JP2004228745A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】種々の大きさや形状の孤立点が混在している場合でも,孤立点の検出を適切に行い,その検出結果により良好な画像処理を行うことができる画像処理装置を提供すること。
【解決手段】この画像処理装置は,黒孤立点を検出する黒孤立点判別部12と白孤立点を検出する白孤立点判別部13とを含む孤立点検出部11を有する。黒孤立点判別部12は,各サイズの縮小フィルタにより縮小処理を施す3×3max処理部21,5×5max処理部22,7×7max処理部23と,黒孤立点認識部14を有する。黒孤立点認識部14は,入力画像データ中の黒孤立点を判別する黒孤立点フィルタ部24Aと,各縮小フィルタにより縮小された画像データ中の黒孤立点を判別する各黒孤立点フィルタ部24B,24C,24Dと,それらのフィルタ部24A〜24Dの判別結果の論理和を取るOR処理部25とを有する。
【選択図】 図2
【解決手段】この画像処理装置は,黒孤立点を検出する黒孤立点判別部12と白孤立点を検出する白孤立点判別部13とを含む孤立点検出部11を有する。黒孤立点判別部12は,各サイズの縮小フィルタにより縮小処理を施す3×3max処理部21,5×5max処理部22,7×7max処理部23と,黒孤立点認識部14を有する。黒孤立点認識部14は,入力画像データ中の黒孤立点を判別する黒孤立点フィルタ部24Aと,各縮小フィルタにより縮小された画像データ中の黒孤立点を判別する各黒孤立点フィルタ部24B,24C,24Dと,それらのフィルタ部24A〜24Dの判別結果の論理和を取るOR処理部25とを有する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,画像データから孤立点を検出することにより画像処理を行う画像処理装置に関する。さらに詳細には,デジタル式の複写機などに適用され,読み込んだ画像データ中における孤立点の検出を通じて画像処理を行う画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より,デジタル式の複写機などにおいては,原稿を読み込んだ画像データに対し,文字画像領域,網点画像領域,濃淡画像領域等の判別を行う。より良好な出力画像を得るために,その領域の特性に応じて,エッジ強調やスムージング等の適切な画像処理を行うのである。そのうち,網点画像領域の判別には,一般に,所定領域中にある孤立点の個数を所定値と比較する方法が用いられる。そのために,まず,画像データ中の孤立点を検出する。
【0003】
従来,孤立点の検出は,例えばある画素を中心とした5×5等の所定の画素サイズのフィルタによって,その画素の画像データが,周囲の他の画素のいずれよりも小さい(黒孤立点)またはいずれよりも大きい(白孤立点)ことによって行われていた。以下では,画像データとは明度値であるとする。従って,値が大きい方が白い画素である。しかし,画像の解像度が上昇し,画素に対する孤立点の大きさが相対的に大きくなった場合には,上記のような一定の画素サイズのフィルタでは検出できなくなる。そこで,孤立点の大きさを小さくする各種の処理を行うことにより,高解像度の画像でも孤立点を検出できる技術が提案されている(特許文献1参照。)。
【0004】
この技術では,孤立点の大きさを小さくする処理として,間引き処理とオープニング処理とが提案されている。間引き処理は,画像データを所定画素ごとに間引いて画素数を減らす処理方法である。また,オープニング処理は,各画素を中心とした3×3画素の最大フィルタ(黒孤立点用)あるいは最小フィルタ(白孤立点用)を適用して,その画素の画像データを,そのフィルタ中の最大値または最小値に書き換える方法である。これにより,孤立点を小さくして,孤立点の検出を行うのである。これらの処理によって,高解像度の画像からも孤立点が検出できるようになった。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−59615号公報(第6,8頁,第8,17図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,前記した従来の画像処理装置では,次のような問題点があった。一般に網点原稿では,孤立点の個々の大きさや画像中の孤立点の密度を変更することによって階調を表現している。しかし,濃度50%前後の階調の網点画像や複写の繰り返しによって画質の劣化が発生した画像では,隣接する孤立点同士の辺縁部がぼけてくっついてしまうことがある。このようにくっついてしまった画像データに対して間引き処理を行うと,複数の孤立点が全体で1つの孤立点と判断されたり,または,孤立点と判断されなかったりするおそれがあった。
【0007】
また,あるいは,オープニング処理では3×3画素のフィルタを使用しているため,大きさが1〜2画素の孤立点は消去されてしまう。すなわち,解像度があまり大きくない画像や,種々の大きさの孤立点が混在している画像に対してこの方法を適用すると,孤立点の数が正確に把握できないおそれがあった。そして,このように孤立点の個数を誤判断された場合,その領域が網点領域であることが判別できなくなるおそれがあるという問題点があった。
【0008】
本発明は,前記した従来の画像処理装置が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,種々の大きさや形状の孤立点が混在している場合でも,孤立点の検出を適切に行い,その検出結果により良好な画像処理を行うことができる画像処理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この課題の解決を目的としてなされた本発明の画像処理装置は,画像データから孤立点を抽出し,その抽出結果に応じた画像処理を行う画像処理装置であって,入力画像データに第1の縮小処理を施す第1縮小手段と,入力画像データに第2の縮小処理を施す第2縮小手段と,第1の縮小処理を施された画像データ及び第2の縮小処理を施された画像データに基づいて,入力画像データ中の孤立点を認識する孤立点認識手段とを有するものである。
【0010】
本発明の画像処理装置によれば,入力画像データは第1縮小手段と第2縮小手段とによってそれぞれ縮小処理が施される。もともと異なる大きさであった孤立点が,各縮小手段のいずれかによって孤立点認識手段の認識に適した大きさに縮小される。そして,孤立点認識手段によってその縮小された画像データ中の孤立点が認識される。従って,孤立点のもともとの大きさに拘わらず,孤立点と認識される。これにより,種々の大きさや形状の孤立点が混在している場合でも,孤立点の検出を適切に行い,その検出結果により良好な画像処理を行うことができる。
【0011】
また,本発明の画像処理装置において,第1縮小手段は,入力画像データに第1の縮小フィルタにより第1の縮小処理を施し,第2縮小手段は,入力画像データに第2の縮小フィルタにより第2の縮小処理を施し,第1の縮小フィルタ及び第2の縮小フィルタは,注目画素の周囲の所定領域内の画素のデータの最小値もしくは最大値を出力するものであり,それらの所定領域のサイズが互いに異なるものであることが望ましい。
このようにすれば,注目画素のデータが,各縮小フィルタの所定領域内の最小値もしくは最大値でない場合には,最小値もしくは最大値に置き換えられる。従って,例えば孤立点の辺縁部等は,その周辺の地色に置き換えられる。すなわち,そのフィルタの所定領域の大きさに応じて,境界部分の画素のデータが変更されるので孤立点が縮小される。
