JP5191794B2 - 収容体及び該収容体を有する電線配索装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ケースと該ケースの端部に装着されるキャップとを有する収容体、及び、前記収容体を有し、自動車の車体とこの車体にスライド自在に設けられたスライド体とに亘って電線を配索する電線配索装置に関するものである。
例えば、自動車には、乗員室の床に対してスライド自在なシートが設けられていることがある。また、前記シートには、例えば乗員が着座しているか否かを検出する着座センサ等の電子機器が取り付けられていることがある。このため、前述した自動車には、前記シートに取り付けられた電子機器と前記床側に固定された電子機器とを接続するために、前記床と前記シートとに亘って電線を配索する種々の電線配索装置が用いられてきた(例えば特許文献1を参照。)。
図7は従来の収容体が用いられた電線配索装置を示す斜視図である。図8は図7に示された従来の電線配索装置の分解図である。図9は図7中のE−E線に沿った断面図である。
図7ないし図9に示す従来の電線配索装置201は、ベース及び車体としての自動車の乗員室の床202と、この床202に矢印K2に沿ってスライド自在に設けられたスライド体としてのシート203とに亘って電線250を配索する装置である。この電線配索装置201は、床202側に取り付けられた電子機器とシート203に取り付けられた電子機器とを接続した前記電線250と、収容体としてのケース205と、このケース205内に設けられたレール211上をシート203に連動して移動する第1プロテクタ206と、第2プロテクタ230と、を有している。
上記ケース205は、図9に示すように、厚手の板金で構成されたロアケース209及びアッパケース210が互いに重ねられて筒状に設けられている。このケース205は、ロアケース209の底壁209aが床202に当接した状態で、ボルト212等により床202に取り付けられている。また、ケース205には、第1プロテクタ206をケース205内からケース205の外部に導くための、矢印K2に沿って延びたスリット225が設けられている。このスリット225は、アッパケース210の幅方向(矢印K2と直交する方向である。)に沿った内縁210fと、ロアケース209の幅方向(矢印K2と直交する方向である。)に沿った内縁壁209bとが互いに間隔をあけることにより設けられている。また、このスリット225には、異物の侵入を防止するためのモール207が取り付けられている。
上記電線250は、シート203寄りの端部が、第1プロテクタ206に保持され、かつ、ケース205内からスリット225を通されてケース205の外部、即ちシート203側、に導かれている。また、電線250は、床202側の端部が、ケース205の一端部からケース205の外部に導出されている。
また、図8中の符号204は、電線250を保護するコルゲートチューブである。また、符号208は、モール207をケース205に取り付けるためのモールブラケットである。また、前記第2プロテクタ230は、シート203に取り付けられ、かつ、前述した第1プロテクタ206と紐により連結されている。
特開2006−35961号公報
前述した電線配索装置201のケース205即ち収容体は、シート203の下部に設けられており、また、図9に示すようにマット228の下に隠れていることから、前記自動車の乗員に、床202に向かって矢印F2方向に踏み付けられることがあった。このようにケース205が踏み付けられると、該ケース205が変形したり破損したりする恐れがあった。特に、該ケース205のアッパケース210の内縁210fは、前述したようにロアケース209の内縁壁209bと間隔をあけていることから、ケース205が踏み付けられると、図9中の矢印G2で示す方向、即ち底壁209aに近付く方向、に変形し易い箇所であった。このため、電線配索装置201においては、踏み付けられた際のケース205の変形や破損を防止するために、ケース205の板厚を分厚くしたり、アッパケース210に、凹部243と凸部242とが矢印K2に沿って交互に配置されたビード形状を設けたり、ケース205の複数箇所を床202にボルト締めするなどして、該ケース205の剛性の向上を図っていた。
しかしながら、前述したようにケース205の板厚を分厚くすると、このケース205が重量化するという問題、また、材料費が多くかかるという問題があった。また、前述したビード形状は、アッパケース210の幅方向に沿ってそれぞれ直線状に延びた凹部243と凸部242とがアッパケース210の長手方向、即ち矢印K2、に沿って交互に配置されて設けられたものであることから、前記アッパケース210は、その断面形状が長手方向にも幅方向にも一定ではなく、そのために、該アッパケース210は生産性の高いロール成形や押出成形等によって製造することができず、生産コストが高いプレス成形によって製造せざるを得ないという問題があった。このことから、ケース205のコストが高くなってしまうという問題があった。さらに、前述したようにケース205のボルト締め箇所を多くすると、該ケース205の設計自由度が制限されてしまうという問題、また、ボルト212の締め付け工数が増加するという問題があった。
