JP4237821B1 - 編地の編成方法および横編機 - Google Patents

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Abstract

複合針のスライダに意匠撚糸の飾り糸部が引っかかることを防止できる編地の編成方法と横編機を提供する。
針本体11とスライダ12とを有する複数の複合針10と、これらの複合針10が列設される針床1Fと、針床の長手方向に往復動作して針床の歯口部2に、意匠撚糸Yを給糸する給糸部材3とを備え、歯口部2に給糸される意匠撚糸Yをフック11Aに引っ掛けて、針本体を針床1Fに引き込む動作が可能な横編機である。この横編機は、針本体が針床1Fに引き込まれるときに、給糸された意匠撚糸Yの外周に突出する飾り糸部がスライダ12に引っ掛からないように、水平以上の仰角にてエアを噴射して、飾り糸部をスライダ12から離反する方向に押さえつけるエアノズル4と、このエアノズル4を針床の長手方向に沿って往復移動させるノズル移動機構(キャリッジ5)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複合針のスライダに意匠撚糸の飾り糸部が引っ掛かることを防止できる編地の編成方法と横編機に関する。
従来から、フックを有する針本体とフックを開閉するスライダとを有する複合針(コンパウンドニードル)を用いた横編機が知られている(例えば、特許文献1)。この横編機では、歯口部を挟んで対向する針床から複合針を歯口部に進出させ、歯口部の上方から給糸部材で給糸した編糸を複合針のフックに引っ掛けて針床に引き込むことで編地の編成が行われる。このとき、針本体の後退に伴ってスライダがフックを閉じる。
国際公開第WO2007/037285号パンフレット
ところで、横編機では、編糸としてループヤーンやノットヤーンなどの意匠撚糸を用いることがある。意匠撚糸は、その外周にループやノットを構成する飾り糸が毛羽状に突出している。このような意匠撚糸を編糸として複合針で編成を行う場合、意匠撚糸をフックの内側に位置させて針本体が後退されるときに飾り糸部がスライダに引っ掛かることがある。
飾り糸部がスライダに引っ掛かると、引っ掛かった箇所の意匠撚糸が損傷し、編成される編地が傷つく虞がある。また、飾り糸部が引っ掛かった状態でフックを閉じようとする複合針(開放針)と、この複合針に隣接し、既にフックを閉じて意匠撚糸を針床側に引き込んでいる先行の複合針(閉鎖針)とは歯口部側への進出程度が異なる。そのため、飾り糸部が引っ掛かった状態で編成を続けると、開放針のスライダが意匠撚糸を介して閉鎖針側に引っ張られ、開放針のスライダが曲がったり折損したりすることもある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的の一つは、複合針のスライダに意匠撚糸の飾り糸部が引っ掛かることを防止できる編地の編成方法と横編機を提供することにある。
本発明の編地の編成方法は、フックを有する針本体とフックを開閉するスライダとを有する複数の複合針と、これらの複合針が列設され、各複合針を同針の長手方向に進退自在に保持する針床と、針床の長手方向に往復動作して針床の歯口部に、芯糸の外周に飾り糸部が突出した意匠撚糸を給糸する給糸部材とを備える横編機を用い、給糸部材から歯口部に給糸される意匠撚糸を歯口部に進出させた針本体のフックに引っ掛けて、針本体を針床に引き込むことで編成を行う編地の編成方法である。この編成方法において、針本体が針床に引き込まれて、フックがスライダで閉じられるときに、給糸された意匠撚糸の飾り糸部がスライダに引っ掛からないように、エアの噴射により、飾り糸部をスライダから離反する方向に押さえて編成することを特徴とする。
