JP4023969B2 - オイルポンプ付きエンジン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オイルポンプを有するエンジンに関するものである。より詳しくは、クランク軸とポンプ軸との結合構造ないし駆動伝達構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、オイルポンプを有するエンジンとしては、図7および図8に示すようなものが知られている(特開平9−301286号公報)。
図示のエンジン1は小型滑走艇に搭載されたものを示している。
このエンジン1には、オイルタンク4からのオイルをエンジン1内に供給する供給ポンプ2(図8参照)と、エンジン1内を潤滑させたオイルをオイルタンク4に回収するための回収ポンプ3とが設けられている。
これらポンプ2,3は、いずれもエンジンのクランク軸5と平行な軸2a、3a上に配置されており、図示しない伝達歯車を介してクランク軸5で回転駆動されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したエンジン1のポンプ2,3は、いずれもクランク軸5と平行な軸上に配置されていて、図示しない伝達歯車を介してクランク軸5で回転駆動されるようになっていたので、その駆動構造が複雑になるとともに部品点数も増大するという難点があった。
【0004】
本発明の目的は、以上のような問題を解決し、簡単な構造でオイルポンプを駆動することができ、また部品点数も削減されるオイルポンプ付きエンジンを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載のオイルポンプ付きエンジンは、クランク軸の延長線上にオイルポンプが配置され、クランク軸の端部に設けられたジョイント部材と、オイルポンプの軸の端部に設けられたジョイント部材とをエンジンのカバー内においてかつ同一軸線上で結合させる構造のエンジンであって、前記両ジョイント部材はその接合部が凹凸状に形成され、その凸部における駆動伝達面と対向する面が相手側ジョイント部材の凸部を案内する傾斜面となっているとともに,前記オイルポンプに接続されるオイルタンクが、オイルポンプの直上に設けられていることを特徴とする。
請求項2記載のオイルポンプ付きエンジンは、請求項1記載のオイルポンプ付きエンジンにおいて、前記クランク軸側のジョイント部材が、クランク軸の端部に設けられるACGロータと共締めされて固定されていることを特徴とする
請求項記載のオイルポンプ付きエンジンは、請求項1または2記載のオイルポンプ付きエンジンにおいて、前記オイルポンプは、オイル供給ポンプとオイル回収ポンプとが前記軸を共通軸として回転駆動されるオイルポンプであることを特徴とする。
【0006】
【作用効果】
請求項1記載のオイルポンプ付きエンジンは、クランク軸の延長線上にオイルポンプが配置され、クランク軸の端部に設けられたジョイント部材と、オイルポンプの軸の端部に設けられたジョイント部材とを同一軸線上で結合させる構造となっているので、このオイルポンプ付きエンジンによれば、従来必要とされた伝達歯車が不要となり、簡単な構造でオイルポンプを駆動することが可能になるとともに、部品点数も削減することが可能になる。
また、エンジンのカバー内において前記両ジョイント部材が結合される構造となっているので、クランク軸とポンプ軸とを結合させるための空間が小さくて済むという利点も得られる。
ところで、このように、エンジンのカバー内において前記両ジョイント部材が結合される構造とすると、その結合部はカバー内にあって目視し得ない状況となるため、結合作業が困難になるおそれがある。
これに対し、この請求項1記載のオイルポンプ付きエンジンによれば、前記両ジョイント部材はその接合部が凹凸状に形成され、その凸部における駆動伝達面と対向する面が相手側ジョイント部材の凸部を案内する傾斜面となっているので、両ジョイント部材の結合部がカバー内にあって目視し得ない状況となったとしても、結合作業を容易に行うことができることとなる。
以上のように、この請求項1記載のオイルポンプ付きエンジンによれば、簡単な構造でオイルポンプを駆動することが可能になるとともに、部品点数も削減することが可能になり、しかも、クランク軸とポンプ軸とを結合させるための空間が小さくて済むにもかかわらず、両ジョイント部材の結合作業を容易に行うことができるという効果が得られる。
請求項2記載のオイルポンプ付きエンジンによれば、請求項1記載のオイルポンプ付きエンジンにおいて、前記クランク軸側のジョイント部材が、クランク軸の端部に設けられるACGロータと共締めされて固定されているので、ACGロータとジョイント部材とを少ないスペースでかつ少ない部品点数で効率よくクランク軸の端部に設けることができる。