さらに、ケース205が取り付けられる床202の表面には、車種によってそれぞれ形状の異なる凹凸がある場合があるが、前記ケース205の底壁209aを前記凹凸に合わせて設計すると、このケース205の設計自由度が低くなってしまう上に、このケース205を異なる車種間で共用化することも難しくなるという問題があった。
また、上述した問題は、前記ケース205即ち収容体が電線配索装置201以外のものに用いられる場合にも同様に生じる問題である。
したがって、本発明は、剛性が高くコストの低い収容体、及び、該収容体を有する電線配索装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、筒状のケースと、前記ケースの端部に装着されるキャップと、を有し、ベースに取り付けられる収容体において、前記ケースが、前記ベースとの間に間隔をあけて配される底壁と、該底壁に相対した天井壁とを有し、前記キャップが、前記天井壁の前記底壁側の内表面に当接する天井壁当接部と、前記ベースに当接するベース当接部と、前記ケースの前記底壁側の表面に重ねられる連設部と、を有していることを特徴とする収容体である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記天井壁に、他の箇所より前記底壁から離れる側に向かって突出し、かつ、前記ケースの一端部から他端部に亘って直線状に延びた突出部が設けられていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、自動車の車体と該車体にスライド自在に設けられたスライド体とに亘って配索された電線と、前記車体に取り付けられ、前記電線の中間部を収容した請求項1または請求項2に記載の収容体と、前記収容体の前記ケースに設けられたレールと、前記電線を保持した状態で前記レール上を前記スライド体に連動して移動するスライダと、を有し、前記ベースが前記車体であることを特徴とする電線配索装置である。
請求項1に記載された発明によれば、ケースが、ベースとの間に間隔をあけて配される底壁と、該底壁に相対した天井壁とを有し、キャップが、前記天井壁の前記底壁側の内表面に当接する天井壁当接部と、前記ベースに当接するベース当接部と、前記ケースの前記底壁側の表面に重ねられる連設部と、を有しているので、前記ケースが踏み付けられるなどして該ケースに天井壁から底壁に向かって荷重が加えられた際に、前記キャップが支えとなって前記荷重が底壁にかかることなくキャップを介してベースに伝わり、そのために、前記ケースに生じる応力が小さくなる。よって、このケースの剛性を、従来の底壁がベースに当接する構造のケースに要求される剛性よりも低くすることが可能になるので、前記ケースの板厚を薄くできることで前記ケースの軽量化及び材料費の削減が可能になるとともに、生産コストの高いプレス成形を伴う従来のビード形状を省くことも可能になる。即ち、このケースを、プレス成形以外の製造方法、即ち生産性の高いロール成形や押出成形などにより製造することができる。また、前記ケースが前記荷重により変形することを防止するためのボルト締め付け箇所を従来のケースよりも少なくすることができるので、該ケースの設計自由度が制限されず、ボルトの締め付け工数も少なくすることができる。その結果、剛性が高くコストの低い収容体を提供することができる。
請求項2に記載された発明によれば、前記天井壁に、他の箇所より前記底壁から離れる側に向かって突出し、かつ、前記ケースの一端部から他端部に亘って直線状に延びた突出部が設けられているので、この収容体の剛性をさらに向上させることができるとともに、前記ケースを、プレス成形以外の製造方法、即ち生産性の高いロール成形や押出成形などにより製造することができる。その結果、さらに剛性が高くコストの低い収容体を提供することができる。
請求項3に記載された発明によれば、ベースとしての自動車の車体と該車体にスライド自在に設けられたスライド体とに亘って配索された電線と、前記車体に取り付けられ、前記電線の中間部を収容した請求項1または請求項2に記載の収容体と、前記収容体の前記ケースに設けられたレールと、前記電線を保持した状態で前記レール上を前記スライド体に連動して移動するスライダと、を有しているので、前記ケースが自動車の乗員に踏み付けられるなどして該ケースに天井壁から底壁に向かって荷重が加えられた際に、前記キャップが支えとなって前記荷重が底壁にかかることなくキャップを介して車体に伝わり、そのために、前記ケースに生じる応力が小さくなる。