JP2014150339A - 家電制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】間取りや障害物などの制約を受けにくく、複数の管理対象機器との通信が容易な家電制御装置を提供する。
【解決手段】本実施形態の家電制御装置は、家屋に設けられている管理対象機器、および前記管理対象機器とは別体の端末機器とを備え、前記管理対象機器を制御する。この家電制御装置は、信号受信手段、赤外線信号出力手段および信号変換手段を備える。信号受信手段は、前記端末機器から前記管理対象機器へ指示される操作信号を受信する。赤外線信号出力手段は、前記管理対象機器のうちいずれか一つ以上の特定管理対象機器に設けられている。信号変換手段は、前記信号受信手段で受信した前記操作信号を、前記赤外線信号出力手段を経由して前記特定管理対象機器を除く前記管理対象機器へ送信するための赤外線信号へ変換する。
【選択図】図1
【解決手段】本実施形態の家電制御装置は、家屋に設けられている管理対象機器、および前記管理対象機器とは別体の端末機器とを備え、前記管理対象機器を制御する。この家電制御装置は、信号受信手段、赤外線信号出力手段および信号変換手段を備える。信号受信手段は、前記端末機器から前記管理対象機器へ指示される操作信号を受信する。赤外線信号出力手段は、前記管理対象機器のうちいずれか一つ以上の特定管理対象機器に設けられている。信号変換手段は、前記信号受信手段で受信した前記操作信号を、前記赤外線信号出力手段を経由して前記特定管理対象機器を除く前記管理対象機器へ送信するための赤外線信号へ変換する。
【選択図】図1
Description
本実施形態は、家電制御装置に関する。
近年、家電機器の多くは、遠隔操作装置いわゆるリモコンによって操作が入力されている。従来、このリモコンは、家電機器と一対一で対応して用いられていた。そのため、家電機器の種類が増加すると、必要なリモコンも増加し、操作が非常に煩雑となる。そこで、複数の家電機器を一つのリモコンで操作することが提案されている。
しかしながら、一般にリモコンは赤外線などを利用して家電機器と通信するため、リモコンと家電機器との間の通信距離は制限される。また、操作の対象となる家電機器が増加すると、一つのリモコンでは間取りや障害物などの制約によって特定の家電機器との通信が妨げられるおそれもある。
しかしながら、一般にリモコンは赤外線などを利用して家電機器と通信するため、リモコンと家電機器との間の通信距離は制限される。また、操作の対象となる家電機器が増加すると、一つのリモコンでは間取りや障害物などの制約によって特定の家電機器との通信が妨げられるおそれもある。
そこで、本実施形態では、間取りや障害物などの制約を受けにくく、複数の管理対象機器との通信が容易な家電制御装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本実施形態の家電制御装置は、家屋に設けられている管理対象機器、および前記管理対象機器とは別体の端末機器とを備え、前記管理対象機器を制御する。この家電制御装置は、信号受信手段、赤外線信号出力手段および信号変換手段を備える。信号受信手段は、前記端末機器から前記管理対象機器へ指示される操作信号を受信する。赤外線信号出力手段は、前記管理対象機器のうちいずれか一つ以上の特定管理対象機器に設けられている。信号変換手段は、前記信号受信手段で受信した前記操作信号を、前記赤外線信号出力手段を経由して前記特定管理対象機器を除く前記管理対象機器へ送信するための赤外線信号へ変換する。
以下、家電制御装置の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
まず、図1に基づいて家電制御装置10が適用される家電制御システム11について説明する。家電制御システム11は、家電制御装置10、端末機器12および管理対象機器13を備えている。管理対象機器13は、家屋に設けられている各種の家電機器である。具体的には、管理対象機器13は、例えば空気調和機131や扇風機などの空調機器、照明機器132、テレビジョン133やDVDプレーヤなどのAV機器、あるいはロボット掃除機などの清掃機器などが含まれる。これら管理対象機器13は、それぞれ図示しない電源から電力が供給される。電源は、例えば商用電源、自家発電装置あるいは蓄電池など、任意の電力供給源である。管理対象機器13は、これら例示したものに限らず、任意の家電機器を含むことができる。端末機器12は、これら管理対象機器13とは別体であり、ユーザである家屋の住人が携帯可能なタブレット端末やスマートフォンである。端末機器12も、これら例示したものに限らず、携帯電話機やパーソナルコンピュータなど、任意の端末機器を含むことができる。
