JP4236634B2 - 能動コモンモードemiフィルタ - Google Patents

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Description

本出願は、米国仮特許出願第60/376,643号(2002年4月30日出願(IR-2166))、および同第60/378,201号(2002年3月3日出願(IR-2222/2224))を基礎とするもので、本明細書においては、これらを参考として組み入れている。また、本出願人は、これらの出願を基礎とする優先権を主張する。
本発明は、コモンモード変流器と組み合わせて用いられる、バイポーラトランジスタ、またはMOSFET(酸化金属半導体電界効果トランジスタ)を含む能動コモンモードEMI(電磁干渉)フィルタ回路に関する。
上記タイプの回路に属する、単位利得増幅器を含む各種のフィードフォワード回路、または高利得増幅器を含む各種のフィードバック回路は、すでに公知となっている。
能動EMIフィルタは、すでに知られており、例えば本出願人に係る特許文献1、および特許文献2に記載されている。本明細書は、これらも参考として組み入れている。
能動EMIフィルタ回路は、特許文献1に記載されているように、フィードフォワード制御を利用する。添付の図1Aと図1Bを参照してほしい。図1Bに示す特性を有するフィードフォワード制御は、図1Aに示す特性を有する伝統的なフィードバック制御に比べて、基本的に優れた動作特性を示す。
図1Aa(i)は、従来のフィードバック回路を示す。コモンモード電流を減少させるための能動EMIノイズフィルタを含むフィードバック回路においては、ノイズセンサは、例えば、2つの1次電流端子を有する変流器CTを備えている。これらの1次電流端子は、AC主電源から整流器Rを経由して供給される直流が入力されるDCバスの各レグと接続されている。各DCバスは、インバータIと接続されているが、このインバータIは、負荷、例えばモータMに、3相交流を供給するよう制御されている。
変流器CTの2次巻線側は、増幅器Aと接続されている。コモンモード電流とは、DCバスの両レグにおいて、インバータに向かって同じ方向に流れるノイズ電流のことである。このノイズ電流は、モータの巻線、モータケース、およびインバータのヒートシンクの間にあって固有の応答を示す要素(典型的には容量性である)によって引き起こされる。
キャパシタCFILTによるフィルタリングを行わない場合、コモンモード電流は、主回路網の接地端子GNDに戻り、不要なノイズ電流として、AC主電源に反射される。能動EMIフィルタ回路の目的は、コモンモード電流が、キャパシタCFILTを介して能動スイッチング回路を通過し、DCバスに戻るための通り道を提供することである。また、本発明は、DCバス、インバータ、およびモータにおいて、コモンモード電流を循環電流として保持し、コモンモード電流がAC回路網に戻るのを防止することも目的とする。本発明によれば、接地端子GNDに戻るコモンモード電流は、打ち消される。
図1Aa(i)に示す増幅器Aの出力は、モータケースと接地端子とを接続する接地線Lから、キャパシタCFILTに向かうコモンモード電流を分流させるよう、2つの相補的なトランジスタQ1とQ2を制御する。最小とされるべきコモンモード電流は、DCバスの各レグから、インバータを経由して、モータMに流れる共通の分極電流を含む。このコモンモード電流は、モータの巻線と、モータケース、またはインバータのヒートシンク(それぞれ内部固有容量を有する)との間を流れる電流によって生ずる。ついで、コモンモード電流は、接地線Lを通って帰還し、通常は接地端子に至る。このコモンモード電流は、AC線においては、不要なノイズ電流と高調波を生起させる。
このようなコモンモード電流を最小にするため、従来は、コモンモード電流を分流させるような受動フィルタが用いられた。図1Aa(i)は、コモンモード電流が、キャパシタCFILT、およびトランジスタQ1とQ2のいずれかONである方(どちらがONであるかは、特定の時点におけるコモンモード電流の流れる方向に依存する)を経由して、DCバスに帰還すべく分流されるようになっている従来の能動フィードバックフィルタの配置を示している。このような分流を行なうと、接地端子に向かうコモンモード電流は除去され、AC線において反射されるノイズ電流を最小にすることができる。
