JP4236369B2 - 過熱蒸気発生装置と該装置を利用した加熱装置、炭化乾留装置、過熱蒸気噴射装置及び調理器 - Google Patents

過熱蒸気発生装置と該装置を利用した加熱装置、炭化乾留装置、過熱蒸気噴射装置及び調理器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、過熱蒸気発生装置と、該装置を利用した加熱装置、炭化装置、過熱蒸気噴射装置及び調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、有害物質を含まず、排気が容易な過熱蒸気(高温水蒸気)を加熱手段として用いることは知られている。過熱蒸気は、従来ではボイラーで水を気化させて水蒸気にし、その水蒸気を加圧して高温にすることにより発生させていた。
【0003】
しかしながら、ボイラーを使う必要があるため、過熱蒸気を用いる加熱装置等は大型にならざるを得ず、取り扱いも容易ではない。又、ボイラーを扱うための特別な資格も必要である。
【0004】
更に、圧力をかける必要があるので、装置構造を高圧に耐えるように頑丈に設計する必要がある。そのため、装置は更に大型化し、価格も高額とならざるを得ない。又、安全性の面からは、高圧となる装置には法定規制があり、取り扱いも容易なものではなかった。このようにボイラーは大型で、取り扱いにくいという事情から過熱蒸気を用いた加熱装置は十分に普及していない。
【0005】
又、せっかく過熱蒸気を発生させても、過熱蒸気の供給経路や加熱対象物を加熱する容器において周囲から熱を奪われて温度が低下してしまい、加熱対象物を十分加熱することができず、加熱の効率が良くない。しかも加熱温度を所定の温度に調整するのも困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、小型で、容易に過熱蒸気を発生させることができ、取り扱いが容易な過熱蒸気発生装置の開発を第1の課題とし、更に過熱蒸気を利用し加熱対象物を加熱する際に加熱容器の周囲に熱エネルギーを奪われにくく、加熱温度の調整が容易な加熱装置、例えば炭化乾留装置を提供することを第2の課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1は過熱蒸気発生装置に関し、周囲を断熱材(4)に覆われ、該断熱材(4)の外周に電磁誘導用コイル(5)が配された金属性の蒸気過熱容器(3)と、該蒸気過熱容器(3)の内部に収納された金属製の蒸気発生容器(2)とを有し、該蒸気発生容器(2)の底部には水または蒸気を導入するための給水口(7)が設けられており、該蒸気発生容器(2)の底部の外面には断熱材を介して電磁誘導用コイル(6)が配されており、前記蒸気発生容器(2)と前記蒸気過熱容器(3)は上端部(10)において連通しており、該蒸気過熱容器(3)と該蒸気発生容器(2)との間の空間には螺旋状又は折り返し状の流路(12)が形成されており、蒸気過熱容器(3)の下部には前記流路(12)と連通する過熱蒸気取出口(8)が設けられていることを特徴とする。
【0008】
これによれば、蒸気発生装置(1)は蒸気を発生させる蒸気発生容器(2)が蒸気過熱容器(3)内に収納された形となっているのでコンパクトであり、熱のロスも少ない。
【0009】
即ち、蒸気発生容器(2)において電磁誘導用コイル(6)による誘導加熱で発生した蒸気は上端部から蒸気過熱容器(3)の内周と蒸気発生容器(2)との間に形成された流路(12)に流入する。蒸気は流路(12)を通過する間に電磁誘導用コイル(5)により加熱され過熱蒸気となる。従って、加圧しなくても過熱蒸気を得ることができる。
【0010】
流路(12)を螺旋状等にすることにより加熱される時間を長くすると共に蒸気が加熱される表面積を大きくすることができるので、効率的に蒸気を加熱して過熱蒸気とすることができる。過熱蒸気は流路(12)に沿って下方に移動し、蒸気過熱容器(3)の下部に設けられた過熱蒸気取出口(8)から排出される。
【0011】