(第1実施形態)
まず、図1に基づいて家電制御装置10が適用される家電制御システム11について説明する。家電制御システム11は、家電制御装置10、端末機器12および管理対象機器13を備えている。管理対象機器13は、家屋に設けられている各種の家電機器である。具体的には、管理対象機器13は、例えば空気調和機131や扇風機などの空調機器、照明機器132、テレビジョン133やDVDプレーヤなどのAV機器、あるいはロボット掃除機などの清掃機器などが含まれる。これら管理対象機器13は、それぞれ図示しない電源から電力が供給される。電源は、例えば商用電源、自家発電装置あるいは蓄電池など、任意の電力供給源である。管理対象機器13は、これら例示したものに限らず、任意の家電機器を含むことができる。端末機器12は、これら管理対象機器13とは別体であり、ユーザである家屋の住人が携帯可能なタブレット端末やスマートフォンである。端末機器12も、これら例示したものに限らず、携帯電話機やパーソナルコンピュータなど、任意の端末機器を含むことができる。
家電制御装置10は、管理対象機器13を制御する。具体的には、ユーザは、所持している端末機器12から自宅の家電機器である管理対象機器13の操作を入力する。家電制御装置10は、このユーザによる端末機器12への入力に基づいて、管理対象機器13の電源のオンおよびオフ、ならびに管理対象機器13の設定の変更などを実行する。より具体的には、管理対象機器13が空気調和機131の場合、家電制御装置10は、電源のオンおよびオフ、ならびに設定温度や予約タイマーの設定など、各種の設定を変更などを行なう。
家電制御装置10は、例えば専用の機器やパーソナルコンピュータなどによって実現されている。すなわち、家電制御装置10は、図2に示すように演算部21、記憶部22、表示部23および通信部24などを備えている。演算部21は、例えばCPUやMPUなどで構成されている。記憶部22は、RAMやROMなどの記憶素子、HDDやDVDなどの光学的または磁気的な記憶装置、あるいはEPROMやSSDなどの不揮発性記憶素子などの各種の記憶媒体で構成されている。表示部23は、LED、液晶あるいは有機ELなどの可視的な手段で構成されている。表示部23は、家電制御装置10を構成する管理対象機器13の運転状態や設定状態などを表示する。
家電制御装置10は、信号受信部25、赤外線信号出力部26および信号変換部27を備えている。信号受信部25は、端末機器12から管理対象機器13へ指示される操作信号を受信する。信号受信部25は、家電制御装置10の記憶部22に記憶されているコンピュータプログラムを実行することにより、ソフトウェア的またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって実現されている。端末機器12と家電制御装置10との間は、例えばインターネットや携帯電話回線などの無線および有線のネットワーク31を経由して相互に通信可能に接続している。端末機器12に入力された操作信号は、このネットワーク31を経由して家電制御装置10へ送信される。家電制御装置10は、信号受信部25において、この端末機器12に入力された操作信号を受信する。
赤外線信号出力部26は、管理対象機器13のうちいずれか一つ以上の特定管理対象機器に設けられている。赤外線信号出力部26は、例えば赤外線LEDなどを有している。本実施形態の場合、赤外線信号出力部26は、複数の管理対象機器13のうち空気調和機131に設けられている。すなわち、空気調和機131は、特定管理対象機器に相当する。家電制御装置10と赤外線信号出力部26を有する特定管理対象機器である空気調和機131の制御部28との間は、有線、または無線LANもしくはBluetooth(登録商標)などの近距離通信手段29によって接続している。そのため、本実施形態の場合、家電制御装置10と空気調和機131の制御部28との間は、有線または無線の近距離通信手段29を経由して通信可能である。一方、管理対象機器13のうち空気調和機131を除く照明機器132およびテレビジョン133などの他の管理対象機器は、空気調和機131に設けられている赤外線信号出力部26との間で赤外線を用いて通信を実行する。すなわち、家電制御装置10から管理対象機器13へ出力される制御信号は、空気調和機131の赤外線信号出力部26から赤外線の信号として各管理対象機器13へ出力される。空気調和機131を除く他の管理対象機器13は、空気調和機131の赤外線信号出力部26から出力された赤外線を受信する例えばフォトセンサなどの図示しない赤外線受信部を有している。