よって、このケースの剛性を、従来の底壁が車体に当接する構造のケースに要求される剛性よりも低くすることが可能になるので、前記ケースの板厚を薄くできることで前記ケースの軽量化及び材料費の削減が可能になるとともに、生産コストの高いプレス成形を伴う従来のビード形状を省くことも可能になる。即ち、このケースを、プレス成形以外の製造方法、即ち生産性の高いロール成形や押出成形などにより製造することができる。また、前記ケースが前記荷重により変形することを防止するためのボルト締め付け箇所を従来のケースよりも少なくすることができるので、該ケースの設計自由度が制限されず、ボルトの締め付け工数も少なくすることができる。その結果、剛性が高くコストの低い収容体を有する電線配索装置を提供することができる。さらに、ケースが取り付けられる車体の表面に、車種によってそれぞれ形状の異なる凹凸がある場合でも、前記ケースは車体との間に間隔をあけて配されるので、該ケースの底壁を前記凹凸に合わせて設計する必要がなく、キャップのベース当接部のみを前記凹凸に合わせて設計すれば良いので、前記ケースを異なる車種間で共用化することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態に係る収容体、及び、該収容体を有する電線配索装置を図1ないし図6を用いて説明する。図1は本発明の一実施形態に係る収容体が用いられた電線配索装置を示す斜視図である。図2は図1に示された電線配索装置の分解図である。図3は図1に示された電線配索装置のアッパケースを外した状態を示す平面図である。図4は図1中のA−A線に沿った断面図である。図5は図1に示された収容体の平面図である。図6は図5に示された収容体の分解図である。
本発明の収容体100は、例えば、図1ないし図6に示すように、ベース及び車体としての自動車の乗員室の床2と、この床2に矢印Kに沿ってスライド自在に設けられたスライド体としてのシート3とに亘って電線50を配索する電線配索装置1に用いられる。また、矢印Kは、前記自動車の前後方向に沿った直線状をなしている。
上記シート3には、シート3に乗員が着座しているか否かを検出する着座センサや、シート3に着座した乗員がシートベルトをしているか否かを検出するシートベルトセンサなどの電子機器が取り付けられている。
上記電線配索装置1は、複数の電線50と、複数の電線50の中間部を収容した収容体100と、前記収容体100を構成するケース5の長手方向の一端部5a及び他端部5bにそれぞれ取り付けられて、収容体100を床2に固定する一対のブラケット65,75と、ケース5内に設けられた電線規制部材90と、ケース5内に設けられたレール11と、ケース5に取り付けられた複数のモールブラケット8と、ケース5に取り付けられた一対のモール7a,7bと、レール11上をシート3に連動して移動するスライダとしての第1プロテクタ6と、第2プロテクタ30と、を有している。
上記複数の電線50は、それぞれ、導電性の芯線と、絶縁性の被覆部とを有した所謂被覆電線である。これら複数の電線50は、シート3に取り付けられた前記電子機器と、床2側に取り付けられたECU(Electronic Control Unit)などの電子機器とを接続している。また、これら複数の電線50は、互いに束ねられてコルゲートチューブ4(図3を参照。)内に通されている。コルゲートチューブ4は、ポリプロピレンなどの合成樹脂で蛇腹状の筒状に設けられており、内側に複数の電線50を通すことで、これら電線50を保護している。
上記収容体100は、図1及び図2に示すように、長手方向の一端部5aから電線50を導出させる筒状のケース5と、このケース5の一端部5aに取り付けられたキャップ60と、このケースの他端部5bに取り付けられたキャップ70と、を有している。また、前記ケース5は、ロアケース9と、このロアケース9に重ねられた状態でボルト12等によりロアケース9と固定される「天井壁」としてのアッパケース10と、を有している。
上記ロアケース9は、板金で構成され、長手方向が矢印Kと平行な平面形状が矩形状に設けられている。即ち、ロアケース9の幅方向は、前記自動車の幅方向H(図6を参照。)と平行である。このロアケース9は、図4及び図5に示すように、床2と隙間をあけてこの床2上に配置される平板状の底壁9aと、この底壁9aの乗員室の内側(図4における右側に相当する。)に位置する縁から立設し、レール11及びアッパケース10の後述の内縁10fとの間にスリット25を構成する内縁壁9bと、底壁9aの乗員室の外側(図4における左側に相当する。)に位置する縁から立設した第2外縁壁9eと、この第2外縁壁9eの底壁9aから離れた上端に連なり、乗員室の外側に向かって平板状に延びた外縁9cと、底壁9aの乗員室の内側寄りの部分に設けられ、後述するレール11の底板部11aが重ねられて該レール11が取り付けられるレール取付部9dと、を有している。また、底壁9aと、内縁壁9bと、第2外縁壁9eと、外縁9cと、レール取付部9dの長手方向は、前述した矢印Kと平行である。
