JP4231310B2 - 液体加熱調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フライヤーやゆで麺器等、加熱した油や水等の液体によって食材を加熱調理する液体加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】
フライヤー等の液体加熱調理器においては、調理油等の液体を収容する調理槽と、その調理槽を加熱するバーナ等の加熱手段と、液体の温度を検出する温度検出手段と、加熱手段を制御する制御手段とを備え、制御手段が、選択された調理メニューに従い、液体の温度を監視しつつ加熱手段を動作させて調理槽内の液体を設定温度で加熱することで、調理槽内に投入された食材を加熱調理可能となっている。なお、調理槽には、加熱手段によって加熱されるクッキングゾーンと、クッキングゾーンの下方にあって加熱手段によって加熱されないコールドゾーンとを形成して、食材の滓等をコールドゾーンに集めるようにしたものがある。
一方、このような液体加熱調理器にあっては、調理槽内の液体が少量の場合に調理を行うと、液体の温度が上昇しやすく、調理不良や発火のおそれがあるため、液体が適量であるか否かを検出可能とするのが望ましい。例えば特許文献1では、光センサを用いて液面位置を検出することで、液体の量を確認可能としている。
【0003】
【特許文献1】
米国特許第6057772号明細書
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、光センサ等のセンサを用いると、検出面の汚れや目詰まり等で検出不能となったり、検出誤差が生じたりして信頼性に問題があった。
【0005】
そこで、請求項1に記載の発明は、簡単な構成で液体の量を確実に確認できる液体加熱調理器を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、コールドゾーンに、液体の温度を検出する第2の温度検出手段を設けて、制御手段は、第2の温度検出手段による検出温度が、温度検出手段の検出温度よりも所定量高く、且つ第2の温度検出手段による検出温度の上昇の傾きが、所定の上昇の傾き以上となった場合には、調理槽内の液体が少量と判断することを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、液体加熱調理器の一例である圧力フライヤーの外観斜視図、図2はその概略構成図で、圧力フライヤー1は、ボックス状のケーシング2内の燃焼室3に、上方を開口して調理油を収容する調理槽としての油槽4と、その油槽4の下方にあって油槽4を底部から加熱する加熱手段としての一対のバーナ5,5とを備え、各バーナ5は、ケーシング2内に設けられた制御手段としてのバーナコントローラ6によって燃焼制御される。7は燃焼室3内に燃焼用空気を供給するファンで、これもバーナコントローラ6によって駆動制御される。また、燃焼室3の後方上部には、燃焼排ガスの排出口8が設けられ、この排出口8が、ケーシング2の後方に垂設された後壁9内に形成されて上面が開口される排気室10と連通している。
【0008】
なお、油槽4は、横断面が円形であって、その底部は、中心部へ向かって低くなるすり鉢状の傾斜底部41と、その中心に位置して下方へ突出する小径円部42とからなる二段形状を呈しており、バーナ5,5は、小径円部42を中心とした点対称に配置されて、傾斜底部41を加熱する。よって、油槽4内には、バーナ5,5によって加熱されるクッキングゾーン43と、そのクッキングゾーン43の下方にあってバーナ5,5に加熱されないコールドゾーン44とが形成されることになる。すなわち、調理中に発生した食材の滓等を傾斜底部41で導いてコールドゾーン44に集めるようにしたことで、クッキングゾーン43での迅速な温度上昇や均等な温度分布を確保して、クッキングゾーン43での調理に影響がないようにしたものである。
【0009】
11は蓋で、ケーシング2内で油槽4の後方(奥側)で昇降可能且つ上限位置への付勢状態で垂設された支持棒12により支持され、支持棒12と共に蓋11を下降させると、下限位置で蓋11が油槽4の開口に嵌入して油槽4を閉塞する。13は、蓋11の下限位置でケーシング2側のロック板14と係止して蓋11をロック可能なロックレバー、15は、蓋11の下面から着脱可能に吊下され、食材を載せた金網を複数段収納可能な金属製のバスケットで、バスケット15は、蓋11の下限位置で油槽4の調理油内に没入可能となっている。
【0010】
また、油槽4において、傾斜底部41の上方位置には、クッキングゾーン43での調理油の温度を検出する温度検出手段としての第1温度センサ16が設けられ、小径円部42内には、コールドゾーン44での調理油の温度を検出する第2の温度検出手段としての第2温度センサ17が設けられて、各温度センサ16,17の検出信号がバーナコントローラ6に入力されるようになっている。
さらに、油槽4における開口際には、油槽4内を外気に開放させる2つの通気管18,19が接続され、一方の通気管18には、バーナコントローラ6によって開閉制御される常開型の圧力弁20が、他方の通気管19には、所定圧力を超えるとプランジャが動作して圧力を逃がす自動式の調圧弁21が夫々設けられている。
【0011】
一方、ケーシング2の正面には、バーナコントローラ6に電気的接続されるフライコントローラ22が設けられ、このフライコントローラ22には、図示しない表示部と、複数のメニューボタンやスタートボタン等が備えられている。よって、フライコントローラ22で何れかのメニューボタンで調理メニューを選択してスタートボタンを押すと、バーナコントローラ6は、選択された調理メニューに設定された加熱温度や調理タイマに従って、第1温度センサ16により得られる調理油の温度を監視しつつ、バーナ5,5を所定時間ごとに断続的に燃焼させるオン/オフ制御を行い、油槽4内の調理油を加熱するものとなる。
