JP3736535B2 - 原稿種類判別装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、イメージセンサまたはスキャナ装置などによって読み取られた原稿の種類を判別する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
オリジナルの原稿とそれを複写(コピー)した複写物とを比較すると、複写物には、例えば、線画や文字のエッジの部分にがたつきが生じたり、背景色の部分や写真の淡い色の部分(例えば、人の肌の部分)などに網点が現れたり、またはオリジナルの原稿とは異なる色に置き換わるなどの劣化が発生することが分かる。このように劣化が生じた複写物を元の原稿として複写を行う際に(すなわちコピーのコピーを行う際に)、オリジナルの原稿を複写する場合と同じ処理方法を用いると、さらに劣化が発生する場合がある。
【0003】
そこで、原稿の複写を行う際に、その原稿の読取り画像に対してその原稿の種類に応じた処理を行う手法が提案されている。例えば、下記の特許文献1に記載の発明によると、オリジナルの原稿であるかそれをコピーした原稿(以下、「ジェネレーション原稿」と記載する。)であるかを判別し、その結果に応じて黒文字処理のパラメータを変更し処理を行う。特許文献2、3に記載の発明も、特許文献1に記載の発明と同様に、原稿の種類に応じた処理を行う。
【0004】
このように、原稿がオリジナルであるかジェネレーション原稿であるかによって処理の内容を変えることによって、複写物に発生する画像の劣化をできるだけ抑え、オリジナルに近い複写物を得ることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−130636号公報
【0006】
【特許文献2】
特開平7−307861号公報
【0007】
【特許文献3】
特開平10−200737号公報
【0008】
【特許文献4】
特開平7−298074号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1〜4に記載の発明によると、次のような方法によって、原稿の種類の判別を行う。特許文献1に記載の発明によると、原稿の読取り画像の中に、その画像を記録用紙に出力した場合に再現することができない画素が複数あればオリジナルの原稿であると判別する。1画素以下であれば、ジェネレーション原稿であると判別する。
【0010】
しかし、係る方法によると、原稿の読取り画像の彩度が低い場合は、その原稿がジェネレーション原稿であっても、再現することができない画素が1画素以下となり、誤ってオリジナルの原稿であると判別されることがある。また、色付きの用紙に印刷した原稿やペンでマーキングした原稿の場合も、誤った判別がなされる場合がある。
【0011】
特許文献2に記載の発明によると、所定のパターンを埋め込んだ画像を記録用紙に複写する。そして、原稿の複写を行う際に、その原稿の読取り画像の中からそのパターンが検出されればジェネレーション原稿であると判別し、検出されなければオリジナルの原稿であると判別する。特許文献3に記載の発明も、特許文献2に記載の発明と同様に、複写の際に所定のパターンを埋め込む。しかし、係る方法は、そのパターンを埋め込む機能を有しない複写機から出力された複写物を原稿とする場合には、適用することができない。よって、複写の対象の原稿がジェネレーション原稿であるにも関わらず、オリジナルの原稿であると誤判別される場合がある。
【0012】
また、特許文献4に記載の発明によると、文字原稿、写真原稿、および網点原稿の判別を行い、これらの種類ごとにそれぞれ異なる補正の処理を行う。しかし、係る方法では、オリジナルの原稿であるかジェネレーション原稿であるかの判別を行うことはできない。
【0013】
本発明は、このような問題点に鑑み、原稿がジェネレーション原稿であるか否かの判別を従来よりも正確に行うことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る原稿種類判別装置は、原稿が複製されたものであるか否かを判別する原稿種類判別装置であって、前記原稿の原稿面を読み取ることによって得た画像に現れるスクリーンの形状の種類を検出するスクリーン形状検出手段と、前記画像に現れるスクリーンの周期の変化を検出する周期変化検出手段と、前記画像に現れるエッジの先鋭度を検出する先鋭度検出手段と、前記画像に現れるエッジの色の滲みを検出する滲み検出手段と、前記スクリーン形状検出手段によって検出されたスクリーンの形状の種類がライン型であるか否か、前記周期変化検出手段によって検出されたスクリーンの周期の変化を示す値が所定の値を超えているか否か、前記先鋭度検出手段によって検出されたエッジの先鋭度を示す値が所定の値を下回っているか否か、および前記滲み検出手段によって検出されたエッジの色の滲みを示す値が所定の値を超えているか否か、のそれぞれについての判別を行った結果のうち少なくとも2つが真である場合に、前記原稿が複製されたものであると判別する原稿判別手段とが設けられてなる。
【0015】
好ましくは、前記画像に現れる孤立点のサイズを検出する孤立点サイズ検出手段と、前記孤立点の周辺の所定の範囲の明度を検出する周辺明度検出手段と、前記孤立点がその周囲にある所定の領域の画素よりも明度の高い白孤立点または明度の低い黒孤立点のうちのいずれの種類であるかを判別する孤立点種類判別手段と、前記画像を所定のサイズに分割した分割領域ごとに、当該分割領域に属する前記孤立点の配置の連続性を検出する連続性検出手段と、前記分割領域に現れるスクリーン線の本数を、前記周辺明度検出手段によって検出された当該分割領域に属する前記孤立点の周辺の所定の範囲の明度、前記孤立点サイズ検出手段によって検出された当該分割領域に属する前記孤立点のサイズ、および前記連続性検出手段によって検出された当該分割領域に属する前記孤立点の配置の連続性に基づいて検出するスクリーン線数検出手段と、前記分割領域に現れるスクリーンの形状の種類を、前記孤立点種類判別手段によって判別された当該分割領域に含まれる前記孤立点の種類および前記連続性検出手段によって検出された当該分割領域の前記連続性に基づいて判別するスクリーン種類判別手段とが設けられ、前記スクリーン形状検出手段は、所定の数以上の前記分割領域について前記スクリーン線数検出手段によって検出されたスクリーン線の本数が所定の範囲内でありかつ前記スクリーン種類判別手段によって判別されたスクリーンの形状の種類がライン型である場合に、前記画像のスクリーンの形状の種類の検出結果としてライン型を出力する。
【0016】
または、前記画像の領域ごとに、当該領域に属する孤立点同士の間隔を検出する孤立点間隔検出手段が設けられ、前記周期変化検出手段は、前記画像に現れるスクリーンの周期の変化を、前記孤立点間隔検出手段によって検出された当該画像の各領域の前記間隔同士を比較することによって検出する。
【0017】
