JPH10226358A - 自動車のフロントピラー下部構造 - Google Patents

自動車のフロントピラー下部構造

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JPH10226358A
JPH10226358A JP3082197A JP3082197A JPH10226358A JP H10226358 A JPH10226358 A JP H10226358A JP 3082197 A JP3082197 A JP 3082197A JP 3082197 A JP3082197 A JP 3082197A JP H10226358 A JPH10226358 A JP H10226358A
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JP
Japan
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side sill
front pillar
flange
edge
joined
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Application number
JP3082197A
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English (en)
Inventor
Shinsuke Nakatani
信介 中谷
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイドシル前端部の強度,剛性を高めると共
に、サイドシル前端部から車室内への水侵入およびチッ
ピング音侵入を防止して、品質感と信頼性の向上を図
る。 【解決手段】 サイドシル2の前端部上側に形成された
開口部17は、フロントピラーインナ9の前壁10に一
体成形したダッシュサイドパネル20の下側周縁と該前
壁10の下縁とに亘って一体成形した隔壁部23で閉塞
してあるため、サイドシル2の前端部の強度,剛性を高
められると共に、サイドシル2内に滞留した水やサイド
シル2に打ち当って生じるチッピング音が開口部17か
ら車室内に侵入するのを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のフロントピ
ラー下部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5〜8は従来の自動車のフロントピラ
ー下部構造を示すもので、1は車体前部の上下方向骨格
部材を構成するフロントピラー、2はフロア側部の前後
方向骨格部材を構成するサイドシルを示し、フロントピ
ラーアウタ3とサイドシルアウタ4は一体にプレス成形
してある。
【0003】サイドシルアウタ4の前端部には、その側
壁および底壁の略延長上でフロントピラーアウタ3のロ
ア部3Aよりも前方に突出して前端を袋状に閉止した延
設部5を形成してある。
【0004】この延設部5の上側部は略垂直に立上がっ
て、その上縁にフロントピラーアウタ3のロア部3Aの
前縁のフランジ3aに連続して該フランジ3aと同一面
をなすフランジ5aを形成してあり、これらフランジ3
a,5aにダッシュサイドパネル6を接合して車室内,
外を隔成するようにしている。
【0005】サイドシルインナ7は前記延設部5を含め
たサイドシルアウタ4の長さに合わせた長さに形成して
あり、上下縁のフランジ7a,7bをサイドシルアウタ
4の上縁のフランジ4aおよび延設部5の前縁にまで回
り込んだ下縁のフランジ4bに接合すると共に、該サイ
ドシルインナ7の前縁のフランジ7cを前記サイドシル
アウタ4の下縁のフランジ4bの前縁側に回り込んだ部
分に接合してある。
【0006】従って、サイドシル2はフロントピラー1
との連設部から後方の部分は前後方向の閉断面部8を形
成しているが、該フロントピラー1との連設部よりも前
方の前端部分は、サイドシルアウタ4の延設部5の上側
部とサイドシルインナ7の上側部とが離間して開口部1
7が形成されて、上方が開放した開断面となっている。
【0007】フロントピラーインナ9のロア部9Aは、
その下縁をサイドシルインナ7の上縁フランジ7aに接
合し、前壁10のフランジ10aをフロントピラーアウ
タ3のロア部3Aの前縁フランジ3aに接合すると共
に、後縁のフランジ9aをフロントピラーアウタ3のロ
ア部3Aの後壁側縁のフランジ3bに接合して、上下方
