JP2004023757A - 機器制御装置及び機器制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の機器が設置されている場合に、同一の部屋にある機器を特定するためのユーザーの作業負担を軽減することにある。
【解決手段】機器制御装置1は、認識部と、制御部とを備えている。認識部は、ある空気調和機15と他の空気調和機15とが同一の部屋にあるか否かを認識する。制御部は、ある空気調和機15と他の空気調和機15とが同一の部屋にあると認識部により認識された場合と、ある空気調和機15と他の空気調和機15とが同一の部屋にないと認識部により認識された場合とで、異なる制御を行う。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機器制御装置/機器制御システム、特に、複数の機器を連携させて制御する機器制御装置/機器制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和機等の各種機器が同じ建物の中の複数箇所に設置されている場合において、ある機器が他の機器と連動して運転するよう互いが接続されるようにすることが考えられる。この場合、複数の機器は、通常、電力線又は無線により接続されて設置されるとともに、運転制御の指示を行うコントローラに接続される。
【0003】
このように接続された複数の機器は、例えば、ユーザーがコントローラにより1台の機器に対して適当な指示を行うと、その指示が他の機器にも伝えられるなどして連動して運転することができる。これにより、例えば、複数の空気調和機が設置されている場合では、各機器が連携して運転することで、空気調和を協調して行えるようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の例では、機器同士は、単に電力線等により繋がれているに過ぎない。このため、例えば1つの部屋に複数の機器が設置されかつ他の部屋にも機器が設置されている場合に、どの機器とどの機器とが同一の部屋にあるのかということが分からない。この結果、ユーザーが、複数の機器が設置された部屋で、ある機器にのみ運転を指示したい場合に、リモコンでその機器に指示を送った場合でも、異なる機器が運転してしまうような場合がある。また、その部屋に近接する他の部屋の機器が作動してしまう場合もある。
【0005】
このため、ユーザーは、例えば、複数の機器のうちいずれの機器に対して運転を指示するのかを、予めコントローラに入力するなどして設定操作を行う必要がある。
また、例えば、既に設置されている複数の機器に対し、ユーザーが新たに購入した機器を接続して設置する場合、ユーザーは、その機器がどの部屋に設置されたものであるかをコントローラに認識させるための設定操作を行う必要がある。
【0006】
さらに、1つの部屋に複数の機器が設置されている場合では、予めどの機器とどの機器とが同一の部屋にあるかを認識させるための設定操作を行う必要がある。
しかし、このような設定操作は、複雑で面倒なものであり、ユーザーの作業負担が大きくなる。
【0007】
本発明の課題は、複数の機器が設置されている場合に、同一の部屋にある機器を特定するためのユーザーの作業負担を軽減することにある。本発明の別の課題は、複数の機器が設置されている場合に、ユーザーが運転を希望する機器の特定を容易に行えるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る機器制御装置は、認識部と、制御部とを備えている。認識部は、第1機器と第2機器とが同一の部屋にあるか否かを認識する。制御部は、第1機器と第2機器とが同一の部屋にあると認識部により認識された場合と、第1機器と第2機器とが同一の部屋にないと認識部により認識された場合とで、異なる制御を行う。
【0009】
この装置では、複数の機器が設置されている場合に、認識部により、いずれの機器同士が同一の部屋にあるかが自動的に認識されるため、ユーザーは、従来のように面倒な設定操作をせずに済み、ユーザーの作業負担が軽減される。
請求項2に係る機器制御装置は、認識部と、制御部とを備えている。認識部は、 第1機器の運転により生じた部屋内の環境の変化を検知可能な第2機器同士が同一の部屋にあるか否かを認識する。制御部は、第2機器同士が同一の部屋にあると認識部により認識された場合と、第2機器同士が同一の部屋にないと認識部により認識された場合とで、異なる制御を行う。なお、環境の変化としては、例えば、第1機器が照明機器である場合の部屋内の光量の変化や、第1機器が空気調和機である場合の部屋内の温度変化等が挙げられる。
【0010】
この装置では、複数の第2機器のうち、第1機器による環境の変化を検知した第2機器同士が同一の部屋にあると自動的に認識されるため、ユーザーは、従来のように面倒な設定操作をせずに済み、ユーザーの作業負担が軽減される。
請求項3に係る機器制御装置は、請求項1または2の機器制御装置において、第1機器及び第2機器に接続されている、あるいは、制御部の制御対象である第1及び第2機器に内蔵されている。
【0011】
