JP2002119774A - 舞台装置のワイヤレス操作システム - Google Patents
舞台装置のワイヤレス操作システムInfo
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Abstract
装置、舞台面の床装置等の舞台装置の操作に際し、舞台
監督の指示に従い仕込みの細やかな調整が容易に且つ迅
速に行え、安全で迅速に運転できる様にした舞台装置の
ワイヤレス操作システムを提供することを課題とする。 【解決手段】 舞台装置の設定・運転操作等の機能を持
った無線LANの指令を発するハンディターミナルと、
同ハンディターミナルの指令を受信する受信機であるア
クセスポイントと、ワイヤレス操作のホストPCと、前
記アクセスポイントとワイヤレス操作のホストPCとの
間の通信を行うワイヤレス操作用のLANを有し、舞台
装置を所望の設定、運転操作の下で操作し、舞台面上で
煩わしい接続ケーブルの取り回しなどを考慮せずに、自
由に最適な操作場所からの操作を可能にした。
Description
ス操作システムに関するものである。
台天井に設置された吊物装置、及び舞台面に設置された
床装置等のいわゆる舞台装置があり、それぞれ演出に必
要な道具(例えば、幕・背景画・大道具等)を配置し、
演出家・舞台監督の指示に従って操作員が前記舞台装置
を運転、操作する操作盤を操作することにより、所望の
運転操作を行っている(以下、この操作を「仕込み」と
称する)。
いて図7に基づいて説明する。図7は従来の舞台装置の
操作システムの概略説明図である。
全てを取り仕切る演出家又は舞台監督、12は舞台監督
10の指示に従って具体的に舞台装置の運転、操作等を
取り進める操作員、6は複数のCRTディスプレイを備
え、前記操作員12により操作されて前記舞台装置に具
体的な運転、操作等の指令を与える各種スイッチ類を集
約した操作盤、7は前記操作盤6の指令により作動し前
記舞台装置の作動を制御する制御PLCを示している。
制御されて作動し、バトン9を移動させるものであり、
11は監視員を示し、操作員12の操作で動作する舞台
装置の移動等が舞台監督10の指示に沿って適正になさ
れているか、また、装置全体に異常、故障等がないか等
を総合的にチェックする役割を負っている。
前記舞台監督10、監視員11及び操作員12の3者が
中心となり、演出家又は舞台監督10の指示により、操
作盤6で操作員12が指示された舞台装置を選択し、監
視員11と連絡を取合いながら安全確認を行い該当機器
の運転操作を行っている。
舞台装置の操作に際して、操作盤6が操作対象機器から
離れている場合(操作室になっている場合もある)、操
作員12は舞台上の操作する機器が見えず舞台監督10
と監視員11の指示のみで操作を行うため仕込み時には
多大な緊張を強いられる。
て、例えば実開平06−086800号に開示されてい
るように、正しい吊り具を確実に選択して昇降操作でき
るよう、吊り具それぞれの適当な箇所に表示灯を設けて
表示灯を点灯させるようにし、これから操作しようとす
る吊り具が適切なものか暗い中でも容易に判断できるよ
うにする等の工夫もなされている。
に、幕・背景画・大道具等の舞台演出の道具と照明器具
の吊り込み作業が同時に進行しており、吊物機構の操作
は操作盤6に集約されていることが多いのが実情であ
る。
12は、道具と照明の吊り込み作業を同時に行わなけれ
ばならない等操作が煩雑となり、操作員12が演出家、
舞台監督10の指示通り、仕込みの細やかな調整を的確
に安全で迅速に行うことが困難であるという問題点が有
った。
し、演出家、舞台監督の指示通り、仕込みの細やかな調
整が容易に且つ迅速に行え、安全で迅速に運転できる舞
台装置のワイヤレス操作システムを提供することを課題
とするものである。
解決すべくなされたもので、その第1の手段として、舞
台装置の設定・運転操作等の機能を持った無線LANの
