JP5751148B2 - 燃料供給システム - Google Patents

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Description

本発明は、性状を異にする燃料を混合させた燃料を使用可能とする内燃機関に適用される燃料供給システムに関する。
従来から、性状を異にする燃料、例えばアルコール濃度が異なる燃料が混合された燃料を使用可能とする内燃機関の燃料供給システムが知られている(特許文献1、2参照)。
特許文献1の燃料供給システムは、内燃機関への燃料の供給量を増減させたときの空燃比の挙動から燃料のアルコール濃度を推定し、その推定したアルコール濃度に従って燃料供給制御を行うシステムである。特許文献2の燃料供給システムは、燃料のアルコール濃度を検出するセンサを供給経路途中に設け、当該センサによって検出されたアルコール濃度に従って燃料供給制御を行うシステムである。
特開2003−120363号公報 特開昭56−98540号公報
特許文献1の燃料供給システムでは、給油が行われた場合、供給経路内の燃料が消費されるまでは、給油前のアルコール濃度に従った燃料供給制御を行い、その後、燃料の供給量を増減させたときの空燃比の挙動によりアルコール濃度を推定し、その推定したアルコール濃度に従った燃料供給制御を行う。なお、供給経路内の燃料の消費が完了したか否かは、供給経路の容積分の燃料が消費されたか否かで判定される。このような燃料供給制御では、アルコール濃度を推定するのに、供給経路内に留まっている給油前の燃料が消費されるまで待たなければならないので、燃料供給制御が複雑となる。
また、供給経路内の給油前の燃料と燃料タンク内の給油後の燃料は、それらの境界部分で互いに混ざり合い、供給経路内の給油前の燃料において当該境界部分に近い部分のアルコール濃度は、給油前のものから変化する。このように境界部分のアルコール濃度は変化しているにもかかわらず、供給経路内の燃料の消費が完了したと判定されるまでは、給油前のアルコール濃度に従った燃料供給制御が行われるので、エミッション・走行性能が悪化するおそれがある。
一方、特許文献2の燃料供給システムでは、上記センサが供給経路内に設置されるので、供給経路内においてセンサよりも内燃機関側に留まっている給油前の燃料が消費されるまでは、内燃機関へ供給される燃料のアルコール濃度に適した燃料供給制御ができず、エミッション・走行性能が悪化するおそれがある。また、特許文献2の燃料供給システムに、給油前の燃料が消費されのを待つという特許文献1の技術を適用した場合、燃料供給制御が複雑となる。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、燃料供給制御を複雑にすることなく、エミッション・走行性能の悪化を抑制できる燃料供給システムを提供することである。
発明の目的を達成するために、請求項1の発明は、性状を異にする燃料を混合させた燃料を使用可能な内燃機関に適用され、燃料タンク内の燃料を内燃機関に供給する供給経路内若しくは燃料タンク内に配置され、燃料の混合比を検出する検出手段によって検出された燃料の混合比、又は内燃機関の運転状態から推定された燃料の混合比に従って、内燃機関への燃料の燃料供給制御を行う燃料供給システムであって、供給経路内の燃料を燃料タンクに戻す燃料戻し機構と、燃料戻し機構を制御する制御部とを備え、制御部は、燃料タンクへの給油が行われたか否かを判定する給油判定手段と、給油判定手段によって給油が行われたと判定されたときに、燃料戻し機構を駆動させて、供給経路内に留まっている給油前の燃料を燃料タンクに戻す戻し処理を実行する戻し処理実行手段と、燃料タンク内に設けられた残量検出器から燃料残量に関する情報を取得する残量取得手段と、給油判定手段によって給油が行われたと判定されたときに、残量取得手段により取得した給油前の燃料残量が所定値を上回っている場合には、戻し処理実行手段による戻し処理の実行を禁止することにより、戻し機構の駆動を禁止する禁止手段と、を備えることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、燃料タンクに燃料が給油されると、戻し処理実行手段により戻し処理が実行され、燃料戻し機構が駆動される。これにより、供給経路内に留まっている給油前の燃料が、一旦燃料タンクに戻る。そのため、燃料タンク内の燃料と供給経路内の給油前の燃料とが混ざった燃料が内燃機関に供給されることとなる。よって、給油直後の内燃機関の運転状態から推定された混合比、又は供給経路内の若しくは燃料タンク内の検出手段によって検出された混合比に従って燃料供給制御を行う場合において、燃料供給制御を複雑にすることなく、エミッション・走行性能の悪化を抑制することができる。即ち、内燃機関の運転状態から推定された混合比に従って燃料供給制御を行う場合では、給油直後から内燃機関に供給される燃料の混合比は、燃料タンク内における給油後の燃料の混合比とほぼ同じとなる。これによれば、供給経路内の燃料を消費するまで待つこと無く、混合比の推定を行うことができる。その結果、燃料供給制御が複雑となるのを抑制できる。また、給油直後の内燃機関に供給される燃料の混合比は、燃料タンク内における給油後の燃料の混合比とほぼ同じなので、供給経路内の燃料が消費されるときの混合比の変化は、事前に供給経路内の燃料を燃料タンク内に戻さない従来技術に比べ小さい。したがって、給油直後に推定した混合比に従った燃料供給制御によっても、エミッション・走行性能の悪化を抑制できる。
一方、供給経路内又は燃料タンク内の検出手段により検出された混合比に従って燃料供給制御を行う場合では、給油直後から内燃機関に供給される燃料の混合比は、燃料タンク内における給油後の燃料の混合比とほぼ同じとなる。これによれば、検出手段が検出した混合比は、内燃機関に供給される燃料の混合比を表したものとなる。ゆえに、給油直後から検出手段により検出の混合比に従った燃料供給制御を行なっても、エミッション・走行性能の悪化を抑制できる。また、検出手段よりも内燃機関側に留まっている給油前の燃料が消費されるのを待つ必要がないので、燃料供給制御が複雑となるのを抑制できる。
