JP2007233618A - センサネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 室内の環境調整を行うセンサネットワークシステムにおいて、システム運用の
簡易化を図る。
【解決手段】 室内に設置された多数個のセンサ無線タグ6が、各照明装置7から出射さ
れた出射光の固有周波数成分fを有する照明光を受光して、設置位置毎に固有の周波数成
分判別を行うことで管理コンピュータ5において設置位置を認識し、各センサ無線タグ6
から出力される計測情報に基づいて被制御装置4を制御して環境管理を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、室内の各位置に設置したセンサ無線タグにより計測した温度や湿度情報に基
づいて管理コンピュータにより例えば空調装置等の被制御装置の運転を制御して環境管理
を行うセンサネットワークシステムに関する。
室内等の環境を管理する環境管理システムは、室内の各所に設置された各センサにより
計測した温度や湿度情報に基づいて管理コンピュータにより例えば暖房装置や冷房装置或
いは空調装置等の運転を制御して所定の環境条件に保持されるようにする。環境管理シス
テムにおいては、各センサと管理コンピュータとを無線により接続して計測情報の授受が
行われるように構成したシステムも提案されている。
特許文献1には、無線送信部のみを備える複数の送信端末と、互いに異なる受信周波数
が設定される複数の無線受信部を有する1の受信端末とを備え、各送信端末と受信端末と
の間で割り当てられた所定の周波数により情報の授受を行う環境管理システムが提案され
ている。かかる環境管理システムにおいては、受信端末において受信情報が周波数情報に
基づいてどの送信端末から送信されたものかが識別され、自動化が図られる。
特開2005−51557公報
上述した特許文献1に開示された環境管理システムは、多数個の送信端末を周波数情報
に基づいて自動識別することから、ポーリング方式を採用する通信システムと比較して送
信端末のコストアップや大型化を抑制することが可能とされる。しかしながら、かかる環
境管理システムにおいては、例えば計測位置を変更するために各送信端末の設置位置を変
更する場合に、受信端末に対して変更した位置をその都度登録する処理が必要となる。
かかる環境管理システムにおいては、送信端末の変更位置をシステムソフトウェアに再
入力する処理を行うためにシステムに精通した担当者が必要となり、また手間と時間を要
するといった問題があった。したがって、かかる環境管理システムにおいては、システム
の簡易化が図られるが、初期設定後にシステムを運用する過程で送信端末の設置位置を最
適な位置に変更する等のシステム運用が面倒であった。
本発明は、室内に設置されたセンサ無線タグにより温度や湿度等の環境条件を計測して
管理コンピュータに送信することにより室内の環境調整が行われるようにするセンサネッ
トワークシステムにおいて、システム運用の簡易化を図るセンサネットワークシステムを
提供することを目的に提案されたものである。
上述した目的を達成する本発明にかかるセンサネットワークシステムは、例えば空調装
置等の被制御装置に対して所定の制御信号を出力する無線タグリーダ機能を有する管理コ
ンピュータと、それぞれ室内の所定位置に設置される多数個のセンサ無線タグと、例えば
天井にマトリックス状等の所定状態に配列して設置される多数個の発光装置とから構成さ
れる。センサネットワークシステムは、各センサ無線タグが、管理コンピュータとの間に
おいて無線接続を行うアンテナ部及び高周波信号処理部と、照明光を受光するフォトセン
サ部と、このフォトセンサ部により受光した照明光が有する周波数成分を判別する周波数
成分判別部と、所定の環境状態を計測する環境計測センサ部と、管理コンピュータから付
与された識別情報を記憶するメモリ部と、構成各部の制御動作を行う制御部とを備える。
センサネットワークシステムは、各発光装置が、発光体と、管理コンピュータによって予
め室内の設置位置に応じて定めた所定周波数成分の出射光が発光体から出射されるように