しかし、図1Aa(i)の回路で表わされるシステムにおいて、接地端子に向かうコモンモード電流を最小とするには、増幅器Aと変流器CTが、高利得を有することが必要である。フィードバック制御の特徴(図1A参照)を実現するための図1Aa(ii)の回路において、接地端子に向かうコモンモード電流をゼロにするには、理論的には、システムの利得が無限大であることが要求される。しかし、この場合には、システムに振動が生じ、かつ中型の変流器が必要となる。さらに、高利得増幅器が必要であることに呼応して、SN比も低くなる。
これとは対照的に、図1Ba(i)と図1Ba(ii)に示す回路は、フィードフォワード制御の特徴(図1B参照)を実現するための単位利得のシステムでありながら、接地線Lから接地端子に帰還するコモンモード電流は、理論的に0である。この場合、SN比が高いため、増幅器は、所期の利得を容易に達成することができ、システムの安定性も良好である。また、比較的小型の変流器を使用することができる。図1Bに記載したように、フィードフォワード制御は、小型の変流器を使用することができ、容易に実現可能な利得であり、さらにシステムの安定性が良好で、システムに振動が生じないという利点を有する。
図2Aは、すでに公知となっているもう1つの能動コモンモードEMIフィルタ回路の例を示す。この回路は、2つのN−チャンネルMOSFET、および1巻回の1次側と2次側とを有する電流検知変流器を備えている。この回路は、バイポーラ、またはPチャンネルMOSFETを用いる回路に比べて、多分に魅力的である。MOSFETは、バイポーラトランジスタに比べて耐久性が大きいことも、有利な点の1つである。
高電圧に対しては、MOSFETよりも高いトランスコンダクタンスとピーク電流容量をもつ絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)が好ましい。
しかし、MOSFETまたはIGBTの問題点は、所望の出力電流を送るために必要なゲート駆動電圧が比較的高いことである。例えば、HEXFET(本出願人の製造に係るパワーMOSFETのブランド名)シリーズIRFD210(ドレイン・ソース破壊電圧:200V)において、2.5Aのピーク出力電流を送るために必要なゲート・ソース間電圧のピーク値は、6.5Vである。また、IRF820(ドレイン・ソース破壊電圧:500V)において、2.5Aのピーク出力電流を送る場合にも、同様のゲート・ソース間電圧が必要である。
MOSFET用ゲート‐ソース電圧は、変流器の2次側巻線S1(トランジスタQ1向け)とS2(トランジスタQ2向け)において生起する。このような単位電流利得のフィードフォワード回路においては、1次側巻回数と2次側巻回数の比は、当然1.0でなければならない。したがって、上記の例においては、1次側の電圧は、2次側の電圧と等しく、これらの電圧は、約6.5Vとなる。
1次側の電圧が高くなればなるほど、1次側電流の磁化成分は大きくなる。2次側を流れる電流は、全1次側電流から磁化成分を除いたものに等しいため、1次側の電圧が高くなればなるほど、2次電流(能動フィルタの出力電流)と1次電流との誤差は大きくなる。能動フィルタの出力電流と1次側コモンモード電流との誤差が大きくなればなるほど、能動フィルタの性能は低下する。
図2B(i)と図2B(ii)は、それぞれ、フェライト製ドーナツ形磁心ZW-42507において、ともに1巻の巻線を有する1次側と2次側を備える能動フィルタの出力電流IOUTと、ICOMDRIVEの波形を示す。IOUTとICOMDRIVEの間には、有意な誤差が存在する。
磁化成分に起因する誤差を最小にする方法は、図2Cに示すように、単位電流利得を保持するため、1次側巻き数と2次側巻き数の比1:1を維持しつつ、変流器における巻き数を増加させることである。この例においては、1次側と2次側の巻き数は、それぞれ3である。巻線を通過した後の電圧は、MOSFETのゲート‐ソース電圧によって設定され、巻き数に拘らず一定とされるため、電流の磁化成分は、巻き数の2乗に反比例して減少する(磁化インダクタンスが、巻き数の2乗に比例することによる)。
