JP4234501B2 - 車体のフレーム接合構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、中空断面が長手方向に連続するフレーム部材に開断面のフレーム部材が交差方向から接合して車体の骨格を形成する車体のフレーム接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車(車両)の車体は、衝突に対する安全性の確保などの理由から、高い剛性強度が求められる。
【0003】
そのため、例えばサイドシルを含む車体前部から車体後部までのサイドフレームを、剛性強度の確保に優れる中空断面が連続する押出し材から構成し、この押出し材に対し、同じく剛性強度の確保に優れる押出し材で構成されるフレーム部材を交差方向に接合して、車体の骨格を形成する技術が提案されている(例えば特許文献1を参照)。
【0004】
こうした押出し材と押出し材同士の組み合わせは、高い剛性強度が確保されるが、押出し材は断面形状が長手方向に一定に連続している部材なので、例えばサイドシルから立ち上がるセンタピラーなど断面形状が長手方向で種々異なるフレーム部材との組み合わせには適用できない。しかも、押出し材と押出し材との組み合わせで、断面形状や断面の大きさが異なる部分を形成するには、別途、その断面形状やその大きさを考慮した補充材を艤装するという(例えば特許文献1を参照)、面倒な構造が求められる。
【0005】
そこで、断面形状が一定でないセンタピラーなどのフレーム部材の接合に際しては、例えば断面形状が所望に変えられる鋳物製、具体的には例えばコ字形の開断面で長手方向に続くダイキャスト製のフレーム部材を採用して、同ダイキャスト製のフレーム部材の端部を押出し部材の側面に接合することが考えられる。こうした接合の場合、ダイキャスト製のフレーム材の端部には、押出し材で形成されるフレーム部材の側面の外面形状にならう接合座を形成し、この接合座を押出し材で形成されたフレーム部材の側面に重ね合わせて接合することになる。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−118438号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
車体には、できるだけ接合した部分を滑らかに連続させたい部位がある。例えばセンターピラーの下部とサイドシルとが交差する表側の部位などは、乗員の目に触れたり、ドア側のウェザストリップと接触するシール面が形成されたりする部分であるために、その要求が高い。
【0008】
ところが、接合座を押出し材の側面に重ね合わせて接合する構造は、接合座がそのままフレーム部材の側面に重なるために、接合座が表側の面上で段差となって大きく表れる。このため、見栄え、シール性とも低下しやすい難点がある。
【0009】
そこで、押出し材の壁部に、接合座を嵌める切欠き部を形成し、該嵌まった接合部を押出し材の壁部に接合する構造を用いて、接合座がもたらす段差の発生を回避することが考えられる。
【0010】
しかし、同構造によると、切欠き部に接合座を接合した後は、切欠き部の大部分は、フレーム部材の外面形状と同じ形状の接合座によって塞がれるが、接合座はフレーム部材よりも張り出る形状が用いられるために、ダイキャスト製フレーム部材の開断面の内面(フレーム部材の開側)と同部分に向き合う切欠き部の開口縁との間には、切欠き部の一部、すなわち開口が露呈する傾向にある。
【0011】
これでは、見栄え、シール面が良好に確保されるものの、中空断面(閉断面)が長手方向に続くことで確保される押出し材の剛性強度が、押出し材に残る開口部分によって損なわれてしまう。このため、当初の押出し材による車体剛性の確保が満足に行えなくなる。
【0012】
そこで、本発明の目的は、中空断面のフレーム部材に、開断面のフレーム部材の接合座を、段差の発生なく、さらにフレーム部材の剛性強度の低下を防ぎつつ接合することができる車体のフレーム接合構造を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、前記目的を達成するために、長手方向に延びる中空断面の第1フレーム部材の壁部分に、開断面の第2フレーム部材の端部に形成されている接合座を嵌めて接合する切欠き部を形成し、第2フレーム部材の開側の側面に、接合座を切欠き部に嵌めたとき、第2フレーム部材の開側と切欠き部の開口縁との間に残る開口を、第1フレーム部材の欠けた壁部分を補うように塞ぐリブ部を形成する構成とした。
