JP4231215B2 - カスタマエンジニア派遣システム、カスタマエンジニア派遣方法及びカスタマエンジニア派遣装置 - Google Patents

カスタマエンジニア派遣システム、カスタマエンジニア派遣方法及びカスタマエンジニア派遣装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カスタマエンジニア派遣システム、カスタマエンジニア派遣方法及びカスタマエンジニア派遣装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
オフィス又は家庭に、複写機等の多くの機器が配置されている。これらの機器は、定期的には点検せず、不具合が発生したときに、顧客がその都度対処を依頼する場合と、あらかじめ、顧客と保守・点検を行う事業者と契約を結び、定期的に、保守・点検を行う場合とがある。
【0003】
定期的に保守・点検する場合は、例えば、数ヶ月ごとに、保守・点検要員が、オフィス又は家庭を訪問し、保守・点検作業を行っている。
【0004】
一方、機器の高機能化に従い、機器自体が自己診断することが可能となり、機器の故障時又は故障でなくても正常でない状態等の不具合を、機器自体が、機器のコールセンタに通報することが可能となってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の定期的に点検せず、不具合が発生したときに、顧客がその都度対処を依頼する場合では、企業におけるコールセンタでその依頼を受付けてから、その顧客の所にカスタマエンジニアの派遣が行なわれる。その結果、カスタマエンジニアが派遣されるまでに、人手と時間を要するという問題がある。
【0006】
また、従来の場合では、不具合を顧客が知ってからの依頼であり、顧客が対処を依頼するまで、時間を要するという問題がある。
【0007】
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、機器の不具合に対するカスタマエンジニアの派遣を効率的に行うことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するための手段を採用している。
【0009】
請求項1に記載された発明は、顧客に配置された機器と、該機器の情報を収集する顧客機器情報収集装置と、カスタマエンジニア派遣装置とを有するカスタマエンジニア派遣システムであって、
前記機器は、前記顧客機器情報収集装置に対して、前記機器の不具合状態を示す不具合情報を送信し、
前記顧客機器情報収集装置は、前記不具合情報を収集して、前記カスタマエンジニア派遣装置に送信し、
前記カスタマエンジニア派遣装置は、前記顧客機器情報収集装置から前記不具合情報を受付ける受付部と、前記不具合情報に基づいてカスタマエンジニアを派遣すべきか否かの判定を行う派遣判断部と、派遣するカスタマエンジニアを選択するカスタマエンジニア選択部と、カスタマエンジニアに連絡する連絡部と、派遣判断部が派遣の是非を判断するときに参照する判断情報データベースと、カスタマエンジニアの専門性等を格納したCE情報データベースとを有し、
前記不具合情報が、前記機器の自己診断により故障が検知されたときに前記顧客機器情報収集装置に対して通知されるサービスコール(以下、「SC」と言う。)の場合、
前記派遣判断部は、前記判断情報データベース及び前記CE情報データベースとを参照して、
(1)第1の所定期間内にSCがあり、更に、カスタマエンジニアの手配があり、同一SCが再発していた場合は、カスタマエンジニアの派遣を決定し、
(2)第1の所定期間内にSCがなかった場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
(3)第1の所定期間内にSCがあったものの、カスタマエンジニアの手配がなかった場合で、
最新の第2の所定期間内に、SCがあり、同一SCが再発していた場合は、カスタマエンジニアの派遣を決定し、
(4)第1の所定期間内にSCがあったものの、カスタマエンジニアの手配がなかった場合で、
最新の第2の所定期間内に、SCがない場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
(5)第1の所定期間内にSCがあったものの、カスタマエンジニアの手配がなかった場合で、
前記最新の第2の所定期間内に、SCがあったものの、同一SCが再発していない場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定する
ことを特徴とする。
請求項2に記載された発明は、顧客に配置された機器と、該機器の情報を収集する顧客機器情報収集装置と、カスタマエンジニア派遣装置とを有するカスタマエンジニア派遣システムであって、
前記機器は、前記顧客機器情報収集装置に対して、前記機器の不具合状態を示す不具合情報を送信し、
前記顧客機器情報収集装置は、前記不具合情報を収集して、前記カスタマエンジニア派遣装置に送信し、
