JP2001263035A - エンジン用オイル循環装置 - Google Patents

エンジン用オイル循環装置

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JP2001263035A JP2000080647A JP2000080647A JP2001263035A JP 2001263035 A JP2001263035 A JP 2001263035A JP 2000080647 A JP2000080647 A JP 2000080647A JP 2000080647 A JP2000080647 A JP 2000080647A JP 2001263035 A JP2001263035 A JP 2001263035A
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M11/00Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オイルタンク内の空気抜きを良好に行うこと
ができるエンジン用オイル循環装置を提供する。 【解決手段】 エンジン3内の潤滑オイルをオイルポン
プにてオイルタンク27に回収すると共に、該オイルタ
ンク27内の潤滑オイルをエンジン3に供給するように
したドライサンプ式の4サイクルエンジンのオイル循環
装置において、前記エンジン3のクランク軸12の駆動
力をカムシャフト24,25に伝達するカムチェーン5
5が設けられたカムチェーン室60と、前記オイルタン
ク27とを、前記オイルタンク27のエア抜きパイプ2
7gで接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンとオイ
ルタンクとの間で潤滑オイルを循環させるオイル装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種のものとしては、エンジ
ン内の潤滑オイルをオイルポンプにてオイルタンクに回
収すると共に、このオイルタンク内の潤滑オイルをエン
ジンに供給するようにしたドライサンプ式のものが知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、オイルタンク内の空気抜き
を行うのに、空気抜き用のパイプをエンジン側に接続し
ているが、エンジン側の圧力の高いところでは、空気抜
きが良好に行われない場合がある。
【0004】そこで、この発明は、オイルタンク内の空
気抜きを良好に行うことができるエンジン用オイル循環
装置を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、エンジン内の潤滑オイ
ルをオイルポンプにてオイルタンクに回収すると共に、
該オイルタンク内の潤滑オイルをエンジンに供給するよ
うにしたドライサンプ式の4サイクルエンジンのオイル
循環装置において、前記エンジンのクランク軸の駆動力
をカムシャフトに伝達するカムチェーンが設けられたカ
ムチェーン室と、前記オイルタンクとを、前記オイルタ
ンクのエア抜きパイプで接続したエンジン用オイル循環
装置としたことを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の構成に加え、カムチェーン室と前記オイルタンクとを
互いに隣接して配置したことを特徴とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の構成に加え、前記エア抜きパイプの前記オイル
タンク内に位置する吸込み口を、該オイルタンク内の上
部であって、該オイルタンクの上面より、所定距離下方
に離間させて設定したことを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
の何れか一つに記載の構成に加え、前記カムチェーン室
の下側の底壁部内に、クランク室底部からオイルポンプ
まで潤滑オイルを回収するエンジン側回収通路が形成さ
れると共に、該エンジン側回収通路と前記カムチェーン
室とを連通する連通孔を前記底壁部に形成したことを特
徴とする。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
の何れか一つに記載の構成に加え、前記オイルタンクに
はベアリングを介してインペラ軸が回転自在に挿入され
ていることを特徴とする。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至4
の何れか一つに記載の構成に加え、前記エア抜きパイプ
の前記カムチェーン室内に位置する吐出口を、クランク
軸方向視において、前記環状のカムチェーンの内側に位
置させたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0012】図1乃至図23には、この発明の実施の形
態を示す。
【0013】まず構成について説明すると、この発明が
適用された小型滑走艇1は、図1及び図2に示すよう
に、断面略V字形のハル2aと、その上部に被着された
デッキ2bとが接合されて一体化された艇体2を有し、
この艇体2のハル2aの前後方向略中央部には、駆動源
である4サイクルエンジン3が図3に示すような複数の
エンジンマウント16を介して搭載されている。これら
エンジンマウント16は、ハル2aの内側に接着された
ハルライナ(図示せず)に固定されるようになってい
る。そして、エンジン3の前方(図1及び図2矢印方
向)には、燃料タンク4が配設されており、エンジン
3、燃料タンク4等の上方はハッチカバー5と一対のカ
バー部材6とによって覆われており、エンジン3の上方
のデッキ2b上面にはステアリングハンドル7が設けら
れている。
【0014】また、艇体2を構成するデッキ2bの前記
ステアリングハンドル7の前方には、左右一対の吸気ダ
クト(ベンチレーションホース)8がデッキ2bを貫通
してその上端が艇体2の外部に向かって開口している。
これら吸気ダクト8により、外気を艇体2内に導入し、
エンジン3への吸気の供給と艇体2内の換気を行うよう
にしている。このデッキ2bには、図5に示すように、
エンジン3の点検・整備用の開口2cが形成されてい
る。
【0015】さらに、ステアリングハンドル7の後方に
は、シート9が着脱自在に配設され、このシート9の両
側には、図2に示すように、左右一対の足載せステップ
15が設けられると共に、このシート9の後部下方に
は、収納ボックス10が配置されている。
【0016】一方、艇体2の後端部であって、艇体2の
幅方向中央部にはジェット推進機11が配置されてお
り、前記エンジン3のクランク軸12には、艇体2の幅
方向中央に前後方向に延びるインペラ軸13が連結され
ている。
【0017】そして、このインペラ軸13はジェット推
進機11内に導入され、その後端部にはジェット推進機
11のインペラハウジング11aに内蔵された不図示の
インペラが取り付けられている。また、ジェット推進機
11の後端部には、前記ステアリングハンドル7の操舵
操作によってその方向が左右に変化する操向ノズル26
が揺動自在に取り付けられている。
【0018】而して、以上の構成を有する小型滑走艇1
において、エンジン3によってジェット推進機11が駆
動されると、このジェット推進機11において発生する
推力によってこの小型滑走艇1が水上を滑走する一方、
ジェット推進機11のポンプ作用によってインペラハウ
ジング11aにおけるインペラよりも下流側の部位から
海水等が冷却水として吸引され、この冷却水によりエン
ジン3が冷却されるように構成されている。
【0019】そのエンジン3は、図3及び図7等に示す
ように、水冷式4気筒4サイクルエンジンで、4つのシ
リンダ17が設けられたクランクケース18を有し、こ
のクランクケース18にシリンダヘッド19が取り付け
られ、そのシリンダ17内にはピストン20が配設され
ている。これらシリンダ17は前から順に第1気筒、第
2気筒、第3気筒、第4気筒となっている。そして、エ
ンジン3は、クランク軸12が艇体前後方向に延在する
ようにして、艇体2に搭載されている。また、このエン
ジン3は、ドライサンプ方式の潤滑装置を備えており、
図3等に示すように、エンジン3の後部側に潤滑オイル
を溜めておくオイルタンク27が配置されている。
【0020】そのピストン20はコネクティングロッド
21を介して前記クランク軸12に連結される一方、前
記シリンダヘッド19に形成された吸気ポート19a及
び排気ポート19bが、それぞれ吸気バルブ22及び排
気バルブ23にて開閉されるようになっている。これら
バルブ22,23は、カムシャフト24,25により駆
動されるように構成され、これらカムシャフト24,2
5はシリンダヘッドカバー28で覆われている。
【0021】そのクランク軸12は、クランクケース1
8を構成するクランクケースアッパ46とクランクケー
スロア47との間に挟持されて支持されている。このク
ランクケース18の外表面18cは、各気筒毎に、図6
に示すような鉛直断面において、半径R1のR形状、及
び図9に示すような平面視において半径R2のR形状を
呈している。これにより、各気筒毎の強度を均等に取る
ことができると共に、面振動を効果的に抑制でき、騒音
を低減することができる。
【0022】また、そのクランクケース18には、図7
に示すように、各気筒の近傍位置に、前側から第1,第
2,第3,第4,第5軸受け部48,49,50,5
