JP4240798B2 - 舞台装置のワイヤレス操作システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は舞台装置のワイヤレス操作システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
劇場設備には、場面を転換するために舞台天井に設置された吊物装置、及び舞台面に設置された床装置等のいわゆる舞台装置があり、それぞれ演出に必要な道具(例えば、幕・背景画・大道具等)を配置し、演出家・舞台監督の指示に従って操作員が前記舞台装置を運転、操作する操作盤を操作することにより、所望の運転操作を行っている(以下、この操作を「仕込み」と称する)。
【0003】
従来の舞台装置の操作システムの概要について図7に基づいて説明する。
図7は従来の舞台装置の操作システムの概略説明図である。
【0004】
10は舞台装置の選択、運転、操作等々の全てを取り仕切る演出家又は舞台監督、12は舞台監督10の指示に従って具体的に舞台装置の運転、操作等を取り進める操作員、6は複数のCRTディスプレイを備え、前記操作員12により操作されて前記舞台装置に具体的な運転、操作等の指令を与える各種スイッチ類を集約した操作盤、7は前記操作盤6の指令により作動し前記舞台装置の作動を制御する制御PLCを示している。
【0005】
また、8はモータで、前記制御PLC7で制御されて作動し、バトン9を移動させるものであり、11は監視員を示し、操作員12の操作で動作する舞台装置の移動等が舞台監督10の指示に沿って適正になされているか、また、装置全体に異常、故障等がないか等を総合的にチェックする役割を負っている。
【0006】
すなわち、舞台装置の操作に当たっては、前記舞台監督10、監視員11及び操作員12の3者が中心となり、演出家又は舞台監督10の指示により、操作盤6で操作員12が指示された舞台装置を選択し、監視員11と連絡を取合いながら安全確認を行い該当機器の運転操作を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記した舞台装置の操作に際して、操作盤6が操作対象機器から離れている場合(操作室になっている場合もある)、操作員12は舞台上の操作する機器が見えず舞台監督10と監視員11の指示のみで操作を行うため仕込み時には多大な緊張を強いられる。
【0008】
この様な緊張を緩和するための方策として、例えば実開平06−086800号に開示されているように、正しい吊り具を確実に選択して昇降操作できるよう、吊り具それぞれの適当な箇所に表示灯を設けて表示灯を点灯させるようにし、これから操作しようとする吊り具が適切なものか暗い中でも容易に判断できるようにする等の工夫もなされている。
【0009】
しかし舞台上では仕込み時間短縮のために、幕・背景画・大道具等の舞台演出の道具と照明器具の吊り込み作業が同時に進行しており、吊物機構の操作は操作盤6に集約されていることが多いのが実情である。
【0010】
従ってこのような従来の手法では、操作員12は、道具と照明の吊り込み作業を同時に行わなければならない等操作が煩雑となり、操作員12が演出家、舞台監督10の指示通り、仕込みの細やかな調整を的確に安全で迅速に行うことが困難であるという問題点が有った。
【0011】
本発明は、このような従来の問題点を解消し、演出家、舞台監督の指示通り、仕込みの細やかな調整が容易に且つ迅速に行え、安全で迅速に運転できる舞台装置のワイヤレス操作システムを提供することを課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記した課題を解決すべくなされたもので、その第1の手段として、舞台装置の設定、運転操作の機能を持った無線LANの指令を発するハンディターミナルと、同ハンディターミナルの指令を受信する受信機であるアクセスポイントと、ワイヤレス操作のホストPCと、前記アクセスポイントとワイヤレス操作のホストPCとの間の通信を行うワイヤレス操作用のLANを基本的な構成として有してなる舞台装置のワイヤレス操作システムを提供するものである。
【0013】
すなわち、同第1の手段によれば、先ず、ハンディターミナルの指令をアクセスポイントで受信し、ワイヤレス操作のLANを介してワイヤレス操作のホストPCに伝え、舞台装置を所望の設定、運転操作の下で操作し、舞台面上で煩わしい接続ケーブルの取り回しなどを考慮せずに、自由に最適な操作場所からの操作を可能にした舞台装置のワイヤレス操作システムを得るものである。