または、前記画像の中の文字または記号のある文字領域の空間周波数特性を検出する空間周波数特性検出手段と、前記文字領域のエッジのがたつきを検出するがたつき検出手段とが設けられ、前記先鋭度検出手段は、前記空間周波数特性検出手段によって検出された空間周波数特性および前記がたつき検出手段によって検出されたがたつきに基づいて、前記画像に現れるエッジの先鋭度を検出するようにしてもよい。
【0018】
または、前記滲み検出手段は、前記画像に現れるエッジの色の滲みを、当該画像の中の文字または記号のある文字領域のエッジのRGB各色の濃度に基づいて検出するようにしてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1はディジタルカラー複写機1の概略構成の例を示す図である。図1に示すように、ディジタルカラー複写機1は、画像読取り装置1Aおよび画像記録装置1Bによって構成される。画像読取り装置1Aは、光源1A1、ミラー1A2、レンズ1A3、CCD(電荷結合素子)1A4、CPU1A5、原稿セット台1A6、操作パネル1A7、および本発明に係る原稿の種類を判別する機能を備えた画像処理装置100などによって構成される。
【0020】
このような構成によって、画像読取り装置1Aは、光源1A1からの光を原稿セット台1A6に置かれた原稿P1に照射し、原稿面からの反射光を、ミラー1A2およびレンズ1A3を含む縮小光学系を介して、リニアイメージセンサであるCCD1A4に結像させる。CCD1A4は、色分解、光電変換、および電荷転送を行い、原稿P1の画像をアナログ信号に変換する。つまり、原稿画像をスキャンする。例えば、CCD1A4の解像度は400dpi、最大原稿サイズはA3である。この場合に、主走査方向の1ラインは約5000ドットである。
【0021】
CCD1A4から出力されたアナログ信号は、画像処理装置100に出力される。画像処理装置100は、CCD1A4から入力したアナログ信号をディジタルデータに変換した後、変倍または後に説明する画質補正などの画像処理を行う。そして、処理後のディジタルデータは、画像読取り装置1Aからディジタル画像データDT9として画像記録装置1Bに出力される。
【0022】
原稿P1の読取りにおける走査は、CCD1A4を構成する素子の走査方向(CCD1A4の長手方向)を主走査方向、これと垂直の方向を副走査方向として行われる。画像信号は主走査方向の1ラインごとに順次転送される。
【0023】
操作パネル1A7は、複写の際の拡大または縮小、用紙サイズ、印刷の枚数、解像度、または原稿モードなどの設定のために用いられる。操作パネル1A7によって入力された設定の情報はCPU1A5に伝えられる。CPU1A5は、この情報に基づいて画像読取り装置1Aおよび画像記録装置1Bの各部の制御を行う。
【0024】
画像記録装置1Bは、レーザダイオード駆動ユニット1B1、レーザダイオード1B2、ポリゴンミラー1B3、および感光体ドラム1B4などによって構成される。
【0025】
このような構成によって、画像記録装置1Bは、画像読取り装置1Aから出力されたディジタル画像データDT9をレーザダイオード駆動ユニット1B1でアナログ信号に変換し、さらにレーザダイオード1B2で光に変換し、ポリゴンミラー1B3を介して感光体ドラム1B4に結像させる。レーザダイオード1B2に入力される電流が制御され、その光量が画素単位で制御される。これによって感光体ドラム1B4上に潜像が形成され、これがトナーで現像された後、記録用紙P2に転写される。このように、電子写真方式によって、400dpi、256階調の画像が形成される。
【0026】
図2は画像処理装置100の構成の例を示すブロック図、図3は色エッジ補正部107の構成の例を示すブロック図、図4は原稿判別部203の構成の例を示すブロック図、図5は原稿判別部203における原稿P1の種類の判別処理の流れの例を説明するフローチャートである。
【0027】
図2に示すように、画像処理装置100は、画像取得部101、A/D変換部102、シェーディング補正部103、位相ずれ補正部104、シャープネス調整部105、HVC調整部106、色エッジ補正部107、およびスクリーン処理部108などによって構成される。
【0028】
画像取得部101は、CCD1A4から出力されたアナログ信号、すなわち、加色系のR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色のカラー画像信号を取得する。A/D変換部102は、R、G、Bのカラー画像信号をそれぞれ8ビットのディジタルデータ(256階調の濃度データ)であるR、G、Bカラー画像データに変換する。得られたR、G、Bカラー画像データは、シェーディング補正部103によって、いわゆるスキャナむら(CCDの各画素の感度のばらつきおよび配光むらなど)を補正するシェーディング補正が施された後、位相ずれ補正部104に入力される。
【0029】
位相ずれ補正部104は、CCD1A4のR、G、Bライン間の位置ずれに起因するR、G、Bカラー画像信号(データ)の位相ずれの補正を行う。例えば、フィールドメモリを用いてR、Gのカラー画像データを遅延させることにより補正を行う。さらに、補正されたR、G、Bのカラー画像データの、レンズ系の色収差に起因する位相ずれの補正を行う。これらの処理が施されたR、G、Bのカラー画像データは、明度(Y)および色差(Cr、Cb)の画像データに変換される。
【0030】
シャープネス調整部105は、原稿P1の画像の先鋭度の調整(シャープネス調整)のための処理または平滑度の調整(スムージング調整)のための処理を行う。つまり、位相ずれ補正部104から入力される画像データに示される明度(Y)が所定の値以下である場合はその明度の低さに応じて先鋭度が高くなるようにシャープネス調整を行い、明度が所定の値以上である場合はその明度の高さに応じて平滑度が高くなるようにスムージング調整を行う。HVC調整部106は、例えば色差(Cr、Cb)に係数を乗じるなどして、原稿P1の画像の色相および彩度の調整を行う。
【0031】
シャープネス調整部105およびHVC調整部106によって調整された原稿P1の画像の明度(Y)および色差(Cr、Cb)のデータは、R、G、Bのカラー画像データに変換され、色エッジ補正部107に入力される。
【0032】
色エッジ補正部107は、図3に示すように、色補正部201、エッジ再生部202、原稿判別部203、セレクタ204、205、色補正パラメータ811、812、およびMTFパラメータ821、822などによって構成される。このような構成によって、原稿P1の画像の色補正およびエッジ再生の処理を、その原稿P1の種類に応じて行う。
【0033】
色補正部201は、RGB系のカラー画像データに基づいてYMCK系(減色系)のカラー画像データを生成する。すなわち、RGB系からYMCK系への色空間の補正(変換)を行う。この際に用いる色補正パラメータは、原稿P1の種類に応じてそれぞれ異なる。例えば、原稿P1がオリジナル原稿である場合には色補正パラメータ811を用い、ジェネレーション原稿である場合には色補正パラメータ812を用いる。
