JP4240725B2 - 負荷時タップ切換器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は変圧器タップ巻線のタップを負荷時に切換える負荷時タップ切換器に係り、特に、真空バルブを有する負荷時タップ切換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電力機器に対しては信頼性の向上を図るために、機器の小形化やコストの低減化が要求されている。これらの要求に応えるには構成を簡略化することが不可欠である。その際、電力機器のどの構成要素に簡略化が望まれているかを把握することが重要である。
【0003】
負荷時タップ切換器は、負荷時に負荷電流を遮断して隣接するタップに電流を移す切換開閉器と、タップ巻線のタップを要求された位置に選択するタップ選択器とから構成されている。前記2つの構成要素のうち、後者のタップ選択器はタップを比較的低速度で選択し、負荷電流を直接遮断する必要がない。そのため、構成をシンプルにすることは容易である。これに対して、前者の切換開閉器は、負荷電流を直接遮断するため一定以上の速度が必要であり、また後述するような一定の時間差を設ける機能を備えなくてはならない。これらの点が切換開閉器の構造を複雑にし、部品数を多くなる要因となっている。すなわち、負荷時タップ切換器においては、切換開閉器を簡略化することが強く求められている。
【0004】
ところで負荷時タップ切換器には様々なタイプがある。中でも、真空バルブ遮断方式の負荷時タップ切換器は油中遮断方式に比べて保守費用が安く済むという利点があり、近年広く普及している。ここで、1個の限流抵抗と2個の真空バルブを用いた1抵抗2バルブ式の負荷時タップ切換器について、図12および図13の回路構成図を用いてその原理を説明する。
【0005】
図12に示すように、切換開閉器には真空バルブである主バルブV1および抵抗バルブV2が設けられている。主バルブV1の一端部にはスライド接点S0が接続され、主バルブV1の他端部には3相交流電路の中性点Nが接続されている。スライド接点S0に近接して固定電極S1,S2が配置されており、固定電極S1,S2にはそれぞれ、切換開閉器の接点M1,M2が接続されている。なお、各接点M1,M2は図示されないタップ選択器に接続されている。また、スライド接点S0には切換接点Smがスライド自在に取付けられている。切換接点Smはスライド接点S0上をスライドしてスライド接点S0と固定電極S1,S2のどちらか一方とを橋絡するようになっている。一方、抵抗バルブV2の一端部にはタップ間の循環電流を制限するための限流抵抗Rが接続されており、この限流抵抗Rを介して前記接点M2に接続されている。また、抵抗バルブV2の他端部には3相交流電路の一相が接続されている。
【0006】
次に、図12に示した回路構成を持つ負荷時タップ切換器の切換動作について図13に基づいて述べる。図13において(1)は切換開閉器の接点M1が選択されている状態であり、主バルブV1が閉じ、スライド接点S0より切換接点Sm、固定電極S1、タップ選択器の接点M1及びタップを通して変圧器のタップ巻線に負荷電流が流れている。この状態から、抵抗バルブV2が閉じると(2)に示すように切換開閉器の接点M1と接点M2との間にタップ選択器を通して循環電流Icが流れる。
【0007】
続いて(3)に示すように主バルブV1が開いて負荷電流を遮断すると、電流は抵抗バルブV2側に移る。その後、(4)に示すように切換接点Smが動き始め、(5)に示す時点で切換接点Smが固定電極S2側への切換を完了する。さらに(6)に示すように主バルブV1が閉じることにより1つのタップ切換動作が終了する。以上は接点M1から接点M2への切換動作であり、接点M2から接点M1へ切換える場合は上記の動作とは逆方向の動作、つまり図13の(6)から(1)へという動作になる。
【0008】
このような動作原理による従来の負荷時タップ切換器の具体的な構成としては、図14、図15に示すようなものがある。図14は従来の負荷時タップ切換器の切換開閉器を縦断面して示す正面図、図15は図14中のX−X線に沿う矢視断面図である。
【0009】
