JP4235150B2 - スライド配索装置 - Google Patents

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本発明は、例えば、自動車の車体に取り付けられたレールと、この車体に対しスライド自在に設けられたシートなどのスライド体と連動して前記レールに移動自在に設けられたスライダと、を備えた直動装置を備えたスライド配索装置に関する。
移動体としての自動車は、例えば、車体としての乗員室などに床に対しスライド移動自在なスライド体としてのシートを備えている。また、シートには、例えば乗員が着座しているか否かを検出する着座センサが取り付けられている。このため、前述したスライド移動自在なシートを備えた自動車は、従来から種々のスライド配索装置(例えば、特許文献1参照)を備えている。
特許文献1に示されたスライド配索装置は、直動装置と、接点などを備えている。直動装置は、レールと、スライダとを備えている。レールは、直線状に延びており、自動車の車体としての乗員室の床に取り付けられている。レールの長手方向は、シートの移動方向と平行である。スライダは、レールの長手方向に沿って移動自在にレールに支持されている。スライダは、前述したシートと連動して移動する。
前述した接点は、スライダとレールとの間に設けられ前述したスライダとレールとを電気的に接続している。
前述したスライド配索装置は、前記接点がスライダとレールとを電気的に接続することで、前述したシートに取り付けられた着座センサと車体に取り付けられたECU(Electronic Control Unit)などとを電気的に接続する。
特開2002−326527号公報
前述したスライド配索装置は、スライダとレールとの間に砂などが侵入すると、この砂などがスライダとレールとの間につまることがあった。
砂などがスライダとレールとの間につまると、前述したスライド配索装置は、スライダをレールに対し移動しにくくなることがあった。最悪の場合には、スライダが、レールに対し移動しなくなることも考えられる。
したがって、本発明の目的は、スライダとレールとの間に砂などが侵入してもスライダがレールに対し移動しなくなることを防止できるスライド配索装置を提供することにある。
請求項に記載の本発明のスライド配索装置は、電線を自動車の車体と前記車体にスライド自在に設けられたスライド体とに亘って配索するスライド配索装置において、前記車体に取り付けられたレールと、前記スライド体と連動して前記レールの長手方向に沿って該レールに移動自在に支持されているとともに前記電線が取り付けられたスライダと、を備えた直動装置を備え、前記スライダは、前記レール上に配される本体部と、前記レール内に侵入して該レールの長手方向に移動自在に支持された摺動部と、前記本体部と前記摺動部とを連結する連結部とを備え、前記本体部の厚みより前記連結部の厚みが薄いとともに、前記本体部は、前記レール上に配される平行部と、この平行部の一方の端部から折り曲がった鉛直部と、前記平行部の他方の端部に設けられかつ前記電線が通されたコルゲートチューブが取り付けられる部分と、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明のスライド配索装置は、請求項1に記載されたスライド配索装置において、前記スライダは、互いに取り付けられるとともに、互いに取り付けられると互いの間に前記電線を収容するプロテクタ本体と、蓋体と、を備えたことを特徴としている。
請求項3に記載の本発明のスライド配索装置は、請求項2に記載されたスライド配索装置において、前記プロテクタ本体と前記蓋体とは、それぞれ、前記レール上に配される平行部と、これらの平行部の一方の端部から折り曲がった鉛直部と、を有し、前記プロテクタ本体と前記蓋体とが取り付けられるとこれらの平行部の厚みが、前記本体部の平行部の厚みをなしていることを特徴としている。
請求項に記載された本発明のスライド配索装置によれば、直動装置のスライダの本体部の厚みより、本体部と摺動部とを連結する連結部の厚みが薄い。このため、スライダの摺動部とレールとの間に砂などの異物が侵入して、摺動部がレールに対し移動しなくなると、連結部が破断する。
請求項に記載の本発明は、直動装置のスライダの摺動部とレールとの間に砂などの異物が侵入して、摺動部がレールに対し移動しなくなると、連結部が破断する。このため、レールとスライダとの間に砂などの異物が侵入しても、連結部が破断するので、本体部則ちスライダは、レールの長手方向に沿って移動自在である。したがって、レールとスライダとの間に砂などの異物が侵入しても、直動装置の本体部則ちスライダがレールに対し移動しなくなることを防止できる。