【0014】
また、前記に加えて同第1の手段においては、前記ハンディターミナルは、液晶ディスプレイと、操作キーと、運転スイッチと、無線通信アンテナ及びバッテリーを搭載し、前記舞台装置の現在位置表示、及び前記舞台装置の運転機器の選択、運転操作を含む全機器の設定項目が運転機器ごとに表示可能にした舞台装置のワイヤレス操作システムを提供するものである。
【0015】
すなわち、同第1の手段によれば、前記舞台装置の設定・運転操作の指令を発するハンディターミナルは、液晶ディスプレイ、操作キー、運転スイッチ、無線通信アンテナ及びバッテリーを搭載した文字通りハンディタイプなもので構成しているので、このハンディターミナルを所持する操作員は操作盤に拘束されず、劇場、及び舞台の如何なる場所に所在していても演出家・舞台監督の指示を的確に反映しながら舞台装置の細やかな調整を迅速に操作することが可能となり、舞台装置を安全且つ迅速に運転することができる。
【0016】
更に同第1の手段においては、前記に加えて前記ハンディターミナルから無線LANに指令を与えるのと併行して無線LANに指令を与えると共に同ハンディターミナルと交信可能の操作盤を備え、同操作盤により前記ハンディターミナルで運転設定できる機器の制限、同ハンディターミナルで運転する機器と運転範囲の割り付けを実行可能とした舞台装置のワイヤレス操作システムを提供するものである。
【0017】
すなわち、同第1の手段によれば、ハンディターミナルと交信可能の操作盤から同ハンディターミナルで運転設定できる機器の制限、運転する機器と運転範囲の割り付けの何れか一方又は両方を選択して実行することにより、操作員が操作盤を使用中、ハンディターミナルを操作員以外が使用しても誤操作が起こらないようにすること、ハンディターミナルでは操作キーで運転方向を選択し、運転スイッチを押すだけで操作員以外の人が機器を運転することができること、または、操作員が操作盤を使用中、ハンディターミナルを操作員以外の人が同時に異なる機器を運転操作することができること等の対応を選定し、機器の運転操作の幅を拡張することができる。
【0018】
そしてまた同第1の手段においては、前記ワイヤレス操作のホストPCは制御PLCとも接続され、前記ハンディターミナル、ホストPC、及び制御PLCはそれぞれの運転操作中一定周期で通信確認用カウンターを発信し、前記ハンディターミナルとワイヤレス操作のホストPC間、同ワイヤレス操作のホストPCと前記制御PLC間において、前記通信確認用カウンターを送受信し合って比較可能とした舞台装置のワイヤレス操作システムを提供するものである。
【0019】
すなわち、同第1の手段によれば、前記ハンディターミナル、ホストPC、及び制御PLCはそれぞれの運転操作中一定周期で通信確認用カウンターを発信し、前記ハンディターミナルとワイヤレス操作のホストPC間及び同ワイヤレス操作のホストPCと前記制御PLC間において、前記通信確認用カウンターを送受信し合って比較することにより、ワイヤレス操作のホストPCとハンディターミナル間、ワイヤレス操作のホストPCと制御PLC間でそれぞれの通信の整合性を取り、一定回数整合性が取れない場合ワイヤレス操作のホストPCは通信異常として制御PLCに出力している運転指令を停止させ、運転対象機器を自動的に減速停止させる安全の確保を図るようにしたものである。
【0020】
また、第2の手段として、前記第1の手段において、前記ハンディターミナルは、更に同ハンディターミナルの運転操作を有効にするためのデットマンスイッチを設けた舞台装置のワイヤレス操作システムを提供するものである。
【0021】
すなわち、同第2の手段によれば、ハンディターミナルには更にデットマンスイッチ設けているので、不測の事態により操作員が操作不可になった場合にデットマンスイッチを離すと運転対象機器を自動的に減速停止させ、安全機能を高める様にしたものである。
【0022】
更にまた第3の手段として、前記第1の手段において、前記ハンディターミナルは、操作員の手持ちによるハンディ形式のものに代えて移動カートに搭載したカート形式とした舞台装置のワイヤレス操作システムを提供するものである。
【0023】
