JP4238821B2 - 内燃機関の始動異常回避誘導システム - Google Patents

内燃機関の始動異常回避誘導システム Download PDF

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Description

本発明は、ガソリンに加え、アルコール、及び、ガソリンとアルコールとの混合物を燃料として使用することが可能な内燃機関の始動異常回避誘導システムに関する。
近年、ガソリンに加え、アルコール、及び、ガソリンとアルコールとの混合物を燃料として使用することが可能な内燃機関が開発されている。しかしながら、低温時において、アルコールはガソリンに比べて気化し難い。そのため、前記のような内燃機関において燃料のアルコール濃度が比較的高い場合、該内燃機関を低温時に始動させようとしたときに、該内燃機関が始動しない等の異常が発生する虞がある。
そこで、このような内燃機関においては、その始動時に、燃料のアルコール濃度および該内燃機関の温度から始動可能か否かを判別し、始動不能と判断された場合、燃料の気化を促進させるべく燃料系を加熱する技術が知られている。
また、特許文献1には、上記のように燃料系を加熱する場合において、燃料のアルコール濃度が設定値より高いときは、キースイッチがオンした直後から加熱を開始し、燃料のアルコール濃度が設定値以下のときは、イグニッションスイッチがオンしたときから加熱を開始する方法が開示されている。
特開平6−10782号公報 特開平3−253745号公報
本発明は、ガソリンに加え、アルコール、及び、ガソリンとアルコールとの混合物を燃料として使用することが可能な内燃機関における始動時の異常発生を警告すると共に、始動時の異常発生の回避を運転者に促すことが出来る技術を提供することを課題とする。
本発明は、ガソリンに加え、アルコール、及び、ガソリンとアルコールとの混合物を燃料として使用することが可能な内燃機関において、該内燃機関の運転を停止させると再度始動させるときに異常が発生する可能性が高いか否かを、外気温度または燃料温度と、燃料のアルコール濃度と、に基づいて内燃機関の運転中に判断し、肯定判断された場合は始動時の異常発生を警告する。このとき、さらに、該始動時の異常発生を回避することが可能となるガソリンの給油量を運転者に通知するか、もしくは、内燃機関の運転を停止しないよう運転者に警告する。
より詳しくは、第一の発明に係る内燃機関の始動異常回避誘導システムは、
ガソリンに加え、アルコール、及び、ガソリンとアルコールとの混合物を燃料として使用することが可能な内燃機関の始動異常回避誘導システムであって、
外気温度を検出する外気温度検出手段と、
前記内燃機関の燃料のアルコール濃度を検出するアルコール濃度検出手段と、
前記内燃機関の運転を停止させた場合に再度始動させることが可能と判断する閾値となる外気温度である始動可能外気温度を、前記内燃機関の運転中に、前記アルコール濃度検出手段によって検出された燃料のアルコール濃度に基づいて算出する始動可能外気温度算出手段と、
該始動可能外気温度算出手段によって算出された始動可能外気温度より、前記外気温度
検出手段によって検出された外気温度が低い場合に、前記内燃機関の運転を停止させると再度始動させるときに異常が発生する可能性が高いことを警告する始動異常発生警告手段と、
前記始動可能外気温度算出手段によって算出された始動可能外気温度より、前記外気温度検出手段によって検出された外気温度が低い場合に、始動可能外気温度が前記外気温度検出手段によって検出された外気温度以下となる燃料のアルコール濃度である始動可能アルコール濃度を算出する始動可能アルコール濃度算出手段と、
燃料のアルコール濃度を、前記始動可能アルコール濃度算出手段によって算出される始動可能アルコール濃度とするのに必要なガソリンの給油量である必要ガソリン給油量を算出する必要ガソリン給油量算出手段と、
該必要ガソリン給油量算出手段によって算出された必要ガソリン給油量のガソリンを現時点で燃料タンクに給油することが可能か否かを、前記燃料タンクの容量および前記燃料タンク内の現時点での燃料量に基づいて判別するガソリン給油可否判別手段と、
前記ガソリン給油可否判別手段によって、必要ガソリン給油量のガソリンを現時点で燃料タンクに給油することが可能と判断された場合、必要ガソリン給油量を運転者に通知する必要ガソリン給油量通知手段と、
前記ガソリン給油可否判別手段によって、必要ガソリン給油量のガソリンを燃料タンクに給油することが不可能と判断された場合、前記内燃機関の運転を停止しないように運転者に警告する内燃機関運転停止禁止警告手段と、を備える。