ここでは、機器制御装置が、特に第1及び第2機器に対し接続され又は内蔵されている場合において、機器の設定をする際のユーザーの手間を省けるようにしている。
請求項4に係る機器制御装置は、請求項1から3のいずれかの機器制御装置において、第1機器は、照明機器である。認識部は、第1機器の光量の変化の情報に基づき、第1機器と第2機器とが同一の部屋にあるか否かまたは第2機器同士が同一の部屋にあるか否かを認識する。
【0012】
この機器制御装置では、例えば、複数の機器が複数の部屋に設置されている場合において、ユーザーのいる部屋の機器のみを作動させたい場合に、その部屋に設置された照明機器の光量の変化の情報を利用することで、その照明機器と同一の部屋にある機器のみを運転制御することができるようになる。
請求項5に係る機器制御装置は、請求項4の機器制御装置において、認識部は、第1機器の点灯時または消灯時における情報に基づき、第1機器と第2機器とが同一の部屋にあるか否かまたは第2機器同士が同一の部屋にあるか否かを認識する。
【0013】
この機器制御装置では、特に、照明機器の電源をオン・オフする際の光量変化を利用して、第1機器と第2機器が同一の部屋にあるか否かを認識できるようにしている。
請求項6に係る機器制御装置は、請求項1から3のいずれかの機器制御装置において、第1機器は、インバータ照明機器である。認識部は、第1機器のフリッカ周波数および位相の少なくとも1つに基づき、第1機器と第2機器とが同一の部屋にあるか否かまたは第2機器同士が同一の部屋にあるか否かを認識する。
【0014】
この機器制御装置では、特に、インバータ照明機器を用いた場合において、フリッカ周波数及び位相を利用して、第1機器と第2機器が同一の部屋にあるか否かを認識できるようにしている。
請求項7に係る機器制御装置は、請求項1から3のいずれかの機器制御装置において、第1機器は、部屋内の空気調和を行う空気調和機である。第2機器は、第1機器による温度変化を検知可能な機器を含む。認識部は、第2機器が検知した第1機器による部屋内の温度変化の情報に基づき、第2機器と第1機器とが同一の部屋にあるか否かまたは第2機器同士が同一の部屋にあるか否かを認識する。
【0015】
この機器制御装置では、例えば、複数の機器が複数の部屋に設置されている場合において、ユーザーのいる部屋の機器のみを作動させたい場合に、その部屋に設置された第1機器の運転により生じた温度変化の情報を利用することで、温度変化を検知した機器と同一の部屋にある機器のみを運転制御することができるようになる。
【0016】
請求項8に係る機器制御装置は、請求項7の機器制御装置において、制御部は、認識部が第2機器と第1機器とが同一の部屋にあるか否かまたは第2機器同士が同一の部屋にあるか否かを判断する際に、第1機器の運転を制御する。認識部は、第2機器が部屋内の温度変化の情報を検知した場合に第2機器と第1機器とが同一の部屋にあるまたは第2機器同士が同一の部屋にあると認識し、第2機器が部屋内の温度変化を検知しなかった場合に第2機器と第1機器とが同一の部屋にないまたは第2機器同士が同一の部屋にないと認識する。
【0017】
この機器制御装置では、制御部の指示により第1機器を運転させて各部屋内に所定の温熱空間を生成することによって、温度変化の情報を提供するようにしている。
請求項9に係る機器制御装置は、請求項1又は3の機器制御装置において、第1機器と第2機器とは、第1通信手段及び第2通信手段のそれぞれにより接続されている。認識部は、第1通信手段及び第2通信手段の双方により接続可能である場合は第1機器と第2機器とが同一の部屋にあると認識し、第1通信手段または第2通信手段の双方により接続可能でない場合は第1機器と第2機器とが同一の部屋にないと認識する。
【0018】
この機器制御装置では、複数の機器同士は、2種類の通信手段により接続されていることから、双方の通信手段により接続可能であるか否かによって、複数の機器が同一の部屋にあるか否かを認識できるようにしている。
請求項10に係る機器制御システムは、認識部と、制御部とを備えている。認識部は、第1機器と第2機器とが同一の部屋にあるか否かを認識する。制御部は、第1機器と第2機器とが同一の部屋にあると認識部により認識された場合と、第1機器と第2機器とが同一の部屋にないと認識部により認識された場合とで、異なる制御を行う。
【0019】
このシステムでは、複数の機器が設置されている場合に、認識部により、いずれの機器同士が同一の部屋にあるかが自動的に認識されるため、ユーザーは、従来のように面倒な設定操作をせずに済み、ユーザーの作業負担が軽減される。
請求項11に係る機器制御システムは、認識部と、制御部とを備えている。認識部は、第1機器の運転により生じた部屋内の環境の変化を検知可能な第2機器同士が同一の部屋にあるか否かを認識する。制御部は、第2機器同士が同一の部屋にあると認識部により認識された場合と、第2機器同士が同一の部屋にないと認識部により認識された場合とで、異なる制御を行う。なお、環境の変化としては、例えば、第1機器が照明機器である場合の部屋内の光量の変化や、第1機器が空気調和機である場合の部屋内の温度変化等が挙げられる。