一方、本発明の横編機は、フックを有する針本体とフックを開閉するスライダとを有する複数の複合針と、これらの複合針が列設され、各複合針を同針の長手方向に進退自在に保持する針床と、針床の長手方向に往復動作して針床の歯口部に、芯糸の外周に飾り糸部が突出した意匠撚糸を給糸する給糸部材とを備え、給糸部材から歯口部に給糸される意匠撚糸を歯口部に進出させた針本体のフックに引っ掛けて、針本体を針床に引き込む動作が可能な横編機である。この横編機において、針本体が針床に引き込まれて、フックがスライダで閉じられるときに、給糸された意匠撚糸の飾り糸部がスライダに引っ掛からないように、水平以上の仰角にてエアを噴射して、飾り糸部をスライダから離反する方向に押さえるエアノズルと、このエアノズルを針床の長手方向に沿って往復移動させるノズル移動機構とを備えることを特徴とする。
本発明横編機の一形態として、ノズル移動機構を、針床の長手方向に往復移動することで複合針の進退を行わせるキャリッジとすることが挙げられる。
本発明横編機の一形態として、ノズル移動機構を、給糸部材を支持する糸道レール沿いに移動するノズルキャリアとすることが挙げられる。
本発明の編地の編成方法によれば、エアの噴射により、意匠撚糸の飾り糸部をスライダから離反する方向に押えるため、スライダに飾り糸部が引っ掛かることを効果的に防止できる。そのため、従来、この引っ掛かりに伴って生じていた編地の傷つきやスライダの損傷を回避することができる。
一方、本発明の横編機によれば、本発明の編地の編成方法と同様の理由により、スライダに飾り糸部が引っ掛かることを効果的に防止できる。
また、本発明の横編機において、ノズル移動機構をキャリッジとすれば、針床に設けられる複合針の編成動作に合わせて、飾り糸部の引っ掛かりが生じやすい箇所にエアを噴射することが容易にできる。
さらに、本発明の横編機において、ノズル移動機構を、給糸部材を支持する糸道レール沿いに移動するノズルキャリアとすれば、給糸部材に連動してノズルを移動させることが容易にでき、複合針の編成動作に合わせて、飾り糸部の引っ掛かりが生じやすい箇所にエアを噴射することが容易にできる。
実施例1に係る横編機におけるエアノズルの配置を示す概略構成図である。 図1の矢印の方向から見たときの針床、意匠撚糸およびエアノズルの配置状態を示す概略構成図である。 実施例2に係る横編機におけるエアノズルの配置を示す概略構成図である。
符号の説明
1F、1B 針床
2 歯口部
3 給糸部材
4 エアノズル
41 噴出孔
5 キャリッジ
6 ノズルキャリア
10 複合針
10A〜10E 開放針 10F 閉鎖針
11 針本体 11A フック 12 スライダ
Y 意匠撚糸 Y1 飾り糸部
以下、本発明の実施例を説明する。
<横編機の全体構成の概要>
本例の横編機は、複数の複合針10を列設した一対の針床1F、1Bと、歯口部2に意匠撚糸Yを供給する給糸部材3と、意匠撚糸Yの外周に突出する飾り糸部Y1をエアの噴射により押えるエアノズル4と、針床1F、1Bの長手方向に往復移動されるキャリッジ5とを備える。以下、図1、2に基づいて、本例の横編機の各構成を詳しく説明する。
図1に示すように、複合針10は、針本体11と、スライダ12とを備える。針本体11は、その先端部にフック11Aを備え、スライダ12は、例えば針本体11の溝に嵌め込まれた2枚一組の薄板である。この針本体11とスライダ12の長手方向への相対的なスライドにより、針本体11の先端部に設けられるフック11Aが開閉される。具体的には、針本体11とスライダ12の相対的なスライドにより、スライダ12の先端部が針本体11のフック11Aを両側から挟み込むことでフック11Aを閉じる。逆に、フック11Aからスライダ12が離れれば、フック11Aが開放される。