前記カスタマエンジニア派遣装置は、前記顧客機器情報収集装置から前記不具合情報を受付ける受付部と、前記不具合情報に基づいてカスタマエンジニアを派遣すべきか否かの判定を行う派遣判断部と、派遣するカスタマエンジニアを選択するカスタマエンジニア選択部と、カスタマエンジニアに連絡する連絡部と、派遣判断部が派遣の是非を判断するときに参照する判断情報データベースと、カスタマエンジニアの専門性等を格納したCE情報データベースとを有し、
前記不具合情報が、前記機器の紙詰まり(以下、「ジャム」という。)の場合、
前記派遣判断部は、前記判断情報データベース及び前記CE情報データベースとを参照 して、
(1)最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第1の所定期間より長期の第2の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが再発した場合であって、ジャムの再発におけるMCBJが悪い場合は、カスタマエンジニアの派遣を決定し、
(2)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生しなかった場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
(3)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが発生しない場合であって、市場同機種の平均MCBJと比較して、その値より大きい場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
(4)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが発生しない場合であって、市場同機種の平均MCBJと比較して、その値より小さい場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
(5)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが発生したものの、前記第2の所定期間内に発生したジャムが再発しない場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
(6)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内に発生したジャムが再発した場合であって、ジャムの再発におけるMCBJが良い場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定する
ことを特徴とする
【0010】
請求項1又は2に記載された発明によれば、顧客に配置された機器は、顧客機器情報収集装置に対して、機器の不具合状態を示す不具合情報を送信し、顧客機器情報収集装置は、不具合情報を収集して、カスタマエンジニア派遣装置に送信し、カスタマエンジニア派遣装置は、不具合情報に基づいて、派遣するカスタマエンジニアを選択することにより、機器の不具合に対するカスタマエンジニアの派遣を効率的に行うことができる。
【0011】
請求項に記載された発明は、請求項1又は2記載のカスタマエンジニア派遣装置において、前記顧客機器情報収集装置と前記カスタマエンジニア派遣装置とを合体して、一つのカスタマエンジニア派遣装置としたことを特徴とする。
【0012】
請求項に記載された発明によれば、顧客機器情報収集装置とカスタマエンジニア派遣装置とを合体して、一つのカスタマエンジニア派遣装置としたことにより、顧客機器情報収集装置とカスタマエンジニア派遣装置との間の、情報伝送を省略することができ、効率的な、カスタマエンジニア派遣装置を提供することができる。
【0013】
請求項に記載された発明は、顧客に配置された機器からの不具合情報に基づいてカスタマエンジニアを派遣するカスタマエンジニア派遣装置であって、顧客機器情報収集装置から前記不具合情報を受付ける受付部と、前記不具合情報に基づいてカスタマエンジニアを派遣すべきか否かの判定を行う派遣判断部と、派遣するカスタマエンジニアを選択するカスタマエンジニア選択部と、カスタマエンジニアに連絡する連絡部とを有するカスタマエンジニア派遣装置におけるカスタマエンジニア派遣方法であって、
前記受付部が、前記不具合情報を受付ける受付けステップと、
前記派遣判断部が、カスタマエンジニアを派遣すべきか否かの判定を行う派遣判断ステップと、
前記カスタマエンジニア選択部が、顧客の担当、機器の種類又は不具合の内容に基づいて、派遣するカスタマエンジニアを選択するカスタマエンジニア選択ステップと、
前記連絡部が、カスタマエンジニアに連絡する連絡ステップとを有し、
前記不具合情報が、前記機器の自己診断により故障が検知されたときに前記顧客機器情報収集装置に対して通知されるサービスコール(以下、「SC」と言う。)の場合、
前記派遣判断部は、前記派遣判断部が派遣の是非を判断するときに参照する判断情報データベースとカスタマエンジニアの専門性等を格納したCE情報データベースとを参照して、
(1)第1の所定期間内にSCがあり、更に、カスタマエンジニアの手配があり、同一SCが再発していた場合は、カスタマエンジニアの派遣を決定し、