請求項3記載のオイルポンプ付きエンジンによれば、請求項1または2記載のオイルポンプ付きエンジンにおいて、前記オイルポンプに接続されるオイルタンクが、オイルポンプの上方直近に配置されているので、オイルポンプ上方の空間を有効に利用することができ、エンジン周りをコンパクトに構成することが可能となる。しかも、オイルポンプとオイルタンクとを接続する配管を短くすることができるので、オイルを効率よく循環させることができることとなる。
請求項4記載のオイルポンプ付きエンジンによれば、請求項1,2,または3記載のオイルポンプ付きエンジンにおいて、前記オイルポンプは、オイル供給ポンプとオイル回収ポンプとが前記軸を共通軸として回転駆動される構成となっているので、図8に示した従来のオイルポンプ付きエンジンのようにオイルポンプ2,3を個別の軸2a、3a上に配置して回転駆動する構成のものに比べて、エンジンをコンパクトにすることができる。
ところで、この請求項4記載のオイルポンプ付きエンジンのように、オイル供給ポンプとオイル回収ポンプとを共通軸で回転駆動する構成とすると、そのポンプの軸線方向長さが比較的大きくなるが、上記請求項3のように、オイルタンクをオイルポンプの上方直近に配置することでオイルポンプ上方の空間を有効に利用することができ、エンジン周りをコンパクトに構成することが可能となる。しかも、オイルポンプとオイルタンクとを接続する配管を短くしてオイルの循環効率を向上させることができるばかりでなく、オイル供給ポンプ用の配管とオイル回収ポンプ用の配管とを集中化させることができ、配管構造をコンパクトにできると同時に配管作業も容易になるという効果が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るオイルポンプ付きエンジンの一実施の形態が搭載された船舶である鞍乗り型小型船艇の一例を示す部分省略概略側面図、図2は同じく平面図である。
【0008】
これらの図(主として図1)に示すように、この鞍乗り型小型船艇10は、船体11上のシート12に乗員が座り、スロットルレバー付きの操舵ハンドル13を握って操行可能である。
船体11は、ロアハルパネル14とアッパーハルパネル15とを接合して内部に空間16を形成した浮体構造となっている。空間16内において、ロアハルパネル14上には、エンジン20が搭載され、このエンジン20で駆動される推進手段としてのジェットポンプ30がロアハルパネル14後部に設けられている。
【0009】
ジェットポンプ30は、船底に開口した取水口16aから船体後端に開口した噴流口31およびノズル32に至る流路33と、この流路33内に配置されたインペラ34とを有しており、インペラ34のシャフト35がエンジン20のクランク軸21の後端に連結されている。したがって、エンジン20によりインペラ34が回転駆動されると、取水口16aから取り入れられた水が噴流口31からノズル32を経て噴出され、これによって船体11が推進される。エンジン20の駆動回転数、すなわちジェットポンプ30による推進力は、前記操作ハンドル13のスロットルレバー13a(図2参照)の回動操作によって操作される。ノズル32は、図示しない操作ワイヤーで操作ハンドル13と連係されていて、ハンドル13の操作で回動操作され、これによって進路を変更することができる。
【0010】
図3はエンジン20の前部の横断面図、図4はオイルの循環経路図である。
エンジン20はDOHC型で直列4気筒の4サイクルエンジンであり、その前部(船体11の進行方向であり、図1〜図3において左方部分)において、クランク軸21の延長線上にオイルポンプ40が配置されている。
【0011】
オイルポンプ40は、オイル供給ポンプ41とオイル回収ポンプ42とを有しており、これら両ポンプ41,42が共通の軸(ポンプ軸)43で回転駆動されるようになっている。
ポンプ軸43の後端部には、ジョイント部材44がボルト45で固定されているとともに、クランク軸21の前端部にもジョイント部材24がボルト22で固定されている。クランク軸21側のジョイント部材24は、ボルト22で、クランク軸21の前端部に設けられるACGロータ23と共締めされて固定されている。
【0012】
図5はポンプ軸43に取り付けられるジョイント部材44を示す図で、(a)は背面図、(b)は図(a)におけるb−b断面図である。また、図6はクランク軸21に取り付けられるジョイント部材24を示す図で、(a)は正面図、(b)は図(a)におけるb−b断面図である。
【0013】
図5に示すように、ポンプ軸43に取り付けられるジョイント部材44は、その円周方向に沿って複数(この実施の形態では4つ)の凸部44aと凹部44bとを交互に有している。また、図6に示すように、クランク軸21に取り付けられるジョイント部材24も、その円周方向に沿って前記ジョイント部材44における凹凸と同数の凸部24aおよび凹部24bを交互に有しており、これら両ジョイント部材が図3に示すように同一軸線上で結合された際には、両ジョイント部材の凹凸が嵌まり合う(噛み合う)ようになっている。すなわち、ジョイント部材44の凸部44aがジョイント部材24の凹部24bに、ジョイント部材24の凸部24aがジョイント部材44の凹部44bにそれぞれ嵌まり合うこととなる。