信号変換部27は、家電制御装置10の記憶部22に記憶されているコンピュータプログラムを実行することにより、ソフトウェア的に実現されている。信号変換部27は、信号受信部25で端末機器12から受信した操作信号を、赤外線信号へ変換する。赤外線信号出力部26は、この信号変換部27で操作信号に対応して変換された赤外線信号を、管理対象機器13へ出力する。また、信号変換部27は、管理対象機器13から赤外線信号を受信すると、受信した赤外線信号を端末機器12へ送信するための送信信号に変換する。
次に、上記の構成による家電制御装置10を適用した家電制御システム11による処理の一例を図3に基づいて説明する。
ユーザは、タブレット端末などの端末機器12から管理対象機器13を操作するための操作を入力する(S101)。ユーザは、端末機器12の所定のアイコンをタッチなどすることにより操作を入力する。端末機器12は、ユーザから操作が入力されると、入力された操作に対応する操作信号を家電制御装置10へ送信する(S102)。端末機器12は、例えばインターネットや携帯電話回線などのネットワーク31を経由して家電制御装置10へ操作信号を送信する。
ユーザは、タブレット端末などの端末機器12から管理対象機器13を操作するための操作を入力する(S101)。ユーザは、端末機器12の所定のアイコンをタッチなどすることにより操作を入力する。端末機器12は、ユーザから操作が入力されると、入力された操作に対応する操作信号を家電制御装置10へ送信する(S102)。端末機器12は、例えばインターネットや携帯電話回線などのネットワーク31を経由して家電制御装置10へ操作信号を送信する。
家電制御装置10は、信号受信部25において端末機器12から送信された操作信号を受信する(S201)。家電制御装置10の信号変換部27は、信号受信部25において受信した操作信号を赤外線信号に変換する(S202)。そして、家電制御装置10の赤外線信号出力部26は、信号変換部27において変換された赤外線信号を、対象となる管理対象機器13へ送信する(S203)。信号変換部27は、S201において受信した操作信号を赤外線信号に変換し、空気調和機131に設けられている赤外線信号出力部26へ送信する。信号変換部27と赤外線信号出力部26との間は、通信部24および制御部28を経由して有線または無線の近距離通信手段29によって接続している。家電制御装置10の赤外線信号出力部26は、信号変換部27から受け取った赤外線信号を、対象となる管理対象機器13へ赤外線の信号として送信する。
対象となる管理対象機器13は、家電制御装置10の赤外線信号出力部26から出力された赤外線信号を受信する(S301)。管理対象機器13は、図示しない信号受信部において赤外線信号を受信する。管理対象機器13は、受信した赤外線信号に基づいて、運転の設定を変更する(S302)。すなわち、管理対象機器13は、自身のオンもしくはオフまたは運転の条件などを、受信した赤外線信号に対応するように変更する。これとともに、管理対象機器13は、家電制御装置10から操作信号に対応する赤外線信号を受信したことを示す確認信号を家電制御装置10へ送信する(S303)。管理対象機器13は、確認信号を家電制御装置10へ出力するとともに、変更した設定に基づいて運転を継続する(S304)。
家電制御装置10は、管理対象機器13から送信された確認信号を受信する(S204)。家電制御装置10は、管理対象機器13から赤外線信号を受信する図示しない信号受信部を有している。この信号受信部は、例えば赤外線信号出力部26と一体で構成されている。家電制御装置10の信号変換部27は、管理対象機器13から受信した確認信号を送信信号に変換する(S205)。そして、家電制御装置10は、信号変換部27において変換された送信信号を、端末機器12へ送信する(S206)。すなわち、信号変換部27は、S204において受信した赤外線の確認信号を送信信号に変換し、端末機器12へ送信する。これとともに、家電制御装置10は、管理対象機器13の変更された設定を表示部23に表示する(S207)。これにより、設定が変更された管理対象機器13の運転状態は、表示部23によって視覚的に把握することができる。