図14に示すように、切換開閉器には蓄勢装置101(点線にて図示)が設けられている。蓄勢装置101の出力軸には蓄勢装置101から回転力が伝達される駆動軸102が取付けられいる。駆動軸102はプレート106及び絶縁サポート119に軸受を介して回転自在に支持されている。また、駆動軸102の上部にはカム108が固着されており、このカム108の外周部に主バルブV1用と抵抗バルブV2用の2つの溝108a,108bが形成されている。
【0010】
プレート106の下面には保持台110が取付けられている。保持台110には直動ガイド109が連結され、直動ガイド109には円筒形のスライダ112が上下運動可能に支持されている。スライダ112にはカムフォロア111aが取付けられている。カムフォロア111aは上記主バルブV1用の溝108aに回転自在に係合し、スライダ112を上下動させるようになっている。
【0011】
また、上記スライダ112内には主バルブV1の通電上必要な接触圧を与えるワイプばね113が設けられ、その一端部にはワイドプロッド114を介して主バルブV1の可動接点117aが連結されている。以上は主バルブV1側の構成であるが、抵抗バルブV2側の可動接点とカム108との間にも、抵抗バルブV2用の溝108bに係合するカムフォロア111bなど、同様な構成の機構が設けられている。
【0012】
上記絶縁サポート119の下面には開口端を有する絶縁筒120が駆動軸102と同心円状に取付けられている。この絶縁筒120の内側にスライド接点S0と固定電極S1,S2が設けられている。そして、スライド接点S0には主バルブV1の固定接点117bが導体118を介して接続されている。さらに、駆動軸102の下部には可動部150が固着され、この可動部150にはスライド接点S0と固定電極S1,S2とを接離する切換接点Smが設けられている。この場合、可動部150が回転する時、切換接点Smはスライド接点S0と常時接触しているが、固定電極S1、S2とはどちらか一方とのみ接触するように構成されている(図15参照)。
【0013】
次に上記従来例の負荷時タップ切換器の動作について図16、図17を用いて説明する。カム108の回転に伴い、カムフォロア111a、スライダ112、ワイプバネ113、ワイプロッド114を介して主バルブV1の可動接点117aが駆動される。抵抗バルブV2についても同様である。図16中の(a)は切換開閉器の接点M1を選択している状態、(b)は切換開閉器の接点M2を選択している状態を示している。また、図17中の(a)は接点M1から接点M2への切換時の通電状態、(b)は接点M2から接点M1への切換時の通電状態を示している。
【0014】
まず、接点M1から接点M2への切換動作について説明する。蓄勢装置101の出力によって駆動軸102が回転すると、カム108が図16(a)の状態から図中右方向に回転し、これに伴って抵抗バルブV2が閉じる。このとき、図17中の(a)に示すように、切換時間Tにおいてt4,t1,t2,t3の順番で通電状態が移行していく。
【0015】
すなわち、時間t4が経過すると、主バルブV1が開く。ここで、可動部150と共に回転する切換接点Smは、固定電極S1とスライド接点S0とを橋絡している。さらに、時間t1が経過すると切換接点Smは固定電極S1から離れ、固定電極S1はオフとなる。そして、時間t2が経過すると切換接点Smが固定電極S2に接触し、固定電極S2はオンとなる。最終的に時間t3経過後、主バルブV1が閉じる。この状態では切換接点Smは固定電極S2とスライド接点S0間を橋絡している。
【0016】
逆に接点M2から接点M1方向への動作は、カム108が図16(b)の状態から図中左方向に回転する。これに伴って主バルブV1が開く。このとき、図17中の(b)に示すように、切換時間Tにおいて時間t1,t2,t3,t4の順番で通電状態が移行していく。
【0017】
すなわち、時間t1経過後に切換接点Smは固定電極S2から離れ、固定電極S2はオフとなる。そして、時間t2経過後に切換接点Smが固定電極S1に接触し、固定電極S1はオンとなる。さらに時間t3経過後に主バルブV1が閉じ、最後に時間t4経過後に抵抗バルブV2が閉じる。このとき、切換接点Smは固定電極S1とスライド接点S0間を橋絡した状態となっている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような従来の負荷時タップ切換器において、機器の小形化とコストの低減化を図るためには、次のような問題点を解決することが課題となっている。
