JP2001140613A - オイルポンプ付きエンジン - Google Patents

オイルポンプ付きエンジン

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JP2001140613A
JP2001140613A JP32946499A JP32946499A JP2001140613A JP 2001140613 A JP2001140613 A JP 2001140613A JP 32946499 A JP32946499 A JP 32946499A JP 32946499 A JP32946499 A JP 32946499A JP 2001140613 A JP2001140613 A JP 2001140613A
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oil pump
crankshaft
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祥次 後閑
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造でオイルポンプを駆動し、部品点
数も削減する。 【解決手段】 クランク軸21の延長線上にオイル供給
ポンプ41とオイル回収ポンプ42とからなるオイルポ
ンプ40を配置し、クランク軸の端部に設けられたジョ
イント部材24と、ポンプ軸43の端部に設けられたジ
ョイント部材44とをエンジンのカバー25内において
かつ同一軸線上で結合させ、両ジョイント部材の凹凸状
接合部をなす凸部における駆動伝達面と対向する面を相
手側ジョイント部材の凸部を案内する傾斜面とする。ク
ランク軸側ジョイント部材はACGロータ23と共締め
する。オイルポンプに接続されるオイルタンクをオイル
ポンプの上方直近に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オイルポンプを有
するエンジンに関するものである。より詳しくは、クラ
ンク軸とポンプ軸との結合構造ないし駆動伝達構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オイルポンプを有するエンジンと
しては、図7および図8に示すようなものが知られてい
る(特開平9−301286号公報)。図示のエンジン
1は小型滑走艇に搭載されたものを示している。このエ
ンジン1には、オイルタンク4からのオイルをエンジン
1内に供給する供給ポンプ2(図8参照)と、エンジン
1内を潤滑させたオイルをオイルタンク4に回収するた
めの回収ポンプ3とが設けられている。これらポンプ
2,3は、いずれもエンジンのクランク軸5と平行な軸
2a、3a上に配置されており、図示しない伝達歯車を
介してクランク軸5で回転駆動されるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したエンジン1の
ポンプ2,3は、いずれもクランク軸5と平行な軸上に
配置されていて、図示しない伝達歯車を介してクランク
軸5で回転駆動されるようになっていたので、その駆動
構造が複雑になるとともに部品点数も増大するという難
点があった。
【0004】本発明の目的は、以上のような問題を解決
し、簡単な構造でオイルポンプを駆動することができ、
また部品点数も削減されるオイルポンプ付きエンジンを
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載のオイルポンプ付きエンジンは、クラン
ク軸の延長線上にオイルポンプが配置され、クランク軸
の端部に設けられたジョイント部材と、オイルポンプの
軸の端部に設けられたジョイント部材とをエンジンのカ
バー内においてかつ同一軸線上で結合させる構造のエン
ジンであって、前記両ジョイント部材はその接合部が凹
凸状に形成され、その凸部における駆動伝達面と対向す
る面が相手側ジョイント部材の凸部を案内する傾斜面と
なっていることを特徴とする。請求項2記載のオイルポ
ンプ付きエンジンは、請求項1記載のオイルポンプ付き
エンジンにおいて、前記クランク軸側のジョイント部材
が、クランク軸の端部に設けられるACGロータと共締
めされて固定されていることを特徴とする。請求項3記
載のオイルポンプ付きエンジンは、請求項1または2記
載のオイルポンプ付きエンジンにおいて、前記オイルポ
ンプに接続されるオイルタンクが、オイルポンプの上方
直近に配置されていることを特徴とする。請求項4記載
のオイルポンプ付きエンジンは、請求項1,2,または
3記載のオイルポンプ付きエンジンにおいて、前記オイ
ルポンプは、オイル供給ポンプとオイル回収ポンプとが