1,52が設けられ、これら軸受け部48,49,5
0,51,52により、クランク軸12が回転自在に支
持されている。
【0023】さらに、図7及び図8に示すように、最終
気筒(第5軸受け部52)より後方に突出されたクラン
ク軸12の突出部分12bにカムチェーン55が連結さ
れ、この突出部分12bの後端部12cが減速ギヤ56
を介して前記ジェット推進機11に連結されている。そ
のカムチェーン55は、クランク軸12に一体成形され
たスプロケット12dに下部側が掛けられ、又、上部側
が吸気バルブ22・排気バルブ23を駆動するカムシャ
フト24,25の各スプロケット58,59に掛けられ
てクランクケース18,シリンダヘッド19、シリンダ
ヘッドカバー28とによって形成されるカムチェーン室
60に配置されている(図6参照)。なお、図6中符号
61は、カムチェーン55に張力を付与するチェーンテ
ンショナである。
【0024】さらにまた、図8に示すように、前記クラ
ンク軸12の突出部分12bの、前記カムチェーン55
と前記減速ギヤ56との間の部位が、クランクケース1
8に設けられた第6軸受け部62で支持されている。こ
の第6軸受け部62に支持されているクランク軸12の
径φ1が、前記最終気筒とカムチェーン55との間の第
5軸受け部52に支持されているクランク軸12の径φ
2より、小さく形成されている。
【0025】また、その減速ギヤ56は、図11に示す
ように、クランク軸12の後端部12cに設けられた駆
動ギヤ64と、この駆動ギヤ64に噛合するようにイン
ペラ軸13の中間軸39の前端部に設けられた従動ギヤ
65等から構成されている。そして、この減速ギヤ56
は、クランクケースロア47にギヤカバー76が取り付
けられて形成された略密閉状態のギヤ収容室54に収容
されている。その中間軸39の前端部には、バックラッ
シュ防止ギヤ66が皿バネ67によりその従動ギヤ65
側に押し付けられて配設され、このバックラッシュ防止
ギヤ66と従動ギヤ65とが、前記駆動ギヤ64に噛合
されている。
【0026】そのバックラッシュ防止ギヤ66は、従動
ギヤ65より、歯数が1枚多く(又は少なく)形成さ
れ、中間軸39が回動可能に挿通され、且つ、皿バネ6
7により、従動ギヤ65に摺動可能に押し付けられてい
る。
【0027】これにより、駆動ギヤ64が従動ギヤ65
に噛合した状態で、互いに回転して行く場合に、バック
ラッシュ防止ギヤ66の歯数が従動ギヤ65より1枚多
く(又は少なく)形成されていることから、従動ギヤ6
5の歯とバックラッシュ防止ギヤ66の歯が駆動ギヤ6
4の歯を両側から挟み付けることになり、バックラッシ
ュによる騒音等を防止することができる。
【0028】また、そのインペラ軸13は、この実施の
形態では前後に2分割され、「連結手段」としてのカッ
プリング14により前記中間軸39とこの後ろ側の後端
軸40とが互いに連結されると共に、そのカップリング
14と従動ギヤ65との間の中間軸39が一対の軸受け
94a,94bにより、オイルタンク27を介してギヤ
カバー76に軸支されている。その前側の軸受け94a
は、ローラベアリング、後ろ側の軸受け94bは、ボー
ルベアリングである(図11参照)。なお、図11中符
号95はシール部材、符号97はサークリップである。
【0029】さらに、上記のように第6軸受け部62を
形成して、クランク軸12のカムチェーン55と減速ギ
ヤ56との間の部位を支持することにより、クランク軸
12の第5軸受け部52から後方に突出した突出部分1
2bの径を太くすることなくクランク軸12の支持強度
を確保し、エンジン3の小型軽量化を図ることができ
る。
【0030】さらにまた、このカムチェーン55と前記
減速ギヤ56との間の第6軸受け部62に支持されてい
るクランク軸12の径φ1が、前記最終気筒とカムチェ
ーン55との間の第5軸受け部52に支持されているク
ランク軸12の径φ2より小さく形成されているため、
クランク軸12に形成されているカムチェーン用のスプ
ロケット12dの径を小さくでき、エンジン3の小型化
を図ることができる。
【0031】すなわち、そのスプロケット12dは、工
作機械によりクランク軸12に一体成形されるようにな
っているため、その工作機械を配置するスペースが必要
になることから、クランク軸12の径φ1が大きいと、
この部分に干渉しないように工作機械を離して配置しな
ければならず、スプロケット12dの径を大きくせざる
を得ないが、その径φ1を小さくすることで、工作機械
をクランク軸12に接近させることができ、径の小さな
スプロケット12dを形成できる。従って、カムシャフ
ト24,25のスプロケット58,59の径も小さくで
きることから、エンジン3の小型化を図ることができ
