JP4524714B2 - 画像処理装置およびラインペアパターンの判別方法 - Google Patents

画像処理装置およびラインペアパターンの判別方法 Download PDF

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Description

本発明は、MFP等の画像形成装置に用いられる画像処理装置およびラインスクリーンパターンを含むラインペアパターンの判別方法に関する。
電子写真方式によって画像形成を行う画像形成装置、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)と呼称される多機能機等に設けられる画像処理装置においては、プリントアウト時のモアレの発生を防止するためのスムージング処理を実施するために、原稿の網点領域を判別する網点領域判別処理が行われている(特許文献1)。
上記の網点領域判別処理は、網点が孤立点により構成されているという特徴に着目して、入力されたカラー画像の孤立点の判別を行い、その孤立点の集合が網点として構成されているか否かの判別を行うことによって実施されている。
また、原稿から読み取った画像の傾き角度を検出する方法が特許文献2に提案されている。特許文献2の方法によると、2値または多値の画像の各画素の座標変換値に基づいて直線形状が集中している角度を算出し、これに基づいて画像の傾き角度を検出する。
特開2006−287603 特開2003−76993
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、孤立点が連結した線状のラインスクリーンパターン(ラインスクリーン形状)や、複数のラインスクリーンパターンが規則的に並んで構成されたラインペアパターン(ラインペア形状)における孤立点を検出することができず、これらのラインスクリーンパターンやラインペアパターンが網点(網点領域)であると判別することができない。
その結果、網点であると判別されなかったラインスクリーンパターンやラインペアパターンに対してスムージング処理が実施されないことになってしまう。そして、領域判別処理において網点であると判別されなかったラインスクリーンパターンやラインペアパターンが文字であると判別される場合が生じ、その後のエッジ強調処理においてこれらのエッジが強調される場合がある。
そのため、網点であると判別されスムージング処理が実施された領域と、網点であるのにスムージング処理が実施されずにエッジ強調処理が実施された領域(上記のラインスクリーンパターン等)との間に視覚的な著しい差が生じる。
なお、特許文献2に記載された方法では、入力された画像の各画素に対して座標変換を行うため、データ量が増大し処理に時間を要する。
本発明は、このような問題点に鑑み、ラインペアパターンを正しく判別することを目的とする。
本発明の一形態に係る画像処理装置は、原稿を読み取って画像データを生成する読み取り手段と、前記読み取り手段によって生成された画像データに基づき、互いに直交する方向を複数含むラインスクリーンパターンに含まれる変化点の数を検出する検出手段と、前記検出手段による検出結果において、前記ラインスクリーンパターンに含まれる変化点の数が最大値である方向を第1方向とし、前記第1方向における変化点の数が所定値以上であり、かつ、前記第1方向に直交する第2方向におけるラインスクリーンパターンに含まれる変化点の数が最小値となるか否かに基づいて、前記画像データにラインペアパターンが含まれるか否かを判別する判別手段と、を有する。
好ましくは、前記ラインスクリーンパターンは、孤立点が連結して構成される線状のパターンであり、前記ラインペアパターンは、複数の前記ラインスクリーンパターンが規則的に並んで構成されるパターンである。
または、画像処理装置は、前記画像データを2値化する2値化手段を含み、前記検出手段は、前記2値化手段によって2値化された画像データに基づく画像の前記第1方向におけるオンオフの変化回数と、前記第2方向における前記変化回数とを検出し、前記判別手段は、前記第1方向における前記変化回数と前記第2方向における前記変化回数との差に基づいて前記画像データにラインペアパターンが含まれるか否かを判別する。
または、前記画像データを2値化する2値化手段を含み、前記検出手段は、前記2値化手段によって2値化された画像データに基づく画像の複数の方向におけるオンオフの変化回数を検出するものであり、検出された複数の方向における変化回数に基づいてラインペアパターンの傾き角度を求めるラインペア角度算出手段と、求められた前記傾き角度に基づいて前記ラインペアパターンに直交する方向におけるオンオフの変化回数を求めるラインペア変化回数算出手段と、を有し、前記判別手段は、前記ラインペアパターンに直交する方向におけるオンオフの変化回数に基づいて前記画像データにラインペアパターンが含まれるか否かを判別する。
本発明によると、ラインペアパターンを正しく判別することが可能となる。
〔第1の実施形態〕
図1は第1の実施形態に係る画像処理装置1の構成を示すブロック図、図2は孤立点の集合体である網点を示す図、図3は孤立点を判別するための孤立点判別フィルタを示す図である。
本実施形態に係る画像処理装置1は、スキャナユニットおよびプリンタユニットを一体的に備えるMFP(Multi Function Peripherals)等の画像形成装置に用いられる。