端末機器12は、家電制御装置10から送信された送信信号を受信する(S103)。そして、端末機器12は、送信信号を受信すると、管理対象機器13で設定が変更されたことを表示する(S104)。これにより、ユーザは、S101で入力した操作が管理対象機器13において反映されたことを視覚的に確認することができる。このとき、端末機器12は、音声を発したり、振動を発することにより、聴覚的または触覚的にユーザへ設定の変更を報知する構成としてもよい。
以上説明した第1実施形態では、端末機器12から入力された操作は、赤外線信号出力部26を経由して各管理対象機器13へ送信される。そのため、赤外線信号出力部26を見通しのよい位置に配置することにより、赤外線信号出力部26と管理対象機器13との間の通信は間取りや障害物などの制約を受けにくい。また、この赤外線信号出力部26は、端末機器12および家電制御装置10と管理対象機器13との間の通信を中継しているに過ぎない。そのため、家電制御装置10は、各管理対象機器13に対応する赤外線信号を赤外線信号出力部26から送信することにより、任意の管理対象機器13へ任意の制御の入力が可能である。したがって、間取りや障害物などの制約を受けにくくすることができ、複数の管理対象機器13との通信を容易にすることができる。
第1実施形態では、赤外線信号出力部26は複数の管理対象機器13のうち特定管理対象機器である空気調和機131に設けられている。空気調和機131は、一般に一年を通して運転される機会が多い。そして、空気調和機131は、通常、自身の操作の入力を受け付けるためにいわゆるリモコンなどの遠隔操作装置との間で通信するための赤外線信号出力部26を備えている。そのため、家電制御装置10は、空気調和機131の赤外線信号出力部26を用いることにより、管理対象機器13と通信するための通信手段を別途設けることなく、空気調和機131を経由して管理対象機器13と通信可能となる。したがって、部品点数の増加や構造の複雑化を招くことなく、端末機器12からの操作の入力を家電制御装置10を経由して管理対象機器13へ送信することができる。
また、空気調和機131は、家屋の各部屋において、高い位置に設けられている。そのため、空気調和機131は、広い範囲で管理対象機器13を見通すことができる。これにより、空気調和機131に設けられている赤外線信号出力部26は、家屋の部屋に載置されている多くの管理対象機器13との通信が容易になる。したがって、空気調和機131に赤外線信号出力部26を設けることにより、赤外線信号出力部26と管理対象機器13との通信において、家屋の間取りや障害物などの制約を低減することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態による家電制御装置を図4および図5に示す。
第2実施形態による家電制御装置10は、卓上信号中継装置としての卓上リモコン40を備えている。卓上リモコン40は、管理対象機器13とともに家屋に設けられている。卓上リモコン40は、空気調和機131に設けられている赤外線信号出力部26から受信した赤外線信号を管理対象機器13へ中継する。これにより、赤外線信号出力部26から出力された赤外線信号は、卓上リモコン40によって中継されて管理対象機器13へ送信される。
第2実施形態による家電制御装置を図4および図5に示す。
第2実施形態による家電制御装置10は、卓上信号中継装置としての卓上リモコン40を備えている。卓上リモコン40は、管理対象機器13とともに家屋に設けられている。卓上リモコン40は、空気調和機131に設けられている赤外線信号出力部26から受信した赤外線信号を管理対象機器13へ中継する。これにより、赤外線信号出力部26から出力された赤外線信号は、卓上リモコン40によって中継されて管理対象機器13へ送信される。
卓上リモコン40は、制御部41、赤外線信号入出力部42、周波数変更部43、音声出力部44、入力ボタン45および入力送信部46を有している。制御部41は、CPU、ROMおよびRAMを有するマイクロコンピュータで構成されている。赤外線信号入出力部42は、例えば赤外線LEDおよびフォトセンサなどを有しており、赤外線信号が入力されるとともに、赤外線信号を出力する。周波数変更部43および入力送信部46は、制御部41でコンピュータプログラムを実行することによりソフトウェア的に実現されている。なお、周波数変更部43および入力送信部46は、ハードウェア的に実現してもよく、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実現してもよい。周波数変更部43は、管理対象機器13に応じて赤外線信号のキャリア周波数を変更する。