すなわち、同第3の手段によれば、ハンディターミナルは、操作員が手持ちにするいわゆるハンディタイプのものから移動カートに搭載するカート形式に代えることも可能であり、カート式のターミナルに置き換えることで可搬性を高め、適用範囲の変更、拡張を図ることも出来る。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の前提となる基本形態について図1乃至図4に基づいて説明する。
図1は本基本形態における舞台装置のワイヤレス操作システムの概略説明図、図2は舞台装置のワイヤレス操作システムの全体概念図、図3はハンディターミナルの概略図、図4は舞台装置のワイヤレス操作システムでのデータの流れ図である。
【0025】
なお、説明が冗長とならない様に、前記した従来のものと同一の部位に関しては、図中に同一の符号を付して示し、重複する説明は省略して本基本形態に特有の点を重点的に説明する。
【0026】
すなわち、本基本形態においては、舞台装置のワイヤレス操作を行うべく、ワイヤレス操作システムのハンディターミナル1を採用することが先ず特筆される事項であり、同ハンディターミナル1は図3に示す構造となっている。
【0027】
図3において、13は運転機器・方向・目標位置の選択表示/目標位置の表示等を行う液晶ディスプレイ、14は運転機器・方向・目標位置の選択等の入力を行う操作キー、15は運転スイッチで、同運転スイッチ15は選択した機器を押切り操作で運転し離すと停止する構造、又は運転釦で運転し、停止釦を押すことで停止する構造となっている。
【0028】
また、16は無線通信用のアンテナあり、無線LANの送受信ができる無線通信アンテナ、17はハンディターミナル電源供給のバッテリ、18は押している間だけ有効な運転許可スイッチのデットマンスイッチをしめしている。
【0029】
本基本形態は前記ハンディターミナル1に加え、図1に示す様に同ハンディターミナル1からの指令信号を受信する受信機に当たるアクセスポイント2、同アクセスポイント2を経て信号を受け、また舞台装置の具体的な作動状況の信号を受けて、各種データの収集、舞台装置の運転監視、舞台装置の選択機器割り付け等を行うワイヤレス操作のホストPC4を有している。
【0030】
なお、前記ハンディターミナル1から舞台装置の一つであるバトン9の間の関連構造を図2により説明すると、アクセスポイント2は劇場の広さや舞台装置の広がり等により、例えばアクセスポイント2A、アクセスポイント2Bとして示す様に複数設けてもよく、同アクセスポイント2A、アクセスポイント2Bはワイヤレス操作用のLAN3を経て前記ワイヤレス操作のホストPC4へ接続し、ワイヤレス操作システム部分を構成している。
【0031】
また、同ワイヤレス操作のホストPC4は同ワイヤレス操作システム部分を構成する一方、複数のCRTディスプレイを備えて別途操作員等により操作されて各種制御指令を発生する多数のスイッチ類を集約した操作盤6、及び前記バトン9等の作動用モータ8等を制御する制御PLC7等と接続した制御ネットワーク5(舞台制御システム部に相当する)に接続している。
【0032】
本基本形態は前記の様に構成されているので、ハンディターミナル1により舞台装置の各種機器の運転は、基本的に以下に記述する様に取り進められることになる。
【0033】
演出家又は舞台監督10の指示を受けた操作員12は、ハンディターミナル1の液晶ディスプレイ13に表示された操作可能機器を操作キー14で選択し、次いで選択された舞台装置の目標位置又は、運転方向を操作キー14で入力し、所定の選択が完了したら「設定」を所定の操作キー14で入力する。
【0034】
前記操作により無線通信アンテナ16から設定データが発信され、同設定データは、アクセスポイント2A、又は2Bの中、何れかのアクセスポイント2からワイヤレス操作用のLAN3を介してワイヤレス操作ホストのPC4にて受信される。
【0035】
ワイヤレス操作のホストPC4は、受信した運転機器データと制御ネットワーク5から得られる制御情報に基づいて運転可能と判断すると制御ネットワーク5を介して制御PLC7に運転機器を設定する。
【0036】
次いで同制御用PLC7は運転条件を確立すると、ワイヤレス操作のホストPC4に制御ネットワーク5を介して運転OKの信号を通知し、ワイヤレス操作のホストPC4はこれを受信した運転OKの信号をワイヤレス操作用のLAN3を介してアクセスポイント2からハンディターミナル1に発信する。
