JP4231393B2 - ハンガーの合流装置 - Google Patents

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本発明は、車両のドアを搬送するラインに適用することができるハンガーの合流装置に関する。
車両の組立において、塗装色の均一化を保つためにドアは、車体と共に塗装を施す。次に、車体にシートなどの内装品を組付け、またドアにウインドレギュレータやガラスなどの部品を組付ける。この組付け作業を容易にするために、塗装を終えた車体からドアを外し、前記組付け作業を実行し、ドアを車体へ戻すという作業形態が一般に採用される。これらの一連の作業を実行するために次に述べる搬送ラインが必要となる。
図10は従来のドア搬送ラインの原理図であり、塗装を終えた車体100から前後左右4個のドア101、102、103、104を外し、左の前後ドア101、102に部品を組付け、これら左のドア101、102をハンガー105で吊って次のステージへ移動するとともに、右の前後ドア103、104に部品を組付け、これら右のドア103、104をハンガー106で吊って次のステージへ移動する。
図11は従来のハンガーの作用図であり、ハンガー105、106は、空中に敷設したガイドレール111へ走行可能に取付けた牽引トロリー112、前部トロリー113、後部トロリー114と、牽引トロリー112から上へ突出させた受動ドッグ115と、牽引トロリー112から前部トロリー113へ渡した牽引バー116と、前部トロリー113から後部トロリー114へ渡した連結バー117と、この連結バー117の前後から下ろした前部ホルダ118、後部ホルダ119とからなる。
前部ホルダ118に前ドア101、103を保持させ、後部ホルダ119に後ドア102、104を保持させることができる。
そして、ガイドレール111の上にトロリーチェーン121を張り、このトロリーチェーン121に所定のピッチで駆動突起122を設けておき、この駆動突起122を前記情動ドッグ115に掛けることで、ハンガー105、106を図右へ移動させるというものである。
ところで、図10に示すように、ドア101〜104を車体123へ組付ける組付けステージでは、左のドア101、102と右のドア103、104を共通の主ガイドレール124で搬送し、車体123へ組付けるという設備形態を採ることがある。
この場合は、左のプレガイドレール125と右のプレガイドレール126とを主ガイドレール124へ合流させる必要がある。
従来、物品の合流技術をフリートレイに適用したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−19152公報(図1、段落番号[0013]、段落番号[0018])
特許文献1の段落番号[0013]には、「・・・略・・・いずれか一方あるいは双方の物品を定常時よりも少し早く送ったり又は少し遅く送るようにすれば、二条のコンベアの上で並走している物品を適切な位相ずれの状態で合流させることできると考え、本発明の新規な物品の合流装置を開発するに至ったのである。」と記載されている。
そして、段落番号[0018]には、「・・・略・・・手段は、並走する物品が合流する際に相互に係合しないように搬送の前後方向に所定のずれ量をもっているか否かを調べると共に、所定のずれ量がないときには、二条の搬入コンベア機構の少なくとも一方の速度調節用コンベアを減速あるいは増速させて該並走物品が所定のずれ量をもつように機能する。」と記載されている。
特許文献1では、物品相互の位相ずれを適切に保つことを前提として、そのためには物品の位置を精密に検出することが不可欠となり、位置検出のために多数個の光電センサを配置する必要がある。
加えて、物品の位置に応じて搬送速度を減速又は増速する必要がある。
この様な特許文献1の技術を、車両の組立ラインに適用することを考えると、車両の組立ラインは長大であって、搬送速度は一速若しくは二速が限度であり、搬送速度をこまめに減速又は増速することはライン管理上難しい。
また、位置検出センサを多数個配置することは、組立ラインにおける制御系が複雑化し、好ましくない。