指令を発するハンディターミナルと、同ハンディターミ
ナルの指令を受信する受信機であるアクセスポイント
と、ワイヤレス操作のホストPCと、前記アクセスポイ
ントとワイヤレス操作のホストPCとの間の通信を行う
ワイヤレス操作用のLANを有してなる舞台装置のワイ
ヤレス操作システムを提供するものである。
ィターミナルの指令をアクセスポイントで受信し、ワイ
ヤレス操作のLANを介してワイヤレス操作のホストP
Cに伝え、舞台装置を所望の設定、運転操作の下で操作
し、舞台面上で煩わしい接続ケーブルの取り回しなどを
考慮せずに、自由に最適な操作場所からの操作を可能に
した舞台装置のワイヤレス操作システムを得るものであ
る。
において、前記ハンディターミナルは、液晶ディスプレ
イと、操作キーと、運転スイッチと、無線通信アンテナ
及びバッテリーを搭載し、前記舞台装置の運転機器の選
択・運転操作・現在位置表示等、全機器の設定項目が運
転機器ごとに表示可能にした舞台装置のワイヤレス操作
システムを提供するものである。
台装置の設定・運転操作の指令を発するハンディターミ
ナルは、液晶ディスプレイ、操作キー、運転スイッチ、
無線通信アンテナ及びバッテリーを搭載した文字通りハ
ンディタイプなもので構成しているので、このハンディ
ターミナルを所持する操作員は操作盤に拘束されず、劇
場、及び舞台の如何なる場所に所在していても演出家・
舞台監督の指示を的確に反映しながら舞台装置の細やか
な調整を迅速に操作することが可能となり、舞台装置を
安全且つ迅速に運転することができる。
において、前記ハンディターミナルと併行して無線LA
Nに指令を与えると共に同ハンディターミナルと交信可
能の操作盤を備え、同操作盤により前記ハンディターミ
ナルで運転設定できる機器の制限、同ハンディターミナ
ルで運転する機器と運転範囲の割り付けを実行可能とし
た舞台装置のワイヤレス操作システムを提供するもので
ある。
ィターミナルと交信可能の操作盤から同ハンディターミ
ナルで運転設定できる機器の制限、運転する機器と運転
範囲の割り付けの何れか一方又は両方を選択して実行す
ることにより、操作員が操作盤を使用中、ハンディター
ミナルを操作員以外が使用しても誤操作が起こらないよ
うにすること、ハンディターミナルでは操作キーで運転
方向を選択し、運転スイッチを押すだけで操作員以外の
人が機器を運転することができること、または、操作員
が操作盤を使用中、ハンディターミナルを操作員以外の
人が同時に異なる機器を運転操作することができること
等の対応を選定し、機器の運転操作の幅を拡張すること
ができる。
において、ワイヤレス操作のホストPCは制御PLCと
も接続され、前記ハンディターミナルとワイヤレス操作
のホストPC間、同ワイヤレス操作のホストPCと前記
制御PLC間において、それぞれ運転操作中一定周期で
前記ハンディターミナルから発信される運転指令信号と
共に発信される通信確認用カウンターを比較可能とした
舞台装置のワイヤレス操作システムを提供するものであ
る。
ィターミナルとワイヤレス操作のホストPC間及び同ワ
イヤレス操作のホストPCと前記制御PLC間におい
て、ハンディターミナルから一定周期で発信される運転
指令信号と共に発信される通信確認用カウンターを比較
することにより、ワイヤレス操作のホストPCとハンデ
ィターミナル間、ワイヤレス操作のホストPCと制御P
LC間でそれぞれの通信の整合性を取り、一定回数整合
性が取れない場合ワイヤレス操作のホストPCは通信異
常として制御PLCに出力している運転指令を停止さ
せ、運転対象機器を自動的に減速停止させる安全の確保
を図るようにしたものである。
において、前記ハンディターミナルは、更に同ハンディ
ターミナルの運転操作を有効にするためのデットマンス
イッチを設けた舞台装置のワイヤレス操作システムを提
供するものである。
ィターミナルには更にデットマンスイッチ設けているの
