JP4236354B2 - ドライサンプ式エンジンの潤滑装置 - Google Patents

ドライサンプ式エンジンの潤滑装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドライサンプ式エンジンの潤滑装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ドライサンプ式エンジンの潤滑装置が開示されたものとして特開平9−301286号公報が知られている。
図8,図9は、同公報に開示されたドライサンプ式エンジンを示している。このエンジン1は小型滑走艇に搭載されている。
エンジン1には、オイルタンク4からのオイルをエンジン1内に供給する供給ポンプ2(図9参照)と、エンジン1内を潤滑させたオイルをオイルタンク4に回収するための回収ポンプ3とが設けられている。
このようなドライサンプ式エンジンの潤滑装置によれば、エンジン1のオイルパン1aを小さくできるので、エンジンの高さを低く抑えることが可能となる。
同公報には、リリーフバルブについて何ら開示されていないが、リリーフバルブはオイルポンプ(特に供給ポンプ)にて発生した油圧を調整するためのものであり、従来は、筒状のリリーフバルブがエンジンのクランクシャフトと平行に配置されたメインギャラリに対して垂直に配置されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
来のドライサンプ式エンジンでは、上述したように、そのリリーフバルブが、クランクシャフトと平行に配置されたメインギャラリに対して垂直に配置されていたので、その分エンジンの高さが大きくなりがちであった。
本発明の目的は、以上のような問題を解決し、エンジンの高さを低くすることのできるドライサンプ式エンジンの潤滑装置を提供することにある
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために請求項1記載のドライサンプ式エンジンの潤滑装置は、ドライサンプ式エンジンのリリーフバルブが、オイルタンク内に収納されているとともに,前記オイルタンクは上ケースと下ケースよりなり,前記リリーフバルブは下ケース内底面と,リリーフバルブにオイルを導く,上ケースに設けたパイプとに挟まれて設けられ,前記リリーフバルブと前記パイプとの連結は下ケースに上ケースを取り付けた際に連結されることを特徴とする。
【0005】
【作用効果】
求項記載のドライサンプ式エンジンの潤滑装置によれば、ドライサンプ式エンジンのリリーフバルブが、オイルタンク内に収納されているので、エンジン内にリリーフ通路およびリリーフバルブが設けられていない分、エンジンの高さを低くすることができ、重心を低くすることが可能となる。
しかも、リリーフされたオイルはオイルタンク内に直接吐出されるので、次のような作用効果が得られる。
すなわち、リリーフバルブがエンジン内に設けられていて、リリーフされたオイルがエンジン内に吐出される構成であると、エンジン内における飛散オイルが増大してオイル回収率が低下し、結果として循環させるオイルの全体量を多くする必要が生じる。
これに対し、この請求項記載のドライサンプ式エンジンの潤滑装置によれば、リリーフバルブがオイルタンク内に収納されていて、リリーフされたオイルがオイルタンク内に直接吐出されるので、オイル回収率が向上し、結果として循環させるオイルの全体量を少なくすることが可能となる
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
<第1の実施の形態>
図1は本発明に係るドライサンプ式エンジンの潤滑装置の第1の実施の形態が搭載された船舶である鞍乗り型小型船艇の一例を示す部分省略概略側面図、図2は同じく平面図である。
【0007】
これらの図(主として図1)に示すように、この鞍乗り型小型船艇10は、船体11上のシート12に乗員が座り、スロットルレバー付きの操舵ハンドル13を握って操行可能である。
船体11は、ロアハルパネル14とアッパーハルパネル15とを接合して内部に空間16を形成した浮体構造となっている。空間16内において、ロアハルパネル14上には、エンジン20が搭載され、このエンジン20で駆動される推進手段としてのジェットポンプ30がロアハルパネル14後部に設けられている。
【0008】