そこで、図10に示す従来のドア搬送ラインでは、位置センサの数を限定すると共に、搬送速度を一速で管理している。合流部分での作動の詳細を次に説明する。
図12は従来の合流部分における作用説明図である。
(a)は、ハンガー105が、駆動突起122(1)の作用で前進し、ハンガー105に設けたピン127が、建物側に設けた位置検出スイッチ128に到達したことを示す。このとき、後続のハンガー106は、右プレガイドレール126の所定位置に待機させる。
129は右シャトル手段であり、右のハンガー106を右プレガイドレール126から主ガイドレール124へ移動させる手段である。
ピン127を位置検出スイッチ128が検出したら、その検出信号に基づいて、右シャトル手段129による右のハンガー106の移動を開始する。
(b)は右のハンガー106が白抜き矢印のごとく、主ガイドレール124の入口に到達したことを示す。このときには左のハンガー105は先行している。
トロリーチェーン121は一定速度で周回運動を続けるので、右のハンガー106の受動ドッグ115に次の駆動突起122(2)が係れば、右のハンガー106は主ガイドレール124に沿って移動を開始する。
左のプレガイドレール125についても同様である。
トロリーチェーン121が遅滞なく周回運動を続ければ、主ガイドレール124上を左右のハンガー105、106が交互に移動する。
ところで、種々の理由により、トロリーチェーン121を止める事態が発生する。トロリーチェーン121が止まらぬことを前提としてシステムが出来上がっている、すなわち、ピン127を位置検出スイッチ128が検出したら、その検出信号に基づいて、左又は右シャトル手段により左又は右のハンガー106の移動を開始するため、図13に示すごとく駆動突起122(1)と駆動突起122(2)との間に2台のハンガー(例えばハンガー106とハンガー105(2))が溜まるという不具合が起こる。
この不具合を回避するには、トロリーチェーン121に連動して、左右のプレガイドレール125、126でのハンガー105、106の搬送を止めることが有効である。しかし、主ガイドレール124のみならず、左右のプレガイドレール125、126でのハンガー105、106の搬送を止めると、搬送ラインに混乱が生じ、生産性の低下を来す。
加えて、トロリーチェーンを頻繁に止めると次の問題が起こる。トロリーチェーンは、一般のチェーンと同様に、リンクプレートを連結ピンで結合してなる。リンクプレートにピン孔を開け、このピン孔へ連結ピンを通す。そのため、使用と共にリンクプレート側のピン孔が丸から長円に不可避的に変形し、これがチェーンの伸びとなって現れる。
トロリーチェーン121を連続的に周回させる場合と、断続的に停止と運転とを繰り返す場合を比較すると、頻繁に停止させた場合は衝撃力がピン孔に作用し、ピン孔の変形は飛躍的に増加し、頻繁にチェーンの張りを調整し、チェーンを新品のチェーンに交換する必要がでてくる。
従って、トロリーチェーン121の寿命を考えると、運転、停止を繰り返すことは好ましくない。
本発明は、前後の駆動突起間に複数個のハンガーが入らないようにするとともに、トロリーチェーンの寿命を延ばすことのできる装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、複数個のハンガーを直列に並べて案内する主ガイドレールの入口に、少なくとも2本のプレガイドレールを接続し、これらのプレガイドレールからハンガーを交互に前記主ガイドレールへ導くために主ガイドレールの入口に配置する合流装置において、
この合流装置は、主ガイドレール上のハンガーを移動する主トロリーチェーンに一定ピッチで設けた駆動突起を検出するために主トロリーチェーンに沿って配置した駆動突起検出用第1センサと、
このセンサより下流位置に配置し且つ駆動突起を検出するために主トロリーチェーンに沿って配置した駆動突起検出用第2センサと、
このセンサより下流位置に配置し且つハンガーから突起した位置検出用ピンを検出するために前記主ガイドレールに沿って配置したピン検出センサと、