【0012】
さらに、バーナコントローラ6は、上記バーナ5,5の燃焼制御と並行し、第2温度センサ17を利用して油槽4内の調理油が適量であるか否かを判別可能としている。以下、この油量検出機能を図3のフローチャートを用いて説明する。
【0013】
まず、S1でバーナ5,5の燃焼制御が開始されると、S2で、バーナコントローラ6は、第2温度センサ17から得られる検出温度T2が、予め設定された所定値TS1よりも低いか否かを判別する。ここで所定値TS1より低ければ、バーナコントローラ6はS3でそのまま調理メニューに従って燃焼制御を継続する。一方、検出温度T2が所定値TS1以上であれば、油槽4内の調理油の量が適量よりも少ないと判断して、S4でバーナ5,5の燃焼量を低くし、フライコントローラ22において異常報知を行う。すなわち、調理油の量が少なくなると、コールドゾーン44でも調理油の温度が上昇することから、この状態を利用して調理油の量が適量か否かを判別可能としたものである。なお、油量が少量と判断した場合は、燃焼量を低くせずにバーナ5,5の燃焼を停止させるようにしても良い。
【0014】
このように上記形態の圧力フライヤー1によれば、コールドゾーン44に、調理油の温度を検出する第2温度センサ17を設けて、バーナコントローラ6は、第2温度センサ17による検出温度が所定値以上となった際に、調理油が少量と判断するようにしたことで、第2温度センサ17を設ける簡単な構成で、検出誤差や検出不能といった不具合を生じさせることなく、調理油の量を確実に確認できる。
【0015】
なお、上記形態では、第2温度センサ17の検出温度を所定値と比較しているが、図4に示すように、S2の判別で、第2温度センサ17の検出温度T2が第1温度センサ16の検出温度T1から所定値TS2以上高いか否かを判別することもできる。このように第1温度センサ16の検出温度T1を目安にして油量検出を行えば、検出精度が向上する。
また、これに加えて、図5に示すように、S2の判別で、第2温度センサ17の検出温度T2が第1温度センサ16の検出温度T1から所定値TS2以上高い場合は、さらにS4の判別で、検出温度T2の上昇の傾きが、予め設定された所定の傾きΔTS3を超えるか否かを判別し、所定の傾きΔTS3を超える場合に油量が少ないと判断して、S5で燃焼量低下或いは燃焼停止を行うようにしても良い。このように所定量の温度上昇と傾きとの双方を満たした場合にのみ油量少量と判断すれば、油量検出の精度はより高くなる。
【0016】
一方、コールドゾーンへ設ける第2の温度検出手段の数は、上記形態のように1つに限らず、温度センサを複数配置して、何れか1つ或いは任意の数の温度センサの検出温度が所定の温度上昇及び/または傾きに達すると油量少量と判断するといった構成も採用できる。
その他、本発明は、圧力フライヤー以外に、蓋で密封しないオープンフライヤーや、水を加熱するゆで麺器等、他の液体加熱調理器でも適用可能で、調理槽の形態も、加熱手段に直接加熱されないコールドゾーンを備えたものであれば、円形に限らず、四角形の調理槽で底部中央にコールドゾーンを直線状に突設した形態や、コールドゾーンを中央でなく片端に寄せた形態等、上記形態に限らず本発明は採用可能である。
【0017】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、コールドゾーンに第2の温度検出手段を設けて、第2の温度検出手段による検出温度が、温度検出手段の検出温度よりも所定量高く、且つ第2の温度検出手段による検出温度の上昇の傾きが、所定の上昇の傾き以上となった場合に、調理槽内の液体が少量と判断するようにしたことで、第2の温度検出手段を設ける簡単な構成で、検出誤差や検出不能といった不具合を生じさせることなく、精度よく調理油の量を確実に確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧力フライヤーの外観斜視図である。
【図2】圧力フライヤーの概略構成図である。
【図3】油量検出制御のフローチャートである。
【図4】油量検出制御の変更例のフローチャートである。
【図5】油量検出制御の変更例のフローチャートである。
【符号の説明】
1・・圧力フライヤー、2・・ケーシング、4・・油槽、5・・バーナ、6・・バーナコントローラ、11・・蓋、16・・第1温度センサ、17・・第2温度センサ、22・・フライコントローラ。

Claims (1)

  1. 液体を収容する調理槽と、その調理槽を加熱する加熱手段と、前記液体の温度を検出する温度検出手段と、前記加熱手段の動作を制御する制御手段とを備え、前記調理槽には、前記加熱手段によって加熱されるクッキングゾーンと、前記クッキングゾーンの下方にあって前記加熱手段によって加熱されないコールドゾーンとを形成した液体加熱調理器であって、
    前記コールドゾーンに、前記液体の温度を検出する第2の温度検出手段を設けて、前記制御手段は、前記第2の温度検出手段による検出温度が、前記温度検出手段の検出温度よりも所定量高く、且つ前記第2の温度検出手段による検出温度の上昇の傾きが、所定の上昇の傾き以上となった場合には、前記調理槽内の液体が少量と判断することを特徴とする液体加熱調理器。
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