前記軸を共通軸として回転駆動されるオイルポンプであ
ることを特徴とする。
【0006】
【作用効果】請求項1記載のオイルポンプ付きエンジン
は、クランク軸の延長線上にオイルポンプが配置され、
クランク軸の端部に設けられたジョイント部材と、オイ
ルポンプの軸の端部に設けられたジョイント部材とを同
一軸線上で結合させる構造となっているので、このオイ
ルポンプ付きエンジンによれば、従来必要とされた伝達
歯車が不要となり、簡単な構造でオイルポンプを駆動す
ることが可能になるとともに、部品点数も削減すること
が可能になる。また、エンジンのカバー内において前記
両ジョイント部材が結合される構造となっているので、
クランク軸とポンプ軸とを結合させるための空間が小さ
くて済むという利点も得られる。ところで、このよう
に、エンジンのカバー内において前記両ジョイント部材
が結合される構造とすると、その結合部はカバー内にあ
って目視し得ない状況となるため、結合作業が困難にな
るおそれがある。これに対し、この請求項1記載のオイ
ルポンプ付きエンジンによれば、前記両ジョイント部材
はその接合部が凹凸状に形成され、その凸部における駆
動伝達面と対向する面が相手側ジョイント部材の凸部を
案内する傾斜面となっているので、両ジョイント部材の
結合部がカバー内にあって目視し得ない状況となったと
しても、結合作業を容易に行うことができることとな
る。以上のように、この請求項1記載のオイルポンプ付
きエンジンによれば、簡単な構造でオイルポンプを駆動
することが可能になるとともに、部品点数も削減するこ
とが可能になり、しかも、クランク軸とポンプ軸とを結
合させるための空間が小さくて済むにもかかわらず、両
ジョイント部材の結合作業を容易に行うことができると
いう効果が得られる。請求項2記載のオイルポンプ付き
エンジンによれば、請求項1記載のオイルポンプ付きエ
ンジンにおいて、前記クランク軸側のジョイント部材
が、クランク軸の端部に設けられるACGロータと共締
めされて固定されているので、ACGロータとジョイン
ト部材とを少ないスペースでかつ少ない部品点数で効率
よくクランク軸の端部に設けることができる。請求項3
記載のオイルポンプ付きエンジンによれば、請求項1ま
たは2記載のオイルポンプ付きエンジンにおいて、前記
オイルポンプに接続されるオイルタンクが、オイルポン
プの上方直近に配置されているので、オイルポンプ上方
の空間を有効に利用することができ、エンジン周りをコ
ンパクトに構成することが可能となる。しかも、オイル
ポンプとオイルタンクとを接続する配管を短くすること
ができるので、オイルを効率よく循環させることができ
ることとなる。請求項4記載のオイルポンプ付きエンジ
ンによれば、請求項1,2,または3記載のオイルポン
プ付きエンジンにおいて、前記オイルポンプは、オイル
供給ポンプとオイル回収ポンプとが前記軸を共通軸とし
て回転駆動される構成となっているので、図8に示した
従来のオイルポンプ付きエンジンのようにオイルポンプ
2,3を個別の軸2a、3a上に配置して回転駆動する
構成のものに比べて、エンジンをコンパクトにすること
ができる。ところで、この請求項4記載のオイルポンプ
付きエンジンのように、オイル供給ポンプとオイル回収
ポンプとを共通軸で回転駆動する構成とすると、そのポ
ンプの軸線方向長さが比較的大きくなるが、上記請求項
3のように、オイルタンクをオイルポンプの上方直近に
配置することでオイルポンプ上方の空間を有効に利用す
ることができ、エンジン周りをコンパクトに構成するこ
とが可能となる。しかも、オイルポンプとオイルタンク
とを接続する配管を短くしてオイルの循環効率を向上さ
せることができるばかりでなく、オイル供給ポンプ用の
配管とオイル回収ポンプ用の配管とを集中化させること
ができ、配管構造をコンパクトにできると同時に配管作
業も容易になるという効果が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明に係るオイル
ポンプ付きエンジンの一実施の形態が搭載された船舶で
ある鞍乗り型小型船艇の一例を示す部分省略概略側面
図、図2は同じく平面図である。
【0008】これらの図(主として図1)に示すよう
に、この鞍乗り型小型船艇10は、船体11上のシート
12に乗員が座り、スロットルレバー付きの操舵ハンド
ル13を握って操行可能である。船体11は、ロアハル
パネル14とアッパーハルパネル15とを接合して内部
に空間16を形成した浮体構造となっている。空間16
内において、ロアハルパネル14上には、エンジン20
が搭載され、このエンジン20で駆動される推進手段と
してのジェットポンプ30がロアハルパネル14後部に
設けられている。