(2)第1の所定期間内にSCがなかった場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
(3)第1の所定期間内にSCがあったものの、カスタマエンジニアの手配がなかった場合で、
最新の第2の所定期間内に、SCがあり、同一SCが再発していた場合は、カスタマエンジニアの派遣を決定し、
(4)第1の所定期間内にSCがあったものの、カスタマエンジニアの手配がなかった場合で、
最新の第2の所定期間内に、SCがない場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
(5)第1の所定期間内にSCがあったものの、カスタマエンジニアの手配がなかった場合で、
前記最新の第2の所定期間内に、SCがあったものの、同一SCが再発していない場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定する
ことを特徴とする。
請求項5に記載された発明は、顧客に配置された機器からの不具合情報に基づいてカスタマエンジニアを派遣するカスタマエンジニア派遣装置であって、顧客機器情報収集装置から前記不具合情報を受付ける受付部と、前記不具合情報に基づいてカスタマエンジニアを派遣すべきか否かの判定を行う派遣判断部と、派遣するカスタマエンジニアを選択するカスタマエンジニア選択部と、カスタマエンジニアに連絡する連絡部とを有するカスタマエンジニア派遣装置におけるカスタマエンジニア派遣方法であって、
前記受付部が、前記不具合情報を受付ける受付けステップと、
前記派遣判断部が、カスタマエンジニアを派遣すべきか否かの判定を行う派遣判断ステップと、
前記カスタマエンジニア選択部が、顧客の担当、機器の種類又は不具合の内容に基づいて、派遣するカスタマエンジニアを選択するカスタマエンジニア選択ステップと、
前記連絡部が、カスタマエンジニアに連絡する連絡ステップとを有し、
前記不具合情報が、前記機器の紙詰まり(以下、「ジャム」という。)の場合、
前記派遣判断部は、前記派遣判断部が派遣の是非を判断するときに参照する判断情報データベースとカスタマエンジニアの専門性等を格納したCE情報データベースとを参照し て、
(1)最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第1の所定期間より長期の第2の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが再発した場合であって、ジャムの再発におけるMCBJが悪い場合は、カスタマエンジニアの派遣を決定し、
(2)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生しなかった場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
(3)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが発生しない場合であって、市場同機種の平均MCBJと比較して、その値より大きい場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
(4)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが発生しない場合であって、市場同機種の平均MCBJと比較して、その値より小さい場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
(5)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが発生したものの、前記第2の所定期間内に発生したジャムが再発しない場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
(6)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内に発生したジャムが再発した場合であって、ジャムの再発におけるMCBJが良い場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定する
ことを特徴とする
【0014】
請求項4又は5に記載された発明によれば、不具合情報及び前記カスタマエンジニア派遣依頼情報を受付ける受付けステップと、カスタマエンジニアを派遣すべきか否かの判定を行う派遣判断ステップと、顧客の担当、機器の種類又は不具合の内容に基づいて、派遣するカスタマエンジニアを選択するカスタマエンジニア選択ステップと、カスタマエンジニアに連絡する連絡ステップとを有することにより、機器の不具合に対するカスタマエンジニアの派遣を効率的に行うことができる。
【0015】
請求項に記載された発明は、請求項4又は5記載のカスタマエンジニア派遣方法において、カスタマエンジニアのスケジュールを参照するスケジュール参照ステップを有することを特徴とする。
【0016】
請求項に記載された発明によれば、カスタマエンジニアのスケジュールを参照することにより、カスタマエンジニアのスケジュールに合致した、カスタマエンジニアの派遣を行うことができる。
【0017】
