JP2001015357A - 負荷時タップ切換器 - Google Patents

負荷時タップ切換器

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JP2001015357A
JP2001015357A JP11189121A JP18912199A JP2001015357A JP 2001015357 A JP2001015357 A JP 2001015357A JP 11189121 A JP11189121 A JP 11189121A JP 18912199 A JP18912199 A JP 18912199A JP 2001015357 A JP2001015357 A JP 2001015357A
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Japan
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tap
contact
drive shaft
wheel
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JP11189121A
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Inventor
Yoshinobu Taniguchi
嘉信 谷口
Kousaku Honma
高作 本間
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】小形かつ簡易な構成で、真空バルブや機構全体
に働く偏心力や振動が小さく、しかも確実に主バルブの
消弧時間を確保して信頼性の向上を図る。 【解決手段】真空バルブを用いた1抵抗2バルブ式の負
荷時タップ切換器において、外部より与えられる駆動力
により回転する駆動軸に取付けられたホイールと真空バ
ルブとの間に設けられ、ホイールの回転によって真空バ
ルブを開閉する開閉機構と、駆動軸の下部に設けられ、
駆動軸の回転に対して一定の時間遅れて回転する従動部
を有する空転機構と、この空転機構の従動部に取付けら
れた切換接点とで構成し、ホイールは外周側に複数の切
欠部を設け、開閉機構はローラをホイールの一平面に接
するように連結した駆動ボスと、真空バルブの可動接点
に連結した開閉ボスと、これら駆動ボスと開閉ボスとの
間に設けたワイプばねと、開閉ボスと前記真空バルブと
の間に設けた駆動ばねとから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は変圧器タップ巻線の
タップを負荷時に切換えて電圧調整を行う負荷時タップ
切換器において、特に真空バルブを用いた負荷時タップ
切換器に関する。
【0002】
【従来の技術】電力機器の小形化、コスト低減の要求
は、ますます高まっている。一方、電力機器には高い信
頼性も同時に要求される。これらの要求に答えるには、
簡易な構成で機能を満たすような方式や構成を考案する
必要がある。
【0003】負荷時タップ切換器は、負荷時に負荷電流
をしゃ断して隣接するタップに電流を移すタップ切換器
と、タップ巻線のタップを要求された位置に選択するタ
ップ選択器から構成されている。
【0004】後者のタップ選択器はタップを比較的低速
度で選択し、負荷電流を直接遮断する必要がないため、
構成をシンプルにし易い。一方、前者のタップ切換器
は、負荷電流を直接しゃ断するため一定以上の速度が必
要であり、また後述するような一定の時間差を設ける機
能が必要である。これらの点が、構造が複雑でかつ部品
数が多くなる要因となっている。
【0005】近年、従来から一般的に用いられている油
中しゃ断方式に比べて保守費用の低減が可能な真空バル
ブを用いた負荷時タップ切換器が普及している。この真
空バルブを用いた方式は種々考案されているが、その一
例として、1個の限流抵抗と2個の真空バルブを用いた
1抵抗2バルブ式の原理を説明する。
【0006】図14は1抵抗2バルブ式負荷時タップ切
換器の原理を説明するための回路構成図である。
【0007】図14(a)において、タップ切換器の接
点M1,M2は、タップ選択器に接続されている。ま
た、固定接点S1,S2はそれぞれタップ切換器の接点
M1,M2に接続されている。切換接点Smはスライド
接点S0と固定接点S1またはS2のどちらか一方を橋
絡する。
【0008】スライド接点S0に主バルブV1の一端が
接続され、その他端は3相交流電路の中性点Nに接続さ
れている。またタップ選択器の一方の接点M2にタップ
間の循環電流を制限する限流抵抗Rを介して抵抗真空バ
ルブWの一端が接続され、その他端は3相交流電路の一
相に接続されている。
【0009】ここで、切換動作順序について図14
(b)により述べる。
【0010】図14(b)において、(1)はタップ切
換器の接点M1が選択されている状態で、主バルブV1
が閉じ、スライド接点S0より切換接点Sm、固定接点
S1、タップ選択器の接点M1及びタップT1を通して
変圧器のタップ巻線TWに負荷電流が流れている。この
状態から、抵抗バルブV2が閉じると(2)に示すよう
にタップ切換器の接点M1とM2との間にタップ選択器
を通して循環電流Icが流れる。