図1に示すように、画像処理装置1は、読み取り部2、画像データ調整部3、エッジ判別部4、文字色判別部5、文字領域判別部6、孤立点判別部7、周期性判定部8、網点領域判別部9、色空間変換部10、ラインペア判別部11、画像データ補正部12、およびスクリーン/誤差拡散処理部13等から構成される。
画像処理装置1の上記各構成部としてCPU、メモリ、その他の回路素子等が用いられる。これらの全体または一部が、マイクロコンピュータまたはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等としてLSI化されて用いられることがある。
ラインペア判別部11は、読み取り部2によって原稿が読み取られ生成された画像データを2値化する2値化部11aと、2値化された画像データに基づく画像の第1方向におけるラインスクリーンパターンと、第1方向に直交する第2方向におけるラインスクリーンパターンとを検出する検出部11bと、上記第1方向におけるラインスクリーンパターンの周期性を判定する判定部11cと、検出部11bによる検出結果における2つのラインスクリーンパターンの差および判定部11cによる判定結果に基づいて、画像データにラインペアパターンが含まれるか否かを判別する判別部11dと、を含む。
読み取り部2は、CCD(Charge-Coupled Device :電荷結合素子)、ミラーおよび原稿台ガラス等から構成され、原稿を読み取り、読み取った原稿に基づいて画像データGDを生成する。
画像データ調整部3は、画像データGDに対して下地飛ばし処理や色味調整を行う。下地飛ばし処理とは、画像データGDから下地レベル(下地の信号レベル)を減算することによって、画像データGDから下地を除去することをいう。例えば新聞や色紙等の下地が白くない領域を有する原稿を複写した場合に、下地飛ばし処理によって複写紙において当該領域を白くすることができる。また、色味調整は色度点の変化率を調整する処理である。
エッジ判別部4は画像(画像データ)がエッジであるか否かを判別する。文字色判別部5は画像が白文字、色文字および黒文字等のいずれであるかを判別する。文字領域判別部6は、エッジ判別部4および文字色判別部5による判別結果に基づいて画像の文字領域を特定する。
孤立点判別部7は画像が孤立点であるか否かを判別する。周期性判定部8は周期性判定フィルタを用いて、孤立点の周期性を判定する。網点領域判別部9は、孤立点判別部7による判別結果および周期性判定部8による判定結果に基づいて網点領域を特定する。
色空間変換部10は、R,G,B系の画像データGDをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)系の画像データGDに変換する。ラインペア判別部11は、画像がラインスクリーンパターン(ラインスクリーン形状)またはラインペアパターン(ラインペア形状)であるか否かを判別する。ラインスクリーンパターンとは孤立点が連結した線状のパターンであり、ラインペアパターンとは複数のラインスクリーンパターンが規則的に並んで構成されたものである。詳細については後で説明する。
画像データ補正部12は、上記各構成による判別結果や判定結果に基づいて、エッジ強調処理やスムージング処理等を行う。エッジ強調処理は、視認性を向上するために文字のエッジを強調する処理であり、スムージング処理は、隣接する画素間の明度(濃度)の変化が滑らかになるように、網点領域の画素の明度値または濃度値を設定する処理である。このスムージング処理によってプリントアウト時のモアレの発生が防止される。
スクリーン/誤差拡散処理部13は、画像データGDに対してスクリーン処理や誤差拡散処理を行い、画像データGDのデータ形式をプリンタユニット(エンジン)によって印字するデータ形式に変換する。そして、プリンタユニットによって画像データGDに基づく画像が形成された複写紙が出力される。
図2に示すように、網点20は、一般に、所定サイズ以下の複数の孤立点21が、規則的に所定の密度範囲で並んで構成されているものと定義される。
孤立点21を判別するための孤立点判別フィルタの種類として、注目画素が1×1画素の孤立点21である場合を判別するための孤立点判別フィルタ22(図3(A))、注目画素が2×1画素の孤立点21である場合を判別するための孤立点判別フィルタ23a〜23d(図3(B))、注目画素が2×2画素の孤立点21である場合を判別するための孤立点判別フィルタ24a〜24d(図3(C))、および、注目画素が2×3画素の孤立点21である場合を判別するための孤立点判別フィルタ25a〜25l(図3(D))が挙げられる。
孤立点21には、黒孤立点と呼ばれるものと白孤立点と呼ばれるものとの2種類がある。黒孤立点は孤立点21の階調が周辺画素26よりも低い(暗い)ものをいい、白孤立点は孤立点21の階調が周辺画素26よりも高い(明るい)ものをいう。
具体的には、周辺画素26の最小階調値(最小明度値)から孤立点21の平均階調値(平均明度値)を引いた差である黒孤立点ピーク量が0を超えた場合に、孤立点21は黒孤立点であると判断される。つまり、孤立点21が周辺画素26のいずれよりも暗い場合に、それを黒孤立点と判断する。一方、孤立点21の平均階調値(平均明度値)から周辺画素26の最小階調値(最小明度値)を引いた差である白孤立点ピーク量が0を超えた場合に、孤立点21は白孤立点であると判断される。つまり、孤立点21が周辺画素26のいずれよりも明るい場合に、それを白孤立点と判断する。なお、上記の各差が負である場合には、0でクリップする。