例えば、燃料タンク内の燃料残量が、当該燃料タンクの最大容量に近い値となっている場合、性状の異なる燃料が給油されたとしても、給油後の燃料の混合比は、給油前の燃料の混合比から変化する。しかし、その変化は小さく、給油前の混合比に従って燃料供給制御を行なっても、エミッション・走行性能への影響は少ない。請求項1の発明によれば、給油前の燃料残量が所定値を上回っている場合に燃料タンクに燃料が給油されても、禁止手段により、戻し処理実行手段による戻し処理の実行が禁止され、戻し機構の駆動が禁止されることになる。このことによれば、給油の前後で燃料タンク内の燃料の混合比の変化は小さく、エミッション・走行性能に対する影響が少ない場合の燃料戻し機構の無駄な駆動を抑制することができる。なお、上述の所定量とは、給油することにより燃料の混合比が変化するが、給油前の混合比に従って燃料供給制御を行なっても、エミッション・走行性能への影響が少ない量を意味する。例えば、所定量とは燃料タンクの最大容量に近い値に設定される。
請求項2の発明は、燃料戻し機構は、燃料タンク内の燃料を吸入し、吐出することにより燃料を供給経路に供給する燃料ポンプ、供給経路において内燃機関に燃料を噴射する燃料噴射弁よりも下流側に配置され、供給経路内の燃料圧力が予め設定された設定圧を上回ると燃料を排出することにより供給経路内の燃料圧力を設定圧に調整する圧力調整手段、及び圧力調整手段から排出された燃料を燃料タンクに戻すリターン経路を備え、戻し処理は、供給経路内の燃料圧力が設定圧を上回るように燃料ポンプを駆動させて、供給経路内に留まっている給油前の燃料を圧力調整手段から排出させ、圧力調整手段及びリターン経路を経由して、燃料タンクに戻すものであることを特徴としている。
ここで、通常、燃料供給システムは、燃料タンク内の燃料を吸入し、吐出することにより、燃料を供給経路に供給する燃料ポンプ、供給経路内の燃料圧力を予め設定された設定圧に調整する圧力調整手段、及び供給経路内の燃料圧力が設定圧を上回ったとき、圧力調整手段から排出される燃料を燃料タンクに戻すリターン経路を備えている。
請求項2の発明によれば、戻し処理によって燃料ポンプが駆動すると、供給経路内の燃料圧力が高まり、設定圧を上回る。これにより、供給経路内の給油前の燃料は、圧力調整手段から排出され、リターン経路を介して燃料タンクに戻る。このように、請求項2の発明によれば、供給経路内の燃料を燃料タンクに戻す戻し処理を燃料供給システムが通常備える構成品によって、供給経路内の燃料を燃料タンクに戻すことを実現することができる。このような構成で燃料タンクに燃料を戻すことができるので、燃料供給システムが複雑になるのを抑制できる。また、圧力調整手段は、供給経路において燃料噴射弁よりも下流側に配置されているので、供給経路内の燃料を可能な限り燃料タンク4に戻すことができる。
さらに、請求項2の発明によれば、燃料ポンプは燃料タンク内の燃料を供給経路に吐出するので、燃料タンクへ供給経路内の燃料を戻すのと同時に、供給経路内を燃料タンク内の給油中、又は給油後の燃料で満たすことができる。ゆえに、給油後から即座に内燃機関への燃料供給が可能となり、内燃機関1の始動性が向上する。
請求項3の発明は、制御部は、燃料タンクへの給油が完了したことを判定する完了判定手段と、完了判定手段により給油が完了したと判定されたことに基づき、戻し処理を終了する終了手段と、を備えることを特徴としている。
請求項3の発明によれば、完了手段が給油が完了したと判定されたことに基づき、戻し処理が終了する。これによれば、供給経路内の燃料が戻っているにもかかわらず、戻し処理が実行され続け、戻し機構が無駄に駆動されるのを抑制できる。
請求項4の発明は、完了判定手段は、残量取得手段により取得した燃料残量の単位時間あたりの変化量が所定値以下となると、給油が完了したと判定することを特徴としている。
燃料タンクへの給油が完了すると、残量検出器が検出した燃料残量の単位時間あたりの変化量は小さくなる。請求項4の発明によれば、燃料タンクに通常設けられる残量検出器から取得する燃料残量の単位時間あたりの変化量が所定値以下となることにより、完了判定手段は給油を判定するので、特別な装置を用いなくとも確実に給油の完了を判定することができる。
請求項5の発明は、制御部は、内燃機関の始動要求があったか否かを判定する要求判定手段と、内燃機関が停止している状態にあり、戻し処理実行手段による戻し処理の実行により、燃料ポンプが駆動されているときに、要求判定手段が内燃機関の始動要求があったと判定すると、燃料ポンプを駆動させたまま、燃料噴射弁を駆動させて内燃機関に燃料を供給することにより、内燃機関を始動可能な状態に移行させる移行手段と、を備えることを特徴としている。
請求項5の発明によれば、内燃機関が停止しており、戻し処理実行手段により戻し処理が実行され、燃料ポンプが駆動しているときに、内燃機関の始動要求があると、燃料ポンプを駆動したまま、燃料噴射弁を駆動し、内燃機関に燃料を供給することにより、内燃機関を始動可能な状態に移行させる移行手段が実行される。これによれば、燃料ポンプの駆動を停止することなく、内燃機関を始動させているので、内燃機関の始動性が向上する。
請求項6の発明は、燃料タンクの給油口の開閉状態に関する情報が入力される入力部と、入力部に給油口の開状態の情報が入力されることにより、制御部の給油判定手段に給油の判定をさせるために、制御部へ電力を供給して制御部を起動する電力制御部と、を備えることを特徴としている。
通常、利用者は、給油する際、内燃機関を停止させる。このとき、燃料供給制御を司る制御部は非起動状態となる。制御部が非起動状態となっている場合、給油が行われても、制御部による給油の判定が行えない。
そこで、請求項6の発明によれば、内燃機関が停止し、制御部が非起動状態にあっても、給油口の開状態が入力部に入力されることにより、制御部に給油の判定を行わせるために、電力制御部が制御部を起動させる。その結果、内燃機関が停止状態にあっても、給油の判定を行うことが可能となり、内燃機関の停止期間中に戻し処理を行うことができる。
請求項7の発明は、制御部が起動した後、給油判定手段によって給油が行われないと判定されると、電力制御部は、制御部への電力供給を停止して、制御部を非起動状態にすることを特徴としている。
給油口は通常、利用者により開閉されるものであり、給油時に開かれる。しかし、利用者に給油の意思が無い場合であっても、利用者の誤操作により給油口が開かれることがある。また、給油口が開かれたことを利用者が認識していない場合もある。
請求項6の発明によると、利用者の誤操作により給油口が開状態となっても、制御部は起動する。このように制御部が起動するものにおいては、利用者に給油の意思が無い場合、制御部の起動状態が維持されることとなるので、電力を浪費してしまうおそれがある。
そこで、請求項7の発明によれば、例えば利用者に給油の意思が無く、給油が行われないことが判定されると、電力制御部は制御部への電力供給を停止して、制御部を非起動状態とする。これにより、給油の可能性が低いのに制御部の起動状態が維持されることを抑制でき、電力の浪費を抑制することができる。