ジェットポンプ30は、船底に開口した取水口16aから船体後端に開口した噴流口31およびノズル32に至る流路33と、この流路33内に配置されたインペラ34とを有しており、インペラ34のシャフト35がエンジン20のクランク軸21の後端に連結されている。したがって、エンジン20によりインペラ34が回転駆動されると、取水口16aから取り入れられた水が噴流口31からノズル32を経て噴出され、これによって船体11が推進される。エンジン20の駆動回転数、すなわちジェットポンプ30による推進力は、前記操作ハンドル13のスロットルレバー13a(図2参照)の回動操作によって操作される。ノズル32は、図示しない操作ワイヤーで操作ハンドル13と連係されていて、ハンドル13の操作で回動操作され、これによって進路を変更することができる。
【0009】
図3はエンジン20の前部の横断面図、図4はこの実施の形態のドライサンプ式エンジンの潤滑装置におけるオイルの循環経路図である。
図4に示すように、このドライサンプ式エンジンの潤滑装置は、エンジン20と、このエンジン20に設けられたオイルポンプ40と、このオイルポンプ40に接続されたオイルタンク50と、このオイルタンク50に取り付けられたオイルフィルタ60と、これらを接続するパイプとで構成されている。
【0010】
エンジン20はDOHC型で直列4気筒のドライサンプ式4サイクルエンジンであり、その前部(船体11の進行方向であり、図1〜図3において左方部分)において、クランク軸21の延長線上にオイルポンプ40が配置されている。
【0011】
図3,図4に示すように、オイルポンプ40は、オイル供給ポンプ41とオイル回収ポンプ42とを有しており、これら両ポンプ41,42がクランク軸21により共通の軸(ポンプ軸)43で回転駆動されるようになっている。
ポンプ軸43の後端部には、ジョイント部材44がボルト45で固定されているとともに、クランク軸21の前端部にもジョイント部材24がボルト22で固定されている。クランク軸21側のジョイント部材24は、ボルト22で、クランク軸21の前端部に設けられるACGロータ23と共締めされて固定されている。
【0012】
図3に示すように、オイル回収ポンプ42のケーシング42aは、エンジン20の前部カバー25に一体に形成されており、オイル供給ポンプ41のケーシング41aは、複数本のボルト46(図3において1本のみ図示)でオイル回収ポンプ42のケーシング42aに固定されている。なお、オイル供給ポンプ41のオイル回収ポンプ42との対向壁41bは、オイル回収ポンプ42のケーシングの一部を形成するとともにオイル供給ポンプ41とオイル回収ポンプ42との隔壁を形成している。
前部カバー25は、エンジン20の前部に複数本のボルト25a(図3において1本のみ図示)で固定されており、この前部カバー25がエンジン20前部に固定される際に、ポンプ軸43側のジョイント部材44と、クランク軸21側のジョイント部材24とが前部カバー25内において結合されるようになっている。
【0013】
図1,図2,および図4に示すように、オイルタンク50は、オイルポンプ40の上方直近に配置されており、このオイルタンク50の上面にオイルフィルタ60が設けられている。
【0014】
図4に示すように、オイルタンク50はオイル溜部51と、このオイル溜部51の上方に形成された、オイルフィルタ60へのオイルの供給路52と、オイルフィルタ60からのオイルの排出路53とを有している。
オイル溜部51には、オイルの入り口51iと出口51oとが形成されており、入り口51iより下方で、出口51oより上方に、入り口51iからこのタンク50内に回収されるオイルを濾過するストレーナ54が設けられている。
出口51oは、パイプ71でオイル供給ポンプ41の吸入口41iに接続されている。オイル供給ポンプ41の吐出口41oは、パイプ72でオイルフィルタ60への供給路52に接続され、オイルフィルタ60からの排出路53はパイプ73でエンジン20のメインギャラリー26に接続されている。メインギャラリー26からエンジン各部に供給されたオイルは、オイルパン27に回収され、このオイルパン27がパイプ74でオイル回収ポンプ42の吸入口42iに接続され、オイル回収ポンプ42の吐出口42oが前記オイルタンク50の入り口51iに接続されている。
したがって、オイルの全体的な循環経路は、オイルタンク50→オイル供給ポンプ41→オイルフィルタ60→エンジン20のメインギャラリー26→エンジン各部→エンジン20のオイルパン27→オイル回収ポンプ42→オイルタンク50、となる。