請求項に記載された発明は、請求項4ないし6いずれか一項に記載のカスタマエンジニア派遣方法における前記カスタマエンジニア選択ステップにおいて、複数のカスタマエンジニアを、順位を付けて選択し、更に、前記連絡ステップにおいて、連絡後、所定時間応答の無い場合、次の順位のカスタマエンジニアに、連絡することを特徴とする。
【0018】
請求項に記載された発明によれば、複数のカスタマエンジニアを、順位を付けて選択し、更に、前記連絡ステップにおいて、連絡後、所定時間応答の無い場合、次の順位のカスタマエンジニアに、連絡することにより、派遣すべきカスタマエンジニアと連絡が取れなくても、別のカスタマエンジニアを派遣することができる。
【0026】
請求項に記載された発明は、顧客に配置された機器からの不具合情報に基づいてカスタマエンジニアを派遣するカスタマエンジニア派遣装置において、
前記不具合情報を受付ける受付部と、
カスタマエンジニアを派遣すべきか否かの判定を行う派遣判断部と、
遣するカスタマエンジニアを選択するカスタマエンジニア選択部と、
カスタマエンジニアに連絡する連絡部と
前記派遣判断部が派遣の是非を判断するときに参照する判断情報データベースと、
カスタマエンジニアの専門性等を格納したCE情報データベースとを有し、
前記不具合情報が、前記機器の自己診断により故障が検知されたときに前記顧客機器情報収集装置に対して通知されるサービスコール(以下、「SC」と言う。)の場合、
前記派遣判断部は、前記判断情報データベース及び前記CE情報データベースとを参照して、
(1)第1の所定期間内にSCがあり、更に、カスタマエンジニアの手配があり、同一SCが再発していた場合は、カスタマエンジニアの派遣を決定し、
(2)第1の所定期間内にSCがなかった場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
(3)第1の所定期間内にSCがあったものの、カスタマエンジニアの手配がなかった場合で、
最新の第2の所定期間内に、SCがあり、同一SCが再発していた場合は、カスタマエンジニアの派遣を決定し、
(4)第1の所定期間内にSCがあったものの、カスタマエンジニアの手配がなかった場合で、
最新の第2の所定期間内に、SCがない場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
(5)第1の所定期間内にSCがあったものの、カスタマエンジニアの手配がなかった場合で、
前記最新の第2の所定期間内に、SCがあったものの、同一SCが再発していない場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定する
ことを特徴とする。
請求項9に記載された発明は、顧客に配置された機器からの不具合情報に基づいてカスタマエンジニアを派遣するカスタマエンジニア派遣装置において、
前記不具合情報を受付ける受付部と、
カスタマエンジニアを派遣すべきか否かの判定を行う派遣判断部と、
派遣するカスタマエンジニアを選択するカスタマエンジニア選択部と、
カスタマエンジニアに連絡する連絡部と、
前記派遣判断部が派遣の是非を判断するときに参照する判断情報データベースと、
カスタマエンジニアの専門性等を格納したCE情報データベースとを有し、
前記不具合情報が、前記機器の紙詰まり(以下、「ジャム」という。)の場合、
前記派遣判断部は、前記判断情報データベース及び前記CE情報データベースとを参照して、
(1)最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第1の所定期間より長期の第2の所定期間内に、ジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが再発した場合であって、ジャムの再発におけるMCBJが悪い場合は、カスタマエンジニアの派遣を決定し、
(2)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生しなかった場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
(3)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが発生しない場合であって、市場同機種の平均MCBJと比較して、その値より大きい場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
(4)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが発生しない場合であって、市場同機種の平均MCBJと比較して、その値より小さい場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
(5)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが発生したものの、前記第2の所定期間内に発生したジャムが再発しない場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