る。
【0032】また、図11に示すように、前記クランク
軸12の後端部12cに設けられた減速ギヤ56の駆動
ギヤ64に、オイルポンプ駆動ギヤ70が噛合され、こ
のオイルポンプ駆動ギヤ70がポンプ駆動軸71を介し
てオイルポンプ74を構成するスカベンジ側(吸込み
側)ポンプ72及びフィールド側(送り側)ポンプ73
に連結されている。そのスカベンジ側ポンプ72は、フ
ィールド側ポンプ73より能力が大きく設定されてい
る。
【0033】そのスカベンジ側ポンプ72により、エン
ジン各部を潤滑してエンジンクランク室75の底部に流
れてきた潤滑オイルを吸い込んでオイルタンク27に回
収すると共に、フィールド側ポンプ73により、オイル
タンク27内の潤滑オイルをエンジン各部に供給するよ
うに構成されている。
【0034】詳しくは、クランクケース47に取り付け
られたギヤカバー76に、図11に示すように、第1ポ
ンプカバー77,ハウジングロータ78,第2ポンプカ
バー79が順次取り付けられている。
【0035】そのギヤカバー76は、アルミ合金製で、
図13に示すように、両側にエンジンマウント取付部7
6aが形成されると共に、底部側にハル2aに設けられ
たストッパ2dに衝合する衝合部76bが形成されてい
る。このようにエンジンマウント取付部76aをアルミ
合金製のギヤカバー76と一体に設けたので構造が簡単
になる。また、艇がジャンプした後着水したときなど
に、エンジン3がハル2aに対して下方に大きく移動す
るのを防止するため前記ストッパ2dが設けられてお
り、このストッパ2dに衝合する衝合部76bが、前記
インペラ軸中心O1下方、すなわち、艇体中心線M上に
位置している。
【0036】そして、これらに前記ポンプ駆動軸71が
貫通され、第1ポンプカバー77とハウジングロータ7
8とで形成される空間部内に、前記フィールド側ポンプ
73が配設され、又、第2ポンプカバー79とハウジン
グロータ78とで形成される空間部内に、前記スカベン
ジ側ポンプ72が配設されている。
【0037】さらに、それらギヤカバー76,第1ポン
プカバー77,ハウジングロータ78及び第2ポンプカ
バー79等により、エンジン3側の潤滑オイルをオイル
タンク27に回収するポンプ側回収通路81及びオイル
タンク27内の潤滑オイルをエンジン3側に供給する供
給通路83が形成されている。
【0038】そのポンプ駆動軸71は、ギヤカバー76
に支持された前半部71aと、ハウジングロータ78に
支持された後半部71bの2部品により構成されてい
る。このオイルポンプ74の組付け時には、オイルポン
プ駆動ギヤ70、ポンプ駆動軸71の前半部71a、ギ
ヤカバー76をクランクケース18に取り付けた状態
で、第1ポンプカバー77,スカベンジ側ポンプ72,
フィールド側ポンプ73,ポンプ駆動軸71の後半部7
1bを組み付けたハウジングロータ78をギヤカバー7
6に対して取り付けるようにしている。
【0039】このようにポンプ駆動軸71をギヤカバー
76に支持された前半部71aと、ハウジングロータ7
8に支持された後半部71bの2部品によって構成した
ため、オイルポンプ74の組み付けにあたっては、ギヤ
カバー76側に取り付ける部品と、ハウジングロータ7
8に取り付ける部品を予め各々サブアッシィ化した後、
ポンプ駆動軸71の後半部71bの前端に形成した凸部
71cを、前半部71aの後端に形成した溝71dに嵌
合させればよいので、オイルポンプ74の組付けを容易
に行うことができる。
【0040】なお、図14中符号77aはオイルタンク
取付面、符号77bはハウジングロータ取付面、符号7
7cは取付ボルト挿通孔であり、これら挿通孔77cを
介してハウジングロータ78及び第2ポンプカバー79
が取り付けられるようになっている。図15中符号46
cはギヤカバー取付面である。
【0041】ここで、エンジン3内の潤滑オイルをオイ
ルタンク27内へ回収する場合について説明する。
【0042】駆動ギヤ64の駆動力によって、オイルポ
ンプ駆動ギヤ70を介してスカベンジ側ポンプ72が駆
動されることにより、図16に示すように、カムチェー
ン室60,ギヤカバー76,クランク室75の各底部に
溜まった潤滑オイルは、クランク室75の底部に形成さ
れたエンジン側回収通路82を矢印に示すようにエンジ
ン後方に向けて流れる。なお、図17中符号84はオイ
ルパンである。そして、図16中矢印に示すようにギヤ
カバー76側のポンプ側回収通路81に潤滑オイルが空
気と共に吸い込まれる。
【0043】このギヤカバー76には、図17及び図1
8に示すように、第1ポンプカバー77の近傍に、金網
状のストレーナ85がゴム製の保持部材88に保持され
て設けられ、このストレーナ85により塵の流れが遮断