【0020】
このシステムでは、複数の第2機器のうち、第1機器による環境の変化を検知した第2機器同士が同一の部屋にあると自動的に認識されるため、ユーザーは、従来のように面倒な設定操作をせずに済み、ユーザーの作業負担が軽減される。
【0021】
【発明の実施の形態】
[機器制御装置/機器制御システムの概略構成]
本発明の機器制御装置/システムは、複数の機器を連携させて制御するための装置/システムである。複数の機器は、第1機器と第2機器とを含む。第1機器と第2機器とは、同種の機器又は異種の機器のいずれの組み合わせであってもよい。例えば、第1機器及び第2機器は、共に空気調和機であってもよく、また、一方が照明機器で他方が空気調和機等、或いは一方が空気調和機で他方が加湿器等であってもよい。
【0022】
また、第2機器は、第2及び第3実施形態で説明するように、第1機器が部屋内の環境の変化を生じさせる機器である場合は、第1機器によって生じた部屋内の環境の変化を検知可能な機器が用いられる。
さらに、本発明で用いられる機器は、例えば、情報家電機器のように、機器同士で種々の情報を交換可能であるものが好ましい。
【0023】
本発明の機器制御装置/システムは、複数の機器のうちの1又は複数の機器に接続されて、例えば、別体のコントローラとして設けられてもよく、また、ユーザーの所有する携帯電話等の携帯端末機器に内蔵されてもよい。また、その制御対象である1又は複数の機器に内蔵されたものであってもよい。
この機器制御装置/システムは、認識部と、制御部とを備えている。
【0024】
認識部は、第1機器と第2機器とが同一の部屋にあるか否かまたは第2機器同士が同一の部屋にあるか否かを認識するための機能を有しており、そのための所定のプログラムが組み込まれている。
制御部は、第1機器と第2機器とが同一の部屋にあると認識された場合と第1機器と第2機器とが同一の部屋にないと認識された場合とで異なる制御を行うための機能、或いは、第2機器同士が同一の部屋にあると認識された場合と第2機器同士が同一の部屋にないと判断された場合とで異なる制御を行うための機能を有しており、そのための所定のプログラムが組み込まれている。
【0025】
以下、本発明をより具体的に説明する。
[第1実施形態]
図1に、本発明の第1実施形態に係る機器制御装置1と複数の機器とを接続した状態を模式的に示す。
ここでは、複数の機器として、種々の情報を通信可能な機能を有する空気調和機15が用いられる。種々の情報としては、他の空気調和機15と連携して空気調和を行うための温度、風向き、風量等の運転条件に関する情報や、他の空気調和機15と同一の部屋にあるか否かに関する情報等が挙げられる。
【0026】
複数の空気調和機15は、ここでは、部屋12には1台ずつ設置され、部屋13には2台の空気調和機15が設置されている。各空気調和機15は、電力線やLAN(有線又は無線)といった通信手段により機器制御装置1に接続されている。
機器制御装置1は、ここでは、複数の空気調和機15と別体のコントローラとして設けられている。この機器制御装置1の認識部1aは、ここでは、複数の空気調和機15が設置されている場合に、いずれの空気調和機15同士が同一の部屋にあるか否かを認識する。
【0027】
機器制御装置1の制御部1bは、ここでは、複数の空気調和機15が同一の部屋12にあると認識した場合は、連携して運転することで協調した空気調和を行うよう、それら複数の空気調和機15の運転を制御する。一方、複数の空気調和機15が同一の部屋にないと判断した場合は、そのような運転制御は行わない。
1つの部屋に複数の空気調和機15が設置されている場合には、空気調和機15同士は、単に電力線等で接続されているに過ぎない。このため、例えば、ユーザーがリモコンをある空気調和機15に向けて運転を指示した場合に、その空気調和機15と異なる空気調和機15が運転をしたり、ユーザーが空気調和を希望する部屋と隣接して設置された他の部屋の空気調和機15が作動したりする場合がある。そこで、ユーザーは、複数の空気調和機15が設置された部屋12で空気調和を行いたい場合は、どの空気調和機15とどの空気調和機15とが同一の部屋にあるか等を機器制御装置に入力するなど、所定の設定操作を行う必要がある。
【0028】
しかし、ここでは、認識部1aにより、複数の空気調和機15のうちいずれの空気調和機15同士が同一の部屋にあるかが自動的に認識されるため、ユーザーは、機器制御装置に対し設定操作をせずに済み、運転を指示する際の手間が省ける。
そして、この機器制御装置1では、同一の部屋にあると認識された空気調和機15同士については、制御部1bは、それらの空気調和機15が連携して運転し、協調した空気調和を行うよう運転制御する。すなわち、同一の部屋にないと認識された空気調和機15同士について行う運転制御とは異なる運転制御が行われる。
【0029】
また、同一の部屋にある空気調和機15同士は、種々の情報を通信し合えるため、ユーザーの希望により細かく対応した空気調和を行える。
[第2実施形態]
図2に、本発明の第2実施形態に係る機器制御システム1と複数の機器とを接続した状態を模式的に示す。
