッジ強調パラメータsharpMax=sharpMax
1を求める。
次に、ステップS110(第2工程)では、無彩色パラメータの値をcolor_th
r_L=0、エッジ強調パラメータの値をステップS100で求めたsharpMax=
sharpMax1に設定し、モアレ除去工程200を行い、第1のモアレ除去パラメー
タであるモアレ除去パラメータEdge_thr_color_H=Edge_thr_
color_H1、Edge_thr_color_L=Edge_thr_color
_L1を求める。
次に、ステップS120(第3工程)では、モアレ除去パラメータの値をステップS1
10で求めたEdge_thr_color_H=Edge_thr_color_H1
、Edge_thr_color_L=Edge_thr_color_L1、無彩色パ
ラメータの値をcolor_thr_L=0に設定し、エッジ強調工程100を行い、第
2のエッジ強調パラメータであるエッジ強調パラメータsharpMax=sharpM
ax2を求める。
次に、ステップS130では、原稿の種類が文字・線優先か否かを判定し、文字・線優
先の場合は、ステップS140に移行し、文字・線優先でない場合は、ステップS160
に移行する。
次に、ステップS140(第4工程)では、モアレ除去パラメータの値をステップS1
10で求めたEdge_thr_color_H=Edge_thr_color_H1
、Edge_thr_color_L=Edge_thr_color_L1、エッジ強
調パラメータの値をステップS120で求めたsharpMax=sharpMax2に
設定し、無彩色チェック工程300を行い、第1の無彩色パラメータである無彩色パラメ
ータの値color_thr_L=color_thr_L1を求める。
次に、ステップS150(第5工程)では、モアレ除去パラメータの値をステップS1
10で求めたEdge_thr_color_H=Edge_thr_color_H1
、Edge_thr_color_L=Edge_thr_color_L1、無彩色パ
ラメータの値をステップS140で求めたcolor_thr_L=color_thr
_L1に設定し、エッジ強調工程100を行い、第3のエッジ強調パラメータであるエッ
ジ強調パラメータsharpMax=sharpMax3を求める。
次に、ステップS160では、これまでに得られた画像調整パラメータであるモアレ除
去パラメータ、無彩色パラメータ、エッジ強調パラメータの値をパーソナルコンピュータ
50からコピー操作ユニット30に転送し、原稿をスキャナ20から読み込んだ画像デー
タをパーソナルコンピュータ50に転送し、画像データの画質の最終確認を行う。確認内
容は、原稿の種類に応じ、文字や線で描かれた文書が優先される原稿の場合は、文字や線
がぼやけていないか、写真などの自然画で主に描かれた原稿の場合は、モアレが出ていな
いかを確認する。
次に、ステップS170では、ステップS160の確認結果がOKか否かを判定し、O
Kの場合は、処理を終了し、OKでない場合は、ステップS180に移行し、画像調整パ
ラメータの微調整を行う。
以上に述べた前記実施形態によれば、以下の効果が得られる。
本実施形態では、文字や線で描かれた文書が優先される原稿の場合は、文字品質を劣化
させることなく、写真などの自然画で主に描かれた原稿の場合は、中間調画像のモアレを
軽減することができる最適な画像調整パラメータを少ない工程で効率的に決定できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこうした実施の形態に何ら限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることが
できる。以下、変形例を挙げて説明する。
(変形例1)本発明に係る画像調整装置の第1変形例について説明する。前記第1実施
形態では、画像調整装置1は、複写装置10とパーソナルコンピュータ50から構成され
るように説明したが、複写装置10は、単体のスキャナ20でも構わない。
画像調整装置の全体構成を示す図。 スキャナのブロック図。 コピー操作ユニットのブロック図。 プリンタのブロック図。 本実施形態の画像調整プログラムを説明するフローチャート。 (A)はRGB画像データ、(B)はモアレ画像データ、(C)は白黒画像データ。
符号の説明
1…画像調整装置、10…複写装置、20…スキャナ、21…CPU、22…RAM、
23…ROM、24…デバイスコントローラ、24a…読取部、25…画像調整パラメー
タ保持部、26…インターフェイス、30…コピー操作ユニット、31…CPU、32…
RAM、33…ROM、34…データ保持部、35…表示部、36…操作部、37…プリ
ンタインターフェイス、38…インターフェイス、39…外部インターフェイス、40…
プリンタ、41…CPU、42…RAM、43…ROM、44…画像処理部、45…デバ
イスコントローラ、45a…プリントエンジン、46…プロファイル保持部、47…イン
ターフェイス、50…パーソナルコンピュータ、100…エッジ強調工程、200…モア
レ除去工程、300…無彩色チェック工程、110…RGB画像データ、210…モアレ
画像データ、310…白黒画像データ。

Claims (5)

  1. 原稿を入力装置から読み込んだ画像データに対し、前記画像データのモアレを除去する