前記プレガイドレール上のハンガーを前記主ガイドレールの入口近傍まで移動するために前記主トロリーチェーンとは別に配置するシャトル機構と、
前記駆動突起検出用第1センサの検出情報に基づいて主トロリーチェーンの速度を低速モードに切り替え、プレガイドレール上で待機中のハンガーを前記シャトル機構により前記駆動突起がまだハンガーに係合しない位置まで前進させ、前記駆動突起検出用第2センサの検出情報に基づいて前記ハンガーをシャトル機構により駆動突起がハンガーに係合可能な位置まで前進させ、この駆動突起が係合してハンガーが前進し前記位置検出用ピンがピン検出センサに到達したらこの検出情報に基づいて主トロリーチェーンの速度を高速モードに切り替える、一連の制御を実行する制御部と、
から構成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ハンガーの位置検出用ピンを検出するピン検出センサよりも上流に、駆動突起検出用第1センサ及び駆動突起検出用第2センサを設け、駆動突起検出用第1センサが駆動突起を検出した情報に基づいてプレガイドレール上のハンガーを予備的に前進させ、駆動突起検出用第2センサが駆動突起を検出した情報に基づいてハンガーを駆動突起で係合可能な位置まで前進させる。この間、主トロリーチェーンは周回を継続させる。
主トロリーチェーンに付属した駆動突起が、駆動突起検出用第1センサ及び駆動突起検出用第2センサの両方に到達したことを条件に、1個のハンガーが主ガイドレールへ送られてくる。次の駆動突起が駆動突起検出用第1センサ及び駆動突起検出用第2センサの両方に到達しなければ、次のハンガーが供給されることはない。
従って、2個の駆動突起間に2個のハンガーが入ることはない。加えて、主トロリーチェーンは周回を継続させるため、同チェーンの寿命を大幅に伸ばすことができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るハンガー合流装置の平面図であり、このハンガー合流装置50は、左右のプレガイドレール11、12を一本の主ガイドレール13に合流させる合流部14に配置するとともに、その構成要素を制御する制御部58を備える。この制御部58の詳細は後述する。
左のプレガイドレール11の出口から、左のハンガー15を主ガイドレール13へ左のシャトル手段16で向かわせること、及び右のプレガイドレール12の出口から、右のハンガー17を主ガイドレール13へ右のシャトル手段18で向かわせ、主ガイドレール13では、左右のハンガー15、17を交互に搬送させることは、従来のシステムと同じである。
図2は本発明で採用したハンガーの全体図であり、ハンガー15、17は、主ガイドレール13又は左右のプレガイドレール11、12に沿って移動させる牽引トロリー20、前部トロリー21、後部トロリー22と、牽引トロリー20から上へ突出させた受動ドッグ23と、牽引トロリー20から前部トロリー21へ渡した牽引バー24と、前部トロリー21から後部トロリー22へ渡した連結バー25と、この連結バー25の前後から下ろした前部ホルダ26、後部ホルダ27とからなる。
前部ホルダ26に前ドア101を保持させ、後部ホルダ27に後ドア102を保持させることができる。
牽引トロリー20、前部トロリー21及び後部トロリー22の内で、牽引トロリー20が最も重要なトロリーであるため、それの詳細を以下に説明する。
図3は本発明で採用した牽引トロリーの図であり、牽引トロリー20は、主ガイドレール13に載って回転する車輪31、31と、これらの車輪31、31から下げた基板32と、この基板32の図面表裏方向のずれを規制するガイド輪33、33と、基板32の中央から図面表側へ突出させた位置検出用ピン34と、基板32の下部から図右へ延ばした固定片35と、この固定片35に対向配置し且つ基板32に上下揺動自在に取付けた揺動片36、この揺動片36の押し上げ作用で通常は上昇位置に保持される受動ドッグ23と、この受動ドッグ23の上部に形成した傾斜面37と、受動ドッグ23の後方に且つ基板32に上下揺動可能に取付けた保持ドッグ38とからなる。