で、不測の事態により操作員が操作不可になった場合に
デットマンスイッチを離すと運転対象機器を自動的に減
速停止させ、安全機能を高める様にしたものである。
段において、前記ハンディターミナルは、操作員の手持
ちによるハンディ形式のものに代えて移動カートに搭載
したカート形式とした舞台装置のワイヤレス操作システ
ムを提供するものである。
ィターミナルは、操作員が手持ちにするいわゆるハンデ
ィタイプのものから移動カートに搭載するカート形式に
代えることも可能であり、カート式のターミナルに置き
換えることで可搬性を高め、適用範囲の変更、拡張を図
ることも出来る。
図1乃至図4に基づいて説明する。図1は本実施の形態
における舞台装置のワイヤレス操作システムの概略説明
図、図2は舞台装置のワイヤレス操作システムの全体概
念図、図3はハンディターミナルの概略図、図4は舞台
装置のワイヤレス操作システムでのデータの流れ図であ
る。
た従来のものと同一の部位に関しては、図中に同一の符
号を付して示し、重複する説明は省略して本実施の形態
に特有の点を重点的に説明する。
装置のワイヤレス操作を行うべく、ワイヤレス操作シス
テムのハンディターミナル1を採用することが先ず特筆
される事項であり、同ハンディターミナル1は図3に示
す構造となっている。
標位置の選択表示/目標位置の表示等を行う液晶ディス
プレイ、14は運転機器・方向・目標位置の選択等の入
力を行う操作キー、15は運転スイッチで、同運転スイ
ッチ15は選択した機器を押切り操作で運転し離すと停
止する構造、又は運転釦で運転し、停止釦を押すことで
停止する構造となっている。
無線LANの送受信ができる無線通信アンテナ、17は
ハンディターミナル電源供給のバッテリ、18は押して
いる間だけ有効な運転許可スイッチのデットマンスイッ
チをしめしている。
に加え、図1に示す様に同ハンディターミナル1からの
指令信号を受信する受信機に当たるアクセスポイント
2、同アクセスポイント2を経て信号を受け、また舞台
装置の具体的な作動状況の信号を受けて、各種データの
収集、舞台装置の運転監視、舞台装置の選択機器割り付
け等を行うワイヤレス操作のホストPC4を有してい
る。
装置の一つであるバトン9の間の関連構造を図2により
説明すると、アクセスポイント2は劇場の広さや舞台装
置の広がり等により、例えばアクセスポイント2A、ア
クセスポイント2Bとして示す様に複数設けてもよく、
同アクセスポイント2A、アクセスポイント2Bはワイ
ヤレス操作用のLAN3を経て前記ワイヤレス操作のホ
ストPC4へ接続し、ワイヤレス操作システム部分を構
成している。
同ワイヤレス操作システム部分を構成する一方、複数の
CRTディスプレイを備えて別途操作員等により操作さ
れて各種制御指令を発生する多数のスイッチ類を集約し
た操作盤6、及び前記バトン9等の作動用モータ8等を
制御する制御PLC7等と接続した制御ネットワーク5
(舞台制御システム部に相当する)に接続している。
ので、ハンディターミナル1により舞台装置の各種機器
の運転は、基本的に以下に記述する様に取り進められる
ことになる。
作員12は、ハンディターミナル1の液晶ディスプレイ
13に表示された操作可能機器を操作キー14で選択
し、次いで選択された舞台装置の目標位置又は、運転方
向を操作キー14で入力し、所定の選択が完了したら
「設定」を所定の操作キー14で入力する。
設定データが発信され、同設定データは、アクセスポイ
ント2A、又は2Bの中、何れかのアクセスポイント2
からワイヤレス操作用のLAN3を介してワイヤレス操
作ホストのPC4にて受信される。
た運転機器データと制御ネットワーク5から得られる制
御情報に基づいて運転可能と判断すると制御ネットワー
ク5を介して制御PLC7に運転機器を設定する。
すると、ワイヤレス操作のホストPC4に制御ネットワ
ーク5を介して運転OKの信号を通知し、ワイヤレス操
