JP4236448B2 - 半導体集積回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ICチップの電源ノイズ低減等に関する。
【0002】
【従来の技術】
ICチップ、特にシステムLSIにおいてはその集積度の向上にともない、トランジスタのスイッチングによる電源ノイズが大きくなってきており、その低減がいろいろ図られている。
【0003】
その一つの方法としてバイパスコンデンサを用いる方法がある。このバイパスコンデンサとは電源と接地の間に接続されるコンデンサであり、電源と接地間に発生するノイズを平滑化することでノイズを低減する静電容量である。
【0004】
バイパスコンデンサを用いる方法としては、パッケージングされたICチップを半田付けしたプリント基板上に外付けでバイパスコンデンサを半田付けする方法やICチップ内部にあらかじめバイパスコンデンサとしてコンデンサ領域を形成しておく方法がある。
【0005】
図18はICチップ内部にあらかじめバイパスコンデンサとしてコンデンサ領域を形成しておく方法を採用したICチップの平面図であり、図19はそのX−X断面図である。ダイパッド100上にICチップ310が置かれ、ICチップ310の内部の一部の領域に一対の電極が絶縁膜を挟んでコンデンサCを形成する。一対の電極はそれぞれ配線によりパッド311A、311Bに接続され、さらにパッド311A、311Bはワイヤによりそれぞれインナーリード101A、101Bに接続されている。
【0006】
例えば、パッド311Aが電源用パッド、パッド311Bが接地用パッドとすると、ICチップ310の電源と接地の間にはコンデンサCがバイパスコンデンサとして接続されることになり、電源用パッド311A、接地用パッド311Bに接続されている回路素子(図示省略)で発生するノイズを低減することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ICチップ内部にあらかじめバイパスコンデンサとしてコンデンサ領域を形成しておくと、チップ面積の増加あるいは製造工程の複雑化により製造コストが高くなるという問題がある。また、ICチップの設計段階であらかじめバイパスコンデンサの静電容量値を決定し、コンデンサの占める領域を確保しておく必要があるため、後から静電容量の変更やその占める面積の増減が困難という問題もある。
【0008】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、ICチップにおける電源ノイズの低減等を小面積で効率良く実現する手段を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、半導体基板上に回路素子及びパッドを有するICチップとコンデンサチップとが同一パッケージ内に納められた半導体集積回路であって、前記コンデンサチップは、半導体基板上に静電容量を形成する少なくとも一対の電極及び一対のパッドが形成され、かつ前記ICチップのパッドと前記コンデンサチップのパッドとが接続されていることを特徴とする半導体集積回路である。
【0010】
ICチップとコンデンサチップとが同一パッケージ内のきわめて近接したところで接続されていることから、ICチップ内部にバイパスコンデンサとしてコンデンサ領域を形成する場合とほぼ同等にコンデンサの性能を引き出せ、効率良く電源ノイズを低減できる。さらに、バイパスコンデンサの静電容量の大きさをパッケージング時に決定すれば良いという設計上の自由度がある。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の好適な実施の形態(以下実施形態という)について説明する。
【0012】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路の構成を示すパッケージ内部の平面図、図2はそのX−X断面図である。リードフレームは図18に示す従来のリードフレームと同一のものであり、ダイパッド100及び複数のインナーリード101からなり、ダイパッド100上にICチップ110がダイボンドされている。ICチップ110のチップの四辺には外部との接続のための複数のパッド111が配置され、パッド111のうちの1つであるパッド111Aがインナーリード101Aに、パッド111Bがインナーリード101Bに、ワイヤ130により接続されている。
【0013】