可動部150の切換接点Smは、通電しながら固定電極S1またはS2の内周面を転動する。このとき、切換接点Smが動作する時の振動により切換接点Smと固定電極S1,S2との接触面圧が変動するおそれがある。そこで両者の接触面圧の低下を防ぐために面圧を与えるばね力を大きく設計している。この結果、可動部150および支持部材が大形化した。しかも、切換接点Smおよび固定電極S1,S2の接触面圧を大きく設計すると、両者の摩耗量が大きくなる。したがって、使用条件によってはメンテナンスの間隔が短くなり、コストが高騰するといった不具合が生じた。
【0019】
また、カム108と可動部150は駆動軸102に直結して固着されているので、駆動軸102によるカム108の正逆方向回転はほぼ対称の動きとなる。そのため、切換開閉器の接点M1から接点M2移動時と、接点M2から接点M1移動時の両方で同時に、時間t1(主バルブV1が開いてから一方の固定電極S1,S2がオフとなるまでの時間)を長くするには限界がある。したがって、主バルブV1の消弧時間を確保することが困難となっていた。そこで従来より、構成を複雑化することなく、十分な主バルブV1の消弧時間を得ることが要請されている。
【0020】
本発明は、上記の問題点を解決するために提案されたものであり、その主たる目的は、切換接点と固定電極との接触面圧を安定させることによって機器の小形化およびコストの低減化を図り、信頼性を高めた負荷時タップ切換器を提供することにある。
また本発明の他の目的は、切換時間を調整して真空バルブの消弧時間を十分に確保でき、性能安定性に優れた負荷時タップ切換器を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するために、負荷時に負荷電流を遮断して変圧器タップ巻線の一つのタップから隣接するタップに電流を移す切換開閉器と、前記タップを要求された位置に選択するタップ選択器とが設けられた負荷時タップ切換器において、次のような技術的な特徴を有している。
【0022】
請求項1の発明は、負荷時に負荷電流を遮断して変圧器タップ巻線の一つのタップから隣接するタップに電流を移す切換開閉器と、前記タップを要求された位置に選択するタップ選択器とが設けられた負荷時タップ切換器において、前記切換開閉器には、外部より与えられる駆動力により回転する駆動軸と、前記駆動軸に取付けられるカムと、真空バルブと、前記カムの回転により前記真空バルブを開閉する開閉機構と、前記駆動軸の回転に対して一定の時間遅れて回転する従動部を有する空転機構が設けられ、前記従動部に切換接点が取付けられ、前記空転機構の回転によりどちらか一方が切換接点と接触するように2個1対の固定接点が配置され、前記固定接点は、前記切換接点側に突出した板状部材から構成され、その基端部に固定電極が取付けられ、先端部に前記切換接点に接する接触子が設けられ、前記固定電極をボルトで固定するための長穴を有する絶縁リングが設けられ、且つ、前記長穴は、前記固定接点と前記切替接点との相対的な距離を変更可能とするよう前記固定電極の前記絶縁リングに対する固定位置を変更可能とした円周方向に伸びる形状を有することを特徴とする
【0023】
以上の構成を有する請求項1の発明では、空転機構の従動部と共に切換接点が回転し、固定接点の接触子と接触して通電状態となる。このとき、固定接点は切換接点側に突出した板状部材であるため、接触子と切換接点との接触面積を広くとることができ、確実に通電回路を構成することができる。そのため、切換接点の構成を容易に簡素化することができ、切換接点が動作する時の振動を小さくすることができる。したがって、固定接点および切換接点との接触による通電に際して、通電に必要な両者の接触面圧を安定させることができる。この結果、従来のように接触面圧を確保するために切換接点の支持部材を大きくする必要がなくなり、機器の小形化に寄与することができる。また、固定接点と切換接点との接触面圧の安定に伴い、摩耗量を小さくすることができる。そのため、接点の寿命が延び、メンテナンス間隔を長くとることが可能となり、経済的にも有利である。更に、長穴によって固定電極の位置を変更可能とすることにより切換時間を調整することを可能としたため、この切換時間の調整により主バルブの消弧時間を容易に確保することができる。
