JP2004084976A - 空気調和機の遠隔制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気調和機本体の制御部に過大な負担を掛けることなく、また、簡単にLANやインターネットを利用した遠隔制御を可能とする空気調和機の遠隔制御装置を提供する。
【解決手段】室内機2の通信部2cと遠隔制御装置3の通信部3aとをワイヤで接続すると共に、同遠隔制御装置に赤外線や無線を利用してワイヤレス遠隔制御装置と交信するワイヤレス通信部3eと、同ワイヤレス通信部との通信信号を前記空気調和機との通信信号に変換する変換部3dとを設けた。また、前記遠隔制御装置にLANと接続するLANIF3nを設け、同LANIFを前記変換部に接続した。また、前記遠隔制御装置に電話回線、RS−232C、IEEE1394等各種通信用IF3fを設け、同通信用IFを前記変換部に接続した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機の本体を遠隔制御するため本体と離れて設置されると共に、本体のCPUの負担を軽減するように構成された空気調和機の遠隔制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、室外機1と室内機2とでなる空気調和機の遠隔制御装置は、例えば、図2に示すように、前記室外機1に通信部1aを備える制御部1bを設け、前記室内機2に同通信部1aと交信する通信部2aを備える制御部2bを設け、同室内機2の制御部2bにワイヤード遠隔制御装置3と交信する通信部2c及びワイヤレス遠隔制御装置4と交信するワイヤレス通信部2dを設け、前記ワイヤード遠隔制御装置3に前記室内機2の通信部2cと交信する通信部3aと入力部3bを備える制御部3cを設け、前記ワイヤレス遠隔制御装置4に前記室内機2のワイヤレス通信部2dと交信するワイヤレス通信部4aと入力部4bを備える制御部4cを設けて構成していた。
そして、使用者はワイヤード遠隔制御装置3の入力部3b又はワイヤレス遠隔制御装置4の入力部4bを操作することによりそれぞれの通信部を介して室内機2の制御部2bを制御すると共に、同室内機2の制御部2bを介して室外機1の制御部1bを制御することにより遠隔制御できるようにしていた。
しかし、上記従来の構成では、室内機2の制御部2bには室外機1の通信部1aと交信する通信部2aとワイヤード遠隔制御装置3と交信する通信部2cとワイヤレス遠隔制御装置4と交信するワイヤレス通信部2dを備えており、前記3つの通信部との交信を制御しなければならないため、この室内機2の制御部2bに大きな負担を掛け、制御部2bの高速化、大容量化が必要となり、コスト的に不利であるという問題がある。
また、室内機2にワイヤレス遠隔制御装置4と交信するワイヤレス通信部2dがあるため、このワイヤレス通信に赤外線を利用した場合、ワイヤレス遠隔制御装置4の発光を室内機2のワイヤレス通信部2dに向けなければならず、使用者が室内機2の見えない場所からワイヤレス遠隔制御装置4を操作できないという問題がある。
また、例えば、この空気調和機を家庭内LANやインターネットを介してパソコンや電話機のような遠隔制御用端末から制御しようとして、室内機2の制御部2bにこれらに接続するための新しいIFを設けた場合、この室内機2の制御部2bにさらに大きな負担が掛かってしまうという問題がある。
そこで、前記室外機1の制御部1bに新しいIFを設けて室内機2の制御部2bの負担を軽減したシステムが考えられている。
しかし、このシステムの構成では、空気調和機が既に設置された状態で、室外機に設けたIFに遠隔制御用端末を接続しようとすると、室外との配線工事が必要となり、工事が大掛かりになるという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上述べた問題点を解決し、空気調和機本体の制御部に過大な負担を掛けることなく、また、簡単にLANやインターネットを利用した遠隔制御を可能とする空気調和機の遠隔制御装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の課題を解決するため、室内機と交信する通信部と室内機からの信号に基づいて圧縮機、四方弁を制御する制御部とを備える室外機と、前記室外機の通信部と信号線で接続され、同室外機の通信部と交信する通信部と遠隔制御装置と交信する通信部と前記遠隔制御装置と送風ファンを制御する制御部とを備える室内機と、前記室内機と交信する通信部と入力部と制御部とを備える前記遠隔制御装置とでなる空気調和機の遠隔制御装置において、前記室内機の通信部と遠隔制御装置の通信部とをワイヤで接続すると共に、同遠隔制御装置に赤外線や無線を利用してワイヤレス遠隔制御装置と交信するワイヤレス通信部と、同ワイヤレス通信部との通信信号を前記空気調和機との通信信号に変換する変換部とを設けた空気調和機の遠隔制御装置としている。