また、ICチップ110の上には、ICチップ110のパッド111を覆わないような大きさのコンデンサチップ120が積層されている。コンデンサチップ120には、一対の電極が絶縁膜を挟んでコンデンサCを形成し、一対の電極はそれぞれ内部配線でパッド121Aと121Bに接続されている。そして、パッド121Aがインナーリード101Aに、パッド121Bがインナーリード101Bに、ワイヤ130により接続されている。これによりICチップ110のパッド111Aとパッド111Bの間には、コンデンサチップ120のコンデンサCが接続されることになる。
【0014】
例えば、ICチップ110のパッド111Aを電源用パッドとし、パッド111Bを接地用パッドとすると、コンデンサチップ120をICチップ110のバイパスコンデンサとして利用することができる。コンデンサ領域をICチップ110から除くことにより、ICチップ110のチップ面積を小さくすることができ、またコンデンサチップ120は複雑なプロセスで製造されるICチップ110とは別に、受動素子であるコンデンサのみ形成する比較的簡易なプロセスで製造できるため、コスト的に安く製造することが可能であり、コンデンサ領域をICチップ110の中に取り込むよりもコスト的に有利となる。
【0015】
本実施形態ではICチップとコンデンサチップは積層されているが、ICチップとコンデンサチップをシリコン等の同一材料の半導体基板から成るようにすれば、両チップの熱膨張の問題を低減できる。
【0016】
図3は、本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路の構成を示すパッケージ内部の平面図、図4はそのX−X断面図である。基本的な構成は第1の実施形態と同様であるが、本実施形態においてはダイパッド100上にICチップ110とコンデンサチップ120とが並べてダイボンドされている。インナーリード101AにはICチップ110のパッド111Aとコンデンサチップ120のパッド121Aの両パッドが、インナーリード101BにはICチップ110のパッド111Bとコンデンサチップ120のパッド121Bの両パッドが、ワイヤ130により接続されている。これによりICチップ110のパッド111Aとパッド111Bの間には、コンデンサチップ120のコンデンサCが接続されることになる。
【0017】
この場合、第1の実施形態と比較してパッケージ面積は大きくなるが、パッケージの厚みを薄くできる。
【0018】
図5は、本発明の第3の実施形態に係る半導体集積回路の構成を示すパッケージ内部の平面図である。基本的な構成は第1の実施形態と同様であるが、本実施形態においてはコンデンサチップ120にはコンデンサCを形成する一対の電極にそれぞれ接続された複数のパッド122、123があり、一方の電極に接続されたパッド122と他方の電極に接続されたパッド123とがコンデンサチップ120のチップの四辺で1列にそれぞれ交互に配置されていることに特徴がある。
【0019】
パッド122Aはパッド122のうちの1のパッドであり、パッド123Aはパッド123のうちの1のパッドである。インナーリード101AにはICチップ110のパッド111Aとコンデンサチップ120のパッド122Aの両パッドが、インナーリード101BにはICチップ110のパッド111Bとコンデンサチップ120のパッド123Aの両パッドが、ワイヤ130により接続されている。これによりICチップ110のパッド111Aとパッド111Bの間には、コンデンサチップ120のコンデンサCが接続されることになる。
【0020】
この構成により、コンデンサチップ120のコンデンサCを接続するICチップ110のパッド位置を自由に選択できる。
【0021】
上記のコンデンサチップ120の一例の平面図を図6に、そのX−X断面図を図7に示す。
【0022】
シリコンからなる半導体基板1の上に熱酸化による酸化シリコン絶縁膜2が形成され、その上に多結晶シリコンからなる電極3と電極5とが酸化シリコン、窒化シリコン等からなる層間絶縁膜4を挟んでコンデンサの一対の電極を形成している。下層電極3は長方形であり、上層電極5は四辺に凹凸が設けられている。電極5の上には酸化シリコン、窒化シリコン等からなる絶縁膜が積層されている。電極5の四辺を凹凸形状とすることでコンタクト孔7が1列に配列され、その凹部に下層電極3へのコンタクト孔7が設けられ、凸部に上層電極5へのコンタクト孔7が設けられる。
【0023】
コンタクト孔7を介して、アルミニウム配線8”により電極3はパッド122に、アルミニウム配線8’により電極5はパッド123に接続され、パッド122とパッド123とは、コンデンサチップ120の四辺で1列にそれぞれ交互に配置されている。また、アルミニウム配線8’は電極5上で共通に接続され、他方のアルミニウム配線8”はチップの周辺部で共通に接続されている。アルミニウム配線8’、8”の上にはパッド122、123を残して酸化シリコン、窒化シリコン等からなるパッシベーション絶縁膜9が積層されている。シート抵抗の低い上層のアルミニウム配線により電極とパッドとの接続箇所を増やすことで、コンデンサの寄生抵抗を減らすことができる。