上記スリット25は、ケース5の内外を連通した隙間であり、ケース5及びレール11の長手方向則ち矢印Kに沿って直線状に延びている。スリット25は、第1プロテクタ6の後述の電線収容部15をケース5内からケース5の外部則ちシート3に向かって導くための隙間である。
上記第2外縁壁9eは、底壁9aから離れるにしたがって徐々にシート3に近付く方向に曲げられた曲面状に設けられている。上記外縁9cは、その面方向が底壁9aの面方向と平行に設けられており、後述するアッパケースの外縁10cと重ねられる。上記レール取付部9dは、底壁9aの他の箇所よりシート3に向かって突出しており、レール11及びロアケース9の長手方向に沿って直線状に延びている。また、レール取付部9dの表面は、平坦に設けられている。
さらに、上記底壁9aには、図2に示すように、当該底壁9aを貫通した平面形状が円形の貫通穴9fが、底壁9aの長手方向に沿って互いに間隔をあけて複数設けられている。これら複数の貫通穴9fには、後述する電線規制部材90の各円柱部92が通される。
上記アッパケース10は、板金で構成され、長手方向が矢印Kと平行な平面形状が矩形状に設けられている。即ち、アッパケース10の幅方向は、前記自動車の幅方向と平行である。このアッパケース10は、ロアケース9と固定された状態で、上記底壁9aと間隔をあけて該底壁9aと平行に配置される。即ち底壁9aと相対する。このアッパケース10は、平板状の平板壁10aと、この平板壁10aの乗員室側に位置する縁から立設した立設壁10eと、この立設壁10eの平板壁10aから離れた上端に連なり、乗員室の内側に向かって平板状に延びた上壁10bと、平板壁10aの乗員室の外側に位置し、上記外縁9cと重なる外縁10cと、上壁10bに設けられ、後述するモールブラケット8が重ねられて該モールブラケット8が取り付けられるモール取付部10dと、を有している。また、平板壁10aと、立設壁10eと、上壁10bと、外縁10cと、モール取付部10dの長手方向は、前述した矢印Kと平行である。
上記平板壁10aは、ロアケースの底壁9aのうち貫通穴9fが設けられた部分と相対する位置に配置されている。上記立設壁10eは、ケース5の幅方向の略中央部に配置されている。また、立設壁10eの前記上端は、ロアケース9の内縁壁9bの上端と高さが等しい。また、前記「高さ」とは、床2からシート3に向かう方向T(図6を参照。)に沿った位置を意味する。また、上記上壁10bの乗員室の内側の内縁10fは、ロアケース9の内縁壁9bと間隔をあける。上記外縁10cは、平板状に設けられ、その面方向が平板壁10aの面方向と平行に設けられている。上記モール取付部10dは、上壁10bの他の箇所よりシート3に向かって突出しており、アッパケース10の長手方向に沿って直線状に延びている。即ち、モール取付部10dは、アッパケース10の他の箇所より底壁9aから離れる側に向かって突出している。また、モール取付部10dは、ケース5の一端部5aから他端部5bに亘って、即ちアッパケース10の全長に亘って設けられている。また、モール取付部10dの表面は、平坦に設けられている。このようなモール取付部10dは、特許請求の範囲に記載した「突出部」をなしている。
前述したアッパケース10とロアケース9とは、互いに重ねられた外縁9cと外縁10cとがボルト12等によって固定されることにより互いに組み付けられて、筒状のケース5を構成する。また、このケース5は、図1に示すように、長手方向の両端部5a,5bにそれぞれ取り付けられた一対のブラケット65,75が、ボルト12等により床2に固定されることで、底壁9aが床2との間に間隔をあけた状態でこの床2に取り付けられる。また、ロアケース9とアッパケース10とが組み付けられた状態において、ロアケース9とアッパケース10とレール11の長手方向は、互いに平行であるとともに、前述した矢印Kと平行である。
さらに、前述したアッパケース10とロアケース9とは、それぞれ、周知のロール成形や押出成形などによって、シート3のスライド方向、即ち矢印K、に沿って断面形状が一定の長尺構造物が設けられ、この長尺構造物が所定の長さに切断され、かつ、ボルト12を通すための穴等が打ち抜かれるなどして設けられている。また、前記ロール成形とは、帯板状の板金が、連続的に配列された複数対の成形ロール間を順次通過されることで該成形ロールの表面形状に沿って変形されて、円筒状や角筒状などの様々な形状に加工される加工方法を言う。また、アッパケース10を前記ロール成形や押出成形により製造できるのは、前述したモール取付部10dが、矢印K即ちアッパケース10の長手方向に沿って直線状に延びた、断面形状が一定の形状であることによる。
また、本明細書においては、ケース5の内側の空間のうちレール取付部9dよりスリット25側を電線移動空間40と呼び、レール取付部9dよりスリット25から離れた側を電線収容空間41と呼ぶ。前述したケース5は、電線移動空間40内で電線50が第1プロテクタ6と一体に、シート3と連動して移動することを許容し、電線収容空間41内にコルゲートチューブ4で覆われた電線50を収容する。