【0024】
請求項2の発明は、請求項1記載の負荷時タップ切換器において、前記固定接点の板状部材は、複数枚の銅板または銅合金板を重ね合わせて構成されたことを特徴とする。
上記請求項2の発明では、前記請求項1の発明と同様の作用効果に加えて、固定接点の板状部材が複数枚の銅板または銅合金板であるため、安定した通電性能を確保することができる。
【0025】
請求項3の発明は、請求項1または2記載の負荷時タップ切換器において、前記切換接点は1枚の板状部材から構成され、前記固定接点は前記切換接点を挟む2枚の板状部材から構成されたことを特徴とする。
このような請求項3の発明では、固定接点が切換接点を挟むことにより、より確実に通電回路を構成することができ。このため、通電容量が増大して通電性能はいっそう安定化する。
【0026】
請求項4の発明は、請求項1、2または3記載の負荷時タップ切換器において、前記固定電極に前記固定接点の前記接触子を前記切換接点側に付勢するばね部材が取付けられたことを特徴とする。
以上の請求項4の発明では、固定電極に取付けられたばね部材が接触子を切換接点側に付勢するので、前記請求項3の発明と同じく、通電性能の安定化と通電容量の増大という作用効果を得ることができる。
【0027】
請求項5の発明は、請求項1、2、3または4記載の負荷時タップ切換器において、前記固定接点および前記切換接点の一部または全体は、タングステン、ドープタングステン、クロム銅、ベリリウム銅またはベリリウム銅合金から構成されたことを特徴とする。
上記請求項5の発明では、固定接点および切換接点の一部または全体が、タングステン、ドープタングステン、クロム銅、ベリリウム銅またはベリリウム銅合金からなるため、固定接点および切換接点の摩耗量が少なくなり、寿命と信頼性を向上することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
[1]第1の実施の形態
*構成*
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1〜図8は、請求項1〜6記載の発明に対応する負荷時タップ切換器の第1の実施の形態を示すもので、図1は負荷時タップ切換器の切換開閉器を縦断面して示す正面図、図2は図1のA−A線に沿う矢視断面図、図3は図1のB−B線に沿う矢視断面図、図4は図1のC−C線に沿う矢視断面図、図5は図1のD−D線に沿う矢視断面図、図6は同実施の形態における固定接点と切換接点の構成を示す正面図、図7および図8は同実施の形態におけるカムによる主バルブV1および抵抗バルブV2の開閉動作説明図で、図7の(a)は切換開閉器の接点M1選択状態、図7の(b)は切換開閉器の接点M2選択状態、図8の(a)は接点M1から接点M2への切換時の通電状態、図8の(b)は接点M2から接点M1への切換時の通電状態をそれぞれ示す図である。
【0030】
図1において、1は蓄勢装置(図示点線で示す)であり、この蓄勢装置1は図示しない電動操作機構からの動力を受けてバネを蓄勢し、所定蓄勢量に達した後に瞬発的に蓄勢したエネルギーを放勢して回転力を得るようになっている。2は上端部が蓄勢装置1の出力軸に直結される駆動軸である。駆動軸2は蓄勢装置1から回転力が伝達されて一定範囲を往復回転動作するように構成されており、その上端部がベアリング8aを介してプレート3に回転自在に支持され、中間部がベアリング8bを介してプレート5に回転自在に支持されている。
【0031】
プレート3直下の駆動軸2にはカム4が取付けられており、このカム4には図2に示すように外周側に複数の溝、本例では2個の溝4aまたは4bが設けられている。また、プレート5にはストッパピン9が取付けられている。さらに、駆動軸2の下方には図示しない支柱によりプレート7が固定されている。
【0032】
