JP2010028377A - 遠隔操作システム - Google Patents
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Abstract
【課題】家電製品などリモコンによって制御される電気機器を外出先などから携帯電話10を用いて遠隔操作できるシステムにおいて、予定が変更になった場合でも、予約された電気機器の電力を無駄に消費させない遠隔操作システム1を提供する
【解決手段】遠隔操作システム1は、携帯電話10に入力された指令情報を取得し、取得した指令情報に基づき、電気機器を作動し、電気機器を作動してからの経過時間を計時し、計時した経過時間が所定時間を越えたと判定し、且つリモコン30によって電気機器が所定時間内に再び作動されなかったと判定した場合に、当該電気機器を停止する。
【選択図】図1
【解決手段】遠隔操作システム1は、携帯電話10に入力された指令情報を取得し、取得した指令情報に基づき、電気機器を作動し、電気機器を作動してからの経過時間を計時し、計時した経過時間が所定時間を越えたと判定し、且つリモコン30によって電気機器が所定時間内に再び作動されなかったと判定した場合に、当該電気機器を停止する。
【選択図】図1
Description
本発明は、家電製品などリモコンによって制御される電気機器において、携帯端末を用いてリモコン制御する遠隔操作システムに関する。
エアコン、扇風機などの空調機器、テレビ、ビデオデッキ、オーディオなどの映像・音響機器、蛍光灯などの照明機器、に代表される電気機器の多くは、離れた場所から操作することができるリモートコントロール装置(以下、単に「リモコン」と呼称する。)によって遠隔操作可能となっている。
また、従来、家庭内に設置されたエアコン、ビデオなどの電気機器を外出先などから携帯電話を用いて遠隔操作できるシステムが公知のものとなっている。例えば、特許文献1には、携帯電話のリモコン機能を用いて、使用者が外出先から予め予約した時間に電気機器を動作させる予約制御方法が開示されている。この予約制御方法によれば、例えば、帰宅時間に合わせてエアコンを動作させることで、帰宅時には室内を快適な温度にした状態にすることができる。
しかしながら、特許文献1に開示された発明は、使用者の予定が急に変更になってしまい、外出先からの帰宅が予定より遅くなった場合でも、予約された電気機器は時間通りに動作することになる。そのため、電力を無駄に消費してしまう問題があった。
そこで、本発明の目的は、家電製品などリモコンによって制御される電気機器を外出先などから携帯電話を用いて遠隔操作できるシステムにおいて、予定が変更になった場合でも、予約された電気機器の電力を無駄に消費させない遠隔操作システムを提供することである。
本発明に係る遠隔操作システムは、上記目的を達成するために以下のようないくつかの特徴を有している。すなわち、本発明の遠隔操作システムは、以下の特徴を単独で、もしくは適宜組み合わせて備えている。
上記目的を達成するために、本発明に係る遠隔操作システムは、携帯端末から使用者により入力された指令情報に基づき、リモートコントロール装置によって遠隔操作される制御対象機器を遠隔操作する遠隔操作システムであって、携帯端末に入力された指令情報を取得する取得手段と、取得した指令情報に基づき、制御対象機器を作動する作動手段と、作動手段により制御対象機器を作動してからの経過時間を計時する計時手段と、計時手段により計時した経過時間が所定時間を越えたと判定し、且つリモートコントロール装置によって制御対象機器が所定時間内に再び作動されなかったと判定した場合に、当該制御対象機器を停止する停止手段と、を備えている。
上記の構成によれば、本来リモートコントロール装置によって遠隔操作される制御対象機器が、携帯端末から使用者により入力された指令情報に基づき、遠隔操作される。これにより、制御対象機器と離れた場所にいる使用者に携帯端末を用いて指令情報を入力させるだけで、容易に制御対象機器を遠隔操作させることが出来る。また、制御対象機器が一旦作動されてからの経過時間が所定時間を越えた場合であり、且つその所定時間内にリモートコントロール装置を用いて再び制御対象機器が作動されなかった場合に、制御対象機器が停止される。これにより、例えば、外出先の使用者から一旦遠隔操作により作動された制御対象機器において、使用者が外出先からの帰宅が予定より遅くなってしまった場合でも、所定時間の終了後に制御対象機器が停止されるため、電力を無駄に消費することがなく、電力の節約になる。
また、本発明に係る遠隔操作システムにおいて、携帯端末は、使用者が決めた設定時間を入力可能とし、取得手段は、携帯端末に使用者により入力された設定時間に関する設定時間情報を取得し、停止手段は、取得した設定時間情報に基づき、所定時間を設定時間としていてもよい。
上記の構成によれば、使用者が決めた設定時間を携帯端末により入力させることができる。また、制御対象機器が一旦作動されてから計時された経過時間が設定時間を越えた場合であり、且つその設定時間内にリモートコントロール装置を用いて再び制御対象機器が作動されなかった場合に、制御対象機器が停止される。これにより、例えば、外出先から帰宅するまでの時間を考慮した所望の設定時間を使用者に決めさせることができ、より厳密に制御対象機器の動作時間を設定させることができる。
また、本発明に係る遠隔操作システムにおいて、計時手段は、作動手段により制御対象機器を作動してからの経過時間の計時を開始した後、再び携帯端末から設定時間情報を取得した場合に、当該設定時間情報に基づき、当該設定時間情報を取得した時点からの経過時間の計時を開始していてもよい。
上記の構成によれば、使用者により一旦設定時間が携帯端末を用いて入力された場合でも、その後再び設定時間が入力されることにより、その時点から制御対象機器の設定時間の計時が開始される。これにより、例えば使用者が誤って短く設定時間を入力した場合でも、引き続き設定時間を延長させることができ、さらに利便性が良くなる。
また、本発明に係る遠隔操作システムにおいて、作動手段により制御対象機器を作動した際、若しくは停止手段により制御対象機器を停止した際、に携帯端末へその旨を通知する通知手段を備えていてもよい。
上記の構成によれば、制御対象機器が作動された際、若しくは停止された際、にその旨が使用者に通知される。これにより、制御対象機器が使用者から離れた場所に位置する場合でも、制御対象機器の作動および停止状態を使用者に確認させることができ、使用者に安心感を与えられる場合がある。