【0011】次いで(3)に示すように主バルブV1が
開いて電流をしゃ断すると、電流は抵抗バルブV2側に
移る。その後、(4)に示すように切換接点Smが動き
始め、(5)に示すように切換接点Smが固定接点S2
側へ切換を完了する。さらに(6)に示すように主バル
ブV1が閉じて1つのタップ切換動作が終了する。
【0012】以上は接点M1からM2への切換動作であ
り、接点M2からM1への切換は(6)から(1)へと
逆方向の動作になる。
【0013】このような動作原理による従来の負荷時タ
ップ切換器としては、例えば図15に示すような構成の
ものがある。
【0014】図15(a)は従来の負荷時タップ切換器
を縦断面して示す正面図であり、図15(b)は図15
(a)中のX−X線に沿う矢視断面図である。
【0015】図15において、102は蓄勢装置101
より回転力が伝達される駆動軸で、この駆動軸102は
プレート106及び絶縁サポート119に軸受を介して
回転自在に支持されている。
【0016】また、108は駆動軸102の上部に固着
されたカムで、このカム108の外周部には主バルブV
1用と抵抗バルブV2用の2つの溝108a,108b
が設けられている。
【0017】さらに、110はプレート106の下面に
取付けられた保持台で、この保持台110に直動ガイド
109が連結され、この直動ガイド109にはスライダ
112が上下運動可能に支持されている。このスライダ
112にはカムフォロア111aが取付けられ、このカ
ムフォロア111aは上記主バルブV1用の溝108a
に回転自在に係合し、スライダ112を上下動させるよ
うになっている。
【0018】また、上記スライダ112は円筒部を有
し、この円筒部内に主バルブV1の通電上必要な接触圧
を与えるワイプばね113が設けられ、その一端はワイ
ドプロッド114を介して主バルブV1の可動接点11
7aに連結されている。
【0019】以上は主バルブV1側の構成であるが、抵
抗バルブV2側の可動接点とカム108との間にも同様
な構成の機構が設けられている。
【0020】一方、120は駆動軸102と同心円状に
設けられ、且つ上記絶縁サポート119の下面にその一
方の開口端が取付けられた絶縁筒で、この絶縁筒119
の内側にスライド接点S0と切換接点S1,S2が設け
られている。
【0021】そして、スライド接点S0には上記主バル
ブV1の固定接点117bが導体118を介して接続さ
れている。さらに、駆動軸102の下部に可動部150
が固着され、この可動部には前記スライド接点S0と切
換接点S1,S2に接離する切換接点Smが設けられて
いる。
【0022】この場合、可動部150が回転する時、切
換接点Smは、スライド接点S0と常時接触し、また切
換接点S1、S2とはどちらか一方とのみ接触するよう
に構成されている。
【0023】次に上記従来例の負荷時タップ切換器の動
作について説明する。
【0024】図16は主バルブV1、抵抗バルブV2を
開閉するカム108の動作説明図である。カム108の
回転に伴い、カムフォロア111a、スライダ112、
ワイプバネ113、ワイプロッド114を介して主バル
ブV1の可動接点117aが駆動される。抵抗バルブV
2についても同様である。図16中の(a)はタップ切
換器の接点M1選択状態、(b)はタップ切換器の接点
M2選択状態、(c)はM1からM2への切換時の通電
状態、(d)はM2からM1への切換時の通電状態を示
す。
【0025】以下に接点M1からM2への切換動作につ
いて説明する。蓄勢装置101の出力によって駆動軸1
02が回転すると、同時にカム108が図16(a)の
状態から図中右方向に回転する。これに伴い、まず抵抗
バルブV2が閉じる。さらに時間t4が経過すると、主
バルブV1が開く。この時、可動部150と共に回転す
る切換接点Smは、固定接点S1とスライド接点S0と
を橋絡している。
【0026】さらに、時間t1が経過すると、切換接点
Smは固定接点S1から離れる。さらに時間t2が経過
すると、切換接点Smが固定接点S2に接触する。さら
に時間t3経過後、主バルブV1が閉じる。このとき、
切換接点Smは固定接点S2とスライド接点S0間を橋
絡した状態となっている。
【0027】以上はタップ切換器の接点M1からM2方
向へ移動する場合である。逆にM2からM1方向への動
作は、カム108が図16(b)の状態から図中左方向
に回転する。これに伴い、まず主バルブV1が開き、t
1経過後に切換接点S2が開く。そして、t2経過後に
切換接点S1が閉じ、さらにt3経過後に主バルブV1
が閉じ、最後にt4経過後に抵抗バルブV2が閉じる。
このとき、切換接点Smは固定接点S1とスライド接点
S0間を橋絡した状態となっている。
【0028】図16(c)、(d)から明らかなよう
に、タップ切換器の接点M1からM2移動時と、M2か
らM1移動時の両方で同時に時間t1を長くするには限
界がある。これは駆同軸102にカム108と可動部1
50が直結して固着されているため、正逆方向回転がほ
ぼ対称の動きとなるためである。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の負荷
時タップ切換器においては、前述したように小形化、簡
易な構成によるコスト低減および信頼性の向上という要
求に加え、以下のような課題がある。