【0037】
ハンディターミナル1は無線通信アンテナ16にて受信される運転OKの指令を液晶ディスプレイ13に表示し、運転スイッチ15が操作可能になり、これにより舞台装置の作動準備が完了する。
【0038】
ここで操作員12が安全を確認し、無線式ハンディターミナル1の運転スイッチ15を押すと、無線通信アンテナ16から発信された運転指令は、アクセスポイント2からワイヤレス操作用のLAN3を介してワイヤレス操作のホストPC4に受信される。
【0039】
ワイヤレス操作のホストPC4は制御ネットワーク5を介して制御PLC7にハンディターミナル1の運転指令を通知し、同制御PLC7は予めハンディターミナル1で設定された機器、即ち所定の舞台装置の運転を開始する。
【0040】
操作員12がハンディターミナル1の運転スイッチ15を押しつづける間、ワイヤレス操作のホストPC4は制御PLC7に運転指令を通知し、あらかじめ設定された目標位置まで連続運転が行われる。
【0041】
なお、操作員12がハンディターミナル1の運転スイッチ15を押すのを停止するか又はデッドマンスイッチ18を離すと目標位置に達していなくても前記設定された機器は自動的に運転停止する。
【0042】
この様に本基本形態における舞台装置のワイヤレス操作システムによれば、ハンディターミナル1を所持する操作員12がハンディターミナル1を介して、ハンディターミナル1と操作盤6、ワイヤレス操作のホストPC4、制御PLC7との連携動作により操作員12が劇場、舞台の如何なる場所に所在していても演出家、舞台監督10の指示を的確に反映しながら舞台装置、バトン9等の演出に必要な道具を目視しながら操作することが可能となる。
【0043】
以上本基本形態によれば、ハンディターミナル1を所持する操作員12が劇場、舞台の如何なる場所に所在していてもハンディターミナル1を介して、演出家・舞台監督10の指示を的確に反映しながら舞台装置、バトン9等の演出に必要な道具を目視しながら細やかな調整を迅速に操作することが可能となり、この一連の動作は無線式で行われるため、煩わしいケーブルの取り回しなどを考えず自由に最適な操作場所を選択し、安全且つ迅速に運転することができる。
【0044】
次に本発明の実施の一形態について、図5、図6に基づいて説明する。
図5は本実施の形態に係る舞台装置のワイヤレス操作システムにおける通信状況確認方法を示す概念図、図6はカート式ターミナルの概略図である。
【0045】
なお、本実施の形態においては、前記基本形態において説明した舞台装置のワイヤレス操作システムに、誤操作防止を施した運転機能の設定を付加したものであり、同付加部分以外は前記基本形態と同一であるので、説明が冗長とならない様に、同一部位については前記基本形態における説明を全面的に援用し、重複する説明は省略して以下同付加部分について説明する。
【0046】
すなわち、本実施の形態においては、ハンディターミナル1及び同ハンディターミナル1の機能を全面的に備え、同ハンディターミナル1と併行機能して無線LAN3に指令を与え、また、同ハンディターミナル1と交信可能の操作盤6に前記誤操作防止を施した運転機能の設定を付加したものである。
【0047】
ハンディターミナル1では、同ハンディターミナル1を取り扱う操作員12を限定するパスワード入力を可能とし、操作盤6によりハンディターミナル1の使用許可操作を可能とし、かつ同操作盤6によりハンディターミナル1の運転モード選択操作を可能とする様に構成している。
【0048】
そしてまた、操作盤6によりハンディターミナル1の運転モード選択は以下の3つのモードの選択が可能となる様に構成されている。
(1)ハンディターミナル1で全ての機器をグループ選択して運転することが可能な「全機器操作モード」。
(2)ハンディターミナル1で操作可能な機器を操作盤6で限定し、ここで限定された範囲内の機器をグループ選択して運転することが可能な「運転範囲限定モード」。
(3)ハンディターミナル1で操作する機器を操作盤6で設定して運転する「運転機器指定モード」(この場合は設定された機器以外は操作不可となる)。
【0049】
本実施の形態は前記の様に構成されているので、以下の様に機能して操作盤6から運転機能の設定・操作制限等の操作が行え、操作員12以外がハンディターミナル1を使用しても誤操作が起こらないようにすることとなる。
【0050】