本発明における実施の形態を図1乃至図11に基づいて以下に説明する。
(発明の概要)
図1は、本実施の形態の遠隔操作システム1の動作概要を示した図である。図1に示すように、室内200の壁面には、エアコン3が設置されている。また、同室内200には、棚50が設けられており、棚50の上面にリモコン30とサーバ100とが設置されている。リモコン30は、エアコン3を光信号により遠隔操作できるようになっている。サーバ100は、リモコン30と同じ光信号を発することにより、エアコン3を遠隔操作できるようになっている。さらに、サーバ100は、ネットワーク2を介して、室内200の外部にある携帯電話10と通信可能に接続されている。
図1は、本実施の形態の遠隔操作システム1の動作概要を示した図である。図1に示すように、室内200の壁面には、エアコン3が設置されている。また、同室内200には、棚50が設けられており、棚50の上面にリモコン30とサーバ100とが設置されている。リモコン30は、エアコン3を光信号により遠隔操作できるようになっている。サーバ100は、リモコン30と同じ光信号を発することにより、エアコン3を遠隔操作できるようになっている。さらに、サーバ100は、ネットワーク2を介して、室内200の外部にある携帯電話10と通信可能に接続されている。
また、本実施の形態において、携帯電話10は、ネットワーク2を介してサーバ100と通信することにより、エアコン3を遠隔操作することが可能である。さらに、使用者は、携帯電話10を用いることにより、所望の時刻にエアコン3を作動させるように予約設定することができ、エアコン3が作動してからの経過時間が設定時間を越えた場合に、サーバ100がエアコン3を停止するように制御されている。但し、設定時間内にエアコン3がリモコン30により作動された場合は、サーバ100によるエアコン3の停止は行われないように制御されている。ここで、『設定時間』とは、携帯電話10の使用者により決められ、遠隔操作された電気機器において、作動される作動時間のことである。
例えば、図1において、ネットワーク2を介して携帯電話10からの信号を受信したサーバ100は、エアコン3の電源をONからOFFに切り替えるように操作している(左図参照)。その後、使用者により決められた設定時間内に、エアコン3がリモコン30により作動された場合は、エアコン3の電源は引き続きON状態を維持するようにされる(右上図参照)。一方、設定時間を経過してもエアコン3がリモコン30により作動されなかった場合は、サーバ100により、エアコン3の電源はONからOFFに切り替えられるように操作される(右下図参照)。ここで、本実施の形態の場合、リモコン30を用いてエアコン3を操作する場合、一旦、使用者がサーバ100に向けてリモコン30から光信号を送信し、リモコン30からの光信号を受信したサーバ100が、エアコン3の電源を停止するようになっている。
(遠隔操作システム1の構成図)
図2は、遠隔操作システム1の構成図である。図2に示すように、本実施の形態の遠隔操作システム1は、複数の電気機器(エアコン3、電灯4、ビデオ5、・・・)と通信可能に接続されたサーバ100と、ネットワーク2を介してサーバ100と通信可能に接続された複数の携帯電話10と、を有している。
図2は、遠隔操作システム1の構成図である。図2に示すように、本実施の形態の遠隔操作システム1は、複数の電気機器(エアコン3、電灯4、ビデオ5、・・・)と通信可能に接続されたサーバ100と、ネットワーク2を介してサーバ100と通信可能に接続された複数の携帯電話10と、を有している。
(携帯電話10の構成図)
図3は、携帯電話10の構成図である。図3に示すように、携帯電話10は、電波送受信部12と、制御部13と、記憶部14と、音声処理部15と、を有している。また、電波送受信部12には、外部と通信可能にするためのアンテナ11が接続されている。特に、本実施の形態の場合、アンテナ11は、ネットワーク2を介して、サーバ100と通信可能になっており、サーバ100から、後述するキーコード情報信号、作動確認信号、および停止確認信号、などの各種信号を受信する役割を有している。さらに、アンテナ11は、サーバ100に対して、後述する設定キー情報信号、入力情報信号、および設定時間延長信号などの各種信号を送信する役割を有している。
図3は、携帯電話10の構成図である。図3に示すように、携帯電話10は、電波送受信部12と、制御部13と、記憶部14と、音声処理部15と、を有している。また、電波送受信部12には、外部と通信可能にするためのアンテナ11が接続されている。特に、本実施の形態の場合、アンテナ11は、ネットワーク2を介して、サーバ100と通信可能になっており、サーバ100から、後述するキーコード情報信号、作動確認信号、および停止確認信号、などの各種信号を受信する役割を有している。さらに、アンテナ11は、サーバ100に対して、後述する設定キー情報信号、入力情報信号、および設定時間延長信号などの各種信号を送信する役割を有している。
電波送受信部12は、アンテナ11から受信される各種信号を後述する制御部13が処理可能な信号に変換する。また、一方では、電波送受信部12は、制御部13からの信号をアンテナ11が外部に送信可能な信号に変換する。
制御部13は、電波送受信部12からの信号を処理したり、後述する入力部16から入力された信号を処理して、電波送受信部12を介してアンテナ11から外部に送信させたりする役割を有している。特に、本実施の形態の場合、制御部13は、後述する入力部16から、使用者により設定キー情報が入力された際、電波送受信部120を介して設定キー情報を含んだ設定キー情報信号をアンテナ11からサーバ100に送信させる。
また、制御部13は、入力部16から、使用者により後述する指令情報および設定時間情報が入力された際、電波送受信部120を介して指令情報および設定時間情報を含んだ入力情報信号をアンテナ11からサーバ100に送信させる。
さらに、制御部13は、入力部16から、使用者により後述する設定時間延長情報が入力された際、電波送受信部120を介して設定時間延長情報を含んだ設定時間延長信号をアンテナ11からサーバ100に送信させる。
また、制御部13は、サーバ100から、キーコード情報信号、作動確認信号、および停止確認信号、などの各種信号を受信した際、これらの信号に基づき、後述する表示部17に適宜画像を表示させる。