利用者に給油の意思が無いのに給油口が開かれた場合では、燃料残量の状態、及び給油口の状態は、以下に説明するような状態となることが考えられる。例えば、給油口が開いていることを利用者が気付いた場合では、利用者は給油せずに給油口を閉じる。このとき、燃料残量にはほとんど変化が見られないまま、給油口が閉じることとなる。給油口が開いていることを利用者が気付いていない場合では、給油されること無く、給油口が開かれた状態が継続する。このとき、燃料残量にほとんど変化が見られないまま、給油口の開状態が継続することとなる。
したがって、請求項8の発明のように、制御部が給油の判定を開始してからの燃料残量の変化が所定値以下である状態のまま、給油口の閉状態の情報が入力部に入力されたことを検出すれば、燃料タンクへの給油が行われないことを判定することができる。
また、請求項9の発明のように、制御部が給油の判定を開始してからの燃料残量の変化が所定値以下である状態が所定時間を上回って継続することを検出すれば、燃料タンクへの給油が行われないことを判定することができる。
本発明の第1実施形態による燃料供給システムの構成を説明するための図である。 本発明の第1実施形態による燃料供給システムにおけるECUの回路構成を示す回路構成図である。 本発明の第1実施形態による燃料供給システムのメインフローを示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態による燃料供給システムの燃料リターン制御を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態による燃料供給システムの構成を説明するための図である。 本発明の第3実施形態による燃料供給システムの燃料リターン制御の一部を示すフローチャートである。
以下、本発明の第1実施形態による燃料供給システムについて、図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1に示す内燃機関1は、性状を異にする燃料を混合したものを燃料として使用可能である。本実施形態では、性状を異にする燃料として、ガソリン、エタノールやメタノール等のアルコール、ガソリンにアルコールを混合したアルコール混合燃料を使用する。また、内燃機関1は、これらの燃料を単独でも使用可能であることは勿論、いずれかの燃料を任意の比率で混合させた燃料も使用可能である。
燃料供給システム3は、燃料タンク4内の燃料を内燃機関1の各シリンダ2に供給する。各シリンダ2には、燃料とは別に、吸入空気経路を介して空気が供給される。内燃機関1は、各シリンダ2に供給された燃料と空気とが混合された混合気を燃焼することにより、回転トルクを発生する。混合気の燃焼により発生する排気ガスは、排気管24を通じて車外に放出される。
燃料供給システム3は、燃料タンク4、燃料ポンプ8、供給パイプ9、デリバリパイプ10、インジェクタ11、プレッシャレギュレータ12、リターンパイプ13、空燃比センサ14及び電子制御ユニット(ECU)16等を備えている。
燃料タンク4は、給油口5より給油される燃料を蓄積する。燃料タンク4に蓄積される燃料は、ガソリン、アルコール、アルコール混合燃料のいずれか、又はこれらの燃料を任意の比率で混合させたものである。即ち、利用者は、上記した種類の燃料であれば、任意に給油が可能である。このようにして、上記した種類の燃料が任意に給油されるので、燃料タンク4内の燃料の混合比が変化する。アルコールが混入した燃料を使用する場合、混合比の変化はアルコール濃度の変化として表れる。よって、アルコール濃度を検出又は推定することにより、燃料の混合比を検出又は推定することができる。
また、給油口5には、給油口スイッチ6が設けられている。給油口スイッチ6は、給油口5の開閉状態(開状態及び閉状態)に応じた信号を発生し、ECU16に出力する。また、燃料タンク4には、タンク内の燃料残量を検出するための燃料レベルセンサ7が設けられている。燃料レベルセンサ7は、燃料残量に応じた燃料レベル信号をECU16に出力する。
燃料ポンプ8は、燃料タンク4内に収容されており、通電により駆動する電動ポンプである。燃料ポンプ8は、燃料タンク4内の燃料を吸入し、吸入した燃料を供給パイプ9に向けて吐出する。
供給パイプ9は、燃料ポンプ8から供給された燃料を、デリバリパイプ10に供給する。デリバリパイプ10には、インジェクタ11が設けられており、デリバリパイプ10は、供給パイプ9から供給された燃料をインジェクタ11に分配する。インジェクタ11は、シリンダ2毎に1つずつ設けられており、デリバリパイプ10から分配された燃料をシリンダ2に噴射する。なお、インジェクタ11はECU16によって噴射量が制御される。
プレッシャレギュレータ12は、デリバリパイプ10内の燃料圧力を調整する装置であり、デリバリパイプ10においてインジェクタ11の下流側に配置されている。プレッシャレギュレータ12は、デリバリパイプ10内の燃料圧力が設定圧を上回ったときに、デリバリパイプ10内の燃料の一部をリターンパイプ13に逃がすことで、デリバリパイプ10内の燃料圧力を設定圧に維持する。リターンパイプ13は、プレッシャレギュレータ12から排出された燃料を燃料タンク4に戻すパイプである。
空燃比センサ14は、排気管24に設置され、内燃機関1からの排気ガス中の酸素濃度に応じた酸素濃度信号を発生し、その信号をECU16に出力するセンサである。
ECU16は、各種センサ及びスイッチから入力される各種信号に基づき、内燃機関1の運転状態に応じて燃料の噴射量を制御する燃料供給制御、及び給油が行われたときに供給パイプ9及びデリバリパイプ10内の燃料を燃料タンク4内に戻す燃料リターン制御を行う。なお、燃料供給制御及び燃料リターン制御についての詳細な説明は後述する。
ECU16には、給油口スイッチ6からの開閉状態に応じた給油口開閉信号、燃料レベルセンサ7からの燃料残量に応じた燃料レベル信号、内燃機関1のクランク回転速度を検出するためのクランクセンサ23からの回転速度信号、利用者により操作されることにより内燃機関1の始動要求のためのON信号等を発生するイグニッションスイッチ(IGスイッチ)22からの信号、空燃比センサ14からの排気ガス中の酸素濃度に応じた酸素濃度信号等が入力される。
次に、ECU16の回路構成について説明する。ECU16は、入力回路17、電力制御IC18、中央処理装置(CPU)19及び駆動回路20等から構成されている。