操作員12が操作盤6により、ハンディターミナル1で運転設定できる機器を制限することができ、操作員12が操作盤6を使用中、ハンディターミナル1を操作員12以外が使用しても誤操作が起こらないようにする。
【0051】
操作員12が操作盤6により、ハンディターミナル1で運転する機器と運転範囲をハンディターミナル1にあらかじめ割付けておくことができ、ハンディターミナル1では操作キー14で運転方向を選択し、運転スイッチ15を押すだけで操作員12以外の人が機器を運転できる様にする。
【0052】
操作員12が操作盤6により、ハンディターミナル1で運転設定できる機器を制限すること、及びハンディターミナル1で運転する機器と運転範囲をハンディターミナル1にあらかじめ割付けておくことを併せ行うことができ、操作員12が操作盤6を使用中、ハンディターミナル1を操作員12以外の人が同時に異なる機器を運転操作することができる。
【0053】
操作員12が操作盤6で操作条件を設定することにより、初めてハンディターミナル1は使用可能となり、且つパスワード管理することで関係者以外がハンディターミナル1を自由に使用できないようにする。
【0054】
図5にも示した様に、ハンディターミナル1とワイヤレス操作のホストPC4間、ワイヤレス操作のホストPC4と制御PLC7間でそれぞれ運転操作中一定周期でハンディターミナル1から発信される運転指令信号と共に発信される通信確認用カウンターを比較することにより、ワイヤレス操作ホストPC4とハンディターミナル1間、ワイヤレス操作ホストPC4と制御PLC間7でそれぞれの通信の整合性を取る様にする。
【0055】
このとき一定回数整合性が取れない場合には、ワイヤレス操作のホストPC4は通信異常として制御PLC7に出力している運転指令を停止させ、運転対象機器を自動的に減速停止させる安全機能を有する。
【0056】
また、ハンディターミナル1の運転操作を有効にするためのデットマンスイッチ18を設けることで不測の事態により操作員12が操作不可になった場合にデットマンスイッチ18を離すと運転対象機器を自動的に減速停止させる安全機能を有する様にしている。
【0057】
なお、ここでハンディターミナル1は、前記基本形態として図3により説明した様に、操作員12が手に持って操作するいわゆるハンディ形式のものについて説明してきたが、この機器は同ハンディ形式のものに限定されることなく、図7に示すように同ハンディターミナル1を移動カートに搭載したカート形式のターミナルに置き換えることもでき、操作盤6と実質的に同等の性能(一部機能制限を設ける事も可能)を有するものにすることも可能である。
【0058】
この様に本実施の形態における舞台装置のワイヤレス操作システムによれば、操作盤6により、ハンディターミナル1で運転設定できる機器の制限、ハンディターミナル1で運転する機器と運転範囲の割付け等々を行い得る様にし、同操作盤6に運転機器の制限機能を持たせることにより誤操作を防止し、安全が確認された範囲の機器を操作員12以外の人員に操作させることが可能になり、同時に複数の人員が複数の場所で運転が可能になる。
【0059】
また、ハンディターミナル1とワイヤレス操作のホストPC4間、同ワイヤレス操作のホストPC4と制御PLC7間でそれぞれ一定周期で通信確認用カウンターを送受信し合うことにより、運転中電波状況が悪化したり、データの受信漏れがあった場合、通信異常と判断して運転中の機器を自動的に減速停止させる安全機能を設けるので無線の電波状況を意識せずに運転操作に専念できる。
【0060】
また、ハンディターミナル1の運転操作を有効にするためのデットマンスイッチ18を設けることで不測の事態により操作員12が操作不可になった場合にデットマンスイッチ18を離すと運転対象機器を自動的に減速停止させる安全機能を設けているので、運転操作時の信頼性が向上する。
【0061】
更にまた、ハンディターミナル1をカート式のターミナルに置き換えることで可搬性が高くなり、応用範囲も拡大し有効に活用することができる等々の優れた効果を奏することができたものである。
【0062】
以上、本発明を図示の実施の形態について説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
【0063】
【発明の効果】