【0030】
ここでは、第1機器として複数の照明機器27及び1台の携帯端末機器29が用いられ、第2機器として複数の空気調和機25が用いられる。この機器制御システム1は、認識部が携帯端末機器29に内蔵され、制御部が複数の空気調和機25に内蔵されている。また、空気調和機25及び照明機器27はいずれも、各部屋22a,22bに1台ずつ設置されている。照明機器27は、部屋22aには周波数50Hzのものが設置され、部屋22bには周波数55Hzのものが設置されている。
【0031】
複数の空気調和機25及び照明機器27は、電力線により、互いに接続されるとともに部屋22aに設置されたゲートウェイ23に接続されている。また、ゲートウェイ23は、ブルートゥース等の無線の通信手段により、ユーザーが所有する携帯電話等の携帯端末機器29に接続されており、携帯端末機器29との間で種々の情報を交換することができる。
【0032】
ゲートウェイ23には、後述するように、複数の照明機器27の作動状況についての判断を行ったり、各部屋22a,22bの照明機器27の周波数を記憶したりするための所定のプログラムが組み込まれている。
携帯端末機器29は、照明機器27が発する光のフリッカ周波数を検知可能な光学センサ31が取り付けられている。この光学センサ31は、検知した情報を携帯端末機器29に通知する機能を有している。
【0033】
携帯端末機器29に内蔵された認識部は、携帯端末機器29の光学センサ31が検知した照明機器27のフリッカ周波数に基づいて、照明機器27と空気調和機25とが同一の部屋22にあるか否かを認識する機能を有している。
また、携帯端末機器29は、認識部による認識結果をゲートウェイ23を通して空気調和機25に対し通報する機能等、図3に示す必要な動作を行うための機能を有している。
【0034】
ここで、図3に基づいて、機器制御システムと、複数の空気調和機25、複数の照明機器27、及び携帯端末機器29とを接続した場合の動作について説明する。ここでは、ユーザーが部屋22b内で携帯端末機器29を操作する場合を例に説明する。
まず、ステップS1において、携帯端末機器29からゲートウェイ23に対し空気調和機25の運転を指示する。すると、ステップS2において、ゲートウェイ23において照明機器27が全て作動しているか否かが判断される。そして、照明機器27の全てが作動していると判断されれば、ステップS3に移行し、携帯端末機器29に対し、ゲートウェイ23から各部屋22a,22bの照明機器27の周波数が通知される。一方、一部の照明機器27のみが作動していると判断された場合は、ステップS8に移行して、全ての照明機器27が作動される。
【0035】
ステップS3で携帯端末機器29に各照明機器27の周波数が通知されると、ステップS4に移行して、光学センサ31により部屋22bにおけるフリッカ周波数が検知される。そして、ステップS5において、携帯端末機器29の認識部は、光学センサ31が検知したフリッカ周波数とステップS3で通知された各照明機器27の周波数とを比較して、携帯端末機器29のある部屋、すなわちユーザーがいる部屋がどの部屋であるかを判断する。ここでは、部屋22b内にユーザーがいると判断される。
【0036】
次いで、ステップS6では、携帯端末機器29は、ステップS6でユーザーがいると判断された部屋22bの空気調和機25に、ゲートウェイ23を介して運転開始を指示する。そして、ステップS7に移行し、部屋22bの空気調和機25は運転を開始する。
このように機器制御システムを用いた場合、認識部により、照明機器27と空気調和機25とが同一の部屋にあるか否かが自動的に認識されるため、複数の空気調和機25の中からユーザーが運転を希望する空気調和機25を容易に特定することができる。したがって、この機器制御システムによれば、従来に比べユーザーの作業の手間が省ける。
【0037】
そして、照明機器27と空気調和機25とが同一の部屋にあるときは、制御部により、部屋22bの空気調和を行うよう運転制御される。これにより、ユーザーは、部屋22bにおいて空気調和された空間を享受できる。
なお、本実施形態では、機器制御システム1の認識部は、複数の空気調和機25及び携帯端末機器29同士が同一の部屋22にあるか否かを認識する機能をさらに有していてもよい。そして、制御部は、複数の空気調和機25及び携帯端末機器29同士が同一の部屋22にあると認識された場合は、同一の部屋にある空気調和機25及び携帯端末機器29が連携して動作するようこれらの制御を行うよう構成されてもよい。この場合、第2機器としては、携帯端末機器29のみでなく空気調和機25も照明機器27のフリッカ周波数等を検知可能な光学センサを備えたものが用いられる。
【0038】
このような機器制御システムを用いた場合、認識部は、複数の第2機器のうち同じ情報を検知したもの同士が同一の部屋にあると認識する。すなわち、ここでは、複数の第2機器のうち、同じフリッカ周波数等を検知した空気調和機25及び携帯端末機器29は、認識部を介して通信し合うことで、互いに同じ情報を検知したことを確認して同一の部屋にあることを認識する。これにより、同一の部屋にあると認識された携帯端末機器29及び空気調和機25は、ゲートウェイ23を介して連携して動作することができる。