この複合針10は、図2に示すように、針床の長手方向に所定の間隔を空けて列設され、キャリッジ5(図1)の編成カムシステムの作用により、歯口部2に進退することによって、歯口部2に給糸される意匠撚糸Yを針床1F、1B側に引き込むことで編地を編成する。キャリッジ5および複合針10を進退動作させる選針機構は公知の構成が利用できる。
また、図1に示すように、横編機の給糸部材3は、その先端部に設けられる給糸口から歯口部2に意匠撚糸Yを給糸する部材である。各給糸部材3は、図1の紙面垂直方向に伸びる図示しない糸道レールにスライド自在に取り付けられている。この給糸部材3は、キャリッジ5により連行される構成であり、キャリッジ5の往復に連動して針床1F、1Bの長手方向に往復移動する。
<エアノズル>
(構成と配置)
このような横編機において、キャリッジ5にエアノズル4が固定されている。後述するように、このエアノズル4から噴射されるエアは、複合針10が編成動作を行っている所定領域に供給する必要がある。そのため、キャリッジ5にエアノズル4が固定されていれば、エアノズル4はキャリッジ5に連動するため、複合針10が編成動作を行っている所定領域に容易にエアを噴射することができる。つまり、キャリッジ5は複合針10の駆動機構とエアノズル4のノズル移動機構とを兼ねている。このエアノズル4は、本例では1本のパイプ状のものを用いているが、他に複数本のパイプが並列されたものや、スリット状の開口を持つ扁平状のものでもよい。
このようなエアノズル4は、図1に示すように、ほぼ給糸部材3の先端部に向けて、水平方向に配置されている。より具体的には、図2に示すように、給糸部材3の移動方向に対して後方側(下流側)で、フック11Aが開いた状態にある複合針10(開放針10A〜10E)への給糸領域に対してエアを噴射するように配置されている。
図2は、給糸部材3が右側に移動し、編地の編成が左側から右側に向かって進行する状態を示し、意匠撚糸Yの飾り糸部Y1はループ状に示している。ここで、エアの噴射がなければ、給糸部材3から意匠撚糸Yをフックに掛けて給糸部材の移動軌跡よりも後退した複合針10(閉鎖針10F)までの給糸経路は一点鎖線で示すように直線状となる。その際、飾り糸部Y1は意匠撚糸Yの外周に放射状に突出しているため、いずれかの飾り糸部Y1がスライダ12側に向くことがあり、そのまま開放針10A〜10Eのフックを閉じれば、スライダ12に飾り糸部Y1が引っ掛かることがある。しかし、開放針10A〜10Eの給糸領域、特に閉鎖針10Fに隣接する開放針10Eの給糸領域にエアノズル4が対向するように配置してエアを噴射すれば、意匠撚糸Yはスライダ12から離れる方向に押しやられて、給糸部材3から閉鎖針10Fまでの給糸経路が非直線状となる。その際、エアの噴射領域には広がりがあるため、給糸部材3の下流で閉鎖針10Fまでの間に位置する意匠撚糸の飾り糸部Y1もスライダ12から離れる方向に押しやられる。その結果、開放針10Eの針本体11を歯口部から後退させてフック11Aを閉じる際、スライダ12に飾り糸部Y1が引っ掛かることがない。
図1では、説明の便宜上、一対の針床1F、1Bのうち、一方の針床1Fの複合針の給糸領域に対してエアを噴射する構成のみを実線で示しているが、他方の針床1Bのキャリッジ5にも、両キャリッジ5を平面視した場合の対角線の交点に対して点対称にエアノズル4が搭載されている。
(エアの噴射方向)
エアの噴射方向は、水平方向を含む仰角となるようにノズル4の設置方向を決定する。より具体的には、針床1F、1Bの設置角度(通常、水平方向に対して40〜45°)と水平の間の角度が好適である。この角度であれば、意匠撚糸の飾り糸部Y1をスライダ12から離反する方向に容易に押しつけることができる。逆に、俯角方向にエアを噴射すると、給糸部材3から給糸された意匠撚糸の飾り糸部Y1がスライダ12側に押されるため、スライダ12に飾り糸部Y1が引っ掛かることを確実に防止することが難しい。図1に示す例では、水平方向としている。