入力回路17は、各種センサ及びスイッチからの各種信号が入力される回路であって、当該入力回路17に入力された各種信号を必要に応じてCPU19又は電力制御IC18に振り分けて出力する。本実施形態において入力回路17は、始動要求信号及び給油口開閉信号をCPU19と電力制御IC18とに出力し、回転速度信号及び燃料レベル信号をCPU19に出力する。
電力制御IC18は、ECU16の外部にあるバッテリ21に接続されており、入力回路17から入力されるON信号又は給油口開閉信号、並びにCPU19から入力される電源ON/OFF要求信号に基づきCPU19への電力供給を行うか否かを制御するICである。
CPU19は、制御プログラムを実行することで、燃料ポンプ8を駆動するための駆動信号を生成したり、電源ON/OFF要求信号を生成する。駆動信号は駆動回路20に出力される。そして、駆動回路20は、CPU19からの駆動信号に基づき燃料ポンプ8の通電量を制御する。これにより、燃料ポンプ8はその通電量に応じた燃料量を吐出するように駆動される。
次に、上で説明した回路構成を有するECU16において行われる燃料供給制御及び燃料リターン制御について説明する。
燃料供給制御及び燃料リターン制御を有するメイン制御について、図3に示すメイン制御フローを用いて説明する。ステップS110が実行されるとき、電力制御IC18は、CPU19に電力を供給していないので、CPU19は、停止状態にある。ステップS110では、IGスイッチ22がONとなっているか否かを判定する。IGスイッチ222がONとなっているか否かは、入力回路17に入力されるIGスイッチ22からのON信号の有無によって判定できる。入力回路17にON信号が入力されている場合、利用者の内燃機関1の始動要求があったとみなされ、処理はステップS130に移行する。なお、このとき、ON信号は、入力回路17から電力制御IC18に出力される。入力回路17にON信号が入力されていない場合、処理はステップS120に移行する。
ステップS120では、給油口5が開状態となっているか否かを判定する。給油口5が開状態となっているか否かは、入力回路17に入力される開閉信号によって判定できる。開閉信号が開状態に応じたものである場合、処理はステップS130に移行する。開閉信号が閉状態に応じたものである場合、処理はステップS110に戻る。
ステップS130では、電力制御IC18がCPU19を起動する。具体的には、入力回路17からのON信号の入力により、電力制御IC18がCPU19に電力を供給する。これにより、CPU19が起動する。そして、入力回路17は、ON信号をCPU19に出力する。
ステップS140では、図4に示す燃料リターン制御を実行する。図4に示すように、ステップS210では、内燃機関1の始動要求があったか否かを判定する。始動要求があったか否かは、入力回路17を介して、CPU19にIGスイッチ22のON信号が入力されたか否かによって判定できる。ステップS210が実行されるときに、CPU19にON信号が入力されていれば、始動要求があったと判定される。このように始動要求があったと判定された場合、CPU19は燃料リターン制御を終了し、処理はステップS150に移行する(図3参照)。ON信号が入力されていなければ、始動要求がないと判定される。始動要求がないと判定された場合、処理はステップS220に移行する。
ステップS220では、給油が行われたか否かを判定する。給油が行われたか否かは、CPU19に入力される燃料レベル信号から求めた燃料残量の変化を検出することによって判定できる。燃料残量の変化が所定値を上回ると、給油が行われたと判定する。給油が行われたと判定されると、処理はステップS260に移行する。そうでなければ、現時点において給油は行われていないと判定し、処理はステップS230に移行する。なお、ステップS260の処理については後述する。
ステップS230では、CPU19が起動してからの燃料残量の変化、つまりステップS220において判定に使用した燃料残量の変化が所定値以下である状態が所定時間を上回って継続しているか否かを判定する。このステップS230において、前述の燃料残量の変化が所定値以下である状態が所定時間を上回って継続していると判定すると、給油が行われないとして、処理はステップS300に移行する。ステップS300では、CPU19が停止され、非起動状態となる。具体的には、CPU19が電力制御IC18にOFF要求信号を出力し、それを受けた電力制御IC18がCPU19への電力供給を停止する。そして、燃料リターン制御が終了する。その後、処理は、ステップS110に戻る(図3参照)。
ステップS230において、前述の燃料残量の変化が所定値以下である状態が所定時間を上回って継続していないと判定すると、給油が行われる可能性があるとして、処理はステップS240に移行する。
ステップS240では、給油口5が閉状態となったか否かを判定する。給油口5が閉じ、入力回路17に給油口5の閉状態の信号が入力されたことに応じて、処理をステップS300に移行する。更に詳細には、入力回路17を介して給油口5の閉状態の信号がCPU19に入力されると、処理はステップS300に移行する。ステップS300では、CPU19を停止し、非起動状態とする。そして、燃料リターン制御が終了する。その後、処理は、ステップS110に戻る(図3参照)。
ステップS240において、給油口5が閉状態となっていないと判定すると、給油が行われる可能性があるとして、処理はステップS250に移行する。
ステップS250では、内燃機関1の始動要求があったか否かを判定する。判定の具体的な方法は、ステップS210と同じであるため説明を省略する。始動要求があれば、燃料リターン制御が終了し、処理はステップS150に移行する(図3参照)。始動要求がなければ、処理はステップS220に戻る。
ステップS220において給油が行われたと判定された後に実行されるステップS260では、燃料ポンプ8を駆動する。ここでは、供給パイプ9及びデリバリパイプ10内の燃料圧力がプレッシャレギュレータ12の設定圧を上回るように燃料ポンプ8は駆動される。これにより、供給パイプ9及びデリバリパイプ10内の燃料圧力は設定圧を上回ることとなる。その結果、供給パイプ9及びデリバリパイプ10内の給油前の燃料は、燃料ポンプ8から吐出される燃料タンク4内の給油中又は給油後の燃料により押し出され、プレッシャレギュレータ12から排出される。そして、その燃料は、リターンパイプ13を介して燃料タンク4に戻ることとなる。その後、供給パイプ9及びデリバリパイプ10内は、燃料タンク4内の給油中又は給油後の燃料で満たされることとなる。