【0014】
クランク軸21側のジョイント部材24は図6(a)において時計方向(図示矢印方向)に回転し、ポンプ軸43側のジョイント部材44は図5(a)において反時計方向(図示矢印方向)に回転駆動される(結果的に両ジョイント部材は同方向に回転する)ようになっており、これらジョイント部材24,44の凸部24a,44aにおける、駆動伝達面24a2,44a2と対向する面24a1,44a1は、相手側ジョイント部材44,24の凸部44a,24aを案内する傾斜面となっている。なお、傾斜面24a1の傾斜角度と傾斜面44a1の傾斜角度は同一となっている。
【0015】
図3に示すように、オイル回収ポンプ42のケーシング42aは、エンジン20の前部カバー25に一体に形成されており、オイル供給ポンプ41のケーシング41aは、複数本のボルト46(図3において1本のみ図示)でオイル回収ポンプ42のケーシング42aに固定されている。なお、オイル供給ポンプ41のオイル回収ポンプ42との対向壁41bは、オイル回収ポンプ42のケーシングの一部を形成するとともにオイル供給ポンプ41とオイル回収ポンプ42との隔壁を形成している。
前部カバー25は、エンジン20の前部に複数本のボルト25a(図3において1本のみ図示)で固定されており、この前部カバー25がエンジン20前部に固定される際に、ポンプ軸43側のジョイント部材44と、クランク軸21側のジョイント部材24とが前部カバー25内において結合されるようになっている。
【0016】
図1,図2,および図4に示すように、オイルポンプ40の上方直近には、オイルタンク50が配置され、このオイルタンク50の上面にはオイルフィルタ60が設けられている。
【0017】
図4に示すように、オイルタンク50はオイル溜部51と、このオイル溜部51の上方に形成された、オイルフィルタ60へのオイルの供給路52と、オイルフィルタ60からのオイルの排出路53とを有している。
オイル溜部51には、オイルの入り口51iと出口51oとが形成されており、出口51oがパイプ71でオイル供給ポンプ41の吸入口41iに接続されている。オイル供給ポンプ41の吐出口41oは、パイプ72でオイルフィルタ60への供給路52に接続され、オイルフィルタ60からの排出路53はパイプ73でエンジン20のメインギャラリー26に接続されている。メインギャラリー26からエンジン各部に供給されたオイルは、オイルパン27に回収され、このオイルパン27がパイプ74でオイル回収ポンプ42の吸入口42iに接続され、オイル回収ポンプ42の吐出口42oが前記オイルタンク50の入り口51iに接続されている。
したがって、オイルの全体的な循環経路は、オイルタンク50→オイル供給ポンプ41→オイルフィルタ60→エンジン20のメインギャラリー26→エンジン各部→エンジン20のオイルパン27→オイル回収ポンプ42→オイルタンク50、となる。
【0018】
なお、エンジン20のメインギャラリー26からのオイル経路を簡単に説明すると、次の通りである。
メインギャラリー26からのオイル経路には第1〜第4の4つの経路がある。
第1の経路は、メインギャラリー26からクランク軸21の軸受部26aを潤滑させ、クランクピンとコンロッドと連結部26bを潤滑させるとともにピストンPの裏P1に噴射され、オイルパン27に戻る経路である。
第2の経路は、メインギャラリー26からサブギャラリー26cを経てバランサの軸受部26dを潤滑させ、オイルパン27に戻る経路である。
第3の経路は、メインギャラリー26からカム軸内流路26eへ向かいカム機構(動弁機構)を潤滑させ、オイルパン27に戻る経路である。
第4の経路は、メインギャラリー26からターボチャージャに向かい、その軸部26fを潤滑させ、オイルパン27に戻る経路である。
なお、メインギャラリー26にはリリーフバルブ28が設けられている。
【0019】
以上のようなオイルポンプ付きエンジンによれば次のような作用効果が得られる。
(a)クランク軸21の延長線上にオイルポンプ40が配置され、クランク軸21の端部に設けられたジョイント部材24と、オイルポンプの軸43の端部に設けられたジョイント部材44とを同一軸線上で結合させる構造となっているので、このオイルポンプ付きエンジンによれば、従来必要とされた伝達歯車が不要となり、簡単な構造でオイルポンプ40を駆動することが可能になるとともに、部品点数も削減することが可能になる。
また、エンジン20のカバー25内において前記両ジョイント部材24,44が結合される構造となっているので、クランク軸21とポンプ軸43とを結合させるための空間S(図3参照)が小さくて済むという利点も得られる。
ところで、このように、エンジン20のカバー25内において前記両ジョイント部材24,44が結合される構造とすると、その結合部はカバー25内にあって目視し得ない状況となるため、結合作業が困難になるおそれがある。