本発明の一実施形態にかかるスライド配索装置1及び直動装置14を、図1ないし図6に基づいて説明する。スライド配索装置1(以下、単に配索装置と記す)は、図1に示すように、自動車の車体としての乗員室の床2と、この床2に矢印Kに沿ってスライド自在に設けられたスライド体としてのシート3とに亘って電線13(図4及び図5に示す)を配索する。
電線13は、それぞれ、導電性の芯線と、絶縁性の被覆部とを備えた所謂被覆電線である。電線13は、複数束ねられて、コルゲートチューブ4(図2に示す)内に通されている。コルゲートチューブ4は、合成樹脂としての例えばPP(ポリプロピレン)などからなり筒状に形成されている。また、コルゲートチューブ4は、蛇腹状に形成されている。コルゲートチューブ4は、内側に複数の電線13を通すことで、これらの電線13を保護している。
図示例では、シート3は、図1中の一点鎖線で示す位置と、二点鎖線で示す位置とに亘って、前述した矢印Kに沿ってスライドする。矢印Kは、直線状をなしている。また、シート3には、図示しない着座センサや、シートベルトセンサなどの電子機器が取り付けられている。着座センサは、シート3に乗員が着座しているな否かを検出する。シートベルトセンサは、シート3に着座した乗員がシートベルトをしているか否かを検出する。前述した電線は、前述したセンサが検出した情報を車体などに取り付けられる各種のECU(Electronic Control Unit)に伝送する。
配索装置1は、図1及び図2に示すように、ケース部5と、化粧部材としての一対のモール7と、固定機構8(図3に示す)と、直動装置14と、を備えている。
ケース部5は、図1ないし図3に示すように、ロアケース9と、アッパケース10とを備えている。ロアケース9は、板金からなり、長手方向が矢印Kと平行な平面形状が矩形状に形成されている。ロアケース9は、平板状の底板部9aと、この底板部9aの縁から立設した内縁壁9bとを備えている。底板部9aは、床2上に重ねられる。内縁壁9bは、底板部9aの乗員室の内側に位置する縁から立設している。また、底板部9aと、内縁壁9bの長手方向は、前述した矢印Kと平行である。
アッパケース10は、厚手の板金からなり、長手方向が矢印Kと平行な平面形状が矩形状に形成されている。アッパケース10は、平板状の天井部10aと、この天井部10aの縁から立設した外縁壁10bとを備えている。天井部10aは、底板部9aと間隔をあけて、該底板部9aと平行に配される。外縁壁10bは、天井部10aの乗員室の外側に位置する縁から立設している。また、天井部10aと、外縁壁10bの長手方向は、前述した矢印Kと平行である。
アッパケース10とロアケース9は、外縁壁10bがロアケース9の底板部9aの乗員室の外側の縁に重なり、天井部10aが底板部9aと間隔をあけた状態で、互いに固定される。そして、アッパケース10とロアケース9は、図2に示すボルト12などにより前述した床2に固定される。こうして、ケース部5は、車体としての床2に取り付けられる。また、アッパケース10とロアケース9とが互いに固定されて床2に取り付けられると、アッパケース10の乗員室の内側に位置する内縁と、ロアケース9の内縁壁9bとが間隔をあける。
前述した構成のケース部5は、ロアケース9の底板部9aに直動装置14の後述するレール11の底板部11aが重ねられて、ロアケース9にレール11が取り付けられる。そして、アッパケース10の外縁壁10bがロアケース9の外縁に重ねられ、アッパケース10の天井部10aがロアケース9の底板部9aと間隔をあけて平行に配されて、アッパケース10とロアケース9とが互いに固定されて、床2に取り付けられる。このとき、アッパケース10とロアケース9とレール11の長手方向は、互いに平行であるとともに、前述した矢印Kと平行である。このため、矢印Kは、本明細書に記したレール11の長手方向をなしている。
また、ケース部5は、図2に示すように、ロアケース9とアッパケース10との間に前述したコルゲートチューブ4を収容している。ケース部5のロアケース9は、コルゲートチューブ4の床2寄りの一端部を固定している。
一対のモール7は、それぞれ、合成樹脂からなり板状に形成されている。一対のモール7は、長手方向が前述した矢印Kと平行な格好で、前述したケース部5に重ねられる。一対のモール7は、床2の表面と平行でかつ矢印Kに対し直交する方向に沿って互いに間隔をあけて配され、互いの間に前述したプロテクタ6の鉛直部30b,31bを位置付ける。