内燃機関の燃料に含まれているアルコールは、外気温度が低いほど気化し難くなる。そして、燃料のアルコール濃度が高いほど、内燃機関を始動させることが可能となる外気温度の下限値は高くなる。そこで、本発明では、始動可能外気温度算出手段によって、内燃機関の運転を停止させた場合に再度始動させることが可能と判断する閾値となる始動可能外気温度を、内燃機関の運転中に、燃料のアルコール濃度に基づいて算出する。ここで、始動可能外気温度は、現時点のアルコール濃度の燃料で内燃機関を始動させることが可能な外気温度の下限値以上の温度であって、例えば、該外気温度の下限値よりも規定温度分高い温度としても良い。
そして、外気温度検出手段によって検出された外気温度、即ち、現時点での外気温度が、始動可能外気温度算出手段によって算出された始動可能外気温度より低い場合、内燃機関の運転を停止させると再度始動させるときに異常が発生する可能性が高いと判断出来るため、始動異常発生警告手段によって警告が発せられる。
さらに、本発明では、現時点での外気温度が始動可能外気温度より低い場合には、始動可能外気温度が現時点での外気温度以下となる燃料のアルコール濃度である始動可能アルコール濃度が始動可能アルコール濃度算出手段によって算出される。つまり、燃料のアルコール濃度が低下すれば始動可能外気温度は低下するため、現時点の外気温度であっても内燃機関を始動させることが可能となる始動可能アルコール濃度が始動可能アルコール濃度算出手段によって算出される。
燃料タンク内に新たにガソリンを給油すれば、燃料のアルコール濃度を低下させることが出来る。そこで、始動可能アルコール濃度算出手段によって算出される始動可能アルコール濃度にまで現時点の燃料のアルコール濃度を低下させるのに必要なガソリンの給油量である必要ガソリン給油量が必要ガソリン給油量算出手段によって算出される。
ただし、現時点での燃料タンク内の燃料量がある程度以上多いと、燃料タンク内に必要ガソリン給油量を新たに給油することは不可能である。そのため、必要ガソリン給油量のガソリンを現時点で燃料タンクに給油することが可能か否かが、燃料タンクの容量および燃料タンク内の現時点での燃料量に基づいてガソリン給油可否判別手段によって判別され
る。
そして、ガソリン給油可否判別手段によって、必要ガソリン給油量のガソリンを現時点で燃料タンクに給油することが可能と判断された場合は、必要ガソリン給油量通知手段によって必要ガソリン給油量が運転者に通知される。
これによって、必要ガソリン給油量のガソリンの給油を運転者に促すことが出来る。そして、必要ガソリン給油量のガソリンが給油されれば、内燃機関停止後の再始動時の異常発生を回避することが出来る。つまり、上記によれば、内燃機関の始動時の異常発生の回避を運転者に促すことが出来る。
一方、ガソリン給油可否判別手段によって、必要ガソリン給油量のガソリンを燃料タンクに給油することが不可能と判断された場合は、内燃機関運転停止禁止警告手段よって、内燃機関の運転を停止しないように運転者に警告が発せられる。
内燃機関の運転を継続すれば、給油タンク内の燃料量が減少する。そして、必要ガソリン給油量を給油することが可能となるまで燃料タンク内の燃料量が減少すれば、必要ガソリン給油量通知手段によって必要ガソリン給油量が運転者に通知されることになる。つまり、上記によれば、必要ガソリン給油量を給油することが可能となるまで内燃機関の運転を停止しないよう運転者に促すことが出来、以って、内燃機関の始動時の異常発生の回避を運転者に促すことが出来る。
第二の発明に係る内燃機関の始動異常回避誘導システムは、
ガソリンに加え、アルコール、及び、ガソリンとアルコールとの混合物を燃料として使用することが可能な内燃機関の始動異常回避誘導システムであって、
前記内燃機関の燃料温度を検出する燃料温度検出手段と、
前記内燃機関の燃料のアルコール濃度を検出するアルコール濃度検出手段と、
前記内燃機関の運転を停止させた場合に再度始動させることが可能と判断する閾値となる燃料温度である始動可能燃料温度を、前記内燃機関の運転中に、前記アルコール濃度検出手段によって検出された燃料のアルコール濃度に基づいて算出する始動可能燃料温度算出手段と、
前記始動可能燃料温度算出手段によって算出された始動可能燃料温度より、前記燃料温度検出手段によって検出された燃料温度が低い場合に、前記内燃機関の運転を停止させると再度始動させるときに異常が発生する可能性が高いことを警告する始動異常発生警告手段と、
前記始動可能燃料温度算出手段によって算出された始動可能燃料温度より、前記燃料温度検出手段によって検出された燃料温度が低い場合に、始動可能燃料温度が前記燃料温度検出手段によって検出された燃料温度以下となる燃料のアルコール濃度である始動可能アルコール濃度を算出する始動可能アルコール濃度算出手段と、
燃料のアルコール濃度を、前記始動可能アルコール濃度算出手段によって算出される始動可能アルコール濃度とするのに必要なガソリンの給油量である必要ガソリン給油量を算出する必要ガソリン給油量算出手段と、
該必要ガソリン給油量算出手段によって算出された必要ガソリン給油量のガソリンを現時点で燃料タンクに給油することが可能か否かを、前記燃料タンクの容量および前記燃料タンク内の現時点での燃料量に基づいて判別するガソリン給油可否判別手段と、