これに対し、この実施の形態のオイルポンプ付きエンジンによれば、前記両ジョイント部材24,44はその接合部が凹凸状に形成され、その凸部24a,44aにおける駆動伝達面と対向する面24a1,44a1が相手側ジョイント部材の凸部44a,24aを案内する傾斜面24a1,44a1となっているので、両ジョイント部材24,44の結合部がカバー25内にあって目視し得ない状況となったとしても、結合作業を容易に行うことができることとなる。
以上のように、このオイルポンプ付きエンジンによれば、簡単な構造でオイルポンプ40を駆動することが可能になるとともに、部品点数も削減することが可能になり、しかも、クランク軸21とポンプ軸3とを結合させるための空間Sが小さくて済むにもかかわらず、両ジョイント部材24,44の結合作業を容易に行うことができるという効果が得られる。
(b)クランク軸21側のジョイント部材24が、クランク軸21の端部に設けられるACGロータ23と共締めされて固定されているので、ACGロータ23とジョイント部材24とを少ないスペースでかつ少ない部品点数で効率よくクランク軸21の端部に設けることができる。
(c)オイルポンプ40に接続されるオイルタンク50が、オイルポンプ40の上方直近に配置されているので、オイルポンプ40上方の空間を有効に利用することができ、エンジン20周りをコンパクトに構成することが可能となる。しかも、オイルポンプ40とオイルタンク50とを接続する配管71,72,75を短くすることができるので、オイルを効率よく循環させることができることとなる。
(d)オイルポンプ40は、オイル供給ポンプ41とオイル回収ポンプ42とが前記軸43を共通軸として回転駆動される構成となっているので、図8に示した従来のオイルポンプ付きエンジンのようにオイルポンプ2,3を個別の軸2a、3a上に配置して回転駆動する構成のものに比べて、エンジンをコンパクトにすることができる。
ところで、このオイルポンプ付きエンジン20のように、オイル供給ポンプ41とオイル回収ポンプ42とを共通軸43で回転駆動する構成とすると、そのポンプ40の軸線方向長さが比較的大きくなるが、オイルタンク50をオイルポンプ40の上方直近に配置することでオイルポンプ40上方の空間を有効に利用することができ、エンジン周りをコンパクトに構成することが可能となる。しかも、オイルポンプ40とオイルタンク50とを接続する配管71,72,75を短くしてオイルの循環効率を向上させることができるばかりでなく、オイル供給ポンプ41用の配管71,72とオイル回収ポンプ42用の配管75とを集中化させることができ、配管構造をコンパクトにできると同時に配管作業も容易になるという効果が得られる。
【0020】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオイルポンプ付きエンジンの一実施の形態が搭載された鞍乗り型小型船艇の一例を示す部分省略概略側面図。
【図2】同じく平面図。
【図3】エンジン20の前部の断面図。
【図4】オイルの循環経路図。
【図5】ポンプ軸43に取り付けられるジョイント部材44を示す図で、(a)は背面図、(b)は図(a)におけるb−b断面図である。
【図6】クランク軸21に取り付けられるジョイント部材24を示す図で、(a)は正面図、(b)は図(a)におけるb−b断面図である。
【図7】従来技術の説明図。
【図8】従来技術の説明図。
【符号の説明】
20 エンジン
21 クランク軸
23 ACGロータ
24 ジョイント部材
24a 凸部
24a1 傾斜面
24a2 駆動伝達面
24b 凹部
25 カバー
40 オイルポンプ
41 オイル供給ポンプ
42 オイル回収ポンプ
43 オイルポンプの軸
44 ジョイント部材
44a 凸部
44a1 傾斜面
44a2 駆動伝達面
44b 凹部
50 オイルタンク

Claims (3)

  1. クランク軸の延長線上にオイルポンプが配置され、クランク軸の端部に設けられたジョイント部材と、オイルポンプの軸の端部に設けられたジョイント部材とをエンジンのカバー内においてかつ同一軸線上で結合させる構造のエンジンであって、前記両ジョイント部材はその接合部が凹凸状に形成され、その凸部における駆動伝達面と対向する面が相手側ジョイント部材の凸部を案内する傾斜面となっているとともに,前記オイルポンプに接続されるオイルタンクが、オイルポンプの直上に設けられていることを特徴とするオイルポンプ付きエンジン。
  2. 前記クランク軸側のジョイント部材が、クランク軸の端部に設けられるACGロータと共締めされて固定されていることを特徴とする請求項1記載のオイルポンプ付きエンジン。
  3. 前記オイルポンプは、オイル供給ポンプとオイル回収ポンプとが前記軸を共通軸として回転駆動されるオイルポンプであることを特徴とする請求項1または2記載のオイルポンプ付きエンジン。
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