作のホストPC4はこれを受信した運転OKの信号をワ
イヤレス操作用のLAN3を介してアクセスポイント2
からハンディターミナル1に発信する。
16にて受信される運転OKの指令を液晶ディスプレイ
13に表示し、運転スイッチ15が操作可能になり、こ
れにより舞台装置の作動準備が完了する。
ハンディターミナル1の運転スイッチ15を押すと、無
線通信アンテナ16から発信された運転指令は、アクセ
スポイント2からワイヤレス操作用のLAN3を介して
ワイヤレス操作のホストPC4に受信される。
トワーク5を介して制御PLC7にハンディターミナル
1の運転指令を通知し、同制御PLC7は予めハンディ
ターミナル1で設定された機器、即ち所定の舞台装置の
運転を開始する。
スイッチ15を押しつづける間、ワイヤレス操作のホス
トPC4は制御PLC7に運転指令を通知し、あらかじ
め設定された目標位置まで連続運転が行われる。
の運転スイッチ15を押すのを停止するか又はデッドマ
ンスイッチ18を離すと目標位置に達していなくても前
記設定された機器は自動的に運転停止する。
ワイヤレス操作システムによれば、ハンディターミナル
1を所持する操作員12がハンディターミナル1を介し
て、ハンディターミナル1と操作盤6、ワイヤレス操作
のホストPC4、制御PLC7との連携動作により操作
員12が劇場、舞台の如何なる場所に所在していても演
出家、舞台監督10の指示を的確に反映しながら舞台装
置、バトン9等の演出に必要な道具を目視しながら操作
することが可能となる。
ミナル1を所持する操作員12が劇場、舞台の如何なる
場所に所在していてもハンディターミナル1を介して、
演出家・舞台監督10の指示を的確に反映しながら舞台
装置、バトン9等の演出に必要な道具を目視しながら細
やかな調整を迅速に操作することが可能となり、この一
連の動作は無線式で行われるため、煩わしいケーブルの
取り回しなどを考えず自由に最適な操作場所を選択し、
安全且つ迅速に運転することができる。
5、図6に基づいて説明する。図5は本実施の形態に係
る舞台装置のワイヤレス操作システムにおける通信状況
確認方法を示す概念図、図6はカート式ターミナルの概
略図である。
の第1形態において説明した舞台装置のワイヤレス操作
システムに、誤操作防止を施した運転機能の設定を付加
したものであり、同付加部分以外は前記実施の第1形態
と同一であるので、説明が冗長とならない様に、同一部
位については前記実施の第1形態における説明を全面的
に援用し、重複する説明は省略して以下同付加部分につ
いて説明する。
ディターミナル1及び同ハンディターミナル1の機能を
全面的に備え、同ハンディターミナル1と併行機能して
無線LAN3に指令を与え、また、同ハンディターミナ
ル1と交信可能の操作盤6に前記誤操作防止を施した運
転機能の設定を付加したものである。
ーミナル1を取り扱う操作員12を限定するパスワード
入力を可能とし、操作盤6によりハンディターミナル1
の使用許可操作を可能とし、かつ同操作盤6によりハン
ディターミナル1の運転モード選択操作を可能とする様
に構成している。
ミナル1の運転モード選択は以下の3つのモードの選択
が可能となる様に構成されている。(1)ハンディター
ミナル1で全ての機器をグループ選択して運転すること
が可能な「全機器操作モード」。(2)ハンディターミ
ナル1で操作可能な機器を操作盤6で限定し、ここで限
定された範囲内の機器をグループ選択して運転すること
が可能な「運転範囲限定モード」。(3)ハンディター
ミナル1で操作する機器を操作盤6で設定して運転する
「運転機器指定モード」(この場合は設定された機器以
外は操作不可となる)。
ので、以下の様に機能して操作盤6から運転機能の設定
・操作制限等の操作が行え、操作員12以外がハンディ
ターミナル1を使用しても誤操作が起こらないようにす
ることとなる。
ーミナル1で運転設定できる機器を制限することがで