カム4の外周側には、図2、図4及び図5に示すように円周方向を3等分した位置に、U,V,Wで示す3相器を構成する各相の主バルブU1,V1、W1および抵抗バルブU2,V2、W2の計6個の真空バルブがそれぞれ配置されている。図1に示すように主バルブV1にはバルブ可動接点41およびバルブ固定接点42が設けられている。また、バルブV1とカム4との間にはカム4の回転により主バルブV1を開閉する開閉機構30が設けられる。主バルブV1および抵抗V2の下部には絶縁サポート6が設けられている。
【0033】
開閉機構30は、駆動ボス20と、この駆動ボス20に設けられ且つカム4の溝4aまたは4bと係合するローラ21と、バルブ可動接点41に連結された開閉ボス24と、駆動ボス20と開閉ボス24との間に設けたワイプばね25とから構成されている。開閉ボス24は導線22を介して3相交流電路の中性点Nに接続されている。また、バルブ固定接点42は、図示しない限流抵抗Rに接続されている。なお、開閉機構30については真空バルブを開閉するための機構であり、主バルブV1以外の主バルブU1,W1も抵抗バルブU2,V2、W2も同様に設置されている。前述したように、本実施の形態では3相器の構成を示しており、図4および図5に示すように円周方向に3等分して各相が配置されている。上記では1相分の真空バルブの構成を述べたが、他の相の各真空バルブについても同様の構成である。
【0034】
駆動軸2の図示下部には空転機構40が設けられている。この空転機構40は、駆動軸2に連結キー11により固定された第1のカップリング10と、このカップリング10と開離自在に回転する第2のカップリング51とから構成されている。第2のカップリング51には絶縁軸53が連結され、この絶縁軸53に従動部50が構成される。
【0035】
第1のカップリング10および第2のカップリング51には、図3に示すようにそれぞれ凸部10aおよび凹部51aが設けられ、第1のカップリング10の凸部10aを第2のカップリング51の凹部51a間に位置させて開離自在に組合せられている。また、これら凸部10aおよび凹部51a間に空転角度δが設定されている。この空転角度δを設定したことにより、従動部50は駆動軸2の回転に対して一定の時間遅れて回転するようになっている。
【0036】
さらに、絶縁軸53の外周側には集電リング54が設けられている。この集電リング54の下部に板状の切換接点65が取付けられている。切換接点65は従動部50の回転に伴って回転するようになっている。また、切換接点65は、タングステンあるいはドープタングステンによって構成されている。ドープタングステンとはタングステンに微量の添加物を加えたものである。主バルブV1のバルブ固定接点42下部には通電台71が取付けられている。通電台71の下方には絶縁リング74が配置されている。
【0037】
図5に示すように、絶縁リング74には円周方向に伸びる長穴75が複数形成されており、各長穴75に固定電極S1またはS2がボルト76で固定されている。図1および図5に示すように、固定電極S1,S2にはそれぞれ、切換接点65側に突出した板状部材からなる固定接点60が取付けられている。さらに固定電極S1,S2は図示しない切換開閉器の接点M1,M2にそれぞれ接続されている。スライド接点70は通電台71を介して主バルブV1のバルブ固定接点42に接続されている。また、スライド接点70は集電リング54と摺動しながら常時橋絡されている(図4参照)。
【0038】
ここで、固定接点60の詳細について図5および図6を参照して説明する。図6に示すように、固定接点60はばね性を有する銅合金板61を複数枚重ね合わせて構成されており、その先端部に互いに向い合う半球状の接触子64が設けられている。また、銅合金板61の基端部はサポート62および座金63を介して固定電極S1またはS2の表裏にボルト67によって固定されている。
【0039】
このような固定接点60は、従動部50の回転に伴って回転する切換接点65を上下から挟み込んで接触し、固定電極S1,S2のどちらか一方と、スライド接点70とを橋絡して通電回路を構成するようになっている。さらに、銅合金板61と共に板ばね68の基端部が固定電極S1またはS2にボルト67によって固定されている。板ばね68の先端部は接触子61に接しており、接触子61を切換接点65側に付勢するようになっている。なお、スライド接点70は固定接点60と同様の構成になっている。