設定するインバータ等の周波数変換部とを備え、設置位置が管理コンピュータに登録され
る。
センサネットワークシステムにおいては、室内の所定位置に設置された各センサ無線タ
グが、それぞれ発光装置から出射された出射光を受光してその周波数成分を周波数成分判
別部により判別して管理コンピュータに対して周波数成分判別情報を無線出力する。セン
サネットワークシステムにおいては、管理コンピュータにおいてこれらの周波数成分判別
情報に基づいて各センサ無線タグの設置位置を識別して登録するとともに、当該センサ無
線タグに対して識別情報を付与する。センサネットワークシステムにおいては、各センサ
無線タグが環境計測センサ部により例えば当該設置位置の温度や湿度等の環境状態を計測
し、付与された識別情報とともに計測情報を管理コンピュータに対して無線出力する。セ
ンサネットワークシステムにおいては、管理コンピュータにおいて室内の各位置における
環境状態が把握されて被制御装置に対して制御信号を出力してこれを運転させる。
センサネットワークシステムにおいては、初期設定を行った後に必要に応じて任意のセ
ンサ無線タグを適宜の位置に移動し、当該位置における環境状態を計測するシステム運用
が図られる場合がある。センサネットワークシステムにおいては、管理コンピュータが受
信した識別情報により移動されたセンサ無線タグを識別するとともに、周波数成分判別情
報により当該センサ無線タグの移動位置を識別する。したがって、センサネットワークシ
ステムにおいては、センサ無線タグを適宜の位置に移動した場合でもシステム登録の処理
を不要とする。
本発明にかかるセンサネットワークシステムは、センサ無線タグとして、電源を内蔵す
るアクティブ型無線タグが用いられる。また、本発明にかかるセンサネットワークシステ
ムは、センサ無線タグとして、管理コンピュータからの無線出力を駆動エネルギーとする
パッシブ型無線タグが用いられる。
以上のように構成された本発明にかかるセンサネットワークシステムによれば、固定設
置される発光装置を利用してセンサ無線タグの設置位置を特定することから、初期設定を
行った後に必要に応じてセンサ無線タグを適宜の位置に移動しても、当該センサ無線タグ
から管理コンピュータに送信する識別情報と周波数成分判別情報とにより変更位置が自動
識別される。したがって、センサネットワークシステムによれば、専任のシステム管理者
が不要でありセンサ無線タグを移動する簡易な対応により引き続き精度の高い環境管理を
実施することを可能とする。
以下、本発明の実施の形態として示すセンサネットワークシステム1について図面を参
照して詳細に説明する。センサネットワークシステム1においては、建物2の室内3にお
ける温度や湿度等の環境条件を任意の多数ポイントにおいて所定のタイミングで自動的に
計測する。センサネットワークシステム1においては、この計測結果に基づいて例えば暖
房装置や冷房装置或いは空調装置や加湿装置等の被制御装置4の運転を自動制御し、建物
2の室内3が常に最適な温度・湿度の環境状態に設定されるようにする。
センサネットワークシステム1は、図1に示すように、管理コンピュータ5と、室内3
の計測ポイントにそれぞれ設置された多数個のセンサ無線タグ6A〜6M(以下、個別に
説明する場合を除いてセンサ無線タグ6と総称する。)と、室内3の天井に例えばマトリ
ックス状に配列されて設置された多数個の照明装置7A〜7N(以下、個別に説明する場
合を除いて照明装置7と総称する。)とから構成される。センサネットワークシステム1
においては、詳細を後述するように各センサ無線タグ6により計測された各位置の温度・
湿度情報が無線タグリーダ機能を有する管理コンピュータ5によって読み取られるととも
に、この管理コンピュータ5から被制御装置4に対して制御信号が出力されてその運転制
御が行われる。なお、センサネットワークシステム1は、1台の管理コンピュータ5によ
り複数台の被制御装置4を制御するようにしてもよいことは勿論である。
センサネットワークシステム1においては、管理コンピュータ5とセンサ無線タグ6と
が、適宜の1対Mの近距離無線通信方式を利用して無線接続される。センサネットワーク