燃料ポンプ8が駆動を開始してから実行されるステップS270では、給油が完了したか否かを判定する。給油が完了したか否かは、CPU19に入力される燃料レベル信号から求めた燃料残量の単位時間あたり変化量が所定値以下となるか否かで判定できる。変化量が所定値以下となる場合では給油が完了したと判定し、処理はステップS290に移行する。変化量が所定値を上回っている場合では給油は完了していないと判定し、処理はステップS280に移行する。
ステップS280では、内燃機関1の始動要求があったか否かを判定する。判定の具体的な方法は、ステップS210、S250と同じであるため説明を省略する。始動要求があれば、CPU19は燃料リターン制御を終了し、処理はステップS150に移行する(図3参照)。始動要求がなければ、処理はステップS270に戻る。
ステップS290では、燃料ポンプ8を停止する。そして、ステップS300では、CPU19を停止する。その後、処理は、ステップS110に移行する(図3参照)。
次に、燃料リターン制御のステップS210、S250又はS280で始動要求があったと判定されたときに実行される燃料供給制御について説明する。この燃料供給制御では、内燃機関1の運転状態に応じてインジェクタ11の噴射量を制御することにより、内燃機関1への燃料供給を制御する。ステップS150で実行される燃料供給制御では、空燃比センサ14からの酸素濃度に応じた酸素濃度信号から混合気の空燃比を検出し、その空燃比から内燃機関1に供給される燃料のアルコール濃度を推定する。具体的には、ECU16が意図的に燃料の噴射量を変化させ、このときの空燃比センサ14からの酸素濃度信号の挙動から燃料のアルコール濃度を推定する。そして、ECU16は、このステップS150において推定したアルコール濃度に従いインジェクタ11の噴射量を制御する。これにより、内燃機関1は、利用者が要求するトルクを適切に発生することができる。
ステップS160では、IGスイッチ22がONとなっているか否かを判定する。具体的な判定方法については、ステップS110と同じであるため、説明を省略する。入力回路17にON信号が入力されている場合、利用者は内燃機関1の運転を望んでいるとみなし、運転状態に応じた燃料供給制御を行う。入力回路17にON信号が入力されていない場合、利用者は内燃機関1の運転を望んでいないとみなし、処理をステップS170に移行する。ステップS170では、CPU19を停止する。CPU19の停止の手順は、ステップS300と同じであるため、説明を省略する。
以上、説明したように、本実施形態の燃料供給システム3では、燃料タンク4に燃料が給油され、ステップS220において肯定判定となると、燃料ポンプ8が駆動される(ステップS260参照)。そうすると、燃料ポンプ8からの燃料によって供給パイプ9及びデリバリパイプ10内の給油前の燃料が、押し出され、リターンパイプ13を通じて燃料タンク4に戻り、燃料タンク4の燃料と混ざることとなる。そして、内燃機関1が始動し、ステップS150の燃料供給制御が実行されるとき、内燃機関1には、燃料タンク4内の燃料と両パイプ9、10内の給油前の燃料とが混ざった燃料が供給されることとなる。
即ち、本実施形態のような内燃機関1の運転状態(混合気の空燃比の状態)から推定されるアルコール濃度に従って燃料供給制御を行う場合では、給油直後から内燃機関1に供給される燃料のアルコール濃度は、燃料タンク4内における給油後の燃料のアルコール濃度とほぼ同じとなる。これによれば、供給パイプ9及びデリバリパイプ10内の燃料を消費するまで待つこと無く、アルコール濃度の推定を行うことができる。その結果、燃料供給制御が複雑となるのを抑制できる。
また、給油直後の内燃機関1に供給される燃料のアルコール濃度は、燃料タンク4内における燃料のアルコール濃度とほぼ同じなので、両パイプ9、10の燃料が消費されるときの変化は、両パイプ9、10の燃料を事前に燃料タンク4に戻さないものに比べ小さい。よって、給油直後から内燃機関1の運転状態によりアルコール濃度を推定し、その推定した濃度によって燃料供給を制御するようにしても、エミッション・走行性能の悪化を抑制できる。
ここで、燃料ポンプ8、プレッシャレギュレータ12及びリターンパイプ13は、通常、燃料供給システム3が備える構成部品である。本実施形態では、前述したように通常燃料供給システム3が備える構成部品によって、両パイプ9、10内の燃料を燃料タンク4に戻すことを実現できる。このような構成で燃料を燃料タンク4に戻すことによれば、別途、制御弁やパイプ等を燃料供給システム3に設ける必要が無いので、燃料供給システム3が複雑になるのを抑制できる。また、前述したようにプレッシャレギュレータ12は、デリバリパイプ10においてインジェクタ11よりも下流側に配置されているので、両パイプ9、10内の燃料を可能な限り燃料タンク4に戻すことができる。さらに、本実施形態では、両パイプ9、10内の燃料を燃料タンク4を戻すのと同時に、両パイプ9、10内を燃料タンク4内の給油中又は給油後の燃料で満たすことができる。ゆえに、給油後から即座に内燃機関1への燃料供給が可能となり、内燃機関1の始動性が向上する。
加えて、本実施形態では、ステップS270において、燃料タンク4への給油が完了したと判定されたことに基づき、燃料ポンプ8の駆動を停止している。このことによれば、供給パイプ9及びデリバリパイプ10内の燃料が燃料タンク4に戻っているにもかかわらず、燃料ポンプ8が無駄に駆動されるのを抑制できる。
ここで、通常、燃料タンク4には、燃料残量を検出する燃料レベルセンサ7が設けられている。また、燃料タンク4への給油が完了すると、燃料レベルセンサ7が検出した燃料残量の単位時間あたりの変化量は小さくなる。本実施形態によれば、燃料レベルセンサ7からの燃料レベル信号から燃料残量を求め、その求められた燃料残量の単位時間あたりの変化量が所定値以下となると、給油が完了したと判定するので、特別な装置を用いなくとも確実に給油の完了を判定することができる。
また、本実施形態では、燃料レベルセンサ7からの燃料レベル信号に基づき求められた燃料残量の変化が、CPU19による給油判定の開始から、つまりCPU19が起動してから所定値を上回ることを検出することで、給油が行われたと判定している。これによれば、特別な装置を用いず、通常燃料タンク4に設けられている燃料レベルセンサ7からの信号に基づいて、給油が行われたことを判定することが可能となる。
本実施形態のように内燃機関1が停止しており、供給パイプ9及びデリバリパイプ10内の燃料を燃料タンク4内に戻すために燃料ポンプ8が駆動しているときに、内燃機関1の始動要求があると(ステップS280参照)、燃料ポンプ8を駆動させたまま、インジェクタ11を駆動して内燃機関1に燃料を供給することにより、内燃機関1を始動可能な状態に移行させる制御を実行している(図3のステップS280及び図4のステップS150参照)。この制御によれば、燃料ポンプ8の駆動を停止すること無く、内燃機関1を始動させるので、内燃機関1の始動性が向上する。