ここで、網点を構成する孤立点が隣の孤立点とある方向で連結して構成されるラインスクリーンパターン(ラインペアパターン)においては、周辺画素が孤立点に対して十分な階調差を有さず、図3の孤立点判別フィルタ22〜25によって孤立点を判別することが困難となる。そこで、ラインペアパターンを正確に判別することができる方法について以下に説明する。
図4はラインペアパターンの判別方法を説明するための図である。図4(A)に示すように、まず、ラインペアパターン30は、孤立点21が連結して構成された複数のラインスクリーンパターン31が規則的に並んで構成されたものである。
このようなラインペアパターン30において、ラインスクリーンパターン31に対して、ある角度で交わる方向(図示せず)を見ると、階調の低い(暗い)画素(ラインスクリーンパターン31を構成する画素)と階調の高い(明るい)画素とが規則的に繰り返されて配されていることが分かる。
ラインペアパターン30において、ある長さの領域内での上記繰り返し回数は、ラインスクリーンパターン31に対して、注目画素TGを基準として直角に交わる方向d1においてカウントする場合に最大となる。この繰り返し回数からラインペアパターン30を構成する線数、つまり、ラインスクリーンパターン31の数量を取得することができる。
次に、図4(B)に示すように、ラインスクリーンパターン31に垂直な方向d1に直交する方向d3においてカウントされる画素は全て階調の低い画素であり、階調の高い画素は存在しない。このため、繰り返し数は0となる。
このように、ラインペアパターン30においては、ある角度でラインスクリーンパターン31に交わる方向における繰り返し数Mと、当該方向に直交する方向における繰り返し数Nとの差であるM−Nが他のパターン(ドットパターン等)に比して大きくなることが分かる。
以下、図1のラインペア判別部11によってラインペアパターン30を判別するための判別方法(判別アルゴリズム)について説明する。本実施形態では、ラインペアパターン30を判別するための条件として、後述の第1条件および第2条件が設定されている。
まず、上記の繰り返し数MおよびNのカウントを容易にするために、画像データGDの2値化を行う。2値化処理の閾値th1として、例えば、ある領域内における画素の最大階調値および最小階調値を算出し、算出された最大階調値および最小階調値の和を2で除算した値を用いることができる。
続いて、ラインペアパターン30において、ある角度でラインスクリーンパターン31に交わる方向における上記繰り返し数M、すなわち、階調の低い画素と階調の高い画素との間における移り変わり(以下、「変化点」と称する)をカウントする。
つまり、2値化された画像データにおいて、オンの画素とオフの画素との変化点の数、つまりオンオフの変化回数をカウントする。「H」と「L」の変化回数、または「1」と「0」の変化回数であっても同じである。変化点の数を単に「変化点」と記載することがある。
例えば、ある角度でラインスクリーンパターン31に交わる方向におけるドット数が3の場合、変化点は4となる。
変化点をカウントする方向として、図4(C)に示すように、注目画素TGを基準として放射状に45度間隔で配された8つの方向d1〜d8を設定する。図4(C)では、カウントする領域(カウント領域)を全ての方向で同じにするために、方向d1、d3、d5、d7においてカウント対象となる画素数は、方向d2、d4、d6、d8においてカウント対象となる画素数に1/√2を乗じた数とする。なお、変化点をカウントする方向は任意に設定することができ、例えば22.5度間隔または11.25度間隔等で配された複数の方向を設定してもよい。
本実施形態では、方向d1〜d8において変化点をカウントする。そして、カウントした変化点が最大となる方向を取得する。以下、変化点が最大となる方向の当該変化点をm(mは整数)とする。図4(C)では、方向d2における変化点が最大値となったとし、当該変化点をmとする。
ここで、ラインペアパターン30を判別するための第1条件は、変化点m>リファレンス値Q、を充足すること、すなわち、変化点mがリファレンス値Qを超えることである。
例えば、第1条件の変化点mは次のようにカウントされ、リファレンス値Qは次のように設定される。
読み取り部2の読み取り精度(スキャン精度)が600dpi(dot per inch)で、150lpi(line per inch )の原稿についてラインペアパターン30を検出する場合を考える。なお、方向d2における変化点をカウント領域の長さを、600dpiにおける30ドット分の長さ、つまり、約1.25mmとする。
リファレンス値Qは、600dpiにおける30ドット分の長さ(約1.25mm)の領域の中に存在する、150lpiの原稿の変化点の数を表すので、150÷20×2−1により14となる。
また、変化点mは、方向d2における変化点をカウント領域の長さを30ドットとしているので、30×2−1により59となる。なお、リファレンス値Qおよび変化点mを計算するのに、それぞれ1を差し引いているのは、最初の画素(ドット)をカウント対象から除くためである。
この場合、変化点m(=59)>リファレンス値Q(=14)を充足するので、第1条件が満たされることとなる。