記憶部14は、制御部13が信号を処理する際に使用する各種プログラムや情報を記憶する。音声処理部15は、携帯電話10における図示しないスピーカやマイクロフォンに入出力される音声信号を処理する。
また、携帯電話10は、入力部16と表示部17とを有している。入力部16は、使用者の押圧操作によって、使用者が様々な情報を入力できる所謂キーボタンである。特に、本実施の形態の場合、入力部16は、携帯電話10をリモコンモードに切り替え、遠隔操作対象の電気機器を特定する設定キー情報を使用者が入力できるようになっている。さらに、入力部16は、電気機器(エアコン3、電灯4、ビデオ5、・・・)を遠隔操作する際に、使用者が電気機器に対する『作動内容』および『予約時間』などの情報を含む指令情報と、『設定時間』の情報を含む設定時間情報と、を入力可能としている。例えば、エアコン3の場合は、電源の切り替え・温度の切り替えなどの『作動内容』と、エアコン3が作動される時刻である『予約時間』と、エアコン3の作動時間である『設定時間』と、が使用者により入力部16から入力される。なお、設定キー情報は、設定キー情報信号として、指令情報および設定時間情報は、入力情報信号として、サーバ100に送信されるようになっている。
また、表示部17は、使用者が様々な情報を視認できるように、映像および画像を表示する役割を有する。特に本実施の形態の場合、表示部17は、アンテナ11によって携帯電話10から受信されるキーコード情報信号、作動確認信号、および停止確認信号、などの各種信号に基づく情報の画像を表示する。
(サーバ100の構成図)
図4は、サーバ100の構成図である。図4に示すように、サーバ100は、電波送受信部120と、制御部130と、記憶部140と、光信号生成部150と、光信号送受信部160と、計時部170と、作動判定部180と、を有している。また、電波送受信部120には、外部と通信可能にするためのアンテナ110が接続されている。特に、本実施の形態の場合、アンテナ110は、ネットワーク2を介して、複数の携帯電話10と通信可能になっており、携帯電話10から、後述する設定キー情報信号、入力情報信号、および設定時間延長信号の各種信号を受信する役割を有する。さらに、アンテナ110は、携帯電話10に対して、後述するキーコード情報信号、作動確認信号、および停止確認信号、などの各種信号を送信する役割を有する。
図4は、サーバ100の構成図である。図4に示すように、サーバ100は、電波送受信部120と、制御部130と、記憶部140と、光信号生成部150と、光信号送受信部160と、計時部170と、作動判定部180と、を有している。また、電波送受信部120には、外部と通信可能にするためのアンテナ110が接続されている。特に、本実施の形態の場合、アンテナ110は、ネットワーク2を介して、複数の携帯電話10と通信可能になっており、携帯電話10から、後述する設定キー情報信号、入力情報信号、および設定時間延長信号の各種信号を受信する役割を有する。さらに、アンテナ110は、携帯電話10に対して、後述するキーコード情報信号、作動確認信号、および停止確認信号、などの各種信号を送信する役割を有する。
電波送受信部120は、アンテナ110から受信される各種信号を後述する制御部130が処理する信号に変換する。制御部130は、電波送受信部120を介してアンテナ110から受信した信号を処理する。
制御部130は、携帯電話10から設定キー情報信号を受信した際、設定キー情報信号に含まれる設定キー情報に基づき、対象となる電気機器のキーコード情報を後述する記憶部140から抽出し、光信号生成部150にキーコード情報信号を作成させ、生成したキーコード情報信号を光信号送受信部160から携帯電話10に対して送信する。なお、このキーコード情報には、後述する図6のキーコードテーブルに関する情報が含まれている。
また、制御部130は、受信した入力情報信号に含まれる指令情報および設定時間情報に基づき、対象の電気機器(エアコン3、電灯4、ビデオ5、・・・)を作動するための作動光信号を光信号生成部150に生成させ、生成した作動光信号を光信号送受信部160から対象の電気機器に対して送信する作動処理を実行する。
また、制御部130は、光信号を対象の電気機器に対して送信した後、電気機器が作動されてからの経過時間を計時部170に計時させる計時処理を実行する。
さらに、制御部130は、後述する作動判定部180が、作動させた電気機器が作動されてからの経過時間が設定時間情報に含まれる設定時間を越えたと判定した際、光信号生成部150に対象の電気機器を停止させる停止光信号を生成させ、生成した停止光信号を光信号送受信部160から対象の電気機器に対して送信する停止処理を実行する。なお、この時、制御部130は、作動させた電気機器に対応するリモコン30からの光信号を設定時間内に光信号送受信部160から受信した場合は、上述した停止処理を実行しないようになっている。
また、制御部130は、前述した作動処理を実行した後、携帯電話10から設定時間延長信号を受信した際、計時処理において、計時部170が計時していた経過時間を一旦リセットし、設定時間延長信号に含まれる設定時間延長情報に基づき、再度計時をさせる延長処理を実行する。
さらに、制御部130は、前述した作動処理を実行した際、その旨を携帯電話10の使用者に通知するための作動確認信号を光信号生成部150に生成させ、生成した作動確認信号を光信号送受信部160から携帯電話10に対して送信する。一方、制御部130は、前述した停止処理を実行した際、その旨を携帯電話10の使用者に通知するための停止確認信号を光信号生成部150に生成させ、生成した停止確認信号を光信号送受信部160から携帯電話10に対して送信する。なお、これらの処理を通知処理と呼称する。
記憶部140は、制御部130が信号を処理する際に使用する各種プログラムや情報を記憶する。特に本実施の形態の場合、後述する図5の設定コードテーブルおよび図6のキーコードテーブルなどの各種テーブルを記憶している。光信号生成部150は、制御部130の制御に基づき、各種信号を生成する。光信号送受信部160は、光信号生成部150により生成された各種信号を送信する一方、例えばリモコン30からの光信号などの各種信号を受信する。計時部170は、制御部130の制御に基づき、電気機器が作動されてからの経過時間の計時、およびそのリセットをする。作動判定部180は、制御部130の制御に基づき、図5の設定コードテーブルを参照し、計時部により計時された経過時間が設定時間を越えたか否かの判定をする。