通常、利用者は、給油する際、内燃機関1を停止させる。このとき、燃料供給制御を司るCPU19は非起動状態となる。CPU19が非起動状態となっている場合、給油が行われてもCPU19による給油の判定が行えない。
そこで、本実施形態では、内燃機関1が停止し、CPU19が非起動状態にあっても、給油口スイッチ6から入力回路17に給油口5の開状態に応じた信号が入力されると、入力回路17は、その信号を電力制御IC18に出力する。そして、電力制御IC18は、給油の判定を行わせるためにCPU19にバッテリ21の電力を供給し、CPU19を起動状態にする。その結果、内燃機関1が停止状態にあっても、給油の判定を行うことができ、内燃機関1の停止期間中に供給パイプ9及びデリバリパイプ10内の燃料を燃料タンク4に戻す処理を実行することができる。
給油口5は通常、利用者により開閉されるものであり、給油時に開かれる。しかし、利用者に給油の意思が無い場合であっても、利用者の誤操作により給油口5が開かれることがある。また、給油口5が開かれたことを利用者が認識していない場合もある。
本実施形態のように、給油口5が開かれたことによってCPU19を起動するものにおいては、前述したように利用者の誤操作により給油口5が開状態となっても、CPU19は起動する。このようにCPU19が起動するものにおいては、利用者に給油の意思が無い場合、CPU19の起動状態が維持されることとなるので、バッテリ21の電力を浪費してしまうおそれがある。
そこで、本実施形態では、例えば利用者に給油の意思が無く、給油が行われないことが判定されると(ステップS230、S240参照)、電力制御IC18はCPU19への電力供給を停止して、CPU19を非起動状態とする。これにより、給油の可能性が低いのにCPU19の起動状態が維持されることが抑制でき、電力の浪費を抑制することができる。
ここで、利用者に給油の意思が無いのに給油口5が開かれた場合では、燃料残量の状態、及び給油口5の状態は、以下に説明するような状態となることが考えられる。例えば、給油口5が開いていることを利用者が気付いていない場合では、給油されること無く、給油口5が開かれた状態が継続する。このとき、燃料残量にほとんど変化が見られないまま、給油口5の開状態が継続することとなる。また、給油口5が開いていることを利用者が気付いた場合では、利用者は給油せずに給油口5を閉じる。このとき、燃料残量にはほとんど変化が見られないまま、給油口5が閉じることとなる。
本実施形態では、給油が行われないという判定を、CPU19が給油の判定を開始してから、つまりCPU19が起動してからの燃料残量の変化が所定値以下である状態が所定時間を上回って継続することを検出することによって行なっている(ステップS230参照)。これによれば、給油が行われないことを判定することができる。
また、本実施形態では、給油が行われないという判定を、CPU19が給油の判定を開始してから、つまりCPU19が起動してからの燃料残量の変化が所定値以下である状態のまま、給油口5の閉状態に応じた信号がCPU19に入力されたことを検出することによって行なっている(ステップS240)。これによれば、給油が行われないことを判定することができる。
なお、本実施形態において、供給パイプ9及びデリバリパイプ10が請求項に記載の「供給経路」に相当し、CPU19が請求項に記載の「制御部」に相当する。また、ステップS220を実行するCPU19が請求項に記載の「給油判定手段」に相当し、ステップS260の実行が請求項に記載の「戻し処理」に相当し、ステップS260を実行するCPU19が「戻し処理実行手段」に相当する。さらに、燃料ポンプ8、プレッシャレギュレータ12及びリターンパイプ13が請求項に記載の「戻し機構」に相当する。また、ステップS270を実行するCPU19が請求項に記載の「完了判定手段」に相当し、ステップS290を実行するCPU19が請求項に記載の「終了手段」に相当する。また、ステップS270において燃料レベルセンサ7からの燃料レベル信号を取得するCPU19が請求項に記載の「残量取得手段」に相当する。そして、ステップS280を実行するCPU19が請求項に記載の「要求判定手段」に相当し、ステップS280において始動要求があったと判定された後にステップS150を実行するCPU19が請求項に記載の「移行手段」に相当する。また、入力回路17が請求項に記載の「入力部」に相当し、電力制御IC18が請求項に記載の「電力制御部」に相当する。
(第2実施形態)
第1実施形態では、排気管24に設けられた空燃比センサ14からの酸素濃度信号を用いてアルコール濃度を推定し、その推定したアルコール濃度に従って燃料供給制御を行うものに、本発明を適用した場合について説明した。第2実施形態では、燃料タンク4内の燃料のアルコール濃度を検出する濃度センサ15を燃料タンク4内に設け、濃度センサ15により検出されたアルコール濃度に従って燃料供給制御を行うものに、本発明を適用した場合について説明する。濃度センサ15以外の構成は、第1実施形態と同じであるため、濃度センサ15以外の構成についての詳細な説明は省略する(図5参照)。また、ECU16でのステップS150を除く制御は、第1実施形態とほぼ同じであるため、ステップS150以外の各ステップの詳細な説明は省略する(図3及び図4参照)。以下、第1実施形態と異なる構成及び制御について説明する。
濃度センサ15は、燃料中のアルコール濃度に応じた信号を発生し、ECU16に出力する。濃度センサ15としては、例えば、燃料の比誘電率に応じた静電容量をアルコール濃度に応じた信号として出力する静電容量式のセンサ、又は燃料の透過光量(透過率)をアルコール濃度に応じた信号として出力する光学式のセンサを用いることができる。
次に、燃料リターン制御のステップS210、S250又はS280で始動要求があったと判定されたときに実行される燃料供給制御について説明する。この燃料供給制御では、濃度センサ15によって検出されたアルコール濃度に応じてインジェクタ11の噴射量を制御することにより、内燃機関1への燃料供給を制御する。そして、ECU16は、ステップS150において検出したアルコール濃度に従いインジェクタ11の噴射量を制御する。これにより、内燃機関1に供給される燃料に適した運転が可能となる。