本発明の請求項2は過熱蒸気発生装置(1)を利用した加熱装置に関し、請求項1記載の過熱蒸気発生装置(1)と加熱容器(20)とを有し、加熱容器(20)は内部に加熱対象物を収納可能な金属製の容器であり、該加熱容器(20)の外面には断熱材(22)が配され、該断熱材(22)の外面又はその近傍には電磁誘導用コイル(21)が配されており、前記過熱蒸気発生装置(1)の過熱蒸気取出口(8)と前記加熱容器(20)の過熱蒸気供給口(23)とが連通していることを特徴とする。
【0012】
前記の過熱蒸気発生装置(1)の過熱蒸気取出口(8)から放出された過熱蒸気は過熱蒸気供給口(23)を通って加熱容器(20)に導かれる。加熱容器(20)はその外面又はその近傍に設けられた電磁誘導用コイル(21)により加熱されているために、過熱蒸気は加熱容器(20)の周囲から熱を奪われることはない。従って、過熱蒸気の熱エネルギーは全て加熱容器(20)内の加熱対象物に供給されるので、効率的な加熱を行うことができる。
【0013】
請求項3は過熱蒸気発生装置(1)を利用した炭化乾留装置に関し、請求項1記載の過熱蒸気発生装置(1)と炭化炉(34)とを有し、炭化炉(34)は内部に炭化対象物が収納可能な金属製の容器であり、炭化炉(34)内には炭化対象物を撹拌する撹拌部材(24)が備えられており、炭化炉(34)の外面には断熱材(22)が配され、該断熱材(22)の外面又はその近傍には電磁誘導用コイル(21)が配されており、前記過熱蒸気発生装置(1)の過熱蒸気取出口(8)と前記炭化炉(34)の過熱蒸気供給口(23)とが連通しており、炭化炉(34)内の過熱蒸気を排出する排気管(25)にはドレン回収装置(38)が備えられていることを特徴とする。
【0014】
これによれば請求項1記載のコンパクトな過熱蒸気発生装置(1)で加圧することなく過熱蒸気を得ることができ、この過熱蒸気を炭化炉(34),(20)に導き、炭化炉(34)内の炭化対象物を撹拌部材(24)により撹拌させながら蒸し焼きにして炭にすることができる。
【0015】
炭化炉(34)から排気された蒸気には炭化対象物から出た成分が含まれているので、ドレン回収装置(38)で凝縮させて液体として回収すれば木酢や竹酢等を得ることができる。
【0016】
請求項4は過熱蒸気発生装置(1)を利用した過熱蒸気噴射装置に関し、過熱蒸気を噴射する過熱蒸気噴射口(53a)を有した噴射容器(53)と、該噴射容器(53)に過熱蒸気を供給する請求項1記載の過熱蒸気発生装置(1)と、該噴射容器(53)に水を供給する水供給装置(54)とを備えた過熱蒸気噴射装置であって、前記噴射容器(53)は前記過熱蒸気発生装置(1)から供給された過熱蒸気の熱によって前記水供給装置(54)から供給された水を蒸発させることにより容器内部の過熱蒸気圧力を高めることができ、圧力が高められた過熱蒸気を前記過熱蒸気噴射口(53a)から噴射させることが可能であることを特徴とする。
【0017】
これによれば請求項1記載のコンパクトな過熱蒸気発生装置(1)で加圧することなく過熱蒸気を得ることができ、この過熱蒸気と水供給装置(54)から供給された水を噴射容器(53)に導き、過熱蒸気の温度により噴射容器(53)中の水を蒸発させ、噴射容器(53)内の気圧を高めて過熱蒸気噴射口(55a)より過熱蒸気を噴射させることができる。
【0018】
請求項5は過熱蒸気発生装置(1)を利用した調理器に関し、請求項4記載の過熱蒸気噴射装置と、蒸し器(60)とを有した調理器であって、蒸し器(60)は内部に調理対象物が収納可能な金属製の容器であり、蒸し器(60)の外面には断熱材(61)が配され、該断熱材(61)の外面又はその近傍には電磁誘導用コイル(63)が配されており、前記過熱蒸気噴射装置の過熱蒸気噴射口(55a)と前記蒸し器(60)の過熱蒸気供給口(68)とが連通していることを特徴とする。
【0019】
これによれば、請求項4の過熱蒸気噴射装置の過熱蒸気噴射口(55a)から噴射された過熱蒸気を蒸し器(60)内に導くことができる。蒸し器(60)はその外面近傍に設けられた電磁誘導用コイル(63)により加熱されているために、過熱蒸気は蒸し器(60)の周囲から熱を奪われにくい。
【0020】