保持ドッグ38は、重心G1とピン39との位置関係により、フリー状態では図反時計方向へ揺動し、ストッパ41に当たって止まり、それ以上は反時計方向へは回転しない。
また、図右の揺動片36は、重心G2とピン42との位置関係により、フリー状態では図時計方向へ揺動し、受動ドッグ23を上昇させる。
上記牽引トロリー20の作用を図4,5で説明する。
図4は本発明の牽引トロリーの作用説明図である。
(a)において、静止中の牽引トロリー20の前方(図右側)にピン検出センサ44と板状ストッパ45とがこの順に配置され、想像線で示す駆動突起46が実線で示す位置まで移動したとする。この過程で保持ドッグ38は時計方向へ揺動するため、駆動突起46の移動を妨げない。
駆動突起46の右方への押し作用で主ガイドレール13に沿って牽引トロリー20は前進し始める。
(b)は、位置検出用ピン34がピン検出センサ44に到達したことを示す。これで、ピン検出センサ44は牽引トロリー20が到達したことに相当する情報を発信する。継続して、牽引トロリー20は右へ移動し、その傾斜面37が板状ストッパ45に接触すると、テーパ作用により、受動ドッグ23は下降し始める。
図5は本発明の牽引トロリーの作用説明図である。
(a)において、板状ストッパ45の存在により、受動ドッグ23が下降して駆動突起46から外れると共に、板状ストッパ45の下に潜ったことを示す。牽引トロリー20は慣性力で右へ移動しようとするが、板状ストッパ45へ保持ドッグ38が当たるため、牽引トロリー20はそれ以上右へは移動しない。一方、駆動突起46は、右への移動を継続する。
静止中の牽引トロリー20を移動させるには、板状ストッパ45を図面奥へ移動する。
(b)において、板状ストッパ45((a)参照)が外れた結果、受動ドッグ23が上昇する。そこへ、次の駆動突起46を向かわせれば、この駆動突起46で牽引トロリー20を右へ移動させることができる。
以上に述べた牽引トロリー20を用いたハンガー合流装置50の実施例を、図6〜図8に基づいて説明する。
図6は本発明の合流装置の構成図兼作用説明図であり、ハンガー合流装置50は、主ガイドレール13の入口付近に配置するものであって、主トロリーチェーン51に付属する駆動突起46の移動方向に沿って、順に配置した駆動突起検出用第1センサ52と、駆動突起検出用第2センサ53と、ピン検出センサ54と、主ストッパ55とを備えたことを特徴とする。
駆動突起検出用第1センサ52及び同第2センサ53は、文字通り駆動突起46を検出するセンサである。
ピン検出センサ54(作用は前記ピン検出センサ44と同一であるが位置を特定するために符号を改めた。)は、牽引トロリー20に付属する位置検出用ピン34を検出するセンサであり、例えばレバー式リミットスイッチである。
主ストッパ55(作用は前記板状ストッパ45と同一であるが位置を特定するために符号を改めた。)は、牽引トロリー20の受動ドッグ23に作用する板状ストッパである。
図は便宜上、主ガイドレール13に右のプレガイドレール12が接続した形態を示し、且つ駆動突起46(1)により、左のハンガー15が主ストッパ55及びピン検出センサ54を通過し、また、図左のプレガイドレール12では右のハンガー17が、プレストッパ56(作用は前記板状ストッパ45と同一であるが位置を特定するために符号を改めた。)の作用で待機位置に停止している状態を示す。
周回し続けるトロリーチェーン51に付属した次の駆動突起46(2)が、最上流の駆動突起検出用第1センサ52に到達したら、この検出情報に基づいて、トロリーチェーン51の速度を高速モードから低速モードに切り替える。並行して前記検出情報に基づいてプレストッパ56を外し、シャトル手段18を用いて右のハンガー17を、シャトルストロークLの70%程度の距離を前進させる。この結果、右のハンガー17は想像線の位置に到達し、そこで停止する。
図7は図6に続く作用図であり、低速モードで周回するトロリーチェーン51に付属した駆動突起46(2)が、次の駆動突起検出用第2センサ53に到達したら、この検出情報に基づいて、シャトル手段18を用いて右のハンガー17を、残りの30%程度の距離を前進させる。この結果、右のハンガー17は想像線の位置に到達し、そこで停止する。