図2D(i)と図2D(ii)は、それぞれ、1次側と2次側の巻き数がともに3である場合の波形を示す。IOUTとICOMDRIVEの誤差は、大きく減少している。この場合の欠点は、1次側において、手で巻き数を増加させなければならないということである。
1次側の巻き数は、最小限にとどめるのが望ましい。1次側において、ドーナツ形の中心部を通る巻線は1本であること、すなわち巻き数は、1であるのが望ましい。1次側の巻線が比較的大きい直径を有しなければならない理由は、フルノーマルモード電流を通すという定格を維持しなければならないためである。大径の巻線を1次側において多数回巻回する作業は、手で行わねばならず、コスト高となる。
図3は、バイポーラトランジスタを用いる能動コモンモードフィルタのもう一つの公知となっている構成を示す。図2B(i)、図2B(ii)および図2Cに示す回路と同様に、これは、iOUTとiCOMDRIVEの間で単位利得を実現する「フィードフォワード」回路である。
コモンモード変流器における1次側巻線は、磁心の中心部を通るただ1本であるのが望ましい。1次側の巻線が比較的大きい断面積を有しなければならない理由は、フルノーマルモードの駆動電流を通さなければならないためである。変流器CTの2次電流は、コモンモード電流を表わす信号であり、その平均値は低い。したがって、2次側の巻線は、1次側の巻線よりも断面積がはるかに小さい。
電流の利得は、1でなければならないため、変流器の1次側における巻き数が1であるならば、2次側のそれも「1」でなければならない。しかし、巻き数が1の変流器は、断面積の大きい不都合な磁心を備えていなければならない。2次側で生起される電圧は(したがって1次側電圧も)、実質的に、トランジスタのベース‐エミッタ電圧Q1/Q2である(巻き数の比が1であるため)。この電圧は、典型的には約1Vである。磁心の断面積が異常に大でないならば、1巻きの磁化インダクタンスは比較的低いため、巻き数が1の1次側で生起する電圧は、磁化成分が大きい電流を発生させる。
1次側におけるコモンモード電流の磁化成分は、2次側には送られず、増幅器の出力電流IOUTの「誤差」となる。したがって、このような事態は、能動フィルタの性能を低下させる。
1次側の巻き数を1とした小型で低コストのコモンモード変流器を用いるためには、1次側で生起する電圧を低下させる方法、したがって、電流の磁化成分を減少させる方法を見出さねばならない。
1つの方法は、図4Aを参照して後述するように、トランジスタのベース‐エミッタ回路において、オフセット・バイアス電圧を生起させることである。この方法は、必要とされる作動温度の範囲内で、バイアス電圧を、正確にトランジスタのベース‐エミッタ電圧に一致させる。
もう1つの方法(図示はしていない)は、1次側の巻き数が1の変流器において、2次側の巻き数を多数回とすることである。1次側の巻線に反射される電圧は、Vb-e/N(Nは2次側の巻き数)となる。1次電流における磁化成分の全コモンモード1次電流に対する比は、1/Nとなる。この結果、2次電流の振幅の絶対値が1/Nとなる(2次電流の波形は、1次電流のそれの複製として、最小ではあるが、より正確になる)にも拘らず、誤差の2次電流信号に対する比も、1/Nとなる。
しかし、iOUTからiCOMDRIVEへの全体的な電流利得は、1でなければならないから、iOUTとiCOMDRIVEの同等性を復元するために、電流利得がNとなるカレント・ミラー回路のような電流増幅器が必要とされる。カレントミラー回路の問題は、インピーダンスとトランジスタ特性のマッチングにおける許容誤差のために、正確性を欠くことである。
米国特許第6636107号明細書(米国特許出願第09/816,590号(2001年3月23日出願:発明の名称「コモンモード電流を減少させるための能動フィルタ」(IR-1744))) 米国特許出願公開第20030128558号明細書(米国特許出願第10/336,157号(2001年1月2日出願:発明の名称「フィードフォワード制御の解除を伴う能動EMIフィルタ」(IR-2146)))
