JPH09215333A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

Info

Publication number
JPH09215333A
JPH09215333A JP8045664A JP4566496A JPH09215333A JP H09215333 A JPH09215333 A JP H09215333A JP 8045664 A JP8045664 A JP 8045664A JP 4566496 A JP4566496 A JP 4566496A JP H09215333 A JPH09215333 A JP H09215333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
circuit
signal
voltage
lower limit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8045664A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3192587B2 (ja
Inventor
Motohisa Shimizu
元壽 清水
Masafumi Nakamura
政史 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP04566496A priority Critical patent/JP3192587B2/ja
Publication of JPH09215333A publication Critical patent/JPH09215333A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3192587B2 publication Critical patent/JP3192587B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 過負荷時の出力のピーク電流値は所定範囲内
に制限しつつもさらに谷のない連続性のある特性を有す
る出力を負荷に与えることが可能な電源装置を提供す
る。 【解決手段】 印加電圧がオペアンプ1661の反転力
端子に印加される基準電圧を超えると、この両端子間の
電圧差に応じた電圧が上下限値設定回路164に供給さ
れるとともに、上限電圧値変更回路165に供給され
る。上限電圧値変更回路165は反転増幅器であり、下
限電圧値変更回路166からの出力を反転増幅して上下
限値設定回路164に供給する。上下限値設定回路16
4は、上限及び下限電圧値変更回路165,166から
の出力に応じて可変された上限及び下限電圧値を、それ
ぞれオフセット増幅器162及び163に供給し、オフ
セット増幅器162及び163は、この上限及び下限電
圧値と反転増幅器161からの商用周波数信号の振幅と
を比較して、その差に応じた電圧をそれぞれ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電源装置に関し、特
に携帯用の交流電源装置等に使用される、パルス幅変調
方式の電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯用の交流電源装置には、出力
周波数を安定化させるためにインバータ装置を使用する
ことが多くなってきており、例えばエンジン駆動される
交流発電機によって商用周波数の交流電力を出力する携
帯用電源装置においては、エンジンを回転数の高い領域
にて運転させて発電機から高出力の交流電流を得、この
交流電流を一旦直流に変換した後、インバータ装置によ
り商用周波数の交流に変換して出力するようにした装置
が、実開昭59−132398号公報等によって知られ
ている。
【0003】ところで、このような交流電源装置におい
て、その使用用途によっては出力波形をできるだけ正弦
波に近似したものにしたいという要請があり、この要請
に応えるべく上記インバータ装置にパルス幅変調(PW
M)方式を採用した交流電源装置も検討され始めている
(特開昭60−820980号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た交流電源装置の始動時に最初から比較的大きな負荷が
接続されていると、始動電流が一時的に大電流となって
大きなピーク電流が流れる場合があり、これは交流電源
装置自体に悪影響を及ぼし易いため、こうしたピーク電
流はできるだけ遮断したいが、一方、出力電流の供給は
継続したいという要請もある。
【0005】更に加えて、上記負荷が一時的に短絡状態
となった場合でも交流電源装置の回路保護を速やかに行
えることが好ましい。
【0006】これに対し、本出願人は特開平4−207
973号公報にて、交流出力電流の波形を検出し、過負
荷時にこの出力電流波形の振幅が所定範囲を超えた部分
の信号に基づいて、インバータ回路を駆動するPWM変
調信号をフィードバック補正することにより、交流出力
電流のピーク電流値を所定範囲内に制限して上記要請を
満足する交流電源装置を提案した。
【0007】ところが、かかる交流電源装置では、特に
発電機の出力容量があまり大きくない場合に、ピーク値
を判断する閾値が固定値として設定されると、過負荷時
において、閾値に至るまでは出力電圧が急激に低下して
いき、閾値を超えた時点で出力電圧が回復する(即ち電
流余力で電圧が上昇する)ということになり、出力特性
に谷ができるとともにこの部分が不連続な特性となり好
ましくない。