    ためのモアレ除去パラメータと、前記画像データのエッジを強調するためのエッジ強調パ
    ラメータと、からなる画像調整パラメータをエッジ強調レベルおよびモアレ除去レベルの
    優先度に応じて調整し設定するための画像調整方法において、
    黒色以外の色で描かれた画像を前記入力装置から読み込んだ第1の画像データに対し、
    前記モアレ除去パラメータの値を固定にして前記エッジ強調パラメータの値を変移させ、
    前記第1の画像データのエッジ部分の画素が黒くならない最大の前記エッジ強調パラメー
    タの値を求めるエッジ強調工程と、
    所定の線数のモアレを含む画像を前記入力装置から読み込んだ第2の画像データに対し
    、エッジ強調パラメータの値を固定にして前記モアレ除去パラメータの値を変移させ、前
    記第2の画像データのモアレを除去できる前記モアレ除去パラメータの値を求めるモアレ
    除去工程と、からなり、
    第1工程として、前記モアレ除去パラメータの値を初期値に設定し、前記エッジ強調パ
    ラメータである第1のエッジ強調パラメータを求める前記エッジ強調工程を行い、
    続く第2工程として、前記エッジ強調パラメータとして前記第1のエッジ強調パラメー
    タを設定し、前記モアレ除去パラメータである第1のモアレ除去パラメータを求める前記
    モアレ除去工程を行い、
    続く第3工程として、前記モアレ除去パラメータとして前記第1のモアレ除去パラメー
    タを設定し、前記エッジ強調パラメータである第2のエッジ強調パラメータを求める前記
    エッジ強調工程を行う、
    ことを特徴とする画像調整方法。
  2. 原稿を入力装置から読み込んだ画像データに対し、前記画像データのモアレを除去する
    ためのモアレ除去パラメータと、前記画像データのエッジを強調するためのエッジ強調パ
    ラメータと、前記画像データの無彩色を調整する無彩色パラメータと、からなる画像調整
    パラメータをエッジ強調レベルおよびモアレ除去レベルの優先度に応じて調整し設定する
    ための画像調整方法において、
    黒色以外の色で描かれた画像を前記入力装置から読み込んだ第1の画像データに対し、
    前記モアレ除去パラメータの値と前記無彩色パラメータの値を固定にして前記モアレ除去
    パラメータの値を変移させ、前記第1の画像データのエッジ部分の画素が黒くならない最
    大の前記エッジ強調パラメータの値を求めるエッジ強調工程と、
    所定の線数のモアレを含む画像を前記入力装置から読み込んだ第2の画像データに対し
    、前記エッジ強調パラメータの値と前記無彩色パラメータの値を固定にして前記モアレ除
    去パラメータの値を変移させ、前記第2の画像データのモアレを除去できる前記モアレ除
    去パラメータの値を求めるモアレ除去工程と、
    黒文字のみで描かれた画像を前記入力装置から読み込んだ第3の画像データに対し、前
    記モアレ除去パラメータの値と前記エッジ強調パラメータの値を固定にして前記無彩色パ
    ラメータの値を変移させ、前記第3の画像データの黒文字が全て無彩色となる前記無彩色
    パラメータの値を求める無彩色チェック工程と、からなり、
    第1工程として、前記モアレ除去パラメータの値を初期値に設定し、前記無彩色パラメ
    ータの値を初期値に設定し、前記エッジ強調パラメータである第1のエッジ強調パラメー
    タを求める前記エッジ強調工程を行い、
    続く第2工程として、前記エッジ強調パラメータとして前記第1のエッジ強調パラメー
    タを設定し、前記モアレ除去パラメータである第1のモアレ除去パラメータを求める前記
    モアレ除去工程を行い、
    続く第3工程として、前記モアレ除去パラメータとして前記第1のモアレ除去パラメー
    タを設定し、前記エッジ強調パラメータである第2のエッジ強調パラメータを求める前記
    エッジ強調工程を行い、
    続く第4工程として、前記モアレ除去パラメータとして前記第1のモアレ除去パラメー
    タを設定し、前記エッジ強調パラメータとして前記第2のエッジ強調パラメータを設定し
    、前記無彩色パラメータである第1の無彩色パラメータを求める前記無彩色チェック工程
    を行い、
    続く第5工程として、前記モアレ除去パラメータとして前記第1のモアレ除去パラメー
    タを設定し、前記無彩色パラメータとして前記第1の無彩色パラメータを設定し、前記エ
    ッジ強調パラメータである第3のエッジ強調パラメータを求める前記エッジ強調工程を行
    う、
    ことを特徴とする画像調整方法。
  3. 請求項1または2に記載の画像調整方法において、前記モアレ除去レベルを優先させる
    場合は、請求項1に記載の画像調整方法を行い、前記エッジ強調レベルを優先させる場合
    は、請求項2に記載の画像調整方法を行う、ことを特徴とする画像調整方法。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の画像調整方法により画像調整を行うことを特徴
    とする画像調整装置。
  5. 請求項1から3のいずれか一項に記載の画像調整方法により画像調整を行うことを特徴
    とする画像調整プログラム。
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