き、操作員12が操作盤6を使用中、ハンディターミナ
ル1を操作員12以外が使用しても誤操作が起こらない
ようにする。
ーミナル1で運転する機器と運転範囲をハンディターミ
ナル1にあらかじめ割付けておくことができ、ハンディ
ターミナル1では操作キー14で運転方向を選択し、運
転スイッチ15を押すだけで操作員12以外の人が機器
を運転できる様にする。
ーミナル1で運転設定できる機器を制限すること、及び
ハンディターミナル1で運転する機器と運転範囲をハン
ディターミナル1にあらかじめ割付けておくことを併せ
行うことができ、操作員12が操作盤6を使用中、ハン
ディターミナル1を操作員12以外の人が同時に異なる
機器を運転操作することができる。
ることにより、初めてハンディターミナル1は使用可能
となり、且つパスワード管理することで関係者以外がハ
ンディターミナル1を自由に使用できないようにする。
1とワイヤレス操作のホストPC4間、ワイヤレス操作
のホストPC4と制御PLC7間でそれぞれ運転操作中
一定周期でハンディターミナル1から発信される運転指
令信号と共に発信される通信確認用カウンターを比較す
ることにより、ワイヤレス操作ホストPC4とハンディ
ターミナル1間、ワイヤレス操作ホストPC4と制御P
LC間7でそれぞれの通信の整合性を取る様にする。
は、ワイヤレス操作のホストPC4は通信異常として制
御PLC7に出力している運転指令を停止させ、運転対
象機器を自動的に減速停止させる安全機能を有する。
有効にするためのデットマンスイッチ18を設けること
で不測の事態により操作員12が操作不可になった場合
にデットマンスイッチ18を離すと運転対象機器を自動
的に減速停止させる安全機能を有する様にしている。
記実施の第1形態として図3により説明した様に、操作
員12が手に持って操作するいわゆるハンディ形式のも
のについて説明してきたが、この機器は同ハンディ形式
のものに限定されることなく、図7に示すように同ハン
ディターミナル1を移動カートに搭載したカート形式の
ターミナルに置き換えることもでき、操作盤6と実質的
に同等の性能(一部機能制限を設ける事も可能)を有す
るものにすることも可能である。
ワイヤレス操作システムによれば、操作盤6により、ハ
ンディターミナル1で運転設定できる機器の制限、ハン
ディターミナル1で運転する機器と運転範囲の割付け等
々を行い得る様にし、同操作盤6に運転機器の制限機能
を持たせることにより誤操作を防止し、安全が確認され
た範囲の機器を操作員12以外の人員に操作させること
が可能になり、同時に複数の人員が複数の場所で運転が
可能になる。
操作のホストPC4間、同ワイヤレス操作のホストPC
4と制御PLC7間でそれぞれ一定周期で通信確認用カ
ウンターを送受信し合うことにより、運転中電波状況が
悪化したり、データの受信漏れがあった場合、通信異常
と判断して運転中の機器を自動的に減速停止させる安全
機能を設けるので無線の電波状況を意識せずに運転操作
に専念できる。
有効にするためのデットマンスイッチ18を設けること
で不測の事態により操作員12が操作不可になった場合
にデットマンスイッチ18を離すと運転対象機器を自動
的に減速停止させる安全機能を設けているので、運転操
作時の信頼性が向上する。
式のターミナルに置き換えることで可搬性が高くなり、
応用範囲も拡大し有効に活用することができる等々の優
れた効果を奏することができたものである。
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
よれば、舞台装置の設定・運転操作等の機能を持った無
線LANの指令を発するハンディターミナルと、同ハン
ディターミナルの指令を受信する受信機であるアクセス
ポイントと、ワイヤレス操作のホストPCと、前記アク
セスポイントとワイヤレス操作のホストPCとの間の通