【0030】(1)主バルブV1及び抵抗バルブV2
は、カム108の外周側に設けた溝によりスライダ11
2を介して上下方向に駆動される。このため、スライダ
112を介して真空バルブの可動接点117aに偏心力
が働く。この偏心力は可動接点117aの振動や傾きの
要因となる。そこで、スライダ112を支持する直動ガ
イド109や保持台110には大きな剛性が必要であ
り、強固な構成が取られている。
【0031】(2)主バルブV1は、切換接点Smが固
定接点S1またはS2から離れるより速く電流の遮断を
完了する必要がある。このため、図16(c)(d)に
示した時間t1を長くした方が、確実に主バルブV1の
消弧時間を確保でき、性能が安定する。
【0032】前述したように従来例では正逆方向の回転
がほぼ対称なため、時間t1を長くするには図16中の
切換時間Tを長くする必要がある。しかしながら、カム
108の外径を大きくして円周距離を延ばす方法等は、
駆動源である蓄勢装置101を含めた負荷時タップ切換
器全体を大形化してしまう。
【0033】本発明は、小形かつ簡易な構成で、上記の
ような問題点を解決できる信頼性の高い負荷時タップ切
換器を提供することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような手段により負荷時タップ切換器
を構成するものである。
【0035】請求項1に対応する発明は、変圧器のタッ
プ巻線に有する複数のタップを一つのタップから隣接す
るタップに切換えるタップ切換器と、前記タップに接続
された固定接点を要求された位置に選択する可動接点を
備えたタップ選択器とからなる負荷時タップ切換器にお
いて、前記タップ切換器は、外部より与えられる駆動力
により回転する駆動軸と、この駆動軸に取付けられ、且
つ外周側に複数の切欠き、又は板厚方向の溝を設けたホ
イールと、このホイールの一方の面の外周側に対応させ
て設けられた真空バルブと、これらホイールと真空バル
ブとの間に設けられ、ホイールの回転によって前記真空
バルブを開閉する開閉機構と、前記駆動軸の下部に設け
られ、駆動軸の回転に対して一定の時間遅れて回転する
従動部を有する空転機構と、この空転機構の従動部に取
付けられた切換接点とを備え、前記開閉機構は、ローラ
を前記ホイールの一平面に接するように連結した駆動ボ
スと、前記真空バルブの可動接点に連結した開閉ボス
と、これら駆動ボスと開閉ボスとの間に設けたワイプば
ねと、前記開閉ボスと前記真空バルブとの間に設けた駆
動ばねとから構成されたものである。
【0036】上記請求項1に対応する発明の負荷時タッ
プ切換器にあっては、ホイールが駆動ボスおよび開閉ボ
スを介して真空バルブの可動接点を上下方向に駆動する
時、偏心力が働かないため、真空バルブの開閉動作を安
定させることができる。
【0037】請求項2に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の負荷時タップ切換器において、前記真空バ
ルブは限流抵抗に直列接続した抵抗バルブとこの抵抗バ
ルブに並列に設けた主バルブから構成し、これら主バル
ブ及び抵抗バルブを3相各相に対応させて前記駆動軸の
回転軸を中心とする異なる半径の円周上にそれぞれ配置
したものである。
【0038】上記請求項2に対応する発明の負荷時タッ
プ切換器にあっては、上記請求項1に対応する発明と同
様の作用に加え、前記ホイールの回転角度をより大きく
設定することが可能となる。
【0039】請求項3に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の負荷時タップ切換器において、前記駆動ボ
スに直動軸受を設け、さらにこの直動軸受の内周側に摺
動自由にガイド棒を設け、このガイド棒を静止部に固定
して前記駆動ボスを上下動可能な構成としたものであ
る。
【0040】上記請求項3に対応する発明の負荷時タッ
プ切換器にあっては、請求項1に対応する発明と同様の
作用に加え、前記駆動ボスの動作時の振動を低減でき
る。
【0041】請求項4に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の負荷時タップ切換器において、前記駆動ボ
スに長穴を設け、また前記開閉ボスにはガイドピンを設
け、前記長穴の内周を前記ガイドピンが摺動可能な構成
としたものである。
【0042】上記請求項4に対応する発明の負荷時タッ
プ切換器にあっては、請求項1に対応する発明と同様の
作用に加え、前記開閉ボスの動作時の振動を低減でき
る。
【0043】請求項5に対応する発明は、変圧器のタッ
プ巻線に有する複数のタップを一つのタップから隣接す
るタップに切換えるタップ切換器と、前記タップに接続
された固定接点を要求された位置に選択する可動接点を
備えたタップ選択器とからなる負荷時タップ切換器にお
いて、前記タップ切換器は、外部より与えられる駆動力
により回転する駆動軸と、この駆動軸に取付けられ、且
つ外周側に複数の切欠き、又は板厚方向の溝を設けたホ
イールと、このホイールの一方の面の外周側に対応させ
て設けられた真空バルブと、これらホイールと真空バル
ブとの間に設けられ、ホイールの回転によって前記真空
バルブを開閉する開閉機構と、前記駆動軸の下部に設け
られ、駆動軸の回転に対して一定の時間遅れて回転する