本発明は、1次側で生起する電圧を低下させ、1次側の巻き数を1とした、小型で低コストのコモンモード変流器を用いる、コモンモードノイズ電流を減少させるための能動コモンモードEMIフィルタを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る能動コモンモードEMIフィルタは、トランジスタの閾値電圧によって生起する2次電流(フィルタの出力電流)と1次電流との誤差を減少させるために、1次側の巻き数が1のコモンモード電流検知変流器を備えている。
より一般的にいうと、変流器の1次側と2次側は、それぞれ同じ巻き数(好ましくは1)を有する。また、各トランジスタの制御電極に印加されるバイアス電圧を増幅するため、2次側をもう1つ設けるか、または2次側の巻き数を1次側よりも増やす。
このような構成は、適当な定格のバイポーラトランジスタが存在しない高電圧・高電流システムにおいて、MOSFETまたはIGBTを使用する場合に、特に有用である。
本発明の第2の態様においては、1次側の巻き数が1で、2次側の巻き数がこれよりも多くなっている電流検知変流器を備える回路が、2次側において、その正確さが、インピーダンスまたはトランジスタ特性のマッチングに依存しないようになっている第2の電流増幅器を含む。しかし、この態様においては、正しい巻き数を有する第2の変流器を設置することによって、十分な正確さを得ることができる。
本発明の第3の態様は、図1Aと図1Bに示す能動コモンモードEMIフィルタ回路のためのバイアス電圧を生起させる新規な方法に関する。上記の変流器を用いることにより、能動コモンモードEMIフィルタが打消すこととなっているコモンモードノイズから、フローティングバイアス電圧が誘導される。この態様における1つの例においては、巻き数を増やす必要はない。
フローティングバイアス電圧の電源は、コモンモードノイズであるため、供給される電圧は、概ねノイズの振幅に比例する。ノイズが増大すると、フローティングバイアス電圧が増加し、より効果的なフィルタリングが行われる。その結果、コモンモードノイズを効果的に減少させることができ、必要なノイズ打消し作用が低下することに呼応して、フローティングバイアス電圧も低下する。このように、回路全体としては、ノイズの打消しと、ノイズによって生起される電圧との間に閉ループを構成することとなる。
上記した以外の本発明の特徴と効果は、以下に添付の図面を参照して行う本発明の実施形態の説明から明らかになると思う。
〔第1の実施形態〕
図4は、変流器の1次側の巻き数を1とすることができる能動コモンモードEMIフィルタの回路図である。1次側の巻線P1およびP2(「大径」の巻線)、ならびに2次側の巻線S1AおよびS2A(「小径」の巻線)は、ともに巻き数が1であり、1次側の巻き数が1という要件を充たしている。1次側電圧に比して、MOSFETのゲート‐ソース間に印加される電圧を増幅するために、1を超えて巻回した「小径」の巻線S1BとS2Bを付け加えることもできる。
所与の1次電流に対して要求されるゲート‐ソース間駆動電圧は、MOSFETの特性に従って固定されるため、各1次巻線において生起する電圧は、1/(N+1) (ここで、Nは、巻線S1B,S2Bの1次側の巻き数を超える巻き数を指す)に減少する。したがって、磁化成分による誤差は、同じ比で減少する。
図4B(i)と図4B(ii)は、それぞれ、1次側の巻き数が1で、かつN=3の場合のiCOMDRIVEとiOUTの波形を示す。iCOMDRIVEとiOUTの誤差は、図2B(i)と図2B(ii)に示すものと比べて、顕著に減少している。
〔第2の実施形態〕
図5は、本発明の第2の実施形態を示す。第1の小径の変流器CT1は、1次側の巻き数が1、また2次側の巻き数が10とされている。電流の磁化成分による相対誤差は、同じ磁心において、2次側の巻き数を1とした場合の1/10となる。第2の小径の変流器CT2における2次側の巻線SAと、巻き数が100の1次側巻線を流れる電流の波形は、1次電流のそれの比較的正確な複製であるが、振幅は、この1次電流の1/10である。変流器CT2は、「コモンモード」電流だけが流れるため、1次側巻線と2次側巻線の双方が小径である。
変流器CT2における2次側の巻き数は、10である。したがって、変流器CT2の2次側電流値は、1次側電流値の10倍となり、iCOMDRIVEからiOUTへの回路全体の電流利得は、所望の1となる。