なお、想像線で示す位置検出用ピン34がピン検出センサ54の手前で停止するように、シャトルストロークは設定する。
この間も、先行する左のハンガー15は遅滞なく前進し続ける。
そして、駆動突起検出用第2センサ53を離れた駆動突起46(2)は、想像線で示す受動ドッグ23に向かい、駆動突起46(2)が受動ドック23に係合した時点で、右のハンガー17が前進し始める。
図8は図7に続く作用図であり、駆動突起46(2)の作用で低速で前進する右のハンガー17の位置検出用ピン34が、ピン検出センサ54に到達すると、この検出情報に基づいてトロリーチェーン51の速度を低速モードから高速モードへ切り替える。同時に、主ストッパ55を後退させて、ハンガー17の前進移動を妨げないようにする。トロリーチェーン51に付属する次の駆動突起46(3)が駆動突起検出用第1センサ52に到達した時点で、図6に戻る。この間に、左のプレガイドレール11には、次の左のハンガー15が待機状態になる。
以上の制御は制御部58で実行する。すなわち、制御部58は、駆動突起検出用第1センサ52の検出情報に基づいてトロリーチェーン51の速度を低速モードに切り替え、プレガイドレール11又は12上で待機中のハンガー15又は17をシャトル機構16又は18により駆動突起46がまだハンガ15又は17に係合しない位置まで前進させ、駆動突起検出用第2センサ53の検出情報に基づいてハンガー15又は17をシャトル機構16又は18により駆動突起46がハンガー15又は17に係合可能な位置まで前進させ、この駆動突起46が係合してハンガー15又は17が前進し位置検出用ピン34がピン検出センサ54に到達したらこの検出情報に基づいてトロリーチェーン51の速度を高速モードに切り替える、一連の制御を実行する。
主トロリーチェーンに付属した駆動突起が、駆動突起検出用第1センサ及び駆動突起検出用第2センサの両方に到達したことを条件に、1個のハンガーが主ガイドレールへ送られてくる。次の駆動突起が駆動突起検出用第1センサ及び駆動突起検出用第2センサの両方に到達しなければ、次のハンガーが供給されることはない。
前記主ストッパ55の作用説明を補足すると、主ストッパ55は、トロリーチェーン51が回転している条件とピン検出センサ54がピンを検出した条件の2つの条件に基づいて後退する。
この種の設備では主ガイドレール13上に不具合が発生し、トロリーチェーン51を止める必要が発生する。停止時間が短ければ、本発明により、ハンガー移動を継続させることができるが、停止時間が長いときには、主ストッパ55を活用する。
すなわち、トロリーチェーン51が停止したことにより、主ストッパ55は出たままとなる。この結果、主ストッパ55で左又は右のハンガー15、17を強制停止させることができる。
図6〜図8をフローにまとめると次の通りになる。
図9は本発明に係るハンガー合流装置の作動フロー図である。ST××はステップ番号を示す。
ST01:駆動突起46(2)を駆動突起検出用第1センサ52が検出する。
ST02:検出情報に基づき主トロリーチェーン51の速度を低速に切り替える。
ST03:同時にプレストッパ56を解除する。
ST04:シャトル機構18でハンガー17を70%程度前進移動する。この70%は、ハンガー17の受動ドッグ23が駆動突起46(2)に係合しない位置で、前進を留めることを意味する。
ST05:駆動突起46(2)を駆動突起検出用第2センサ53が検出する。
ST06:シャトル機構18でハンガー17を残り30%程度前進移動する。この残り30%は、ハンガー17の受動ドッグ23が駆動突起46(2)に係合し得る位置まで、前進させることを意味する。
ST07:駆動突起46(2)でハンガー17を前進させる。
ST08:ピン検出センサ54で、ハンガー17の位置検出用ピン34を検出する。
ST09:検出情報に基づきトロリーチェーン51の速度を高速モードに切り替える。
ST10:同時に主ストッパ55を解除する。次にST01に戻る。