以上のように、サーバ100は、携帯電話10に入力された指令情報を取得する取得手段の役割を有するアンテナ110と、取得した指令情報に基づき、電気機器を作動する作動手段の役割を有する制御部130、光信号生成部150、および光信号送受信部160と、電気機器を作動してからの経過時間を計時する計時手段の役割を有する計時部170と、計時部170により計時した経過時間が所定時間を越えたと判定し、且つリモコン30によって電気機器が所定時間内に再び操作されなかったと判定した場合に、当該電気機器を停止する停止手段の役割を有する制御部130、光信号生成部150、および光信号送受信部160と、を備えている。
上記の構成によれば、本来リモコン30によって遠隔操作される電気機器が、携帯電話10から使用者により入力された指令情報に基づき、遠隔操作される。これにより、電気機器と離れた場所にいる使用者に携帯電話10を用いて指令情報を入力させるだけで、容易に電気機器を遠隔操作させることが出来る。また、電気機器が一旦作動されてからの経過時間が所定時間を越えた場合であり、且つその所定時間内にリモコン30を用いて再び電気機器が操作されなかった場合に、電気機器が停止される。これにより、例えば、外出先の使用者から一旦遠隔操作により作動された電気機器において、使用者が外出先からの帰宅が予定より遅くなってしまった場合でも、所定時間の終了後に電気機器が停止されるため、電力を無駄に消費することがなく、電力の節約になる。
また、以上のように、携帯電話10は、使用者が決めた設定時間を入力可能とし、サーバ100において、アンテナ110は、携帯電話10に使用者により入力された設定時間に関する設定時間情報を取得し、制御部130、光信号生成部150、および光信号送受信部160は、取得した設定時間情報に基づき、所定時間を設定時間としている。
上記の構成によれば、使用者が決めた設定時間を携帯電話10により入力させることができる。また、電気機器が一旦操作されてから計時された経過時間が設定時間を越えた場合であり、且つその設定時間内にリモコン30を用いて再び電気機器が操作されなかった場合に、電気機器が停止される。これにより、例えば、外出先から帰宅するまでの時間を考慮した所望の設定時間を使用者に決めさせることができ、より厳密に電気機器の動作時間を設定させることができる。
また、以上のように、サーバ100において、計時部170は、制御部130により電気機器を作動してからの経過時間の計時を開始した後、再び携帯電話10から設定時間情報を取得した場合に、当該設定時間情報に基づき、当該設定時間情報を取得した時点からの経過時間の計時を開始している。
上記の構成によれば、使用者により一旦設定時間が携帯電話10を用いて入力された場合でも、その後再び設定時間が入力されることにより、その時点から電気機器の設定時間の計時が開始される。これにより、例えば使用者が誤って短く設定時間を入力した場合でも、引き続き設定時間を延長させることができ、さらに利便性が良くなる。
また、以上のように、サーバ100は、制御部130、光信号生成部150、および光信号送受信部160により電気機器を作動した際、若しくは制御部130、光信号生成部150、および光信号送受信部160により電気機器を停止した際、に携帯電話10へその旨を通知する通知手段の役割を有する制御部130および電波送受信部120を備えたことを備えている。
上記の構成によれば、電気機器が作動された際、若しくは停止された際、にその旨が使用者に通知される。これにより、電気機器が使用者から離れた場所に位置する場合でも、電気機器の作動および停止状態を使用者に確認させることができ、使用者に安心感を与えられる場合がある。
(設定コードテーブル)
次に、図5はサーバ100が有する設定コードテーブルを示した図である。図5に示すように、設定コードテーブルには、1から順に並べられた”設定キー”に関連付けられた各種電気機器の情報が格納されている。具体的には、設定コードテーブルは、電気機器の”機種名”欄、”メーカーコード”欄、および”型番”欄、を有している。これらの情報は、予め使用者によって入力されるものである。
次に、図5はサーバ100が有する設定コードテーブルを示した図である。図5に示すように、設定コードテーブルには、1から順に並べられた”設定キー”に関連付けられた各種電気機器の情報が格納されている。具体的には、設定コードテーブルは、電気機器の”機種名”欄、”メーカーコード”欄、および”型番”欄、を有している。これらの情報は、予め使用者によって入力されるものである。
また、設定コードテーブルには、各種電気機器の作動に関する情報が格納されている。具体的には、設定コードテーブルは、電気機器の”作動状態”欄、”設定時間”欄、”経過時間”欄、および”残り時間”欄、を有している。例えば、図5の場合であると、設定キー『1』に関連付けられた『エアコン3』は、作動状態が『ON』の状態である。また、使用者により設定時間が『10分』と設定されており、経過時間は『7分』経過しているため、残り時間は『3分』である。つまり、残り3分の間にリモコン30からの操作が無かった場合は、エアコン3は停止されることが示されている。
(キーコードテーブル)
次に、図6はサーバ100が有するキーコードテーブルを示した図である。なお、図6は、エアコン3に関するキーコードのみが示されているが、他の各電気機器に関するキーコードテーブルもサーバ100は有している(図示せず)。図6に示すように、キーコードテーブルには、設定キー1に関連付けられたエアコン3の各種動作に対して、キーコードが関連付けられて格納されている。具体的には、エアコン3の各種動作は、”電源”、”冷房”、”暖房”、および”除湿”の切り替えに関する欄と、”温度上昇”および”温度下降”に関する欄と、を有している。なお、この各種動作は、前述した指令情報に含まれる『作動内容』のことである。また、キーコードテーブルは、その各々の動作に関連付けられた”キーコード”に関する欄を有している。ここで、キーコードとは、本実施の形態の場合は4桁の数字の羅列である。携帯電話10にこのキーコードを入力することにより、電気機器は入力されたキーコードに対応する動作を行うようになっている。例えば、図6の場合であると、設定キー『1』に関連付けられた『エアコン3』の電源のON/OFFを切り替える場合、使用者はキーコードを『1001』と入力する必要がある。なお、キーコードに関連付けられた各種動作は、これらに限定されることは無く、適宜設定可能である。