上記キャップ60は、合成樹脂で構成され、図6に示すように、先端部61cがケース5の一端部5aに位置する開口部101に嵌まり、かつ、後端部61bが開口部101の外側、即ち一端部5aの矢印Kに沿った外側、に位置付けられる嵌入部61と、この嵌入部61の後端部61bにヒンジを介して連結され、先端部61cとの間にロアケース9を挟む板部64と、嵌入部61に連なり、ロアケース9の外縁9cの底壁9a側の表面に重ねられて前記外縁9cに取り付けられる連設部60cと、を有している。
上記嵌入部61は、上面61aと、該上面61aに相対する位置に設けられ、ケース5が床2に固定された状態で床2上に位置付けられて該床2に当接する底面61dと、を有している。また、前記上面61aのうち、先端部61cが開口部101に嵌まった状態においてアッパケース10の底壁9a側の内表面に当接する部分を、「天井壁当接部」と呼び、符号164を付す。また、前記上面61aのうち、先端部61cが開口部101に嵌まった状態において開口部101の外側に位置付けられ、かつブラケット65と当接する部分を、「ブラケット当接部」と呼び、符号165を付す。
また、キャップ60の嵌入部61には、上面61aから底面61d側、即ち床2側、に凹に形成され、先端部61cから後端部61bに亘って延びた溝62が設けられている。この溝62は、内側に電線50を収容したコルゲートチューブ4を位置付けて、ケース5内に収容されたコルゲートチューブ4即ち電線50をケース5外に導出させる。また、ケース5外に導出された電線50は、前述した床2側に取り付けられたECUなどの電子機器に接続されている。
上記板部64は、先端部61c側の縁部から上面61aに向かって板状に立設した一対のロック爪64a,64bを有している。これら一対のロック爪64a,64bは、矢印Kに直交する幅方向Hに沿って互いに間隔をあけて配置されている。これら一対のロック爪64a,64bは、それぞれ、ロアケース9の底壁9aに互いに間隔をあけて設けられた一対の取付孔9g(図6に1つのみ示す。)内を通された状態で、先端部61cに互いに間隔をあけて設けられた一対のロック受け部60a,60bに係合する。また、板部64は、ケース5が床2に固定された状態で、上面61aから離れた側に位置する底面64cが床2上に位置付けられて該床2に当接する。
上記連設部60cは、ロアケース9の外縁9cに重ねられる上面160と、この上面160から幅方向Hに沿って互いに間隔をあけて板状に突出した一対の板状部161と、これら一対の板状部161の上面160から離れた側の端部同士を連結した連結部162と、によって角筒状に設けられた囲い部60dを有している。この囲い部60dは、キャップ60が一端部5aに取り付けられると、その内側にロアケース9の取付片109を受け入れ、かつ、その内表面が取付片109の外表面に密に接触することで外縁9cに取り付けられる。前記取付片109は、外縁9cの矢印Kに沿った端部(図6中の二点鎖線で示す部分である。)9jから矢印Kに沿ってロアケース9の外側に板状に延びた部分を指す。また、外縁9cに取り付けられた囲い部60dは、アッパケース10の外縁10cの切り欠き部110内に位置付けられる。前記切り欠き部110は、外縁10cの乗員室の外側に位置する縁部10jから内縁10fに向かって当該外縁9cの一部が切り欠かれて設けられた部分を指す。また、連設部60cは、ケース5が床2に固定された状態で、上面160から離れた側に位置する底面163が床2上に位置付けられて該床2に当接する。
前述した底面61d、底面64c、底面163は、特許請求の範囲に記載した「ベース当接部」をなしている。
上記キャップ70は、合成樹脂で構成され、前述した溝62が設けられていないこと以外は前述したキャップ60と同一の構成となっている。
前述した収容体100は、キャップ60,70がケース5の端部5a,5bにそれぞれ装着されることで異物がケース5内に侵入することを防止する。
また、前述した収容体100は、シート3の下部に設けられており、また、マット28の下に隠れていることから、前記自動車の乗員に、図4の矢印F方向に踏み付けられる可能性がある。
この点において、本発明では、ケース5が、前述した一対のキャップ60,70により底壁9aが床2との間に間隔をあけた状態で床2に取り付けられているので、矢印F方向に沿ってアッパケース10に荷重が加えられた際に、一対のキャップ60,70が支えとなって前記荷重が底壁9aにかかることなく一対のキャップ60,70を介して床2に伝わり、そのために、ケース5に生じる応力が小さくなる。また、一対のキャップ60,70が支えとなってアッパケース10が図4中の矢印Gで示す方向、即ち底壁9aに近付く方向、に変形することを防止する。