【0012】
また,本発明の画像処理装置において,孤立点認識手段は,第1の縮小処理を施された画像データ中の孤立点を判別する第1孤立点判別手段と,第2の縮小処理を施された画像データ中の孤立点を判別する第2孤立点判別手段と,第1孤立点判別手段の判別結果と第2孤立点判別手段の判別結果との論理和を取るOR手段とを有することが望ましい。
このようにすれば,第1縮小手段と第2縮小手段とによってそれぞれ縮小処理が施された画像データから,それぞれ孤立点が判別される。さらに,OR手段によって各孤立点判別手段の判別結果の論理和が取られるので,いずれかの孤立点判別手段によって判別されれば,その結果はOR手段によって取得される。従って,もともと異なる大きさであった孤立点でも,それぞれ孤立点として判別される。
【0013】
また,本発明の画像処理装置において,孤立点認識手段は,入力画像データ中の孤立点を判別する第3孤立点判別手段をさらに有し,OR手段は,第1孤立点判別手段の判別結果,第2孤立点判別手段の判別結果及び第3孤立点判別手段の判別結果の論理和を取ることが望ましい。
このようにすれば,初めから縮小する必要のない大きさの孤立点も第3孤立点判別手段によって判別されるからである。
【0014】
また,本発明の画像処理装置において,孤立点認識手段により認識された孤立点に基づいて,網点領域を判別する網点判別手段をさらに有することが望ましい。
このようにすれば,種々の大きさや形状の孤立点が混在している場合でも,孤立点の検出が適切に行われるので,より良好に網点領域の判別を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下,本発明を具体化した一実施の形態について,図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態は,デジタル複写機等に搭載され,読み込んだ画像データから孤立点を検出する画像処理装置である。
【0016】
本実施の形態の画像処理装置10は,その概略構成を図1に示すように,画像入力部1,色変換部2,領域判別部3,文字エッジ判別部4,網点判別部5,エッジ再生部6,画像出力部7を有する。この画像処理装置10は,画像入力部1で画像データを入力し,その入力した画像データに各種の処理を施して,画像出力部7によって出力するものである。
【0017】
画像入力部1から画像出力部7に至る間で行われる各種の処理には,以下のものがある。色変換部2は,入力された画像データの色空間を出力系の色空間へと変換する処理部分である。領域判別部3は,画像中のエッジや孤立点を検出し,属性分離を行う処理部分である。本発明のポイントであり後で詳しく説明する孤立点検出処理は,この領域判別部3の中にある孤立点検出部11によって行われる。文字エッジ判別部4は,領域判別部3で検出されたエッジのうち文字エッジを判別し,その文字エッジに属する各画素にエッジフラグを立てる処理部分である。網点判別部5は,領域判別部3で検出された孤立点に基づいて網点領域を判別し,網点フラグを立てる処理部分である。
【0018】
エッジ再生部6は,文字エッジ判別部4や網点判別部5において判別された各領域に対する属性フラグに従って,色変換部2によって色変換された画像データを処理する処理部分である。例えば,文字エッジ領域と判別された部分に対しては,エッジ強調を行って文字の輪郭を強調する。あるいは,網点領域と判断された部分に対しては,スムージング処理を行う。これによって,より良好な出力画像を得るのである。
【0019】
次に,孤立点検出処理を行う孤立点検出部11について説明する。孤立点検出部11は,その概略構成を図2に示すように,同様の形式の黒孤立点判別部12と白孤立点判別部13との両方を備えている。黒孤立点判別部12は,それぞれサイズの異なる縮小フィルタによって縮小処理を施す縮小手順を行う3×3max処理部21と5×5max処理部22と7×7max処理部23との3種類のmax処理部を有している。さらに,それぞれ同一構成であり,画像データ中の黒孤立点を判別する孤立点判別手順を行う4つの黒孤立点フィルタ部24A,24B,24C,24Dを有している。さらに,黒孤立点フィルタ部24A〜24Dの判別結果の論理和を取るOR手順を行うOR処理部25を有している。この黒孤立点フィルタ部24A〜24DとOR処理部25とによって黒孤立点認識部14が構成されている。
【0020】
また,白孤立点判別部13は,それぞれサイズの異なる縮小フィルタによって縮小処理を施す縮小手順を行う3×3min処理部31と5×5min処理部32と7×7min処理部33との3種類のmin処理部を有している。さらに,それぞれ同一構成であり,画像データ中の白孤立点を判別する孤立点判別手順を行う4つの白孤立点フィルタ部34A,34B,34C,34Dを有している。さらに,白孤立点フィルタ部34A〜34Dの判別結果の論理和を取るOR手順を行うOR処理部35を有している。この白孤立点フィルタ部34A〜34DとOR処理部35とによって白孤立点認識部15が構成されている。
【0021】
まず,孤立点検出部11における処理全体の流れについて説明する。図2に示すように,孤立点検出部11に入力された各画素の画像データは,黒孤立点判別部12と白孤立点判別部13との両方へそれぞれ入力される。そのうち,黒孤立点判別部12に入力された画像データは,次の4通りの処理ルート26,27,28,29へそれぞれ送られる。
(1)そのまま黒孤立点フィルタ部24Aに入力される(処理ルート26)。
(2)3×3max処理部21で変換されて黒孤立点フィルタ部24Bに入力される(処理ルート27)。
(3)5×5max処理部22で変換されて黒孤立点フィルタ部24Cに入力される(処理ルート28)。
(4)7×7max処理部23で変換されて黒孤立点フィルタ部24Dに入力される(処理ルート29)。
これらの4通りの処理ルート26〜29でそれぞれ行われた判別処理の結果が,OR処理部25に入力される。そして,各処理ルート26〜29のいずれかの結果が「1」であれば,その画素は黒孤立点であると判別される。白孤立点判別部13についても同様である。
【0022】
次に,各3種類のmax処理部21〜23およびmin処理部31〜33について説明する。名称中のn×nはそれぞれフィルタの大きさを表している。各max処理部は,注目画素の画像データを,その画素を中心としたフィルタ中の最大値に置き換えるものである。例えば,3×3max処理部21では,注目画素の画像データは,その周囲の3×3画素中の最も白い画素の画像データに置き換えられる。また,各min処理部31〜33は,それぞれフィルタ中の最小値と置き換えるものである。
【0023】
この各処理部によれば,孤立点の大きさがフィルタサイズに応じて縮小される。例えば,各max処理部による黒孤立点の縮小程度はおよそ次の通りである。3×3max処理部21では,3×3画素の孤立点が1×1画素の孤立点とされる。5×5max処理部22では,5×5画素の孤立点が1×1画素の孤立点とされる。7×7max処理部23では,7×7画素の孤立点が1×1画素の孤立点とされる。その一方で,それぞれフィルタサイズより小さい孤立点は消されてしまう。すなわち,3×3画素〜8×8画素の黒孤立点は,この各max処理部21〜23のいずれかの縮小結果のうちに,1×1画素〜2×2画素の黒孤立点となるものがある。この点,各min処理部においても同様である。