また、一対のモール7は、図3などに示すように、前述したケース部5に重ねられる平板状の本体部16と、この本体部16から立設しかつプロテクタ6の鉛直部30b,31bと接触する弾性変形自在な接触片17を一体に備えている。一対のモール7の接触片17は、プロテクタ6の鉛直部30b,31bと接触しない状態では、互いに接触して、アッパケース10の内縁とロアケース9の内縁壁9bとの間を覆って、この間に異物などが侵入することを防止する。
一対のモール7のうち図1ないし図3中左側に位置する一方のモール7(以下符号7aで示す)は、固定機構8によりアッパケース10に取り付けられる。図1ないし図3中右側に位置する他方のモール7(以下符号7bで示す)は、両面テープ18(図3に示す)などによりロアケース9の内縁壁9bに取り付けられる。このように、モール7a,7bは、本体部16が矢印Jに沿ってケース部5に重ねられて、該ケース部5に取り付けられる。なお、矢印Jは、床2などの表面に対し直交する方向で、図示例では鉛直方向に沿っている。このため、矢印Jは、勿論、矢印Kに対し直交している。
固定機構8は、図3などに示す固定部材19と、一方のモール7aに一体に設けられた固定部20とを備えている。
固定部材19は、図3に示すように、ケース部5のアッパケース10の表面に重ねられて、該アッパケース10に取り付けられる平板状の底板部21と、底板部21から立設した立設部22と、この立設部22の底板部21から離れた側の縁から底板部21則ち固定部材19の外方向に延びた延在部23とを備えている。
底板部21の平面形状は、矩形状に形成されている。底板部21の長手方向は、矢印Kと平行である。立設部22は、底板部21の幅方向(矢印Kに対し直交する方向)の両縁からアッパケース10の上方則ちモール7aに向かって立設している。延在部23は、各々の立設部22の前述した縁からアッパケース10則ちケース部5の表面に沿って、矢印Kに対し直交する方向でかつ固定部材19の外方向に延びている。
前述した構成の固定部材19は、底板部21の長手方向が矢印Kに沿い、かつ矢印Kに沿って互いに間隔をあけてアッパケース10則ちケース部5の表面に取り付けられる。また、固定部材19は、底板部21の長手方向が矢印Kに沿うことで、前述した矢印Jに対し直交する方向に直線状に延びている。
固定部20は、モール7aの本体部16から立設した一対の第2立設部26と、この第2立設部26のモール7aの本体部16から離れた側の縁から互いに近づく方向に延びた第2延在部27とを備えている。
一対の第2立設部26は、固定部材19の底板部21の幅方向(矢印Kに対し直交する方向)に沿って互いに間隔をあけて配されている。一対の第2立設部26は、互いに平行に配されている。一対の第2立設部26は、互いの間に固定部材19を位置付ける。第2立設部26は、モール7aの本体部16からアッパケース10則ちケース部5に向かって立設している。
第2延在部27は、第2立設部26の前述した縁からアッパケース10則ちケース部5の表面に沿って延びている。
前述した構成の固定部20は、前述した第2立設部26と第2延在部27とに亘って、前述した矢印Kに沿って直線状に延びている。則ち、固定部20は、前述した矢印Jに対し直交する方向に直線状に延びている。
前述した構成の固定機構8は、モール7aをアッパケース10則ちケース部5に対し、矢印Jに対し直交する矢印Kに沿ってスライドすることで、アッパケース10の矢印Kの一方の端に位置する固定部材19から他方の端に位置する固定部材19に向かって順に、延在部23とケース部5との間に第2延在部27を位置付け、第2延在部27とモール7aの本体部16との間に延在部23を位置付ける。そして、モール7aをアッパケース10則ちケース部5に固定する。
直動装置14は、図3に示すように、レール11と、スライダとしてのプロテクタ6とを備えている。
レール11は、板金からなり、平面形状が長手方向が矢印Kと平行な矩形状に形成されている。レール11は、平板状の底板部11aと、この底板部11aの幅方向(矢印Kに直交する方向)の両縁から立設した一対の鉤壁11bとを備えている。底板部11aは、ロアケース9の底板部9a上に重ねられ、このロアケース9の底板部9aに固定される。レール11は、ロアケース9を介して床2に取り付けられる。一対の鉤壁11bは、底板部11aの幅方向の両縁から互いに平行に直線状に立設した後、互いに近づく方向に底板部11aと平行に延びて、断面形状が鉤状に形成されている。レール11の長手方向としての矢印Kは、前述したアッパケース10とロアケース9との双方の長手方向と平行である。矢印Kは、シート3のスライド方向と平行である。