システム1においては、管理コンピュータ5とセンサ無線タグ6とが直接無線接続される
ばかりでなく、広大な室内や多数階の環境管理を行う場合或いは搬送周波数特性に応じて
例えば中継機能を介して無線接続するようにしてもよい。センサネットワークシステム1
においては、この場合に室内の適宜の位置に中継アンテナを設置し、この中継アンテナと
管理コンピュータ5とが無線或いは有線で接続されるとともに、中継アンテナと各センサ
無線タグ6とが無線接続される。
管理コンピュータ5は、上述した無線通信方式による送受信機能を備え、後述するよう
にセンサ無線タグ6に対して計測指示を行うことにより各センサ無線タグ6から送信され
る計測情報を受信する。管理コンピュータ5は、後述するように各位置に設置される各照
明装置7がそれぞれの出射光を異なる周波数成分f1〜fnを有して出射されるように規
定する設置位置・周波数割付テーブルを備える。管理コンピュータ5においては、設置位
置・周波数割付テーブルに基づいて各センサ無線タグ6から送信される後述する周波数成
分情報を識別して各センサ無線タグ6に対して識別情報(ID情報)を付与する。また、
管理コンピュータ5においては、後述するように各センサ無線タグ6に対して温度・湿度
の計測を指示する制御信号を出力する。管理コンピュータ5においては、各センサ無線タ
グ6から送信される計測情報に添付されたID情報を識別し、このID情報に基づいて各
センサ無線タグ6が設置された位置の温度・湿度の計測情報を得る。
センサ無線タグ6は、ID情報を埋め込んだタグから所定の情報を無線により授受する
RFID(Radio Frequency Identification)技術に用いられる無線タグであり、上述し
た無線通信方式により管理コンピュータ5との間で無線による所定情報の授受を行う。セ
ンサ無線タグ6は、ベース体上に所定の機能を有するICチップを搭載した例えばカード
型或いはラベル型等の外形仕様を有しており、図1に示すように室内の各位置に貼着等さ
れて設置される。センサ無線タグ6は、粘着テープ等により室内に設けられた机や備品等
に対して剥離自在とされ、適宜の位置に設置することが可能である。
センサ無線タグ6は、図2及び図3に示すように、構成各部の動作制御を行う制御部8
と、管理コンピュータ5との間で無線信号の授受を行うアンテナ部9と、このアンテナ部
9で送受信する無線信号を処理する高周波信号処理部10と、所定情報等を記憶するメモ
リ部11とを備えている。センサ無線タグ6は、照明装置7から出射される照明光を受光
するフォトセンサ部12と、例えば所定周波数の分布状態を判別する周波数フィルタを有
しフォトセンサ部12により受光した照明光が有する周波数成分fを判別して周波数成分
判別情報を制御部8に対して出力する周波数成分判別部13とを備えている。
センサ無線タグ6は、センサ機能として、設置場所の温度と湿度とを計測する温度・湿
度センサ部14を搭載する。温度・湿度センサ部14は、制御部8から出力される計測指
示信号に基づいて温度と湿度とを計測して、計測情報を制御部8に出力する。センサ無線
タグ6は、自己電源となる電池を有する電源部15を備えており、この電源部15から構
成各部に対して電源を供給することにより構成各部の動作が行われるいわゆるアクティブ
型タグである。
照明装置7は、それぞれ蛍光灯からなる発光体16と、これら発光体16に付設され出
射光に対してそれぞれ異なる周波数成分fを重畳させる周波数変換部17とから構成され
る。照明装置7は、周波数変換部17が電源周波数(50Hz又は60Hz)を2万Hz
乃至5万Hzに変換することにより発光体16の「ちらつき」を低減するインバータによ
り構成される。照明装置7は、設置位置に応じて上述したように管理コンピュータ5によ
り予め設定された設置位置・周波数割付テーブルに基づいて周波数変換部17が調整され
て、発光体16から出射される出射光が所定の周波数成分fを有するように設定される。
照明装置7は、これによってそれぞれの設置位置が管理コンピュータ5に登録されること
になる。
以上のように構成されたセンサネットワークシステム1においては、図4に示すように