次に、ラインペアパターン30を判別するための第2条件は、変化点mを有する方向d2に直交する方向d4およびd8における変化点のどちらかが、方向d1〜d8における変化点のうち最小値となっていることである。
以上のように、上記の第1条件および第2条件を充足すれば、画像データGDにラインペアパターン30が含まれると判別される。
ただし、第1条件および第2条件のみでラインペアパターン30を判別することが困難となる場合がある。
図5は方向d1〜d8のカウント領域のうちの一部がラインペアパターン30の外部に出ている状態を示す図である。
図5に示すように、方向d1〜d4のカウント領域はラインペアパターン30の内部にあるが、方向d5〜d8(図4(C)参照)のカウント領域はラインペアパターン30の外部に出ている。そのため、上記の第2条件を正常に判定することができない。そこで、この課題を解決するために次の方法を用いる。
すなわち、隣り合う4つの方向における変化点の合計値を8種算出する。この場合、第1の合計値として、方向d2、d3、d4、d5における変化点の合計値を算出し、第2の合計値として、方向d3、d4、d5、d6における変化点の合計値を算出し、第3の合計値として、方向d4、d5、d6、d7における変化点の合計値を算出し、第4の合計値として、方向d5、d6、d7、d8における変化点の合計値を算出し、第5の合計値として、方向d6、d7、d8、d1における変化点の合計値を算出し、第6の合計値として、方向d7、d8、d1、d2における変化点の合計値を算出し、第7の合計値として、方向d8、d1、d2、d3における変化点の合計値を算出し、および、第8の合計値として、方向d1、d2、d3、d4における変化点の合計値を算出する。
そして、第1〜第8の合計値のうち、その合計値が最大となるものを選択する。これは、変化点の合計値が最大となる組み合わせを選択することによって、当該組み合わせにおける各方向のカウント領域がラインペアパターン30内に存在する可能性が高いためである。
図5では、方向d1、d2、d3、d4における変化点の合計値(第8の合計値)が最大となったものとする。そして、方向d1、d2、d3、d4における変化点の中で最大となる変化点をmとし、この変化点mがリファレンス値Qを超えているか否かを判別する(第1条件)。なお、図5では、方向d1における変化点が最大となったものとする。
第1条件に加えて、方向d1に直交する方向d3における変化点が、上記4つの方向における変化点の中で最小となっているか否かを判別する(第2条件)。
ここで、上述のように、注目画素TGを基準として45度間隔で配された方向を採用して、各ラインスクリーンパターン31が垂直線に対して時計回りに22.5度傾斜して構成されているラインペアパターン30aを判別する場合に、次の課題が生じる。
図6はラインペアパターン30aの判別方法を説明するための図である。図6に示すように、ラインペアパターン30aにおいて各ラインスクリーンパターン31は図示しない垂直線に対して時計回りに22.5度傾斜している。つまり、この場合に、水平線に対する傾き角度αは67.5度である。
図6では、方向d1における変化点が最大となったものとする。方向d1に直交する方向はd3である。
しかし、このようなラインペアパターン30aにおいては、方向d2における変化点の数と方向d3における変化点の数とは理論的に同値であり、注目画素TGの位置ずれや入力される画像データGDの揺らぎ等によって、方向d2における変化点が最小となる場合が生じる。その結果、第2条件を判別することができなくなる。
そこで、このような場合に、上述の第2条件を、変化点が最大値である方向に直交する方向における変化点の数が、変化点の最大値/2+α以下であることに置き換える。これは、ラインペアパターン30aにおいては、理論的に、変化点が最大値である方向に直交する方向における変化点の数は、変化点の最大値の1/2以下になるためである。なお、αは、A/D変換時等に生じる画像データGDの揺らぎ等を考慮した余裕値(整数)である。
続いて、文字がラインペアパターン30であると誤判別してしまうことを防止するための第3条件について説明する。
図7はラインペアパターン30の判別方法の第3条件について説明するための図である。
第3条件を採用するのは、フォントサイズ(ポイントサイズ)が小さく、複雑な漢字(「薔薇」等)からなる画像においては、局部的に第1条件および第2条件を充足することがあり、当該漢字がラインペアパターン30であると誤判別される可能性があるためである。
フォントサイズが小さい漢字の場合、ラインペアパターン30上の各方向におけるカウント領域において変化点が等間隔で均一に配される可能性は小さいと考えられることから、第3条件として、次の周期性条件を追加採用する。周期性条件は、カウント領域の変化点が均一に配されているか否かを判別するための条件である。
図7に示すように、変化点が最大値となる方向d1におけるカウント領域を、カウント領域d1Aとカウント領域d1Bとに2等分し、これら2つのカウント領域d1A、d1Bの変化点のカウント数をそれぞれpおよびq(p、qは整数)とした場合に、周期性条件である第3条件は、(p−q)の絶対値が予め定めた閾値th2以下であることである。この第3条件が充足されれば、変化点が均一に配されているとして、画像データGDにラインペアパターン30が含まれると判別される。
以下、ラインペアパターン30でないにも関わらず、ラインペアパターン30であると判別されることを防止する方法について説明する。