【0039】
[第3実施形態]
図4に、本発明の第3実施形態に係る機器制御装置と複数の機器とを接続した状態を模式的に示す。
複数の機器は、第2実施形態と同様に、複数の部屋32a,32bに設置されている。以下、第2実施形態との相違に注目して説明する。
【0040】
ここでは、第1機器として、複数の空気調和機35が用いられ、第2機器として、加湿器39と複数の照明機器37とが用いられる。なお、ここで用いられる空気調和機35は、室内温度の調節機能を有するものである。
空気調和機35及び照明機器37はいずれも、第2実施形態と同様、各部屋32a,32bに1台ずつ設置されているが、加湿器39は部屋32bにのみ設置されている。空気調和機35及び照明機器37は、電力線により、互いに接続されるとともに加湿器39に接続されている。
【0041】
加湿器39は、部屋32bに設置された空気調和機35により生じた室内の温度変化を検知可能な温度センサ(図示せず)を有している。また、加湿器39には、機器制御装置1が内蔵されている。
機器制御装置1の認識部は、加湿器39の温度センサが検知した部屋内の温度変化の情報に基づいて、加湿器39と空気調和機35とが同一の部屋にあるか否かを認識する機能を有している。
【0042】
機器制御装置1の制御部は、加湿器39及び空気調和機35が同一の部屋にあるか否かを認識部が判断する際に、複数の空気調和機35が1台ずつ運転するよう制御する。そして、認識部は、この制御部の制御により1台ずつ運転した複数の空気調和機35のうち、加湿器39が温度変化を検知したときに運転していた空気調和機35については加湿器39と同一の部屋32にあると認識し、一方、加湿器39が温度変化を検知しなかったときに運転していた空気調和機35については加湿器39と同一の部屋内にないと認識する。
【0043】
また、加湿器39は、複数の空気調和機35及び照明機器37に接続されたことを発信する機能や、有意な温度変化を検知したかを判断する機能等、図5に示す必要な動作を行うための機能を有している。
ここで、図5に基づいて、機器制御装置1、複数の空気調和機35、加湿器39、及び照明機器37を接続した場合の動作について説明する。
【0044】
まず、ステップS1において、例えば、ユーザーが部屋32bに加湿器39を設置すると、加湿器39は、自身が複数の空気調和機35及び照明機器37に接続されたことをブロードキャストにより全ての空気調和機35の照明機器37に通知する。次に、ステップS2で、加湿器39により、全ての空気調和機35について1台ずつの運転を完了したか否かが判断される。この結果、完了していないと判断されたときは、まだ完了していない空気調和機35について1台ずつ運転させる。一方、全ての空気調和機35について完了したと判断されたときは、ステップS6に移行し、加湿器39と連動すべき空気調和機35が存在しないと判断して、処理を終了する。
【0045】
ステップS4では、加湿器39により有意な温度変化を検出したか否かが判断される。この結果、有意な温度変化を検出したと判断された場合は、ステップS5に移行し、機器制御装置1の制御部により、そのときに運転している空気調和機35及び加湿器39について連動して運転するよう制御する。ここでは、加湿器39は、部屋32bの空気調和機35と連動して運転する。
【0046】
一方、ステップS4において、有意な温度差を検出しないと判断された場合は、ステップS2に戻り、全ての空気調和機35について1台ずつの運転を完了したか否かが判断される。
このように機器制御装置1を用いた場合、認識部により、加湿器39と空気調和機35とが同一の部屋にあるか否かが自動的に認識されるため、複数の空気調和機35の中からユーザーが運転を希望する空気調和機35を容易に特定することができる。したがって、この機器制御装置1によれば、従来に比べユーザーの作業の手間が省ける。
【0047】
そして、加湿器39と空気調和機35とが同一の部屋にあるときは、制御部により、連携して協調した空気調和を行うよう運転制御される。これにより、ユーザーは、部屋32bにおいて空気調和された空間を享受できる。
なお、本実施形態では、機器制御装置1の認識部は、加湿器37及び複数の照明機器37同士が同一の部屋22にあるか否かを認識する機能をさらに有していてもよい。そして、制御部は、加湿器39及び照明機器37同士が同一の部屋22にあると認識された場合は、同一の部屋にある加湿器39及び照明機器37が連携して動作するようこれらの制御を行うよう構成されてもよい。この場合、第2機器としては、加湿器39のみでなく照明機器37についても空気調和機35による温度変化を検知可能な温度センサを備えたものが用いられる。
【0048】
このような機器制御装置1を用いた場合、認識部は、複数の第2機器のうち同じ情報を検知したもの同士が同一の部屋にあると認識する。すなわち、ここでは、複数の第2機器のうち、同様の温度変化を検知した加湿器39及び照明機器37は、認識部を介して通信し合うことで、互いに同じ情報を検知したことを確認して同一の部屋にあることを認識する。これにより、同一の部屋にあると認識された加湿器39及び照明機器37は、連携して動作することができる。