変流器CT2の1次側へ反射される電圧は、ベース‐エミッタ電圧Q1/Q2の10倍、すなわち約10Vとなる。変流器CT2の磁心が、変流器CT1のそれと同一の断面積をもつと仮定すると(ただし、変流器CT2の巻線が小径であるため、大径の磁心を有する必要はない)、変流器CT2の磁化インダクタンスは、変流器CT2のそれの約1万倍である。なぜならば、磁化インダクタンスは、巻き数の2乗に比例するからである。したがって、変流器CT2の1次電圧は、約10Vであり、変流器CT2の1次電流は、iCOMDRIVEの約1/10であるが、変流器CT2に起因する磁化電流誤差は、図3に示す回路における誤差の約1/100にとどまる。
変流器CT2の1次側に生起する電圧が約10Vであるため、トランジスタQ3/Q4に係るバス電圧は、約15Vしか必要でないことに注意してほしい。したがって、トランジスタQ3/Q4によって取り扱われる電圧と電流は、ともに小さく、電力の損失は非常に小さい。
また、変流器CT2の1次側の巻き数をわずかに調整することで、トランジスタQ1からQ4に至る有限の電流利得により、iOUTとiCOMDRIVEの間で生じる小さな誤差が、少なくとも大雑把に補償されることにも注意してほしい。仮に、iOUTとiCOMDRIVEの間に、トランジスタ利得により、1%の誤差が生じた場合は、この誤差は、変流器CT2の1次側の巻き数を100から101に増加させることによって、容易に補償される。
〔第3の実施形態〕
図6は、ノイズパワード・ノイズキャンセリング能動EMIフィルタの基本的な回路図である。能動フィルタを用いる方法は、図1Bに表記したフィードフォワード型のノイズキャンセリング方法である。図7は、図1Aに表記したフィードバック型のノイズキャンセリング方法に基づく、ノイズパワード・ノイズキャンセリング能動EMIフィルタの基本的な回路図である。フローティング・バイアス電源装置は、フィードバック、またはフィードフォワード回路のいずれかにおいて、能動EMIフィルタ増幅器にバイアス電圧を供給する。図6と図7に示す実施形態は、フローティング・バイアス電源装置用の巻線とは別個のノイズ検知用の巻線を有する変流器を含んでいる。
図6と図7においては、ノイズパワード能動EMIフィルタは、ACモータのインバータシステムに適用されている。両図において、AC線は、3相入力端子L1,L2,L3と、接地端子GNDとを備えている。このAC線は、単相のAC線としても使用することができる。一般に、ノイズパワード能動EMIフィルタは、パワースイッチングデバイスを備えるいかなるシステムにも、また、スイッチモード電源装置、無停電電源装置(UPS)、溶接用インバータシステムのようなパワーインバータを構成するいかなるシステムにも適用することができる。したがって、パワースイッチングデバイスを備えるいかなるシステムも、このノイズパワード能動EMIフィルタの効果を享受することができる。
図8は、バイアス電源装置専用の巻線を必要としないノイズパワード能動EMIフィルタの実施形態を示す。このイズパワード能動EMIフィルタは、ノイズ検知用に用いられ、また増幅器に使用されるのと同じ巻線を共用する。
図9と図10は、フローティング・バイアス電源装置回路の実施形態を示す。図9の回路は、全波ブリッジ整流器を備える両電源型である。一方、図10の回路は、半波ブリッジ整流器を備える片電源型である。これらは、本発明の単なる例示である。用途に応じ、整流用ダイオードのような要素を適切に配置することによって、他の態様の電源装置も構成することができる。
図11(ii)は、コモンモードノイズ電流の典型的な波形を示す。例えば、図11(i)に示す2kWのACモータ用インバータ駆動装置において、その振幅のピークは、2〜3Aであり、200nsecから1μsecの持続時間を示す。ノイズ電流は、迅速なスイッチングが行われ、そのスイッチング速度(dv/dt)が、接地端子に対する寄生容量と結び付けられる場合に生ずる。したがって、ノイズ電流は、モータの相電圧のスイッチングと同期しており、正値の電流と負値の電流が接地端子に現れる。