このような内燃機関1において図3及び図4に示す制御を行う場合でも、燃料タンク4に燃料が給油されることにより、ステップS220において肯定判定がなされると、燃料ポンプ8が駆動し、燃料ポンプ8からの燃料によって供給パイプ9及びデリバリパイプ10内の給油前の燃料が、押し出され、リターンパイプ13を通じて燃料タンク4に戻る。そのため、内燃機関1が始動し、ステップS150の燃料供給制御が実行されると、燃料タンク4内の燃料と両パイプ9、10内の給油前の燃料とが混ざった燃料が、内燃機関1に供給されることとなる。
即ち、本実施形態のような濃度センサ15からの信号に基づき検出されたアルコール濃度に従って燃料供給制御を行う場合では、給油直後から内燃機関1に供給される燃料のアルコール濃度は、燃料タンク4内における給油後の燃料のアルコール濃度とほぼ同じとなる。これによれば、濃度センサ15からの信号により検出したアルコール濃度は、内燃機関1に供給される燃料のアルコール濃度を表したものとなる。ゆえに、給油直後から濃度センサ15からの信号により検出したアルコール濃度に従った燃料供給制御を行なっても、エミッション・走行性能の悪化を抑制することができる。また、このような制御によれば、濃度センサ15よりも内燃機関1側に留まっている給油前の燃料が消費されるのを待つ必要がないので、燃料供給制御が複雑となるのを抑制できる。
前述したように本実施形態は、第1実施形態で説明した制御(図3及び図4参照)を実行している。よって、本実施形態においても、第1実施形態で得られる作用効果と同等の作用効果を得ることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態は、図4に示す制御の一部が変更されている。図6に示す第3実施形態における制御では、ステップS220において給油があったと判定されても、給油前の燃料残量が所定値を上回っている場合、供給パイプ9及びデリバリパイプ10内の給油前の燃料を燃料タンク4に戻すための燃料ポンプ8の駆動を禁止する点が、図4に示す制御と異なる。
例えば、燃料タンク4内の燃料残量が、当該燃料タンク4の最大容量に近い値となっている場合、アルコール濃度の異なる燃料が給油されたとしても、給油後の燃料のアルコール濃度は、給油前の燃料のアルコール濃度から変化する。しかし、その変化量は小さく、給油前のアルコール濃度に従って燃料供給制御を行なっても、エミッション・走行性能への影響は少ない。
具体的には、図6に示すようにステップS220において給油があったと判定された後に、給油前の燃料残量が所定値を上回っているか否かを判定するステップS400を追加する。このステップS400において、燃料残量が所定値を上回っていると判定された場合、処理はステップS300に移行する。燃料残量が所定値以下であると判定された場合、処理はステップS260に移行する。なお、本実施形態において所定値とは、給油することにより燃料のアルコール濃度が変化するが、給油前のアルコール濃度に従った燃料供給制御を行なっても、エミッション・走行性能に対する影響が少ない量を意味する。例えば、所定量とは燃料タンク4の最大容量に近い値に設定される。
以上のように、ステップS400を図4の制御に追加することによれば、例えば、ステップS400において燃料残量が所定値を上回っていると判定された場合では、給油後のアルコール濃度の変化は小さく、給油前のアルコール濃度に従った燃料供給制御を行なっても、エミッション・走行性能への影響が少ない。よって、ステップS400において肯定判定された場合では、燃料ポンプ8の駆動を禁止して、CPU19を停止し、非起動状態にする制御を実行する。また、ステップS400において燃料残量が所定値以下となっていると判定された場合では、給油を行うことにより、燃料残量が所定値を上回っていると判定されたときに比べ、給油後のアルコール濃度の変化は大きい。このようにアルコール濃度の変化が大きい場合、給油前のアルコール濃度に従った燃料供給制御を行うと、エミッション・走行性能が悪化するおそれがある。このため、本実施形態では、ステップS400において否定判定されると、燃料ポンプ8を駆動して、供給パイプ9及びデリバリパイプ10の燃料を燃料タンク4に戻している。
即ち、本実施形態では、先の第1、第2実施形態のように給油が行われると必ず燃料ポンプ8を駆動させるのではなく、エミッション・走行性能に悪影響を及ぼすおそれが少ない場合には燃料ポンプ8の駆動を禁止する。よって、無駄に燃料ポンプ8が駆動するのを抑制することができる。
上述したように、本実施形態において図6に示す制御は、ステップS400が追加された以外には、図4を同じである。よって、本実施形態によって得られる作用効果以外の作用効果は、第1、第2実施形態で得られる作用効果とほぼ同じである。
(その他の実施形態)
以上、本発明による第1〜第3実施形態について説明したが、本発明は、上記先の実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
例えば、先の実施形態では、給油があったと判定されたときに燃料ポンプ8を駆動することにより、供給パイプ9及びデリバリパイプ10に留まっている給油前の燃料を燃料タンク4に戻しているが、デリバリパイプ10と燃料タンク4とを接続する配管を設け、その配管に給油があったと判定されたときに開く制御弁を設けても良いし、燃料ポンプ8とは別にバキュームポンプを設け、給油があったと判定されたときにバキュームポンプを駆動して、供給パイプ9及びデリバリパイプ10内の燃料を吸引するようにしても良い。
また、先の実施形態の図4に示すステップS270では、燃料残量の単位時間あたりの変化量が所定値以下となったことを検出することにより給油の完了を判定している。そして、給油の完了が判定されると、燃料ポンプ8が停止するようになっている。このような燃料ポンプ8の制御に対し、給油が完了したら、所定時間は燃料ポンプ8を駆動し、その後、燃料ポンプ8を停止するようにしても良い。また、給油が完了し、さらに給油口5の閉状態に応じた信号がCPU19に入力されたら、燃料ポンプ8を停止するようにしても良い。これらの燃料ポンプ8の制御によれば、給油の完了が判定された後も燃料ポンプ8が駆動されるので、供給パイプ9及びデリバリパイプ10内の燃料のアルコール濃度を、より燃料タンク4内の燃料のアルコール濃度に近づけることができる。