【0049】
[第4実施形態]
図6に、本発明の第4実施形態に係る機器制御装置と複数の機器とを接続した状態を模式的に示す。図6は、2つの例(a),(b)を示しており、ここでは、これら2つの例を対比しながら説明する。
図6(a)に示す例では、2台の空気調和機45が設置されており、2つの部屋42aに空気調和機45aが設置され、部屋42bに空気調和機45bが設置されている。2台の空気調和機45a,45bは、電力線及び赤外線の2種の通信手段により、互いに接続され、機器制御装置201に接続されている。
【0050】
機器制御装置201は、複数の空気調和機45a,45bと別体のコントローラとして設けられており、空気調和機45bが設置された部屋42bに設置されている。
図6(b)に示す例では、3台の空気調和機46が設置されており、部屋43bには2台の空気調和機46a,46bが設置され、部屋43aには空気調和機46cが設置されている。また、この例でも、空気調和機46a,46b,46cは、電力線及び赤外線により、互いに接続され、機器制御機器301に接続されている。この機器制御装置201は、空気調和機46c、46dが設置された部屋43bに設置されている。
【0051】
また、図6(a),(b)いずれの例でも、機器制御装置201の認識部201aは、複数の空気調和機の全てが電力線及び赤外線の両方によって機器制御装置201からの指示を受信可能である場合は、これらの空気調和機は同一の部屋にあると認識し、複数の空気調和機のうち一部の空気調和機のみが電力線及び赤外線の両方によって機器制御装置201からの指示を受信可能である場合は、この一部の空気調和機と他の空気調和機とは同一の部屋にないと認識する。
【0052】
このように機器制御装置201を用いた場合、図6(a)の例では、電力線によって機器制御装置201からの指示が送信される場合は、空気調和機45a,45bは共に機器制御装置201からの指示を受信可能である。一方、赤外線によって機器制御装置201からの指示が送信される場合は、コントローラ201が設置された部屋42bに設置された空気調和機45bは、機器制御装置201からの指示を受信可能であるが、空気調和機45aは、赤外線が部屋43bとの間の壁に遮られるために機器制御装置201からの指示を受信できない。
【0053】
したがって、この例では、機器制御装置201の認識部201aにより、空気調和機45aと空気調和機45bとは同一の部屋にないと認識される。そして、この例では、空気調和機45bによって部屋42bの空気調和が行われるよう、制御部201bから、空気調和機45bに運転制御のための指示が送られる。
一方、図6(b)の例では、電力線によって機器制御装置201からの指示が送信される場合は、全ての空気調和機46a,46b,46cが機器制御装置201からの指示を受信可能である。また、赤外線によって機器制御装置201からの指示が送信される場合は、コントローラ201が設置された部屋43bに設置された2台の空気調和機46a,46bは、機器制御装置201からの指示を受信可能であるが、空気調和機46cは、赤外線が部屋43bとの間の壁に遮られるために機器制御装置201から指示を受信できない。
【0054】
したがって、この例では、機器制御装置201の認識部201aにより、空気調和機45aと空気調和機45bとが同一の部屋にあると認識され、一方、空気調和機45a,45bと空気調和機45bとは同一の部屋にないと認識される。そして、この例では、2台の空気調和機45a,45bによって部屋43bの空気調和が行われるよう、制御部201bにより、空気調和機45a,45bに運転制御のための指示が送られる。
【0055】
[他の実施形態]
(a)第2実施形態において、フリッカの周波数等に基づいて認識する代わりに、照明機器27の光量の変化に基づいて認識部による認識を行ってもよい。この場合、光学センサ31が光量の変化を検知するタイミングとしては、照明機器27の点灯時または消灯時であるのが好ましい。
【0056】
(b)第2実施形態において、照明機器27としてインバータ照明機器を用いた場合は、フリッカの位相に基づいて、照明機器27と空気調和機25とが同一の部屋にあるか否かを認識してもよい。この場合は、特殊な照明機器を用いずにすむ。
(c)第2実施形態において、照明機器27が発する光に代えて、例えば空気調和機25が他の機器との通信の際に発する赤外線を用いるようにしてもよい。また、フリッカの周波数等に基づいて認識する代わりに、照明機器27の発する光或いは赤外線に何らかの情報を含ませたものに基づいて認識部による判断が行われるようにしてもよい。
【0057】
(d)第2実施形態において、照明機器27のフリッカの周波数変調、位相変調、振幅変調のようなフリッカに基づく情報を他の機器と通信可能な通信装置を照明機器27に取り付けるとともに、この通信装置からの情報を受信して認識部に送信する機能を持った受信部を携帯端末機器29に設けてもよい。この場合は、照明機器27のフリッカに基づく情報がこの通信装置から発信され、この照明機器27と同一の部屋にある携帯端末機器29がその情報を受信し認識部に送ることにより、認識部による所定の動作が行われる。