【0005】
また、前記遠隔制御装置にLANに接続するLANIFが設けられ、同LANIFが前記変換部に接続されてなる空気調和機の遠隔制御装置としている。
【0006】
また、前記遠隔制御装置に電話回線、RS−232C、IEEE1394等各種通信用IFが設けられ、同通信用IFが前記変換部に接続されてなる空気調和機の遠隔制御装置。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明による空気調和機の遠隔制御装置を詳細に説明する。
図1は本発明による空気調和機の遠隔制御装置の一実施例を示す概略ブロック図である。
図1に示すように、空気調和機本体は室外機1と室内機2とで構成されており、前記室外機1に通信部1aを備える制御部1bを設けている。
また、前記室内機2には前記室外機1の通信部1aと交信する通信部2aを備える制御部2bを設け、同室内機2の制御部2bにワイヤード遠隔制御装置3と交信する通信部2cを設けている。
前記ワイヤード遠隔制御装置3に前記室内機2の通信部2cと交信する通信部3aと入力部3bを備える制御部3cを設けると共に、ワイヤレス遠隔制御装置4と通信するワイヤレス通信IF3e、その他電話回線、RS−232C、IEEE1394、音声入力付リモコン等々の遠隔制御装置4’と通信するための通信用IF3fやLANを構築するためのハブ5に接続するためのLANIF3nが設けられ、これらのIF3e、3f、3nとの通信信号を前記空気調和機との通信信号に変換する変換部3dが前記制御部3bに設けられている。
前記ワイヤレス遠隔制御装置4には前記ワイヤード遠隔制御装置3のワイヤレス通信IFと交信するワイヤレス通信部4aと入力部4bとを備える制御部4cが設けられている。
前記ワイヤレス通信部4aは例えば、電気信号を赤外線に変換して交信する赤外線通信を利用している。
前記LANIF3nは、空気調和機を制御・管理するためのパソコン6やインターネット8に接続するための高速通信装置7が接続される前記ハブ5と接続することができる。
【0008】
以上の構成において、つぎにその動作を説明する。
使用者がワイヤード遠隔制御装置3の近傍に居る場合はこのワイヤード遠隔制御装置3の入力部3bからモード(冷房、暖房、除湿等)、設定温度等必要な制御情報を入力すると、これらの制御情報に対応する制御信号が通信部3a、通信部2cを介して室内機2に送信され、同室内機2の制御部2bがこれらの信号を基に、通信部2a、通信部1aを介して前記室外機1に制御信号を送信し、空気調和機本体の制御を行うようにしている。
【0009】
また、使用者がワイヤード遠隔制御装置3から離れた場所に居て、ワイヤレス遠隔制御装置4の入力部4bからモード(冷房、暖房、除湿等)、設定温度等必要な制御情報を入力して、前記ワイヤード遠隔制御装置3の通信部3aに向けて送信した場合、これらの制御情報に対応する制御信号が赤外線に変換されて通信部4aから送信され、ワイヤード遠隔制御装置3の通信部3aで受信され、変換部3dで空気調和機用の制御信号に変換された後、通信部3aから通信部2cを介して室内機2に送信され、同室内機2の制御部2bがこれらの信号を基に、通信部2a、通信部1aを介して前記室外機1に制御信号を送信し、空気調和機本体の制御を行うようにしている。
【0010】
また、使用者がLANを構築するハブ5に接続されたパソコン6を使用している場合は、このパソコン6から前記制御情報を入力して送信することにより、前記ハブ5を介して、ワイヤード遠隔制御装置3のLANIF3nで受信され、変換部3dで空気調和機用の制御信号に変換された後、通信部3aから通信部2cを介して室内機2に送信され、同室内機2の制御部2bがこれらの信号を基に、通信部2a、通信部1aを介して前記室外機1に制御信号を送信し、空気調和機本体の制御を行うようにしている。
【0011】
また、使用者が外出先から空気調和機を制御しようとする場合は、図示しないモバイルパソコン等からインターネット経由で空気調和機にアクセスして、前記制御情報を送信すると、この制御情報に対応する制御信号は高速通信装置7、ハブ5を介して前記ワイヤード遠隔制御装置3のLANIF3nで受信され、変換部3dで空気調和機用の制御信号に変換された後、通信部3aから通信部2cを介して室内機2に送信され、同室内機2の制御部2bがこれらの信号を基に、通信部2a、通信部1aを介して前記室外機1に制御信号を送信し、空気調和機本体の制御を行うようにしている。