前記ガソリン給油可否判別手段によって、必要ガソリン給油量のガソリンを現時点で燃料タンクに給油することが可能と判断された場合、必要ガソリン給油量を運転者に通知する必要ガソリン給油量通知手段と、
前記ガソリン給油可否判別手段によって、必要ガソリン給油量のガソリンを燃料タンクに給油することが不可能と判断された場合、前記内燃機関の運転を停止しないように運転
者に警告する内燃機関運転停止禁止警告手段と、を備える。
第一の発明では、外気温度と燃料のアルコール濃度とに基づいて、内燃機関の運転を停止させると再度始動させるときに異常が発生する可能性が高いか否かを判別したが、第二の発明では、燃料温度と燃料のアルコール濃度とに基づいて、内燃機関の運転を停止させると再度始動させるときに異常が発生する可能性が高いか否かを判別する。
内燃機関の燃料に含まれているアルコールは、燃料温度が低いほど気化し難くなる。そして、燃料のアルコール濃度が高いほど、内燃機関を始動させることが可能となる燃料温度の下限値は高くなる。そこで、本発明では、始動可能燃料温度算出手段によって、内燃機関の運転を停止させた場合に再度始動させることが可能と判断する閾値となる始動可能燃料温度を、内燃機関の運転中に、燃料のアルコール濃度に基づいて算出する。ここで、始動可能燃料温度は、現時点のアルコール濃度の燃料で内燃機関を始動させることが可能な燃料温度の下限値以上の温度であって、例えば、該燃料温度の下限値よりも規定温度分高い温度としても良い。
そして、燃料温度検出手段によって検出された燃料温度、即ち、現時点での燃料温度が、始動可能燃料温度算出手段によって算出された始動可能燃料温度より低い場合、内燃機関の運転を停止させると再度始動させるときに異常が発生する可能性が高いと判断出来るため、始動異常発生警告手段によって警告が発せられる。
さらに、本発明では、現時点での燃料温度が始動可能燃料温度より低い場合には、始動可能アルコール濃度が、始動可能燃料温度が現時点での燃料温度以下となる燃料のアルコール濃度として、始動可能アルコール濃度算出手段によって算出される。つまり、燃料のアルコール濃度が低下すれば始動可能燃料温度は低下するため、本発明では、現時点の燃料温度であっても内燃機関を始動させることが可能となる始動可能アルコール濃度が始動可能アルコール濃度算出手段によって算出される。
そして、第一の発明と同様、現時点の燃料のアルコール濃度を始動可能アルコール濃度にまで低下させるのに必要な必要ガソリン給油量が必要ガソリン給油量算出手段によって算出される。また、算出された必要ガソリン給油量のガソリンを現時点で燃料タンクに給油することが可能か否かがガソリン給油可否判別手段によって判別される。さらに、ガソリン給油可否判別手段によって、必要ガソリン給油量のガソリンを現時点で燃料タンクに給油することが可能と判断された場合は、必要ガソリン給油量通知手段によって必要ガソリン給油量が運転者に通知される。一方、ガソリン給油可否判別手段によって、必要ガソリン給油量のガソリンを燃料タンクに給油することが不可能と判断された場合は、内燃機関運転停止禁止警告手段よって、内燃機関の運転を停止しないように運転者に警告が発せられる。
従って、本発明によっても、第一の発明と同様、内燃機関の始動時の異常発生の回避を運転者に促すことが出来る。
また、従来では、低温時に内燃機関を始動させるときに、燃料のアルコール濃度がある程度以上高いために異常が発生する可能性が高いと判断されたときは、始動時の異常を回避すべく燃料系を加熱する方法が知られていた。しかしながら、この場合、燃料系を加熱するための加熱手段が必要となるため、コストが増加したり、燃費が悪化したりする虞があった。
その点、第一または第二の発明によって運転者が内燃機関の始動時の異常発生を回避すれば、燃料系を加熱する加熱手段等を用いる必要がなく、そのためのコストの増加や燃費
の悪化を招くことがない。
本発明に係る内燃機関の始動異常回避誘導システムによれば、ガソリンに加え、アルコール、及び、ガソリンとアルコールとの混合物を燃料として使用することが可能な内燃機関における始動時の異常発生を警告することが出来、また、始動時の異常発生の回避を運転者に促すことが出来る。
以下、本発明に係る内燃機関の始動異常回避誘導システムの実施の形態について図面に基づいて説明する。
<内燃機関及びその燃料系の概略構成>
図1は、本実施例に係る内燃機関及びその燃料系の概略構成を示す図である。内燃機関1は、車両駆動用の内燃機関であり、燃料として、ガソリン、及び、アルコール、ガソリンとアルコールとの混合物を使用することが出来る、所謂FFV(Flexible Fuel Vehicle)用の内燃機関である。
内燃機関1は4つの気筒2を有しており、気筒2内にはピストン3が摺動自在に設けられている。気筒2内上部の燃焼室には、吸気ポート4と排気ポート5とが接続されている。吸気ポート4および排気ポート5の燃焼室への開口部は、それぞれ吸気弁6および排気弁7によって開閉される。吸気ポート4および排気ポート5は、それぞれ吸気通路8および排気通路9に接続されている。