又、過熱蒸気を連続的に蒸し器(60)に供給し、食材が常に過熱蒸気の雰囲気下にあるようにすれば略無酸素状態での過熱調理が可能であり、食材の酸化による劣化を防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を好適な実施例を用いて説明する。
【0022】
[実施例1]
加熱装置は過熱蒸気を発生させる過熱蒸気発生装置と、加熱対象物を収納して過熱蒸気により加熱する加熱容器を有している。
【0023】
図1は本実施例の加熱装置に用いた蒸気過熱器(1)を示した図である。過熱蒸気発生装置(1)は2重の筒状の容器からなっている。内側の容器となる蒸気発生容器(2)が外側の容器となる蒸気過熱容器(3)の内側に配されている。
【0024】
蒸気発生容器(2)と蒸気過熱容器(3)とは共に金属製であり、略同心円上に配され、底部を共通としている。又、両者の上端部は連通し蒸気が通ることのできる連通部(10)が形成されている。
【0025】
外側に位置する蒸気過熱容器(3)の周囲には断熱材(4)が配されており、外周部には断熱材(4)の外側に電磁誘導用コイル(5)が巻かれている。
【0026】
内側の蒸気発生容器(2)は蒸気発生用の容器となっており、底部には水又は蒸気を供給する給水口(7)が設けられている。通常は常温の水でも良いが、蒸気の発生を素早く行うためには高温水を供給しても良い。又、蒸気を導入する場合は100℃の飽和水蒸気でよい。
【0027】
底部の外側には絶縁材を兼ねる断熱材を介して蒸気発生用の電磁誘導コイル(6)が配されている。電磁誘導コイル(6)に高周波電流を供給すると、電磁誘導により蒸気発生容器(2)底部の温度が上昇し、蒸気発生容器に導入された水が加熱されて蒸気が発生する。蒸気発生容器(2)内で蒸気が連続的に発生する(又は蒸気発生容器内に連続的に蒸気が導入される)ために、蒸気発生容器(2)内の蒸気は上昇する。蒸気発生容器(2)の上端部は蒸気過熱容器(3)の上端部と連通しているので、蒸気発生容器(2)内の蒸気はこの連通部(10)を通って蒸気過熱容器に流入する。蒸気発生容器(2)内の蒸気は蒸気過熱容器(3)に移動するので、蒸気発生容器(2)内の気圧はあまり高くならない。
【0028】
尚、蒸気発生容器(2)と蒸気過熱容器(3)との間に設けられている隔壁は内壁(2a)と外壁(3a)との2重になっており、その内壁(2a)と外壁(3a)との間に形成された空間(9)により両者間の熱伝達を抑制している。本実施例ではこの内壁(2a)と外壁(3a)との空間(9)は密閉していないが、必要ならこの空間(9)を密閉して真空(減圧)室とし、断熱効果を更に高めてもよい。
【0029】
蒸気過熱容器(3)の内周と蒸気発生容器(2)の外周との間には金属製で螺旋状の仕切板(11)が設けられている。この蒸気発生容器(2)の外周部と、蒸気発生容器(3)の外周部と螺旋状の仕切板(11)により螺旋状の流路(12)が形成される。
【0030】
この流路(12)は蒸気過熱容器(3)の下部に設けられた過熱蒸気取出口(8)につながっており、連通部(10)を通って蒸気過熱容器(3)の内周と蒸気発生容器(2)の外周との間に入ってきた蒸気は、この螺旋状の流路(12)に沿って下方に移動する。
【0031】
過熱用の電磁誘導コイル(5)に高周波電流を流すと流路(12)を構成する蒸気過熱容器(3)と蒸気発生容器(2)と仕切板(11)が誘導加熱により加熱され、流路(12)を通過する蒸気を加熱する。これにより、蒸気が過熱蒸気となる。
【0032】
流路(12)をこのように螺旋状にしたのは、蒸気と流路(12)との接触面積を大きく確保すると共に、蒸気が流路(12)を通過する時間を長くするためである。同様の効果を得るために、流路を金属パイプで構成し、そのパイプを螺旋状に配したり、折り返し状に配する等してもよい。
【0033】
蒸気は加熱されながら螺旋状の流路(12)に沿って下方に移動し、乾燥しながら高温となって過熱蒸気となる。過熱蒸気は蒸気過熱容器(3)の下部に設けられた過熱蒸気取出口(8)から放出される。このときの蒸気の温度は約400℃としたが、電磁誘導による誘導加熱で過熱蒸気を作り出しているため、蒸気過熱用の電磁誘導コイル(5)への給電を調節することにより過熱蒸気の温度は容易に調節することができる。