赤外線信号のキャリヤ周波数は、一般に管理対象機器13ごとに異なっている。すなわち、管理対象機器13は、赤外線信号についてそれぞれ固有のキャリヤ周波数が設定されている。そのため、周波数変更部43は、赤外線信号出力部26から受信した赤外線信号を各管理対象機器13へ中継するとき、赤外線信号のキャリア周波数を、対象となる管理対象機器13に設定されているキャリヤ周波数に変更する。これにより、管理対象機器13は、卓上リモコン40を中継として操作信号に対応する赤外線信号を受信することができる。また、複数の管理対象機器13へ操作信号に対応する赤外線信号を送信する場合でも、各赤外線信号の混信は防止される。
音声出力部44は、例えばスピーカなどを有しており、予め設定された音声を出力する。入力ボタン45は、卓上リモコン40の頂部に設けられている。入力ボタン45は、ユーザによって押されることにより、制御部41に押圧操作があったことを入力する。入力送信部46は、入力ボタン45から入力があると、この入力があった旨を赤外線信号入出力部42、赤外線信号出力部26および信号受信部25を経由して端末機器12へ送信する。
上記の構成による第2実施形態による家電制御装置10の作動について説明する。
ユーザは、端末機器12から各種の管理対象機器13に対する操作を入力する。端末機器12は、入力された操作を操作信号として、ネットワーク31を経由して家電制御装置10の信号受信部25へ送信する。操作信号を受信した家電制御装置10は、信号変換部27において操作信号を赤外線信号へ変換した後、変換した赤外線信号を赤外線信号出力部26から送信する。赤外線信号出力部26から出力された赤外線信号は、卓上リモコン40で中継されて、各管理対象機器13へ送信される。このとき、卓上リモコン40の周波数変更部43は、赤外線信号出力部26から赤外線信号を受信すると、対象となる管理対象機器13にあわせて赤外線信号のキャリヤ周波数を変更する。これにより、赤外線信号は、各管理対象機器13に応じた周波数の赤外線信号として管理対象機器13へ確実に送信される。
ユーザは、端末機器12から各種の管理対象機器13に対する操作を入力する。端末機器12は、入力された操作を操作信号として、ネットワーク31を経由して家電制御装置10の信号受信部25へ送信する。操作信号を受信した家電制御装置10は、信号変換部27において操作信号を赤外線信号へ変換した後、変換した赤外線信号を赤外線信号出力部26から送信する。赤外線信号出力部26から出力された赤外線信号は、卓上リモコン40で中継されて、各管理対象機器13へ送信される。このとき、卓上リモコン40の周波数変更部43は、赤外線信号出力部26から赤外線信号を受信すると、対象となる管理対象機器13にあわせて赤外線信号のキャリヤ周波数を変更する。これにより、赤外線信号は、各管理対象機器13に応じた周波数の赤外線信号として管理対象機器13へ確実に送信される。
卓上リモコン40を中継として赤外線信号を受信した管理対象機器13は、受信した赤外線信号の基礎となる操作信号に基づいて運転の条件などを変更する。このとき、卓上リモコン40の音声出力部44は、操作信号の内容を音声で出力する。例えば、ユーザが端末機器12に対して「すべての管理対象機器の電源をオフ」という操作を入力したとき、卓上リモコン40の音声出力部44は「すべての機器をオフします。」といった音声を出力する。これにより、端末機器12を所持するユーザが家屋の外部におり、家屋内に住人が残っているとき、家屋に残る住人は屋外のユーザからの操作の内容を卓上リモコン40から発せられた音声によって確認することができる。
一方、家屋に残る住人は、卓上リモコン40の入力ボタン45を押してもよい。このように家屋に残る住人が入力ボタン45を押すことにより、卓上リモコン40の入力送信部46は入力ボタン45の操作があったことを端末機器12へ出力する。これにより、端末機器12を所持するユーザは、端末機器12を用いた管理対象機器13の操作が家屋に残る住人によって確認されたことを知ることができる。
この卓上リモコン40の機能を利用することにより、下記のような操作を行なうことができる。例えば、ユーザが家屋に介護が必要な人、すなわち介護対象人を残して外出するとき、外出するユーザは端末機器12を所持する。この場合、介護対象人は、管理対象機器13の操作を行えない場合がある。一方、端末機器12を所持するユーザが外出した後、例えば天候の変化などに応じて管理対象機器13の設定を変更する必要が生じる。このようなとき、外出するユーザは、端末機器12から家屋の管理対象機器13の操作を入力する。そして、家屋に残る介護対象人は、この外出するユーザによる管理対象機器13の設定を変更する操作があったとき、卓上リモコン40の入力ボタン45を押す。これにより、外出するユーザは、家屋に残る介護対象人が管理対象機器13の設定の変更を確認したことを、端末機器12を利用して外部から知ることができる。