信を行うワイヤレス操作用のLANを有して舞台装置の
ワイヤレス操作システムを構成しているので、ハンディ
ターミナルの指令をアクセスポイントで受信し、ワイヤ
レス操作のLANを介してワイヤレス操作のホストPC
に伝え、舞台装置を所望の設定、運転操作の下で操作
し、舞台面上で煩わしい接続ケーブルの取り回しなどを
考慮せずに、自由に最適な操作場所からの操作を可能に
した好適な舞台装置のワイヤレス操作システムを得るこ
とが出来たものである。
記請求項1に記載の発明において、前記ハンディターミ
ナルは、液晶ディスプレイと、操作キーと、運転スイッ
チと、無線通信アンテナ及びバッテリーを搭載し、前記
舞台装置の運転機器の選択・運転操作・現在位置表示
等、全機器の設定項目が運転機器ごとに表示可能にした
舞台装置のワイヤレス操作システムを構成しているの
で、前記の様に構成された文字通りハンディタイプなハ
ンディターミナルにより、同ハンディターミナルを所持
する操作員は操作盤に拘束されず、劇場、舞台の如何な
る場所に所在していても演出家・舞台監督の指示を的確
に反映しながら舞台装置の細やかな調整を迅速に操作す
ることが可能となり、舞台装置を安全且つ迅速に運転可
能とした好適な舞台装置のワイヤレス操作システムを得
ることが出来たものである。
記請求項1に記載の発明において、前記ハンディターミ
ナルと併行して無線LANに指令を与えると共に同ハン
ディターミナルと交信可能の操作盤を備え、同操作盤に
より前記ハンディターミナルで運転設定できる機器の制
限、同ハンディターミナルで運転する機器と運転範囲の
割り付けを実行可能とした舞台装置のワイヤレス操作シ
ステムを構成しているので、ハンディターミナルで運転
設定できる機器の制限、運転する機器と運転範囲の割り
付けを操作盤から行うことにより、操作員が操作盤を使
用中、ハンディターミナルを操作員以外が使用しても誤
操作が起こらないようにすること、運転スイッチを押す
だけで操作員以外の人が機器を運転することができるこ
と等が行われ、誤操作を防止して安全性を高め、機器の
運転操作の幅を拡張する好適な舞台装置のワイヤレス操
作システムを得ることが出来たものである。
記請求項1に記載の発明において、ワイヤレス操作のホ
ストPCは制御PLCとも接続され、前記ハンディター
ミナルとワイヤレス操作のホストPC間、同ワイヤレス
操作のホストPCと前記制御PLC間において、それぞ
れ運転操作中一定周期で前記ハンディターミナルから発
信される運転指令信号と共に発信される通信確認用カウ
ンターを比較可能とした舞台装置のワイヤレス操作シス
テムを構成しているので、前記通信確認用カウンターを
比較することにより、ワイヤレス操作のホストPCとハ
ンディターミナル間、ワイヤレス操作のホストPCと制
御PLC間でそれぞれの通信の整合性を取り、一定回数
整合性が取れない場合ワイヤレス操作のホストPCは通
信異常として制御PLCに出力している運転指令を停止
させ、運転対象機器を自動的に減速停止させる安全の確
保を図り、好適な舞台装置のワイヤレス操作システムを
得ることが出来たものである。
記請求項2に記載の発明において、前記ハンディターミ
ナルは、更に同ハンディターミナルの運転操作を有効に
するためのデットマンスイッチを設けた舞台装置のワイ
ヤレス操作システムを構成しているので、同ハンディタ
ーミナルにおけるデットマンスイッチの設置により、不
測の事態により操作員が操作不可になった場合にデット
マンスイッチを離すと運転対象機器を自動的に減速停止
させ、安全機能を高めた好適な舞台装置のワイヤレス操
作システムを得ることが出来たものである。
ば、前記請求項2に記載の発明において、前記ハンディ
ターミナルは、操作員の手持ちによるハンディ形式のも
のに代えて移動カートに搭載したカート形式とした舞台
装置のワイヤレス操作システムを構成しているので、操
作員が手持ちにするいわゆるハンディタイプのものから