ところで、トロリーチェーン51は、一般のチェーンと同様に、リンクプレートを連結ピンで結合してなる。リンクプレートにピン孔を開け、このピン孔へ連結ピンを通す。従って、使用と共にリンクプレート側のピン孔が丸から長円に不可避的に変形し、これがチェーンの伸びとなって現れる。
トロリーチェーン51を連続的に周回させる場合と、断続的に停止と運転とを繰り返す場合を比較すると、頻繁に停止させた場合は衝撃力がピン孔に作用し、ピン孔の変形は飛躍的に増加し、頻繁にチェーンの張りを調整し、チェーンを新品のチェーンに交換する必要がでてくる。
本発明では、図の右部に明示したとおりに、トロリーチェーン51は、高速/低速に切り替えることはあっても、止めることはなく連続的に周回させるため、チェーンの伸びを抑え、チェーン交換の頻度を大幅に下げることができる。この結果、保守・点検費用を大いに圧縮することができる。加えて、点検に伴うライン停止の回数が減るため、ラインの生産性を高めることができる。
尚、本発明のハンガーの合流装置で扱うワークは、車両用ドアの他、車両用部品、一般機械部品、建築部品など製造ラインで搬送するワークであれば、種類は問わない。
本発明は、車体に脱着するドアの運搬を対象としたハンガーの合流装置に好適である。
本発明に係るハンガー合流装置の平面図である。 本発明で採用したハンガーの全体図である。 本発明で採用した牽引トロリーの図である。 本発明の牽引トロリーの作用説明図である。 本発明の牽引トロリーの作用説明図である。 本発明の合流装置の構成図兼作用説明図である。 図6に続く作用図である。 図7に続く作用図である。 本発明に係るハンガー合流装置の作動フロー図である。 従来のドア搬送ラインの原理図である。 従来のハンガーの作用図である。 従来の合流部分における作用説明図である。 従来の合流部分における問題点を説明する図である。
符号の説明
11、12…左右のプレガイドレール、13…主ガイドレール、15、17…左右のハンガー、15、18…左右のシャトル手段、20…牽引トロリー、23…受動ドッグ、34…位置検出用ピン、50…ハンガーの分流装置、51…主トロリーチェーン、52…駆動突起検出用第1センサ、53…駆動突起検出用第2センサ、54…ピン検出センサ、58…制御部。

Claims (1)

  1. 複数個のハンガーを直列に並べて案内する主ガイドレールの入口に、少なくとも2本のプレガイドレールを接続し、これらのプレガイドレールからハンガーを交互に前記主ガイドレールへ導くために主ガイドレールの入口に配置する合流装置において、
    この合流装置は、主ガイドレール上のハンガーを移動する主トロリーチェーンに一定ピッチで設けた駆動突起を検出するために主トロリーチェーンに沿って配置した駆動突起検出用第1センサと、
    このセンサより下流位置に配置し且つ前記駆動突起を検出するために主トロリーチェーンに沿って配置した駆動突起検出用第2センサと、
    このセンサより下流位置に配置し且つハンガーから突起した位置検出用ピンを検出するために前記主ガイドレールに沿って配置したピン検出センサと、
    前記プレガイドレール上のハンガーを前記主ガイドレールの入口近傍まで移動するために前記主トロリーチェーンとは別に配置するシャトル機構と、
    前記駆動突起検出用第1センサの検出情報に基づいて主トロリーチェーンの速度を低速モードに切り替え、プレガイドレール上で待機中のハンガーを前記シャトル機構により前記駆動突起がまだハンガーに係合しない位置まで前進させ、前記駆動突起検出用第2センサの検出情報に基づいて前記ハンガーをシャトル機構により駆動突起がハンガーに係合可能な位置まで前進させ、この駆動突起が係合してハンガーが前進し前記位置検出用ピンがピン検出センサに到達したらこの検出情報に基づいて主トロリーチェーンの速度を高速モードに切り替える、一連の制御を実行する制御部と、
    から構成したことを特徴とするハンガーの合流装置。
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