よって、ケース5の剛性を、従来の底壁209aが床202に当接する構造のケース(図7ないし図9に示す従来のケース205を参照。)に要求される剛性よりも低くすることが可能になるので、ケース5の板厚を薄くできることでケース5の軽量化及び材料費の削減が可能になるとともに、生産コストの高いプレス成形を伴う従来のビード形状(図7ないし図9に示す従来のケース205を参照。)を省くことも可能になる。即ち、このケース5を、プレス成形以外の製造方法、即ち生産性の高いロール成形や押出成形などにより製造することができる。即ち、本発明のケース5においては、ロアケース9やアッパケース10に、プレス成形を伴う従来のビード形状を施さずとも、前述した生産性の高いロール成形や押出成形などによって製造されたロアケース9とアッパケース10と、一対のキャップ60,70とを用いて十分な剛性を確保することができる。また、ケース5が前記荷重により変形することを防止するためのボルト締め付け箇所を従来のケースよりも少なくすることができるので、該ケース5の設計自由度が制限されず、ボルト12の締め付け工数も少なくすることができる。さらに、図4及び図5に示すように、ケース5が取り付けられる床2の表面に、凸部2aのような車種によってそれぞれ形状の異なる凹凸がある場合でも、ケース5の底壁209aは床2との間に間隔をあけて配されるので、該ケース5の底壁209aを前記凹凸に合わせて設計する必要がなく、キャップ60,70の底面61d、底面64c、底面163のみを前記凹凸に合わせて設計すれば良いので、このケース5を異なる車種間で共用化することが可能となる。その結果、剛性が高く、コストが低く、軽量であり、設計自由度が高くて複雑な表面形状の床にも配置することができ、さらにケース5を異なる車種間で共用化することが可能な収容体100、及び、電線配索装置1を提供することができる。
また、本発明では、アッパケース10に他の箇所より底壁9aから離れる側に向かって突出し、かつ、ケース5の一端部5aから他端部5bに亘って直線状に延びたモール取付部10dが設けられているので、この収容体100の剛性をさらに向上させることができる。また、このモール取付部10dは、矢印K即ちアッパケース10の長手方向に沿って断面形状が一定の形状であるので、前述したロール成形や押出成形などにより容易に形成することができる。即ち、アッパケース10を、プレス成形以外の製造方法、即ち生産性の高いロール成形や押出成形などにより製造することができる。
また、本発明のケース5は、スリット25が設けられていることから、アッパケース10の内縁10fがロアケース9の内縁壁9b及び底壁9aと間隔をあけているが、アッパケース10の両端部が一対のキャップ60,70によって支えられていることと、内縁10fの近傍にアッパケース10の剛性を向上させるモール取付部10dが設けられていることにより、ケース5が図4の矢印F方向に踏み付けられた場合でも、この内縁10f近傍が図4中の矢印Gで示す方向、即ち底壁9aに近付く方向、に変形することを防止できる。
上記一対のブラケット65,75は、板金にプレス加工が施されて得られるものであり、図3に示すように、アッパケース10の底壁9a側の内表面に、溶接等により取り付けられる一端部66,76と、ボルト12等により床2に取り付けられる他端部68,78と、前記一端部66,76と前記他端部68,78との間に位置する中間部67,77と、をそれぞれ有している。また、前記中間部67,77は、前述したキャップ60,70のブラケット当接部165に重ねられる。なお、これらブラケット65,75は、図3中に示されているが、実際には、一端部66,76が予めアッパケース10に取り付けられている。
上記電線規制部材90は、図3に示すように、ケース5の一端部5aから該ケース5の長手方向の中央に亘って設けられている。電線規制部材90は、合成樹脂等で構成され、長手方向が矢印Kと平行な四角柱状の角柱部91と、この角柱部91の底面91aから円柱状に突出した複数の円柱部92と、角柱部91の側面91bに設けられ、コルゲートチューブ4の外周に巻き付いて該コルゲートチューブ4を固定する複数の電線固定部93と、を有している。前記角柱部91の高さ方向の寸法は、ケース5の底壁9aから上壁10aまでの距離と等しい。また、前記「高さ方向の寸法」とは、角柱部91を構成する面のうち、円柱部92が突出した底面91aからこの底面91aに相対する上面91cまでの寸法を意味する。前記複数の円柱部92は、角柱部91の長手方向に沿って互いに間隔をあけて設けられている。これら円柱部92の直径は、貫通穴9fの直径よりもわずかに小さい。
前述した電線規制部材90は、図4及び図5に示すように、角柱部91の底面91aがロアケース9の底壁9aに当接し、各円柱部92が各貫通穴9fからケース5外に突出した状態でボルト12等によりロアケース9に固定され、このロアケース9の底壁9aとアッパケース10の平板壁10aとの間に配置される。このように電線規制部材90がケース5に組み付けられ、さらにケース5が床に取り付けられた状態において、角柱部91の上面91cが平板壁10aに当接し、角柱部91の底面91aが底壁9aに当接し、円柱部92が貫通穴9fからケース5外に突出して該円柱部92の下面92aが床2に当接する。このような電線規制部材90は、ケース5内で電線50の配索形体を規制するとともに、収容体100が自動車の乗員に踏み付けられた際に、前述した一対のキャップ60,70と共に支えとなって、荷重が底壁9aにかかることを防止する。即ち、電線規制部材90は、ケース5の剛性を補強する。