【0034】
蒸気過熱に用いられる熱の一部は、内壁(2a)と外壁(3a)と両者間の空間(9)を経て蒸気発生容器(2)に伝わるが、その熱は蒸気発生容器(2)での水の加熱による蒸気発生に有効に利用されるため無駄がない。つまり、蒸気を発生させる蒸気発生容器(2)を蒸気を加熱する蒸気過熱容器(3)内に収納しているため、両者を別々に設けて接続する場合に比べて熱のロスが少なく、効率的に過熱蒸気を作り出すことができる。しかも、断熱材(4)を別々に配する必要もないので過熱蒸気発生装置(1)を小型化することができる。
【0035】
又、過熱蒸気を作るに際して加圧する必要がないので、取り扱いが容易で、高圧装置に関する法規制も受けないので、取り扱いが容易である。
【0036】
[実施例2]
本実施例は加熱装置に関する実施例である。実施例1と同様な構造の過熱蒸気発生装置(1)の過熱蒸気取出口(8)が加熱容器(20)の過熱蒸気供給口(23)に接続されている。
【0037】
図2は加熱容器(20)の一例を示した図である。加熱容器(20)は金属容器からなる中空のタンクになっており、内部に加熱対象物を収納することができる。図中(26)は加熱容器(20)の蓋体であり、ここを開けることにより加熱対象物の出し入れができる。
【0038】
過熱蒸気供給口(23)は加熱容器(20)の一方の端部に設けられている。他方の端部には蒸気を排出するための排気管(25)が設けられている。
【0039】
加熱容器(20)の外周には絶縁のための間隔をあけて電磁誘導コイル(21)が配されている。本実施例では加熱コイル(21)として水冷銅パイプをソレノイド状に巻いたものを用いた。
【0040】
また、電磁誘導コイル(21)と加熱容器(20)の外周との間の隙間には断熱材としてのセラミックファイバー(22)を巻き付けている。電磁誘導コイルに電流を流すと誘導加熱により加熱容器(21)の側周部を最高800℃程度まで加熱することができるが、通常は過熱蒸気と同等の温度となるように設定しておくとよい。これにより、加熱容器は全体にむらなく加熱されることとなり、加熱容器(21)に流入した過熱蒸気は温度を周囲に奪われることなく、効率的に加熱対象物に熱エネルギーを与えることができる。
【0041】
加熱対象物を均等に加熱するため、加熱容器(20)内には加熱対象物を攪拌する攪拌翼(24)が設けられており、加熱容器(20)を載置する架台(28)に取り付けたモータ(27)により回転させるようになっている。
【0042】
次に本発明の加熱装置を炭化乾留装置として利用した場合について説明する。図3は炭化乾留装置のシステム構成を示した図である。過熱蒸気発生装置(1)は実施例1に記載したものを用い、給水装置(32)から供給された水を、電源(33)から給電されたコイル(21)による誘導加熱によって過熱蒸気を発生させ、過熱蒸気を炭化炉(34)に導入する。
【0043】
炭化炉(34)の基本構造は図2に示した加熱容器(20)と同様な構造である。炭化炉(34)には炭化対象物となる生ゴミ、木材、竹等を入れるが、投入装置(35)により連続的に供給できるようにし、炭化対象物を炭化炉(34)に入れるに際しては二重扉(34a)を通して入れるようにした。炭化の初期段階は乾燥工程であるため、加熱対象物の水分を蒸発させるために炭化対象物は前段階でマグネトロンや真空乾燥機により予め乾燥させておいてもよい。
【0044】
炭化炉(34)の温度は周囲に配された電磁誘導コイルに電源(36)からの給電して誘導加熱することによって400℃程度に維持する。本実施例では炭化炉(34)自体を誘導加熱により積極的に加熱するので、短時間で所定の温度にすることができる。
【0045】
そこに過熱蒸気供給口(23)から400〜500℃の過熱蒸気を連続的に流入させて炭化対象物を無酸素状態で蒸し焼きにし、熱分解により炭化させる。炭化対象物を均等に加熱するため、炭化炉(34)内には炭化対象物を攪拌する攪拌翼(24)が設けられている。
【0046】