【0024】
図8は、本発明の第4の実施形態に係る半導体集積回路の構成を示すパッケージ内部の平面図である。基本的な構成は第3の実施形態と同様であるが、本実施形態においてはコンデンサチップ120に独立した2つのコンデンサC1とC2が形成されていることに特徴がある。コンデンサチップ120にはコンデンサC1の一対の電極がそれぞれ接続された複数のパッド124、125があり、一方の電極に接続されたパッド124と他方の電極に接続されたパッド125がコンデンサチップ120のチップの辺部で1列にそれぞれ交互に配置されている。また、コンデンサC2の一対の電極がそれぞれ接続された複数のパッド126、127があり、一方の電極に接続されたパッド126と他方の電極に接続されたパッド127がコンデンサチップ120のチップの辺部で1列にそれぞれ交互に配置されている。
【0025】
パッド124Aはパッド124のうちの1のパッドであり、パッド125Aはパッド125のうちの1のパッドである。また、パッド126Aはパッド126のうちの1のパッドであり、パッド127Aはパッド127のうちの1のパッドである。インナーリード101AにはICチップ110のパッド111Aとコンデンサチップ120のパッド124Aの両パッドが、インナーリード101BにはICチップ110のパッド111Bとコンデンサチップ120のパッド125Aの両パッドが、ワイヤ130により接続されている。
【0026】
また、インナーリード101CにはICチップ110のパッド111Cとコンデンサチップ120のパッド126Aの両パッドが、インナーリード101DにはICチップ110のパッド111Dとコンデンサチップ120のパッド127Aの両パッドが、ワイヤ130により接続されている。これによりICチップ110のパッド111Aとパッド111Bの間には、コンデンサチップ120のコンデンサC1が接続され、ICチップ110のパッド111Cとパッド111Dの間には、コンデンサチップ120のコンデンサC2が接続される。このようにICチップ110に1のコンデンサチップ120から複数のコンデンサを接続することができる。
【0027】
上記のコンデンサチップ120の一例の平面図を図9に、その回路図を図10に示す。コンデンサ自体の形成方法は図6、図7の場合と同様である。コンデンサを形成する一対の電極3、5及び電極とパッドとを接続するアルミニウム配線8’、8”がともに2分割されており、独立したコンデンサC1、C2を形成している。コンデンサC1の一対の電極のそれぞれに接続されるパッド124とパッド125とがチップの辺部で1列にそれぞれ交互に配置され、コンデンサC2の一対の電極のそれぞれに接続されるパッド126とパッド127とがチップの辺部で1列にそれぞれ交互に配置されている。
【0028】
図11は、本発明の第5の実施形態に係る半導体集積回路の構成を示すパッケージ内部の平面図である。基本的な構成は第1の実施形態と同様であるが、本実施形態においてはICチップ110にはパッド111Aに接続されているチップの一辺から離間したパッド111A’があり、またパッド111Bに接続されているチップの一辺から離間したパッド111B’があることに特徴がある。そして、ワイヤ130により、ICチップ110のパッド111A’とコンデンサチップ120のパッド121Aとが接続され、ICチップ110のパッド111B’とコンデンサチップ120のパッド121Bとが接続されている。これにより、ICチップ110のパッド111Aとパッド111Bの間には、コンデンサチップ120のコンデンサCが接続される。
【0029】
このように、ワイヤで接続するパッド間距離を短くしてワイヤ長などの接続上の制約を緩和でき、ICチップとコンデンサチップの大きさが著しく異なる場合にも対応できる。
【0030】
図12は、本発明の第6の実施形態に係る半導体集積回路の構成を示すパッケージ内部の平面図、図13はそのX−X断面図である。基本的な構成は第5の実施形態と同様であるが、本実施形態においてはコンデンサチップ120が裏向きにICチップ110に積層されている。そして、ICチップ110にはパッド111Aに接続されているチップの一辺から離間したパッド111A’があり、またパッド111Bに接続されているチップの一辺から離間したパッド111B’があり、かつパッド111A’及びパッド111B’はそれぞれコンデンサチップ120のパッド121A及びパッド121Bに向かい合って配置されている。