向の閉断面部11を形成している。
【0008】フロントピラーアウタ3のアッパ部3Bに
は、フロントピラーインナ9のロア部9Aと別体成形さ
れた図外のアッパ部が接合される。
【0009】フロントピラーアウタ3の下側部、即ち、
ロア部3Aにはその内側に沿ってドアヒンジブレース1
2を接合配置してある。
【0010】ドアヒンジブレース12は、その下端部に
サイドシル2の閉断面部8内に延びて前後方向に延在す
る延設部13を形成して側面逆T字状に形成してある。
【0011】このドアヒンジブレース12は、その後壁
14の側縁フランジ14aをフロントピラーアウタ3と
フロントピラーインナ9の各ロア部3A,9Aのフラン
ジ3b,9a間に挾んで接合すると共に、前壁15を前
記ロア部9Aの前壁10の内側面に重合し、側壁16を
図外のドアヒンジ結合部周りでフロントピラーアウタ3
の側壁に接合してあり、更に、延設部13の周縁フラン
ジ13aを、サイドシルアウタ4の上下縁フランジ4
a,4bと、サイドシルインナ7の上下縁フランジ7
a,7bとの間に挾んで接合して、サイドシル2の閉断
面部8内にフロントピラー1の閉断面部11に連なる第
2の閉断面部18を形成している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述のようにサイドシ
ル2のフロントピラー1を連設した部分には、該サイド
シル2の閉断面部8内にドアヒンジブレース12の延設
部13とサイドシルインナ7とで第2の閉断面部18を
形成しているため、該連設部分の強度,剛性を高めるこ
とができるものの、サイドシル2の前端部分、即ち、サ
イドシルアウタ4の延設部5の上側部とサイドシルイン
ナ7の上側部とが離間して開口部17が形成されている
ため、該サイドシル2の前端部分が強度的に不利となっ
てしまうことは否めない。
【0013】また、このようにサイドシル2の前端部上
側に開口部17が形成されていると、ダッシュサイドパ
ネル6が前述のようにフロントピラーアウタ3のロア部
3Aの前縁フランジ3aと、サイドシルアウタ4の延設
部5のフランジ5aとに接合されて、該開口部17が車
室側に開口するため、サイドシル2に打ち当ったチッピ
ング音がこの開口部17から車室内に響いてしまう。
【0014】更に、サイドシル2の閉断面部8内に水が
滞留しているような場合、車両の制動時等に慣性によっ
てこの水がサイドシル2の前端部に移動して、前記開口
部17から図7の矢印aで示すように車室内へ侵入する
おそれがある。
【0015】そこで、本発明はフロントピラーとサイド
シルとの連設部分から前方に突出したサイドシル前端部
の強度,剛性を高められると共に、該サイドシル前端部
から車室内へのチッピング騒音の侵入や水の侵入を確実
に防止することができる自動車のフロントピラー下部構
造を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、フ
ロントピラーアウタとサイドシルアウタとを一体成形す
ると共に、該サイドシルアウタにその側壁および底壁の
略延長上でフロントピラーアウタよりも前方に突出して
前端を袋状に閉止した延設部を形成し、該サイドシルア
ウタにサイドシルインナを接合して前端部上方が開放し
たサイドシルを構成する一方、フロントピラーアウタに
フロントピラーインナを接合してフロントピラーを構成
し、かつ、前記サイドシルアウタの延設部の上側部に略
垂直に立上がって、フロントピラーアウタの前縁のフラ
ンジに連続して該フランジと同一面をなすフランジを形
成し、これらフロントピラーアウタ前縁のフランジと延
設部上縁のフランジとに亘ってダッシュサイドパネルを
接合して車室内,外を隔成するようにした構造におい
て、前記ダッシュサイドパネルをフロントピラーインナ
の前壁に一体成形すると共に、該ダッシュサイドパネル
の下側周縁とフロントピラーインナの前壁下縁とに亘っ
てそれらの間を袋状に閉止し、かつ、車室側の側縁がサ
イドシルインナの上縁フランジに接合される隔壁部を一
体成形し、該隔壁部によってサイドシルアウタの延設部
の上側とサイドシルインナの前端部上側との間に形成さ
れた開口部分を閉塞したことを特徴としている。
【0017】請求項2にあっては、請求項1に記載のサ
イドシルアウタの延設部上縁のフランジ高さをサイドシ
ルインナの上縁フランジよりも高く形成し、隔壁部をこ
れら延設部の上縁のフランジとサイドシルインナの上縁
フランジとに跨って斜状に接合配置したことを特徴とし
ている。
【0018】請求項3にあっては、請求項1,2に記載