尚、従来の炭化炉は,バーナを用いて燃焼により加熱していたのでバーナが燃焼するために必要な酸素(空気)を供給する必要があった。そのため、炭化対象物に空気が取り込まれて発火しないように炉を二重構造にし、外側をバーナ等で加熱し、炉の内側への輻射熱により炭化対象物を加熱していた。従って、熱伝達効率が悪く、炭を作るのに時間を要していた。これに対し、本発明の炭化炉ではバーナを使用しないので加熱のために酸素は必要ではなく、しかも必ずしも密封できる構造でなくても、炭化対象物が過熱蒸気雰囲気下におかれていれば略無酸素状態を保つことができる。従って、効率的に炭を作ることができる。
【0047】
炭化完了によりできた炭は、高温状態で空気と接すると発火するおそれがあるので、温度がある程度下がった後に炭化炉(34)をあけて炭を取り出すとよいが、本実施例では連続的に炭を作るので、できあがった炭は炭化物排出部(37)に蓄えられるようにした。炭を炭化物排出部(37)に導くためには、炭化炉(34)内で回転する攪拌翼(24)にピッチをつけて、スクリューフィーダとして炭を送り出すようにすると良い。
【0048】
加熱対象物に熱を供給した後の過熱蒸気は過熱蒸気供給口と反対側の端部に設けられた排気管(25)から排出される。炭化行程において、加熱対象物の内部に含まれる成分は蒸気に微粒子状に混在し、蒸気とともに排気管(25)から排出される。排気管(25)から排出された蒸気を冷却し、凝縮させて液状にし、ドレン回収装置(38)により回収すれば材料により木酢、竹酢等を得ることができる。
【0049】
ドレン回収装置(38)は、排気管(25)に取り付けられて蒸気を凝集する凝縮装置と、凝集により得られた木酢等を回収するドレン回収容器からなる。凝縮により得られた木酢等はドレン回収容器に集めて回収することができる。
【0050】
有効成分を回収した後の排気は排気冷却装置(40)において給水装置(41)から供給された水により冷却され、排気口(42)から大気放出される。又は、装置の効率を向上させるために、排気の温度を熱交換で給水の予熱に用いても良い。
【0051】
本発明では、蒸気発生、過熱蒸気発生、加熱容器(炭化炉)の加熱、のいずれの段階においても加熱手段として誘導加熱を用いているので、装置を小型化でき、しかも電気的に制御することにより装置の始動,終了をふくめて稼働中の温度管理を容易に行うことができる。又、別途ボイラーを必要とせず、加圧も必要ないので、特別な資格や法規制の制限も無く、装置の取り扱いも容易である。
【0052】
尚、本実施例では加熱装置を炭化装置として利用する場合について説明したが、他の用途の加熱に用いても良い。例えば乾燥炉や、機械装置,金属材料,食品等の油分を除去,蒸発させるための脱脂装置として使用することもできる。
【0053】
[実施例3]
実施例2は加熱対象物を加熱容器に収納して、そこに過熱蒸気を導入して加熱処理するものであったが、本実施例は対象物に過熱蒸気を噴射することにより加熱する過熱蒸気噴射装置である。
【0054】
図4は過熱蒸気噴射装置の系統図である。過熱蒸気発生装置(1)は、実施例1と同じものを用い、給水装置(52)より給水を行った。
【0055】
過熱蒸気発生装置(1)にて得られた過熱蒸気は噴射容器(53)に導入される。噴射容器(53)には高温水供給装置(54)も接続されており、高温水供給装置(54)から高温水が導入される。
【0056】
噴射容器(53)内で過熱蒸気と高温水が接触し、高温水は過熱蒸気により過熱されて水蒸気となる。尚、ここで通常の水でなく高温水としたのは、過熱蒸気の熱エネルギーが水の加熱に多く使われるのを防止し、過熱蒸気の温度低下を少なくするためである。必要ならば過熱蒸気の温度低下を更に少なくするために噴射容器(53)の周囲に電磁誘導コイルを配し、噴射容器(53)を加熱するようにしても良い。
【0057】
高温水が気化すると膨張して体積が増えるが、噴射容器(53)の容積は一定であるため噴射容器(53)内の気圧が高くなる。気圧が高められた過熱蒸気は、噴射容器(53)の過熱蒸気噴射口(55a)に接続されているホース等の噴射管(55)を通り、噴射管(55)先端に取り付けられているノズル(56)により所定の噴射状態で噴射される。本実施例では2kg/cm2以下の圧力で噴射するように設定した。