さらに、前述した電線規制部材90により、電線収容空間41は、電線移動空間40寄りの第1空間46と、電線移動空間40から離れた第2空間47とに区画されている。これら第1空間46と第2空間47とは、ケース5の他端部5bで互いに連なっている。前記第2空間47には、コルゲートチューブ4及び電線50の床2寄りの部分が収容される。また、前記第1空間46には、前記第2空間47からケース5の他端部5b内を通されたコルゲートチューブ4及び電線50のシート3寄りの部分が収容される。
上記レール11は、板金で構成され、ロアケース9と別体で設けられている。このレール11は、図4に示すように、平面形状が長手方向が矢印Kと平行な矩形状に形成されている。また、レール11は、平板状の底板部11aと、この底板部11aの幅方向(矢印Kに直交する方向)の両縁から立設した一対の鉤壁11bとを有している。前記底板部11aは、レール取付部9dの平坦な表面上に重ねられ、溶接などによりこのレール取付部9dに固定されている。前記一対の鉤壁11bは、底板部11aの幅方向の両縁から互いに平行に直線状に立設した後、互いに近付く方向に底板部11aと平行に延びて、断面形状が鉤状に形成されている。
前述したレール11は、図4に示すように、前記スリット25と、レール11の幅方向に沿って位置ずれした位置に配されている。また、レール11及びレール取付部9dは、ケース5の内側の空間をスリット25寄りの電線移動空間40と、スリット25から離れた側の電線収容空間41とに仕切っている。さらに、レール11と、このレール11に相対するアッパケース10の上壁10bの内表面との間隔Dは、コルゲートチューブ4の外径Rより狭い。
上記複数のモールブラケット8は、それぞれ、平板状に設けられている。これら複数のモールブラケット8は、モール取付部10dの長手方向に沿って互いに間隔をあけて、モール取付部10dの表面に取り付けられている。また、モールブラケット8は、矢印Kと直交する方向の幅がモール取付部10dの幅よりも大きく設けられており、その両端部がモール取付部10dの両端部よりも外側に配置されている。このようなモールブラケット8は、モール7aの後述の固定部20を取り付ける。
上記一対のモール7a,7bは、それぞれ、合成樹脂で板状に構成されており、長手方向が矢印Kと平行になる向きでケース5に取り付けられている。また、これら一対のモール7a,7bは、床2の表面と平行でかつ矢印Kに対し直交する方向に沿って互いに間隔をあけて配置され、互いの間にスリット25を位置付ける。このスリット25は、第1プロテクタ6の後述する電線収容部15が通される。即ち、一対のモール7a,7bは、互いの間に電線収容部15を位置付ける。
また、上記一対のモール7a,7bは、図4に示すように、ケース5に重ねられる平板状の本体部16と、この本体部16から立設しかつ第1プロテクタ6の電線収容部15と接触する弾性変形自在な接触片17と、を一体に有している。これら一対のモール7a,7bの接触片17は、アッパケース10の内縁10fとロアケース9の内縁壁9bとの間、即ちスリット25、を覆って、この間に異物などが侵入することを防止する。
また、上記一対のモール7a,7bのうち乗員室の外側に位置する一方のモール7aは、さらに、前述したモールブラケット8に取り付けられる固定部20を有している。この固定部20は、本体部16から立設した一対の立設部26と、この立設部26の本体部16から離れた側の縁から互いに近付く方向に延びた一対の延在部27とを有している。
上記一対の立設部26は、モールブラケット8の幅方向(矢印Kに対し直交する方向)に沿って互いに間隔をあけて配され、本体部16からアッパケース10に向かって互いに平行に立設している。これら一対の立設部26は、互いの間に、モール取付部10dとモールブラケット8とを位置付ける。上記一対の延在部27は、立設部26の前述した縁からアッパケース10の上壁10bの表面に沿って延びている。また、前述した立設部26と延在部27とは、矢印Kに沿って直線状に延びている。
前述したモール7aは、図2中の一点鎖線で示すように、アッパケース10に対し、矢印Kに沿ってスライドされることで、アッパケース10の矢印Kの一方の端に位置するモールブラケット8から他方の端に位置するモールブラケット8に向かって順に、当該モールブラケット8の両端部とアッパケース10との間に延在部27が位置付けられ、かつ、延在部27と本体部16との間に当該モールブラケット8の両端部を位置付ける。このようにしてモール7aがアッパケース10則ちケース5に取り付けられる。また、他方のモール7bは、両面テープなどによりロアケース9の内縁壁9bに取り付けられる。