【0015】
なお、エンジン20のメインギャラリー26からのオイル経路を簡単に説明すると、次の通りである。
メインギャラリー26からのオイル経路には第1〜第4の4つの経路がある。
第1の経路は、メインギャラリー26からクランク軸21の軸受部26aを潤滑させ、クランクピンとコンロッドと連結部26bを潤滑させるとともにピストンPの裏P1に噴射され、オイルパン27に戻る経路である。
第2の経路は、メインギャラリー26からサブギャラリー26cを経てバランサの軸受部26dを潤滑させ、オイルパン27に戻る経路である。
第3の経路は、メインギャラリー26からカム軸内流路26eへ向かいカム機構(動弁機構)を潤滑させ、オイルパン27に戻る経路である。
第4の経路は、メインギャラリー26からターボチャージャに向かい、その軸部26fを潤滑させ、オイルパン27に戻る経路である。
【0016】
メインギャラリー26にはリリーフバルブ28が設けられている。
図5はエンジン20のメインギャラリー26,オイルパン27,およびリリーフバルブ28を示す拡大縦断面図である。図6はリリーフバルブ28を示す図で、(a)は縦断面図、(b)はボディの平面図、(c)は図(b)におけるc−c断面図、(d)は図(b)におけるd−d断面図である。
図6に示すように、リリーフバルブ28は全体として水平方向(図6において左右方向)に長い筒状であり、図4および図5に示すように、エンジン20のクランクシャフト21と平行に配置されたメインギャラリ26と平行にかつ略水平に配置されている。
【0017】
このリリーフバルブ28は、短管28a1と長管28a2とからなる略L字型のボディ28aと、このボディ28aの長管28a2内にスライド可能に挿入された筒状の弁体28bと、この弁体28bの移動範囲を規制するピン状のストッパ28cと、弁体28bをストッパ28cに向けて付勢しているバネ28dと、このバネ28dを押さえているリング状のバネ止め28eと、ボディ28aと一体に形成された、メインギャラリー26の底壁部への取付部28fとを有している。
【0018】
このようなリリーフバルブ28は、その取付部28fで、図5に示すように、メインギャラリー26の底壁部26gに取り付けられ、取り付けられた状態では、上述したようにメインギャラリ26と平行にかつ略水平に配置されて、その短管28a1の流路がメインギャラリー26と連通する。
したがって、メインギャラリー26内のオイルは短管28a1および長管28a2の左部を経て弁体28bに達する。
弁体28bはその一端28b1が閉塞されており、通常はバネ28dの付勢力で前記一端すなわち閉塞端28b1がストッパ28cに当接しているが、メインギャラリー26内の油圧が所定圧以上になり、したがって、閉塞端28b1に所定圧以上の油圧が作用すると、バネ28dの付勢力に抗して図6(a)において右方にスライドする。
ボディ28aの長管28a2には図6(b)(c)(d)に示すように吐出口28a3が形成されており、前記弁体28bが右方にスライドして、その閉塞端28b1が吐出口28a3を開口すると、この吐出口28a3からオイルが噴出(リリーフ)してメインギャラリー26内の油圧が適正に保たれるようになっている。
【0019】
以上のようなドライサンプ式エンジンの潤滑装置によれば次のような作用効果が得られる。
(a)筒状のリリーフバルブ28が、エンジン20のクランクシャフト21と平行に配置されたメインギャラリ26と平行に配置されているので、筒状のリリーフバルブがクランクシャフトと平行に配置されたメインギャラリに対して垂直に配置されていた従来のものに比べて、メインギャラリ26からリリーフバルブ28に至る経路を短くすることができる。
したがって、リリーフのレスポンスを早くすることができ、適正油圧を速やかに保つことが可能となる。
(b)リリーフバルブ28が水平(略水平)に配置されているので、リリーフバルブ28を垂直に配置した場合に比べてエンジン20の高さを低くすることができ、重心を低くすることが可能となる。
(c)オイルタンク50内に、このタンク50内に回収されるオイルO(図4参照)を濾過するストレーナ54が設けられているので、オイルOに混入した異物を除去することが可能となる。
さらに、ストレーナ54によって、オイルとエアとの分離作用も得られることとなる。
しかも、エンジン内に設けられたストレーナに比べて、そのメンテナンスも容易になる。