図8はラインペアパターン30の誤判別の防止を説明するための図である。
図8(A)に示すように、複数のドットが規則的に配されたドットパターン40においては、注目画素TGを基準とした8つの方向d1〜d8における変化点はすべてある値以上存在するため、上記の第2条件を充足しない。
しかしながら、図8(B)に示すように、注目画素TGの位置によっては、変化点が最大値となる方向に直交する方向の変化点の数が0等の小さい値になる場合が生じ、第1条件および第2条件を充足して、ドットパターン40がラインペアパターンであると誤判別されることがある。なお、この場合、ラインペアパターンであると誤判別される対象は、ドットパターン40の網点の全領域ではなく、飛び石状となる。
このような誤判別を防止するために、画像データGDに対してエロージョン処理を実施する。エロージョン処理とは、所定のマトリクスサイズにおいてドット領域を削除し小さくする一般的な処理である。
このエロージョン処理を行うことによって、ドットパターン40がラインペアパターンであると誤判別することが防止される。なお、オープニング処理(画像の小さな凸部を平滑化する処理)を行った場合に、一旦縮小したラインペアパターン30を復元するために、エロージョン処理の後にクロージング処理(画像の小さな凹部を平滑化する処理)を行う。
図9はラインペアパターン30の判別処理を示すフローチャートである。
図9に示すように、まず、読み取り部2によって原稿が読み取られ、画像データGDが生成される(#1)。次に、生成された画像データGDの2値化を行う(#2)。
そして、8つの方向d1〜d8のカウント領域における変化点のカウントを行う(#3)。
続いて、第1条件を充足するか否かを判別する(#4)。第1条件を充足する場合(#4でYes)、第2条件を充足するか否かを判別する(#5)。第2条件を充足する場合(#5でYes)、第3条件を充足するか否かを判別する(#6)。第3条件を充足する場合(#6でYes)、画像データGDにラインペアパターン30が含まれるとして、当該画像データGDにオープニング処理(#7)およびスムージング処理(隣接する画素間の明度(濃度)の変化が滑らかになるように各画素の濃度値を設定する処理:#8)が実施される。
これに対して、第1条件を充足しない場合(#4でNo)、第2条件を充足しない場合(#5でNo)、および第3条件を充足しない場合(#6でNo)、画像データGDにラインペアパターン30が含まれないと判別される。
〔第2の実施形態〕
次に、第2の実施形態の画像処理装置1Bについて説明する。
図10は第2の実施形態に係る画像処理装置1Bの構成を示すブロック図、図11はラインペアパターン30bの真の変化点を算出する方法を説明するための図、図12はラインペアパターン30bの傾き角度を算出する方法を説明するための図、図13はラインペアパターン30の判別処理を示すフローチャートである。
第2の実施形態においては、主としてラインペア判別部11Bが、第1の実施形態のラインペア判別部11と異なっている。第2の実施形態において、ラインペア判別部11B以外の構成は第1の実施形態の画像処理装置1と同様である。図10〜図13において、第1の実施形態の画像処理装置1と同じ機能の要素については、同一の符号を付して説明を省略しまたは簡略化する。
図10に示すように、画像処理装置1Bは、読み取り部2、画像データ調整部3、エッジ判別部4、文字色判別部5、文字領域判別部6、孤立点判別部7、周期性判定部8、網点領域判別部9、色空間変換部10、ラインペア判別部11B、画像データ補正部12、およびスクリーン/誤差拡散処理部13等から構成される。
ラインペア判別部11Bは、2値化部11a、検出部11bB、判定部11c、および判別部11dを有する。
検出部11bBは、2値化部11aによって2値化された画像データに基づく画像の複数の方向におけるオンオフの変化回数(変化点の数)を検出する。検出部11bBには、ラインペア角度算出部11eおよびラインペア変化回数算出部11fが設けられる。
ラインペア角度算出部11eは、検出された複数の方向における変化回数に基づいて、ラインペアパターンの傾き角度αを求める。
その際に、複数の方向のうちオンオフの変化回数が最大となる方向を第1方向とし、第1方向における変化回数と第2方向における変化回数とに基づいて、傾き角度αを求める。つまり、第1方向および第2方向におけるラインスクリーンパターンのピッチを算出し、算出したピッチに基づいて傾き角度αを求める。本実施形態において、傾き角度αは、水平方向の線(x軸線)に対するラインスクリーンパターンの角度である。
なお、この場合の複数の方向は、第1の実施形態と同様に、注目画素を基準として放射状に45度間隔で配された8つの方向d1〜d8が用いられる。
ラインペア変化回数算出部11fは、求められた傾き角度αに基づいて、ラインペアパターンに直交する方向におけるオンオフの変化回数を求める。
判別部11dは、ラインペアパターンに直交する方向におけるオンオフの変化回数に基づいて、画像データにラインペアパターンが含まれるか否かを判別する。
その際に、ラインペアパターンに直交する方向におけるオンオフの変化回数が所定の閾値よりも大きいときに、ラインぺアパターンが含まれると判別する。
以下、さらに詳しく説明する。