【0008】図6は、過負荷時に電源装置から出力され
る電流・電圧(電力)特性を示す図であり、同図中、破
線で示す特性A′が電流・電圧特性を示し、特性B′が
電流・電力特性を示している。図から分かるように、出
力電流が略6.7Aから8.5Aにかけて特性A′及び
B′には谷ができ、この部分が不連続な特性になってい
る。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、過負荷時の出力のピーク電流値は所定範囲内に制限
しつつも、さらに谷のない連続性のある特性を有する出
力を負荷に与えることが可能な電源装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、発電機から出力される交流出力を整流平滑し
て得られた直流出力をインバータ回路に供給し、このイ
ンバータ回路を、所定周波数の正弦波基準信号でパルス
幅変調された駆動信号に応じてスイッチング制御するこ
とにより交流電力を取り出すように構成した電源装置に
おいて、前記インバータ回路からの交流出力電流波形を
検出する電流波形検出回路と、この電流波形検出回路で
検出された電流波形の振幅が所定範囲の閾値を超えたと
きに、この超えた部分の波形信号をフィードバック信号
として前記正弦波基準信号を補正する補正回路と、前記
発電機からの出力電圧の低下に応じて前記閾値の範囲を
狭める閾値変更回路とを有し、前記補正回路の出力信号
に基づいてパルス幅変調された駆動信号で前記インバー
タ回路をスイッチング制御することにより、過負荷時に
おける前記交流出力電流波形のピーク値を抑制すること
を特徴とする。
【0011】また、好ましくは、前記補正回路は、前記
検出電流波形検出回路により検出された交流波形の1サ
イクルを正及び負の半サイクルずつオフセット増幅して
前記所定範囲の閾値を超える部分に対応する信号のみを
取り出し、この取り出されたそれぞれの信号を合成して
前記フィードバック信号を形成するとともに、前記閾値
変更回路は、前記オフセット増幅の一方の閾値を反転さ
せて他方の閾値を形成することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0013】図1〜5は、本発明の実施の一形態に係る
電源装置の全体構成図である。
【0014】図1において、1,2はそれぞれ交流発電
機の固定子に独立して巻装された出力巻線であり、1は
三相出力巻線、2は単相補助巻線である。また回転子
(図示せず)には多極の永久磁石の磁極が形成されてお
り、回転子はエンジン(図示せず)によって回転駆動さ
れるように構成されている。三相出力巻線1の出力端
は、3つのサイリスタと3つのダイオードとで構成され
るブリッジ整流回路3に接続され、ブリッジ整流回路3
の出力端は平滑回路4に接続される。
【0015】単相補助巻線2の出力端は、正極、負極出
力端子E,Fを有する定電圧供給装置5に接続される。
定電圧供給装置5は2組の整流回路、平滑回路、定電圧
回路5aから成り、単相補助巻線2からの一の方向の電
流に対しては一方の組の各回路が働き、一の方向と反対
の方向の電流に対しては他方の組の各回路が働き、これ
によって出力端子E,Fに夫々正負の定電圧が出力され
る。
【0016】6はサイリスタ制御回路であり、電源入力
側の一端が定電圧供給装置5の正極出力端子Eに接続さ
れ、他端が平滑回路4の正極側端子とともに接地され
る。サイリスタ制御回路6の信号入力端はコンデンサC
1,抵抗R1〜R3の直列回路で構成され、信号入力端
のコンデンサC1側の一端は定電圧供給装置5の正極出
力端子Eに接続され、信号入力端の抵抗R3側の他端は
平滑回路4の負極側端子に接続される。抵抗R1と抵抗
R2との接続点はトランジスタQ1のベースに、このト
ランジスタQ1のコレクタはトランジスタQ2のベース
に、このトランジスタQ2のコレクタはブリッジ整流回
路3の各サイリスタのゲート入力回路に接続され、抵抗
R1と抵抗R2との接続点の電位に応じて上記ゲート入
力回路の入力信号を制御するように構成されている(サ
イリスタ制御回路6に関する詳細な説明は、本願出願人
による特開平3−93499号公報に開示されているの
で、ここでは省略する)。
【0017】コンデンサC1と抵抗R1との接続点Kに
は過渡抑制回路7の出力側が接続される。過渡抑制回路
7によれば、定電圧供給装置5の正極出力端子E側に設
けられた定電圧回路5aの入力側(G)にツェナーダイ
オードD1のカソード側が接続され、ツェナーダイオー
ドD1のアノード側が抵抗を介して定電圧供給装置5の
負極出力端子Fに接続されるとともに、オペアンプから
成る反転比較器701の反転入力端子(−)に接続さ
れ、反転比較器701の非反転入力端子(+)は抵抗を
介して接地される。反転比較器701の出力側はNOR
回路702の入力側の一方の端子に接続され、NOR回
路702の入力側の他方の端子にはエンジン発電機の過
電流状態等の、保護が必要な状態になっていることを検
出するための保護装置8が接続され、保護が必要な状態
を検出した時に高レベル信号がNOR回路702に供給
される。NOR回路702の出力側はインバータ70
3、抵抗を介してトランジスタQ3のベースに接続され
る。トランジスタQ3のエミッタは定電圧供給装置5の
負極出力端子Fに接続され、トランジスタQ3のコレク
タは、抵抗R4を介して定電圧供給装置5の正極出力端
子Eに接続されるとともにコンデンサC2を介して定電
圧供給装置5の負極出力端子Fに接続される。コンデン
サC2の正極端子にはトランジスタQ4のベースが接続