されて、このギヤカバー76と第1ポンプカバー77と
で形成された通路を図12,図13,図14及び図17
中からまで流れ、このから図17に示すようにハ
ウジングロータ78内の通路を流れ、更に、第2ポンプ
カバー79内の通路を通って、スカベンジ側ポンプ72
内に流入する。
【0044】そして、このスカベンジ側ポンプ72から
送り出された潤滑オイルは、図17に示すように、第2
ポンプカバー79、ハウジングロータ78内を流れ、第
1ポンプカバー77とギヤカバー76とで形成される通
路を、図12,図13,図14及び図17中からま
で流れて、図19に示すようにオイルタンク27に回収
される。
【0045】次に、オイルタンク27内の潤滑オイルを
エンジン3側に供給する場合について説明する。
【0046】駆動ギヤ64の駆動力によりオイルポンプ
駆動ギヤ70を介してスカベンジ側ポンプ72と共にフ
ィールド側ポンプ73が駆動されることにより、図20
に示すように、オイルタンク27内の潤滑オイルがこの
底部に設けられた供給口27aから、図21に示すよう
に、第1ポンプカバー77とギヤカバー76との間に形
成された通路まで流れ、そして、図12及び図21に示
すように、この通路をからまで流れ、更に、フィー
ルド側ポンプ73に流れ込む。そして、このフィールド
側ポンプ73から逆止弁86及びリリーフ弁87を介し
て第1ポンプカバー77とギヤカバー76との間に形成
された通路に流入し、図12,図13,図14及び図2
1に示すように、からまで流れ、ここから更に図2
2に示すように、オイルフィルター90まで流れる。こ
のオイルフィルター90で潤滑オイルが浄化された後、
エンジン3のメインギャラリー91に送られて、図23
に示すように、エンジン3各部に供給されるように構成
されている。
【0047】このようなものにあっては、上述のよう
に、クランク軸12に設けられた駆動ギヤ64を利用し
て各ポンプ72,73を駆動させることにより、別途オ
イルポンプ駆動用の装置を配置する場合と比較して部品
点数や配設スペースの増加を防止することができる。
【0048】また、前記ポンプ駆動軸71は、前記エン
ジン3の後部で、図6,図14及び図15に示すよう
に、上下方向において、エンジン最下部のエンジン側回
収通路82とインペラ軸13との間で、且つ、インペラ
軸13に対して艇体幅方向にオフセットされている。図
14中符号O5はポンプ駆動軸中心を示す。
【0049】重心を下げるためには、重量物であるオイ
ルポンプ74をなるべく低い位置に配置する必要がある
が、オイルポンプ74をエンジン最下部のエンジン側回
収通路82より下側に配置すると、エンジン3全体が高
くなり、上下スペースに制限のある小型滑走艇1にエン
ジン3を配置するのに好ましくなく、又、インペラ軸1
3との配置の関係も考慮しなければならない。そこで、
上記のような位置にポンプ駆動軸71を配置することに
より、エンジン全体の高さを極力低く抑えた上で、重心
を下げることができると共に、インペラ軸13及び中間
軸39との干渉も防止することができる。
【0050】さらに、そのポンプ駆動軸71をクランク
軸12より下げることにより、重量物であるオイルポン
プ74の位置を低いものにしてエンジン3の低重心化を
図ることができる。
【0051】さらにまた、図15に示すように、クラン
ク軸12の中心O3を通る鉛直面Pに対して、前記イン
ペラ軸13と前記ポンプ駆動軸71とが左右に振り分け
られている。このようにすれば、エンジン3中心、すな
わちクランク軸12に対する左右の重量バランスを向上
させることができると共に、各軸12,13,71のレ
イアウトもし易い。
【0052】また、図9に示すようなエンジン3のスタ
ータモータ93は、図6に示すように、クランク軸12
に対してインペラ軸13を配置した側と同じ側に配置さ
れている。
【0053】上述のように、クランク軸12は、インペ
ラ軸13に対して同じ高さで艇体2の幅方向にオフセッ
トしているが、艇体2の幅方向中央線上にインペラ軸1
3が設けられているため、クランク軸12は艇体2の中
心線Mに対して艇体2の幅方向にオフセットして配置さ
れることになる。このため、シート9の高さを低く抑え
ると共に、エンジン3の重心位置を艇体幅方向の中央部
に位置させるべく、エンジン3のシリンダ17を図5、
図6等に示すように、インペラ軸13側に所定角度傾け
るようにしている。図5には傾いているシリンダ17の
中心線O4を示す。従って、重量物であるスタータモー
タ93を、クランク軸12に対してインペラ軸13と同
じ側に配置することにより、エンジン全体の重心位置を
より艇体幅方向の中央に近づけることができ、エンジン
全体の左右の重量バランスを向上させることができる。