【0020】
(d)クランク軸21の延長線上にオイルポンプ40が配置され、クランク軸21の端部に設けられたジョイント部材24と、オイルポンプの軸43の端部に設けられたジョイント部材44とを同一軸線上で結合させる構造となっているので、このドライサンプ式エンジンの潤滑装置によれば、従来必要とされた伝達歯車が不要となり、簡単な構造でオイルポンプ40を駆動することが可能になるとともに、部品点数も削減することが可能になる。
また、エンジン20のカバー25内において前記両ジョイント部材24,44が結合される構造となっているので、クランク軸21とポンプ軸43とを結合させるための空間S(図3参照)が小さくて済むという利点も得られる。
(e)クランク軸21側のジョイント部材24が、クランク軸21の端部に設けられるACGロータ23と共締めされて固定されているので、ACGロータ23とジョイント部材24とを少ないスペースでかつ少ない部品点数で効率よくクランク軸21の端部に設けることができる。
(f)オイルポンプ40に接続されるオイルタンク50が、オイルポンプ40の上方直近に配置されているので、オイルポンプ40上方の空間を有効に利用することができ、エンジン20周りをコンパクトに構成することが可能となる。しかも、オイルポンプ40とオイルタンク50とを接続する配管71,72,75を短くすることができるので、オイルを効率よく循環させることができることとなる。
(g)オイルポンプ40は、オイル供給ポンプ41とオイル回収ポンプ42とが前記軸43を共通軸として回転駆動される構成となっているので、図9に示した従来のドライサンプ式エンジンの潤滑装置のようにオイルポンプ2,3を個別の軸2a、3a上に配置して回転駆動する構成のものに比べて、エンジンをコンパクトにすることができる。
ところで、このドライサンプ式エンジンの潤滑装置20のように、オイル供給ポンプ41とオイル回収ポンプ42とを共通軸43で回転駆動する構成とすると、そのポンプ40の軸線方向長さが比較的大きくなるが、オイルタンク50をオイルポンプ40の上方直近に配置することでオイルポンプ40上方の空間を有効に利用することができ、エンジン周りをコンパクトに構成することが可能となる。しかも、オイルポンプ40とオイルタンク50とを接続する配管71,72,75を短くしてオイルの循環効率を向上させることができるばかりでなく、オイル供給ポンプ41用の配管71,72とオイル回収ポンプ42用の配管75とを集中化させることができ、配管構造をコンパクトにできると同時に配管作業も容易になるという効果が得られる。
【0021】
<第2の実施の形態>
図7は本発明に係るドライサンプ式エンジンの潤滑装置の第2の実施の形態の要部を示す図で、(a)はオイルタンク50の上ケース50aを取り外した下ケース50bの概略平面図、(b)はオイルタンク50の概略平面図、(c)はオイルタンク50およびエンジン20の一部を示す概略縦断面図、(d)は図(b)におけるd−d概略断面図である。この図7において、上記第1の実施の形態と同一部分ないし相当する部分には同一の符号を付してある。
【0022】
この実施の形態が上記第1の実施の形態と異なる点は、リリーフバルブ55が、オイルタンク50内に設けられている点にあり、その他の点に変わりはない。
したがって、この実施の形態におけるオイルパン27にはリリーフバルブは設けられていない。
【0023】
この実施の形態におけるオイルタンク50の、オイルフィルタ60への供給路52の内端部には、オイルフィルタ60の取付部50cにおいて、平面視略C字型の流路52aが連通しており、このC型流路52aを介してオイルフィルタ60へオイルが供給されるようになっているとともに、オイルフィルタ60からのオイルは、その出口管61から排出路53を経てパイプ73へと流れるようになっている。出口管61は、上記C型流路52aにおける両端部52b、52bの間を通っているので、出口管61とC型流路52aとは干渉していない。
上記C型流路52aには、分岐路52cが設けられており、この分岐路52cを形成する上ケース50aと一体のパイプ52dにリリーフバルブ55が連結されている。
リリーフバルブ55は、オイルタンク50の下ケース50bの内底面に垂直に設けられており、そのオイル導入管55aが前記パイプ52dと連結されている。なお、オイル導入管55aとパイプ52は、下ケース50bに上ケース50aを取り付けた際に連結されるようになっている。
【0024】