以上、本出願の請求項1に記載の発明によれば、舞台装置の設定、運転操作の機能を持った無線LANの指令を発するハンディターミナルと、同ハンディターミナルの指令を受信する受信機であるアクセスポイントと、ワイヤレス操作のホストPCと、前記アクセスポイントとワイヤレス操作のホストPCとの間の通信を行うワイヤレス操作用のLANを有し、前記ハンディターミナルは、液晶ディスプレイと、操作キーと、運転スイッチと、無線通信アンテナ及びバッテリーを搭載し、前記舞台装置の現在位置表示、及び前記舞台装置の運転機器の選択、運転操作を含む全機器の設定項目が運転機器ごとに表示可能にし、また、前記ハンディターミナルから無線LANに指令を与えるのと併行して無線LANに指令を与えると共に同ハンディターミナルと交信可能の操作盤を備え、同操作盤により前記ハンディターミナルで運転設定できる機器の制限、同ハンディターミナルで運転する機器と運転範囲の割り付けを実行可能とし、更に、前記ワイヤレス操作のホストPCは制御PLCとも接続され、前記ハンディターミナル、ホストPC、及び制御PLCはそれぞれの運転操作中一定周期で通信確認用カウンターを発信し、前記ハンディターミナルと前記ワイヤレス操作のホストPC間、同ワイヤレス操作のホストPCと前記制御PLC間において、前記通信確認用カウンターを送受信し合って比較可能として舞台装置のワイヤレス操作システムを構成しているので、ハンディターミナルの指令をアクセスポイントで受信し、ワイヤレス操作のLANを介してワイヤレス操作のホストPCに伝え、舞台装置を所望の設定、運転操作の下で操作し、舞台面上で煩わしい接続ケーブルの取り回しなどを考慮せずに、自由に最適な操作場所からの操作を可能にした好適な舞台装置のワイヤレス操作システムを得ることが出来たものである。
【0064】
また、前記に加えて、前記ハンディターミナルは、液晶ディスプレイと、操作キーと、運転スイッチと、無線通信アンテナ及びバッテリーを搭載し、前記舞台装置の現在位置表示、及び前記舞台装置の運転機器の選択、運転操作を含む全機器の設定項目が運転機器ごとに表示可能に構成しているので、前記の様に構成された文字通りハンディタイプなハンディターミナルにより、同ハンディターミナルを所持する操作員は操作盤に拘束されず、劇場、舞台の如何なる場所に所在していても演出家・舞台監督の指示を的確に反映しながら舞台装置の細やかな調整を迅速に操作することが可能となり、舞台装置を安全且つ迅速に運転可能とした好適な舞台装置のワイヤレス操作システムを得ることが出来たものである。
【0065】
また、前記に加えて、前記ハンディターミナルと併行して無線LANに指令を与えると共に同ハンディターミナルと交信可能の操作盤を備え、同操作盤により前記ハンディターミナルで運転設定できる機器の制限、同ハンディターミナルで運転する機器と運転範囲の割り付けを実行可能に構成しているので、ハンディターミナルで運転設定できる機器の制限、運転する機器と運転範囲の割り付けを操作盤から行うことにより、操作員が操作盤を使用中、ハンディターミナルを操作員以外が使用しても誤操作が起こらないようにすること、運転スイッチを押すだけで操作員以外の人が機器を運転することができること等が行われ、誤操作を防止して安全性を高め、機器の運転操作の幅を拡張する好適な舞台装置のワイヤレス操作システムを得ることが出来たものである。
【0066】
そしてまた、前記に更に加えて、前記ワイヤレス操作のホストPCは制御PLCとも接続され、前記ハンディターミナル、ホストPC、及び制御PLCはそれぞれの運転操作中一定周期で通信確認用カウンターを発信し、前記ハンディターミナルとワイヤレス操作のホストPC間、同ワイヤレス操作のホストPCと前記制御PLC間において、前記通信確認用カウンターを送受信し合って比較可能に構成しているので、前記ハンディターミナルとワイヤレス操作のホストPC間及び同ワイヤレス操作のホストPCと前記制御PLC間において、前記通信確認用カウンターを送受信し合って比較することにより、ワイヤレス操作のホストPCとハンディターミナル間、ワイヤレス操作のホストPCと制御PLC間でそれぞれの通信の整合性を取り、一定回数整合性が取れない場合ワイヤレス操作のホストPCは通信異常として制御PLCに出力している運転指令を停止させ、運転対象機器を自動的に減速停止させる安全の確保を図り、好適な舞台装置のワイヤレス操作システムを得ることが出来たものである。
【0067】