(エアの噴射強度)
エアの噴射強度は、飾り糸部Y1をスライダ12から離れる方向に押しやる程度が確保できれば十分である。但し、意匠撚糸Y自体の給糸経路を変えるほど強く噴射しても、意匠撚糸Yはフック11Aの内側に押しつけられるため、編成進行上、何ら支障はない。
(エアの噴射タイミング)
エアの噴射タイミングは、理論上、編成動作の間、常時噴射し続けることも可能である。ただし、常時噴射することはエネルギーの無駄でもあるから、意匠撚糸Yをフック11Aに掛ける編成を伴わないコースの間には噴射を止めるようにしてもよい。このエアの断続は、例えば、予め設定されている編地の編成プログラムから意匠撚糸Yをフック11Aに掛ける編成を伴わないコースが生じるタイミングを抽出し、そのタイミングに同期させてエアの断続手段、例えば電磁弁などを制御すれば良い。なお、エアの噴出は、エアの噴出量が一定に安定してから行うことが好適である。
<エア源>
エアノズル4からエアを噴射するには、コンプレッサーなどのエア源(図示せず)が用いられる。通常、横編機を設置する工場などでは、ダストクリーナ用にコンプレッサーが備えられ、このコンプレッサーからホースを介してエアが供給される。そのため、このコンプレッサーをエアノズル4のエア源として利用することが好適である。もちろん、他のコンプレッサーを用いてもよいことは言うまでもない。
<作用・効果>
以上の実施例によれば、給糸部材から給糸された意匠撚糸の飾り糸部をスライダから離れる方向に押し付けることができ、針本体が針床に引き込まれるときに、飾り糸部がスライダに引っ掛からないようにすることができる。そのため、飾り糸部がスライダに引っ掛かった場合の問題点、つまり編地の損傷やスライダの変形を回避することができる。
次に、一部の給糸部材の代わりにエアノズルを設けた本発明実施例を図3に基づいて説明する。この実施例は、エアノズルの構成や設置箇所が実施例1と異なる点を除き、基本的な構成・機能は実施例1と同様である。以下、実施例1との相違点を中心に説明する。
<構成>
給糸部材3は、歯口部2のほぼ上方において、針床の長手方向に沿って伸びる複数本の糸道レール(図示せず)にスライド自在に支持されている。糸道レールは、針床1F、1Bの長手方向と直交する方向に並列されており、ここでは、そのうち並列方向の端部に位置する糸道レールを用いてノズルキャリア6を保持し、残る糸道レールに給糸部材3が保持されている。並列方向端部の糸道レールを用いてエアノズル4を支持すれば、いずれの給糸部材3(ここでは一つのみ図示)から給糸された意匠撚糸Yに対してもエアを作用させることができる。なお、ノズルキャリヤ6は、キャリッジに連行される構成としても良いし、自走する構成としても良い。
ノズルキャリア6は、先端形状が給糸部材3と異なり、端部にエアノズル4を保持して、糸道レール沿いに往復移動する。つまり、ノズルキャリア6を給糸部材3に連動して動作させることが可能である。このノズルキャリア6に保持されるエアノズル4は、本例でも1本のパイプとした。ただし、このノズル4は、パイプ先端が封止され、エアの噴出孔41がパイプの側方に設けられた構成である。この構成のノズル4とすることで、ノズルキャリア6を介して針床1F、1Bの上方から下向きにノズル4を伸ばしながら、水平方向にエアを噴射することができる。
<作用・効果>
本例のエアノズルも、実施例1と同様に、給糸部材の下流で、フックが開いた状態にある複合針に対する給糸領域にエアを噴出する。それにより、意匠撚糸の飾り糸部をスライダから離れる方向に押しつけ、スライダに飾り糸部が引っ掛かることを防止できる。
<変形例>
上述した実施例の各構成部材は、以下に示すように置換可能である。
≪複合針≫