され、トランジスタQ4のコレクタは定電圧供給装置5
の正極出力端子Eに接続され、トランジスタQ4のエミ
ッタは、ダイオードD2のアノードに接続されるととも
もにサイリスタ制御回路6のコンデンサC1と抵抗R1
との接続点Kに接続される。ダイオードD2のカソード
はコンデンサC2の正極端子に接続される。
【0018】平滑回路4の出力側は図2のブリッジ型イ
ンバータ回路9に接続される。ブリッジ型インバータ回
路9は4つのFET(電界効果トランジスタ)Q5〜Q
8から成るブリッジ回路で構成され、FETQ5,Q6
のドレインと接地されている共通ラインとの間には負荷
電流を検出するための電流検出用抵抗R5,R6が接続
されている。FETQ5〜Q8の各ゲート端子に接続さ
れる駆動信号用回路に関しては後述する。
【0019】ブリッジ型インバータ回路9の出力側は出
力ライン10a,10bとローパスフィルタから成る出
力回路10とを介して負荷(図示せず)が接続される出
力端子11,12に接続される。出力回路10は、負荷
に対し直列接続されるコイルL1,L2と負荷に対し並
列接続されるコンデンサC3とで構成されるローパスフ
ィルタから成る。
【0020】出力ライン10a,10bは、分割抵抗や
差動アンプから成る図4の検出回路13に接続される。
検出回路13は、出力ライン10a,10bに現れる出
力電圧どうしを直接比較することによって出力の波形歪
みあるいはオフセット成分を検出し、検出信号を出力す
るものである。
【0021】14は商用周波数、例えば50Hz又は60
Hzの正弦波基準信号を発生する正弦波発振器(正弦波形
成回路)である。この正弦波発振器14の出力側は差動
増幅器15の反転入力端子(−)に接続される。差動増
幅器15のオペアンプの非反転入力端子(+)には、差
動増幅器15とともに補正回路を構成するピーク検出回
路16(図3)の出力側が接続される。ピーク検出回路
16は高速タイプのオペアンプ2段にて構成され、各オ
ペアンプでのゲインを10倍程度にして高スルーレート
を得るようにするとともにそれらを差動増幅器15を含
めて計3段重ねることによって高ゲインを確保するよう
にしている。
【0022】図3のピーク検出回路16は次のように構
成される。前記図2の電流検出用抵抗R5,R6とFE
TQ5,Q6との接続点M,Nは、それぞれ反転増幅器
161の非反転入力端子(+)、反転入力端子(−)に
接続され、増幅器161の出力側はオフセット増幅器1
62及びオフセット増幅器163の各非反転入力端子
(+)に接続される。
【0023】164は上下限値設定回路であり、4つの
直列抵抗R7〜R10から成り、一端が定電圧供給回路
5の正極出力端子Eに接続され、他端が定電圧供給回路
5の負極出力端子Fに接続されるとともに、抵抗R8と
R9との接続点が接地される。この上下限値設定回路1
64により得られた所定の上限電圧値がオフセット増幅
器162のオペアンプの反転入力端子(−)に供給さ
れ、また所定の下限電圧値がオフセット増幅器163の
オペアンプの反転入力端子(−)に供給される。
【0024】抵抗R7とR8との接続点には、前記上限
電圧値を変更するための上限電圧値変更回路165が接
続され、抵抗R9とR10との接続点には、前記下限電
圧値を変更するための下限電圧値変更回路166が接続
されている。
【0025】下限電圧値変更回路166のオペアンプ1
661の非反転入力端子(+)には図1の接続点Sが接
続され、平滑回路4の負極側端子と接続点Sとの間に印
加された電圧、即ち三相巻線1からの出力電圧に応じた
電圧がオペアンプ1661の非反転入力端子(+)に供
給される。オペアンプ1661の反転入力端子(−)
は、抵抗R31を介して接地されるとともに、抵抗R3
2を介してオペアンプ1661の出力側に接続され、オ
ペアンプ1661の出力側は、抵抗R33を介して前記
抵抗R9とR10との接続点に接続されている。
【0026】更に、オペアンプ1661の出力側は、抵
抗R34を介して上限電圧値変更回路165のオペアン
プ1651の反転入力端子(−)接続され、この反転入
力端子(−)は、抵抗R35を介してオペアンプ165
1の出力側に接続され、オペアンプ1651の出力側
は、抵抗R36を介して前記抵抗R7とR8との接続点
に接続されている。そして、オペアンプ1651の非反
転入力端子(+)は接地されている。
【0027】オフセット増幅器162の出力側はダイオ
ードD3のアノードに接続され、オフセット増幅器16
3の出力側はダイオードD4のカソードに接続される。
ダイオードD3のカソードとダイオードD4のアノード
とは抵抗を介して接地されるとともに、図4の差動増幅
器15のオペアンプの非反転入力端子(+)に接続され
る。差動増幅器15は、後に詳述するように、出力ライ
ン10a,10bの出力電流(負荷電流)に応じたフィ
ードバック信号によって、正弦波発振器14から出力さ
れる正弦波基準信号を補正するものである。
【0028】差動増幅器15の出力側は差動増幅器17
のオペアンプの反転入力端子(−)に接続され、差動増
幅器17のオペアンプの非反転入力端子(+)には検出
回路13の出力側が接続される。差動増幅器17は、正
弦波発振器14から出力される正弦波基準信号レベルを
検出回路13から出力される検出信号で補正し、補正さ
れた正弦波信号を出力するものである。
【0029】18は矩形波発振器であり、この矩形波発
振器18で発振出力される矩形波信号の周波数は正弦波
発振器14から出力される正弦波基準信号の周波数より
も格段に高い値に設定される。矩形波発振器18の出力
側は積分回路19に接続され、積分回路19は上記矩形