【0054】さらにまた、前記オイルタンク27には、
図19等に示すように、軸受け94を介してインペラ軸
13が回転自在に挿入されているため、このオイルタン
ク27にてインペラ軸13を支持することができ、支持
剛性を向上させることができる。
【0055】しかも、図12に示すように、艇体中心O
1(インペラ軸13中心)に対してオイルタンク中心O
2が排気管96(エンジン3の側方を後方に向けて延長
された部分)と反対側に配置されている。これにより、
オイルタンク27が排気管96の配索の邪魔になるよう
なことがない。この配置は、オイルタンク27が取付部
27kにてクランクケースアッパ46に、又、オイルタ
ンク27が取付部27mにて第1ポンプカバー77に取
り付けられることにより行われている。
【0056】かかるオイルタンク27は、図12に示す
ように、内部に回収用パイプ27bが上下方向に沿って
配設され、スカベンジ側ポンプ72によってギヤカバー
76と第1ポンプカバー77とで形成される通路を図1
2等のまで送られた潤滑オイルがその回収用パイプ2
7bを通って、図12中上方の吐出口27cから吐出さ
れてオイルタンク27内に回収されるようになってい
る。なお、図12中符号27jは冷却水ジャケットであ
る。
【0057】図8に示すように、オイルタンク27内に
配設されて下側が開放された略コ字状の傘プレート27
dの内側には、計3枚の折曲されたガイド板27fが配
設されている。
【0058】回収用パイプ27bの吐出口27cから吐
出された潤滑オイルは、ガイド板27fを伝わって気液
分離されながら流れ、バッフルプレート27eを介して
オイルタンク27下部側に流れて行くようになってい
る。
【0059】さらに、このオイルタンク27の上面部に
は、オイルタンク27内の空気を逃がすエア抜きパイプ
27gの一端が接続され、この接続部分から下方に向け
て突出パイプ27hが所定長さ突出されて開口27iし
ている。そして、エア抜きパイプ27gの他端はカムチ
ェーン室60内に開口している。これにより、ガイド板
27fによって気液分離された空気がエア抜きパイプ2
7gを介して前記カムチェーン室60に流入されるよう
になっている。このカムチェーン室60への接続位置
は、図6及び図8に示すように、環状のカムチェーン5
5の内側に臨む位置に設定されている。
【0060】そして、急旋回時や転倒時等には、前記ガ
イド板27fにより、潤滑オイルがその突出パイプ27
hに直接浸入するのを防止することができると共に、転
倒時には、図12中二点鎖線Lに示すように、少なくと
も突出パイプ27hの突出量に対応する液量の潤滑オイ
ルがオイルタンク27内に残ることから、その突出パイ
プ27hの突出量は、その残った潤滑オイル量が、転倒
後再始動時に必要と考えられる量となるように設定され
ている。
【0061】このようにカムチェーン55が設けられた
カムチェーン室60と、オイルタンク27とを、エア抜
きパイプ27gで接続すると共に、カムチェーン室60
側においてエア抜きパイプ27gを環状のカムチェーン
55の内側に開口したため、カムチェーン室60の回転
しているカムチェーン55の内側は、圧力が低いことか
ら、オイルタンク27内のエア抜き性を向上させること
ができる。
【0062】しかも、カムチェーン室60とオイルタン
ク27とを隣接して配置したため、エア抜きパイプ27
gの長さを短くできる。
【0063】さらに、エア抜きパイプ27gのオイルタ
ンク27内に位置する突出パイプ27hの吸込み口27
iを、このオイルタンク27の上面より、所定距離下方
に離間させて設定したため、小型滑走艇1の転倒時に所
定量の潤滑オイルをオイルタンク27内に溜めておくこ
とができ、艇を起こして正規の姿勢に復帰させ、エンジ
ン3を再始動する場合、その溜まった潤滑オイルをエン
ジン側に確実に供給することができる。
【0064】すなわち、小型滑走艇1が転倒したときで
も、オイルタンク27内の潤滑オイルがエア抜きパイプ
27gを介してカムチェーン室60側にすべて流れ込む
ことなく、吸込み口27iからオイルタンク27上面ま
での間に潤滑オイルが溜まった状態となる。この状態か
ら、小型滑走艇1が正規の姿勢に復帰して、エンジン3
が再始動されると、その溜まった潤滑オイルがエンジン
側に供給されることとなる。なお、図8に示すように、
エア抜きパイプ27gに、常には開いており、転倒時に
自動的に閉じる自動弁31を設けることができる。この
自動弁31が転倒時に閉じることにより、転倒時にオイ
ルタンク27内の潤滑オイルがカムチェーン室60に流
出するのを防止することができる。
【0065】さらにまた、前記カムチェーン室60の下
側の底壁部内に、クランク室75底部に溜まった潤滑オ