また、前記1フレーム部材は、中空閉断面を有するとともに切欠き口を備えた車体前方側の一方の押出し材と、中空閉断面を有するとともに切欠き口を備えた車体後方側の他方の押出し材とを有し、前記一方の押出し材と前記他方の押出し材が分かれた状態から、前記切欠き口に前記接合座を配して前記押出し材の相互を突き合わせることにより、前記切欠き部に前記第2フレーム部材の前記接合座が位置決めされながら互いに嵌りあう構成とした。
【0014】
同構成により、第2フレーム部材の接合座がもたらす段差は回避される。また切欠き部の大部分は、第1フレーム部材の外面形状と同じ形状の接合座によって塞がれるうえ、第2フレーム部材の開断面の内面と切欠き部の開口縁との間に残る開口は、第2フレーム部材のリブ部で、切り欠いた壁部を補うように塞がれるから、第1フレーム部材は一方の端から他方の端まで中空断面(閉断面)の形状が保たれ、閉断面が続くフレーム部材をそのまま用いたときと同等の剛性強度が確保される。
【0015】
請求項2に記載の発明は、前記目的に加え、さらに接合座が切欠き部に嵌める際、容易に位置決められるよう、第2フレーム部材の接合座は、切欠き部の縁部内面へ差し込まれる差込み部を有した構成を採用した。
【0016】
請求項3に記載の発明は、さらに接合座と第1フレーム部材との接合部が良好な見栄えとなるよう、差込み部は、接合座の表側の面を第1フレーム部材の表側の面に対して面一に位置決める形状としたことにある。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図1ないし図8に示す一実施形態にもとづいて説明する。
【0018】
図1は、自動車(車両)の車体、例えば両側にフロントドア、リヤドア(いずれも図示しない)を有する4ドア乗用車の車体側部(片側)の一部を示している。
【0019】
同図中1は例えば車体の下部両側(車幅方向)に配置されるサイドシル(本願の第1フレーム部材に相当)、2は車体の上部両側(車幅方向)に配置されるサイドルーフレール、3は車体の上下方向に沿って配置されるセンタピラー(本願の第2フレーム部材に相当)である。
【0020】
このうちサイドシル1は、例えば車体前部の端から車体後部の端まで押出し材から構成してある。例えばサイドシル1には、車体前部の端からセンタピラー3が配置されるまでの地点までを一体とした細長の押出し材4aと、該センタピラー3が配置される地点から車体後部の端までを一体とした中細長の押出し材4bとをセンタピラー3が配置される地点で接合した構造が用いてある。さらに述べれば、押出し材4a,4bは、いずれも例えば車幅方向外側が階段状に折れ曲がった略角形の中空断面5(閉断面)を有し、同中空断面5が連続して長手方向に延びる筒形の部材から構成してある。そして、押出し材4aの形状を利用して、車体前後方向に渡るサイドシル1の車幅方向外側の側面に、階段状のドアシール面6を形成している。なお、本実施形態においては、リヤドアのドアシール面は押出し材4bでなく後述するリヤピラー7に形成されているが、リヤドアのドアシール面を押出し材4bに形成するようにしてもよい。
【0021】
センタピラー3は、求む剛性強度が各部で異なるために(例えばドアヒンジが装着されたり、外部から加わる衝撃に耐える剛性を確保したりするなどのため)、平面方向の断面形状を上下方向の各部で異ならせている部品である。このため、センタピラー3は、押出し材でなく、断面形状が大きく変えられる開断面の鋳物部材、例えば車室内側を開放させたコ字形の開断面で、上下方向(長手方向)に延びるダイキャスト製の部品で成形してある。具体的には、センタピラー3は、上方へ向かうにしたがって細く、下方へ向かうにしたがって太くなるように成形してある。なお、本実施形態のセンタピラー3の下部には、例えば図1〜図4に示されるように室内側が開放したコ字形の開断面の部材で形成されるダイキャスト製のリヤピラー7(本願の第2フレーム部材に相当)が一体に成形してある。