波信号を積分して三角波信号に変換する。
【0030】差動増幅器17から出力される補正された
正弦波信号と積分回路19から出力される三角波信号と
は重畳されてインバータバッファ(パルス幅変調回路)
20に供給される。インバータバッファ20は所定の閾
値(スレッシュホールドレベル)を有し、この閾値を超
えたレベルの信号が入力したときは低レベルの信号を出
力し、一方閾値以下のレベルの信号が入力したときは高
レベルの信号を出力し、いわゆるパルス幅変調(PW
M)信号を形成するものであり、例えばゲート端子への
入力信号に対し固定された閾値を有するCMOSゲート
ICで構成される。
【0031】インバータバッファ20の出力側は、図5
のインバータ21を経てNAND回路22の一方の入力
端に入力するとともにそのまま直接NAND回路23の
一方の入力端にも入力する。NAND回路22の他方の
入力端とNAND回路23の他方の入力端には過渡抑制
回路7のNOR回路702の出力端Jが接続される。図
5のNAND回路22、23の各出力側はFETゲート
駆動信号用回路24,25に夫々接続される。FETゲ
ート駆動信号用回路24はプッシュプル増幅器、サージ
吸収用ダイオード、低周波成分カット用のコンデンサC
4、パルストランスA,Cの一次側コイルから構成さ
れ、同様にFETゲート駆動信号用回路25はプッシュ
プル増幅器、サージ吸収用ダイオード、低周波成分カッ
ト用のコンデンサC5、パルストランスB,Dの一次側
コイルから構成される。
【0032】パルストランスAの二次側コイル(図2の
ブリッジ型インバータ回路9内に表示)は減衰抵抗、復
調用のコンデンサC6、双方向電圧規制ダイオードD
5,D6を介してFETQ5のゲートに接続される。パ
ルストランスB,C,Dの各二次側コイルも、パルスト
ランスAの二次側回路と全く同様な回路を介してFET
Q6,A7,Q8の各ゲートに夫々接続される(FET
ゲート駆動信号用回路24、25及び各パルストラン
ス、減衰抵抗、復調用コンデンサ、双方向電圧規制ダイ
オード等によりスイッチング制御回路が構成される)。
【0033】次に、以上のように構成された電源装置の
動作について説明する。
【0034】エンジンの駆動に伴い三相出力巻線1から
出力された三相交流電力はブリッジ整流回路3で整流さ
れ、続く平滑回路4で平滑されて直流電力に変換される
とともに、平滑回路4での直流電圧の変動が抵抗R2,
R3を介してサイリスタ制御回路6で検出され、その検
出信号に基いてブリッジ整流回路3の各サイリスタの導
通を制御することにより平滑回路4の出力電圧が所定の
直流電圧に安定に維持されるようなフィードバック制御
が行われる。なおサイリスタ制御回路6には過渡抑制回
路7からの出力信号も入力するが、この信号に基づくサ
イリスタ制御回路6及びブリッジ整流回路3の動作につ
いては後述する。
【0035】インバータ回路9のFETQ5,Q7及び
FETQ6,Q8のゲートには後述するパルス幅変調
(PWM)信号が入力され、このPWM信号に応じてF
ETQ5,Q7及びFETQ6,Q8を交互に導通させ
ることにより平滑回路4の直流出力をスイッチング制御
して出力回路10へ出力させる。出力回路10は高周波
成分をカットして商用周波数の交流電力を出力端子1
1,12から負荷に供給する。
【0036】出力ライン10aに現れる出力電圧と出力
ライン10bに現れる出力電圧とは、抵抗R11,R1
2とコンデンサC7とから成るフィルタ回路でその高周
波成分が除去され、検出回路13でその商用周波数成分
が比較され、その差、即ち出力電圧の波形の歪みあるい
はオフセット成分が検出され、その検出信号が差動増幅
器17に出力される。
【0037】正弦波発振器14から出力された商用周波
数の正弦波基準信号は後に詳述する差動増幅器15の動
作により交流出力電流に応じてピーク値補正が行われた
後、差動増幅器17に入力される。
【0038】差動増幅器17は、差動増幅器15から出
力された補正正弦波信号と検出回路13から出力された
出力電圧の波形の歪あるいは直流オフセット分等を含ん
だフィードバック信号とを比較し、このフィードバック
信号に依って補正正弦波信号のレベルを補正し、この再
度補正された正弦波信号を出力する。
【0039】矩形波発振器18から出力された矩形波信
号は積分回路19で積分されて三角波信号に変換され
る。この三角波信号と差動増幅器17からの補正正弦波
信号とが重畳されて重畳信号が形成され、インバータバ
ッファ20に入力される。インバータバッファ20で
は、重畳信号が閾値を超えるときには低レベルの信号を
出力し、一方閾値以下のときには高レベルの信号を出力
して、結果的に三角波信号を搬送波とし、補正正弦波に
よりパルス幅変調されたPWM信号を出力することとな
る。このPWM信号は、補正された正弦波信号に基づき
形成されるため、交流出力電流のピーク値補正が行われ
ることはもとより(これについては後述する)前記出力
電圧の歪み及びオフセット成分を減少させることが可能
となるとともに、応答時間がコンパレータ(約1μse
c)に比べ格段に速いインバータバッファ(約50nse
c)をPWM信号の形成に使用するため搬送波の周波数
をより高くすることが可能となり、これにより出力波形
をより正弦波に近似させた、より高品質の交流電力を供
給することを可能ならしめる。
【0040】インバータバッファ20から出力されたP
WM信号の一方はインバータ21で反転されてNAND
回路22へ、他方はそのままNAND回路23へ入力さ
れる。NAND回路22,23には過渡抑制回路7か