次に、図6はサーバ100が有するキーコードテーブルを示した図である。なお、図6は、エアコン3に関するキーコードのみが示されているが、他の各電気機器に関するキーコードテーブルもサーバ100は有している(図示せず)。図6に示すように、キーコードテーブルには、設定キー1に関連付けられたエアコン3の各種動作に対して、キーコードが関連付けられて格納されている。具体的には、エアコン3の各種動作は、”電源”、”冷房”、”暖房”、および”除湿”の切り替えに関する欄と、”温度上昇”および”温度下降”に関する欄と、を有している。なお、この各種動作は、前述した指令情報に含まれる『作動内容』のことである。また、キーコードテーブルは、その各々の動作に関連付けられた”キーコード”に関する欄を有している。ここで、キーコードとは、本実施の形態の場合は4桁の数字の羅列である。携帯電話10にこのキーコードを入力することにより、電気機器は入力されたキーコードに対応する動作を行うようになっている。例えば、図6の場合であると、設定キー『1』に関連付けられた『エアコン3』の電源のON/OFFを切り替える場合、使用者はキーコードを『1001』と入力する必要がある。なお、キーコードに関連付けられた各種動作は、これらに限定されることは無く、適宜設定可能である。
(携帯電話10の動作:リモコン操作処理ルーチン)
次に、図7は携帯電話10のリモコン操作処理ルーチンを表したフローチャートである。リモコン操作処理ルーチンが実行されると、制御部13は、使用者によるリモコンモードの切り替え操作があったか否かを判定する(K1)。リモコンモードの切り替え操作がないと判定した場合は(K1,NO)、使用者によるリモコンモードの切り替え操作があるまで待機する。一方、リモコンモードの切り替え操作があったと判定した場合は(K1,YES)、リモコンモードへ切り替える(K2)。
次に、図7は携帯電話10のリモコン操作処理ルーチンを表したフローチャートである。リモコン操作処理ルーチンが実行されると、制御部13は、使用者によるリモコンモードの切り替え操作があったか否かを判定する(K1)。リモコンモードの切り替え操作がないと判定した場合は(K1,NO)、使用者によるリモコンモードの切り替え操作があるまで待機する。一方、リモコンモードの切り替え操作があったと判定した場合は(K1,YES)、リモコンモードへ切り替える(K2)。
次に、制御部13は、使用者による設定キーの入力があったか否かを判定する(K3)。設定キーの入力がないと判定した場合は(K3,NO)、使用者による設定キーの入力があるまで待機する。一方、使用者による設定キーの入力があったと判定した場合は(K3,YES)、設定キー情報信号をサーバへ送信する(K4)。
次に、制御部13は、サーバ100からキーコード情報信号を受信したか否かを判定する(K5)。キーコード情報信号を受信していないと判定した場合は(K5,NO)、サーバ100からキーコード情報信号を受信するまで待機する。一方、サーバ100からキーコード情報信号を受信したと判定した場合は(K5,YES)、受信したキーコード情報信号に含まれるキーコード情報を表示部17に表示して、使用者にキーコードの入力を要求する。つまり、後の処理で入力情報信号としてサーバ100に送信される指令情報に含まれる『作動内容』の要求をする(K6)。
次に、制御部13は、使用者によるキーコードの入力があったか否かを判定する(K7)。キーコードの入力がないと判定した場合は(K7,NO)、使用者によるキーコードの入力があるまで待機する。一方、使用者によるキーコードの入力があったと判定した場合は(K7,YES)、次に、予約時間および設定時間の入力を要求する(K8)。ここで入力される『予約時間』は、『作動内容』とともに指令情報に含まれる。また、『設定時間』は、設定時間情報に含まれる。
次に、制御部13は、使用者による予約時間および設定時間の入力があったか否かを判定する(K9)予約時間および設定時間の入力がないと判定した場合は(K9,NO)、使用者による予約時間および設定時間の入力があるまで待機する。一方、使用者による予約時間および設定時間の入力があったと判定した場合は(K9,YES)、入力された指令情報および設定時間情報を入力情報信号として、サーバ100へ送信する(K10)。その後、本ルーチンを終了する。
(携帯電話10の動作:確認処理ルーチン)
次に、図8は携帯電話10の確認処理ルーチンを表したフローチャートである。確認処理ルーチンが実行されると、制御部13は、サーバ100から作動確認信号を受信したか否かを判定する(K11)。サーバ100から作動確認信号を受信していないと判定した場合は(K11,NO)、次に、サーバ100から停止確認信号を受信したか否かを判定する(K13)。一方、サーバ100から作動確認信号を受信したと判定した場合は(K11,YES)、受信した作動確認信号に含まれる作動確認情報を表示部17に表示する(K12)。
次に、図8は携帯電話10の確認処理ルーチンを表したフローチャートである。確認処理ルーチンが実行されると、制御部13は、サーバ100から作動確認信号を受信したか否かを判定する(K11)。サーバ100から作動確認信号を受信していないと判定した場合は(K11,NO)、次に、サーバ100から停止確認信号を受信したか否かを判定する(K13)。一方、サーバ100から作動確認信号を受信したと判定した場合は(K11,YES)、受信した作動確認信号に含まれる作動確認情報を表示部17に表示する(K12)。
次に、制御部13は、サーバ100から停止確認信号を受信したか否かを判定する(K13)。サーバ100から停止確認信号を受信していないと判定した場合は(K13,NO)、本ルーチンを終了する。一方、サーバ100から停止確認信号を受信したと判定した場合は(K13,YES)、受信した停止確認信号に含まれる停止確認情報を表示部17に表示する(K14)。その後、本ルーチンを終了する。
(携帯電話10の動作:設定時間延長処理ルーチン)
次に、図9は携帯電話10の設定時間延長処理ルーチンを表したフローチャートである。設定時間延長処理ルーチンが実行されると、制御部13は、使用者による設定時間延長の操作があったか否かを判定する。つまり、使用者による設定時間延長情報の入力があったか否かを判定する(K21)。使用者による設定時間延長の操作がないと判定した場合は(K21,NO)、本ルーチンを終了する。一方、使用者による設定時間延長の操作があったと判定した場合は(K21,YES)、入力された設定時間延長情報を設定時間延長情報信号としてサーバ100へ送信する(K22)。その後、本ルーチンを終了する。