【0022】
このセンタピラー3の上部側の端部がサイドルーフレール2の車体前後方向の中間に接合され、下部側の端部が押出し材4a,4bの接合部分および同押出し材4a,4bの端部に接合してある。このセンタピラー3にて、サイドルーフレール2とサイドシル1との間を車体前後で区画して、フロント側にフロントドア(図示しない)で開閉される乗降口12を形成し、リヤ側にリヤドア(図示しない)で開閉される乗降口13を形成している。
【0023】
このセンタピラー3の下部とサイドシル1との接合には、本発明の要部となる接合構造が適用されている。図2にはその分解した図が示され、図3には図1中の矢視A(車内側)から見た接合構造が示され、図4には同接合構造を分解した図が示してある。
【0024】
同接合構造を説明すると、図1、図2および図4中8は、センタピラー3の下端部に形成された接合座である。接合座8は、図2および図4に示されるように例えば大きな円弧を描いて車体下方ならびに車体前側へ張り出す部分11aと、リヤピラー7の下端部と一緒になって車体下方ならびに車体後側へ張り出す部分11bとを一体に連ねた壁構造で形成してある。この接合座8は、例えばサイドシル1のドアシール面6を挟んだ上壁9の一部からその反対側の車外側の側壁10の一部までの外面形状にならう形状、ここでは接合座8の両端部がドアシール面6の形状に合う階段状に形成され、中間部が側壁10の外面にならう平板形状に形成してある。
【0025】
図2および図4中14は、サイドシル1の一部を切り欠いた切欠き部である。切欠き部14は、サイドシル1のうち、ダイキャスト製のセンタピラー3の接合座8が重なり合う部分を切欠してなる。具体的には切欠き部14は、例えば両押出し部材4a,4bの端部のうち、接合座8と重なり合う「上壁9〜側壁10」の壁部分を角形に切り欠いて形成してある。なお、図2中の二点鎖線は、切欠される前の元の形状を示してある。これにより、図1および図3に示されるように切欠き部14に接合座8が嵌まる構造にしてある。また図2および図4に示されるように接合座8の各部、例えば前側へ張り出す部分11aのうち階段状に曲がる端部と、後側へ張り出す部分11bのうち階段状に曲がる端部とからは、それぞれ切欠き部14の縁部内面に差込み可能な階段状の差込み部15aが突き出ている。また下方に張り出る車外側の端部11cからも切欠き部14の縁部内面に差込み可能なリブ状の差込み部15bが突き出ている。なお、例えば両差込み部15a,15bは双方を一体にした構造が用いてある。この差込み部15a,15bにより、図2および図4に示されるように、押出し材4a,4bが分かれた状態から、一方の押出し材4aの切欠き口14aの開口縁内側に、前側の差込み部15aと下側の差込み部15bを差込み、他方の押出し材4bの切欠き口14bの開口縁内側に、後側の差込み部15a(図4に一部だけ図示)を差し込んで、押出し材4a,4bの相互を突き合わせることにより、図1および図3に示されるように押出し材4a,4bに形成される細長の切欠き部14に、接合座8が位置決めされながら互いに嵌まり合うようにしている。また差込み部15a,15bは、接合座8の表側の面、ここでは、接合座8の前側へ張り出る部分11aの上部分(階段状に曲がる部分)が、押出し材4aの上部分に形成されるドアシール面6に対して面一となり、接合座8の下方へ張り出る部分11cが、ドアシール面6と連なる押出し材4aの車外側の側面に対して面一となるように位置決める形状をなしている。この差込み部15a,15bの形状により、接合座8を切欠き部14に嵌め込みさえすれば、サイドシル1のドアシール面6と、センタピラー3の車体前後方向の側部に形成される階段状のドアシール面3a(ここでは、車体前後方向前側に有るドアシール面3a)とが面一に連なるようにしてある。なお、センタピラー3にリヤドアのドアシール面を形成し、押出し材4bにもリヤドアのドアシール面を形成し、これらのドアシール面もフロントドア側と同様に面一に連なるように構成してもよい。
【0026】