各照明装置7の周波数成分fを設定する初期設定操作が行われる。センサネットワークシ
ステム1においては、それぞれ周波数変換部17を付設した発光体16が天井に設けた器
具にそれぞれ設置される(s−1)。センサネットワークシステム1においては、管理コ
ンピュータ5から設置位置・周波数割付テーブルが読み出される(s−2)。センサネッ
トワークシステム1においては、設置位置・周波数割付テーブルに基づいて周波数変換部
17の調整操作が行われ、各発光体16が所定の周波数成分fを有して発光するように照
明装置7に固有の周波数成分fを設定する周波数成分設定操作が行われる(s−3)。
センサネットワークシステム1においては、上述した各照明装置7における周波数成分
設定操作を終了すると、管理コンピュータ5に対して周波数成分設定の終了報告が行われ
る(s−4)。センサネットワークシステム1においては、この設定終了報告が例えば管
理コンピュータ5の画面に表示された「照明装置の設定」アイコンをクリックする操作に
より行われ、このクリック操作に基づいて管理コンピュータ5において各照明装置7にそ
れぞれ固有の周波数成分fを割り付けする照明装置登録の処理や各照明装置毎にIDを付
与して登録する処理を行う(s−5)。
センサネットワークシステム1においては、各照明装置7が天井にマトリックス状に配
列して設けられた照明器具に取り付けられることから、各照明装置7に対して固定された
周波数成分fがそれぞれ割り付けられるようになる。各照明装置7は、周波数変換部17
が器具側に設けられていることから、発光体16の交換に際して周波数成分fを再調整す
る操作を不要とする。したがって、センサネットワークシステム1においては、上述した
初期設定操作を行った後では各照明装置7に関する調整操作やシステム登録操作が不要と
なり、発光体16の交換作業を誰もが簡単に行うことを可能とする。なお、センサネット
ワークシステム1においては、天井における照明器具の取り付け位置を大幅に変更する場
合には、上述した初期設定操作が必要となる。
センサネットワークシステム1においては、初期設定操作として、上述した各照明装置
7に対する周波数成分設定操作とともに、図5に示す室内3の各計測ポイントにセンサ無
線タグ6を設置してこれらを管理コンピュータ5に登録する処理が行われる。センサネッ
トワークシステム1においては、室内3に設けた机や備品等にセンサ無線タグ6をそれぞ
れ貼着して設置する(t−1)。センサネットワークシステム1においては、センサ無線
タグ6を適宜の位置に設置する作業を終了すると、管理コンピュータ5に対して設置終了
の報告が行われる(t−2)。なお、この設置終了報告も、例えば管理コンピュータ5の
画面に表示された「センサ無線タグの設置」アイコンをクリック操作することにより行わ
れる。
センサネットワークシステム1においては、センサ無線タグ6の設置終了報告に基づい
て、管理コンピュータ5において各センサ無線タグ6にそれぞれ識別情報(センサ無線タ
グID)を付与して登録するセンサ無線タグ登録の処理が行われる(t−3)。このセン
サ無線タグ登録の処理は、単に室内3に設置した各センサ無線タグ6にセンサ無線タグI
Dを付与して登録する処理であり、各センサ無線タグ6が室内3のどの位置に設置された
かを登録する処理では無い。
センサネットワークシステム1においては、上述した登録処理を終了すると、管理コン
ピュータ5から各センサ無線タグ6に対して個別にそれぞれに付与したセンサ無線タグI
Dの通知が行われる(t−4)。センサネットワークシステム1においては、各センサ無
線タグ6が、管理コンピュータ5から無線で送信されたセンサ無線タグID情報を受信す
ると、所定の受信処理を行ってメモリ部11に登録する処理を行う(t−5)。
センサネットワークシステム1においては、上述した各センサ無線タグ6におけるセン
サ無線タグIDの登録処理を終了した後に、図5に示すように室内3に設置した各センサ
無線タグ6の設置位置を管理コンピュータ5に登録する初期設定操作が行われる。センサ
ネットワークシステム1においては、室内3に設け全ての照明装置7を点灯(t−6)し