【0024】
ここで,フィルタサイズが7×7画素までであるのは,次の理由による。一般的な網点原稿では,スクリーン線数が65線(ラインペア/インチ)以上の網点が使用される。そのうち,孤立点サイズが最大となる65線50%網点では,入力解像度850dpiで入力した場合,計算上6.5画素角程度の大きさの孤立点となる。そこで,原稿のにじみや読取時のぼけを考慮に入れても,8×8画素まで対応できれば十分である。さらには,低線数の網点ではモアレが発生しにくいので,これより大きい孤立点は判別できなくても問題が少ないという理由もある。
【0025】
次に,黒孤立点フィルタ部24A〜24Dと白孤立点フィルタ部34A〜34Dについて説明する。各黒孤立点フィルタ部24A〜24Dおよび各白孤立点フィルタ部34A〜34Dは,図3に示すように,注目画素(d33)を中心とした(a)3×3フィルタ41と(b)5×5フィルタ42との2つのフィルタを有している。そして,黒孤立点フィルタ部24A〜24Dでは,3×3フィルタ41による第1判別結果(B331)と,5×5フィルタ42による第2判別結果(B332)とから,そのいずれかが「1」であれば,注目画素(d33)は黒孤立点であると判別する。いずれの結果も「0」である場合には,黒孤立点ではないと判別する。図3中で,「dmn」は,mn画素の画像データを表している。ここでは,黒孤立点フィルタ部24について説明する。
【0026】
3×3フィルタ41は,注目画素に対し次式の処理を行う。ここで,offset1は,所定のしきい値である。
IF(d33≦min(d22,d23,d24,d32,d34,d42,d43,d44)−offset1)B331=1;
ELSE B331=0;
すなわち,注目画素を取り囲む8画素の画像データの最小値からoffset1を減算した結果(A1)と注目画素の画像データ(d33)とを比較する。d33がA1以下であれば注目画素の第1判別結果(B331)を「1」とし,そうでなければ「0」とする。
【0027】
また,5×5フィルタ42では,次式の処理を行う。ここで,offset2,offset3は,所定のしきい値であり,offset1とはそれぞれ異なっていてもよい。
IF{(average(d22,d23,d24,d32,d33,d34,d42,d43,d44)≦min(d11,d12,d13,d14,d15,d21,d25,d31,d35,d41,d45,d51,d52,d53,d54,d55)−offset2)
and
(d33≦min(d11,d12,d13,d14,d15,d21,d25,d31,d35,d41,d45,d51,d52,d53,d54,d55)−offset3)
and
(d33=min(d22,d23,d24,d32,d33,d34,d42,d43,d44))}B332=1;
ELSE B332=0;
【0028】
すなわち,次の3つの条件をすべて満たした場合に,注目画素の第2判別結果(B332)を「1」とする。それ以外は「0」とする。第1の条件は,注目画素を中心とする3×3画素の画像データの平均値(A2)と,上記9画素の周囲を囲む16画素の画像データの最小値からoffset2を減算した結果(A3)とを比較し,A2がA3以下であることである。第2の条件は,注目画素の画像データ(d33)と上記16画素の画像データの最小値からoffset3を減算した結果(A4)とを比較し,d33がA4以下であることである。第3の条件は,注目画素の画像データ(d33)が,注目画素を中心とする9画素の画像データの最小値と等しいことである。
【0029】
ここで,第3の条件は,1画素より大きい孤立点に含まれる2画素以上を,それぞれ孤立点とカウントすることを防止するために加えられている。フィルタ内の2画素以上が同じ最小値を有する場合には,さらに1つに絞り込むようにするとよい。
【0030】
これらの各フィルタ41,42は,次のように機能する。3×3フィルタ41では,注目画素が1×1画素の黒孤立点である場合に,第1判別結果(B331)の「1」が得られる。5×5フィルタ42では,注目画素が3×3画素までの黒孤立点である場合に,第2判別結果(B332)の「1」が得られる。黒孤立点フィルタ部24では,第1判別結果(B331)と第2判別結果(B332)とのいずれかが「1」であれば,注目画素(d33)は黒孤立点であると判別するので,1×1画素〜3×3画素までの黒孤立点が判別される。
【0031】
なお,ここでは黒孤立点について説明したが,白孤立点についても同様に判別される。白孤立点について判別する白孤立点フィルタ部34A〜34Dも,上記の黒孤立点フィルタ部24A〜24Dと同様に2サイズのフィルタを有している。それらのフィルタは,上記の3×3フィルタ41あるいは5×5フィルタ42において,各「min」を「max」に,各「offset」の減算「−」を加算「+」に,各判定の「≦」を「≧」にそれぞれ変更したものである。従って,1×1画素〜3×3画素までの白孤立点が判別される。
【0032】
これにより,図2に示すように,1×1画素〜8×8画素の黒孤立点が処理ルート26〜29のいずれかのルートによって,それぞれ1つの黒孤立点として検出される。処理ルート26では,画像データがそのまま黒孤立点フィルタ部24Aに入力されるので,1×1画素〜3×3画素の孤立点が検出される。また,処理ルート27〜29では,各max処理部21〜23のいずれかで3×3〜8×8画素までの黒孤立点が1×1画素〜2×2画素までに縮小され,黒孤立点フィルタ部24でそれぞれ黒孤立点として判別される。具体的には,処理ルート27では,3×3画素〜4×4画素程度であった黒孤立点が検出される。処理ルート28では,5×5画素〜6×6画素程度であった黒孤立点が検出される。処理ルート29では,7×7画素〜8×8画素程度であった黒孤立点が検出される。従って,各種の大きさの黒孤立点が混在していても,それぞれ1つの孤立点として検出することが可能となった。白孤立点についても同様である。
【0033】
また,隣接する孤立点同士の辺縁部がぼけてくっついてしまった場合の処理の例を図4に示す。くっついてしまった孤立点51は,各max処理部21〜23で縮小され,最も濃い部分であった点52と点53とに分けられる。さらに黒孤立点フィルタ部24によって,そのうちの1画素が黒孤立点と判別される。ここでは,点52は画素54の位置の黒孤立点として検出され,点53は画素55の位置の黒孤立点として検出された。この結果,くっついていた孤立点51は,画素54と画素55との2点の孤立点として検出された。
【0034】
なお,本実施の形態の画像処理装置では,各画素の画像データは,黒孤立点判別部12と白孤立点判別部13との両方へ入力され,両方の結果を得ている。しかし,これらの結果がともに「1」となることはあり得ないので,いずれか先に行った処理にて結果が「1」となった場合,他方の処理は省略してもよい。また,各部内の処理においても,例えば黒孤立点フィルタ部24A〜24Dは同一構成であるので,1つのみを備えて,各処理部21〜23等の結果について順に実行することも可能である。この場合もいずれかの段階で結果「1」が得られれば,それ以降の処理は省略できる。ここでは,処理時間を短縮するために,それぞれフィルタを設けてハード処理を行っているので,いずれの処理も並行して実行している。
【0035】