従動部を有する空転機構と、この空転機構の従動部に取
付けられた切換接点とを備え、前記空転機構は、前記駆
動軸に連結された第1のカップリングと従動部に連結さ
れた第2のカップリングとから構成され、この第1のカ
ップリングと第2のカップリングには複数の凸部を設
け、これらの凸部を開離自在に係合して構成したもので
ある。
【0044】上記請求項5に対応する発明の負荷時タッ
プ切換器にあっては、切換時間T(図16中に示す)の
内、時間t1を長くして主バルブの消弧時間を確保し、
安定した性能を得ることができる。さらに、空転機構に
働く偏心力を低減できる。
【0045】請求項6に対応する発明は、請求項5に対
応する発明の負荷時タップ切換器において、前記第1の
カップリングまたは第2のカップリングのどちらか一方
に、回転自由にベアリングを設け、このベアリングとも
う一方のカップリングの凸部を開離自在に係合したもの
である。
【0046】上記請求項6に対応する発明の負荷時タッ
プ切換器にあっては、請求項5に対応する発明と同様の
作用に加え、空転機構に働く衝撃力を低減することがで
きる。
【0047】請求項7に対応する発明は、変圧器のタッ
プ巻線に有する複数のタップを一つのタップから隣接す
るタップに切換えるタップ切換器と、前記タップに接続
された固定接点を要求された位置に選択する可動接点を
備えたタップ選択器とからなる負荷時タップ切換器にお
いて、前記タップ切換器は、外部より与えられる駆動力
により回転する駆動軸と、この駆動軸に取付けられ、且
つ外周側に複数の切欠き、又は板厚方向の溝を設けたホ
イールと、このホイールの一方の面の外周側に対応させ
て設けられた真空バルブと、これらホイールと真空バル
ブとの間に設けられ、ホイールの回転によって前記真空
バルブを開閉する開閉機構と、前記駆動軸の下部に設け
られ、駆動軸の回転に対して一定の時間遅れて回転する
従動部を有する空転機構と、この空転機構の従動部に取
付けられた切換接点とを備え、前記切換接点は、複数枚
の銅合金板を重ね合せ、一端に接点を固定し、他端を前
記空転機構の従動部に連結して構成されたものである。
【0048】上記請求項7に対応する発明の負荷時タッ
プ切換器にあっては、簡易な構成で通電に必要な安定し
た接触面圧を切換接点に作用させることができる。
【0049】請求項8に対応する発明は、請求項7に対
応する発明の負荷時タップ切換器において、前記切換接
点に、通電用平網線を並列に設けたものである。
【0050】上記請求項8に対応する発明の負荷時タッ
プ切換器にあっては、請求項7に対応する発明と同様の
作用に加え、さらに大容量の通電性能を得ることが可能
となる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。
【0052】図1及び図2は本発明による負荷時タップ
切換器の第1の実施の形態を示すもので、図1は負荷時
タップ切換器を縦断面して示す正面図、図2は図1のA
−A線に沿う矢視断面図である。
【0053】図1において、1は蓄勢装置(図示点線で
示す)で、この蓄勢装置1は図示しない電動操作機構か
らの動力を受けてバネを蓄勢し、所定蓄勢量に達した後
に瞬発的に蓄勢したエネルギーを放勢して回転力を得る
ものである。
【0054】また、2は上端部が蓄勢装置1の出力軸に
直結され、蓄勢装置1から回転力が伝達されて一定範囲
を往復回転動作する駆動軸で、この駆動軸2はその上端
部側の軸周面にベアリングを介してプレート3に、駆動
軸2の中間部の軸周面にベアリングを介してプレート5
に回転自在にそれぞれ支持されている。
【0055】さらに、4はプレート3直下の駆動軸2に
取付けられたホイールで、このホイール4には図2に示
すように外周側に複数の切欠部、本例では3個の切欠部
が等間隔を存して設けられている。また、駆動軸2の下
方に設けられた絶縁サポート6は、図示しない支柱によ
り固定されている。
【0056】他方、ホイール4の下部には、図2、図4
及び図5に示すように円周方向を3等分した位置に、
U,V,Wで示す3相器を構成する各相の主バルブU
1,V1、W1及び抵抗バルブU2,V2、W2の計6
個の真空バルブがそれぞれ配置されている。さらに、各
真空バルブとホイール4との間には開閉機構30がそれ
ぞれ同様に設けられる。
【0057】この開閉機構30は、プレート3に固定さ
れたガイド棒29を軸として直動軸受28を介して摺動
自在に設けられた駆動ボス20と、この駆動ボス20に
形成された凹部内にローラピン23を介して回転自在に
支持され、且つホイール4の下面と接するように配置さ
れたローラ21と、主バルブV1の可動接点41に連結
され、図6に示すように駆動ボス20の連結部に設けら
れた長穴24aに摺動可能に挿入されたガイドピン24
bを有する開閉ボス24と、駆動ボス20と開閉ボス2
4との間に設けたワイプばね25と、開閉ボス24と主
バルブV1との間の可動軸周囲部に駆動ばね26が設け
られている。
【0058】上記では真空バルブV1に対応する開閉機
構30の構成を述べたが、他の相の各真空バルブに対応
する開閉機構についても同様の構成なので、ここではそ
の説明を省略する。
【0059】なお、開閉ボス24は導線22を介して3
相交流電路の中性点に接続される。
【0060】一方、駆動軸2の図示下部には空転機構4