【0040】
*作用効果*
次に上記のように構成された第1の実施の形態の作用について説明する。まず、負荷時タップ切換器全体の作用について述べる。図7および図8は主バルブV1、抵抗バルブV2を開閉するカム4の動作説明図である。外周側に溝4a,4bを設けたカム4の回転に伴い、主バルブV1および抵抗バルブV2が開閉される。
【0041】
図7および図8の(a)を用いて接点M1から接点M2への切換動作について説明する。蓄勢装置1の出力によって駆動軸2が回転すると、これと同時にカム4は図7(a)の接点M1の選択状態から図中右方向に回転する。これに伴って抵抗バルブV2が閉じる。接点M1から接点M2への切換動作では、図8中の(a)に示すように、切換時間Tにおいてt4,t1,t2,t3の順番で通電状態が移行する。
【0042】
すなわち、時間t4が経過すると、主バルブV1が開く。このとき、空転機構40の従動部50では第1のカップリング10の凸部10aおよび第2のカップリング51の凹部51a間に形成された空転角度δの間、空転する。そのため、切換接点65には動作遅れ時間tδが発生する。この動作遅れ時間tδが生じたことにより、時間t1が長くなる。
【0043】
時間t1が経過すると、固定電極S1とスライド接点70とを橋絡していた切換接点65が固定接点60から離れ、固定電極S1はオフとなる。さらに、時間t2が経過すると、切換接点65が固定接点60に接触し、固定電極S2はオンとなる。最終的に時間t3経過後、主バルブV1が閉じる。このとき、切換接点65は固定接点60を介して固定電極S2とスライド接点70間を橋絡した状態となっている。
【0044】
逆に切換開閉器の接点M2からM1方向へ移動する場合は、カム4が図7(b)の状態から図示左方向に回転する。これに伴い、まず主バルブV1が開く。このとき、図8中の(b)に示すように、切換時間Tにおいて時間t1,t2,t3,t4の順番で通電状態が移行する。
【0045】
すなわち、t1経過後に切換接点65は固定接点60から離れ、固定電極S2はオフとなる。この時にも動作遅れ時間tδが生じることにより、時間t1が長くなっている。そして、t2経過後に切換接点65は固定接点60に接触し、固定電極S1はオンとなる。さらにt3経過後に主バルブV1が閉じ、最後にt4経過後に抵抗バルブV2が閉じる。このとき、切換接点65は固定接点60を介して固定電極S1とスライド接点70との間が橋絡された状態となる。また、主バルブV1が閉じている状態にあるときは、ワイプばね25が圧縮されており、主バルブV1のバルブ可動接点41に通電に必要な接触力を与えている。
【0046】
上記のような第1の実施の形態によれば、以下の効果を得ることができる。第1には、通電性能の安定化を図ることができる。これは、従動部50と共に回転する切換接点65を簡易な構成にして、切換接点65動作時の振動や固定接点60との接触面圧の変動を小さくできるからである。また、固定接点60が複数枚の銅合金板61である点、固定接点60が切換接点65を挟む構成である点、固定接点60が板ばね68を有する点、さらには切換接点65がタングステンまたはドープタングステンからなる点などが、通電性能の安定化に寄与することができる。
【0047】
第2には、機器の小形化を進めることができる。切換接点65と固定接点60との接触面圧を確保するために従来では切換接点65を径の大きい部材で支持する構成をとっていたが、切換接点65および固定接点60の接触面圧変動が小さい第1の実施の形態では、銅合金板61のばね性および板ばね68の付勢力によって確実に切換接点65と固定接点60とを接触させることができ、大径部材は不要となる。
【0048】
第3には、コストの低減化が実現する。第1の実施の形態においては、前述したように切換接点65がタングステンまたはドープタングステンからなり、しかも固定接点60および切換接点65の接触面圧の変動が小さい。そのため、両接点60,65の接離動作を繰返しても摩耗量は少なく、固定接点60および切換接点65の寿命が延びる。したがって、メンテナンスの間隔が長くなり、コストを抑えることができる。
【0049】