以上詳細に説明したように本実施の形態の画像処理装置によれば,3×3画素以上の孤立点は,各max処理部21〜23または各min処理部31〜33において2×2画素程度まで縮小される。従って,種々の大きさの孤立点が混在していても,同程度の大きさにそろえられる。さらに,1×1画素〜2×2画素の孤立点は,黒孤立点フィルタ部24Aまたは白孤立点フィルタ部34Aにおいて,孤立点と判別される。従って,大きさのそろえられた孤立点はそれぞれ1つの孤立点と判別される。これにより,種々の大きさや形状の孤立点が混在している画像データであっても,それぞれを1つの孤立点として検出することが可能であり,孤立点の個数を正確に検出できる画像処理装置となった。
【0036】
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。
例えば,本実施の形態では,ハード処理を行っているが,同様の処理をソフト処理とし,各手順を順に行うことも可能である。
また例えば,本実施の形態では,黒孤立点の検出用に4つの処理ルート26〜29を用意した。しかし,検出したい孤立点の大きさがある程度限定される場合や,さらに大きい孤立点も検出したい場合等では,このルート数は変更可能である。
また,本実施の形態の画像処理装置は,デジタル複写機に限らず,プリンタ,スキャナ,ファクシミリ等各種の画像処理機能を有する機器に搭載することもできる。
【0037】
(付記1) コンピュータに,画像データから孤立点を抽出させ,その抽出結果に応じた画像処理を行わせる画像処理プログラムにおいて,コンピュータに,
入力画像データに第1の縮小処理を施す第1縮小手順と,
前記入力画像データに第2の縮小処理を施す第2縮小手順と,
前記第1の縮小処理を施された画像データ及び前記第2の縮小処理を施された画像データに基づいて,前記入力画像データ中の孤立点を認識する孤立点認識手順とを実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
【0038】
(付記2) 付記1に記載する画像処理プログラムにおいて,コンピュータに,
前記第1縮小手順にて,前記入力画像データに第1の縮小フィルタにより前記第1の縮小処理を施させ,
前記第2縮小手順にて,前記入力画像データに第2の縮小フィルタにより前記第2の縮小処理を施させ,
前記第1の縮小フィルタ及び前記第2の縮小フィルタとして,
注目画素の周囲の所定領域内の画素のデータの最小値もしくは最大値を出力するものであり,
それらの前記所定領域のサイズが互いに異なるものを用いることを特徴とする画像処理プログラム。
【0039】
(付記3) 付記1に記載する画像処理プログラムにおいて,
前記孤立点認識手順は,
前記第1の縮小処理を施された画像データ中の孤立点を判別する第1孤立点判別手順と,
前記第2の縮小処理を施された画像データ中の孤立点を判別する第2孤立点判別手順と,
前記第1孤立点判別手順の判別結果と前記第2孤立点判別手順の判別結果との論理和を取るOR手順とを含むことを特徴とする画像処理プログラム。
【0040】
(付記4) 付記3に記載する画像処理プログラムにおいて,
前記孤立点認識手順は,前記入力画像データ中の孤立点を判別する第3孤立点判別手順をさらに含み,
コンピュータに,前記第1孤立点判別手順の判別結果,前記第2孤立点判別手順の判別結果及び前記第3孤立点判別手順の判別結果の論理和を取る前記OR手順を実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
【0041】
(付記5) 付記1に記載する画像処理プログラムにおいて,コンピュータに,
前記孤立点認識手順により認識された孤立点に基づいて,網点領域を判別する網点判別手順をさらに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
【0042】
(付記6) 画像データから孤立点を抽出し,その抽出結果に応じた画像処理を行う画像処理装置において,
入力画像データに縮小処理を施す縮小手段と,
前記縮小処理を施された画像データ中の孤立点を判別する第1孤立点判別手段と,
前記入力画像データ中の孤立点を判別する第2孤立点判別手段と,
前記第1孤立点判別手段の判別結果と前記第2孤立点判別手段の判別結果との論理和を取るOR手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
【0043】
(付記7) コンピュータに,画像データから孤立点を抽出させ,その抽出結果に応じた画像処理を行わせる画像処理プログラムにおいて,コンピュータに,
入力画像データに縮小処理を施す縮小手順と,
前記縮小処理を施された画像データ中の孤立点を判別する第1孤立点判別手順と,
前記入力画像データ中の孤立点を判別する第2孤立点判別手順と,
前記第1孤立点判別手順の判別結果と前記第2孤立点判別手順の判別結果との論理和を取るOR手順とを実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
【0044】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明によれば,種々の大きさや形状の孤立点が混在している場合でも,孤立点の検出を適切に行い,その検出結果により良好な画像処理を行うことができる画像処理装置が提供されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】孤立点検出部の概略構成を示すブロック図である。
【図3】黒孤立点フィルタ部の構成を示す説明図である。
【図4】処理結果の例を示す説明図である。
【符号の説明】
5 網点判別部(網点判別手段)
10 画像処理装置
14 黒孤立点認識部(孤立点認識手段)
15 白孤立点認識部(孤立点認識手段)
21 3×3max処理部(縮小手段)
22 5×5max処理部(縮小手段)
23 7×7max処理部(縮小手段)
24A 黒孤立点フィルタ部(第3孤立点判別手段)
24B,24C,24D 黒孤立点フィルタ部(第1,第2孤立点判別手段)
25 OR処理部(OR手段)
31 3×3min処理部(縮小手段)
32 5×5min処理部(縮小手段)
33 7×7min処理部(縮小手段)
34A 白孤立点フィルタ部(第3孤立点判別手段)
34B,34C,34D 白孤立点フィルタ部(第1,第2孤立点判別手段)
35 OR処理部(OR手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は,画像データから孤立点を検出することにより画像処理を行う画像処理装置に関する。さらに詳細には,デジタル式の複写機などに適用され,読み込んだ画像データ中における孤立点の検出を通じて画像処理を行う画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より,デジタル式の複写機などにおいては,原稿を読み込んだ画像データに対し,文字画像領域,網点画像領域,濃淡画像領域等の判別を行う。より良好な出力画像を得るために,その領域の特性に応じて,エッジ強調やスムージング等の適切な画像処理を行うのである。そのうち,網点画像領域の判別には,一般に,所定領域中にある孤立点の個数を所定値と比較する方法が用いられる。そのために,まず,画像データ中の孤立点を検出する。
【0003】