【0031】
これら、パッド111A’と121A、111B’と121Bを半田ボール131により接続するいわゆるフリップチップ方式を採用している。フリップチップ方式によるときは、ワイヤによる接続方式よりも、ICチップ110とコンデンサチップ120が極めて近接して接続されるため、コンデンサの性能を最大限引き出すことができる。
【0032】
図14は、本発明の第7の実施形態に係る半導体集積回路の構成を示すパッケージ内部の平面図及び回路図である。この実施形態では、コンデンサチップ120内にコンデンサCと併せて抵抗Rが形成されている。
【0033】
図14においては関係するパッド及びインナーリードのみ図示している。ダイパッド100上にICチップ210及びコンデンサチップ220が並べてダイボンドされている。コンデンサチップ220のパッド221Aとパッド222Aは配線で接続され、パッド221Bとパッド222Bは配線で接続されている。コンデンサチップ220のパッド221Aとパッド223の間には抵抗Rが形成され、パッド223とパッド221Bの間にはコンデンサCが形成されている。
【0034】
ワイヤ130により、インナーリード101Aとコンデンサチップ220のパッド221Aとが接続され、インナーリード101Bとコンデンサチップ220のパッド221Bとが接続されている。さらに、コンデンサチップ220のパッド222AとICチップ210のパッド211Aとが接続され、コンデンサチップ220のパッド222BとICチップ210のパッド211Bとが接続され、コンデンサチップ220のパッド223とICチップ210のパッド213とが接続されている。
【0035】
そして、ICチップ210のパッド211Aは配線215に接続され、パッド211Bは配線216に接続されている。配線215をPチャネルトランジスタのソース、配線216をNチャネルトランジスタのソースとするCMOSインバータ214の入力信号はパッド213に接続され、出力信号は配線217に接続されている。なお、本実施形態においては、ダイパッド100上にICチップ210とコンデンサチップ220とを積層の構成とすることも可能である。
【0036】
例えば、図14においてインナーリード101Aが電源、101Bが接地、ICチップ210の配線215が電源、配線216が接地とする。このとき、コンデンサチップ220のコンデンサCと抵抗R及びICチップ210のCMOSインバータ214はパワーオンリセット信号発生回路を構成し、ICチップ210の配線217にはパワーオンリセット信号が発生する。
【0037】
従来は、パワーオンリセット信号発生回路のためのコンデンサはパッケージングされたICチップとは別に外付けで構成されていた。よって、本実施形態を採用することにより、プリント基板への実装部品を削減できる。
【0038】
上記のコンデンサチップ220の一例の平面図を図15に、その回路図を図16に示す。コンデンサ自体の形成方法は図6、図7の場合と同様である。コンデンサチップ220には一対の電極3、5によりコンデンサCが形成され、コンデンサCの一方の電極3がパッド221B(222B)に接続され、他方の電極5がパッド223に接続され、さらに電極5は抵抗Rを介してパッド221A(222A)に接続されている。
【0039】
また、パッド221A(222A)、221B(222B)、223は、コンデンサチップのチップの四辺で1列にそれぞれ交互に配置されている。抵抗Rは電極5を形成する多結晶シリコンのシート抵抗を利用して形成している。
【0040】
図17は、本発明の第8の実施形態に係る半導体集積回路の構成を示すパッケージ内部の平面図及び回路図である。
【0041】
図17においては関係するパッド及びインナーリードのみ図示している。ダイパッド100上にICチップ210及びコンデンサチップ220が並べてダイボンドされている。コンデンサチップ220のパッド221Aとパッド222Aの間には抵抗R1が形成され、パッド221A’とパッド222A’の間には抵抗R2が形成されている。コンデンサチップ220のパッド222Aと221Bの間にはコンデンサC1が形成され、パッド222A’と221B’の間にはコンデンサC2が形成されている。また、コンデンサチップ220のパッド221Bと222Bは配線で接続され、パッド221B’とパッド222B’は配線で接続されている。
【0042】
ワイヤ130により、インナーリード101Aにはコンデンサチップ220のパッド221A及びパッド221A’の両パッドが接続され、インナーリード101Bにはコンデンサチップ220のパッド221B及びパッド221B’の両パッドが接続されている。