【0034】
なお、本実施形態において、「ジェネレーション原稿」とは、イメージセンサなどで読み取られた画像を複写した原稿すなわちコピー原稿のことである。「ジェネレーションコピー」と呼称されることもある。ディジタルカメラで撮影した画像をプリンタ装置で印刷した原稿(電子写真)も、本実施形態においては「ジェネレーション原稿」として取り扱う。これに対して、電子複写した原稿でないもの(すなわち印刷原稿)を「オリジナル原稿」と記載する。アナログ写真および手書きの原稿も、オリジナル原稿に該当する。
【0035】
エッジ再生部202は、色補正部201によって生成された、原稿P1の画像のYMCK系のカラー画像データのエッジの再生すなわちエッジ強調などの処理を行う。例えば、画像の中から黒文字または黒線のエッジを判別し、判別された領域についてエッジ強調を行う。この際に用いるMTFパラメータは、色補正パラメータの場合と同様に、原稿P1の種類に応じてそれぞれ異なる。
【0036】
原稿判別部203は、図4に示すように、明度取得部211、スクリーン形状判別部212、周期変化検出部213、先鋭度検出部214、滲み検出部215、および総合判別部216などによって構成される。このような構成によって、原稿P1がジェネレーション原稿またはオリジナル原稿のうちのいずれであるかを判別する処理を行う。
【0037】
係る判別の処理は、図5に示すフローチャートのような手順で行われる。図5において、ステップ#1〜#4に示す4つの処理ごとに、それぞれ、原稿P1がジェネレーション原稿またはオリジナル原稿のうちのいずれである可能性が高いかが判別される。そして、4つの処理結果(判別結果)のうち2つ以上の処理結果において原稿P1がジェネレーション原稿である可能性が高いと示された場合に(#5でYes)、原稿P1がジェネレーション原稿であると判別する(#6)。そうでない場合はオリジナル原稿であると判別する(#7)。以下、図4に示す原稿判別部203の各構成および図5に示す各ステップの処理の内容について説明する。
【0038】
図4の明度取得部211は、色エッジ補正部107(図2参照)から入力されたR、G、Bのカラー画像データに基づいて原稿P1の画像の明度を求める。この明度を示す明度データおよびR、G、Bのカラー画像データは、スクリーン形状判別部212ないし滲み検出部215にそれぞれ入力される。
【0039】
図6はスクリーン形状判別部212の構成の例を示すブロック図、図7はスクリーン形状検出の処理の流れの例を説明するフローチャート、図8は孤立点の例を示す図、図9は図8に示す各画素の画素名を示す図、図10はスクリーン形状種類の判別の処理の流れの例を説明するフローチャート、図11は孤立点の現れ方の例を示す図、図12は所定スクリーン線数の判別の処理の流れの例を説明するフローチャート、図13は孤立点の現れる周期の例を説明するための図である。
【0040】
図4のスクリーン形状判別部212は、図6に示すように、孤立点検出部301、孤立点サイズ検出部302、孤立点周囲明度検出部303、孤立点周期検出部304、白黒孤立点検出部305、孤立点連続性判別部306、スクリーン線数検出部307、スクリーン種類検出部308、総合判別部309、およびカウンタ310などによって構成される。このような構成によって、原稿P1のスクリーン形状がジェネレーション原稿またはオリジナル原稿のうちのいずれのスクリーン形状に近いかの判別を行う(図5の#1)。係る判別は、図7に示すような手順で行われる。
【0041】
孤立点検出部301は、原稿P1の画像を白黒2値に変換し、その画像を所定のサイズの領域(例えば、5×5画素の領域)に分割し、各領域の中にある孤立点の検出を行う(図7の#101)。本実施形態における「孤立点」とは、周囲とは異なる値を持つ1つの画素(点)または複数の連続する画素の塊(集合)を意味する。例えば、図8(a)に示すように1つの画素からなる孤立点や、図8(b)(c)に示すように複数の連続する画素からなる孤立点がある。なお、図8において、「0」は白を意味し、「1」は黒を意味する。図8の「0」と「1」とを反転させた孤立点もある。以下、図9に示す5×5画素の領域において、次の(1)式の関係を満たす場合はその孤立点を「白孤立点」を記載し、(2)式の関係を満たす場合はその孤立点を「黒孤立点」を記載することがある。
画素D33の明度>画素D33の周囲の画素の明度Yv+α …… (1)
画素D33の明度<画素D33の周囲の画素の明度Yv+α …… (2)
ただし、(1)式および(2)式において、
明度Yv=画素D11〜D15,D21,D25,D31,D35,D41,D51〜D55の明度の平均
α:オフセット値、である。
【0042】
次に、原稿P1の画像の所定のサイズに分割した領域(分割領域)ごとに、スクリーン形状の種類の判別を行う(図7の#102)。係る判別は、図6の白黒孤立点検出部305、孤立点連続性判別部306、およびスクリーン種類検出部308によって図10に示すような手順で行われる。
【0043】
白黒孤立点検出部305は、上の(1)式および(2)式に基づいて、孤立点検出部301によって検出された孤立点が白孤立点であるか黒孤立点であるかの判別を行う(図10の#121)。つまり、白孤立点および黒孤立点の検出を行う。
【0044】
孤立点連続性判別部306は、孤立点が黒孤立点であった場合に(#122でYes)、その孤立点がどのようなパターンで現れているのかを判別する(#123)。本実施形態においては、例えば図11(a)に示すように各孤立点が全体としてまばらに現れているか、例えば図11(b)に示すようにラインを構成するように現れているかを判別する。すなわち、孤立点の現れ方の連続性(まばらであるかまたはラインのように連続しているか)について判別する。前者のような孤立点のパターンを有する領域は、スクリーン種類検出部308によって「ドット型スクリーン」と判別される(#124でNo、#126)。後者のようなパターン(連続性)を有する領域は、「ライン型スクリーン」と判別される(#124でYes、#125)。
【0045】
図7に戻って、原稿P1の画像の分割領域ごとに、スクリーン線の本数を検出する(#103)。係る処理は、図6の孤立点サイズ検出部302、孤立点周囲明度検出部303、孤立点周期検出部304、およびスクリーン線数検出部307によって、図12に示すような手順で行われる。
【0046】
孤立点サイズ検出部302は、孤立点検出部301によって検出された孤立点のサイズを検出する(図12の#131)。孤立点周囲明度検出部303は、孤立点の周辺の所定範囲の平均明度を検出する(#132)。例えば、その孤立点の属する5×5の領域の平均明度を検出する。孤立点周期検出部304は、孤立点の現れる周期(間隔)を検出する(#133)。例えば、図13に示すような画像の場合は、孤立点の現れる周期が5回に1回(4ドットおき)であることが検出される。なお、ステップ#131〜#133の処理の順序は適宜変更してもよいし、これらの処理を並行して行ってもよい。