第1の実施形態で説明した例では、ラインペアパターン30の変化回数のカウントをN度の等間隔で放射線状に行うので、カウントの方向は(360÷N)個となり、有限個である。しかし、ラインペアパターン30の傾き角度は任意の値をとる可能性があるため、第1の実施形態の方法では、ラインペアパターン30の傾き角度によってはラインペアパターン30を正確に検出することができない場合がある。
つまり、ラインペアパターンの傾き角度αが方向d2と方向d3との間の角度であった場合に、変化点の数が減少する傾向がある。例えば、図6に示すように、傾き角度αが方向d2と方向d3との中間の角度、つまり67.5度であった場合には、変化点の数の最大値はかなり減少する。
その結果、検出しようとするラインペアパターン30aの変化回数がリファレンス値Qの近辺の値となった場合に、その傾き角度αによっては第1条件を充足しない場合が生じる。つまり、本来はラインペアパターンであるにもかかわらず、ラインペアパターンでないと判別されることが生じる。
そこで、第2の実施形態の検出部11bBにおいては、ラインペアパターンの傾き角度αを求め、求めた傾き角度αに基づいて、ラインペアパターンに直交する方向におけるオンオフの変化回数を求めるのである。
図11に示すラインペアパターン30bにおいて、各ラインスクリーンパターン31の傾き角度αは67.5度である。
そこで、各方向d1〜d4のそれぞれについて、オンからオフまたはオフからオンのいずれかの変化回数をカウントし、カウント値をnとする。カウント値nつまり変化回数nは、ラインスクリーンパターン31の線数を示すこととなる。
例えば、図11に示す例では、方向d1では変化回数nが7、方向d2では変化回数nが3、方向d3では変化回数nが4、方向d4では変化回数nが8となる。方向d4における変化回数nが最大となり、その方向に直交する方向である方向d2における変化回数nが最小となる。
図12(A)には、ラインペアパターン30bに対して、2つの方向d4、d2が示されている。これら2つの方向d4、d2について、ラインスクリーンパターン31のピッチが、PT4、PT2として示されている。ピッチPT4、PT2は、方向d4、d2におけるカウント領域の長さ(上の例では約1.25mm)を、それぞれについて求めた変化回数nで除すことによって求められる。なお、このようにして求めたピッチPT4、PT2は平均的なものである。
そして、図12(B)に示すように、求めたピッチPT4、PT2を用いて、真の傾き角度αを求めることができる。
つまり、傾き角度αは、
α=arctan(PT2/PT4)
として求められる。
傾き角度αを求めることにより、カウント領域における変化回数の真の最大値を求めることができる。
つまり、図12(C)に示すように、傾き角度αに直交する方向についてのピッチPTxが求められる。
つまり、ピッチPTxは、
PTx=PT4・sinα
として求められる。
求めたピッチPTxを用いて、変化回数の真の最大値が求められる。
なお、変化回数の真の最大値を求めるに当たり、演算によって求めてもよいし、傾き角度αまたはピッチPTxを入力とするルックアップテーブルなどによってもよい。
例えば、傾き角度αを入力とし乗算係数X(α)を出力とするルックアップテーブルを用い、得られた乗算係数X(α)を方向d1〜d8における変化回数の最大値に乗ずることによって、変化回数の真の最大値が求められる。
なお、上の例では、変化回数nを、オンからオフまたはオフからオンのいずれかに限定したカウント値としたので、カウント領域の長さを変化回数nで除すことにより直接に求めることができる。このように限定したカウント値である変化回数を「階調変化回数」と呼称することがある。
しかし、変化回数nとして階調変化回数を用いなかった場合、つまり第1の実施形態で説明したようにオンからオフまたはオフからオンのいずれの場合にもカウントした合計値とした場合には、求めた変化回数nの2分の1を用いて計算することによってピッチPT4、PT2を求めることができる。
また、傾き角度αを求めるためには、必ずしもピッチPT4、PT2を用いる必要はなく、例えばピッチPT4、PT2に比例した値であればよいので、第1の実施形態で用いた変化回数をそのまま用いてもよい。また、適当な係数またはルックアップテーブルを用いることにより、第1の実施形態で用いた変化回数をそのまま用いることも可能である。
このように、第2の実施形態の画像形成装置1Bによると、真の変化回数(変化点)を求めることによって、ラインペアパターン30bがどのような傾き角度αを持っている場合であっても、ラインペアパターンであることを正しく検出しまたは判別することができる。つまり、任意の傾き角度αに対して、ラインペアパターンの判別の精度を低下させることなく、高精度な判別を行うことができる。
図13に示すフローチャートにおいて、ステップ#11〜13、16〜20は、図9のステップ#1〜8とそれぞれ同じである。
ステップ#14において、ラインペアパターンの傾き角度αを求める。求めた傾き角度αに基づいて、真の変化回数(変化点の数)をめる(#15)。
このように、真の変化回数を求めることによって、ラインペアパターン30をより正確に判別することができる。
なお、先に述べた第1の実施形態では、図5に示すように、方向d1〜d8のカウント領域のうちの一部がラインペアパターン30の外部に出ている場合に、隣合う複数の方向における変化点の合計値のうちその合計値が最大となるものを選択した。第2の実施形態においても、このような合計値の最大となる組み合わせの選択ステップをステップ#14の前に入れておくことによって、図5に示すような場合に対しても正確にラインペアパターン30を判別することができる。