ら、過電流状態等の保護が必要な状態が検出された時又
はエンジン始動時等の低回転状態が検出された時に低レ
ベル信号が供給され、この時にはNAND回路22,2
3の出力はPWM信号のいかんに拘らず高レベル信号と
なり、この状態が継続されるためPWM信号は伝送され
ない。一方、保護を必要とする状態が検出されず、かつ
エンジン回転数も所定回転数以上になっているときには
過渡抑制回路7から高レベル信号が供給され、この時に
はNAND回路22,23は夫々入力した反転又は非反
転PWM信号に応じて夫々反転又は非反転PWM信号を
反転した信号を出力し、FETゲート駆動信号用回路2
4にはPWM信号が、またFETゲート駆動信号用回路
25には反転したPWM信号が供給される。
【0041】FETゲート駆動信号用回路24では、P
WM信号は、プッシュプル増幅された後、コンデンサC
4で低周波成分、即ち商用周波数成分がカットされる。
コンデンサC4を通過する直前の信号は基準レベルに対
し振幅一定のPWM信号であるが、この信号の平均電圧
(積分値)は、正弦波発振器14からの正弦波と同一の
周期で変化しており、したがって、このPWM信号はこ
の正弦波と同一の周波数(商用周波数)成分を含んでい
る。このPWM信号がコンデンサC4を通過した後は商
用周波数成分とは逆相にパルス列全体が上下して平均電
圧が常時零であるパルス信号列に変換される。
【0042】この平均電圧が常時零であるパルス信号列
がパルストランスA,Cの各一次側コイルに供給される
ので、パルストランスA,Cを構成するトランスコアに
は、商用周波数成分による磁気飽和の悪影響がほとんど
なくなり、したがって、トランスA,Cは、PWM搬送
周波数で磁気飽和しない程度の小型サイズのもので構成
することが可能となる。
【0043】FETゲート駆動信号用回路25の動作も
上記FETゲート駆動信号用回路24の動作と全く同様
である。
【0044】パルストランスAの二次側コイルから出力
したパルス信号はツェナーダイオードD5,D6の各降
伏電圧と比較され、各降伏電圧を超えた分によりコンデ
ンサC6が充放電され、コンデンサC6の両端には各降
伏電圧を超えた分による平均電圧(これは商用周波数を
有する)が現れる。したがって、FETQ5のゲート・
ソース間には、商用周波数を有するコンデンサC6の両
端電圧と、パルストランスAの二次側コイルから出力し
たパルス信号とが重畳した信号、即ちコンデンサC4を
通過前のPWM信号が復調される。FETQ5は、PW
M信号の正パルスがゲートに入力されている間だけ導通
する。
【0045】パルストランスCの二次側コイルから出力
したパルス信号も上述のパルストランスAの二次側コイ
ルから出力したパルス信号と全く同様に処理され、FE
TQ7の導通はFETQ5の導通と同じタイミングで行
われる。
【0046】パルストランスB,Dの二次側コイルから
出力したパルス信号も上述のパルストランスA,Cの二
次側コイルから出力したパルス信号と全く同様に処理さ
れる。但しパルストランスB,Dに入力するPWM信号
とパルストランスA,Cに入力するPWM信号とは位相
が逆であるから、FETQ5,Q7が導通するときはF
ETQ6,Q8が非導通となり、反対にFETQ5,Q
7が非導通となるときはFETQ6,Q8が導通するよ
うに動作する。
【0047】以上のように、出力波形に基づきフィード
バック補正された商用周波数の正弦波信号を高周波の三
角波信号でパルス幅変調し、このパルス幅変調信号に基
づきインバータ回路9でスイッチング制御が行われ、そ
の後出力回路10で搬送周波数成分がカットされ、ほぼ
正弦波に近似した商用周波数の交流電力が出力端子1
1,12から負荷に供給される。
【0048】以上のブリッジ型インバータ回路9及び検
出回路13ないしFETゲート駆動信号用回路24,2
5(但し、差動増幅幅器15及びピーク検出回路16を
除く)の構成及び動作に関する、より詳細な説明は、既
に本願出願人による特開平4−183273号公報に記
載されている。
【0049】次に過渡抑制回路7の動作を説明する。
【0050】エンジン始動直後は交流発電機の出力電圧
が低いため、定電圧供給装置5を構成する定電圧回路5
aの入力端の電圧は低く、したがって、始動当初、ツェ
ナーダイオードD1の降伏電圧(定格運転時の回転数よ
りも低い値に設定したエンジン回転数の設定値に相当す
る電圧)を超えることはなく、ツェナーダイオードD1
は非導通である。そのため反転比較器701の反転入力
端子(−)は低いレベルであり、反転比較器701の出
力は高レベルとなる。
【0051】NOR回路702は入力側の少なくとも一
方に高レベル信号が入力すれば低レベル信号を出力する
ので、NOR回路702の出力は、反転比較器701の
高レベル出力又は保護装置8の高レベル出力で低レベル
となる。
【0052】この低レベル信号がインバータ703で反
転されて高レベル信号となり、トランジスタQ3を導通
してコンデンサC2を放電させる。したがって、トラン
ジスタQ4は非導通となり、コンデンサC1と抵抗R1
との接続点Kの電位は低レベルとなる。
【0053】したがって、サイリスタ制御回路6のトラ
ンジスタQ1は非導通となり、トランジスタQ2は導通
となり、ブリッジ整流回路3の各サイリスタのゲートに
は低レベル信号が供給される。これにより、各サイリス
タは導通せず、ブリッジ整流回路3は整流出力を供給し
ない。即ち、エンジン回転数が設定値以下であるか、又
は保護が必要な状態が検出されたときにはブリッジ整流
回路3は整流出力を供給しないようにされ、これにより