移動カートに搭載するカート形式に代え得るようにした
ことにより、同ハンディターミナルの可搬性を高め、適
用範囲の変更、拡張を図り、好適な舞台装置のワイヤレ
ス操作システムを得ることが出来たものである。
ヤレス操作システムの概略説明図である。
レス操作システムの全体概念図である。
ルの概略図である。
レス操作システムでのデータの流れ図である。
ヤレス操作システムにおける通信状況確認方法を示す概
念図である。
ルの概略図である。
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】 舞台装置の設定・運転操作等の機能を持
った無線LANの指令を発するハンディターミナルと、
同ハンディターミナルの指令を受信する受信機であるア
クセスポイントと、ワイヤレス操作のホストPCと、前
記アクセスポイントとワイヤレス操作のホストPCとの
間の通信を行うワイヤレス操作用のLANを有してなる
ことを特徴とする舞台装置のワイヤレス操作システム。 - 【請求項2】 前記ハンディターミナルは、液晶ディス
プレイと、操作キーと、運転スイッチと、無線通信アン
テナ及びバッテリーを搭載し、前記舞台装置の運転機器
の選択・運転操作・現在位置表示等、全機器の設定項目
が運転機器ごとに表示可能にしたことを特徴とする請求
項1に記載の舞台装置のワイヤレス操作システム。 - 【請求項3】 前記ハンディターミナルと併行して無線
LANに指令を与えると共に同ハンディターミナルと交
信可能の操作盤を備え、同操作盤により前記ハンディタ
ーミナルで運転設定できる機器の制限、同ハンディター
ミナルで運転する機器と運転範囲の割り付けを実行可能
としたことを特徴とする請求項1に記載の舞台装置のワ
イヤレス操作システム。 - 【請求項4】 ワイヤレス操作のホストPCは制御PL
Cとも接続され、前記ハンディターミナルとワイヤレス
操作のホストPC間、同ワイヤレス操作のホストPCと
前記制御PLC間において、それぞれ運転操作中一定周
期で前記ハンディターミナルから発信される運転指令信
号と共に発信される通信確認用カウンターを比較可能と
したことを特徴とする請求項1に記載の舞台装置のワイ
ヤレス操作システム。 - 【請求項5】 前記ハンディターミナルは、更に同ハン
ディターミナルの運転操作を有効にするためのデットマ
ンスイッチを設けたことを特徴とする請求項2に記載の
舞台装置のワイヤレス操作システム。 - 【請求項6】 前記ハンディターミナルは、操作員の手
持ちによるハンディ形式のものに代えて移動カートに搭
載したカート形式としたことを特徴とする請求項2に記
載の舞台装置のワイヤレス操作システム。
Priority Applications (1)
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JP2000317473A JP4240798B2 (ja) | 2000-10-18 | 2000-10-18 | 舞台装置のワイヤレス操作システム |
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---|---|---|---|
JP2000317473A JP4240798B2 (ja) | 2000-10-18 | 2000-10-18 | 舞台装置のワイヤレス操作システム |
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Publication Number | Publication Date |
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JP4240798B2 JP4240798B2 (ja) | 2009-03-18 |
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