【0058】
過熱蒸気が逆流しないように、過熱蒸気発生装置(1)や高温水供給装置(54)との接続部には逆止弁等を設けておくと良い。又、噴射管(55)にも温度低下を防止すると共に取り扱いを容易にするために周囲に断熱材を配しておくことが望ましい。
【0059】
過熱蒸気噴射装置の用途は種々考えられるが、例えば殺菌装置や減容装置として利用することができる。殺菌装置として利用する場合、過熱蒸気を殺菌する対象物に吹き付けて熱殺菌を行う。蒸気温度としては細菌の種類にもよるが、通常は130℃程度で十分である。比較的蒸気の温度が低いので、あまり高温の過熱蒸気を発生させる必要がなく、装置自体を小型化がしやすく、移動式の殺菌装置とすることも容易である。
【0060】
減容装置として利用する場合には、過熱蒸気をプラスチックや発泡スチロール等の合成樹脂に噴射して、その熱により溶融させる。合成樹脂を溶融させる必要があるので過熱蒸気の温度は殺菌装置に比べて高く設定する必要がある。
【0061】
発泡スチロールは加熱されると空気が抜けて大幅に減容でき、不定型なプラスチック等は所定のペレット、ブロック等の所定形状にすることができ、容積を減少させることができる。
【0062】
[実施例4]
本実施例は食材を過熱蒸気により蒸し焼きにする調理器に関する。この調理器は、実施例3と同じ構造の過熱蒸気噴射装置と、蒸し器とからなる。
【0063】
図5は本実施例で用いた蒸し器(60)を示した図である。蒸し器(60)は金属製の容器であり、外面には断熱材(61)が配されている。断熱材(61)の外面には電磁誘導コイル(63)が配されており、蒸し器(60)を誘導過熱により加熱できるようになっている。
【0064】
蒸し器(60)の底部には過熱蒸気導入口となる過熱蒸気導入管(68)が設けられており、この過熱蒸気導入管(68)には過熱蒸気噴射装置の噴射管(55)に接続されている。過熱蒸気噴射装置から噴出した過熱蒸気はこの過熱蒸気導入管(68)を通って蒸し器(60)内に噴射される。本実施例では過熱蒸気導入管(68)の外周部に電磁誘導コイル(62)を配し、蒸し器内に噴射される直前の段階で過熱蒸気を加熱するようにした。
【0065】
過熱蒸気導入管(68)の蒸し器(60)内に位置する端部には過熱蒸気導入管(68)の開口面に当接するようにパンチングプレート(65)が配されている。これにより、蒸し器(60)内に噴射する過熱蒸気が乱流となり、蒸し器(60)内にムラなく拡散するようにしている。
【0066】
本実施例では蒸し器(60)に複数段セット可能な蒸籠(66)に食材を並べて加熱するようにしており、この蒸籠(66)はスライドして蒸し器(60)から着脱できるようにしている。又、蒸し器(60)内の蒸籠(66)の設置場所より下方には焼き網(64)が設けられており、ここでも食材を加熱することができる。
【0067】
通常は200℃から300℃程度の過熱蒸気により食材が調理されるが、過熱蒸気を連続して供給し、調理する食材が常に過熱蒸気の雰囲気内にあるようにしておけば蒸し器の上部が開放されていても略無酸素加熱で調理することができる。そのため、バーナー等の火炎を用いて加熱する場合に比べて食品が酸化されにくく、食材本来のおいしさが損なわれにくい。
【0068】
蒸し器(60)から噴射された過熱蒸気は食材を加熱した後に蒸し器(60)の上方に設けられた排気口(67)から外部に排気される。
【0069】
【発明の効果】
以上述べたように本発明により、小型で、容易に過熱蒸気を発生させることが可能な過熱蒸気発生装置を提供できると共に、該過熱蒸気発生装置を利用して加熱対象物を加熱する際に加熱容器の周囲から熱エネルギーを奪われにくく、加熱温度の調整が容易な加熱装置や、過熱蒸気発生装置を利用した炭化乾留装置、調理器,殺菌装置,減容装置等を提供することもできた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる蒸気過熱器を示した図。
【図2】本発明に用いる加熱容器の一例(炭化炉)を示した図。
【図3】炭化装置の系統図。
【図4】過熱蒸気噴射装置の系統図。