プロテクタ6は、図4及び図5に示すように、本体部32と、摺動部33と、連結部34と、離間阻止部35と、固定部36と、二組の一対の凸部16a,15bを備えている。本体部32は、摺動部33がレール11内に侵入すると、このレール11上に配される。本体部32は、プロテクタ本体30と、このプロテクタ本体30と取り付けられる蓋体31とを備えている。プロテクタ本体30と蓋体31との双方則ちプロテクタ6は、図3に示すように、正面からみてL字状に形成されている。
プロテクタ本体30は、絶縁性の合成樹脂からなり、図4及び図5に示すように、平行部30aと、平行部30aから折り曲がった鉛直部30bと、を一体に備えている。平行部30aは、ロアケース9とアッパケース10との双方と平行に配される平板状に形成されている。鉛直部30bは、平行部30aの端に連なっているとともに、平行部30aから一対のモール7a,7b間を通ってシート3に向かって延びて、レール部5よりシート3側に突出する。
プロテクタ本体30は、平行部30aと鉛直部30bとに亘って則ちその全長に亘って、略樋状に形成されている。
蓋体31は、絶縁性の合成樹脂からなり、図4及び図5に示すように、平行部31aと、平行部31aから折り曲がった鉛直部31bと、を一体に備えている。平行部31aは、ロアケース9とアッパケース10との双方と平行に配される平板状に形成されている。鉛直部31bは、平行部31aの端に連なっているとともに、平行部31aから一対のモール7a,7b間を通ってシート3に向かって延びて、レール部5よりシート3側に突出する。
蓋体31は、平行部31aと鉛直部31bとに亘って則ちその全長に亘って、略平板状に形成されている。
また、プロテクタ本体30と蓋体31とは、平行部30a,31a同士が互いに重なり、鉛直部30b,31b同士が互いに重なった状態で、互いに取り付けられる。このとき、蓋体31の平行部31aが、プロテクタ本体30の平行部30aより床2寄りに位置し、蓋体31の鉛直部31bが、プロテクタ本体30の鉛直部30bよりモール7b寄りに位置している。
また、蓋体31は、一対の側板33間を閉塞する状態で、プロテクタ本体30に取り付けられる。さらに、プロテクタ本体30と蓋体31とは、平行部30a,31aの鉛直部30b,31bから離れた側の端部間にコルゲートチューブ4のシート3寄りの他端部を挟んで、このコルゲートチューブ4のシート3寄りの他端部を固定している。
また、前述した平行部30a,31aは、プロテクタ本体30と蓋体31の一端部をなしている。鉛直部30b,31bは、プロテクタ本体30と蓋体31の他端部をなしている。
また、プロテクタ本体30と蓋体31とが互いに固定された状態で、前述した本体部30の平行部30a,30bの後述する連結部34が連なった箇所の厚みTa(図6に示す)は、本明細書に記したプロテクタ6の本体部32の厚みをなしている。
摺動部33は、図3ないし図6に示すように、厚手の平板状に形成されている。摺動部33は、その両表面が底板部11aの表面と平行な状態で、レール11内に侵入する。摺動部33は、レール11内に侵入すると、該レール11の長手方向に沿って移動自在にレール11に支持されている。摺動部33則ちプロテクタ6は、レール11の長手方向則ち矢印Kに沿って移動自在に設けられている。
連結部34は、一端が蓋体31の平行部31aに連なり、他端が摺動部33に連なって平板状に形成されている。連結部34の両表面は、前述した矢印Jと平行である。連結部34の厚みTb(図6に示す)は、平行部30a,30bの後述する連結部34が連なった箇所の厚みTaより薄い。
離間阻止部35は、プロテクタ本体30の鉛直部30bの平行部30aから離れた側の端部に設けられている。離間阻止部35は、図5などに示すように、一対の延在壁37を備えている。一対の延在壁37は、プロテクタ本体30の鉛直部30bの両縁に連なっているとともに、プロテクタ本体30の鉛直部30bの両縁から互いに近づく方向に延びている。離間阻止部35は、一対の延在壁37で蓋体31を押さえて、この蓋体31が底板32則ちプロテクタ本体30から離れることを防止する。
固定部36は、図5に示すように、プロテクタ本体30の平行部30aに設けられた係止爪38と、蓋体31の平行部31aに設けられた係止受け孔39と、を備えている。このため、固定部36は、プロテクタ本体30と蓋体31の平行部30a,31aに設けられている。
係止爪38は、プロテクタ本体30の平行部30aから蓋体31の平行部31aに向かって延在している。係止受け孔39は、蓋体31の平行部31aを貫通しており、係止爪38が係止する。固定部36は、係止爪38が係止受け孔39内に侵入して、該係止受け孔39に係止することで、プロテクタ本体30の平行部31aと蓋体31の平行部31aとを互いに固定する。