【0043】
さらに、コンデンサチップ220のパッド222AとICチップ210のパッド211Aとが接続され、コンデンサチップ220のパッド222BとICチップ210のパッド211Bとが接続され、コンデンサチップ220のパッド222A’とICチップ210のパッド211A’とが接続され、コンデンサチップ220のパッド222B’とICチップ210のパッド211B’とが接続されている。
【0044】
そして、ICチップ210のパッド211Aは配線215に接続され、パッド211Bは配線216に接続され、パッド211A’は配線215’に接続され、パッド211B’は配線216’に接続されている。コンデンサチップ220のコンデンサC1と抵抗R1及びコンデンサC2と抵抗R2はそれぞれローパスフィルタを構成している。なお、本実施形態においては、ダイパッド100上にICチップ210とコンデンサチップ220とを積層の構成とすることも可能である。
【0045】
例えば、図17においてインナーリード101Aが共通電源、101Bが共通接地、ICチップ210の配線215が電源1、配線216が接地1、配線215’が電源2、配線216’が接地2とする。
【0046】
このとき、ICチップ210の電源1、接地1及び電源2、接地2にはそれに連なる回路素子により様々なノイズが乗ることとなる。各電源、接地系統に乗るノイズの大きさ、性質はそれに連なる回路素子によるところが大きく、一般に出力バッファのように駆動能力の大きい回路素子の場合にはそれにより発生するノイズも大きい。しかし、図17のようにICチップ210の各電源、接地系統をコンデンサチップ220のローパスフィルタを介して共通電源、共通接地に接続することにより、ICチップ210の1の電源、接地系統の高周波ノイズをコンデンサで低減するとともに、他の電源、接地系統へ伝達されることを低減することも可能となる。
【0047】
以上の実施形態においては、ICチップとコンデンサチップとを積層の構成とする場合、コンデンサチップをICチップよりも大きく形成し、コンデンサチップの上にICチップを積層しても良い。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明においてはICチップの電源ノイズ低減やICチップの回路素子に大きな静電容量のコンデンサが必要な場合に、ICチップとは別にコンデンサチップを用意し、パッケージング時に同一パッケージに納めることにより、以下に述べる様々な効果がある。
【0049】
まず、コンデンサ領域をICチップから除くことにより、ICチップのチップ面積を小さくすることができ、またコンデンサチップは複雑なプロセスで製造されるICチップとは別に、受動素子であるコンデンサのみ形成する比較的簡易なプロセスで製造できるため、コスト的に安く製造することが可能であり、コンデンサ領域をICチップの中に取り込むよりもコスト的に有利となる。
【0050】
さらに、あらかじめコンデンサ領域をICチップの中に取り込んでおく必要がないため、ICチップの設計段階では静電容量の大きさを決定する必要が無く、パッケージング時にICチップと様々なコンデンサチップ(静電容量の大きさの違うコンデンサ)との組み合わせを検討して、最適な性能を実現できるようにICチップとコンデンサチップを組み合わせることができる。
【0051】
また、パッケージングされたICチップを半田付けしたプリント基板上に外付けでバイパスコンデンサを半田付けする方法と比較して、本発明ではICチップとコンデンサチップが極めて近接して接続されるため、コンデンサとしての性能をより良く引き出すことができ、かつ同一パッケージ内に両チップが納められるためプリント基板への実装部品点数を削減することもできる。
【0052】
本発明ではICチップとコンデンサチップが積層される場合に、ICチップとコンデンサチップを同一材料の半導体基板から成るようにすることで、両チップの熱膨張係数等の特性を同じにでき両チップの熱膨張の問題を低減できる。ここで、半導体基板とは、n形、p形半導体基板の他にSOI構造でも良く、また同一材料の半導体基板とは半導体基板を構成する主たる原子組成がほぼ同等であれば良い。
【0053】
また、本発明では、同一パッケージ内に納めるコンデンサチップのパッド配置を工夫したり、コンデンサチップに独立した複数のコンデンサを形成したりすることで、コンデンサチップのコンデンサを接続するICチップのパッド位置を自由に選択できる。システムLSIなどのICチップにおいては、パッケージの制約から規格により、あらかじめチップの辺部に多くのパッドが配置されている。コンデンサチップをICチップの規格に合わせてパッド配置を施したものとすることで、ICチップの種類が変わることにより、パッドの機能(電源、接地、入力信号、出力信号の位置)が異なっても、同一のコンデンサチップで各種ICチップの任意のパッド間にコンデンサを接続できる。