【0047】
スクリーン線数検出部307は、孤立点サイズ検出部302、孤立点周囲明度検出部303、および孤立点周期検出部304による処理の結果に基づいて、原稿P1の画像の所定の領域(例えば5×5の領域)ごとに現れるスクリーン線の本数を検出する(#134)。
【0048】
例えば、孤立点の現れる周期が短いほどスクリーン線の本数は多く算出される。同じ周期であっても、孤立点のサイズが小さいほどスクリーンの形状が細かくなるので、スクリーン線の本数は多く算出される。また、孤立点の数は明度に応じて異なるので、孤立点の周りの所定範囲の平均明度を参照してスクリーン線の単位面積当たりの孤立点(ドットゲイン)が求められる。このような関係に基づいて、スクリーン線の本数が求められる。
【0049】
そして、スクリーン線数検出部307は、スクリーン線の本数が所定の範囲内であるか否か、すなわち、「閾値(ref1)>スクリーン線の本数>閾値(ref2)」を満たすか否かを判別する(#135、#136、#137)。
【0050】
図7に戻って、所定の領域のスクリーン線の本数が所定の範囲内であると判別され、かつ、その領域が「ライン型スクリーン」と判別された場合は(#104でYes)、図6のカウンタ310に「1」を加算する(#105)。すべての領域についてステップ#101〜#105の処理を繰り返し行う(#106でNo)。
【0051】
そして、総合判別部309は、カウンタ310に格納された値が所定の値以上となった場合、つまり、所定面積以上の領域においてスクリーン形状がライン型でありかつ所定の本数のスクリーン線が見られる場合は(#107でYes)、原稿P1のスクリーン形状がジェネレーション原稿のスクリーン形状に近く、原稿P1がジェネレーション原稿である可能性が高いと判別する(#108)。そうでない場合は(#107でNo)、オリジナル原稿のスクリーン形状に近く、オリジナル原稿である可能性が高いと判別する(#109)。
【0052】
このように判別することができるのは、一般に、電子複写でない印刷原稿にはドット型のスクリーン形状が多く見られ、電子写真や電子複写による複写物などにはライン型のスクリーン形状が多く見られるからである。
【0053】
図14は周期変化検出部213の構成の例を示すブロック図、図15はスクリーン周期変化検出の処理の流れの例を説明するフローチャート、図16はあるサイズの領域とその領域を分割した小エリアとの関係を示す図である。
【0054】
図4の周期変化検出部213は、図14に示すように、孤立点検出部401、孤立点周期検出部402、孤立点周期変化検出部403、周期変化量比較部404、およびカウンタ405などによって構成される。このような構成によって、スクリーン線の現れる周期に変化(変動、ずれ)があるか否かを検出し、原稿P1がいずれの原稿の種類に近いかを判別する(図5の#2)。係る処理は、図15に示すような手順で行われる。
【0055】
図14の孤立点検出部401は、図6に示す孤立点検出部301と同様に、原稿P1の画像の各領域にある孤立点の検出を行う(図15の#201)。孤立点周期検出部402は、図6に示す孤立点周期検出部304と同様に、原稿P1の画像の小エリア(分割領域)ごとに、孤立点の現れる周期を検出する(#202)。これらの検出結果は、孤立点周期変化検出部403に入力される。なお、孤立点検出部401および孤立点周期検出部402を設ける代わりに、孤立点検出部301および孤立点周期検出部304による検出結果が孤立点周期変化検出部403に入力されるように周期変化検出部213を構成してもよい。
【0056】
孤立点周期変化検出部403は、スクリーン線の現れる周期の変化(ずれ)がどれくらいであるのかを検出する(#203)。周期変化量比較部404は、その検出結果に基づいて、スクリーン線の現れる周期に変化があるか否かの判別を行う(#204)。これらの処理は、例えば、次のように行う。
【0057】
図16において、原稿P1の画像のあるサイズの領域ER(例えば、100×100画素の領域)をさらに分割した分割領域(小エリア)E11、E12、…、Emnには、それぞれ、1つまたは複数の孤立点が存在している。孤立点周期変化検出部403は、孤立点周期検出部402によって得られた各小エリアの孤立点の現れる周期の中から最大値と最小値を選び出す。
【0058】
周期変化量比較部404は、その最大値と最小値の差と所定の値(ref3)とを比較し、その差がref3以上である場合は、領域ERにおける孤立点の現れ方(周期)に変化があると判別する(#204でYes)。この場合は、その領域ERの画像にモアレが生じていると判別し(#205)、カウンタ405に「1」を加算する(#206)。そうでない場合は(#204でNo)、変化はなく、モアレは生じていないと判別する(#207)。
【0059】
そして、原稿P1の画像の他の領域ERについて、孤立点の周期に変化があるか否かの判別を繰り返す(#208でNo、#201〜#207)。その結果、カウンタ405に格納された値が所定の値以上である場合、すなわち、原稿P1の画像のうち所定以上の面積の領域で孤立点の周期に変化があると判別される場合は(#209でYes)、原稿P1がジェネレーション原稿である可能性が高いと判別する(#210)。そうでない場合は、(#209でNo)、オリジナル原稿である可能性が高いと判別する(#211)。
【0060】
このように判別することができるのは、通常、複写物(ジェネレーション原稿)には、複数の周波数成分によってスクリーン線に干渉が発生するので、スクリーン線の現れ方に揺らぎが見られるからである。
【0061】
図17は先鋭度検出部214の構成の例を示すブロック図、図18はエッジ先鋭度検出の処理の流れの例を説明するフローチャートである。図4の先鋭度検出部214は、図17に示すように、エッジ検出部501、文字領域検出部502、エッジ領域検出部503、ノッチ検出部504、MTF特性検出部505、エッジ先鋭度検出部506、およびカウンタ507などによって構成される。このような構成によって、原稿P1の画像の先鋭度を求め、原稿P1がいずれの原稿の種類に近いかを判別する(図5の#3)。係る処理は、図18に示すような手順で行われる。
【0062】
エッジ検出部501は、原稿P1の画像の中からエッジを検出する(図18の#301)。文字領域検出部502は、検出されたエッジに基づいて原稿P1の画像の中から文字領域を検出する(#302)。なお、本実施形態において、「文字領域」とは、アルファベットまたは平仮名などの文字が書かれた領域だけでなく、数字および記号などが書かれた領域をも意味する。
【0063】
エッジ領域検出部503は、検出されたエッジが文字領域のエッジである場合に(#303でYes、#304でYes)、そのエッジの部分すなわち文字の輪郭の部分を検出する。ノッチ検出部504は、検出された文字のエッジの部分のノッチ(がたつき、ぎざぎざ)を検出する(#305)。