のフロントピラーアウタの下側部の内側に沿ってドアヒ
ンジブレースを配設し、該ドアヒンジブレースの下端部
に、サイドシルの閉断面部内に延びて前後方向に延在す
る延設部を形成し、該延設部の周縁フランジをサイドシ
ルインナとサイドシルアウタの各上,下縁フランジ間に
挾んで接合して、サイドシルの閉断面部内にフロントピ
ラーの閉断面部に連なる第2の閉断面部を形成したこと
を特徴としている。
【0019】
【発明の効果】請求項1によれば、ダッシュサイドパネ
ルをフロントピラーインナの前壁に一体成形してあっ
て、該ダッシュサイドパネルの下側周縁とフロントピラ
ーインナの前壁下縁とに亘って一体成形した隔壁部によ
って、サイドシルアウタの延設部の上側とサイドシルイ
ンナの前端部上側との間に形成された開口部分を閉塞し
てあるため、サイドシルの前端部分の強度,剛性を高め
ることができると共に、該サイドシル前端部の強度,剛
性を高められるため、フロントピラーとサイドシルとの
連設部の剛性を一段と高めることができる。
【0020】また、このようにサイドシルの前端部上側
の開口部が隔壁部によって閉塞されるため、サイドシル
に打ち当って生じるチッピング音が開口部を通して車室
内に侵入したり、サイドシル内に滞留した水がこの開口
部から車室内に侵入するのを防止することができる。
【0021】更に、ダッシュサイドパネルをフロントピ
ラーインナの前壁に一体成形してあるためにコスト的に
有利に得られることは勿論、別部材を用いることなく前
述のようにこれらダッシュサイドパネルの下側周縁とフ
ロントピラーインナの前壁下縁とに亘って一体成形した
隔壁部でサイドシル前端部の開口部を閉塞するため、部
品点数および組付作業工数が嵩むことがなくコストダウ
ンに大きく寄与することができる。
【0022】請求項2によれば、請求項1の効果に加え
て、サイドシル前端部の閉断面積を拡大できるため該サ
イドシル前端部の強度,剛性をより一層高めることがで
きる。
【0023】請求項3によれば、請求項1,2の効果に
加えて、ドアヒンジブレースの延設部とサイドシルイン
ナとで、サイドシルの閉断面部内にフロントピラーの閉
断面部に連なる第2の閉断面部を形成してあるため、フ
ロントピラーとサイドシルとの連設部分の強度,剛性を
高めることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
と共に前記従来の構成と同一部分に同一符号を付して詳
述する。
【0025】図1〜4において、フロントピラー1のフ
ロントピラーアウタ3と、サイドシル2のサイドシルア
ウタ4は一体にプレス成形してあり、該サイドシルアウ
タ4の前端部には、その側壁および底壁の略延長上でフ
ロントピラーアウタ3のロア部3Aよりも前方に突出し
て前端を袋状に閉止した延設部5を形成してある。
【0026】この延設部5の上側部は略垂直に立上がっ
てその上縁にフロントピラーアウタ3のロア部3Aの前
縁のフランジ3aに連続して該フランジ3aと同一面を
なすフランジ5aを形成してある。
【0027】サイドシルインナ7は前記延設部5を含め
たサイドシルアウタ4の長さに合わせた長さに形成して
あり、上下縁のフランジ7a,7bをサイドシルアウタ
4の上縁のフランジ4aおよび延設部5の前縁にまで回
り込んだ下縁のフランジ4bに接合すると共に、該サイ
ドシルインナ7の前縁のフランジ7cを前記サイドシル
アウタ4bの前縁側に回り込んだ部分に接合してある。
【0028】従って、このサイドシル2はフロントピラ
ー1との連設部から後方の部分は前後方向の閉断面部8
を形成しているが、該フロントピラー1との連設部より
も前方の前端部分はサイドシルアウタ4の延設部5の上
側部とサイドシルインナ7の上側部とが離間して開口部
17が形成されて、上方が開放した開断面となってい
る。
【0029】また、この実施形態では前記延設部5の上
縁のフランジ5aは、その形成高さをサイドシルインナ
7の上縁フランジ7aよりも高く形成してある。
【0030】フロントピラーインナ9のロア部9Aは、
その下縁をサイドシルインナ7の上縁フランジ7aに接
合し、前壁10のフランジ10aをフロントピラーアウ
タ3のロア部3Aの前縁フランジ3aに接合すると共
に、後縁のフランジ9aをフロントピラーアウタ3のロ
ア部3Aの後壁側縁のフランジ3bに接合して、上下方
向の閉断面部11を形成している。
【0031】フロントピラーアウタ3のアッパ部3Bに
は、フロントピラーインナ9のロア部9Aと別体成形さ
れた図外のアッパ部が接合される。