次に、図9は携帯電話10の設定時間延長処理ルーチンを表したフローチャートである。設定時間延長処理ルーチンが実行されると、制御部13は、使用者による設定時間延長の操作があったか否かを判定する。つまり、使用者による設定時間延長情報の入力があったか否かを判定する(K21)。使用者による設定時間延長の操作がないと判定した場合は(K21,NO)、本ルーチンを終了する。一方、使用者による設定時間延長の操作があったと判定した場合は(K21,YES)、入力された設定時間延長情報を設定時間延長情報信号としてサーバ100へ送信する(K22)。その後、本ルーチンを終了する。
(サーバ100の動作:遠隔操作処理ルーチン)
次に、図10はサーバ100の遠隔操作処理ルーチンを表したフローチャートである。遠隔操作処理ルーチンが実行されると、制御部130は、携帯電話10から設定キー情報信号を受信したか否かを判定する(S1)。携帯電話10から設定キー情報信号を受信していないと判定した場合は(S1,NO)、設定キー情報信号を受信するまで待機する。一方、携帯電話10から設定キー情報信号を受信したと判定した場合は(S1,YES)、受信した設定キー情報信号に含まれる設定キー情報を基にして、対象となる電気機器のキーコード情報を抽出する(S2)。対象となる電気機器のキーコード情報を抽出すると、抽出したキーコード情報をキーコード情報信号として携帯電話10へ送信する(S3)。
次に、図10はサーバ100の遠隔操作処理ルーチンを表したフローチャートである。遠隔操作処理ルーチンが実行されると、制御部130は、携帯電話10から設定キー情報信号を受信したか否かを判定する(S1)。携帯電話10から設定キー情報信号を受信していないと判定した場合は(S1,NO)、設定キー情報信号を受信するまで待機する。一方、携帯電話10から設定キー情報信号を受信したと判定した場合は(S1,YES)、受信した設定キー情報信号に含まれる設定キー情報を基にして、対象となる電気機器のキーコード情報を抽出する(S2)。対象となる電気機器のキーコード情報を抽出すると、抽出したキーコード情報をキーコード情報信号として携帯電話10へ送信する(S3)。
次に、制御部130は、携帯電話10から入力情報信号を受信したか否かを判定する(S4)。携帯電話10から入力情報信号を受信していないと判定した場合は(S4,NO)、入力情報信号を受信するまで待機する。一方、携帯電話10から入力情報信号を受信したと判定した場合は(S4,YES)、受信した入力情報信号に含まれる入力情報を抽出する(S5)。
次に、制御部130は、抽出した入力情報に含まれる指令情報を基にして、作動光信号を光信号生成部150に生成させる(S6)。次に、制御部130は、光信号生成部150に生成させた作動光信号を、対象となる電気機器に対して、光信号送受信部160から送信させる(S7)。その後、制御部130は、作動確認信号を、携帯電話10に対して、光信号送受信部160から送信させる(S8)。
次に、制御部130は、計時部170に経過時間の計時を開始させ(S9)る。次に、リモコン30からの操作信号を受信したか否かを判定する(S10)。リモコン30からの操作信号を受信していないと判定した場合は(S10,NO)、携帯電話10から設定時間延長信号を受信したか否かを判定する(S11)。一方、リモコン30からの操作信号を受信したと判定した場合は(S10,YES)、S6の処理に戻る。
次に、制御部130は、S11の処理において、設定時間延長信号を受信していないと判定した場合は(S11,NO)、S9の処理において計時を開始した経過時間が、S5の処理において抽出した入力情報に含まれる設定時間情報に関連付けられた設定時間を越えたか否かを判定する(S12)。一方、制御部130は、S11の処理において、設定時間延長信号を受信したと判定した場合は(S11,YES)、設定時間延長信号に含まれる設定時間情報に基づき、設定時間を延長する(S13)。その後、計時部170に計時させていた経過時間を一旦リセットし、再び計時を開始して(S14)、S10の処理に戻る。
一方、制御部130は、S12の処理において、経過時間が設定時間を越えていないと判定した場合は(S12,NO)、S10の処理に戻る。また、経過時間が設定時間を越えたと判定した場合は(S12,YES)、光信号生成部150に停止光信号を生成させ、対象となる電気機器に対して、光信号送受信部160から送信させる(S15)。次に、制御部130は、停止確認信号を、携帯電話10に対して、光信号送受信部160から送信させる(S16)。その後、計時部170に計時させていた経過時間を停止させる(S17)。その後、本ルーチンを終了する。
上記の携帯電話10およびサーバ100の動作によれば、本来リモコン30によって遠隔操作される電気機器が、携帯電話10から使用者により入力された指令情報に基づき、遠隔操作される。これにより、電気機器と離れた場所にいる使用者に携帯電話10を用いて指令情報を入力させるだけで、容易に電気機器を遠隔操作させることが出来る。また、電気機器が一旦作動されてからの経過時間が設定時間を越えた場合であり、且つその所定時間内にリモコン30を用いて再び電気機器が作動されなかった場合に、電気機器が停止される。これにより、例えば、外出先の使用者から一旦遠隔操作により作動された電気機器において、使用者が外出先からの帰宅が予定より遅くなってしまった場合でも、所定時間の終了後に電気機器が停止されるため、電力を無駄に消費することがなく、電力の節約になる。
また、上記の携帯電話10およびサーバ100の動作によれば、使用者が決めた設定時間を携帯電話10により入力させることができる。また、電気機器が一旦作動されてから計時された経過時間が設定時間を越えた場合であり、且つその設定時間内にリモコン30を用いて再び電気機器が作動されなかった場合に、電気機器が停止される。これにより、例えば、外出先から帰宅するまでの時間を考慮した所望の設定時間を使用者に決めさせることができ、より厳密に電気機器の動作時間を設定させることができる。
また、上記のサーバ100および携帯電話10の動作によれば、使用者により一旦設定時間が携帯電話10を用いて入力された場合でも、その後再び設定時間が入力されることにより、その時点から電気機器の設定時間の計時が開始される。これにより、例えば使用者が誤って短く設定時間を入力した場合でも、引き続き設定時間を延長させることができ、さらに利便性が良くなる。