【図5】調理器用の蒸し器を示した図。
【符号の説明】
(1) 過熱蒸気発生装置
(2) 蒸気発生容器
(3) 蒸気過熱容器
(4) 断熱材
(5) 電磁誘導コイル(蒸気過熱用)
(6) 電磁誘導コイル(蒸気発生用)
(7) 給水口
(8) 過熱蒸気取出口
(9) 隔壁空間
(10) 連通部(蒸気発生容器と蒸気過熱容器との間の蒸気通路)
(11) 螺旋状仕切板
(12) 螺旋状流路
(20) 加熱容器
(21) 電磁誘導コイル
(22) 断熱材(セラミックファイバー)
(23) 過熱蒸気導入口
(24) 撹拌翼
(25) 排気管
(26) 蓋体
(27) モータ
(28) 架台
(32) 給水装置
(33) 誘導加熱用電源
(34) 炭化炉
(35) 投入装置
(36) 誘導加熱用電源
(37) 炭化物排出部
(38) ドレン回収装置
(40) 排気冷却装置
(41) 給水装置
(42) 排気口
(52) 給水装置
(53) 噴射容器
(54) 高温水給水装置
(55) 噴射管
(55a) 過熱蒸気噴射口
(56) ノズル
(60) 蒸し器
(61) 断熱材
(62) 電磁誘導コイル
(63) 電磁誘導コイル
(64) 焼き網
(65) パンチングプレート
(66) 蒸籠
(67) 排気口
(68) 過熱蒸気導入管

Claims (5)

  1. 周囲を断熱材に覆われ、該断熱材の外周に電磁誘導用コイルが配された金属性の蒸気過熱容器と、該蒸気過熱容器の内部に収納された金属製の蒸気発生容器とを有し、
    該蒸気発生容器の底部には水または蒸気を導入するための給水口が設けられており、該蒸気発生容器の底部の外面には断熱材を介して電磁誘導用コイルが配されており、
    前記蒸気発生容器と前記蒸気過熱容器は上端部において連通しており、該蒸気過熱容器と該蒸気発生容器との間の空間には螺旋状又は折り返し状の流路が形成されており、蒸気過熱容器の下部には前記流路と連通する過熱蒸気取出口が設けられていることを特徴とする過熱蒸気発生装置。
  2. 請求項1記載の過熱蒸気発生装置と加熱容器とを有した加熱装置であって、
    加熱容器は内部に加熱対象物を収納可能な金属製の容器であり、該加熱容器の外面には断熱材が配され、該断熱材の外面又はその近傍には電磁誘導用コイルが配されており、
    前記過熱蒸気発生装置の過熱蒸気取出口と前記加熱容器の過熱蒸気供給口とが連通している
    ことを特徴とする加熱装置。
  3. 請求項1記載の過熱蒸気発生装置と炭化炉とを有した炭化乾留装置であって、
    炭化炉は内部に炭化対象物が収納可能な金属製の容器であり、炭化炉内には炭化対象物を撹拌する撹拌部材が備えられており、
    炭化炉の外面には断熱材が配され、該断熱材の外面又はその近傍には電磁誘導用コイルが配されており、
    前記過熱蒸気発生装置の過熱蒸気取出口と前記炭化炉の過熱蒸気供給口とが連通しており、
    炭化炉内の過熱蒸気を排出する排気管にはドレン回収装置が備えられている
    ことを特徴とする炭化乾留装置。
  4. 過熱蒸気を噴射する過熱蒸気噴射口を有した噴射容器と、該噴射容器に過熱蒸気を供給する請求項1記載の過熱蒸気発生装置と、該噴射容器に水を供給する水供給装置とを備えた過熱蒸気噴射装置であって、
    前記噴射容器は前記過熱蒸気発生装置から供給された過熱蒸気の熱によって前記水供給装置から供給された水を蒸発させることにより容器内部の過熱蒸気圧力を高めることができ、圧力が高められた過熱蒸気を前記過熱蒸気噴射口から噴射させることが可能である
    ことを特徴とする過熱蒸気噴射装置。
  5. 請求項4記載の過熱蒸気噴射装置と、蒸し器とを有した調理器であって、
    蒸し器は内部に調理対象物が収納可能な金属製の容器であり、
    蒸し器の外面には断熱材が配され、該断熱材の外面又はその近傍には電磁誘導用コイルが配されており、
    前記過熱蒸気噴射装置の過熱蒸気噴射口と前記蒸し器の過熱蒸気供給口とが連通している
    ことを特徴とする調理器。
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