【0012】
また、前記各通信部を双方通信可能とし、空気調和機本体の運転情報(例えば運転モード、設定温度、室温、外気温度等)を前記ワイヤード遠隔制御装置3に出力するようにすれば、同ワイヤード遠隔制御装置3を介して前記LANやインターネットに接続されたパソコンから前記空気調和機本体の運転情報を収集することもできる。
【0013】
以上説明したように、使用者が何処に居ても空気調和機を制御することができるばかりか、何処から制御情報を送信してもこれに対応する制御信号がワイヤード遠隔制御装置3を経由して室内機2に入力されるので、室内機2の制御部2bの負担が軽くなり、空気調和機自体のコストを低く抑えることができる。
また、LANやインターネットに接続されたパソコンから前記空気調和機本体を制御することは勿論のこと、同パソコンで空気調和機本体の運転情報を収集して管理することもできる。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による空気調和機の遠隔制御装置によれば、使用者が何処に居ても空気調和機を制御することができるばかりか、何処から制御情報を送信してもこれに対応する制御信号がワイヤード遠隔制御装置を経由して室内機に入力されるので、室内機の制御部の負担が軽くなり、空気調和機自体のコストを低く抑えることができる。
また、LANやインターネットに接続されたパソコンから前記空気調和機本体を制御することは勿論のこと、同パソコンで前記空気調和機本体の運転情報を収集して管理することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の遠隔制御装置の一実施例を示す概略ブロック図である。
【図2】従来の空気調和機の遠隔制御装置を示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 室外機
1a 通信部
1b 制御部
2 室内機
2a 通信部
2b 制御部
2c 通信部
3 ワイヤード遠隔制御装置
3a 通信部
3b 入力部
3c 制御部
3d 変換部
3e ワイヤレス通信IF
3f 通信用IF
3n LANIF
4 ワイヤレス遠隔制御装置
4a ワイヤレス通信部
4b 入力部
4c 制御部
5 ハブ
6 パソコン
7 高速通信装置
8 インターネット

Claims (3)

  1. 室内機と交信する通信部と室内機からの信号に基づいて圧縮機、四方弁を制御する制御部とを備える室外機と、前記室外機の通信部と信号線で接続され、同室外機の通信部と交信する通信部と遠隔制御装置と交信する通信部と前記遠隔制御装置と送風ファンを制御する制御部とを備える室内機と、前記室内機と交信する通信部と入力部と制御部とを備える前記遠隔制御装置とでなる空気調和機の遠隔制御装置において、前記室内機の通信部と遠隔制御装置の通信部とをワイヤで接続すると共に、同遠隔制御装置に赤外線や無線を利用してワイヤレス遠隔制御装置と交信するワイヤレス通信部と、同ワイヤレス通信部との通信信号を前記空気調和機との通信信号に変換する変換部とを設けたことを特徴とする空気調和機の遠隔制御装置。
  2. 前記遠隔制御装置にLANに接続するLANIFが設けられ、同LANIFが前記変換部に接続されてなることを特徴とする請求項1記載の空気調和機の遠隔制御装置。
  3. 前記遠隔制御装置に電話回線、RS−232C、IEEE1394等各種通信用IFが設けられ、同通信用IFが前記変換部に接続されてなることを特徴とする請求項1記載の空気調和機の遠隔制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009141848A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Mitsubishi Electric Corp 入出力装置及びリモコン装置
JP2011166826A (ja) * 2011-04-27 2011-08-25 Mitsubishi Electric Corp 入出力装置
US9306398B2 (en) 2009-03-17 2016-04-05 Mitsubishi Electric Corporation Input/output apparatus and remote control apparatus

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