吸気通路8には、吸気、即ち、外気の温度に対応した電気信号を出力する吸気温度センサ12が設けられている。また、内燃機関1には、吸気ポート4内に燃料を噴射する燃料噴射弁10、及び、燃焼室内の燃料(混合気)に点火する点火プラグ11が設けられている。
燃料噴射弁10には、該燃料噴射弁10に燃料を供給する燃料通路14の一端が接続されている。この燃料通路14の他端は燃料タンク13内に突出している。燃料通路14の途中には、燃料タンク13側から燃料噴射弁10側に燃料を圧送する電動ポンプ15が設けられている。
燃料通路14には、燃料噴射弁10に供給される燃料のアルコール濃度に対応した電気信号を出力するアルコール濃度センサ16が設けられている。また、燃料タンク13内には、燃料の水位を検出するフロートセンサ17が設置されている。
以上述べたように構成された内燃機関1には、この内燃機関1を制御するためのECU20が併設されている。ECU20には、吸気温度センサ12や、アルコール濃度センサ16、フロートセンサ17等の各種センサが電気的に接続されている。これらのセンサの出力信号がECU20に入力される。また、ECU20には、燃料噴射弁10や、点火プラグ11、電動ポンプ15が電気的に接続されており、ECU20によってこれらが制御される。
さらに、ECU20は、内燃機関1を搭載した車両の運転席に設けられたインストルメントパネル21の外気温度表示灯22および始動可能外気温度表示灯23および始動異常発生警告灯24、必要ガソリン給油量表示灯25、エンジン停止禁止警告灯26に電気的に接続されている。そして、これらが必要に応じてECU20によって点灯される。
尚、外気温度表示灯22には、内燃機関1の運転中、吸気温度センサ12によって検出される外気温度TOが常時表示される。始動可能外気温度表示灯23および必要ガソリン給油量表示灯25の表示内容および点灯時期と、始動異常発生警告灯24およびエンジン停止禁止警告灯26の点灯時期とについては後述する。
<内燃機関の始動異常発生警告および始動異常回避誘導制御>
本実施例に係る内燃機関1は、上述したように、ガソリン、及び、アルコール、ガソリンとアルコールとの混合物を燃料として使用可能であるが、アルコール濃度が比較的高い燃料が使用されている場合、低温時に該内燃機関1を始動させようとしたときに異常が発生する虞がある。
そこで、本実施例では、内燃機関1の運転を停止させると再度始動させるときに異常が発生する可能性が高いと判断された場合に、始動時の異常発生を警告すると共に、該始動時の異常発生の回避を運転者に促すべく、始動異常発生警告および始動異常回避誘導制御が内燃機関1の運転中に実行される。
以下、本実施例に係る、内燃機関の始動異常発生警告および始動異常回避誘導制御について図2に基づいて説明する。図2は、本実施例に係る、内燃機関の始動異常発生警告および始動異常回避誘導制御の制御ルーチンを示すフローチャートである。本ルーチンは、ECU20に予め記憶されており、内燃機関1の運転中、規定時間毎に実行されるルーチンである。
本ルーチンでは、ECU20は、先ずS101において、アルコール濃度センサ16によって検出される燃料のアルコール濃度LDを読み込む。
次に、ECU20は、S102に進み、アルコール濃度LDの燃料であっても、内燃機関1の運転を停止させた場合に再度始動させることが可能と判断する閾値となる始動可能外気温度TLを、燃料のアルコール濃度LDに基づいて算出する。ここで、始動可能外気温度TLは、アルコール濃度LDの燃料で内燃機関1を始動させることが可能な外気温度の下限値よりも規定温度(例えば、10℃)分高い温度として算出される。
また、燃料のアルコール濃度LDが高いほど、内燃機関1を始動させることが可能となる外気温度の下限値は高くなるため、始動可能外気温度TLも高くなる。ここでは、燃料のアルコール濃度LDと始動可能外気温度TLとの関係を実験等によって予め定め、マップとしてECU20に記憶させておいても良い。
次に、ECU20は、S103に進み、始動可能外気温度TLを始動可能外気温度表示灯23に表示する。これにより、インストルメントパネル21に、外気温度TOと始動可能外気温度TLとが、内燃機関1の運転中は常時表示されることになる。そのため、内燃機関1の運転を停止させた場合の再始動時に異常が発生する可能性が高いか否かを運転者が常時確認することが出来る。
次に、ECU20は、S104に進み、吸気温度センサ12によって検出される現時点での外気温度TOを読み込む。
次に、ECU20は、S105に進み、現時点での外気温度TOが始動可能外気温度TLより低いか否かを判別する。S105において、肯定判定された場合、ECU20はS106に進む。一方、S105において、否定判定された場合、内燃機関1の運転を停止させた場合であっても、再度始動させるときに異常が発生する可能性は低いと判断出来る
ため、ECU20は本ルーチンの実行を一旦終了する。