以上、本発明を特定の実施形態に関連づけて説明してきたが、当業者ならば、他にも多くの変形例や設計変更、ならびに種々の用途を想起しうることと思う。本発明は、上記特定の開示内容に限定されるものではない。
従来のフィードバック型能動コモンモードEMIフィルタの特徴を記した図である。 同じく、回路図である。 同じく、回路図である。 従来のフィードフォワード型能動コモンモードEMIフィルタの特徴を記した図である。 同じく、回路図である。 同じく、回路図である。 第3のタイプに係る公知の能動コモンモードEMIフィルタの回路図である。 同じく、電流の波形を示すグラフである。 同じく、電流の波形を示すグラフである。 第4のタイプに係る公知の能動コモンモードEMIフィルタの回路図である。 同じく、作動時の各波形を示すグラフである。 同じく、作動時の各波形を示すグラフである。 第5のタイプに係る公知の能動コモンモードEMIフィルタの回路図である。 本発明の第1の実施形態に係る能動コモンモードEMIフィルタの回路図である。 同じく、作動時の各波形を示すグラフである。 同じく、作動時の各波形を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係る能動コモンモードEMIフィルタの回路図である。 本発明の第3の実施形態に係るフィードフォワード型能動コモンモードEMIフィルタの回路図である。 本発明の第4の実施形態に係るフィードフォワード型能動コモンモードEMIフィルタの回路図である。 図6の変形例に係る回路図である。 図6〜図8に示す回路において使用可能な全波ブリッジ整流器を示す回路図である。 図6〜図8に示す回路において使用可能な半波ブリッジ整流器を示す回路図である。 ACモータ用インバータ駆動装置の回路図である。 図11(i)に示す回路におけるコモンモードノイズ電流の典型的な波形を示すグラフ図である。
符号の説明
P1,P2 1次側の巻線
S1A,S2A 2次側の巻線
S1B,S2B 小径の巻線
CT1 第1の変流器
CT2 第2の変流器
Q1,Q2,Q3,Q4 トランジスタ
L1,L2,L3 3相入力端子
GND 接地端子

Claims (25)

  1. AC網に接続された整流器を含む、回路のコモンモードノイズ電流を減少させるための能動コモンモードEMIフィルタであって、前記整流器は、DC電流をDCバスに供給し、このDCバスは、AC電流を負荷に供給するインバータステージを提供し、さらに前記負荷はAC網の接地端子に至る接地帰還線を含むようになっている能動コモンモードEMIフィルタにおいて、
    この能動コモンモードEMIフィルタは、
    直列に接続された2つのトランジスタを含むトランジスタステージと、
    前記回路の中でコモンモードノイズが発生する分岐部と接続された1次側を有する変流器を含み、前記回路を流れるコモンモードノイズ電流を検知するための電流センサであって、この電流センサは、前記トランジスタステージと接続された出力端子を有し、またこのトランジスタステージは、コモンモードノイズ電流に応答して、この電流センサによって駆動されるようになっている電流センサと、
    前記トランジスタステージと前記接地帰還線とに接続され、接地帰還線においてコモンモード電流を打消すため、前記トランジスタステージから、前記接地帰還線に対して、打消し電流を付与するキャパシタとを具備し、
    前記トランジスタステージの2つのトランジスタの一方は、このうちの1つの主電極が、前記コモンモードノイズが発生する回路の各レグと接続されるとともに、もう1つの対応する主電極が、前記変流器の1つの2次側を介して、コモンノードと接続され、さらにこのトランジスタの制御電極が、変流器のもう1つの2次側を介して、前記コモンノードに接続されるように、接続されており、
    前記トランジスタステージの2つのトランジスタの他方は、このうちの1つの主電極がコモンノードと接続されるとともに、もう1つの対応する主電極が、前記変流器のもう1つの2次側を介して、前記コモンモードノイズが発生する回路の各レグと接続され、さらにこのトランジスタの制御電極が、変流器のもう1つの2次側を介して、前記回路の他のレグに接続されるように、接続されていることを特徴とする能動コモンモードEMIフィルタ。