エンジン始動時におけるインバータ装置の不安定動作が
抑制されるとともに、過負荷による過電流状態等の保護
が必要とされる状態が検出された時の出力供給も停止さ
れる。
【0054】次に、エンジン始動後、交流発電機の出力
電圧が徐々に上昇し、定電圧回路5aの入力端の電圧が
高くなり、ツェナーダイオードD1の降伏電圧を超える
と、即ちエンジン回転数が設定値を超えるとツェナーダ
イオードD1は導通し、反転比較器701の反転入力端
子(−)は高レベルに転じ、反転比較器701の出力は
低レベルとなる。
【0055】このとき保護が必要な状態が検出されてい
なければ、NOR回路702の出力は高レベルに転じ、
インバータ703の出力は低レベルとなる。したがっ
て、トランジスタQ3は非導通となり、コンデンサC2
は抵抗R4を介して充電される。この充電によりコンデ
ンサC2の正極側電位は、コンデンサC2の容量及び抵
抗R4の抵抗値で決まる時定数に基づき徐々に上昇す
る。コンデンサC2の正極側電位の上昇によりトランジ
スタQ4が導通するが、このトランジスタQ4の導通に
よりトランジスタQ4のエミッタ電位が上昇してトラン
ジスタQ4のベース電位より高くなるようなことがあれ
ばトランジスタQ4は非導通に転じるので、K点の電位
はコンデンサC2の正極側電位より僅かに低い値に常時
維持されることになる。したがって、K点の電位は、エ
ンジン回転数が設定値を超えた時点以降、コンデンサC
2の容量及び抵抗R4の抵抗値で決まる時定数に基づき
徐々に上昇することとなる。
【0056】したがって、サイリスタ制御電圧(XY
間)はK点電位に比例するため、徐々に上昇し、最終的
にK点電位が略定電圧供給装置5の正極出力電位に至
り、各サイリスタのゲート電圧は抵抗R1と抵抗R2と
の接続点の電位を所定値に維持するための所定フィード
バック制御入力値に至る。
【0057】このようにして、たとえエンジン始動のと
き出力端子11,12に負荷が接続されたままの状態で
あっても交流発電機の出力電圧が十分上昇していない不
安定な状態でブリッジ整流回路3の各サイリスタに急激
に電流が突入することを防止できる。これにより、ブリ
ッジ型インバータ回路9の各FETに対して不安定な状
態で急激な電圧変化が加わることも防止される。こうし
た防止効果は、エンジン始動時に出力端子11,12に
接続されている負荷が大きい程大きく、特に負荷が短絡
状態にある場合にはサイリスタやFETに対する悪影響
の抑制効果がきわめて大きい。
【0058】次に、補正回路の一つであるピーク検出回
路16及び差動増幅器15の動作について説明する。
【0059】ピーク検出回路16の反転増幅器161に
入力された検出電流信号は、この反転増幅器161で積
分増幅され、高周波成分が除去された商用周波数の信号
となり、オフセット増幅器162,163にそれぞれ出
力される。オフセット増幅器162では、反転増幅器1
61からの商用周波数信号の振幅を、上下限値設定回路
164からオペアンプの反転入力端子(−)に入力され
た上限電圧値と比較し、このピーク電流判別の閾値とな
る上限電圧値を超えた分(正の半サイクルのピーク部)
のみを増幅する(オフセット増幅)。オフセット増幅器
163では、反転増幅器161からの商用周波数信号の
振幅を、上下限値設定回路164からオペアンプの反転
入力端子(−)に入力された、ピーク電流判別の閾値と
なる下限電圧値と比較し、この下限電圧値を下回った分
(負の半サイクルのピーク部)のみを増幅する(オフセ
ット増幅)。
【0060】前記上限電圧値は、上限電圧値変更回路1
65により可変設定され、前記下限電圧値は、下限電圧
値変更回路166により可変設定される。
【0061】前述のように、下限電圧値変更回路166
のオペアンプ1661の非反転入力端子(+)には図1
の接線点Sの電圧値が供給され、この電圧とオペアンプ
1661の反転入力端子(−)に印加された基準電圧と
の差に応じた電圧値がオペアンプ1661から出力され
る。前記出力端子11,12に、例えば電動機等の、そ
の起動時に突入電流の大きな負荷が接続されると、過負
荷となってエンジンの回転数が低下し、三相出力巻線1
からの出力電圧は低下する。これにより、ブリッジ整流
回路3の出力も低下するため、接続点Sの電位、即ちオ
ペアンプ1661の非反転入力端子(+)に印加される
電圧は上昇する。そして、この印加電圧がオペアンプ1
661の反転入力端子(−)に印加されている基準電圧
を超えると、オペアンプ1661はこの両端子電圧の差
に応じた電圧を出力するので、この出力電圧に応じて上
下限値設定回路164に設定される下限電圧値、即ちオ
フセット増幅器163のオペアンプの反転入力端子
(−)に入力される電圧値は上昇する。このようにし
て、下限電圧値は、下限電圧値変更回路166により、
発電機の出力に応じて可変設定される。
【0062】下限電圧値変更回路166の出力、即ちオ
ペアンプ1661の出力は、前記抵抗R34を介して、
上限電圧値変更回路165のオペアンプ1651の反転
入力端子(−)に供給される。この上限電圧値変更回路
165は、下限電圧値変更回路166の出力を反転増幅
させる反転増幅器であり、この反転増幅出力を上限電圧
値として上下限値設定回路164に、即ちオフセット増
幅器162のオペアンプの反転入力端子(−)に出力す
る。このようにして、上限電圧値は、上限電圧値変更回
路165により、発電機の出力(即ち下限電圧値変更回
路166からの出力)に応じて可変設定される。
【0063】そして、オフセット増幅器162,163
の出力はダイオードD3,D4を夫々通過して重畳され