【0032】フロントピラーアウタ3の下側部、即ち、
ロア部3Aにはその内側に沿って略コ字形断面のドアヒ
ンジブレース12を接合配置してある。
【0033】ドアヒンジブレース12は、その下端部に
サイドシル2の閉断面部8内に延びて前後方向に延在す
る延設部13を形成してある。
【0034】この延設部13の前,後端部は袋状に閉止
してあり、本実施形態では延設部13の前端壁をドアヒ
ンジブレース12の前壁15の下側延長上に形成して、
ドアヒンジブレース12を延設部13を含めて側面略L
字状に形成してある。
【0035】ドアヒンジブレース12は、その後壁14
の側縁フランジ14aをフロントピラーアウタ3とフロ
ントピラーインナ9の各ロア部3A,9Aの後縁のフラ
ンジ3b,9b間に挾んで接合すると共に、前壁15を
前記ロア部9Aの前壁10の内側面に重合し、側壁16
を図外のドアヒンジ結合部周りでフロントピラーアウタ
3の側壁に接合してある。
【0036】また、延設部13はその周縁フランジ13
aをサイドシルアウタ4の上下縁フランジ4a,4b
と、サイドシルインナ7の上下縁フランジ7a,7bと
の間に挾んで接合し、以て、サイドシル2の閉断面部8
内にフロントピラー1の閉断面部11に連なる第2の閉
断面部18を形成している。
【0037】ここで、前記フロントピラーインナ9の前
壁10、具体的にはその側縁のフランジ10aにはダッ
シュサイドパネル20を一体にプレス成形してあり、該
ダッシュサイドパネル20の側壁21および前壁22の
下側部を、サイドシルアウタ4の延設部5の上縁のフラ
ンジ5aに接合すると共に、該前壁22の側縁のフラン
ジ22aをサイドシルアウタ4の下縁フランジ4bの前
記延設部5の前縁にまで回り込んだ部分に接合して、該
ダッシュサイドパネル20によって車室内,外を隔成す
るようにしている。
【0038】このダッシュサイドパネル20の前壁22
および側壁21の下側縁と、フロントピラーインナ9の
前壁10の下縁とに亘ってそれらの間を袋状に閉止する
隔壁部23を一体成形してある。
【0039】隔壁部23は前記側壁21側から車室側に
向けて下向きに傾斜成形してあり、その側縁にフロント
ピラーインナ9の側壁下縁およびダッシュサイドパネル
20の前壁22のフランジ22aと同一面をななすフラ
ンジ23aを曲折成形し、該フランジ23aをサイドシ
ルインナ7の上縁フランジ7aに接合して、該隔壁部2
3によってサイドシル2の前端部分の開口部17を閉塞
している。
【0040】以上の実施形態の構造によれば、サイドシ
ルアウタ4の延設部5の上側部が周辺のパネルレイアウ
トの関係で略垂直に形成されて、その上縁のフランジ5
aにダッシュサイドパネル20を接合するようにしてあ
る関係で、該延設部5の上側部とサイドシルインナ7の
前端部上側とが離間して開口部17が形成されるが、ダ
ッシュサイドパネル20はフロントピラーインナ9の前
壁10に一体成形してあって、該ダッシュサイドパネル
20の下側周縁とフロントピラーインナ9の前壁10の
下縁とに亘って一体成形した隔壁部23によってこの開
口部17を閉塞してあるため、サイドシル2の前端部分
の強度,剛性を高めることができると共に、該サイドシ
ル2の前端部分の強度,剛性を高められるため、フロン
トピラー1とサイドシル2との連設部の剛性を一段と高
めることができる。
【0041】特に、本実施形態にあってはダッシュサイ
ドパネル20を接合するサイドシルアウタ4の延設部5
の上縁のフランジ5aの形成高さを、サイドシルインナ
7の上縁フランジ7aよりも高く形成して、隔壁部23
をこれらフランジ5a,7aに跨って斜状に接合配置し
て、サイドシル2の前端部の閉断面積を拡大してあるた
め、該サイドシル2の前端部の強度,剛性をより一層高
めることができる。
【0042】しかも、フロントピラーアウタ3の下側部
の内側に沿って配設したドアヒンジブレース12の下端
部には、サイドシル2の閉断面部8内に延びて前後方向
に延在する延設部13を形成して、該延設部13をサイ
ドシルインナ7に接合し、これら延設部13とサイドシ
ルインナ7とでサイドシル2の閉断面部8内にフロント
ピラー1の閉断面部11に連なる第2の閉断面部18を
形成してあるため、フロントピラー1とサイドシル2と
の連設部分の強度,剛性を更に高めることができる。
【0043】一方、このような強度,剛性上の効果とは
別に、前述のようにサイドシル2の前端部上側の開口部
17を隔壁部23によって閉塞してあるから、サイドシ