〔実施形態における効果〕
このように、上に述べた実施形態では、第1条件、第2条件、および第3条件を用いることによって、ラインペアパターン30を正確に判別することが可能となる。したがって、判別されたラインペアパターン30に対してスムージング処理を実施することができるので、プリントアウト時のモアレやテクスチャの発生を防止することが可能となる。
〔他の実施形態〕
上記実施形態では、周期性条件である第3条件を判別するために、方向d1におけるカウント領域を2等分したが、信頼性をより高めるために、3つ以上のカウント領域に分けてもよい。
その他、画像処理装置1、1Bの全体または各部の構成、処理内容、処理順序等は、本発明の趣旨に沿って適宜変更することが可能であり、この場合にも上記の特有かつ格別の効果が奏される。
第1の実施形態の画像処理装置の構成を示すブロック図である。 孤立点の集合体である網点を示す図である。 孤立点を判別するための孤立点判別フィルタを示す図である。 ラインペアパターンの判別方法を説明するための図である。 8つの方向のカウント領域のうちの一部がラインペアパターンの外部に出ている状態を示す図である。 他のラインペアパターンの判別方法を説明するための図である。 ラインペアパターンの判別方法の第3条件について説明するための図である。 ラインペアパターンの誤判別の防止を説明するための図である。 ラインペアパターンの判別処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態の画像処理装置の構成を示すブロック図である。 ラインペアパターンの真の変化点を算出する方法を説明する図である。 ラインペアパターンの傾き角度を算出する方法を説明するための図である。 第2の実施形態のラインペアパターンの判別処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1,1B 画像処理装置
2 読み取り部(読み取り手段)
11,11B ラインペア判別部
11a 2値化部(2値化手段)
11b,11bB 検出部(検出手段)
11c 判定部(判定手段)
11d 判別部(判別手段)
11e ラインペア角度算出部(ラインペア角度算出手段)
11f ラインペア変化回数算出部(ラインペア変化回数算出手段)
20 網点
21 孤立点
30,30a,30b ラインペアパターン
31 ラインスクリーンパターン
d1〜d8 方向
d1A,d1B カウント領域
m 変化点(第1方向における変化点)
n 変化回数(第1方向における変化回数)
TG 注目画素

Claims (21)

  1. 原稿を読み取って画像データを生成する読み取り手段と、
    前記読み取り手段によって生成された画像データに基づき、互いに直交する方向を複数含むラインスクリーンパターンに含まれる変化点の数を検出する検出手段と、
    前記検出手段による検出結果において、前記ラインスクリーンパターンに含まれる変化点の数が最大値である方向を第1方向とし、前記第1方向における変化点の数が所定値以上であり、かつ、前記第1方向に直交する第2方向におけるラインスクリーンパターンに含まれる変化点の数が最小値となるか否かに基づいて、前記画像データにラインペアパターンが含まれるか否かを判別する判別手段と、を有する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記ラインスクリーンパターンは、孤立点が連結して構成される線状のパターンであり、
    前記ラインペアパターンは、複数の前記ラインスクリーンパターンが規則的に並んで構成されるパターンである、
    請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記画像データを2値化する2値化手段を含み、
    前記検出手段は、前記2値化手段によって2値化された画像データに基づく画像の前記第1方向におけるオンオフの変化回数と、前記第2方向におけるオンオフの変化回数とを検出し、
    前記判別手段は、前記第1方向における前記変化回数と前記第2方向における前記変化回数との差に基づいて前記画像データにラインペアパターンが含まれるか否かを判別する、
    請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. 前記第1方向は、注目画素を基準として放射状に45度間隔で配された8つの方向のうち、その方向に沿ったオンオフの変化回数が最大となる方向である、
    請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記画像データを2値化する2値化手段を含み、
    前記検出手段は、
    前記2値化手段によって2値化された画像データに基づく画像の複数の方向におけるオンオフの変化回数を検出するものであり、
    検出された複数の方向における変化回数に基づいてラインペアパターンの傾き角度を求めるラインペア角度算出手段と、
    求められた前記傾き角度に基づいて前記ラインペアパターンに直交する方向におけるオンオフの変化回数を求めるラインペア変化回数算出手段と、を有し、