従来,孤立点の検出は,例えばある画素を中心とした5×5等の所定の画素サイズのフィルタによって,その画素の画像データが,周囲の他の画素のいずれよりも小さい(黒孤立点)またはいずれよりも大きい(白孤立点)ことによって行われていた。以下では,画像データとは明度値であるとする。従って,値が大きい方が白い画素である。しかし,画像の解像度が上昇し,画素に対する孤立点の大きさが相対的に大きくなった場合には,上記のような一定の画素サイズのフィルタでは検出できなくなる。そこで,孤立点の大きさを小さくする各種の処理を行うことにより,高解像度の画像でも孤立点を検出できる技術が提案されている(特許文献1参照。)。
【0004】
この技術では,孤立点の大きさを小さくする処理として,間引き処理とオープニング処理とが提案されている。間引き処理は,画像データを所定画素ごとに間引いて画素数を減らす処理方法である。また,オープニング処理は,各画素を中心とした3×3画素の最大フィルタ(黒孤立点用)あるいは最小フィルタ(白孤立点用)を適用して,その画素の画像データを,そのフィルタ中の最大値または最小値に書き換える方法である。これにより,孤立点を小さくして,孤立点の検出を行うのである。これらの処理によって,高解像度の画像からも孤立点が検出できるようになった。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−59615号公報(第6,8頁,第8,17図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,前記した従来の画像処理装置では,次のような問題点があった。一般に網点原稿では,孤立点の個々の大きさや画像中の孤立点の密度を変更することによって階調を表現している。しかし,濃度50%前後の階調の網点画像や複写の繰り返しによって画質の劣化が発生した画像では,隣接する孤立点同士の辺縁部がぼけてくっついてしまうことがある。このようにくっついてしまった画像データに対して間引き処理を行うと,複数の孤立点が全体で1つの孤立点と判断されたり,または,孤立点と判断されなかったりするおそれがあった。
【0007】
また,あるいは,オープニング処理では3×3画素のフィルタを使用しているため,大きさが1〜2画素の孤立点は消去されてしまう。すなわち,解像度があまり大きくない画像や,種々の大きさの孤立点が混在している画像に対してこの方法を適用すると,孤立点の数が正確に把握できないおそれがあった。そして,このように孤立点の個数を誤判断された場合,その領域が網点領域であることが判別できなくなるおそれがあるという問題点があった。
【0008】
本発明は,前記した従来の画像処理装置が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,種々の大きさや形状の孤立点が混在している場合でも,孤立点の検出を適切に行い,その検出結果により良好な画像処理を行うことができる画像処理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この課題の解決を目的としてなされた本発明の画像処理装置は,画像データから孤立点を抽出し,その抽出結果に応じた画像処理を行う画像処理装置であって,入力画像データに第1の縮小処理を施す第1縮小手段と,入力画像データに第2の縮小処理を施す第2縮小手段と,第1の縮小処理を施された画像データ及び第2の縮小処理を施された画像データに基づいて,入力画像データ中の孤立点を認識する孤立点認識手段とを有するものである。
【0010】
本発明の画像処理装置によれば,入力画像データは第1縮小手段と第2縮小手段とによってそれぞれ縮小処理が施される。もともと異なる大きさであった孤立点が,各縮小手段のいずれかによって孤立点認識手段の認識に適した大きさに縮小される。そして,孤立点認識手段によってその縮小された画像データ中の孤立点が認識される。従って,孤立点のもともとの大きさに拘わらず,孤立点と認識される。これにより,種々の大きさや形状の孤立点が混在している場合でも,孤立点の検出を適切に行い,その検出結果により良好な画像処理を行うことができる。
【0011】
また,本発明の画像処理装置において,第1縮小手段は,入力画像データに第1の縮小フィルタにより第1の縮小処理を施し,第2縮小手段は,入力画像データに第2の縮小フィルタにより第2の縮小処理を施し,第1の縮小フィルタ及び第2の縮小フィルタは,注目画素の周囲の所定領域内の画素のデータの最小値もしくは最大値を出力するものであり,それらの所定領域のサイズが互いに異なるものであることが望ましい。
このようにすれば,注目画素のデータが,各縮小フィルタの所定領域内の最小値もしくは最大値でない場合には,最小値もしくは最大値に置き換えられる。従って,例えば孤立点の辺縁部等は,その周辺の地色に置き換えられる。すなわち,そのフィルタの所定領域の大きさに応じて,境界部分の画素のデータが変更されるので孤立点が縮小される。
【0012】
また,本発明の画像処理装置において,孤立点認識手段は,第1の縮小処理を施された画像データ中の孤立点を判別する第1孤立点判別手段と,第2の縮小処理を施された画像データ中の孤立点を判別する第2孤立点判別手段と,第1孤立点判別手段の判別結果と第2孤立点判別手段の判別結果との論理和を取るOR手段とを有することが望ましい。
このようにすれば,第1縮小手段と第2縮小手段とによってそれぞれ縮小処理が施された画像データから,それぞれ孤立点が判別される。さらに,OR手段によって各孤立点判別手段の判別結果の論理和が取られるので,いずれかの孤立点判別手段によって判別されれば,その結果はOR手段によって取得される。従って,もともと異なる大きさであった孤立点でも,それぞれ孤立点として判別される。
【0013】
また,本発明の画像処理装置において,孤立点認識手段は,入力画像データ中の孤立点を判別する第3孤立点判別手段をさらに有し,OR手段は,第1孤立点判別手段の判別結果,第2孤立点判別手段の判別結果及び第3孤立点判別手段の判別結果の論理和を取ることが望ましい。
このようにすれば,初めから縮小する必要のない大きさの孤立点も第3孤立点判別手段によって判別されるからである。
【0014】
また,本発明の画像処理装置において,孤立点認識手段により認識された孤立点に基づいて,網点領域を判別する網点判別手段をさらに有することが望ましい。
このようにすれば,種々の大きさや形状の孤立点が混在している場合でも,孤立点の検出が適切に行われるので,より良好に網点領域の判別を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下,本発明を具体化した一実施の形態について,図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態は,デジタル複写機等に搭載され,読み込んだ画像データから孤立点を検出する画像処理装置である。
【0016】
本実施の形態の画像処理装置10は,その概略構成を図1に示すように,画像入力部1,色変換部2,領域判別部3,文字エッジ判別部4,網点判別部5,エッジ再生部6,画像出力部7を有する。この画像処理装置10は,画像入力部1で画像データを入力し,その入力した画像データに各種の処理を施して,画像出力部7によって出力するものである。
【0017】