センタピラー3の下部および同下部と連なるリヤピラー7の下部の内面からは、図2および図4に示されるように車体前後方向に渡り、例えば帯板状のリブ部16が突き出ている。このリブ部16は、接合座8を切欠き部14に嵌めると、センタピラー3およびリヤピラー7のコ字形断面の内面と、それに向き合う切欠き部14の車室内側の開口縁14cとの間に残る開口部分、具体的には図4に示されるようにセンタピラー3の内面と、センタピラー3の前側の側壁3bと、リヤピラー7の後側の側壁7bと、切欠き部14の開口縁14cとの間に残る開口部分αを塞げる地点に形成してある。このリブ部16は、サイドシル1(押出し材4a,4b)の欠けた上壁9を補う幅寸法、同じく長さ寸法、上壁9と同等厚み寸法を有して、センタピラー3の側壁3bの内面からリヤピラー7の側壁7bまで連続して形成されている。これにより、接合座8を切欠き部14に嵌めると、図1および図3に示されるように、リブ部16で、欠けた上壁部分を補いながら、サイドシル1に残る開口部分αを塞ぐ構造にしてある。
【0027】
そして、このサイドシル1とセンタピラー3およびリヤピラー7とが交わる各部、例えば突き合わせた押出し材4a,4bの間、接合座8と押出し材4a,4bとの間、リブ部16と押出し材4a,4bとの間が接合、例えば全周溶接で接合され、サイドシル1にセンタピラー3およびリヤピラー7の下部を固定させている。図6および図8中の符号Xは、その溶接部分を示している。
【0028】
このように接合したサイドシル1およびセンタピラー3は、サイドシル1の切欠き部16に接合座8を嵌める構造により、サイドシル1の表面から接合座8が突き出るのが抑えられるので、サイドシル1とセンタピラー3との間における段差の発生が防げる。しかも、図5および図6に示されるように切欠き部14の大部分は接合座8によって塞がれ、残るセンタピラー3の内面と切欠き部14の開口縁14cとの間の開口部分αも図7および図8に示されるようにリブ部16で、切り欠いた上壁9を補うように塞がれる。ここで、開口部分αを明らかにするために、図7において二点鎖線で、リブ部16の無い接合座8がサイドシル1に組込まれる状態を示した。それ故、切欠き部14が存在しても、サイドシル1を構成している閉断面の押出し材は、一方の端から他方の端まで、本実施形態によると車体前部から車体後部まで一定の閉断面形状(略中空断面の形状)が保たれる。つまり、サイドシル1は、切り欠いた部分が存在しても、閉断面がそのまま続く無垢の押出し材を使用したときと同等の剛性強度が確保される。
【0029】
したがって、段差の発生の回避と、サイドシル1の剛性強度の向上とを両立させて、中空断面のサイドシル1と開断面のセンタピラー3(リヤピラー7)とを接合することができる。特に中空断面をもつ押出し材を用いると、押出し材がもたらす特有の高い剛性強度を引き出すことができ、車体の剛性強度を確保するうえで有効である。しかも、見栄え、シール性の確保を考慮すると、サイドシル1とセンタピラー3との接合、サイドシル1とリヤピラー7との接合には有効である。
【0030】
そのうえ、接合座8に差込み部15a,15bを形成することにより、容易に接合座8を切欠き部14に位置決めることができ、接合座8を組付ける作業をスムーズに進めることができる。そのうえ、差込み部15a,15bにより、接合座8の表側の面と、サイドシル1の表側の面とが面一になるように位置決めてあるので、接合部の外観性は良好である。
【0031】
なお、本発明は一実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施しても構わない。すなわち、一実施形態では、分割した押出し材を直列に接合する構造のサイドシルを用い、このサイドシルにセンタピラーやリヤピラーを接合する構造を挙げたが、これに限らず、例えば車体前後に延びるサイドシルを一本の押出し材で形成し、このサイドシルにセンタピラーやリヤピラーを接合する構造に本発明を適用してもよい。さらに一実施形態では、リヤピラーが一体になったセンタピラーを用いたが、これに限らず、例えば別体となったセンタピラーあるいはリヤピラーをサイドシルに接合する構造に本発明を適用してもよい。また一実施形態では、サイドシルとセンタピラー(リヤピラー)との接合に本発明を適用したが、これに限らず、他の車体の骨格をなす構造うち、中空断面のフレーム部材と開断面のフレーム部材とを接合するような接合部分に本発明を適用してもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明によれば、接合座による段差発生の防止と、接合座の嵌め込んだときに残る開口部分によるフレーム部材の剛性強度の低下防止との両立を図りつつ、中空断面のフレーム部材と開断面のフレーム部材とを接合することができる。