通常、利用者は内燃機関1を停止してから、給油するが、例外として、内燃機関1を運転させながら給油する場合もある。先の実施形態では、内燃機関1が停止していることを前提として説明したが、内燃機関1の運転中に給油があったとき、そのことにより燃料ポンプ8を駆動させ、供給パイプ9及びデリバリパイプ10内の燃料を燃料タンク4に戻すようにしても良い。この場合、インジェクタ11から燃料が噴射されているので、供給パイプ9及びデリバリパイプ10内の燃料圧力が上昇し難くなり、両パイプ9、10内の燃料がプレッシャレギュレータ12を介して燃料タンク4に戻りにくくなる。内燃機関1が運転されている状態の場合は、例えば燃料ポンプ8への通電量を増加させ、燃料ポンプ8の吐出能力を一時的に高めて燃料圧力を高めるようにすれば良い。そのような燃料ポンプ8の駆動であれば、インジェクタ11が作動している状態であっても、両パイプ9、10内の燃料圧力を一時的にプレッシャレギュレータ12の設定圧を超えさせることができ、両パイプ9、10内の燃料を燃料タンク4に戻すことができる。
1 内燃機関、2 シリンダ、3 燃料供給システム、4 燃料タンク、5 給油口、6 給油口スイッチ、7 燃料レベルセンサ、8 燃料ポンプ(戻し機構)、9 供給パイプ(供給経路)、10 デリバリパイプ(供給経路)、11 インジェクタ(燃料噴射弁)、12 プレッシャレギュレータ(戻し機構、圧力調整手段)、13 リターンパイプ(戻し機構、リターン経路)、14 空燃比センサ、15 濃度センサ、16 電子制御ユニット(ECU)、17 入力回路(入力部)、18 電力制御IC(電力制御部)、19 中央処理装置(CPU、制御部、給油判定手段、戻し処理、戻し処理実行手段、完了判定手段、終了手段、残量取得手段、要求判定手段、移行手段)、20 駆動回路、21 バッテリ、22 イグニッションスイッチ(IGスイッチ)、23 クランクセンサ、24 排気管

Claims (9)

  1. 性状を異にする燃料を混合させた燃料を使用可能な内燃機関に適用され、燃料タンク内の燃料を前記内燃機関に供給する供給経路内若しくは前記燃料タンク内に配置され、燃料の混合比を検出する検出手段によって検出された燃料の混合比、又は前記内燃機関の運転状態から推定された燃料の混合比に従って、前記内燃機関への燃料の燃料供給制御を行う燃料供給システムであって、
    前記供給経路内の燃料を前記燃料タンクに戻す燃料戻し機構と、
    前記燃料戻し機構を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記燃料タンクへの給油が行われたか否かを判定する給油判定手段と、
    前記給油判定手段によって給油が行われたと判定されたときに、前記燃料戻し機構を駆動させて、前記供給経路内に留まっている給油前の燃料を前記燃料タンクに戻す戻し処理を実行する戻し処理実行手段と、
    前記燃料タンク内に設けられた残量検出器から燃料残量に関する情報を取得する残量取得手段と、
    前記給油判定手段によって給油が行われたと判定されたときに、前記残量取得手段により取得した給油前の燃料残量が所定値を上回っている場合には、前記戻し処理実行手段による前記戻し処理の実行を禁止することにより、前記戻し機構の駆動を禁止する禁止手段と、を備えることを特徴とする燃料供給システム。
  2. 前記燃料戻し機構は、前記燃料タンク内の燃料を吸入し、吐出することにより燃料を前記供給経路に供給する燃料ポンプ、前記供給経路において前記内燃機関に燃料を噴射する燃料噴射弁よりも下流側に配置され、前記供給経路内の燃料圧力が予め設定された設定圧を上回ると燃料を排出することにより前記供給経路内の燃料圧力を前記設定圧に調整する圧力調整手段、及び前記圧力調整手段から排出された燃料を前記燃料タンクに戻すリターン経路を備え、
    前記戻し処理は、前記供給経路内の燃料圧力が前記設定圧を上回るように前記燃料ポンプを駆動させて、前記供給経路内に留まっている給油前の燃料を前記圧力調整手段から排出させ、前記圧力調整手段及び前記リターン経路を経由して、前記燃料タンクに戻すものであることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給システム。
  3. 前記制御部は、前記燃料タンクへの給油が完了したことを判定する完了判定手段と、前記完了判定手段により給油が完了したと判定されたことに基づき、前記戻し処理を終了する終了手段と、を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料供給システム。
  4. 前記完了判定手段は、前記残量取得手段により取得した燃料残量の単位時間あたりの変化量が所定値以下となると、給油が完了したと判定することを特徴とする請求項3に記載の燃料供給システム。
  5. 前記制御部は、前記内燃機関の始動要求があったか否かを判定する要求判定手段と、前記内燃機関が停止している状態にあり、前記戻し処理実行手段による前記戻し処理の実行により、前記燃料ポンプが駆動されているときに、前記要求判定手段が前記内燃機関の始動要求があったと判定すると、前記燃料ポンプを駆動させたまま、前記燃料噴射弁を駆動させて前記内燃機関に燃料を供給することにより、前記内燃機関を始動可能な状態に移行させる移行手段と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の燃料供給システム。
  6. 前記燃料タンクの給油口の開閉状態に関する情報が入力される入力部と、
    前記入力部に前記給油口の開状態の情報が入力されることにより、前記制御部の前記給油判定手段に給油の判定をさせるために、前記制御部へ電力を供給して前記制御部を起動する電力制御部と、を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料供給システム。
  7. 前記制御部が起動した後、前記給油判定手段によって給油が行われないと判定されると、前記電力制御部は、前記制御部への電力供給を停止して、前記制御部を非起動状態にすることを特徴とする請求項6に記載の燃料供給システム。
  8. 前記給油判定手段は、前記電力制御部による電力供給により前記制御部が起動状態となり、給油の判定を開始してからの燃料残量の変化が所定値以下である状態のまま、前記制御部に前記給油口の閉状態の情報が入力されたとき、前記燃料タンクへの給油は行われないと判定することを特徴とする請求項7に記載の燃料供給システム。
  9. 前記給油判定手段は、前記電力制御部による電力供給により前記制御部が起動状態となり、給油の判定を開始してからの燃料残量の変化が所定値以下である状態が所定時間を上回って継続すると、前記燃料タンクへの給油は行われないと判定することを特徴とする請求項7に記載の燃料供給システム。
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