た状態で、各センサ無線タグ6の設置位置を管理コンピュータ5に登録する処理が行われ
る。センサネットワークシステム1においては、上述したように各照明装置7が異なる周
波数成分fを有する照明光を出射しており、各センサ無線タグ6がフォトセンサ部12に
よりこの照明光を受光する(t−7)。
センサネットワークシステム1においては、各センサ無線タグ6が、周波数成分判別部
13において受光した照明光が有する周波数成分fを判別して、周波数成分判別情報を制
御部8に対して出力する(t−8)。センサネットワークシステム1においては、上述し
たように位置を異にして設置された各照明装置7がそれぞれ異なる周波数成分fを有する
照明光を出射することから、異なる位置に設置された各センサ無線タグ6が制御部8にお
いて異なる周波数成分判別情報を生成する。
センサネットワークシステム1においては、各センサ無線タグ6が、周波数成分判別部
13から出力された周波数成分別情報に基づいて制御部8で生成した周波数成分情報を高
周波信号処理部10に出力し、この高周波信号処理部10において高周波信号処理を施こ
した周波数成分情報をアンテナ部9を介して管理コンピュータ5へと無線出力する(t−
9)。センサネットワークシステム1においては、この際に各センサ無線タグ6が、メモ
リ部11から登録されたセンサ無線タグIDを読み出して、周波数成分情報に添付して管
理コンピュータ5へと無線出力する。
センサネットワークシステム1においては、管理コンピュータ5において、センサ無線
タグ6から無線出力されたセンサ無線タグIDと周波数成分情報とが受信される(t−1
0)。センサネットワークシステム1においては、管理コンピュータ5において受信した
情報から、センサ無線タグIDに基づいて対象とするセンサ無線タグ6を識別するととも
に、周波数成分情報が設置位置・周波数割付テーブルと比較されて当該センサ無線タグ6
の設置位置が識別される(t−11)。センサネットワークシステム1においては、管理
コンピュータ5において、各センサ無線タグ6に関して、センサ無線タグIDに設置位置
の情報が関連付けされて登録が行われる(t−12)。
センサネットワークシステム1においては、上述した一連の操作により、初期設定操作
を終了する。センサネットワークシステム1においては、例えば管理コンピュータ5に表
示される手順にしたがって各処理を行えばよく、簡易な作業であることから専任のシステ
ム管理者でなければ初期設定操作を行うことができないということでは無い。センサネッ
トワークシステム1においては、例えば各センサ無線タグ6の周波数成分判別部13にお
ける判別感度の調整、周波数成分情報と設置位置・周波数割付テーブルとの調整等のシス
テムソフトウェア調整等を行うことによってより精度の高い環境管理システムを構築する
ことも可能であることから、初期設定操作においてのみシステム管理者が行うようにする
とが好ましい。
以上のように構成されたセンサネットワークシステム1においては、図6に示すように
管理コンピュータ5から各センサ無線タグ6に対して温度・湿度の計測を指示する指示信
号が無線出力される(u−1)。センサネットワークシステム1においては、各センサ無
線タグ6が、アンテナ部9により指示信号を受信すると高周波信号処理部10において所
定の信号処理を行って処理信号を制御部8へと出力することにより計測指示を認識する。
センサネットワークシステム1においては、各センサ無線タグ6が、制御部8から温度・
湿度センサ部14に対して計測動作の起動を指示する制御信号を出力して温度・湿度の計
測が行われる(u−2)。
センサネットワークシステム1においては、各センサ無線タグ6が、温度・湿度センサ
部14により所定の計測動作を行って制御部8に対して計測結果を出力する。センサネッ
トワークシステム1においては、各センサ無線タグ6が、制御部8において計測結果に基
づいて計測情報を作成するとともにメモリ部11から登録されたセンサ無線タグIDを読
み出し、これら計測情報とセンサ無線タグIDとを高周波信号処理部10に出力する。セ
ンサネットワークシステム1においては、各センサ無線タグ6が、高周波信号処理部10