【0054】
さらに、コンデンサチップ内に形成されているコンデンサに抵抗を付加し、ローパスフィルタ回路、パワーオンリセット信号発生回路等の機能を、このコンデンサチップとICチップとを接続して同一パッケージに納めることで実現でき、プリント基板への実装部品点数を削減することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路の構成を示す平面図である。
【図2】 図1のX−X断面図である。
【図3】 本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路の構成を示す平面図である。
【図4】 図3のX−X断面図である。
【図5】 本発明の第3の実施形態に係る半導体集積回路の構成を示す平面図及び回路図である。
【図6】 コンデンサチップの一例の平面図である。
【図7】 図6のX−X断面図である。
【図8】 本発明の第4の実施形態に係る半導体集積回路の他の構成を示す平面図及び回路図である。
【図9】 コンデンサチップの一例の平面図である。
【図10】 図9の回路図である。
【図11】 本発明の第5の実施形態に係る半導体集積回路の構成を示す平面図及び回路図である。
【図12】 本発明の第6の実施形態に係る半導体集積回路の構成を示す平面図及び回路図である。
【図13】 図12のX−X断面図である。
【図14】 本発明の第7の実施形態に係る半導体集積回路の構成を示す平面図及び回路図である。
【図15】 コンデンサチップの一例の平面図である。
【図16】 図15の回路図である。
【図17】 本発明の第8の実施形態に係る半導体集積回路の構成を示す平面図及び回路図である。
【図18】 従来の半導体集積回路の構成を示す平面図である。
【図19】 図18のX−X断面図である。
【符号の説明】
1:シリコン半導体基板
2,4,6,9:絶縁膜
3,5:多結晶シリコン層
7:コンタクト孔
8,8’,8’’:アルミニウム配線層
100:ダイパッド
101,101A,101B:インナーリード
110,210,310:ICチップ
111,111A,111A’,111B,111B’,111C,111D,
211A,211A’,211B,211B’,213,
311,311A,311B:ICチップのパッド
120,220:コンデンサチップ
121A,121B,122,122A,123,123A,124,
124A,125,125A,126,126A,127,127A,
221A,221A’,221B,221B’,222A,222A’,
222B,222B’,223:コンデンサチップのパッド
130:ワイヤ
131:半田ボール
214:CMOSインバータ
215,215’,216,216’,217:配線
C,C1,C2:コンデンサ
R,R1,R2:抵抗
Claims (4)
- 半導体基板上に回路素子及びパッドを有するICチップとコンデンサチップとが同一パッケージ内に納められた半導体集積回路であって、
前記コンデンサチップは、半導体基板上に静電容量を形成する少なくとも一対の電極及び一対のパッドが形成され、かつ、前記ICチップのパッドと前記コンデンサチップのパッドとが接続されており、
前記ICチップ及び前記コンデンサチップは同一材料の半導体基板からなり、前記ICチップと前記コンデンサチップは積層されおり、
前記コンデンサチップの前記一対の電極に対応したパッドが四辺で交互に配置されていることを特徴とする半導体集積回路。 - 請求項1に記載の半導体集積回路において、
前記コンデンサチップは、半導体基板上に受動素子のみ形成されたものであることを特徴とする半導体集積回路。 - 請求項1又は2に記載の半導体集積回路において、
前記ICチップまたは前記コンデンサチップのうち、下側に置かれるチップのパッドの少なくとも一部は該チップの一辺から離間して配置されていることを特徴とする半導体集積回路。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体集積回路において、
前記コンデンサチップには、抵抗を含んだ複数のローパスフィルタが形成され、
前記コンデンサチップの前記複数のローパスフィルタは、それぞれ前記ICチップの複数の電源、接地系統に接続されていることを特徴とする半導体集積回路。
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