0が設けられている。この空転機構40は、駆動軸2に
連結キー11により固定された第1のカップリング10
と、このカップリング10と開離自在に回転する第2の
カップリング51とを備えている。第2のカップリング
51には絶縁軸53が連結され、この絶縁軸53に従動
部50が構成される。
【0061】第1のカップリング10及び第2のカップ
リング51には、図3に示すようにそれぞれ2個の凸部
が軸対称に設けられ、第1のカップリング10の凸部が
第2のカップリング51の凸部間に位置させて開離自在
に組合せられている。また、これら第1及び第2のカッ
プリング10,51の凸部間には空転角度δが設けてあ
り、この空転角度δによる時間遅れによって、後述する
ように図8に示した時間t1を長くして各主バルブの消
弧時間の確保を可能としている。
【0062】また、絶縁軸53の外周側には集電リング
54が設けられ、この集電リング54に切換接点60が
取付けられている。この切換接点60は、従動部50の
回転に伴って、固定接点S1またはS2のどちらか一方
とスライド接点70とを橋絡するものである。固定接点
S1,S2は図示しないタップ切換器の接点M1,M2
にそれぞれ接続されている。スライド接点70は集電リ
ング54と摺動しながら常時橋絡している。また、スラ
イド接点70は通電台71を介して主バルブV1の固定
接点42に接続されている。
【0063】ここで、切換接点60とスライド接点70
の詳細を図7により述べる。切換接点60とスライド接
点70は同一の構成になっている。図7において、銅合
金板61はばね性を有する銅合金板を復数枚重ね合わせ
たもので、その一端を接点64の装着により一体化して
いる。また、銅合金板61の他端は集電リング54にボ
ルト67によって固定されている。これを集電リング5
4の表裏に取付け、固定接点S1又はS2を挟み込んで
接触し通電回路を構成する。
【0064】一方、抵抗バルブV2の固定接点は、図示
しない抵抗Rに接続されている。前述したように、本実
施の形態では3相器の構成を示しており、図4および図
5に示すように円周方向に3等分して各相が配置され、
その開閉機構30については主バルブV1のそれと同様
なので、ここではその説明を省略する。
【0065】上記では1相分の真空バルブV1の開閉機
構30の構成を述べたが、他の相の各真空バルブに対応
する開閉機構についても同様の構成なので、ここではそ
の説明を省略する。
【0066】次に上記のように構成された負荷時タップ
切換器の作用を説明する。
【0067】まず、負荷時タップ切換器全体の作用と空
転機構の作用について述べる。
【0068】図8は主バルブV1、抵抗バルブV2を開
閉するホイール4の動作説明図である。外周側に切欠部
を設けたホイール4の回転に伴い、主バルブV1および
抵抗バルブV2が開閉される。
【0069】以下に接点M1からM2への切換動作につ
いて説明する。
【0070】蓄勢装置1の出力によって駆動軸2が回転
すると、これと同時にホイール4は図8(a)の接点M
1の選択状態から図中右方向に回転する。これに伴い、
まず抵抗バルブV2が閉じる。さらに、時間t4が経過
すると、主バルブV1が開く。
【0071】この時、空転機構40は空転角度δの間空
転し、切換接点60には動作遅れ時間tδが発生する。
さらに、時間t1が経過すると、固定接点S1とスライ
ド接点70とを橋絡していた切換接点60が固定接点S
1から離れる。
【0072】前述したように時間t1を長くすると、主
バルブの消弧時間を確保し安定した性能を得ることがで
きる。図8(c)から明らかなように、動作遅れ時間t
δが生じることによって、時間t1を長くすることが可
能となる。
【0073】また、空転角度δ間の空転後は第1のカッ
プリング10と第2のカップリング51とが軸対称に設
けられたそれぞれ2個の凸部で接触して回転するため、
偏心力が働かず、切換接点の開閉動作が安定する。
【0074】さらに、時間t2が経過すると、切換接点
60が固定接点S2に接触する。さらに時間t3経過
後、主バルブV1が閉じる。このとき、切換接点60は
固定接点S2とスライド接点70間を橋絡した状態とな
っている。
【0075】以上はタップ切換器の接点M1からM2方
向へ移動する場合である。逆にM2からM1方向への動
作は、ホイール4が図8(b)の状態から図示左方向に
回転する。これに伴い、まず主バルブV1が開き、t1
経過後に切換接点S2が開く。この時にも動作遅れ時間
tδが生じることにより、時間t1が長くなる。
【0076】そして、t2経過後に切換接点S1が閉
じ、さらにt3経過後に主バルブV1が閉じ、最後にt
4経過後に抵抗バルブV2が閉じる。このとき、切換接
点60により固定接点S1とスライド接点70との間が
橋絡された状態となる。
【0077】次に開閉機構30の作用を説明する。前述
したように真空バルブは、ホイール4の回転に伴って開
閉される。図6(b)はローラ21がホイール4の下面
と接触して、主バルブV1が閉じている状態を示す。こ
の状態にあるときは、ワイプばね25が圧縮されてお
り、主バルブV1の可動接点41に通電に必要な接触力
を与えている。また、駆動ばね26も圧縮されている。
ローラ21がホイール4に設けた切欠部にある時は、図
6(a)に示したように、ワイプばね25と駆動ばね2