一対の凸部15a,15b同士は、図6に示すように、互いの間に摺動部33の連結部34を位置付けている。一対の凸部15a,15bのうち一方の凸部15aは、蓋体31の平行部31a則ちプロテクタ6からレール11の鉤壁11bの底板11aと平行な部分に向かって凸に形成されている(突出している)。凸部15aは、図4及び図5に示すように、矢印K則ちレール11の長手方向に沿って直線状に延びている。また、凸部15aの表面の矢印Kに直交(交差)する断面形状は、蓋体31の平行部31a則ちプロテクタ6からレール11の鉤壁11bの底板11aと平行な部分に向かって凸の曲面に形成されている。図示例では、凸部15aの表面の矢印Kに直交(交差)する断面形状は、円弧状に形成されている。
一対の凸部15a,15bのうち他方の凸部15bは、摺動部33の平板部33則ちプロテクタ6からレール11の鉤壁11bの底板11aと平行な部分に向かって凸に形成されている(突出している)。凸部15bは、図4及び図5に示すように、矢印K則ちレール11の長手方向に沿って直線状に延びている。また、凸部15bの表面の矢印Kに直交(交差)する断面形状は、蓋体31の平行部31a則ちプロテクタ6からレール11の鉤壁11bの底板11aと平行な部分に向かって凸の曲面に形成されている。図示例では、凸部15bの表面の矢印Kに直交(交差)する断面形状は、円弧状に形成されている。
一対の凸部15a,15bは、矢印Jに沿って、互いの間にレール11の鉤壁11bの底板11aと平行な部分を位置付けている(挟んでいる)。一対の凸部15a,15bは、レール11の鉤壁11bの底板11aと平行な部分と接触している。なお、矢印Jは、凸部15a,15bが突出する方向をなしている。
このように、一対の凸部15a,15bは、互いに間隔をあけて配されている。一対の凸部15a,15b間に、レール11を位置付けている。一対の凸部15a,15bは、それぞれ、プロテクタ6からレール11に向かって凸でかつレール11に接触するとともに、矢印Kに沿って直線状に延びている。
前述したように、凸部15a,15bがレール11に接触することで、レール11とプロテクタ6とが互いに接触している。
前述した構成のプロテクタ6は、プロテクタ本体30の平行部30aと蓋体31の平行部31aとの間に挟んだコルゲートチューブ4内の電線13を、プロテクタ本体30と蓋体31との間を通して、レール部5からシート3に導く。
前述した構成のプロテクタ6は、以下に示すように、組み立てられる。ます、平行部30a,31a同士を平行な状態とし、かつ鉛直部30b,31b同士を平行な状態として、蓋体31とプロテクタ本体30とを間隔をあけて位置付ける。そして、図5に示すように、平行部30a,31a間にコルゲートチューブ4の他端部を位置付けて、電線13をプロテクタ本体30内を通して、シート3側に導いておく。
その後、蓋体31の鉛直部31bを一対の延在壁37よりプロテクタ本体30の鉛直部30b側に位置付けて、蓋体31とプロテクタ本体30の鉛直部30bと一対の延在壁37の表面に沿って、平行部30a,31a同士が近づく方向に、蓋体31をプロテクタ本体30に近づく方向にスライドする。そして、蓋体31の鉛直部31bを一対の延在壁37よりプロテクタ本体30の鉛直部30b側に位置付けて、係止爪38を係止受け孔39に係止して、図4に示すように、プロテクタ6を組み立てる。
また、前述した構成のプロテクタ6とシート3には、図示しないひもなどが掛け渡されている。このため、プロテクタ6は、ケース部5の長手方向則ち矢印Kに沿って移動自在に設けられ、かつ前述したひもなどによりシート3から引っ張られることで、シート3と連動して、前述した矢印Kに沿って移動可能に設けられている。また、プロテクタ6は、チューブ固定部14にコルゲートチューブ4の他端部を固定し、かつプロテクタ本体30と蓋体31との間に電線13を収容することで、該電線13が取り付けられている。
また、前述した配索装置1のモール7aとアッパケース10則ちケース部5との間には、床2上に敷かれるマット28の端部が圧入される。そして、マット28の端部は、モール7aとアッパケース10とのうち少なくとも一方に固定される。
本実施形態によれば、プロテクタ6の本体部32の厚みTaより、本体部32と摺動部33とを連結する連結部34の厚みTbが薄い。このため、プロテクタ6の摺動部33とレール11との間に砂などの異物が侵入して、摺動部33がレール11に対し移動しなくなった際に、プロテクタ6の本体部32をレール11に沿って移動しようとすると、プロテクタ6の本体部32と摺動部33とを分離する応力が連結部34に集中する。このため、連結部34が、図7に示すように、破断する。