る。したがって、この重畳後の信号は、増幅された商用
周波数信号のレベルが上記可変設定された上限電圧値を
超えた部分のみ又は下限電圧値を下回った部分のみが合
成された信号であり、増幅された商用周波数信号のレベ
ルがこの上下限電圧値を超えないときにはこの合成信号
は零レベルを維持することとなる。
【0064】この合成信号は、差動増幅器15のオペア
ンプの非反転入力端子(+)に入力される。差動増幅器
15では、この合成信号が、前述した正弦波基準信号と
比較され、差動増幅される。即ち、交流出力電流が大き
くなってこれに対応する商用周波数信号のレベルが上記
可変設定された上下限電圧値を超えた場合、その超えた
量に応じてフィートバック補正が行われて対応する正弦
波のピーク部が潰され、このピーク部が補正された正弦
波が次の差動増幅器17に出力される。
【0065】その結果、このように補正された正弦波信
号に基づいて行われるパルス幅変調制御によって得られ
る交流出力電流は対応するピーク部が潰され、これによ
り、交流出力電流のピーク電流値が制限されたことにな
る。なお、過電流が流れたときにピーク電流値を制限す
るだけで、電流供給を遮断してしまうことはせず、した
がって、一時的に出力のピーク電流値が大きくなる負荷
にも何等支障なく通電状態を継続させることができる。
【0066】図6は、過負荷時に本実施の形態の電源装
置から出力される電流・電圧(電力)特性の一例を示す
図であり、同図には、前述のように、従来の電源装置の
出力特性(破線で示す特性A′,B′)も図示されてい
る。図中、特性Aが電流・電圧特性を示し、特性Bが電
流・電力特性を示している。
【0067】図に示されるように、過負荷時においても
特性A,Bは谷のない連続性を有するので、本実施の形
態の電源装置に、例えば電動機等の起動時の突入電流の
大きな負荷が接続されたとしても、その負荷は滑らかに
始動することが可能となる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に依れば、
発電機から出力される交流出力を整流平滑して得られた
直流出力をインバータ回路に供給し、このインバータ回
路を、所定周波数の正弦波基準信号でパルス幅変調され
た駆動信号に応じてスイッチング制御することにより交
流電力を取り出すように構成した電源装置において、前
記インバータ回路からの交流出力電流波形を検出する電
流波形検出回路と、この電流波形検出回路で検出された
電流波形の振幅が所定範囲の閾値を超えたときに、この
超えた部分の波形信号をフィードバック信号として前記
正弦波基準信号を補正する補正回路と、前記発電機から
の出力電圧の低下に応じて前記閾値の範囲を狭める閾値
変更回路とを有し、前記補正回路の出力信号に基づいて
パルス幅変調された駆動信号で前記インバータ回路をス
イッチング制御することにより、過負荷時における前記
交流出力電流波形のピーク値を抑制するので、例えば電
動機等の、起動時の突入電流が大きい負荷を接続したと
きにも、出力のピーク電流値は所定範囲内に制限しつつ
もこの負荷に谷のない連続性のある特性を有する出力を
与えることができ、これにより、負荷の滑らかな始動が
可能となる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る電源装置を構成す
るブリッジ型整流回路等を示す回路図である。
【図2】本実施の形態に係る電源装置を構成するブリッ
ジ型インバータ回路等を示す回路図である。
【図3】本実施の形態に係る電源装置を構成するピーク
検出回路を示す回路図である。
【図4】本実施の形態に係る電源装置を構成するパルス
幅変調回路等を示す回路図である。
【図5】本実施の形態に係る電源装置を構成するFET
ゲート駆動信号用回路等を示す回路図である。
【図6】過負荷時に電源装置から出力される電流・電圧
(電力)特性を示す図である。
【符号の説明】
9 ブリッジ型インバータ回路(インバータ回路) 15 差動増幅器(補正回路) 16 ピーク検出回路(補正回路) 161 反転増幅器(電流波形検出回路) 165 上限電圧値変更回路(閾値変更回路) 166 下限電圧値変更回路(閾値変更回路) R5,R6 電流検出用抵抗(電流波形検出回路)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電機から出力される交流出力を整流平
    滑して得られた直流出力をインバータ回路に供給し、こ
    のインバータ回路を、所定周波数の正弦波基準信号でパ
    ルス幅変調された駆動信号に応じてスイッチング制御す
    ることにより交流電力を取り出すように構成した電源装
    置において、 前記インバータ回路からの交流出力電流波形を検出する
    電流波形検出回路と、 この電流波形検出回路で検出された電流波形の振幅が所
    定範囲の閾値を超えたときに、この超えた部分の波形信
    号をフィードバック信号として前記正弦波基準信号を補
    正する補正回路と、 前記発電機からの出力電圧の低下に応じて前記閾値の範
    囲を狭める閾値変更回路とを有し、 前記補正回路の出力信号に基づいてパルス幅変調された
    駆動信号で前記インバータ回路をスイッチング制御する
    ことにより、過負荷時における前記交流出力電流波形の
    ピーク値を抑制することを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 前記補正回路は、前記検出電流波形検出
    回路により検出された交流波形の1サイクルを正及び負