【0064】
MTF特性検出部505は、文字領域検出部502によって検出された文字領域の内側の部分(文字領域内)の空間周波数特性(MTF特性)を検出する(#304でNo、#306)。
【0065】
エッジ先鋭度検出部506は、ノッチ検出部504によって文字領域にノッチが検出されなかった場合または所定の量よりも少ないノッチしか検出されなかった場合であって、かつ、MTF特性検出部505によって検出されたその文字領域のMTF特性が所定の値(ref6)以下である場合に(#307でYes)、カウンタ507に「1」を加算する(#308)。
【0066】
そして、原稿P1の画像の中のすべての文字領域について、ステップ#301〜#308の処理を繰り返す(#309でNo)。その結果、カウンタに格納される値が所定の値(ref4)以上になる場合は(#310でYes)、原稿P1の画像の先鋭度は低く、ジェネレーション原稿である可能性が高いと判別する(#311)。そうでない場合は(#310でYes)、原稿P1の画像の先鋭度は高く、オリジナル原稿である可能性が高いと判別する(#312)。
【0067】
このように判別することができるのは、通常、複写物(ジェネレーション原稿)の中のエッジ部分には、ノイズの発生や原稿画像のディジタル化などによって、がたつきが生じやすいからである。
【0068】
図19は滲み検出部215の構成の例を示すブロック図、図20はエッジ色滲み検出の処理の流れの例を説明するフローチャート、図21は文字、背景、およびエッジの位置関係の例を説明する図である。
【0069】
図4の滲み検出部215は、図19に示すように、エッジ検出部601、RGB差検出部602、RGB差比較部603、およびカウンタ604などによって構成される。このような構成によって、原稿P1の画像の中のエッジに滲みがあるか否かを検出し、原稿P1がいずれの原稿の種類に近いかを判別する(図5の#3)。係る処理は、図20に示すような手順で行われる。
【0070】
エッジ検出部601は、図17のエッジ検出部501と同様に、原稿P1の画像の中からエッジの領域を検出する(図20の#401)。検出の結果は、RGB差検出部602へ出力される。なお、エッジ検出部501による検出の結果をRGB差検出部602へ出力するように構成してもよい。
【0071】
RGB差検出部602は、検出されたエッジの領域の(エッジに隣接する)各画素について(#402でYes)、R、G、Bそれぞれの色の濃度の値(階調)に基づいて、次の(3)式の左辺すなわちRGB差を検出(算出)する(#403)。そして、RGB差比較部603は、(3)式を満たすか否かを判別する(#404)。
max( RGB) −min( RGB) >ref5 …… (3)
ただし、
max( RGB) =max( Sr( 画素Dx) ,Sg( 画素Dx) ,Sb( 画素Dx))
min( RGB) =min( Sr( 画素Dx) ,Sg( 画素Dx) ,Sb( 画素Dx))
画素Dx:エッジの領域の画素、
Sr( 画素Dx) 、Sg( 画素Dx) 、Sb( 画素Dx) :それぞれ画素DxのR、G、B色の濃度(256階調)、
max( a,b,…) およびmax( a,b,…) :それぞれパラメータa,b,…のうちの最大値および最小値、
ref5:0より大きい所定の値(閾値)、である。
【0072】
例えば、図21に示すように、白色の背景に黒色の文字が書かれた原稿の画像の場合は、そのエッジの内側(文字側)の画素Dx1のSr、Sg、Sbの値は、理想的にはすべて0となる。よって、(3)式の左辺は0となり、(3)式を満たさない。外側(背景側)の画素Dx2のSr、Sg、Sbの値は、理想的にはすべて255となる。よって、(3)式の左辺は0となり、(3)式を満たさない。つまり、原稿P1がオリジナル原稿の場合は、(3)式を満たさない場合が多いと言える。
【0073】
一方、原稿P1がジェネレーション原稿である場合は、エッジに滲みが発生し、(3)式を満たすことが多い。例えば、黒色の文字の外側(背景)にシアンが滲み出た場合は、画素Dx2のSr、Sg、Sbの値は、それぞれ、「0」、「255」、「255」となる。よって、(3)式の左辺は255となる。
【0074】
RGB差比較部603は、(3)式を満たす場合は、その画素Dxに滲みがあると判別する。エッジの領域の画素Dxのうち滲みがあると判別された画素Dxが所定の数以上であれば、そのエッジに滲みがあると判別し、カウンタ604に「1」を加算する(#404でYes、#405)。そうでない場合は、滲みがないと判別する(#404でNo)。画像の中のすべてのエッジについて、ステップ#401〜#405の処理を繰り返す(#406でNo)。
【0075】
そして、カウンタ604に格納された値が所定の値以上となった場合、すなわち、所定の割合以上のエッジにおいて滲みが検出された場合は(#407でYes)、原稿P1がジェネレーション原稿である可能性が高いと判別する(#408)。そうでない場合は(#407でNo)、オリジナル原稿である可能性が高いと判別する(#409)。
【0076】
図4に戻って、総合判別部216は、スクリーン形状判別部212ないし滲み検出部215による処理(図5の#1〜#4)の結果に基づいて、原稿P1がジェネレーション原稿またはオリジナル原稿のうちのいずれであるかを判別する(#6、#7)。例えば、これらの4つの処理の結果のうちの2つ以上がジェネレーション原稿である可能性が高い旨を示す場合は(#5でYes)、この原稿P1がジェネレーション原稿であると判別する(#6)。そうでない場合は(#5でNo)、オリジナル原稿であると判別する(#7)。なお、ステップ#1〜#4の処理の順序は適宜変更してもよい。または、これらの処理を並行して行ってもよい。
【0077】
図3に戻って、セレクタ204は、図4の総合判別部216による判別結果に基づいて、色補正パラメータ811、812のいずれかを選択する。すなわち、オリジナル原稿と判別された場合は色補正パラメータ811を選択し、ジェネレーション原稿と判別された場合は色補正パラメータ812を選択する。同様に、セレクタ205は、オリジナル原稿と判別された場合はMTFパラメータ821を選択し、ジェネレーション原稿と判別された場合はMTFパラメータ822を選択する。
【0078】
色補正部201およびエッジ再生部202は、それぞれ、セレクタ204および205によって選択されたパラメータを用いて原稿P1の画像の色補正およびエッジ再生の処理を行う。
【0079】
図2に戻って、スクリーン処理部108は、色補正およびエッジ再生の処理が施された原稿P1の画像に対して、ディジタルカラー複写機1の特性(例えば、YMCKのそれぞれの色のトナーの特性、スキャニングの特性、またはレンズの特性など)および操作パネル1A7によって設定された設定値(解像度、拡大率、または原稿モードなど)に基づいてスクリーン処理を施す。