画像入力部1から画像出力部7に至る間で行われる各種の処理には,以下のものがある。色変換部2は,入力された画像データの色空間を出力系の色空間へと変換する処理部分である。領域判別部3は,画像中のエッジや孤立点を検出し,属性分離を行う処理部分である。本発明のポイントであり後で詳しく説明する孤立点検出処理は,この領域判別部3の中にある孤立点検出部11によって行われる。文字エッジ判別部4は,領域判別部3で検出されたエッジのうち文字エッジを判別し,その文字エッジに属する各画素にエッジフラグを立てる処理部分である。網点判別部5は,領域判別部3で検出された孤立点に基づいて網点領域を判別し,網点フラグを立てる処理部分である。
【0018】
エッジ再生部6は,文字エッジ判別部4や網点判別部5において判別された各領域に対する属性フラグに従って,色変換部2によって色変換された画像データを処理する処理部分である。例えば,文字エッジ領域と判別された部分に対しては,エッジ強調を行って文字の輪郭を強調する。あるいは,網点領域と判断された部分に対しては,スムージング処理を行う。これによって,より良好な出力画像を得るのである。
【0019】
次に,孤立点検出処理を行う孤立点検出部11について説明する。孤立点検出部11は,その概略構成を図2に示すように,同様の形式の黒孤立点判別部12と白孤立点判別部13との両方を備えている。黒孤立点判別部12は,それぞれサイズの異なる縮小フィルタによって縮小処理を施す縮小手順を行う3×3max処理部21と5×5max処理部22と7×7max処理部23との3種類のmax処理部を有している。さらに,それぞれ同一構成であり,画像データ中の黒孤立点を判別する孤立点判別手順を行う4つの黒孤立点フィルタ部24A,24B,24C,24Dを有している。さらに,黒孤立点フィルタ部24A〜24Dの判別結果の論理和を取るOR手順を行うOR処理部25を有している。この黒孤立点フィルタ部24A〜24DとOR処理部25とによって黒孤立点認識部14が構成されている。
【0020】
また,白孤立点判別部13は,それぞれサイズの異なる縮小フィルタによって縮小処理を施す縮小手順を行う3×3min処理部31と5×5min処理部32と7×7min処理部33との3種類のmin処理部を有している。さらに,それぞれ同一構成であり,画像データ中の白孤立点を判別する孤立点判別手順を行う4つの白孤立点フィルタ部34A,34B,34C,34Dを有している。さらに,白孤立点フィルタ部34A〜34Dの判別結果の論理和を取るOR手順を行うOR処理部35を有している。この白孤立点フィルタ部34A〜34DとOR処理部35とによって白孤立点認識部15が構成されている。
【0021】
まず,孤立点検出部11における処理全体の流れについて説明する。図2に示すように,孤立点検出部11に入力された各画素の画像データは,黒孤立点判別部12と白孤立点判別部13との両方へそれぞれ入力される。そのうち,黒孤立点判別部12に入力された画像データは,次の4通りの処理ルート26,27,28,29へそれぞれ送られる。
(1)そのまま黒孤立点フィルタ部24Aに入力される(処理ルート26)。
(2)3×3max処理部21で変換されて黒孤立点フィルタ部24Bに入力される(処理ルート27)。
(3)5×5max処理部22で変換されて黒孤立点フィルタ部24Cに入力される(処理ルート28)。
(4)7×7max処理部23で変換されて黒孤立点フィルタ部24Dに入力される(処理ルート29)。
これらの4通りの処理ルート26〜29でそれぞれ行われた判別処理の結果が,OR処理部25に入力される。そして,各処理ルート26〜29のいずれかの結果が「1」であれば,その画素は黒孤立点であると判別される。白孤立点判別部13についても同様である。
【0022】
次に,各3種類のmax処理部21〜23およびmin処理部31〜33について説明する。名称中のn×nはそれぞれフィルタの大きさを表している。各max処理部は,注目画素の画像データを,その画素を中心としたフィルタ中の最大値に置き換えるものである。例えば,3×3max処理部21では,注目画素の画像データは,その周囲の3×3画素中の最も白い画素の画像データに置き換えられる。また,各min処理部31〜33は,それぞれフィルタ中の最小値と置き換えるものである。
【0023】
この各処理部によれば,孤立点の大きさがフィルタサイズに応じて縮小される。例えば,各max処理部による黒孤立点の縮小程度はおよそ次の通りである。3×3max処理部21では,3×3画素の孤立点が1×1画素の孤立点とされる。5×5max処理部22では,5×5画素の孤立点が1×1画素の孤立点とされる。7×7max処理部23では,7×7画素の孤立点が1×1画素の孤立点とされる。その一方で,それぞれフィルタサイズより小さい孤立点は消されてしまう。すなわち,3×3画素〜8×8画素の黒孤立点は,この各max処理部21〜23のいずれかの縮小結果のうちに,1×1画素〜2×2画素の黒孤立点となるものがある。この点,各min処理部においても同様である。
【0024】
ここで,フィルタサイズが7×7画素までであるのは,次の理由による。一般的な網点原稿では,スクリーン線数が65線(ラインペア/インチ)以上の網点が使用される。そのうち,孤立点サイズが最大となる65線50%網点では,入力解像度850dpiで入力した場合,計算上6.5画素角程度の大きさの孤立点となる。そこで,原稿のにじみや読取時のぼけを考慮に入れても,8×8画素まで対応できれば十分である。さらには,低線数の網点ではモアレが発生しにくいので,これより大きい孤立点は判別できなくても問題が少ないという理由もある。
【0025】
次に,黒孤立点フィルタ部24A〜24Dと白孤立点フィルタ部34A〜34Dについて説明する。各黒孤立点フィルタ部24A〜24Dおよび各白孤立点フィルタ部34A〜34Dは,図3に示すように,注目画素(d33)を中心とした(a)3×3フィルタ41と(b)5×5フィルタ42との2つのフィルタを有している。そして,黒孤立点フィルタ部24A〜24Dでは,3×3フィルタ41による第1判別結果(B331)と,5×5フィルタ42による第2判別結果(B332)とから,そのいずれかが「1」であれば,注目画素(d33)は黒孤立点であると判別する。いずれの結果も「0」である場合には,黒孤立点ではないと判別する。図3中で,「dmn」は,mn画素の画像データを表している。ここでは,黒孤立点フィルタ部24について説明する。
【0026】
3×3フィルタ41は,注目画素に対し次式の処理を行う。ここで,offset1は,所定のしきい値である。
IF(d33≦min(d22,d23,d24,d32,d34,d42,d43,d44)−offset1)B331=1;
ELSE B331=0;
すなわち,注目画素を取り囲む8画素の画像データの最小値からoffset1を減算した結果(A1)と注目画素の画像データ(d33)とを比較する。d33がA1以下であれば注目画素の第1判別結果(B331)を「1」とし,そうでなければ「0」とする。
【0027】
また,5×5フィルタ42では,次式の処理を行う。ここで,offset2,offset3は,所定のしきい値であり,offset1とはそれぞれ異なっていてもよい。
IF{(average(d22,d23,d24,d32,d33,d34,d42,d43,d44)≦min(d11,d12,d13,d14,d15,d21,d25,d31,d35,d41,d45,d51,d52,d53,d54,d55)−offset2)
and
(d33≦min(d11,d12,d13,d14,d15,d21,d25,d31,d35,d41,d45,d51,d52,d53,d54,d55)−offset3)
and