【0058】
(e)第2及び第3実施形態で図を用いて説明した動作は、一例に過ぎず、これらに限定されない。
【0059】
【発明の効果】
請求項1に係る発明では、複数の機器が設置されている場合に、認識部により、いずれの機器同士が同一の部屋にあるかが自動的に認識されるため、ユーザーは、従来のように面倒な設定操作をせずに済み、運転を指示する際の手間が省ける。
【0060】
請求項2に係る発明では、複数の第2機器のうち、第1機器による環境の変化を検知した第2機器同士が同一の部屋にあると自動的に認識されるため、ユーザーは、従来のように面倒な設定操作をせずに済み、ユーザーの作業負担が軽減される。
請求項3に係る発明では、機器制御装置が、特に第1及び第2機器に対し接続され又は内蔵されている場合において、ユーザーの作業負担を軽減させるようにしている。
【0061】
請求項4に係る発明では、例えば、複数の機器が複数の部屋に設置されている場合において、ユーザーのいる部屋の機器のみを作動させたい場合に、その部屋に設置された照明機器の光量の変化の情報を利用することで、その照明機器と同一の部屋にある機器のみを運転制御することができるようになる。
請求項5に係る発明では、特に、照明機器の電源をオン・オフする際の光量変化を利用して、第1機器と第2機器が同一の部屋にあるか否かを認識できるようにしている。
【0062】
請求項6に係る発明では、特に、インバータ照明機器を用いた場合において、フリッカ周波数及び位相を利用して、第1機器と第2機器が同一の部屋にあるか否かを認識できるようにしている。
請求項7に係る発明では、例えば、複数の機器が複数の部屋に設置されている場合において、ユーザーのいる部屋の機器のみを作動させたい場合に、その部屋に設置された第2機器の運転により生じた温度変化の情報を利用することで、温度変化を検知した機器と同一の部屋にある機器のみを運転制御することができるようになる。
【0063】
請求項8に係る発明では、制御部の指示により第2機器を運転させて各部屋内に所定の温熱空間を生成することによって、温度変化の情報を提供するようにしている。
請求項9に係る発明では、複数の機器同士は、2種類の通信手段により接続されていることから、双方の通信手段により接続可能であるかまたは一方の通信手段のみにより接続可能であるかによって、複数の機器が同一の部屋にあるか否かを認識できるようにしている。
【0064】
請求項10に係る発明では、複数の機器が設置されている場合に、認識部により、いずれの機器同士が同一の部屋にあるかが自動的に認識されるため、ユーザーは、従来のように面倒な設定操作をせずに済み、ユーザーの作業負担が軽減される。
請求項11に係る発明では、複数の第2機器のうち、第1機器による環境の変化を検知した第2機器同士が同一の部屋にあると自動的に認識されるため、ユーザーは、従来のように面倒な設定操作をせずに済み、ユーザーの作業負担が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る機器制御装置と複数の機器を接続した状態の模式図。
【図2】本発明の第2実施形態に係る機器制御装置と複数の機器を接続した状態の模式図。
【図3】前記第2実施形態の機器制御装置の動作の一例を示す流れ図。
【図4】本発明の第3実施形態に係る機器制御装置と複数の機器を接続した状態の模式図。
【図5】前記第3実施形態の機器制御装置の動作の一例を示す流れ図。
【図6】本発明の第4実施形態に係る機器制御装置と複数の機器を接続した状態の模式図。
【符号の説明】
1,101,201 機器制御装置/機器制御システム
1a,101a,201a 認識部
1b,101b,201b 制御部
12,22,32,42,43 部屋
15,25,35,45,46 空気調和機
27,37 照明機器
29 携帯端末機器
39 加湿器

Claims (11)

  1. 第1機器(15,27,35,45,46)と第2機器(15,25,29,37,39,45,46)とが同一の部屋にあるか否かを認識する認識部(1a,201a)と、
    前記第1機器(15,27,35,45,46)と前記第2機器(15,25,29,37,39,45,46)とが同一の部屋にあると前記認識部により認識された場合と、前記第1機器(15,27,35,45,46)と前記第2機器(15,25,29,37,39,45,46)とが同一の部屋にないと前記認識部により認識された場合とで、異なる制御を行う制御部(1b,201b)と、
    を備えた機器制御装置(1,101,201)。
  2. 第1機器(27,35)の運転により生じた部屋内の環境の変化を検知可能な第2機器(25,29,37,39)同士が同一の部屋にあるか否かを認識する認識部と、