【0009】ジェットポンプ30は、船底に開口した取
水口16aから船体後端に開口した噴流口31およびノ
ズル32に至る流路33と、この流路33内に配置され
たインペラ34とを有しており、インペラ34のシャフ
ト35がエンジン20のクランク軸21の後端に連結さ
れている。したがって、エンジン20によりインペラ3
4が回転駆動されると、取水口16aから取り入れられ
た水が噴流口31からノズル32を経て噴出され、これ
によって船体11が推進される。エンジン20の駆動回
転数、すなわちジェットポンプ30による推進力は、前
記操作ハンドル13のスロットルレバー13a(図2参
照)の回動操作によって操作される。ノズル32は、図
示しない操作ワイヤーで操作ハンドル13と連係されて
いて、ハンドル13の操作で回動操作され、これによっ
て進路を変更することができる。
【0010】図3はエンジン20の前部の横断面図、図
4はオイルの循環経路図である。エンジン20はDOH
C型で直列4気筒の4サイクルエンジンであり、その前
部(船体11の進行方向であり、図1〜図3において左
方部分)において、クランク軸21の延長線上にオイル
ポンプ40が配置されている。
【0011】オイルポンプ40は、オイル供給ポンプ4
1とオイル回収ポンプ42とを有しており、これら両ポ
ンプ41,42が共通の軸(ポンプ軸)43で回転駆動
されるようになっている。ポンプ軸43の後端部には、
ジョイント部材44がボルト45で固定されているとと
もに、クランク軸21の前端部にもジョイント部材24
がボルト22で固定されている。クランク軸21側のジ
ョイント部材24は、ボルト22で、クランク軸21の
前端部に設けられるACGロータ23と共締めされて固
定されている。
【0012】図5はポンプ軸43に取り付けられるジョ
イント部材44を示す図で、(a)は背面図、(b)は
図(a)におけるb−b断面図である。また、図6はク
ランク軸21に取り付けられるジョイント部材24を示
す図で、(a)は正面図、(b)は図(a)におけるb
−b断面図である。
【0013】図5に示すように、ポンプ軸43に取り付
けられるジョイント部材44は、その円周方向に沿って
複数(この実施の形態では4つ)の凸部44aと凹部4
4bとを交互に有している。また、図6に示すように、
クランク軸21に取り付けられるジョイント部材24
も、その円周方向に沿って前記ジョイント部材44にお
ける凹凸と同数の凸部24aおよび凹部24bを交互に
有しており、これら両ジョイント部材が図3に示すよう
に同一軸線上で結合された際には、両ジョイント部材の
凹凸が嵌まり合う(噛み合う)ようになっている。すな
わち、ジョイント部材44の凸部44aがジョイント部
材24の凹部24bに、ジョイント部材24の凸部24
aがジョイント部材44の凹部44bにそれぞれ嵌まり
合うこととなる。
【0014】クランク軸21側のジョイント部材24は
図6(a)において時計方向(図示矢印方向)に回転
し、ポンプ軸43側のジョイント部材44は図5(a)
において反時計方向(図示矢印方向)に回転駆動される
(結果的に両ジョイント部材は同方向に回転する)よう
になっており、これらジョイント部材24,44の凸部
24a,44aにおける、駆動伝達面24a2,44a
2と対向する面24a1,44a1は、相手側ジョイン
ト部材44,24の凸部44a,24aを案内する傾斜
面となっている。なお、傾斜面24a1の傾斜角度と傾
斜面44a1の傾斜角度は同一となっている。
【0015】図3に示すように、オイル回収ポンプ42
のケーシング42aは、エンジン20の前部カバー25
に一体に形成されており、オイル供給ポンプ41のケー
シング41aは、複数本のボルト46(図3において1
本のみ図示)でオイル回収ポンプ42のケーシング42
aに固定されている。なお、オイル供給ポンプ41のオ
イル回収ポンプ42との対向壁41bは、オイル回収ポ
ンプ42のケーシングの一部を形成するとともにオイル
供給ポンプ41とオイル回収ポンプ42との隔壁を形成
している。前部カバー25は、エンジン20の前部に複
数本のボルト25a(図3において1本のみ図示)で固
定されており、この前部カバー25がエンジン20前部
に固定される際に、ポンプ軸43側のジョイント部材4
4と、クランク軸21側のジョイント部材24とが前部
カバー25内において結合されるようになっている。
【0016】図1,図2,および図4に示すように、オ
イルポンプ40の上方直近には、オイルタンク50が配
置され、このオイルタンク50の上面にはオイルフィル
タ60が設けられている。
【0017】図4に示すように、オイルタンク50はオ
イル溜部51と、このオイル溜部51の上方に形成され
た、オイルフィルタ60へのオイルの供給路52と、オ