    の半サイクルずつオフセット増幅して前記所定範囲の閾
    値を超える部分に対応する信号のみを取り出し、この取
    り出されたそれぞれの信号を合成して前記フィードバッ
    ク信号を形成するとともに、 前記閾値変更回路は、前記オフセット増幅の一方の閾値
    を反転させて他方の閾値を形成することを特徴とする請
    求項1記載の電源装置。
JP04566496A 1996-02-08 1996-02-08 電源装置 Expired - Lifetime JP3192587B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04566496A JP3192587B2 (ja) 1996-02-08 1996-02-08 電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04566496A JP3192587B2 (ja) 1996-02-08 1996-02-08 電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09215333A true JPH09215333A (ja) 1997-08-15
JP3192587B2 JP3192587B2 (ja) 2001-07-30

Family

ID=12725661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04566496A Expired - Lifetime JP3192587B2 (ja) 1996-02-08 1996-02-08 電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3192587B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107449949A (zh) * 2017-09-06 2017-12-08 常州同惠电子股份有限公司 施加直流偏置电压于交流正弦波信号源的装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107449949A (zh) * 2017-09-06 2017-12-08 常州同惠电子股份有限公司 施加直流偏置电压于交流正弦波信号源的装置
CN107449949B (zh) * 2017-09-06 2023-06-27 常州同惠电子股份有限公司 施加直流偏置电压于交流正弦波信号源的装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3192587B2 (ja) 2001-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2816387B2 (ja) 電源装置
EP1808953B1 (en) Polyphase current supplying circuit and driver apparatus
JP2587806B2 (ja) 携帯用エンジン発電機
US5229929A (en) Output peak current correction for PWM invertors
JPH04183275A (ja) パルス幅変調制御装置
JP3105576B2 (ja) 携帯用交流電源装置
JP2688660B2 (ja) インバータ装置
JP3192587B2 (ja) 電源装置
JP2892862B2 (ja) インバータ装置
JPH0522837A (ja) 携帯用電源装置
JP3173677B2 (ja) インバータ制御式発電機
JP2977604B2 (ja) インバータ制御式エンジン発電機
JP3192498B2 (ja) インバータ装置
JPH04207973A (ja) インバータ装置
JP3300221B2 (ja) インバータ式電源装置
JP2934690B2 (ja) インバータ装置
JP2934689B2 (ja) インバータ装置
JP2934691B2 (ja) インバータ装置
JP2557365Y2 (ja) インバータ装置
JP2688661B2 (ja) インバータ装置
JP2934679B2 (ja) インバータ装置
JP2986200B2 (ja) インバータ装置
JPH0591751A (ja) 携帯用交流電源装置
JPH065393U (ja) インバータ装置
JP2565475Y2 (ja) インバータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080525

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090525

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090525

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100525

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130525

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130525

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140525

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term