6が放勢して、主バルブV1は開いた状態になる。
【0078】ここで、ローラ21がホイール4の下面と
接して主バルブV1を開閉するので、ホイール4が開閉
機構30を介して主バルブV1を開閉する時、偏心力が
働かず、摩擦力も小さい。また、駆動ボス20に直動軸
受28が設けられているため、駆動ボス20の動作時の
振動を小さくできる。さらに、駆動ボス20に設けた長
穴24aと、開閉ボス24に設けたガイドピン24bと
が摺動するため、開閉ボス24の動作時の振動も小さく
できる。
【0079】また、本実施の形態の切換接点60および
スライド接点70は、簡易な構成で通電に必要な安定し
た接触面圧を作用させることができる。
【0080】以上のような本実施の形態によれば、以下
の効果を得ることができる。
【0081】(1)ローラ21がホイール4の下面と接
して真空バルブを開閉するので、偏心力が働かず、摩擦
力も小さい。また、直動軸受28と長穴24aおよびガ
イドピン24bにより、駆動ボス20と開閉ボス24の
動作時の振動を小さくでき、従って各主バルブと抵抗バ
ルブの開閉動作の信頼性を向上できる。
【0082】(2)空転機構40により動作遅れ時間t
δが生じ、各主バルブの消弧時間を確保することができ
る。また、空転機構40は軸対称に設けられた2個の凸
部で接触するため、偏心力が働かず、切換接点60の動
作が安定する。
【0083】(3)切換接点60およびスライド接点7
0は、簡易な構成で通電に必要な安定した接触面圧を作
用させることができる。
【0084】次に本発明による負荷時タップ切換器の第
2の実施の形態を図9乃至図12を参照して説明する。
【0085】なお、第1の実施の形態と同一の部材につ
いては図1から図8と同一の符号を付してその説明を省
略し、ここでは異なる部分について述べる。
【0086】図9は負荷時タップ切換器を縦断面して示
す正面図、図10は図9のA−A線に沿う矢視断面図で
ある。
【0087】図9において、駆動軸2に取付けられてい
るホイール204には、図10に示すように外周側に複
数の溝、本例では3個の切欠溝が設けられている。本実
施の形態では第1の実施の形態と同様に3相器の構成を
示している。図10に示すように円周方向を3等分して
各相が同様に配置されているが、主バルブU1,V1、
W1と抵抗バルブU2,V2、W2とは、異なる半径の
円周上に配置されている。
【0088】また、主バルブV1とホイール204との
間には開閉機構30が、抵抗バルブV2とホイール20
4との間に開閉機構230がそれぞれ設けられる。ここ
で、開閉機構30は第1の実施の形態で示したものと同
一である。また、開閉機構230は、直動軸受28の配
設位置以外は開閉機構30と同一である。
【0089】また、駆動軸2の図示下部には空転機構2
40が設けられている。この空転機構240は、駆動軸
2に連結キー11により固定された第1のカップリング
210と、第2のカップリング51とを備えている。
【0090】第1のカップリング210及び第2のカッ
プリング51には、図11に示すようにそれぞれ2個の
凸部が軸対称に設けられ、さらに第1のカップリング2
10の凸部にはベアリング211が回転自在に設けられ
ている。このベアリング211は第2のカップリング5
1と開離可能に回転する。また、第1の実施例と同様な
空転角度δが設けてある。
【0091】さらに、集電リング54には切換接点26
0が取付けられている。この切換接点260は固定接点
S1またはS2のどちらか一方とスライド接点270と
を橋絡し、スライド接点270は集電リング54と摺動
しながら常時橋絡するものである。また、スライド接点
270は通電台71を介して主バルブV1の固定接点4
2に接続されている。
【0092】図12は切換接点260の詳細図を示す。
切換接点260とスライド接点270は同一の構成にな
っている。この切換接点260は、図12に示すように
銅合金板261と鉄製の板ばね268とを重ね合わせ
て、その一端を接点64の装着により一体化し、また他
端は集電リング54にボルト67によって固定されてい
る。
【0093】上記のように構成された第2の実施の形態
によれば、第1の実施の形態と同様の作用に加えて、以
下のような作用をする。
【0094】すなわち、第1のカップリング210と第
2のカップリング51とが、軸対称に設けられたベアリ
ング211を介して接触するので、偏心力や衝撃力が低
減され、切換接点260の開閉動作が安定する。
【0095】また、真空バルブはホイール204の回転
に伴って開閉される。この時、主バルブV1と抵抗バル
ブV2とは配置されている円周の半径が異なるので、ホ
イール204の回転角を図10に示したように大きく設
定することが可能である。
【0096】さらに、切換接点260およびスライド接
点270は、簡易な構成で通電に必要な安定した接触面
圧を作用させることができる。
【0097】以上のような本実施の形態によれば、以下
の効果を得ることができる。
【0098】(1)ローラ21がホイール204の下面
と接して真空バルブを開閉するので、偏心力が働かず、
摩擦力も小さい。また、直動軸受28と長穴24aおよ
びガイドピン24bにより、駆動ボス20、220と開
閉ボス24の動作時の振動を小さくできる。このため、