S106に進んだECU20は、始動異常発生警告灯24を点灯する。これによって、内燃機関1の運転を停止させると再度始動させるときに異常が発生する可能性が高いことが運転者に警告される。
次に、ECU20は、S107に進み、フロートセンサ17の検出値に基づいて、燃料タンク13内の燃料量FLを算出する。
次に、ECU20は、S108に進み、始動可能外気温度TLが現時点の外気温度TO以下となる燃料のアルコール濃度である始動可能アルコール濃度LDpを算出する。つまり、始動可能アルコール濃度LDpは、外気温度がTOであっても、内燃機関1を始動させることが可能となる燃料のアルコール濃度である。
次に、ECU20は、S109に進み、燃料タンク13内の現時点の燃料量FLおよび始動可能アルコール濃度LDpから、燃料のアルコール濃度を始動可能アルコール濃度LDpとするのに必要なガソリンの給油量である必要ガソリン給油量GLを算出する。
次に、ECU20は、S110に進み、燃料タンク13内の現時点の燃料量FLと必要ガソリン給油量GLとの和が燃料タンク13の容量以下であるか否かを判別する。S110において、肯定判定された場合、ECU20は、必要ガソリン給油量GLを新たに給油することが可能と判断し、S111に進む。一方、S110において、否定判定された場合、ECU20は、必要ガソリン給油量GLを新たに給油することは不可能と判断し、S112に進む。
S111に進んだECU20は、必要ガソリン給油量GLを必要ガソリン給油量表示灯25に表示し、本ルーチンの実行を一旦終了する。
これによって、必要ガソリン給油量GLのガソリンの給油を運転者に促すことが出来る。そして、必要ガソリン給油量GLのガソリンが給油されれば、内燃機関1停止後の再始動時の異常発生を回避することが出来る。つまり、上記によれば、内燃機関1の始動時の異常発生の回避を運転者に促すことが出来る。
S112に進んだECU20は、内燃機関の運転を停止しないよう運転者に警告すべくエンジン停止禁止警告灯26を点灯し、本ルーチンの実行を一旦終了する。
これによって、内燃機関1の運転が継続され、必要ガソリン給油量GLを給油することが可能となるまで燃料タンク13内の燃料量が減少すれば、ECU20がS110からS111に進むことになる。つまり、上記によれば、必要ガソリン給油量GLを給油することが可能となるまで内燃機関1の運転を停止しないよう運転者に促すことが出来、以って、内燃機関1の始動時の異常発生の回避を運転者に促すことが出来る。
以上説明したように、本実施例によれば、ガソリンに加え、アルコール、及び、ガソリンとアルコールとの混合物を燃料として使用することが可能な内燃機関1における始動時の異常発生を警告することが出来、また、始動時の異常発生の回避を運転者に促すことが出来る。
図3は、本実施例に係る内燃機関及びその燃料系の概略構成を示す図である。本実施例に係る内燃機関1も、上述した実施例1と同様、車両駆動用の内燃機関であり、燃料とし
て、ガソリン、及び、アルコール、ガソリンとアルコールとの混合物を使用することが出来るFFV用の内燃機関である。
また、本実施例では、実施例1に係る吸気温度センサ12に代えて、燃料通路14内の燃料の温度に対応した電気信号を出力する燃料温度センサ18が燃料通路14に設置されている。また、インストルメントパネル21には、実施例1に係る外気温度表示灯22および始動可能外気温度表示灯23に代えて、燃料温度表示灯27および始動可能燃料温度表示灯28が設置されている。これら以外の構成は、実施例1に係る内燃機関及びその燃料系の概略構成と同様であるため、同様の構成には同様の参照番号を付しその説明を省略する。
燃料温度センサ18は、ECU20と電気的に接続されており、その出力信号がECU20に入力される。また、燃料温度表示灯27および始動可能燃料温度表示灯28もECU20に電気的に接続されている。燃料温度表示灯27には、内燃機関1の運転中、燃料温度センサ18によって検出される燃料温度TFが常時表示される。
<内燃機関の始動異常発生警告および始動異常回避誘導制御>
次に、本実施例に係る、内燃機関の始動異常発生警告および始動異常回避誘導制御について図4に基づいて説明する。図4は、本実施例に係る、内燃機関の始動異常発生警告および始動異常回避誘導制御の制御ルーチンを示すフローチャートである。尚、本ルーチンは、実施例1に係る内燃機関の始動異常発生警告および始動異常回避誘導制御の制御ルーチンと、S102からS105及びS108が、それぞれ、S202からS205及びS208に入れ代わった点のみが異なり、その他のステップは同様である。そのため、ここではS202からS205、及びS208についてのみ説明する。また、本実施例においても、この制御ルーチンは、ECU20に予め記憶されており、内燃機関1の運転中、規定時間毎に実行されるルーチンである。