【0033】
請求項2に記載の発明によれば、さらに接合座を切欠き部に嵌める際、容易に接合座を切欠き部に位置決めることができるといった効果を奏する。
【0034】
請求項3に記載の発明によれば、さらに見栄えよく接合座と第1フレーム部材とを接合できるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るフレーム接合構造を採用した車体側部を示す斜視図。
【図2】車体側部のうちのサイドシルおよびセンタピラーが接合する構造を示す分解斜視図。
【図3】図1中のA矢視方向から見たサイドシルおよびセンタピラーが接合する部分を示す斜視図。
【図4】同接合構造の分解斜視図。
【図5】センタピラーの下部の接合部が、サイドシルの切欠き部に組合うときを示す断面図。
【図6】同接合部が、サイドシルの切欠き部に嵌まった状態を示す断面図。
【図7】センタピラーの下部のリブ部が、サイドシルに残る開口部分に組合うときを示す断面図。
【図8】同リブ部が、サイドシルに残る開口部分を、欠けた壁部を補うように塞いだ状態を示す断面図。
【符号の説明】
1…サイドシル(第1フレーム部材)、3,7…センタピラー、リヤピラー(第2フレーム部材)、8…接合座、14…切欠き部、15a,15b…差込み部、16…リブ部、α…開口部分。

Claims (6)

  1. 中空断面が長手方向に沿って延びる第1フレーム部材と、
    開断面が長手方向に沿って延び、かつ長手方向の端部には前記第1フレーム部材の外面形状にならう接合座を有し、当該接合座が前記第1フレーム部材と接合可能な第2フレーム部材とを備え、
    前記第1フレーム部材の壁部分には、前記第2フレーム部材の接合座を嵌めて接合する切欠き部を形成し、
    前記第2フレーム部材の開側の側面には、前記接合座を前記切欠き部に嵌めたとき、前記第2フレーム部材の開側と前記切欠き部の開口縁との間に残る開口を、前記第1フレーム部材の欠けた壁部分を補うように塞ぐリブ部を形成し、
    前記1フレーム部材は、中空閉断面を有するとともに切欠き口を備えた車体前方側の一方の押出し材と、中空閉断面を有するとともに切欠き口を備えた車体後方側の他方の押出し材とを有し、前記一方の押出し材と前記他方の押出し材が分かれた状態から、前記一方及び他方の押出し材の切欠き口に前記接合座を配して前記押出し材の相互を車体の前後方向に突き合わせることにより、前記切欠き部に前記第2フレーム部材の前記接合座が位置決めされながら互いに嵌りあうことを特徴とする車体のフレーム接合構造。
  2. 前記第2フレーム部材の接合座は、前記切欠き部の縁部内面へ差し込まれる差込み部が形成してあることを特徴とする請求項1に記載の車体のフレーム接合構造。
  3. 前記差込み部は、前記接合座の表側の面が前記第1フレーム部材の表側の面と面一に位置決められる形状をなしていることを特徴とする請求項2に記載の車体のフレーム接合構造。
  4. 前記一方の押出し材の切欠き口の開口縁内側に前側の前記差込み部が差込まれ、前記他方の押出し材の切欠き口の開口縁内側に後側の前記差込み部が差し込まれることを特徴とする請求項2記載の車体のフレーム接合構造。
  5. 第1フレーム部材は、前記一方及び他方の押出し部材の上壁の一部から車外側の側壁の一部の壁部分を切り欠いて前記切欠き部が形成され、
    前記接合座は、前記第1フレーム部材の上壁の一部から車外側の側壁の一部までの外面形状にならう形状に形成されたことを特徴とする請求項1記載の車体のフレーム接合構造。
  6. 前記第1フレーム部材は、車体の下部の車幅方向両側に配置されるサイドシルであり、
    前記第2フレーム部材は、車体の上下方向に沿って配置されるセンタピラーであることを特徴とする請求項1記載の車体のフレーム接合構造。
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