【0080】
以上の処理が施された原稿P1の画像のディジタル画像データDT9は、画像形成部である画像記録装置1Bに送られる。そして、画像記録装置1Bによって原稿P1の調整された画像が形成され、記録用紙P2に転写される。
【0081】
本実施形態によると、原稿P1の種類の検出を、スクリーンの形状、孤立点の現れ方(周期)の変化、エッジの部分の先鋭度、およびエッジの色の滲みに基づいて行うことによって、原稿P1がジェネレーション原稿であるか否かの判別を従来よりも正確に行うことができる。
【0082】
本実施形態では、図4に示すスクリーン形状判別部212ないし滲み検出部215の4つの処理の結果のうち、2つ以上がジェネレーション原稿である可能性が高い旨を示す場合に、原稿P1がジェネレーション原稿であると判別したが、これ以外の判別方法を採用しても構わない。例えば、スクリーン形状判別部212ないし滲み検出部215のそれぞれにおいて、ジェネレーション原稿である可能性が高いと判別される基準を低く設定しておき、3つ以上がジェネレーション原稿である可能性が高い旨を示す場合に、原稿P1がジェネレーション原稿であると判別するようにしてもよい。または、4つの処理それぞれにおいてジェネレーション原稿である可能性を点数化し、これらの合計点に基づいて原稿の種類を判別してもよい。
【0083】
図2に示す画像取得部101ないしスクリーン処理部108の全部または一部分の処理をパーソナルコンピュータまたはワークステーションなどで行うことも可能である。この場合は、画像取得部101ないしスクリーン処理部108の処理を実行するためのプログラムをハードディスクにインストールしておく。そして、必要に応じてプログラムをRAMにロードし、CPUによってプログラムを実行する。原稿の画像は、例えば、スキャナ装置からRS−232CまたはUSBなどのインタフェースを介して読み込めばよい。処理を施した画像は、ディスプレイ装置またはプリンタ装置によって出力すればよい。
【0084】
図22はスクリーン形状判別部212の変形例を示すブロック図、図23は図22に示すスクリーン形状判別部212を適用した場合のスクリーン形状検出の処理の流れの例を説明するフローチャート、図24はカウント処理の流れの例を説明するフローチャートである。
【0085】
スクリーン形状判別部212(図4、図6参照)に、図22に示すように結果優先度決定部311およびハイライト分離部312を設け、原稿P1の画像の中の明度の高い領域(ハイライト部分)および明度の低い領域(シャドー部分)ごとに異なる処理を行うようにしてもよい。この場合は、図23に示すような手順で処理を行えばよい。
【0086】
図23において、ステップ#501〜#503の処理の内容は、図7のステップ#101〜#103の処理の内容と同じである。つまり、原稿P1の画像を所定のサイズの領域に分割し、各領域のスクリーン形状の種類の判別およびスクリーン線の本数の判別を行う。
【0087】
ステップ#502、#503の処理の結果に基づいて、カウントの処理を行う(#504)。係る処理は、図24に示すような手順で行われる。図22のハイライト分離部312は、分割された領域の明度に基づいて、その領域がハイライト部分またはシャドー部分のうちのいずれであるかを判別する。つまり、原稿P1の画像をハイライト部分とシャドー部分とに分ける(#541)。例えば、256階調において、明度が200以上の領域をハイライト部分とし、199以下の領域をシャドー部分とする。
【0088】
結果優先度決定部311は、その領域がハイライト部分である場合は(#542でYes)、原稿の種類の判別に際してスクリーン線数検出部307による処理結果が用いられるように決定する。そして、この場合に、その領域が所定のスクリーン線数を有していれば(#543でYes)、カウンタ310に「1」を加算する(#544)。
【0089】
一方、その領域がシャドー部分である場合は(#542でNo)、結果優先度決定部311は、原稿の種類の判別に際してスクリーン種類検出部308による処理結果が用いられるように決定する。そして、この場合に、その領域のスクリーン形状がライン型であれば(#545でYes)、カウンタ310に「1」を加算する(#544)。
【0090】
図23に戻って、図22の総合判別部309は、図7の#107〜#109の処理と同様に、カウンタ310に格納された値が所定の値以上となった場合(#506でYes)は、原稿P1がジェネレーション原稿である可能性が高いと判別する(#507)。そうでない場合は(#506でNo)、オリジナル原稿である可能性が高いと判別する(#508)。
【0091】
このようにスクリーン形状判別部212を構成することによって、孤立点がライン型またはドット型のいずれのパターンを構成しているかの判別が難しいハイライト部分についても、原稿P1の種類の判別の際に参照することができるので、より確実に原稿の種類の判別を行うことができる。
【0092】
図25はスクリーン形状判別部212の変形例を示すブロック図、図26は図25に示すスクリーン形状判別部212を適用した場合のスクリーン形状検出の処理の流れの例を説明するフローチャートである。
【0093】
スクリーン形状判別部212(図4、図6参照)を、図25に示すように構成し、R、G、Bのそれぞれの色に基づいてスクリーン線の本数およびスクリーン形状の種類を検出し、これに基づいて原稿P1がいずれの種類の原稿である可能性が高いかを判別するようにしてもよい。
【0094】
図25に示すスクリーン属性判別部30Rの孤立点サイズ検出部302Rないしスクリーン種類検出部308Rは、それぞれ、図6に示す孤立点サイズ検出部302ないしスクリーン種類検出部308と基本的に同様の処理を行う。ただし、これらは、R(レッド)の信号に基づいて処理を行う。したがって、スクリーン線数検出部307Rおよびスクリーン種類検出部308Rによって、それぞれ、Rの成分についてのスクリーン線の本数およびスクリーン形状の種類が検出される。
【0095】
スクリーン属性判別部30G、30Bも、スクリーン属性判別部30Rと同様に構成され、それぞれ、G(グレーン)およびB(ブルー)の成分のスクリーン線の本数とスクリーン形状の種類とを判別する。
【0096】
このような構成のスクリーン形状判別部212おいて、例えば、図26に示すフローチャートのような手順で処理を行う。まず、図7のステップ#101の場合と同様に、孤立点検出部301' によって、原稿P1の画像を分割した各領域の孤立点を検出し(#601)、各領域についてR、G、B各色のスクリーン形状の種類の判別およびスクリーン線の本数の判別を行う(#602〜#604)。ステップ#603、#604の処理の内容は、それぞれ、前に説明した図10、図12の内容と基本的に同じである。R、G、B各色について順番に判別を行ってもよいし、並行して判別を行ってもよい。
【0097】