本発明に使用する複合針は、針本体とスライダとを有し、針本体の先端に設けられるフックを、針本体の長手方向にスライドするスライダによって開閉する構成であれば良い。図面を参照して説明した複合針は、一つの針本体に対して二つのスライダで針本体のフックを挟み込むようにした、いわゆるスライドニードル(株式会社島精機製作所の登録商標)である。その他、複合針としては、一つの針本体に対して一つのスライダを備えるタイプのものを使用することもできる。
≪針床≫
実施例に示す横編機は、互いに対向して配置される一対の針床を備える2枚ベッドの横編機としたが、一つの針床を備える横編機としてもかまわない。また、対向する一対の針床の上方に、さらに対向する一対の針床を備えるようにした4枚ベッドの横編機としても良い。
≪給糸部材≫
実施例に示す給糸部材は、キャリッジに連行される構成としたが、給糸部材自体が独自に走行するタイプとしても良い。また、実施例では給糸部材を複数としたが、単数であってもかまわない。
≪意匠撚糸≫
本例では、意匠撚糸として、芯糸の外周に飾り糸を巻き付けてループ(飾り糸部)を形成したループヤーンを使用したが、もちろん他の意匠撚糸でもかまわない。例えば、ループヤーン以外の意匠撚糸として、芯糸の外周に飾り糸を巻き付けて、所々に玉状のかたまり(飾り糸部)を形成したノットヤーンなどが挙げられる。いずれにせよ、本発明の構成によれば、芯糸の外周側に突出した飾り糸部を有する意匠撚糸全般について、この飾り糸部が、スライダに引っ掛かることを防止することができる。
≪その他≫
本発明の横編機は、編成に際して複合針の進退や給糸部材の連行にキャリッジを使用する構成としたが、複数の複合針や複数の給糸部材を個別の駆動機構で駆動するキャリッジレスの構成であっても良い。
本発明の編地の編成方法および横編機は、意匠撚糸を使用した編地の編成に好適に利用することができる。

Claims (4)

  1. フックを有する針本体とフックを開閉するスライダとを有する複数の複合針と、これらの複合針が列設され、各複合針を同針の長手方向に進退自在に保持する針床と、針床の長手方向に往復動作して針床の歯口部に、芯糸の外周に飾り糸部が突出した意匠撚糸を給糸する給糸部材とを備える横編機を用い、給糸部材から歯口部に給糸される意匠撚糸を歯口部に進出させた針本体のフックに引っ掛けて、針本体を針床に引き込むことで編成を行う編地の編成方法であって、
    針本体が針床に引き込まれて、フックがスライダで閉じられるときに、給糸された意匠撚糸の飾り糸部がスライダに引っ掛からないように、エアの噴射により、飾り糸部をスライダから離反する方向に押さえて編成することを特徴とする編地の編成方法。
  2. フックを有する針本体とフックを開閉するスライダとを有する複数の複合針と、これらの複合針が列設され、各複合針を同針の長手方向に進退自在に保持する針床と、針床の長手方向に往復動作して針床の歯口部に、芯糸の外周に飾り糸部が突出した意匠撚糸を給糸する給糸部材とを備え、給糸部材から歯口部に給糸される意匠撚糸を歯口部に進出させた針本体のフックに引っ掛けて、針本体を針床に引き込む動作が可能な横編機であって、
    針本体が針床に引き込まれて、フックがスライダで閉じられるときに、給糸された意匠撚糸の飾り糸部がスライダに引っ掛からないように、水平以上の仰角にてエアを噴射して、飾り糸部をスライダから離反する方向に押さえるエアノズルと、
    このエアノズルを針床の長手方向に沿って往復移動させるノズル移動機構とを備えることを特徴とする横編機。
  3. ノズル移動機構が、針床の長手方向に往復移動することで複合針の進退を行わせるキャリッジであることを特徴とする請求の範囲第2項に記載の横編機。
  4. ノズル移動機構が、給糸部材を支持する糸道レール沿いに移動するノズルキャリアであることを特徴とする請求の範囲第2項に記載の横編機。
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