イルフィルタ60からのオイルの排出路53とを有して
いる。オイル溜部51には、オイルの入り口51iと出
口51oとが形成されており、出口51oがパイプ71
でオイル供給ポンプ41の吸入口41iに接続されてい
る。オイル供給ポンプ41の吐出口41oは、パイプ7
2でオイルフィルタ60への供給路52に接続され、オ
イルフィルタ60からの排出路53はパイプ73でエン
ジン20のメインギャラリー26に接続されている。メ
インギャラリー26からエンジン各部に供給されたオイ
ルは、オイルパン27に回収され、このオイルパン27
がパイプ74でオイル回収ポンプ42の吸入口42iに
接続され、オイル回収ポンプ42の吐出口42oが前記
オイルタンク50の入り口51iに接続されている。し
たがって、オイルの全体的な循環経路は、オイルタンク
50→オイル供給ポンプ41→オイルフィルタ60→エ
ンジン20のメインギャラリー26→エンジン各部→エ
ンジン20のオイルパン27→オイル回収ポンプ42→
オイルタンク50、となる。
【0018】なお、エンジン20のメインギャラリー2
6からのオイル経路を簡単に説明すると、次の通りであ
る。メインギャラリー26からのオイル経路には第1〜
第4の4つの経路がある。第1の経路は、メインギャラ
リー26からクランク軸21の軸受部26aを潤滑さ
せ、クランクピンとコンロッドと連結部26bを潤滑さ
せるとともにピストンPの裏P1に噴射され、オイルパ
ン27に戻る経路である。第2の経路は、メインギャラ
リー26からサブギャラリー26cを経てバランサの軸
受部26dを潤滑させ、オイルパン27に戻る経路であ
る。第3の経路は、メインギャラリー26からカム軸内
流路26eへ向かいカム機構(動弁機構)を潤滑させ、
オイルパン27に戻る経路である。第4の経路は、メイ
ンギャラリー26からターボチャージャに向かい、その
軸部26fを潤滑させ、オイルパン27に戻る経路であ
る。なお、メインギャラリー26にはリリーフバルブ2
8が設けられている。
【0019】以上のようなオイルポンプ付きエンジンに
よれば次のような作用効果が得られる。 (a)クランク軸21の延長線上にオイルポンプ40が
配置され、クランク軸21の端部に設けられたジョイン
ト部材24と、オイルポンプの軸43の端部に設けられ
たジョイント部材44とを同一軸線上で結合させる構造
となっているので、このオイルポンプ付きエンジンによ
れば、従来必要とされた伝達歯車が不要となり、簡単な
構造でオイルポンプ40を駆動することが可能になると
ともに、部品点数も削減することが可能になる。また、
エンジン20のカバー25内において前記両ジョイント
部材24,44が結合される構造となっているので、ク
ランク軸21とポンプ軸43とを結合させるための空間
S(図3参照)が小さくて済むという利点も得られる。
ところで、このように、エンジン20のカバー25内に
おいて前記両ジョイント部材24,44が結合される構
造とすると、その結合部はカバー25内にあって目視し
得ない状況となるため、結合作業が困難になるおそれが
ある。これに対し、この実施の形態のオイルポンプ付き
エンジンによれば、前記両ジョイント部材24,44は
その接合部が凹凸状に形成され、その凸部24a,44
aにおける駆動伝達面と対向する面24a1,44a1
が相手側ジョイント部材の凸部44a,24aを案内す
る傾斜面24a1,44a1となっているので、両ジョ
イント部材24,44の結合部がカバー25内にあって
目視し得ない状況となったとしても、結合作業を容易に
行うことができることとなる。以上のように、このオイ
ルポンプ付きエンジンによれば、簡単な構造でオイルポ
ンプ40を駆動することが可能になるとともに、部品点
数も削減することが可能になり、しかも、クランク軸2
1とポンプ軸23とを結合させるための空間Sが小さく
て済むにもかかわらず、両ジョイント部材24,44の
結合作業を容易に行うことができるという効果が得られ
る。 (b)クランク軸21側のジョイント部材24が、クラ
ンク軸21の端部に設けられるACGロータ23と共締
めされて固定されているので、ACGロータ23とジョ
イント部材24とを少ないスペースでかつ少ない部品点
数で効率よくクランク軸21の端部に設けることができ
る。 (c)オイルポンプ40に接続されるオイルタンク50
が、オイルポンプ40の上方直近に配置されているの
で、オイルポンプ40上方の空間を有効に利用すること
ができ、エンジン20周りをコンパクトに構成すること
が可能となる。しかも、オイルポンプ40とオイルタン
ク50とを接続する配管71,72,75を短くするこ
とができるので、オイルを効率よく循環させることがで
きることとなる。 (d)オイルポンプ40は、オイル供給ポンプ41とオ