カラー判別部313によって、原稿P1がカラー原稿またはモノクロ原稿のうちのいずれであるかを判別する(#605)。カラー原稿と判別された場合は(#605でYes)、総合判別部309' は、R、G、Bのそれぞれの色についてのステップ#603、#604における判別の結果を、その補色すなわちC(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)のカウンタ310(310C、310M、310Y)に「1」を加算する。ただし、図7の場合と同様に、スクリーン線の本数が所定の範囲内であり、かつ、スクリーン形状がライン型である場合にのみ加算を行う。
【0098】
一方、モノクロ原稿と判別された場合は(#605でNo)、総合判別部309' は、R、G、Bのそれぞれのスクリーン線の本数のうち、少なくとも2つが一致するか否かを判別する(#607)。一致する場合は(#607でYes)、モノクロ原稿用のカウンタ310(310Z)に「1」を加算する(#608)。
【0099】
原稿P1の画像のすべての領域について#601〜#608の処理を繰り返す(#609でNo)。そして、総合判別部309' は、各カウンタ310に格納されている値に基づいて原稿P1がジェネレーション原稿またはオリジナル原稿のうちのいずれであるかを判別する。
【0100】
例えば、カウンタ310C、310M、310Yの合計値が所定の値を超えた場合は(#610でYes)、原稿P1がジェネレーション原稿である可能性が高いと判別する(#611)。そうでない場合は、(#610でNo)、オリジナル原稿である可能性が高いと判別する(#612)。または、カウンタ310Zが所定の値を超えた場合は(#610でYes)ジェネレーション原稿である可能性が高いと判別し(#611)、そうでない場合は(#610でNo)オリジナル原稿である可能性が高いと判別する(#612)。このようにカラー原稿とモノクロ原稿とによって判別の方法を変えることによって、より確実に原稿の種類の判別を行うことができる。
【0101】
その他、ディジタルカラー複写機1、画像処理装置100、原稿判別部203の全体または各部の構成、処理内容、処理順序、処理を実行するタイミングなどは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
【0102】
なお、以上に述べた実施形態には、特許請求の範囲の請求項1〜5に記載する発明以外にも、例えば、次のような発明が含まれる。
請求項2ないし請求項5のいずれかに記載の発明に、前記分割領域が明度の高いハイライト領域または明度の低いシャドー領域のうちのいずれであるかを判別する明暗判別手段と、前記分割領域のうちの前記ハイライト領域の、前記スクリーン線数検出手段によって所定の範囲内の本数のスクリーン線が検出された数と、前記分割領域のうちの前記シャドー領域の、前記スクリーン種類判別手段によってスクリーンの形状の種類がライン型であると判別された数と、をカウントするカウンタと、を設ける。
【0103】
そして、前記スクリーン形状検出手段を、請求項2に記載する処理の代わりに、前記カウンタが所定の値以上である場合に前記画像のスクリーンの形状の種類の検出結果としてライン型を出力する処理を行うように構成する。
【0104】
または、請求項2ないし請求項5のいずれかに記載の発明に、前記原稿がカラー原稿またはモノクロ原稿のうちのいずれであるかを判別するカラー判別手段を設ける。前記スクリーン線数検出手段を、前記画像のR、G、B各色についてのスクリーン線の本数を検出するように構成する。前記スクリーン種類判別手段を、前記画像のR、G、B各色についてのスクリーンの形状の種類を判別するように構成する。
【0105】
そして、前記スクリーン形状検出手段を、請求項2に記載する処理の代わりに、次のような処理を行うように構成する。前記原稿がカラー原稿である場合は、R、G、B各色についてのスクリーン線の本数が所定の範囲内でありかつR、G、B各色についてのスクリーンの形状の種類がライン型である前記分割領域が所定の数以上あれば、前記画像のスクリーンの形状の種類の検出結果としてライン型を出力する。モノクロ原稿である場合は、R、G、B各色についてのスクリーン線の本数のうちの2つ以上が一致する前記分割領域が所定の数以上あれば、検出結果としてライン型を出力する。
【0106】
これらの発明または請求項1〜5に記載する発明に対応する処理方法およびこれらの処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムも、本実施形態に含まれる。
【0107】
さらに、本実施形態には、以下のような発明も含む。
1.原稿が複製されたものであるか否かを判別する原稿種類判別装置であって、前記原稿の原稿面を読み取ることによって得た画像に現れるスクリーンの形状の種類を検出するスクリーン形状検出手段と、
前記スクリーン形状検出手段によって検出されたスクリーンの形状の種類がライン型であるか否かについての判別を行った結果に基づいて、前記原稿が複製されたものであるか否かを判別する原稿判別手段と、
を有してなることを特徴とする原稿種類判別装置。
2.原稿が複製されたものであるか否かを判別する原稿種類判別装置であって、前記原稿の原稿面を読み取ることによって得た画像に現れるスクリーンの周期の変化を検出する周期変化検出手段と、
前記周期変化検出手段によって検出されたスクリーンの周期の変化を示す値が所定の値を超えているか否かについての判別を行った結果に基づいて、前記原稿が複製されたものであるか否かを判別する原稿判別手段と、
を有してなることを特徴とする原稿種類判別装置。
3.原稿が複製されたものであるか否かを判別する原稿種類判別装置であって、前記原稿の原稿面を読み取ることによって得た画像に現れるエッジの先鋭度を検出する先鋭度検出手段と、
前記先鋭度検出手段によって検出されたエッジの先鋭度を示す値が所定の値を下回っているか否かについての判別を行った結果に基づいて、前記原稿が複製されたものであるか否かを判別する原稿判別手段と、
を有してなることを特徴とする原稿種類判別装置。
4.原稿が複製されたものであるか否かを判別する原稿種類判別装置であって、前記原稿の原稿面を読み取ることによって得た画像に現れるエッジの色の滲みを検出する滲み検出手段と、
前記滲み検出手段によって検出されたエッジの色の滲みを示す値が所定の値を超えているか否かについての判別を行った結果に基づいて、前記原稿が複製されたものであるか否かを判別する原稿判別手段と、
を有してなることを特徴とする原稿種類判別装置。
【0108】
【発明の効果】
本発明によると、原稿がジェネレーション原稿であるか否かの判別を従来よりも正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタルカラー複写機の概略構成の例を示す図である。
【図2】画像処理装置の構成の例を示すブロック図である。
【図3】色エッジ補正部の構成の例を示すブロック図である。