また、請求項2に記載の発明によれば、前記請求項1に記載の発明において、前記ハンディターミナルは、更に同ハンディターミナルの運転操作を有効にするためのデットマンスイッチを設けた舞台装置のワイヤレス操作システムを構成しているので、同ハンディターミナルにおけるデットマンスイッチの設置により、不測の事態により操作員が操作不可になった場合にデットマンスイッチを離すと運転対象機器を自動的に減速停止させ、安全機能を高めた好適な舞台装置のワイヤレス操作システムを得ることが出来たものである。
【0068】
更にまた、請求項3に記載の発明によれば、前記請求項1に記載の発明において、前記ハンディターミナルは、操作員の手持ちによるハンディ形式のものに代えて移動カートに搭載したカート形式とした舞台装置のワイヤレス操作システムを構成しているので、操作員が手持ちにするいわゆるハンディタイプのものから移動カートに搭載するカート形式に代え得るようにしたことにより、同ハンディターミナルの可搬性を高め、適用範囲の変更、拡張を図り、好適な舞台装置のワイヤレス操作システムを得ることが出来たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の前提となる基本形態に係る舞台装置のワイヤレス操作システムの概略説明図である。
【図2】 前記基本形態に於ける舞台装置のワイヤレス操作システムの全体概念図である。
【図3】 前記基本形態に於けるハンディターミナルの概略図である。
【図4】 前記基本形態に於ける舞台装置のワイヤレス操作システムでのデータの流れ図である。
【図5】 本発明の実施の一形態に係る舞台装置のワイヤレス操作システムに於ける通信状況確認方法を示す概念図である。
【図6】 前記実施の一形態に於けるカート式ターミナルの概念図である。
【図7】従来の舞台装置の操作システムの概略説明図である。
【符号の説明】
1 ハンディターミナル
2 アクセスポイント
2A アクセスポイント
2B アクセスポイント
3 LAN
4 ホストPC
5 制御ネットワーク
6 操作盤
7 制御PLC
8 モータ
9 バトン
10 舞台監督
11 監視員
12 操作員
13 液晶ディスプレイ
14 操作キー
15 運転スイッチ
16 無線通信アンテナ
17 バッテリ
18 デットマンスイッチ
Claims (3)
- 舞台装置の設定、運転操作の機能を持った無線LANの指令を発するハンディターミナルと、同ハンディターミナルの指令を受信する受信機であるアクセスポイントと、ワイヤレス操作のホストPCと、前記アクセスポイントとワイヤレス操作のホストPCとの間の通信を行うワイヤレス操作用のLANを有し、前記ハンディターミナルは、液晶ディスプレイと、操作キーと、運転スイッチと、無線通信アンテナ及びバッテリーを搭載し、前記舞台装置の現在位置表示、及び前記舞台装置の運転機器の選択、運転操作を含む全機器の設定項目が運転機器ごとに表示可能にし、また、前記ハンディターミナルから無線LANに指令を与えるのと併行して無線LANに指令を与えると共に同ハンディターミナルと交信可能の操作盤を備え、同操作盤により前記ハンディターミナルで運転設定できる機器の制限、同ハンディターミナルで運転する機器と運転範囲の割り付けを実行可能とし、更に、前記ワイヤレス操作のホストPCは制御PLCとも接続され、前記ハンディターミナル、ホストPC、及び制御PLCはそれぞれの運転操作中一定周期で通信確認用カウンターを発信し、前記ハンディターミナルと前記ワイヤレス操作のホストPC間、同ワイヤレス操作のホストPCと前記制御PLC間において、前記通信確認用カウンターを送受信し合って比較可能としたことを特徴とする舞台装置のワイヤレス操作システム。
- 前記ハンディターミナルは、更に同ハンディターミナルの運転操作を有効にするためのデットマンスイッチを設けたことを特徴とする請求項1に記載の舞台装置のワイヤレス操作システム。
- 前記ハンディターミナルは、操作員の手持ちによるハンディ形式のものに代えて移動カートに搭載したカート形式としたことを特徴とする請求項1に記載の舞台装置のワイヤレス操作システム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000317473A JP4240798B2 (ja) | 2000-10-18 | 2000-10-18 | 舞台装置のワイヤレス操作システム |
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