第4には、主バルブV1の消弧時間を十分に確保して性能の安定化を図ることができる。すなわち、空転機構40の作用により動作遅れ時間tδが生じるので、時間t1を長くすることができる。また、固定電極S1,S2の位置を長穴75によって移動させることによっても、切換時間を調整することが可能である。このような切換時間の調整により主バルブV1の消弧時間を容易に確保することができる。
以上述べたような第1の実施の形態によれば、負荷時タップ切換器の切換開閉器において、切換接点65と固定電極60との接触面圧を安定させて機器の小形化およびコストの低減化を図ることができ、信頼性を大幅に向上させることが可能である。
【0050】
[2]第2の実施の形態
*構成*
次に、第2の実施の形態を図9〜図11を参照して説明する。なお、第1の実施の形態と同一の部材については図1から図8と同一の符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分について述べる。図9は負荷時タップ切換器の切換開閉器を縦断面して示す正面図、図10は図9のE−E線に沿う矢視断面図、図11は図9のF−F線に沿う矢視断面図である。
【0051】
図9において、集電リング54に切換接点265が取付けられている。切換接点265は、タングステンまたはドープタングステンによって構成されている。また図10に示すように、固定電極S81,S82は絶縁リング74に設けた長穴75にボルト76で固定されている。この固定電極S81,S82には、それぞれ固定接点260が設けられている。切換接点265は従動部50の回転に伴い、固定接点260を介して固定電極S81,S82のどちらか一方とスライド接点70とを橋絡するようになっている。
【0052】
固定接点260の詳細を図10および図11により述べる。固定接点260には互いに向い合う2枚1対のブレード84が設けられている。ブレード84はピン83を介して回転可能に固定電極S81,S82に接続されている。第2の実施の形態では、ブレード84は3対で構成されている。また、ブレード84間にはばね85が設けられている。
【0053】
*作用効果*
以上のように構成された第2の実施の形態では、ばね85の付勢力を受けた2枚1対のブレード84が確実に切換接点265を把持するので、固定接点260は切換接点265を挟み込んで接触し通電回路を確実に構成することができる。このような第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の作用と効果に加えて、固定接点260において固定電極S1,S2の傾き等による接触面圧への影響を受け難くなり、さらに信頼性が向上するという効果がある。
【0054】
[3]他の実施の形態
本発明による実施の形態は、前述の形態に限るものではなく、負荷時タップ切換器の用途に応じて種々変形して実施できることは勿論である。例えば、本実施例の切換開閉器の形態を負荷時タップ切換器のタップ選択器にも適用することが可能である。また、切換開閉器の切換接点および固定接点を、クロム銅、ベリリウム銅またはベリリウム銅合金で構成することにより、本発明と同様の効果を得ることが可能である。さらに、固定接点および切換接点の相対的な距離が変わるのであれば、固定接点および切換接点の両方が移動自在に配置されていても良く、その構成は適宜変更可能である。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の負荷時タップ切換器によれば、切換接点と固定電極との接触面圧を安定させ、接点の摩耗量を少なくすることによって機器の小形化、コストの低減化および長寿命化を図り、信頼性を高めことができる。更に、長穴によって固定電極の位置を変更可能とすることにより切換時間を調整することを可能としたため、この切換時間の調整により主バルブの消弧時間を容易に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の負荷時タップ切換器の切換開閉器を縦断面して示す正面図。
【図2】図1のA−A線に沿う矢視断面図。
【図3】図1のB−B線に沿う矢視断面図。
【図4】図1のC−C線に沿う矢視断面図。
【図5】図1のD−D線に沿う矢視断面図。