各主バルブと抵抗バルブの開閉動作の信頼性が向上す
る。
【0099】(2)空転機構240により動作遅れ時間
tδが生じ、各主バルブの消弧時間を確保することがで
きる。また、空転機構240は軸対称に設けられたベア
リング211を介して接触するので、偏心力や衝撃力が
低減され、切換接点260の開閉動作が安定する。
【0100】(3)切換接点260およびスライド接点
270は、簡易な構成で通電に必要な安定した接触面圧
を作用させることができる。次に本発明による負荷時タ
ップ切換器の第3の実施の形態を図13を参照して説明
する。なお、本実施の形態は、切換接点360以外の部
材は、第1の実施の形態と同一であるので説明を省略す
る。
【0101】図13は本実施の形態の負荷時タップ切換
器の切換接点の構成を示す正面図である。
【0102】本実施の形態における切換接点360は、
図13に示すように銅合金板61に通電用平網線361
を並列に設け、両者の一端を接点64の装着により一体
化し、また他端は集電リング54にボルト67によって
固定されている。
【0103】上記のように構成された第3の実施の形態
によれば、第1の実施の形態と同様の作用と効果に加え
て、さらに大容量の通電性能を得ることが可能となる。
【0104】本発明による実施の形態は、前述の形態に
限るものではなく、負荷時タップ切換器の用途に応じて
種々変形して実施できることは勿論である。
【0105】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、小形
かつ簡易な構成で、真空バルブや機構全体に働く偏心力
や振動が小さく、しかも確実に主バルブの消弧時間を確
保できる信頼性の高い負荷時タップ切換器を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の負荷時タップ切換
器を縦断面して示す正面図。
【図2】図1のA−A線に沿う矢視断面図である。
【図3】図1のB−B線に沿う矢視断面図である。
【図4】図1のC−C線に沿う矢視断面図である。
【図5】図1のD−D線に沿う矢視断面図である。
【図6】同実施の形態における開閉機構の構成を示すも
ので、(a)は主バルブV1の開極状態を示す平面図と
側面図、(b)は閉極状態を示す側面図。
【図7】同実施の形態における切換接点の構成を示す正
面図。
【図8】同実施の形態におけるカムによる主バルブV1
および抵抗バルブV2の開閉動作説明図で、(a)はタ
ップ切換器の接点M1選択状態、(b)はタップ切換器
の接点M2選択状態、(c)はM1からM2への切換時
の通電状態、(d)はM2からM1への切換時の通電状
態をそれぞれ示す図。
【図9】本発明の第2の実施の形態の負荷時タップ切換
器を縦断面して示す正面図。
【図10】図9のA−A線に沿う矢視断面図。
【図11】図9のB−B線に沿う矢視断面図。
【図12】同実施の形態における切換接点の構成を示す
正面図。
【図13】本発明の第3の実施の形態の負荷時タップ切
換器における切換接点の正面図。
【図14】1抵抗2バルブ式負荷時タップ切換器の原理
を示す回路構成図である。
【図15】従来の負荷時タップ切換器を示すもので、
(a)は正面図、(b)は(a)のX−X線に沿う矢視
断面図。
【図16】同負荷時タップ切換器の主バルブV1、抵抗
バルブV2を開閉するカムの動作説明図で、(a)はタ
ップ切換器の接点M1選択状態、(b)はタップ切換器
の接点M2選択状態、(c)はM1からM2への切換時
の通電状態、(d)はM2からM1への切換時の通電状
態をそれぞれ示す図。
【符号の説明】
1:蓄勢装置 2:駆動軸 3,5,7:プレート 4、204:ホイール 6:絶縁サポート 8:ベアリング 9:ストッパピン 10、210:第1のカップリング 11:連結キー 20、220:駆動ホ゛ス 21:ローラ 22:導線 23:ローラピン 24:開閉ボス 24a:長穴 24b:ガイドピン 25:ワイプばね 26:駆動ばね 28:直進ガイド 29:ガイド棒 30、230:開閉機構 40、240:空転機構 41:真空バルブ可動接点 42:真空バルブ固定接点 50:従動部 51、251:第2のカップリング 53:絶縁軸 54:集電リング 60、260、360:切換接点 61、261:銅合金板 62:サポート 63:座金 64:接点 67:ボルト 268:板ばね 361:平網線 70、270:スライド接点 71:通電台 74:絶縁リング 211:ベアリング 212:ピン U1,V1,W1:主バルブ U2,V2,W2:抵抗バルブ S1,S2:固定接点 M1,M2:タップ選択機の接点 T:切換時間 δ:空転角度 tδ:動作遅れ時間

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変圧器のタップ巻線に有する複数のタッ
    プを一つのタップから隣接するタップに切換えるタップ
    切換器と、前記タップに接続された固定接点を要求され
    た位置に選択する可動接点を備えたタップ選択器とから
    なる負荷時タップ切換器において、 前記タップ切換器は、外部より与えられる駆動力により
    回転する駆動軸と、この駆動軸に取付けられ、且つ外周
    側に複数の切欠き、又は板厚方向の溝を設けたホイール
    と、このホイールの一方の面の外周側に対応させて設け