また、上記の携帯電話10およびサーバ100の動作によれば、電気機器が作動された際、若しくは停止された際、にその旨が使用者に通知される。これにより、電気機器が使用者から離れた場所に位置する場合でも、電気機器の作動および停止状態を使用者に確認させることができ、使用者に安心感を与えられる場合がある。
(本発明の実施の形態の概要)
以上のように、本実施の形態の遠隔操作システム1は、携帯電話10から使用者により入力された指令情報に基づき、リモコン30によって遠隔操作される電気機器(エアコン3、電灯4、ビデオ5、・・・)を遠隔操作する遠隔操作システム1であって、携帯電話10に入力された指令情報を取得する取得手段(アンテナ110)と、取得した指令情報に基づき、電気機器を作動する作動手段(制御部130、光信号生成部150、光信号送受信部160)と、作動手段(制御部130、光信号生成部150、光信号送受信部160)により制御対象機器を作動してからの経過時間を計時する計時手段(計時部170)と、計時手段(計時部170)により計時した経過時間が所定時間を越えたと判定し、且つリモコン30によって電気機器が所定時間内に再び作動されなかったと判定した場合に、当該電気機器を停止する停止手段(制御部130、光信号生成部150、光信号送受信部160)と、を備えている。
以上のように、本実施の形態の遠隔操作システム1は、携帯電話10から使用者により入力された指令情報に基づき、リモコン30によって遠隔操作される電気機器(エアコン3、電灯4、ビデオ5、・・・)を遠隔操作する遠隔操作システム1であって、携帯電話10に入力された指令情報を取得する取得手段(アンテナ110)と、取得した指令情報に基づき、電気機器を作動する作動手段(制御部130、光信号生成部150、光信号送受信部160)と、作動手段(制御部130、光信号生成部150、光信号送受信部160)により制御対象機器を作動してからの経過時間を計時する計時手段(計時部170)と、計時手段(計時部170)により計時した経過時間が所定時間を越えたと判定し、且つリモコン30によって電気機器が所定時間内に再び作動されなかったと判定した場合に、当該電気機器を停止する停止手段(制御部130、光信号生成部150、光信号送受信部160)と、を備えている。
上記の構成によれば、本来リモコン30によって遠隔操作される電機機器が、携帯電話10から使用者により入力された指令情報に基づき、遠隔操作される。これにより、電気機器と離れた場所にいる使用者に携帯電話10を用いて指令情報を入力させるだけで、容易に電気機器を遠隔操作させることが出来る。また、電気機器が一旦作動されてからの経過時間が所定時間を越えた場合であり、且つその所定時間内にリモコン30を用いて再び電気機器が作動されなかった場合に、電気機器が停止される。これにより、例えば、外出先の使用者から一旦遠隔操作により作動された電気機器において、使用者が外出先からの帰宅が予定より遅くなってしまった場合でも、所定時間の終了後に電気機器が停止されるため、電力を無駄に消費することがなく、電力の節約になる。
また、本発明に係る遠隔操作システム1において、携帯電話10は、使用者が決めた設定時間を入力可能とし、取得手段(アンテナ110)は、携帯電話10に使用者により入力された設定時間に関する設定時間情報を取得し、停止手段(制御部130、光信号生成部150、光信号送受信部160)は、取得した設定時間情報に基づき、所定時間を設定時間としていてもよい。
上記の構成によれば、使用者が決めた設定時間を携帯電話10により入力させることができる。また、電気機器が一旦作動されてから計時された経過時間が設定時間を越えた場合であり、且つその設定時間内にリモコン30を用いて再び電気機器が作動されなかった場合に、電気機器が停止される。これにより、例えば、外出先から帰宅するまでの時間を考慮した所望の設定時間を使用者に決めさせることができ、より厳密に電気機器の動作時間を設定させることができる。
また、本発明に係る遠隔操作システム1において、計時手段(計時部170)は、作動手段(制御部130、光信号生成部150、光信号送受信部160)により電気機器を作動してからの経過時間の計時を開始した後、再び携帯電話10から設定時間情報を取得した場合に、当該設定時間情報に基づき、当該設定時間情報を取得した時点からの経過時間の計時を開始していてもよい。
上記の構成によれば、使用者により一旦設定時間が携帯電話10を用いて入力された場合でも、その後再び設定時間が入力されることにより、その時点から電気機器の設定時間の計時が開始される。これにより、例えば使用者が誤って短く設定時間を入力した場合でも、引き続き設定時間を延長させることができ、さらに利便性が良くなる。
また、本発明に係る遠隔操作システム1において、作動手段(制御部130、光信号生成部150、光信号送受信部160)により電気機器を作動した際、若しくは停止手段(制御部130、光信号生成部150、光信号送受信部160)により電気機器を停止した際、に携帯電話10へその旨を通知する通知手段(制御部130、光信号送受信部160)を備えていてもよい。
上記の構成によれば、電気機器が作動された際、若しくは停止された際、にその旨が使用者に通知される。これにより、電気機器が使用者から離れた場所に位置する場合でも、電気機器の作動および停止状態を使用者に確認させることができ、使用者に安心感を与えられる場合がある。
(本実施形態の変形例)
以上、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遠隔操作システム1は、以下の構成を上述の実施の形態における構成に加えて、或いは重複、置き換えて備えていてもよい。
以上、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遠隔操作システム1は、以下の構成を上述の実施の形態における構成に加えて、或いは重複、置き換えて備えていてもよい。
例えば、本実施の形態において、リモコン30による電気機器の操作は、サーバ100に対して光信号を受信させ、サーバ100から作動光信号を電気機器に送信することにより、電気機器を作動させている(図10のS10、S6、S7、S8の処理)。ここで、本発明においては、これに拘ることもない。例えば図11は、本実施の形態の変形例を示す図である。図11に示すように、各種電気機器(エアコン3、電灯4、ビデオ5、・・・)とサーバ100とが光ファイバーケーブルなどの有線300(受信部300a、送信部300b、および配線部300cにより構成)で接続されていてもよい。