このため、レール11とプロテクタ6の摺動部33との間に砂などの異物が侵入しても、連結部34が破断するので、本体部32則ちプロテクタ6は、レール11の長手方向に沿って移動自在である。したがって、レール11とプロテクタ6との間に砂などの異物が侵入しても、本体部32則ちプロテクタ6がレール11に対し移動しなくなることを防止できる。
前述した図示例では、電線13を取り付けるプロテクタ6を備えた直動装置14を示している。しかしながら、本発明では、プロテクタ6以外のレール11の長手方向に沿って移動自在なスライダを備えた直動装置14に適用しても良い。
前述した実施形態では、前述した矢印Jに対し直交する矢印Kに沿って、ケース部5に対しモール7aをスライドすることで、モール7aをケース部5に固定している。しかしながら、本発明では、前述した矢印Jに対し直交しかつ矢印Kに対し交差する方向に沿って、ケース部5に対しモール7aをスライドすることで、モール7aをケース部5に固定するようにしても良い。
また、前述した実施形態では、一方のモール7aを固定機構8でケース部5に固定している。しかしながら、本発明では、他方のモール7bを固定機構8でケース部5に固定しても良い。要するに、本発明では、複数のモール7a,7bのうち少なくとも一つを前述した固定機構8でケース部5に固定すれば良い。
さらに、前述した実施形態では、車体としての床2と床2に対してスライド自在なスライド体としてのシート3とに亘って電線を配索している。しかしながら、本発明では、車体としてのボディパネルとこのボディパネルに対してスライド自在なドアとに亘って電線を配索しても良く、車体としてのルーフパネルとこのルーフパネルに対してスライド自在なサンルーフとに亘って電線を配索しても良い。要するに、本発明では、車体と車体に対してスライド自在なスライド体とに亘って電線を配索すれば良い。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態にかかるスライド配索装置の構成を示す斜視図である。 図1に示されたスライド配索装置の一部を分解して示す斜視図である。 図1中のIII−III線に沿う断面図である。 図1に示されたスライド配索装置の直動装置のプロテクタの斜視図である。 図4に示されたプロテクタの分解斜視図である。 図3に示されたスライド配索装置の直動装置の要部を拡大して示す断面図である。 図6に示された直動装置の連結部が破断した状態を拡大して示す断面図である。
符号の説明
1 スライド配索装置
2 床(車体)
3 シート(スライド体)
6 プロテクタ(スライダ)
11 レール
13 電線
14 直動装置
32 本体部
33 摺動部
34 連結部
Ta 本体部の厚み
Tb 連結部の厚み

Claims (3)

  1. 電線を自動車の車体と前記車体にスライド自在に設けられたスライド体とに亘って配索するスライド配索装置において、
    前記車体に取り付けられたレールと、前記スライド体と連動して前記レールの長手方向に沿って該レールに移動自在に支持されているとともに前記電線が取り付けられたスライダと、を備えた直動装置を備え、
    前記スライダは、前記レール上に配される本体部と、前記レール内に侵入して該レールの長手方向に移動自在に支持された摺動部と、前記本体部と前記摺動部とを連結する連結部とを備え、前記本体部の厚みより前記連結部の厚みが薄いとともに、
    前記本体部は、前記レール上に配される平行部と、この平行部の一方の端部から折り曲がった鉛直部と、前記平行部の他方の端部に設けられかつ前記電線が通されたコルゲートチューブが取り付けられる部分と、を備えたことを特徴とするスライド配索装置。
  2. 前記スライダは、互いに取り付けられるとともに、互いに取り付けられると互いの間に前記電線を収容するプロテクタ本体と、蓋体と、を備えたことを特徴とする請求項1記載のスライド配索装置。
  3. 前記プロテクタ本体と前記蓋体とは、それぞれ、前記レール上に配される平行部と、これらの平行部の一方の端部から折り曲がった鉛直部と、を有し、
    前記プロテクタ本体と前記蓋体とが取り付けられるとこれらの平行部の厚みが、前記本体部の平行部の厚みをなしていることを特徴とする請求項2記載のスライド配索装置。
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