においてこれら計測情報とセンサ無線タグIDとに対して高周波信号処理を施こしてアン
テナ部9を介して管理コンピュータ5へと無線出力する(u−3)。
センサネットワークシステム1においては、管理コンピュータ5が各センサ無線タグ6
から無線出力されたセンサ無線タグIDと計測情報とを受信すると、センサ無線タグID
に基づいて対象とするセンサ無線タグ6を識別するとともに、当該センサ無線タグ6の設
置位置における温度・湿度の個別判定が行われる(u−4)。センサネットワークシステ
ム1においては、管理コンピュータ5において、各センサ無線タグ6から出力される上述
したセンサ無線タグIDと計測情報とに基づく個別判定により室内3の全体の環境状態が
判定され、被制御装置4の運転の要否が判断される(u−5)。
センサネットワークシステム1においては、管理コンピュータ5が、この判定結果に基
づいて被制御装置4に対して運転を制御する制御信号を出力する。センサネットワークシ
ステム1においては、被制御装置4が制御信号に基づいて運転を制御されることにより、
室内3が常に最適な温度・湿度の環境状態に設定されるようにする。
なお、上述したセンサネットワークシステム1においては、室内3に多数個のセンサ無
線タグ6を設置して多数ポイントで温度・湿度の計測を行うようにしたが、かかる適用例
に限定されるものでは無い。センサネットワークシステム1は、例えば各階の各部屋にセ
ンサ無線タグ6を設置し、これらセンサ無線タグ6から出力される計測情報に基づいて建
物2の全体を管理するシステムであってもよい。センサネットワークシステム1において
は、この場合に各階の各部屋毎に設置された照明装置7の中から特定の照明装置7を選定
して、当該照明装置7にそれぞれ固有の周波数成分fを設定する。
また、センサネットワークシステム1においては、上述したように管理コンピュータ5
からセンサ無線タグ6に対して出力される計測指示信号に基づいて温度・湿度の計測が行
われるようにしたが、かかる構成に限定されるものでは無い。各センサ無線タグ6は、例
えば計時機能のクロック部を設け、このクロック部から制御部8に対して所定の時間毎に
出力される時間信号に基づいて計測動作が自動的に行われるように構成してもよい。
センサネットワークシステム1においては、上述したようにセンサ無線タグ6として電
池を有する電源部15を備えたアクティブ型無線タグを用いたが、例えば図7に示すパッ
シブ型無線タグからなるセンサ無線タグ20を用いるようにしてもよい。このセンサ無線
タグ20は、管理コンピュータ5から無線出力される制御信号を受信することにより、こ
の受信電波を電源として各部の動作が行われる。センサ無線タグ20は、電源部を除く他
の基本的な構成を上述したセンサ無線タグ6と同等とすることから、対応する部位に同一
符号を付すことによりその説明を省略する。
アクティブ型無線タグからなるセンサ無線タグ20は、アンテナ部9において受信した
管理コンピュータ5からの無線出力を直流に変換する整流回路部21を備えている。セン
サ無線タグ20は、管理コンピュータ5から出力される電波のプリアンブル部分から初期
動作に必要なエネルギーを蓄積して、制御部8の動作が行われる。したがって、センサ無
線タグ20においては、電池を有しないことからその交換等の保守が不要であり安価かつ
小型に形成されるが、自らの動作により管理コンピュータ5に対して計測情報を出力する
ことは無い。センサ無線タグ20は、電波の受信距離が短いことから、管理コンピュータ
5との間に中継部を適宜介在させる。
なお、センサネットワークシステム1においては、上述したように照明装置7として天
井に固定設置された蛍光灯を対象とし、周波数変換部17により固有の周波数成分fを重
畳させた照明光を出射させるようにしたがかかる照明装置7に限定されない。センサネッ
トワークシステム1は、照明装置7が、周波数成分fに代えて例えば位置情報をデータ化
した情報を重畳させた照明光を出射させるものであってもよい。
また、センサネットワークシステム1は、照明装置7が、発光体16として蛍光灯に限
定されず、例えば固有の点灯周波数を有するLED照明であってもよい。センサネットワ