リリーフバルブ55の基本的な構造および作動は前述したリリーフバルブ28と同じである。
すなわち、このリリーフバルブ55は、ボディに相当する導入管55aと、この導入管55a内にスライド可能に挿入された筒状の弁体28bと、この弁体28bの移動範囲を規制するピン状のストッパ28cと、弁体28bをストッパ28cに向けて付勢しているバネ28dと、このバネ28dを押さえているリング状のバネ止め28eとを有しており、その導入管55aの流路が前記分岐路52cおよびC型流路52aを介してオイルフィルタ60への供給路52と連通している。
したがって、供給路52内のオイルは導入管55aを経て弁体28bに達する。
弁体28bはその一端28b1が閉塞されており、通常はバネ28dの付勢力で閉塞端28b1がストッパ28cに当接しているが、供給路52内の油圧が所定圧以上になり、したがって、閉塞端28b1に所定圧以上の油圧が作用すると、バネ28dの付勢力に抗して図7(d)において左方にスライドし、その閉塞端28b1が吐出口28a3を開口すると、この吐出口28a3からオイルがタンク内に噴出(リリーフ)して供給路52内の油圧が適正に保たれるようになっている。
なお、図7(a)(c)(d)において、56はオイルタンク50の下ケース50b内面底部を貫通している冷却水通路である。
【0025】
この実施の形態によれば、ドライサンプ式エンジンのリリーフバルブ55が、オイルタンク50内に設けられているので、エンジン20内にリリーフ通路およびリリーフバルブが設けられていない分、エンジン20の高さを低くすることができ、重心を低くすることが可能となる。
しかも、リリーフされたオイルはオイルタンク50内に直接吐出されるので、次のような作用効果が得られる。
すなわち、リリーフバルブがエンジン内に設けられていて、リリーフされたオイルがエンジン内に吐出される構成であると、エンジン内における飛散オイルが増大してオイル回収率が低下し、結果として循環させるオイルの全体量を多くする必要が生じる。
これに対し、この実施の形態によれば、リリーフバルブ55がオイルタンク50内に設けられていて、リリーフされたオイルがオイルタンク50内に直接吐出されるので、オイル回収率が向上し、結果として循環させるオイルの全体量を少なくすることが可能となる。
【0026】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドライサンプ式エンジンの潤滑装置の第1の実施の形態が搭載された船舶である鞍乗り型小型船艇の一例を示す部分省略概略側面図。
【図2】同じく平面図。
【図3】エンジン20の前部の断面図。
【図4】オイルの循環経路図。
【図5】エンジン20のメインギャラリー26,オイルパン27,およびリリーフバルブ28を示す拡大縦断面図。
【図6】リリーフバルブ28を示す図で、(a)は縦断面図、(b)はボディの平面図、(c)は図(b)におけるc−c断面図、(d)は図(b)におけるd−d断面図。
【図7】本発明に係るドライサンプ式エンジンの潤滑装置の第2の実施の形態の要部を示す図で、(a)はオイルタンク50の上ケース50aを取り外した下ケース50bの概略平面図、(b)はオイルタンク50の概略平面図、(c)はオイルタンク50およびエンジン20の一部を示す概略縦断面図、(d)は図(b)におけるd−d概略断面図。
【図8】従来技術の説明図。
【図9】従来技術の説明図。
【符号の説明】
20 エンジン
21 クランク軸
23 ACGロータ
24 ジョイント部材
24a 凸部
24a1 傾斜面
24a2 動力伝達面
24b 凹部
25 カバー
40 オイルポンプ
41 オイル供給ポンプ
42 オイル回収ポンプ
43 オイルポンプの軸
44 ジョイント部材
44a 凸部
44a1 傾斜面
44a2 動力伝達面
44b 凹部
50 オイルタンク

Claims (1)

  1. ドライサンプ式エンジンのリリーフバルブが、オイルタンク内に収納されているとともに,前記オイルタンクは上ケースと下ケースよりなり,前記リリーフバルブは下ケース内底面と,リリーフバルブにオイルを導く,上ケースに設けたパイプとに挟まれて設けられ,前記リリーフバルブと前記パイプとの連結は下ケースに上ケースを取り付けた際に連結されることを特徴とするドライサンプ式エンジンの潤滑装置。
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