    前記第2機器(25,29,37,39)同士が同一の部屋にあると前記認識部(1a)により認識された場合と、前記第2機器(25,29,37,39)同士が同一の部屋にないと前記認識部(1a)により認識された場合とで、異なる制御を行う制御部(1b)と、
    を備えた機器制御装置(1,101)。
  3. 前記第1機器(15,27,35,45,46)及び前記第2機器(15,25,29,37,39,45,46)に接続されている、あるいは、前記制御部(1b,201b)の制御対象である前記第1及び第2機器(15,25,27,29,35,37,39,45,46)に内蔵されている、
    請求項1または2に記載の機器制御装置(1)。
  4. 前記第1機器(27)は、照明機器(27)であり、
    前記認識部(1a)は、前記第1機器(27)の光量の変化の情報に基づき、前記第1機器(27)と前記第2機器(25,29)とが同一の部屋にあるか否かまたは前記第2機器(25,29)同士が同一の部屋にあるか否かを認識する、
    請求項1から3のいずれかに記載の機器制御装置(1)。
  5. 前記認識部(1a)は、前記第1機器(27)の点灯時または消灯時における前記情報に基づき、前記第1機器(27)と前記第2機器(25,29)とが同一の部屋にあるか否かまたは前記第2機器(25,29)同士が同一の部屋にあるか否かを認識する、
    請求項4に記載の機器制御装置(1)。
  6. 前記第1機器(27)は、インバータ照明機器(27)であり、
    前記認識部(1a)は、前記第1機器(27)のフリッカ周波数および位相の少なくとも1つに基づき、前記第1機器(27)と前記第2機器(25,29)とが同一の部屋にあるか否かまたは前記第2機器(25,29)同士が同一の部屋にあるか否かを認識する、
    請求項1から3のいずれかに記載の機器制御装置(1)。
  7. 前記第1機器(35)は、部屋内の空気調和を行う空気調和機(35)であり、
    前記第2機器(37,39)は、前記第1機器(35)による温度変化を検知可能な機器(39)を含み、
    前記認識部は、前記第2機器(37,39)が検知した前記第1機器(35)による部屋内の温度変化の情報に基づき、前記1機器(35)と前記第2機器(37,39)とが同一の部屋にあるか否かまたは前記第2機器(37,39)同士が同一の部屋にあるか否かを認識する、
    請求項1から3のいずれかに記載の機器制御装置(101)。
  8. 前記制御部は、前記認識部が前記第2機器(37,39)と前記第1機器(35)とが同一の部屋にあるか否かまたは前記第2機器(37,39)同士が同一の部屋にあるか否かを判断する際に、前記第1機器(35)の運転を制御し、
    前記認識部は、前記温度変化を検知可能な機器(39)が部屋内の温度変化の情報を検知した場合に前記第2機器(37,39)と前記第1機器(35)とが同一の部屋にあるまたは前記第2機器(37,39)同士が同一の部屋にあると認識し、前記温度変化を検知可能な機器(39)が部屋内の温度変化を検知しなかった場合に前記第2機器(37,39)と前記第1機器(35)とが同一の部屋にないまたは前記第2機器(37,39)同士が同一の部屋にないと認識する、
    請求項7に記載の機器制御装置(101)。
  9. 前記第1機器(45,46)と前記第2機器(45,46)とは、第1通信手段及び第2通信手段のそれぞれにより接続されており、
    前記認識部(201a)は、前記第1通信手段及び前記第2通信手段の双方により接続可能である場合は前記第1機器(45,46)と前記第2機器(45,46)とが同一の部屋にあると認識し、前記第1通信手段または前記第2通信手段の双方により接続可能でない場合は前記第1機器(45,46)と前記第2機器(45,46)とが同一の部屋にないと認識する、
    請求項1または3に記載の機器制御装置(201)。
  10. 第1機器(15,27,35,45,46)と第2機器(15,25,29,37,39,45,46)とが同一の部屋にあるか否かを認識する認識部(1a,201a)と、
    前記第1機器(15,27,35,45,46)と前記第2機器(15,25,29,37,39,45,46)とが同一の部屋にあると前記認識部により認識された場合と、前記第1機器(15,27,35,45,46)と前記第2機器(15,25,29,37,39,45,46)とが同一の部屋にないと前記認識部により認識された場合とで、異なる制御を行う制御部(1b,201b)と、
    を備えた機器制御システム(1,101,201)。
  11. 第1機器(27,35)の運転により生じた部屋内の環境の変化を検知可能な第2機器(25,29,37,39)同士が同一の部屋にあるか否かを認識する認識部と、
    前記第2機器(25,29,37,39)同士が同一の部屋にあると前記認識部(1a)により認識された場合と、前記第2機器(25,29,37,39)同士が同一の部屋にないと前記認識部(1a)により認識された場合とで、異なる制御を行う制御部(1b)と、
    を備えた機器制御システム(1,101)。
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