【図6】第1の実施の形態における固定接点と切換接点の構成を示す正面図。
【図7】第1の実施の形態における主バルブV1、抵抗バルブV2を開閉するカムの動作説明図で、(a)は切換開閉器の接点M1選択状態を示す図、(b)は切換開閉器の接点M2選択状態を示す図。
【図8】第1の実施の形態における主バルブV1、抵抗バルブV2を開閉するカムの動作説明図で、(a)は接点M1から接点M2への切換時の通電状態を示す図、(b)は接点M2から接点M1への切換時の通電状態を示す図。
【図9】本発明の第2の実施の形態の負荷時タップ切換器の切換開閉器を縦断面して示す正面図。
【図10】図9のE−E線に沿う矢視断面図。
【図11】図9のF−F線に沿う矢視断面図。
【図12】1抵抗2バルブ式負荷時タップ切換器の原理を示す回路構成図。
【図13】1抵抗2バルブ式負荷時タップ切換器の動作原理を説明するための回路構成図。
【図14】従来の負荷時タップ切換器の切換開閉器の正面図。
【図15】図14のX−X線に沿う矢視断面図。
【図16】従来の負荷時タップ切換器の主バルブV1、抵抗バルブV2を開閉するカムの動作説明図で、(a)は切換開閉器の接点M1選択状態を示す図、(b)は切換開閉器の接点M2選択状態を示す図。
【図17】従来の負荷時タップ切換器の主バルブV1、抵抗バルブV2を開閉するカムの動作説明図で、(a)は接点M1から接点M2への切換時の通電状態を示す図、(b)は接点M2から接点M1への切換時の通電状態を示す図。
【符号の説明】
2…駆動軸
4…カム
4a,4b…溝
30…開閉機構
40…空転機構
41…バルブ可動接点
42…バルブ固定接点
50…従動部
60,260…固定接点
61…銅合金板
64…接触子
65,265…切換接点
68…板ばね
70…スライド接点
75…長穴
84…ブレード
85…ばね
U1,V1,W1…主バルブ
U2,V2,W2…抵抗バルブ
S1,S2,S81,S82…固定電極
M1,M2…接点
N…中性点
T…切換時間
δ…空転角度
tδ…動作遅れ時間

Claims (5)

  1. 負荷時に負荷電流を遮断して変圧器タップ巻線の一つのタップから隣接するタップに電流を移す切換開閉器と、前記タップを要求された位置に選択するタップ選択器とが設けられた負荷時タップ切換器において、
    前記切換開閉器には、外部より与えられる駆動力により回転する駆動軸と、前記駆動軸に取付けられるカムと、真空バルブと、前記カムの回転により前記真空バルブを開閉する開閉機構と、前記駆動軸の回転に対して一定の時間遅れて回転する従動部を有する空転機構が設けられ、
    前記従動部に切換接点が取付けられ、
    前記空転機構の回転によりどちらか一方が切換接点と接触するように2個1対の固定接点が配置され、
    前記固定接点は、前記切換接点側に突出した板状部材から構成され、その基端部に固定電極が取付けられ、先端部に前記切換接点に接する接触子が設けられ、
    前記固定電極をボルトで固定するための長穴を有する絶縁リングが設けられ、且つ、前記長穴は、前記固定接点と前記切替接点との相対的な距離を変更可能とするよう前記固定電極の前記絶縁リングに対する固定位置を変更可能とした円周方向に伸びる形状を有することを特徴とする負荷時タップ切換器。
  2. 前記固定接点の板状部材は、複数枚の銅板または銅合金板を重ね合わせて構成されたことを特徴とする請求項1記載の負荷時タップ切換器。
  3. 前記切換接点は1枚の板状部材から構成され、前記固定接点は前記切換接点を挟む2枚の板状部材から構成されたことを特徴とする請求項1または2記載の負荷時タップ切換器。
  4. 前記固定電極に前記固定接点の前記接触子を前記切換接点側に付勢するばね部材が取付けられたことを特徴とする請求項1、2または3記載の負荷時タップ切換器。
  5. 前記固定接点および前記切換接点の一部または全体は、タングステン、ドープタングステン、クロム銅、ベリリウム銅またはベリリウム銅合金から構成されたことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の負荷時タップ切換器。
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