この場合、図11に示すように、携帯電話10を用いてエアコン3を遠隔操作する場合は、ネットワーク2を介して携帯電話10からの信号を受信したサーバ100が、有線300を用いて作動光信号を各種電気機器に送信して、電気機器を作動させている(上図参照)。その後、使用者により決められた設定時間内に、電気機器がリモコン30により直接作動された場合は、そのリモコンからの光信号を受信部300aが検知し、サーバ100に配線部300cを介して伝達される。これにより、使用者が、直接リモコン30を電気機器に向けて光信号を送信することで、電気機器を遠隔操作することができ、且つそのリモコン操作があったことをサーバ100が検知できるようになる。そのため、有線300を用いることにより、サーバ100から電気機器へ出力される作動光信号の指向性を考慮する必要がなく、サーバ100および電気機器の配置に注意を払う必要がない。
また、本実施の形態において、本発明の遠隔操作システム1における、取得手段、作動手段、計時手段、停止手段、および通知手段は、サーバ100が備えているが、この形態に拘ることもなく、各種電気機器が各々備えていてもよい。この場合、より遠隔操作システム1の構成を単純化することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。尚、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 遠隔操作システム
2 ネットワーク
3 エアコン
10 携帯電話
30 リモコン
50 棚
100 サーバ
200 室内
2 ネットワーク
3 エアコン
10 携帯電話
30 リモコン
50 棚
100 サーバ
200 室内
Claims (4)
- 携帯端末から使用者により入力された指令情報に基づき、リモートコントロール装置によって遠隔操作される制御対象機器を遠隔操作する遠隔操作システムであって、
前記携帯端末に入力された前記指令情報を取得する取得手段と、
取得した前記指令情報に基づき、前記制御対象機器を作動する作動手段と、
前記作動手段により前記制御対象機器を作動してからの経過時間を計時する計時手段と、
前記計時手段により計時した前記経過時間が所定時間を越えたと判定し、且つ前記リモートコントロール装置によって前記制御対象機器が前記所定時間内に再び作動されなかったと判定した場合に、当該制御対象機器を停止する停止手段と、
を備えた遠隔操作システム。 - 前記携帯端末は、使用者が決めた設定時間を入力可能とし、
前記取得手段は、前記携帯端末に使用者により入力された前記設定時間に関する設定時間情報を取得し、
前記停止手段は、取得した前記設定時間情報に基づき、前記所定時間を前記設定時間とすることを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作システム。 - 前記計時手段は、前記作動手段により前記制御対象機器を作動してからの前記経過時間の計時を開始した後、再び前記携帯端末から前記設定時間情報を取得した場合に、当該設定時間情報に基づき、当該設定時間情報を取得した時点からの経過時間の計時を開始することを特徴とする請求項2に記載の遠隔操作システム。
- 前記作動手段により前記制御対象機器を作動した際、若しくは前記停止手段により前記制御対象機器を停止した際、に前記携帯端末へその旨を通知する通知手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の遠隔操作システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008186238A JP2010028377A (ja) | 2008-07-17 | 2008-07-17 | 遠隔操作システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008186238A JP2010028377A (ja) | 2008-07-17 | 2008-07-17 | 遠隔操作システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010028377A true JP2010028377A (ja) | 2010-02-04 |
Family
ID=41733802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008186238A Pending JP2010028377A (ja) | 2008-07-17 | 2008-07-17 | 遠隔操作システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010028377A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013201617A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Sumitomo Precision Prod Co Ltd | ネットワークシステム、ノード装置及び制御方法 |
JPWO2014024444A1 (ja) * | 2012-08-08 | 2016-07-25 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 家電機器、家電システム及びサーバ装置 |
JP2017207254A (ja) * | 2016-05-20 | 2017-11-24 | 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 | 空気調和システム |
WO2021161641A1 (ja) * | 2020-02-12 | 2021-08-19 | ダイキン工業株式会社 | プログラム及び制御方法 |
-
2008
- 2008-07-17 JP JP2008186238A patent/JP2010028377A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021129173A (ja) * | 2020-02-12 | 2021-09-02 | ダイキン工業株式会社 | プログラム及び制御方法 |
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