  2. 前記電流センサと前記トランジスタステージとは、フィードフォワード型に接続され、前記トランジスタステージ及び前記電流センサは、概ね単位利得の増幅が得られることを特徴とする請求項記載の能動コモンモードEMIフィルタ。
  3. 前記2つのトランジスタは、MOSFETであることを特徴とする請求項記載の能動コモンモードEMIフィルタ。
  4. 前記2つのMOSFETは、ともに同じタイプのものであることを特徴とする請求項記載の能動コモンモードEMIフィルタ。
  5. 前記キャパシタは、前記接地帰還線と、前記トランジスタのコモンノードとに接続されていることを特徴とする請求項記載の能動コモンモードEMIフィルタ。
  6. 前記変流器の前記もう1つの2次側は、前記トランジスタの制御電極にバイアス電圧を印加するためのバイアス回路を提供することを特徴とする請求項記載の能動コモンモードEMIフィルタ。
  7. 前記変流器の1次側と、1つの2次側とは、同じ巻き数であることを特徴とする請求項記載の能動コモンモードEMIフィルタ。
  8. 前記変流器の1次側と、1つの2次側の巻き数は、ともに1であることを特徴とする請求項記載の能動コモンモードEMIフィルタ。
  9. 前記変流器の前記もう1つの2次側の巻き数は、1次側の巻き数よりも多いことを特徴とする請求項記載の能動コモンモードEMIフィルタ。
  10. AC網に接続された整流器を含む、回路のコモンモードノイズ電流を減少させるための能動コモンモードEMIフィルタであって、前記整流器は、DC電流をDCバスに供給し、このDCバスは、AC電流を負荷に供給するインバータステージを提供し、さらに前記負荷はAC網の接地端子に至る接地帰還線を含むようになっている能動コモンモードEMIフィルタにおいて、
    この能動コモンモードEMIフィルタは、
    コモンモードノイズ電流が発生する回路の両端に直列に接続された2つのトランジスタを含むトランジスタステージと、
    前記回路を流れるコモンモードノイズ電流を検知する電流センサと、
    前記トランジスタステージと前記接地帰還線とに接続されるキャパシタと、
    を備え、
    前記電流センサは、コモンモードノイズが発生する前記回路の分岐部に接続された入力と、前記トランジスタステージを駆動する出力とを有し、
    前記トランジスタステージの2つのトランジスタは、コモンモードノイズ電流に応じて前記電流センサの該出力により駆動され、
    前記電流センサは、増幅器に接続された出力端子を有し、前記トランジスタステージは、コモンモード電流に応じて、前記増幅器により駆動され、
    前記キャパシタは、前記トランジスタステージから打消し電流を前記接地帰還線に付与することにより、前記接地帰還線内のコモンモード電流を打消し、
    前記電流センサは、コモンモードノイズが発生する前記回路の分岐部に接続された1次側を有する第1の変流器と、この第1の変流器の2次側と接続された1次側を有する第2の変流器とを含み、
    前記トランジスタステージにおける2つのトランジスタは、それぞれ、2つの主電極と1つの制御電極を有し、各トランジスタの一方の主電極が、前記第2の変流器における2次側の1つの端子に共通に接続され、各トランジスタの他方の主電極が、コモンモードノイズ電流が発生する回路の両端に接続され、各トランジスタの制御電極が、前記第2の変流器における2次側のもう1つの端子に共通に接続されていることを特徴とする能動コモンモードEMIフィルタ。
  11. 前記2つのトランジスタは、バイポーラトランジスタであることを特徴とする請求項10記載の能動コモンモードEMIフィルタ。
  12. 前記2つのトランジスタのエミッタは、互いに接続されていることを特徴とする請求項11記載の能動コモンモードEMIフィルタ。
  13. 前記2つのトランジスタは、相補型であることを特徴とする請求項10記載の能動コモンモードEMIフィルタ。
  14. 前記2つのトランジスタのエミッタは、互いに接続されていることを特徴とする請求項13記載の能動コモンモードEMIフィルタ。
  15. 前記電流センサと前記トランジスタステージとは、フィードフォワード型に接続され、前記トランジスタステージ及び前記電流センサは、概ね単位利得の増幅が得られることを特徴とする請求項10記載の能動コモンモードEMIフィルタ。