    前記判別手段は、前記ラインペアパターンに直交する方向におけるオンオフの変化回数に基づいて前記画像データにラインペアパターンが含まれるか否かを判別する、
    請求項1または2記載の画像形成装置。
  6. 前記ラインペア角度算出手段は、前記複数の方向のうちオンオフの変化回数が最大となる方向を前記第1方向とし、前記第1方向における変化回数と前記第2方向における変化回数とに基づいて前記傾き角度を求める、
    請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記ラインペア角度算出手段は、前記第1方向および前記第2方向における変化回数に基づいて、前記第1方向および前記第2方向におけるラインスクリーンパターンのピッチを算出し、算出したピッチに基づいて前記傾き角度を求める、
    請求項6記載の画像処理装置。
  8. 前記判別手段は、ラインペアパターンに直交する方向におけるオンオフの変化回数が所定の閾値よりも大きいときに、ラインぺアパターンが含まれると判別する、
    請求項5ないし7のいずれかに記載の画像処理装置。
  9. 前記複数の方向は、注目画素を基準として放射状に45度間隔で配された8つの方向である、
    請求項5ないし8のいずれかに記載の画像処理装置。
  10. 前記変化回数の周期性を判定する判定手段を含む、
    請求項3ないし9のいずれかに記載の画像処理装置。
  11. 前記判定手段は、前記第1方向における前記変化回数のカウント領域が所定数分割されてなる各々のカウント領域における変化回数に基づいて前記周期性を判定する、
    請求項10記載の画像処理装置。
  12. 前記判別手段による判別後の画像データに対してオープニング処理を行うオープニング処理部を含む、
    請求項1ないし1のいずれかに記載の画像処理装置。
  13. 原稿を読み取って画像データを生成する生成ステップと、
    生成された前記画像データに基づき、互いに直交する方向を複数含むラインスクリーンパターンに含まれる変化点の数を検出する検出ステップと、
    前記検出の結果において、前記ラインスクリーンパターンに含まれる変化点の数が最大値である方向を第1方向とし、前記第1方向における変化点の数が所定値以上であり、かつ、前記第1方向に直交する第2方向におけるラインスクリーンパターンに含まれる変化点の数が最小値となるか否かに基づいて、前記画像データにラインペアパターンが含まれるか否かを判別する判別ステップと、を有する、
    ことを特徴とするラインペアパターンの判別方法。
  14. 前記ラインスクリーンパターンは、孤立点が連結して構成される線状のパターンであり、
    前記ラインペアパターンは、複数の前記ラインスクリーンパターンが規則的に並んで構成されるパターンである、
    請求項1記載のラインペアパターンの判別方法。
  15. 前記画像データを2値化する2値化ステップを含み、
    前記検出ステップにおいては、前記2値化ステップで2値化された画像データに基づく画像の前記第1方向におけるオンオフの変化回数と、前記第2方向における前記変化回数とを検出し、
    前記判別ステップにおいては、前記第1方向における前記変化回数と前記第2方向における前記変化回数との差に基づいて前記画像データにラインペアパターンが含まれるか否かを判別する、
    請求項1または1記載のラインペアパターンの判別方法。
  16. 前記第1方向は、注目画素を基準として放射状に45度間隔で配された8つの方向のうち、その方向に沿ったオンオフの変化回数が最大となる方向である、
    請求項1記載のラインペアパターンの判別方法。
  17. 前記画像データを2値化する2値化ステップを含み、
    前記検出ステップにおいては、
    前記2値化手段によって2値化された画像データに基づく画像の複数の方向におけるオンオフの変化回数を検出し、
    検出された複数の方向における変化回数に基づいてラインペアパターンの傾き角度を求め、
    求められた前記傾き角度に基づいて、前記ラインペアパターンに直交する方向におけるオンオフの変化回数を求め、
    前記判別ステップにおいては、前記ラインペアパターンに直交する方向におけるオンオフの変化回数に基づいて前記画像データにラインペアパターンが含まれるか否かを判別する、
    請求項1または1記載のラインペアパターンの判別方法。
  18. 前記検出ステップにおいて、前記複数の方向のうちオンオフの変化回数が最大となる方向を前記第1方向とし、前記第1方向における変化回数と前記第2方向における変化回数とに基づいて前記傾き角度を求める、
    請求項1記載のラインペアパターンの判別方法。
  19. 前記変化回数の周期性を判定する判定ステップを含む、
    請求項1ないし1のいずれかに記載のラインペアパターンの判別方法。
  20. 前記判定ステップにおいては、前記第1方向における前記変化回数のカウント領域が所定数分割されてなる各々のカウント領域における変化回数に基づいて前記周期性を判定する、
    請求項19記載のラインペアパターンの判別方法。
  21. 前記判別ステップにおいて判別された後の画像データに対してオープニング処理を行うオープニング処理ステップを含む、
    請求項1ないし2のいずれかに記載のラインペアパターンの判別方法。
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