イル回収ポンプ42とが前記軸43を共通軸として回転
駆動される構成となっているので、図8に示した従来の
オイルポンプ付きエンジンのようにオイルポンプ2,3
を個別の軸2a、3a上に配置して回転駆動する構成の
ものに比べて、エンジンをコンパクトにすることができ
る。ところで、このオイルポンプ付きエンジン20のよ
うに、オイル供給ポンプ41とオイル回収ポンプ42と
を共通軸43で回転駆動する構成とすると、そのポンプ
40の軸線方向長さが比較的大きくなるが、オイルタン
ク50をオイルポンプ40の上方直近に配置することで
オイルポンプ40上方の空間を有効に利用することがで
き、エンジン周りをコンパクトに構成することが可能と
なる。しかも、オイルポンプ40とオイルタンク50と
を接続する配管71,72,75を短くしてオイルの循
環効率を向上させることができるばかりでなく、オイル
供給ポンプ41用の配管71,72とオイル回収ポンプ
42用の配管75とを集中化させることができ、配管構
造をコンパクトにできると同時に配管作業も容易になる
という効果が得られる。
【0020】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではな
く、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能で
ある。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオイルポンプ付きエンジンの一実
施の形態が搭載された鞍乗り型小型船艇の一例を示す部
分省略概略側面図。
【図2】同じく平面図。
【図3】エンジン20の前部の断面図。
【図4】オイルの循環経路図。
【図5】ポンプ軸43に取り付けられるジョイント部材
44を示す図で、(a)は背面図、(b)は図(a)に
おけるb−b断面図である。
【図6】クランク軸21に取り付けられるジョイント部
材24を示す図で、(a)は正面図、(b)は図(a)
におけるb−b断面図である。
【図7】従来技術の説明図。
【図8】従来技術の説明図。
【符号の説明】
20 エンジン 21 クランク軸 23 ACGロータ 24 ジョイント部材 24a 凸部 24a1 傾斜面 24a2 動力伝達面 24b 凹部 25 カバー 40 オイルポンプ 41 オイル供給ポンプ 42 オイル回収ポンプ 43 オイルポンプの軸 44 ジョイント部材 44a 凸部 44a1 傾斜面 44a2 動力伝達面 44b 凹部 50 オイルタンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04C 11/00 F04C 15/00 J 15/00 B63H 21/24 Fターム(参考) 3G013 AA07 AA16 AB00 BB03 BB19 BB25 BC01 BC02 BC03 BC05 BC11 BC25 BD06 BD29 BD46 3G015 AA07 AA16 AB00 BB01 BC02 DA02 DA06 DA11 3H044 AA02 BB00 BB08 CC00 CC14 CC19 DD01 DD19 DD24 DD28

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸の延長線上にオイルポンプが
    配置され、クランク軸の端部に設けられたジョイント部
    材と、オイルポンプの軸の端部に設けられたジョイント
    部材とをエンジンのカバー内においてかつ同一軸線上で
    結合させる構造のエンジンであって、前記両ジョイント
    部材はその接合部が凹凸状に形成され、その凸部におけ
    る駆動伝達面と対向する面が相手側ジョイント部材の凸
    部を案内する傾斜面となっていることを特徴とするオイ
    ルポンプ付きエンジン。
  2. 【請求項2】 前記クランク軸側のジョイント部材が、
    クランク軸の端部に設けられるACGロータと共締めさ
    れて固定されていることを特徴とする請求項1記載のオ
    イルポンプ付きエンジン。
  3. 【請求項3】 前記オイルポンプに接続されるオイルタ
    ンクが、オイルポンプの上方直近に配置されていること
    を特徴とする請求項1または2記載のオイルポンプ付き
    エンジン。
  4. 【請求項4】 前記オイルポンプは、オイル供給ポンプ
    とオイル回収ポンプとが前記軸を共通軸として回転駆動
    されるオイルポンプであることを特徴とする請求項1,
    2,または3記載のオイルポンプ付きエンジン。
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