本ルーチンでは、S101において燃料のアルコール濃度LDを読み込んだECU20はS202に進む。S202において、ECU20は、アルコール濃度LDの燃料であっても、内燃機関1の運転を停止させた場合に再度始動させることが可能と判断する閾値となる始動可能燃料温度TFLを、燃料のアルコール濃度LDに基づいて算出する。ここで、始動可能燃料温度TFLは、アルコール濃度LDの燃料で内燃機関1を始動させることが可能な燃料温度の下限値よりも規定温度(例えば、10℃)分高い温度として算出される。
燃料のアルコール濃度LDが高いほど、内燃機関1を始動させることが可能となる外気温度の下限値は高くなるため、始動可能燃料温度TFLも高くなる。ここでは、燃料のアルコール濃度LDと始動可能燃料温度TFLとの関係を実験等によって予め定め、マップとしてECU20に記憶させておいても良い。
次に、ECU20は、S203に進み、始動可能燃料温度TFLを始動可能燃料温度表示灯28に表示する。これにより、インストルメントパネル21に、燃料温度TFと始動可能燃料温度TFLとが、内燃機関1の運転中は常時表示されることになる。そのため、実施例1と同様、内燃機関1の運転を停止させた場合の再始動時に異常が発生する可能性が高いか否かを運転者が常時確認することが出来る。
次に、ECU20は、S204に進み、燃料温度センサ18によって検出される現時点での燃料温度TFを読み込む。
次に、ECU20は、S205に進み、現時点での燃料温度TFが始動可能燃料温度T
FLより低いか否かを判別する。S205において、肯定判定された場合、ECU20はS106に進む。一方、S205において、否定判定された場合、内燃機関1の運転を停止させた場合であっても、再度始動させるときに異常が発生する可能性は低いと判断出来るため、ECU20は本ルーチンの実行を一旦終了する。
そして、本ルーチンでは、ECU20は、S107の次にS208に進み、始動可能燃料温度TFLが現時点の燃料温度TF以下となる燃料のアルコール濃度である始動可能アルコール濃度LDpを算出する。つまり、この場合の始動可能アルコール濃度LDpは、燃料温度がTFであっても、内燃機関1を始動させることが可能となる燃料のアルコール濃度である。始動可能アルコール濃度LDpを算出した後、ECU20は、S109に進む。
本実施例によれば、実施例1に係る外気温度に代えて、燃料温度に基づいて、内燃機関1の運転を停止させると再度始動させるときに異常が発生する可能性が高いか否かを、内燃機関1の運転中に判断し、運転者に警告することが出来る。また、実施例1と同様に、内燃機関1の始動時の異常発生の回避を運転者に促すことが出来る。
図5は、本実施例に係る内燃機関及びその燃料系の概略構成を示す図である。本実施例に係る内燃機関1も、上述した実施例1と同様、車両駆動用の内燃機関であり、燃料として、ガソリン、及び、アルコール、ガソリンとアルコールとの混合物を使用することが出来るFFV用の内燃機関である。
本実施例では、燃料通路14に、該燃料通路14を加熱することで燃料を昇温させる燃料通路加熱ヒータ19が設けられている。また、後述する内燃機関1の始動禁止制御の実行を解除させる始動禁止制御リセットスイッチ31、および、燃料通路加熱ヒータ19を作動させるヒータスイッチ32が、内燃機関1を搭載した車両の運転席に設けられている。この燃料通路加熱ヒータ19および始動禁止制御リセットスイッチ31、ヒータスイッチ32がECU20に接続されている。
そして、運転者が始動禁止制御リセットスイッチ31をONとすることで、ECU20による内燃機関1の始動禁止制御が解除される。また、運転者がヒータスイッチ32をONとすることで、燃料通路加熱ヒータ19が作動し燃料通路14の加熱が実行される。
また、本実施例に係るインストルメントパネル21には、始動異常発生警告灯24、および、後述する始動禁止制御が実行されていることを運転者に通知するための始動禁止制御実行通知灯29、燃料通路加熱ヒータ19による燃料通路14の加熱の実行を運転者に要求するための燃料通路加熱要求灯30が設置されている。この始動異常発生警告灯24および始動禁止制御実行通知灯29、燃料通路加熱要求灯30がECU20に電気的に接続されている。
また、ECU20には、キースイッチ33及びイグニッションスイッチ34が電気的に接続されている。
<内燃機関の始動異常発生警告および始動異常回避誘導制御>
本実施例では、内燃機関1を始動させると異常が発生する可能性が高いか否かが、内燃機関1を始動させようとしたときに判断される。以下、本実施例に係る、内燃機関の始動異常発生警告および始動異常回避誘導制御について図6に基づいて説明する。図6は、本実施例に係る、内燃機関の始動異常発生警告および始動異常回避誘導制御の制御ルーチンを示すフローチャートである。本ルーチンは、ECU20に予め記憶されており、キース
イッチ33がONとなっているときに規定時間毎に実行されるルーチンである。
本ルーチンでは、ECU20は、先ずS301において、イグニッションスイッチ34がONとなったか否かを判別する。S301において、肯定判定された場合、ECU20はS302に進み、否定判定された場合、ECU20は本ルーチンの実行を一旦終了する。