イルを回収するエンジン側回収通路82が形成されると
共に、このエンジン側回収通路82と前記カムチェーン
室60とを連通する連通孔98を図16に示すようにカ
ムチェーン室60の底壁に形成したため、カムチェーン
室60内の潤滑オイルは、その連通孔98を介してエン
ジン側回収通路82に流れ込み、スカベンジ側ポンプ7
2を介してオイルタンク27に回収されることとなる。
従って、エア抜きパイプ27gを介してカムチェーン室
60内に潤滑オイルが流れ込んだとしても即座に、この
オイルを回収することができる。
【0066】しかも、艇体2は航走中前上がりとなるこ
とから、カムチェーン55を最後尾の気筒の後ろ側に配
置することにより、カムシャフト24,25等を潤滑す
る潤滑オイルが、そのカムチェーン室60の壁を伝わっ
て下方に流れてくるため、潤滑オイルをエンジン側回収
通路27、ひいてはエンジン3の後ろ側に配置したオイ
ルタンク27に回収し易い。
【0067】また、図16に示すように、前記減速ギヤ
56を収容するギヤ収容室54とカムチェーン室60と
の間には、両者の間を連通する連通孔101が形成され
ている。
【0068】なお、図9及び図10に示すように、アル
ミ合金製のクランクケースアッパ46には、冷却水取入
れユニオン99が取り付けられる取付面46aと、亜鉛
製のアノード(擬似電蝕)100が取り付けられる取付
面46bとが同一面上に形成されている。
【0069】このようなものにあっては、冷却水取入れ
ユニオン99とアノード100とは隣接して配置される
ため、これら取付面46a,46bを同一面上とするこ
とでそれら取付面46a,46bを研削する場合の作業
性が向上することとなる。
【0070】また、図2中符号35はウオータロック、
符号36は二次空気導入装置(AIS)、図5中符号4
3は吸気ボックス、符号44は気化器、図7中符号42
は発電機(フライホイールマグネット)である。なお、
そのウオータロック35には図示しない下流側排気管の
取付部35aが形成されている(図4等参照)。
【0071】さらに、請求項5に記載の発明に係る「イ
ンペラ軸」は、上記実施の形態のように、カップリング
14を境に前後に分割しても良いし、従動ギヤ65を取
り付けた部分からインペラを取り付けた部分まで一体で
成形しても良い。
【0072】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載された発明によれば、エンジンのクランク軸の駆動力
をカムシャフトに伝達するカムチェーンが設けられたカ
ムチェーン室と、オイルタンクとを、オイルタンクのエ
ア抜きパイプで接続したため、カムチェーン室は、圧力
が低いことから、オイルタンク内のエア抜き性を向上さ
せることができる。
【0073】請求項2に記載された発明によれば、上記
効果に加え、カムチェーン室とオイルタンクとを互いに
隣接して配置したため、エア抜きパイプの長さを短くで
きる。
【0074】請求項3に記載された発明によれば、上記
効果に加え、エア抜きパイプのオイルタンク内に位置す
る吸込み口を、オイルタンク内の上部であって、このオ
イルタンクの上面より、所定距離下方に離間させて設定
したため、小型滑走艇の転倒後、正規の姿勢に復帰し
て、エンジンが再始動される場合、その残った潤滑オイ
ルをエンジン側に供給することができる。
【0075】請求項4に記載された発明によれば、上記
効果に加え、前記カムチェーン室の下側の底壁部内に、
クランク室底部からオイルポンプまで潤滑オイルを回収
するエンジン側回収通路が形成されると共に、該エンジ
ン側回収通路と前記カムチェーン室とを連通する連通孔
を前記底壁部に形成したため、カムチェーン室内の潤滑
オイルは、その連通孔を介してエンジン側回収通路に流
れ込み、スカベンジ側ポンプを介してオイルタンクに回
収される。従って、空気抜きパイプを介してカムチェー
ン室内に潤滑オイルが流れ込んだとしても即座に、この
オイルを回収できる。
【0076】請求項5に記載された発明によれば、上記
効果に加え、前記オイルタンクにはベアリングを介して
インペラ軸が回転自在に挿入されているため、オイルタ
ンクにてインペラ軸を支持することができ、インペラ軸
の支持強度を向上させることができる。
【0077】請求項6に記載された発明によれば、上記
効果に加え、環状のカムチェーンの内側は、カムチェー
ンが回転しているために比較的圧力が低いことに着目し
て、ここにエア抜きパイプの吐出口を位置させたため、
オイルタンク内のエア抜き性を一層向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す小型滑走艇の側面
図である。
【図2】この発明の実施の形態を示す小型滑走艇の平面
図である。