(d33=min(d22,d23,d24,d32,d33,d34,d42,d43,d44))}B332=1;
ELSE B332=0;
【0028】
すなわち,次の3つの条件をすべて満たした場合に,注目画素の第2判別結果(B332)を「1」とする。それ以外は「0」とする。第1の条件は,注目画素を中心とする3×3画素の画像データの平均値(A2)と,上記9画素の周囲を囲む16画素の画像データの最小値からoffset2を減算した結果(A3)とを比較し,A2がA3以下であることである。第2の条件は,注目画素の画像データ(d33)と上記16画素の画像データの最小値からoffset3を減算した結果(A4)とを比較し,d33がA4以下であることである。第3の条件は,注目画素の画像データ(d33)が,注目画素を中心とする9画素の画像データの最小値と等しいことである。
【0029】
ここで,第3の条件は,1画素より大きい孤立点に含まれる2画素以上を,それぞれ孤立点とカウントすることを防止するために加えられている。フィルタ内の2画素以上が同じ最小値を有する場合には,さらに1つに絞り込むようにするとよい。
【0030】
これらの各フィルタ41,42は,次のように機能する。3×3フィルタ41では,注目画素が1×1画素の黒孤立点である場合に,第1判別結果(B331)の「1」が得られる。5×5フィルタ42では,注目画素が3×3画素までの黒孤立点である場合に,第2判別結果(B332)の「1」が得られる。黒孤立点フィルタ部24では,第1判別結果(B331)と第2判別結果(B332)とのいずれかが「1」であれば,注目画素(d33)は黒孤立点であると判別するので,1×1画素〜3×3画素までの黒孤立点が判別される。
【0031】
なお,ここでは黒孤立点について説明したが,白孤立点についても同様に判別される。白孤立点について判別する白孤立点フィルタ部34A〜34Dも,上記の黒孤立点フィルタ部24A〜24Dと同様に2サイズのフィルタを有している。それらのフィルタは,上記の3×3フィルタ41あるいは5×5フィルタ42において,各「min」を「max」に,各「offset」の減算「−」を加算「+」に,各判定の「≦」を「≧」にそれぞれ変更したものである。従って,1×1画素〜3×3画素までの白孤立点が判別される。
【0032】
これにより,図2に示すように,1×1画素〜8×8画素の黒孤立点が処理ルート26〜29のいずれかのルートによって,それぞれ1つの黒孤立点として検出される。処理ルート26では,画像データがそのまま黒孤立点フィルタ部24Aに入力されるので,1×1画素〜3×3画素の孤立点が検出される。また,処理ルート27〜29では,各max処理部21〜23のいずれかで3×3〜8×8画素までの黒孤立点が1×1画素〜2×2画素までに縮小され,黒孤立点フィルタ部24でそれぞれ黒孤立点として判別される。具体的には,処理ルート27では,3×3画素〜4×4画素程度であった黒孤立点が検出される。処理ルート28では,5×5画素〜6×6画素程度であった黒孤立点が検出される。処理ルート29では,7×7画素〜8×8画素程度であった黒孤立点が検出される。従って,各種の大きさの黒孤立点が混在していても,それぞれ1つの孤立点として検出することが可能となった。白孤立点についても同様である。
【0033】
また,隣接する孤立点同士の辺縁部がぼけてくっついてしまった場合の処理の例を図4に示す。くっついてしまった孤立点51は,各max処理部21〜23で縮小され,最も濃い部分であった点52と点53とに分けられる。さらに黒孤立点フィルタ部24によって,そのうちの1画素が黒孤立点と判別される。ここでは,点52は画素54の位置の黒孤立点として検出され,点53は画素55の位置の黒孤立点として検出された。この結果,くっついていた孤立点51は,画素54と画素55との2点の孤立点として検出された。
【0034】
なお,本実施の形態の画像処理装置では,各画素の画像データは,黒孤立点判別部12と白孤立点判別部13との両方へ入力され,両方の結果を得ている。しかし,これらの結果がともに「1」となることはあり得ないので,いずれか先に行った処理にて結果が「1」となった場合,他方の処理は省略してもよい。また,各部内の処理においても,例えば黒孤立点フィルタ部24A〜24Dは同一構成であるので,1つのみを備えて,各処理部21〜23等の結果について順に実行することも可能である。この場合もいずれかの段階で結果「1」が得られれば,それ以降の処理は省略できる。ここでは,処理時間を短縮するために,それぞれフィルタを設けてハード処理を行っているので,いずれの処理も並行して実行している。
【0035】
以上詳細に説明したように本実施の形態の画像処理装置によれば,3×3画素以上の孤立点は,各max処理部21〜23または各min処理部31〜33において2×2画素程度まで縮小される。従って,種々の大きさの孤立点が混在していても,同程度の大きさにそろえられる。さらに,1×1画素〜2×2画素の孤立点は,黒孤立点フィルタ部24Aまたは白孤立点フィルタ部34Aにおいて,孤立点と判別される。従って,大きさのそろえられた孤立点はそれぞれ1つの孤立点と判別される。これにより,種々の大きさや形状の孤立点が混在している画像データであっても,それぞれを1つの孤立点として検出することが可能であり,孤立点の個数を正確に検出できる画像処理装置となった。
【0036】
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。
例えば,本実施の形態では,ハード処理を行っているが,同様の処理をソフト処理とし,各手順を順に行うことも可能である。
また例えば,本実施の形態では,黒孤立点の検出用に4つの処理ルート26〜29を用意した。しかし,検出したい孤立点の大きさがある程度限定される場合や,さらに大きい孤立点も検出したい場合等では,このルート数は変更可能である。
また,本実施の形態の画像処理装置は,デジタル複写機に限らず,プリンタ,スキャナ,ファクシミリ等各種の画像処理機能を有する機器に搭載することもできる。
【0037】
(付記1) コンピュータに,画像データから孤立点を抽出させ,その抽出結果に応じた画像処理を行わせる画像処理プログラムにおいて,コンピュータに,
入力画像データに第1の縮小処理を施す第1縮小手順と,
前記入力画像データに第2の縮小処理を施す第2縮小手順と,
前記第1の縮小処理を施された画像データ及び前記第2の縮小処理を施された画像データに基づいて,前記入力画像データ中の孤立点を認識する孤立点認識手順とを実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
【0038】
(付記2) 付記1に記載する画像処理プログラムにおいて,コンピュータに,
前記第1縮小手順にて,前記入力画像データに第1の縮小フィルタにより前記第1の縮小処理を施させ,
前記第2縮小手順にて,前記入力画像データに第2の縮小フィルタにより前記第2の縮小処理を施させ,
前記第1の縮小フィルタ及び前記第2の縮小フィルタとして,
注目画素の周囲の所定領域内の画素のデータの最小値もしくは最大値を出力するものであり,
それらの前記所定領域のサイズが互いに異なるものを用いることを特徴とする画像処理プログラム。
【0039】
(付記3) 付記1に記載する画像処理プログラムにおいて,
前記孤立点認識手順は,
前記第1の縮小処理を施された画像データ中の孤立点を判別する第1孤立点判別手順と,