第2実施形態では、卓上リモコン40を備えている。そのため、例えば空気調和機131に設けられている赤外線信号出力部26から出力された赤外線信号は、卓上リモコン40を中継して他の管理対象機器13へ送信される。これにより、空気調和機131からは直接赤外線信号が届きにくい位置に管理対象機器13がある場合でも、赤外線信号は卓上リモコン40を中継して管理対象機器13へ伝達される。したがって、家屋の間取りや障害物の影響をより確実に回避することができる。また、卓上リモコン40で赤外線信号を中継することにより、赤外線信号出力部26が設けられた空気調和機131が家屋に一つ設けられている場合であっても、家屋の広い範囲に赤外線信号を送信することができる。
また、第2実施形態では、管理対象機器13の操作が変更されるとき、その変更の内容が音声出力部44から音声として出力される。そのため、家屋に住人が残っているとき、外部のユーザから管理対象機器13に対しどのような操作があったかを音声によって知ることができる。さらに、第2実施形態では、家屋の残る住人は、卓上リモコン40の入力ボタン45を操作することにより、端末機器12を所持する外部のユーザへ操作の変更を確認したことを伝えることができる。したがって、外出するユーザの安心度を高めることができる。
以上、本発明の複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
上記の複数の実施形態では、赤外線信号出力部26を有する特定管理対象機器として空気調和機131を例に説明した。しかし、赤外線信号出力部26は、例えば冷蔵庫や照明機器132など、他の管理対象機器に設けてもよい。
図面中、10は家電制御装置、12は端末機器、13は管理対象機器、25は信号受信部(信号受信手段)、26は赤外線信号出力部(赤外線信号出力手段)、27は信号変換部(信号変換手段)、40は卓上リモコン(卓上中継装置)、44は音声出力部(音声出力手段)、45は入力ボタン、46は入力送信部(入力送信手段)、131は空気調和機(特定管理対象機器)、132は照明機器(管理対象機器)、133はテレビジョン(管理対象機器)を示す。
Claims (6)
- 家屋に設けられている管理対象機器、および前記管理対象機器とは別体の端末機器とを備え、前記管理対象機器を制御する家電制御装置において、
前記端末機器から前記管理対象機器へ指示される操作信号を受信する信号受信手段と、
前記管理対象機器のうちいずれか一つ以上の特定管理対象機器に設けられている赤外線信号出力手段と、
前記信号受信手段で受信した前記操作信号を、前記赤外線信号出力手段を経由して前記特定管理対象機器を除く前記管理対象機器へ送信するための赤外線信号へ変換する信号変換手段と、
を備える家電制御装置。 - 前記家屋に設けられ、前記赤外線信号出力手段から受信した前記赤外線信号を中継して送信する卓上信号中継装置をさらに備える請求項1記載の家電制御装置。
- 前記赤外線信号出力手段を備える前記特定管理対象機器は、空気調和機である請求項1または2記載の家電制御装置。
- 前記卓上信号中継装置は、前記赤外線信号を中継するとき、前記特定管理対象機器を除く前記管理対象機器に応じて前記赤外線信号のキャリア周波数を変更する請求項3記載の家電制御装置。
- 前記卓上信号中継装置は、前記赤外線信号を中継するとき、中継する前記赤外線信号に対応する前記操作信号の内容を音声で出力する音声出力手段を有する請求項2から4のいずれか一項記載の家電制御装置。
- 前記卓上信号中継装置は、前記音声出力手段で出力された音声を確認したことを入力する入力ボタンを有し、
前記入力ボタンから入力があったことを前記端末機器へ送信する入力送信手段をさらに備える請求項5記載の家電制御装置。
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2013
- 2013-01-31 JP JP2013016888A patent/JP2014150339A/ja active Pending
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