  16. 前記キャパシタは、前記接地帰還線と、前記2つのトランジスタの制御電極とに接続されていることを特徴とする請求項10記載の能動コモンモードEMIフィルタ。
  17. 前記トランジスタスイッチングステージは、第3のトランジスタと第4のトランジスタを含み、前記第3のトランジスタ及び前記第4のトランジスタのそれぞれが、2つの主電極と1つの制御電極を有し、前記第3のトランジスタ及び前記第4のトランジスタの各々の2つの主電極の一方は、共通して前記第1の変流器の2次側の一端子に接続され、前記第3のトランジスタ及び前記第4のトランジスタの各々の制御電極は、共通して前記第1の変流器の2次側の他方の端子に接続されることを特徴とする請求項10記載の能動コモンモードEMIフィルタ。
  18. 前記第3のトランジスタ及び第4のトランジスタの他方の主電極の両端が、前記DCバス電圧よりも低い電圧のDC電源電圧に接続されていることを特徴とする請求項17記載の能動コモンモードEMIフィルタ。
  19. 前記第1の変流器は、電流がステップアップするような巻き数比を有し、前記第2の変流器は、電流がステップダウンするような巻き数比を有することを特徴とする請求項10記載の能動コモンモードEMIフィルタ。
  20. AC網に接続された整流器を含む、回路のコモンモードノイズ電流を減少させるための能動コモンモードEMIフィルタであって、前記整流器は、DC電流をDCバスに供給し、このDCバスは、AC電流を負荷に供給するインバータステージを提供し、さらに前記負荷はAC網の接地端子に至る接地帰還線を含むようになっている能動コモンモードEMIフィルタにおいて、
    この能動コモンモードEMIフィルタは、
    直列に接続された2つのトランジスタを含むトランジスタステージと、
    前記回路を流れるコモンモードノイズ電流を検知する電流センサと、
    前記トランジスタステージと前記接地帰還線とに接続されるキャパシタと、
    前記電流センサに接続され、前記コモンモードノイズ電流を表わす信号を受け取り、この信号を整流してDCバイアス電圧を誘導するためのフローティングバイアス回路と、
    を備え、
    前記電流センサは、コモンモードノイズが発生する前記回路の分岐部に接続された1次側を有する変流器を有し、
    前記電流センサは、増幅器に接続された出力端子を有し、前記トランジスタステージは、前記増幅器に電気的に接続され、コモンモードノイズ電流に応じて前記増幅器により駆動され、
    前記フローティングバイアス回路は、前記DCバイアス電圧を前記増幅器に供給し、
    前記キャパシタは、前記トランジスタステージから打消し電流を前記接地帰還線に付与することにより、前記接地帰還線内のコモンモード電流を打消す
    ことを特徴とする能動コモンモードEMIフィルタ。
  21. 前記電流センサと前記トランジスタステージとは、フィードバック型に接続され、前記トランジスタステージ、前記増幅器及び前記電流センサは、高利得の振幅が得られることを特徴とする請求項20記載の能動コモンモードEMIフィルタ。
  22. 前記電流センサと前記トランジスタステージとは、フィードフォワード型に接続され、前記トランジスタステージ、前記増幅器及び前記電流センサは、概ね単位利得の増幅が得られることを特徴とする請求項20記載の能動コモンモードEMIフィルタ。
  23. 前記フローティングバイアス回路と増幅器は、ともに、前記変流器の2次側に接続されていることを特徴とする請求項22記載の能動コモンモードEMIフィルタ。
  24. 前記フローティングバイアス回路と増幅器は、ともに、前記変流器の2次側に接続されていることを特徴とする請求項20記載の能動コモンモードEMIフィルタ。
  25. 前記フローティングバイアス回路は前記変流器の一方の2次側に、前記増幅器は前記変流器の他方の2次側に、それぞれ接続されていることを特徴とする請求項20記載の能動コモンモードEMIフィルタ。
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