S302において、ECU20は、アルコール濃度センサ16によって検出される燃料のアルコール濃度LDを読み込む。
次に、ECU20は、S303に進み、アルコール濃度LDの燃料であっても、内燃機関1を始動させることが可能と判断する閾値となる始動可能燃料温度TFLを、燃料のアルコール濃度LDに基づいて算出する。ここでは、始動可能燃料温度TFLは、アルコール濃度LDの燃料で内燃機関1を始動させることが可能な燃料温度の下限値として算出される。
次に、ECU20は、S304に進み、燃料温度センサ18によって検出される現時点での燃料温度TFを読み込む。
次に、ECU20は、S305に進み、現時点での燃料温度TFが始動可能燃料温度TFLより低いか否かを判別する。S305において、肯定判定された場合、ECU20はS306に進む。一方、S305において、否定判定された場合、内燃機関1を始動させても異常が発生する可能性は低いと判断出来るため、ECU20は、S313に進み、内燃機関1の始動を実行する。
S306において、ECU20は、内燃機関1の始動を禁止する始動禁止制御を実行する。始動禁止制御としては、燃料噴射弁10からの燃料噴射を禁止する制御等が例示出来る。
次に、ECU20は、S307に進み、始動禁止制御が実行されたことを運転者に通知するべく始動禁止制御実行通知灯29を点灯させる。
次に、ECU20は、S308に進み、燃料通路加熱ヒータ19による燃料通路14の加熱の実行を運転者に要求すべく燃料通路加熱要求灯30を点灯させる。
次に、ECU20は、S309に進み、始動禁止制御リセットスイッチ31がONとなったか否かを判別する。このS309において、肯定判定された場合、ECU20はS310に進み、否定判定された場合、ECU20はS314に進む。
S310に進んだECU20は始動禁止制御を解除する。
次に、ECU20は、S311に進み、始動禁止制御実行通知灯29を消灯させる。
次に、ECU20は、S312に進み、燃料通路加熱要求灯30を消灯させる。
次に、ECU20は、S313に進み、内燃機関1の始動を実行する。その後、ECU20は本ルーチンの実行を一旦終了する。
一方、S314に進んだECU20は、燃料温度センサ18によって検出される現時点での燃料温度TFを読み込む。このとき、運転者によって燃料通路14の加熱が実行され
ていれば、燃料温度TFは上昇している。
次に、ECU20は、S315に進み、現時点での燃料温度TFが始動可能燃料温度TFLより低いか否かを判別する。S315において、肯定判定された場合、ECU20はS306に戻る。一方、S315において、否定判定された場合、ECU20は、内燃機関1を始動させても異常が発生する可能性は低いと判断し、S310に進む。
本実施例によれば、内燃機関1を始動させようとしたときに、該内燃機関1を始動させると異常が発生する可能性が高いと判断された場合、始動禁止制御が実行される。そして、この始動禁止制御が実行されたことを通知することで、内燃機関1の始動時の異常発生を運転者に警告することが出来る。
また、本実施例では、内燃機関1を始動させると異常が発生する可能性が高いと判断された場合に実行される始動禁止制御は運転者よって解除することが可能となっている。つまり、内燃機関1の始動時の異常発生を回避するために、内燃機関1をさせないよう運転者に要求することになる。
そして、内燃機関1を始動させると異常が発生する可能性が高いと判断された場合は、さらに、燃料通路14の加熱の実行が運転者に要求される。これらにより、内燃機関1の始動時の異常発生の回避を運転者に促すことが出来る。
本発明の実施例1に係る内燃機関及びその燃料系の概略構成を示す図。 本発明の実施例1に係る、内燃機関の始動異常発生警告および始動異常回避誘導制御の制御ルーチンを示すフローチャート。 本発明の実施例2に係る内燃機関及びその燃料系の概略構成を示す図。 本発明の実施例2に係る、内燃機関の始動異常発生警告および始動異常回避誘導制御の制御ルーチンを示すフローチャート。 本発明の実施例3に係る内燃機関及びその燃料系の概略構成を示す図。 本発明の実施例3に係る、内燃機関の始動異常発生警告および始動異常回避誘導制御の制御ルーチンを示すフローチャート。
符号の説明
1・・・内燃機関
10・・燃料噴射弁
12・・吸気温度センサ
13・・燃料タンク
14・・燃料通路
16・・アルコール濃度センサ
17・・フローセンサ
18・・燃料温度センサ
19・・燃料通路加熱ヒータ
20・・ECU
21・・インストルメントパネル
22・・外気温度表示灯
23・・始動可能外気温度表示灯
24・・始動異常発生警告灯
25・・必要ガソリン給油量表示灯
26・・エンジン停止禁止警告灯
27・・燃料温度表示灯
28・・始動可能燃料温度表示灯
29・・始動禁止制御実行通知灯
30・・燃料通路加熱要求灯
31・・始動禁止制御リセットスイッチ
32・・ヒータスイッチ
33・・キースイッチ