上記第1プロテクタ6は、合成樹脂で構成されており、図1及び図4に示すように、スライド部13と、チューブ固定部14と、電線収容部15とを有している。前記スライド部13は、電線収容部15から下方に突出しており、レール11内に収容されて該レール11の長手方向に沿ってスライド自在にレール11に支持されている。即ち、第1プロテクタ6は、レール11の長手方向に沿ってスライド自在に設けられている。前記チューブ固定部14は、コルゲートチューブ4の端部を固定している。前記電線収容部15は、筒状に設けられており、一端が前記チューブ固定部14に連なっている。また、電線収容部15は、スライド部13がレール11にスライド自在に支持されると、他端が前述したスリット25を通ってケース5よりシート3側に突出する。この電線収容部15は、コルゲートチューブ4の端部から導出された電線50を内側に通して、該電線50をケース5からシート3に導く。また、電線収容部15には、電線50を固定する電線固定部15aが設けられている。
上記第2プロテクタ30は、合成樹脂で構成されており、図1及び図4に示すように、電線収容部15から渡された電線50を内側に位置付ける第2電線収容部31と、シート3に取り付けられるフランジ部32と、を有している。前記第2電線収容部31には、電線50を固定する電線固定部31aが設けられている。
また、前述した第1プロテクタ6と第2プロテクタ30のフランジ部32とには、紐19が掛け渡されている。このため、第1プロテクタ6は、レール11の長手方向則ち矢印Kに沿って移動自在に設けられ、かつ、前記紐19により第2プロテクタ即ちシート3から引っ張られることで、シート3と連動して矢印Kに沿って移動可能に設けられている。
また、前述した電線配索装置1のモール7aとアッパケース10則ちケース5との間には、床2上に敷かれるマット28の端部が圧入される。そして、マット28の端部は、モール7aとアッパケース10とのうち少なくとも一方に固定される。
また、前述した実施形態では、ケース5がロアケース9とアッパケース10との2部材で構成されていたが、本発明では、ケースが1部材で構成されていても良い。
また、前述した実施形態では、収容体100が一対のキャップ60,70を有していたが、本発明では、収容体が少なくとも1つのキャップを有していれば良い。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態に係る収容体が用いられた電線配索装置を示す斜視図である。 図1に示された電線配索装置の分解図である。 図1に示された電線配索装置のアッパケースを外した状態を示す平面図である。 図1中のA−A線に沿った断面図である。 図1に示された収容体の平面図である。 図5に示された収容体の分解図である。 従来の収容体が用いられた電線配索装置を示す斜視図である。 図7に示された従来の電線配索装置の分解図である。 図7中のE−E線に沿った断面図である。
符号の説明
1 電線配索装置
2 床(ベース、車体)
3 シート(スライド体)
5 ケース
5a 一端部(端部)
5b 他端部(端部)
6 第1プロテクタ(スライダ)
9a 底壁
10 アッパケース(天井壁)
10d モール取付部(突出部)
11 レール
50 電線
60,70 キャップ
100 収容体
164 天井壁当接部
61d,64c,163 底面(ベース当接部)

Claims (3)

  1. 筒状のケースと、前記ケースの端部に装着されるキャップと、を有し、ベースに取り付けられる収容体において、
    前記ケースが、前記ベースとの間に間隔をあけて配される底壁と、該底壁に相対した天井壁とを有し、
    前記キャップが、前記天井壁の前記底壁側の内表面に当接する天井壁当接部と、前記ベースに当接するベース当接部と、前記ケースの前記底壁側の表面に重ねられる連設部と、を有していることを特徴とする収容体。
  2. 前記天井壁に、他の箇所より前記底壁から離れる側に向かって突出し、かつ、前記ケースの一端部から他端部に亘って直線状に延びた突出部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の収容体。
  3. 自動車の車体と該車体にスライド自在に設けられたスライド体とに亘って配索された電線と、
    前記車体に取り付けられ、前記電線の中間部を収容した請求項1または請求項2に記載の収容体と、
    前記収容体の前記ケースに設けられたレールと、
    前記電線を保持した状態で前記レール上を前記スライド体に連動して移動するスライダと、を有し、
    前記ベースが前記車体であることを特徴とする電線配索装置。
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