【図3】この発明の実施の形態を示す小型滑走艇のエン
ジンを右斜め前方から見た斜視図である。
【図4】この発明の実施の形態を示す小型滑走艇のエン
ジンを左斜め前方から見た斜視図である。
【図5】この発明の実施の形態を示す小型滑走艇のエン
ジン等を後方から見た一部断面した図である。
【図6】この発明の実施の形態を示すカムチェーン室の
断面図である。
【図7】この発明の実施の形態を示すエンジン全体を前
後方向に沿って断面した説明図である。
【図8】この発明の実施の形態を示すエンジン後部側の
オイルタンク等を示す断面図である。
【図9】この発明の実施の形態を示すシリンダブロック
の断面図である。
【図10】この発明の実施の形態を示すシリンダブロッ
クの側面図である。
【図11】この発明の実施の形態を示すクランク軸,イ
ンペラ軸及びポンプ駆動軸等の連結部分を示す断面図で
ある。
【図12】この発明の実施の形態を示すオイルタンクを
車幅方向に沿って断面した図である。
【図13】この発明の実施の形態のギヤカバーを示す図
17のG−G線に沿う図である。
【図14】この発明の実施の形態の第1ポンプカバーを
示す図17のH−H線に沿う図である。
【図15】この発明の実施の形態のクランクケース側の
ギヤカバーが取り付けられる端面を示す図8のF−F線
に示すようにエンジン後方から見た図である。
【図16】この発明の実施の形態を示すクランクケース
側の回収通路を示す断面図である。
【図17】この発明の実施の形態を示す図12のA−A
線に沿う断面図である。
【図18】この発明の実施の形態を示す図12のB−B
線に沿う断面図である。
【図19】この発明の実施の形態を示す図12のC−C
線に沿う断面図である。
【図20】この発明の実施の形態を示す図12のD−D
線に沿う断面図である。
【図21】この発明の実施の形態を示す図12のE−E
線に沿う断面図である。
【図22】この発明の実施の形態を示すオイルフィルタ
部分のオイルの流れを示す断面図である。
【図23】この発明の実施の形態のクランクケースのメ
インギャラリを示す断面図である。
【符号の説明】
3 エンジン 12 クランク軸 24,25 カムシャフト 27 オイルタンク 27g エア抜きパイプ 27h 突出パイプ 27i 吸込み口 55 カムチェーン 60 カムチェーン室 74 オイルポンプ 82 エンジン側回収通路 98 連通孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン内の潤滑オイルをオイルポンプ
    にてオイルタンクに回収すると共に、該オイルタンク内
    の潤滑オイルをエンジンに供給するようにしたドライサ
    ンプ式の4サイクルエンジンのオイル循環装置におい
    て、 前記エンジンのクランク軸の駆動力をカムシャフトに伝
    達するカムチェーンが設けられたカムチェーン室と、前
    記オイルタンクとを、前記オイルタンクのエア抜きパイ
    プで接続したことを特徴とするエンジン用オイル循環装
    置。
  2. 【請求項2】 カムチェーン室と前記オイルタンクとを
    互いに隣接して配置したことを特徴とする請求項1記載
    のエンジン用オイル循環装置。
  3. 【請求項3】 前記エア抜きパイプの前記オイルタンク
    内に位置する吸込み口を、該オイルタンク内の上部であ
    って、該オイルタンクの上面より、所定距離下方に離間
    させて設定したことを特徴とする請求項1又は2記載の
    エンジン用オイル循環装置。
  4. 【請求項4】 前記カムチェーン室の下側の底壁部内
    に、クランク室底部からオイルポンプまで潤滑オイルを
    回収するエンジン側回収通路が形成されると共に、該エ
    ンジン側回収通路と前記カムチェーン室とを連通する連
    通孔を前記底壁部に形成したことを特徴とする請求項1
    乃至3の何れか一つに記載のエンジン用オイル循環装
    置。
  5. 【請求項5】 前記オイルタンクにはベアリングを介し
    てインペラ軸が回転自在に挿入されていることを特徴と
    する請求項1乃至4の何れか一つに記載のエンジン用オ
    イル循環装置。
  6. 【請求項6】 前記エア抜きパイプの前記カムチェーン
    室内に位置する吐出口を、クランク軸方向視において、
    前記環状のカムチェーンの内側に位置させたことを特徴
    とする請求項1乃至5の何れか一つに記載のエンジン用
    オイル循環装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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