ル2に打ち当って生じるッピング音がこの開口部17を
通して車室内に侵入したり、あるいは車両の制動時等に
サイドシル2内に滞留した水が慣性で前方へ液動して開
口部17から車室内に侵入したりするのを確実に防止す
ることができて、品質感および信頼性を向上することが
できる。
【0044】しかも、ダッシュサイドパネル20はフロ
ントピラーインナ9の前壁10に一体に形成してあるた
めコスト的に有利に得られることは勿論、別部材を用い
ることなく前述のようにこれらダッシュサイドパネル2
0の下側周縁とフロントピラーインナ9の前壁10の下
側とに亘って一体成形した隔壁部23でサイドシル2の
前端部の開口部17を閉塞するため、部品点数および組
付工数が嵩むことがなくコストダウンに大きく寄与する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す一部破断斜視図。
【図2】同実施形態の分解斜視図。
【図3】同実施形態の要部を車室側から見た斜視図。
【図4】図3の分解斜視図。
【図5】従来の構造を示す斜視図。
【図6】同従来構造の分解斜視図。
【図7】同従来構造のサイドシル前端部分を車室側から
見た斜視図。
【図8】図7の分解斜視図。
【符号の説明】
1 フロントピラー 2 サイドシル 3 フロントピラーアウタ 3a 前縁のフランジ 4 サイドシルアウタ 4a,4b 上下縁フランジ 5 サイドシルアウタの延設部 5a フランジ 7 サイドシルインナ 7a,7b 上下縁フランジ 8 サイドシルの閉断面部 9 フロントピラーインナ 10 フロントピラーインナの前壁 11 フロントピラーの閉断面部 12 ドアヒンジブレース 13 ドアヒンジブレースの延設部 17 開口部 20 ダッシュサイドパネル 23 隔壁部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントピラーアウタとサイドシルアウ
    タとを一体成形すると共に、該サイドシルアウタにその
    側壁および底壁の略延長上でフロントピラーアウタより
    も前方に突出して前端を袋状に閉止した延設部を形成
    し、該サイドシルアウタにサイドシルインナを接合して
    前端部上方が開放したサイドシルを構成する一方、フロ
    ントピラーアウタにフロントピラーインナを接合してフ
    ロントピラーを構成し、かつ、前記サイドシルアウタの
    延設部の上側部に略垂直に立上がって、フロントピラー
    アウタの前縁のフランジに連続して該フランジと同一面
    をなすフランジを形成し、これらフロントピラーアウタ
    前縁のフランジと延設部上縁のフランジとに亘ってダッ
    シュサイドパネルを接合して車室内,外を隔成するよう
    にした構造において、前記ダッシュサイドパネルをフロ
    ントピラーインナの前壁に一体成形すると共に、該ダッ
    シュサイドパネルの下側周縁とフロントピラーインナの
    前壁下縁とに亘ってそれらの間を袋状に閉止し、かつ、
    車室側の側縁がサイドシルインナの上縁フランジに接合
    される隔壁部を一体成形し、該隔壁によってサイドシル
    アウタの延設部の上側とサイドシルインナの前端部上側
    との間に形成された開口部分を閉塞したことを特徴とす
    る自動車のフロントピラー下部構造。
  2. 【請求項2】 サイドシルアウタの延設部上縁のフラン
    ジ高さをサイドシルインナの上縁フランジよりも高く形
    成し、隔壁部をこれら延設部の上縁のフランジとサイド
    シルインナの上縁フランジとに跨って斜状に接合配置し
    たことを特徴とする請求項1記載の自動車のフロントピ
    ラー下部構造。
  3. 【請求項3】 フロントピラーアウタの下側部の内側に
    沿ってドアヒンジブレースを配設し、該ドアヒンジブレ
    ースの下端部に、サイドシルの閉断面部内に延びて前後
    方向に延在する延設部を形成し、該延設部の周縁フラン
    ジをサイドシルインナとサイドシルアウタの各上,下縁
    フランジ間に挾んで接合して、サイドシルの閉断面部内
    にフロントピラーの閉断面部に連なる第2の閉断面部を
    形成したことを特徴とする請求項1,2記載の自動車の
    フロントピラー下部構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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