    られた真空バルブと、これらホイールと真空バルブとの
    間に設けられ、ホイールの回転によって前記真空バルブ
    を開閉する開閉機構と、前記駆動軸の下部に設けられ、
    駆動軸の回転に対して一定の時間遅れて回転する従動部
    を有する空転機構と、この空転機構の従動部に取付けら
    れた切換接点とを備え、 前記開閉機構は、ローラを前記ホイールの一平面に接す
    るように連結した駆動ボスと、前記真空バルブの可動接
    点に連結した開閉ボスと、これら駆動ボスと開閉ボスと
    の間に設けたワイプばねと、前記開閉ボスと前記真空バ
    ルブとの間に設けた駆動ばねとから構成されたことを特
    徴とする負荷時タップ切換器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の負荷時タップ切換器にお
    いて、前記真空バルブは限流抵抗に直列接続した抵抗バ
    ルブとこの抵抗バルブに並列に設けた主バルブから構成
    し、これら主バルブ及び抵抗バルブを3相各相に対応さ
    せて前記駆動軸の回転軸を中心とする異なる半径の円周
    上にそれぞれ配置したことを特徴とする負荷時タップ切
    換器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の負荷時タップ切換器にお
    いて、前記駆動ボスに直動軸受を設け、さらにこの直動
    軸受の内周側に摺動自由にガイド棒を設け、このガイド
    棒を静止部に固定して前記駆動ボスを上下動可能な構成
    としたことを特徴とする負荷時タップ切換器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の負荷時タップ切換器にお
    いて、前記駆動ボスに長穴を設け、また前記開閉ボスに
    はガイドピンを設け、前記長穴の内周を前記ガイドピン
    が摺動可能な構成としたことを特徴とする負荷時タップ
    切換器。
  5. 【請求項5】 変圧器のタップ巻線に有する複数のタッ
    プを一つのタップから隣接するタップに切換えるタップ
    切換器と、前記タップに接続された固定接点を要求され
    た位置に選択する可動接点を備えたタップ選択器とから
    なる負荷時タップ切換器において、 前記タップ切換器は、外部より与えられる駆動力により
    回転する駆動軸と、この駆動軸に取付けられ、且つ外周
    側に複数の切欠き、又は板厚方向の溝を設けたホイール
    と、このホイールの一方の面の外周側に対応させて設け
    られた真空バルブと、これらホイールと真空バルブとの
    間に設けられ、ホイールの回転によって前記真空バルブ
    を開閉する開閉機構と、前記駆動軸の下部に設けられ、
    駆動軸の回転に対して一定の時間遅れて回転する従動部
    を有する空転機構と、この空転機構の従動部に取付けら
    れた切換接点とを備え、 前記空転機構は、前記駆動軸に連結された第1のカップ
    リングと従動部に連結された第2のカップリングとから
    構成され、この第1のカップリングと第2のカップリン
    グには複数の凸部を設け、これらの凸部を開離自在に係
    合して構成したことを特徴とする負荷時タップ切換器。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の負荷時タップ切換器にお
    いて、前記第1のカップリングまたは第2のカップリン
    グのどちらか一方に、回転自由にベアリングを設け、こ
    のベアリングともう一方のカップリングの凸部を開離自
    在に係合したことを特徴とする負荷時タップ切換器。
  7. 【請求項7】 変圧器のタップ巻線に有する複数のタッ
    プを一つのタップから隣接するタップに切換えるタップ
    切換器と、前記タップに接続された固定接点を要求され
    た位置に選択する可動接点を備えたタップ選択器とから
    なる負荷時タップ切換器において、 前記タップ切換器は、外部より与えられる駆動力により
    回転する駆動軸と、この駆動軸に取付けられ、且つ外周
    側に複数の切欠き、又は板厚方向の溝を設けたホイール
    と、このホイールの一方の面の外周側に対応させて設け
    られた真空バルブと、これらホイールと真空バルブとの
    間に設けられ、ホイールの回転によって前記真空バルブ
    を開閉する開閉機構と、前記駆動軸の下部に設けられ、
    駆動軸の回転に対して一定の時間遅れて回転する従動部
    を有する空転機構と、この空転機構の従動部に取付けら
    れた切換接点とを備え、 前記切換接点は、複数枚の銅合金板を重ね合せ、一端に
    接点を固定し、他端を前記空転機構の従動部に連結して
    構成されたことを特徴とする負荷時タップ切換器。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の負荷時タップ切換器にお
    いて、前記切換接点に通電用平網線を並列に設けたこと
    を特徴とする負荷時タップ切換器。
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