【図4】原稿判別部の構成の例を示すブロック図である。
【図5】原稿判別部における原稿の種類の判別処理の流れの例を説明するフローチャートである。
【図6】スクリーン形状判別部の構成の例を示すブロック図である。
【図7】スクリーン形状検出の処理の流れの例を説明するフローチャートである。
【図8】孤立点の例を示す図である。
【図9】図8に示す各画素の画素名を示す図である。
【図10】スクリーン形状種類の判別の処理の流れの例を説明するフローチャートである。
【図11】孤立点の現れ方の例を示す図である。
【図12】所定スクリーン線数の判別の処理の流れの例を説明するフローチャートである。
【図13】孤立点の現れる周期の例を説明するための図である。
【図14】周期変化検出部の構成の例を示すブロック図である。
【図15】スクリーン周期変化検出の処理の流れの例を説明するフローチャートである。
【図16】あるサイズの領域とその領域を分割した小エリアとの関係を示す図である。
【図17】先鋭度検出部の構成の例を示すブロック図である。
【図18】エッジ先鋭度検出の処理の流れの例を説明するフローチャートである。
【図19】滲み検出部の構成の例を示すブロック図である。
【図20】エッジ色滲み検出の処理の流れの例を説明するフローチャートである。
【図21】文字、背景、およびエッジの位置関係の例を説明する図である。
【図22】スクリーン形状判別部の変形例を示すブロック図である。
【図23】図22に示すスクリーン形状判別部を適用した場合のスクリーン形状検出の処理の流れの例を説明するフローチャートである。
【図24】カウント処理の流れの例を説明するフローチャートである。
【図25】スクリーン形状判別部の変形例を示すブロック図である。
【図26】図25に示すスクリーン形状判別部を適用した場合のスクリーン形状検出の処理の流れの例を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
203 原稿判別部(原稿種類判別装置)
212 スクリーン形状判別部(スクリーン形状検出手段)
213 周期変化検出部(周期変化検出手段)
214 先鋭度検出部(先鋭度検出手段)
215 滲み検出部(滲み検出手段)
216 総合判別部(原稿判別手段)
302 孤立点サイズ検出部(孤立点サイズ検出手段)
303 孤立点周囲明度検出部(周辺明度検出手段)
305 白黒孤立点検出部(孤立点種類判別手段)
306 孤立点連続性判別部(連続性検出手段)
307 スクリーン線数検出部(スクリーン線数検出手段)
308 スクリーン種類検出部(スクリーン種類判別手段)
402 孤立点周期検出部(孤立点間隔検出手段)
504 ノッチ検出部(がたつき検出手段)
505 MTF特性検出部(空間周波数特性検出手段)
P1 原稿

Claims (5)

  1. 原稿が複製されたものであるか否かを判別する原稿種類判別装置であって、
    前記原稿の原稿面を読み取ることによって得た画像に現れるスクリーンの形状の種類を検出するスクリーン形状検出手段と、
    前記画像に現れるスクリーンの周期の変化を検出する周期変化検出手段と、
    前記画像に現れるエッジの先鋭度を検出する先鋭度検出手段と、
    前記画像に現れるエッジの色の滲みを検出する滲み検出手段と、
    前記スクリーン形状検出手段によって検出されたスクリーンの形状の種類がライン型であるか否か、前記周期変化検出手段によって検出されたスクリーンの周期の変化を示す値が所定の値を超えているか否か、前記先鋭度検出手段によって検出されたエッジの先鋭度を示す値が所定の値を下回っているか否か、および前記滲み検出手段によって検出されたエッジの色の滲みを示す値が所定の値を超えているか否か、のそれぞれについての判別を行った結果のうち少なくとも2つが真である場合に、前記原稿が複製されたものであると判別する原稿判別手段と、
    を有してなることを特徴とする原稿種類判別装置。
  2. 前記画像に現れる孤立点のサイズを検出する孤立点サイズ検出手段と、
    前記孤立点の周辺の所定の範囲の明度を検出する周辺明度検出手段と、
    前記孤立点がその周囲にある所定の領域の画素よりも明度の高い白孤立点または明度の低い黒孤立点のうちのいずれの種類であるかを判別する孤立点種類判別手段と、
    前記画像を所定のサイズに分割した分割領域ごとに、当該分割領域に属する前記孤立点の配置の連続性を検出する連続性検出手段と、
    前記分割領域に現れるスクリーン線の本数を、前記周辺明度検出手段によって検出された当該分割領域に属する前記孤立点の周辺の所定の範囲の明度、前記孤立点サイズ検出手段によって検出された当該分割領域に属する前記孤立点のサイズ、および前記連続性検出手段によって検出された当該分割領域に属する前記孤立点の配置の連続性に基づいて検出するスクリーン線数検出手段と、
    前記分割領域に現れるスクリーンの形状の種類を、前記孤立点種類判別手段によって判別された当該分割領域に含まれる前記孤立点の種類および前記連続性検出手段によって検出された当該分割領域の前記連続性に基づいて判別するスクリーン種類判別手段と、を有し、
    前記スクリーン形状検出手段は、所定の数以上の前記分割領域について前記スクリーン線数検出手段によって検出されたスクリーン線の本数が所定の範囲内でありかつ前記スクリーン種類判別手段によって判別されたスクリーンの形状の種類がライン型である場合に、前記画像のスクリーンの形状の種類の検出結果としてライン型を出力する、
    請求項1記載の原稿種類判別装置。
  3. 前記画像の領域ごとに、当該領域に属する孤立点同士の間隔を検出する孤立点間隔検出手段を有し、
    前記周期変化検出手段は、前記画像に現れるスクリーンの周期の変化を、前記孤立点間隔検出手段によって検出された当該画像の各領域の前記間隔同士を比較することによって検出する、
    請求項1または請求項2記載の原稿種類判別装置。
  4. 前記画像の中の文字または記号のある文字領域の空間周波数特性を検出する空間周波数特性検出手段と、
    前記文字領域のエッジのがたつきを検出するがたつき検出手段と、を有し、
    前記先鋭度検出手段は、前記空間周波数特性検出手段によって検出された空間周波数特性および前記がたつき検出手段によって検出されたがたつきに基づいて、前記画像に現れるエッジの先鋭度を検出する、
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の原稿種類判別装置。
  5. 前記滲み検出手段は、前記画像に現れるエッジの色の滲みを、当該画像の中の文字または記号のある文字領域のエッジのRGB各色の濃度に基づいて検出する、
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の原稿種類判別装置。
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