前記第2の縮小処理を施された画像データ中の孤立点を判別する第2孤立点判別手順と,
前記第1孤立点判別手順の判別結果と前記第2孤立点判別手順の判別結果との論理和を取るOR手順とを含むことを特徴とする画像処理プログラム。
【0040】
(付記4) 付記3に記載する画像処理プログラムにおいて,
前記孤立点認識手順は,前記入力画像データ中の孤立点を判別する第3孤立点判別手順をさらに含み,
コンピュータに,前記第1孤立点判別手順の判別結果,前記第2孤立点判別手順の判別結果及び前記第3孤立点判別手順の判別結果の論理和を取る前記OR手順を実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
【0041】
(付記5) 付記1に記載する画像処理プログラムにおいて,コンピュータに,
前記孤立点認識手順により認識された孤立点に基づいて,網点領域を判別する網点判別手順をさらに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
【0042】
(付記6) 画像データから孤立点を抽出し,その抽出結果に応じた画像処理を行う画像処理装置において,
入力画像データに縮小処理を施す縮小手段と,
前記縮小処理を施された画像データ中の孤立点を判別する第1孤立点判別手段と,
前記入力画像データ中の孤立点を判別する第2孤立点判別手段と,
前記第1孤立点判別手段の判別結果と前記第2孤立点判別手段の判別結果との論理和を取るOR手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
【0043】
(付記7) コンピュータに,画像データから孤立点を抽出させ,その抽出結果に応じた画像処理を行わせる画像処理プログラムにおいて,コンピュータに,
入力画像データに縮小処理を施す縮小手順と,
前記縮小処理を施された画像データ中の孤立点を判別する第1孤立点判別手順と,
前記入力画像データ中の孤立点を判別する第2孤立点判別手順と,
前記第1孤立点判別手順の判別結果と前記第2孤立点判別手順の判別結果との論理和を取るOR手順とを実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
【0044】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明によれば,種々の大きさや形状の孤立点が混在している場合でも,孤立点の検出を適切に行い,その検出結果により良好な画像処理を行うことができる画像処理装置が提供されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】孤立点検出部の概略構成を示すブロック図である。
【図3】黒孤立点フィルタ部の構成を示す説明図である。
【図4】処理結果の例を示す説明図である。
【符号の説明】
5 網点判別部(網点判別手段)
10 画像処理装置
14 黒孤立点認識部(孤立点認識手段)
15 白孤立点認識部(孤立点認識手段)
21 3×3max処理部(縮小手段)
22 5×5max処理部(縮小手段)
23 7×7max処理部(縮小手段)
24A 黒孤立点フィルタ部(第3孤立点判別手段)
24B,24C,24D 黒孤立点フィルタ部(第1,第2孤立点判別手段)
25 OR処理部(OR手段)
31 3×3min処理部(縮小手段)
32 5×5min処理部(縮小手段)
33 7×7min処理部(縮小手段)
34A 白孤立点フィルタ部(第3孤立点判別手段)
34B,34C,34D 白孤立点フィルタ部(第1,第2孤立点判別手段)
35 OR処理部(OR手段)
Claims (5)
- 画像データから孤立点を抽出し,その抽出結果に応じた画像処理を行う画像処理装置において,
入力画像データに第1の縮小処理を施す第1縮小手段と,
前記入力画像データに第2の縮小処理を施す第2縮小手段と,
前記第1の縮小処理を施された画像データ及び前記第2の縮小処理を施された画像データに基づいて,前記入力画像データ中の孤立点を認識する孤立点認識手段とを有することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載する画像処理装置において,
前記第1縮小手段は,前記入力画像データに第1の縮小フィルタにより前記第1の縮小処理を施し,
前記第2縮小手段は,前記入力画像データに第2の縮小フィルタにより前記第2の縮小処理を施し,
前記第1の縮小フィルタ及び前記第2の縮小フィルタは,
注目画素の周囲の所定領域内の画素のデータの最小値もしくは最大値を出力するものであり,
それらの前記所定領域のサイズが互いに異なるものであることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載する画像処理装置において,
前記孤立点認識手段は,
前記第1の縮小処理を施された画像データ中の孤立点を判別する第1孤立点判別手段と,
前記第2の縮小処理を施された画像データ中の孤立点を判別する第2孤立点判別手段と,
前記第1孤立点判別手段の判別結果と前記第2孤立点判別手段の判別結果との論理和を取るOR手段とを有することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項3に記載する画像処理装置において,
前記孤立点認識手段は,前記入力画像データ中の孤立点を判別する第3孤立点判別手段をさらに有し,
前記OR手段は,前記第1孤立点判別手段の判別結果,前記第2孤立点判別手段の判別結果及び前記第3孤立点判別手段の判別結果の論理和を取ることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載する画像処理装置において,
前記孤立点認識手段により認識された孤立点に基づいて,網点領域を判別する網点判別手段をさらに有することを特徴とする画像処理装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003012073A JP2004228745A (ja) | 2003-01-21 | 2003-01-21 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2006014013A1 (ja) | 2004-08-04 | 2006-02-09 | Riken | 骨・関節疾患感受性遺伝子およびその用途 |
JP2009232444A (ja) * | 2008-02-25 | 2009-10-08 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像処理装置およびラインペアパターンの判別方法 |
-
2003
- 2003-01-21 JP JP2003012073A patent/JP2004228745A/ja active Pending
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US8213056B2 (en) | 2008-02-25 | 2012-07-03 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Image processing apparatus and line pair pattern identification method |
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