34・・イグニッションスイッチ

Claims (2)

  1. ガソリンに加え、アルコール、及び、ガソリンとアルコールとの混合物を燃料として使用することが可能な内燃機関の始動異常回避誘導システムであって、
    外気温度を検出する外気温度検出手段と、
    前記内燃機関の燃料のアルコール濃度を検出するアルコール濃度検出手段と、
    前記内燃機関の運転を停止させた場合に再度始動させることが可能と判断する閾値となる外気温度である始動可能外気温度を、前記内燃機関の運転中に、前記アルコール濃度検出手段によって検出された燃料のアルコール濃度に基づいて算出する始動可能外気温度算出手段と、
    該始動可能外気温度算出手段によって算出された始動可能外気温度より、前記外気温度検出手段によって検出された外気温度が低い場合に、前記内燃機関の運転を停止させると再度始動させるときに異常が発生する可能性が高いことを警告する始動異常発生警告手段と、
    前記始動可能外気温度算出手段によって算出された始動可能外気温度より、前記外気温度検出手段によって検出された外気温度が低い場合に、始動可能外気温度が前記外気温度検出手段によって検出された外気温度以下となる燃料のアルコール濃度である始動可能アルコール濃度を算出する始動可能アルコール濃度算出手段と、
    燃料のアルコール濃度を、前記始動可能アルコール濃度算出手段によって算出される始動可能アルコール濃度とするのに必要なガソリンの給油量である必要ガソリン給油量を算出する必要ガソリン給油量算出手段と、
    該必要ガソリン給油量算出手段によって算出された必要ガソリン給油量のガソリンを現時点で燃料タンクに給油することが可能か否かを、前記燃料タンクの容量および前記燃料タンク内の現時点での燃料量に基づいて判別するガソリン給油可否判別手段と、
    前記ガソリン給油可否判別手段によって、必要ガソリン給油量のガソリンを現時点で燃料タンクに給油することが可能と判断された場合、必要ガソリン給油量を運転者に通知する必要ガソリン給油量通知手段と、
    前記ガソリン給油可否判別手段によって、必要ガソリン給油量のガソリンを燃料タンクに給油することが不可能と判断された場合、前記内燃機関の運転を停止しないように運転者に警告する内燃機関運転停止禁止警告手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の始動異常回避誘導システム。
  2. ガソリンに加え、アルコール、及び、ガソリンとアルコールとの混合物を燃料として使用することが可能な内燃機関の始動異常回避誘導システムであって、
    前記内燃機関の燃料温度を検出する燃料温度検出手段と、
    前記内燃機関の燃料のアルコール濃度を検出するアルコール濃度検出手段と、
    前記内燃機関の運転を停止させた場合に再度始動させることが可能と判断する閾値となる燃料温度である始動可能燃料温度を、前記内燃機関の運転中に、前記アルコール濃度検出手段によって検出された燃料のアルコール濃度に基づいて算出する始動可能燃料温度算出手段と、
    前記始動可能燃料温度算出手段によって算出された始動可能燃料温度より、前記燃料温度検出手段によって検出された燃料温度が低い場合に、前記内燃機関の運転を停止させると再度始動させるときに異常が発生する可能性が高いことを警告する始動異常発生警告手段と、
    前記始動可能燃料温度算出手段によって算出された始動可能燃料温度より、前記燃料温度検出手段によって検出された燃料温度が低い場合に、始動可能燃料温度が前記燃料温度検出手段によって検出された燃料温度以下となる燃料のアルコール濃度である始動可能アルコール濃度を算出する始動可能アルコール濃度算出手段と、
    燃料のアルコール濃度を、前記始動可能アルコール濃度算出手段によって算出される始動可能アルコール濃度とするのに必要なガソリンの給油量である必要ガソリン給油量を算
    出する必要ガソリン給油量算出手段と、
    該必要ガソリン給油量算出手段によって算出された必要ガソリン給油量のガソリンを現時点で燃料タンクに給油することが可能か否かを、前記燃料タンクの容量および前記燃料タンク内の現時点での燃料量に基づいて判別するガソリン給油可否判別手段と、
    前記ガソリン給油可否判別手段によって、必要ガソリン給油量のガソリンを現時点で燃料タンクに給油することが可能と判断された場合、必要ガソリン給油量を運転者に通知する必要ガソリン給油量通知手段と、
    前記ガソリン給油可否判別手段によって、必要ガソリン給油量のガソリンを燃料タンクに給油することが不可能と判断された場合、前記内燃機関の運転を停止しないように運転者に警告する内燃機関運転停止禁止警告手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の始動異常回避誘導システム。
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