ークシステム1は、各部屋に設置されて照明装置7が接続される商用電源自体に位置情報
データを重畳させてもよい。さらに、センサネットワークシステム1においては、照明装
置7に代えて例えば非常口等を案内する常夜灯、スイッチに内蔵されたLEDを利用する
ようにしてもよい。
本発明の実施の形態として示すセンサネットワークシステムの構成図である。 同センサネットワークシステムのブロック図である。 同センサネットワークシステムに用いられるセンサ無線タグのブロック図である。 同センサネットワークシステムにおいて、各照明装置の設置及び登録手順を説明するフローチャトである。 同センサネットワークシステムにおいて、各センサ無線タグの設置及び登録手順を説明するフローチャトである。 同センサネットワークシステムにおいて、計測及び環境制御の手順を説明するフローチャトである。 同センサネットワークシステムに用いられるアクティブ型センサ無線タグのブロック図である。
符号の説明
1 センサネットワークシステム
2 建物
3 室内
4 被制御装置
5 管理コンピュータ
6 センサ無線タグ
7 照明装置
8 制御部
9 アンテナ部
10 高周波信号処理部
11 メモリ部
12 フォトセンサ部
13 周波数成分判別部
14 温度・湿度センサ部
15 電源部
16 発光体
17 周波数変換部
20 センサ無線タグ
21 整流回路部

Claims (5)

  1. 被制御装置に対して所定の制御信号を出力する無線タグリーダ機能を有する管理コンピ
    ュータと、
    前記管理コンピュータとの間において無線接続を行うアンテナ部及び高周波信号処理部
    と、照明光を受光するフォトセンサ部と、このフォトセンサ部により受光した照明光が有
    する周波数成分を判別する周波数成分判別部と、所定の環境状態を計測する環境計測セン
    サ部と、前記管理コンピュータから付与された識別情報を記憶するメモリ部と、構成各部
    の制御動作を行う制御部とを備え、それぞれ室内の所定位置に設置される多数個のセンサ
    無線タグと、
    発光体と、前記管理コンピュータによって予め室内の設置位置に応じて定めた所定周波
    数成分の出射光が前記発光体から出射されるように設定する周波数変換部とを備え、設置
    位置が管理コンピュータに登録される多数個の発光装置とから構成され、
    前記各センサ無線タグが、それぞれ前記発光装置から出射された前記出射光を受光して
    その周波数成分を前記周波数成分判別部により判別して前記管理コンピュータに対して固
    有の周波数成分判別情報を無線出力することによりそれぞれの設置位置が前記管理コンピ
    ュータにより識別されて登録され、
    前記環境計測センサ部により計測した当該設置位置の環境状態の計測情報を無線出力す
    ることにより前記管理コンピュータにおいて室内の各位置における環境状態が把握され、
    前記管理コンピュータから前記被制御装置に対して制御信号を出力して環境調整が行われ
    るようにすることを特徴とするセンサネットワークシステム。
  2. 前記センサ無線タグが、電源を内蔵するアクティブ型無線タグであることを特徴とする
    請求項1に記載のセンサネットワークシステム。
  3. 前記センサ無線タグが、前記管理コンピュータからの無線出力を駆動エネルギーとする
    パッシブ型無線タグであることを特徴とする請求項1に記載のセンサネットワークシステ
    ム。
  4. 前記センサ無線タグの前記環境計測センサ部が、少なくとも室内温度を計測する温度計
    測センサであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のセンサネ
    ットワークシステム。
  5. 前記発光装置が、天井に所定の配列状態を以って設置された照明装置であることを特徴
    とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のセンサネットワークシステム。

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