(6)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内に発生したジャムが再発した場合であって、ジャムの再発におけるMCBJが良い場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定する
ことを特徴とする
【0027】
請求項10に記載された発明は、請求項8又は9記載のカスタマエンジニア派遣装置において、カスタマエンジニアのスケジュールを格納したカスタマエンジニアスケジュールデータベースを有し、前記派遣判断部は、前記カスタマエンジニアスケジュールデータベースを参照して、判断することを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
【0031】
図1に本発明のカスタマエンジニア派遣システムの例を示す。図1は、通信ネットワーク10、顧客が使用する機器(顧客に配置された機器)601〜60、顧客機器情報収集・管理装置90及びCE(カスタマエンジニア)派遣装置80から構成されている。なお、顧客機器情報収集・管理装置90及びCE派遣装置80を一つの装置とし、CE派遣装置としてもよい。また、顧客が使用する機器601〜60及びCE端末701〜70をクライアント、顧客機器情報収集・管理装置90及びCE派遣装置80をサーバとしてもよい。
【0032】
通信ネットワーク10は、インターネット、公衆電話網等を含む電話及び/又はデータ通信のためのネットワークであって、移動端末用又は固定端末用の通信ネットワークである。顧客が使用する機器601〜60は、通信ネットワーク10により、顧客機器情報収集・管理装置90に接続されている。なお、顧客が使用する機器601〜60は、ネットワーク10とは異なるネットワーク、例えば、専用線ネットワーク等のネットワークにより、直接、顧客機器情報収集・管理装置90に接続するようにしてもよい。
【0033】
顧客が使用する機器601〜60は、企業、家庭等で使用するプリンタ、複写機、ファクス等の機器である。なお、以下の説明で具体的に顧客が使用する機器を説明する場合は、複写機を例にして説明する。CE端末701〜70は、カスタマエンジニアが所有する端末であり、固定端末でも移動端末でもよい。以下の説明では、CE端末701〜70は、インターネットの利用が可能な携帯電話機であり、電子メールを受けることが可能な端末として説明する。
【0034】
顧客機器情報収集・管理装置90は、顧客が使用する機器601〜60の使用状態を示す使用状態情報、不具合を示す不具合情報、不具合に対する対処情報等を収集して管理する。また、収集したこれらの情報を、必要に応じ、加工して、CE派遣装置80に転送する。なお、不具合情報は、顧客が使用する機器601〜60から、定期的に又必要に応じて、顧客機器情報収集・管理装置90に送出する。また、CE派遣装置80は、顧客機器情報収集・管理装置90の記憶手段にアクセスし、この記憶手段に記憶されている顧客が使用する機器の使用状態を示す使用状態情報、不具合を示す不具合情報、不具合に対する対処情報等を、任意に取得することができる。なお、顧客が使用する機器601〜60の不具合情報は、直接、CE派遣装置80に送出するようにしてもよい。
【0035】
図2に、顧客が使用する機器601〜60の構成例を示す。顧客が使用する機器である複写機200は、PC(パーソナルコンピュータ)等のホスト300a、300bから、LAN46、通信コントローラ4243(後述のパラレルI/Fコントローラ42とLANコントローラ43)を介して、プリント指示のコマンド及びプリントデータ等が与えられると、そのプリントデータを印刷することが可能なシステム構成である。なお、複写機200はデジタル複写機であり、それ自身で、原稿のコピーを生成することもできる。
【0036】
図3に、複写機200の電気システムの概要を示す。図3は、メインコントローラ20を中心に、複写機200の制御装置を図示したものである。メインコントローラ20は、複写機200全体を制御する。メインコントローラ20には、顧客に対する表示と、顧客からの機能設定入力制御を行う操作部30、スキャナの制御、原稿画像を画像メモリに書き込む制御及び画像メモリからの作像に係る制御等を行う画像処理ユニット(IPU)49、ならびに、原稿自動送り装置(ADF)1及び荷電、現像、給紙、転写、定着エンジン、センサ部22、等の分散制御装置が接続されている。各分散制御装置とメインコントローラ20は、必要に応じて機械の状態、動作指令のやりとりを行っている、また、紙搬送等に必要なメインモータ、各種クラッチも、メインコントローラ20内の図示しないドライバに接続されている。
【0037】
なお、診断部28は、後述するように、自己診断を行い、複写機が故障状態であると判断した場合又は故障ではないがメンテナンスを必要とする状態であると判断した場合は、通信コントローラ44及びルータ45を介して、顧客機器情報収集・管理装置90に、不具合情報である故障情報又はアラーム情報が送信される。なお、不具合情報は、顧客機器情報収集・管理装置90及び/又はCE端末701〜70に送出することができる。
【0038】
荷電、現像、給紙、転写、定着エンジン、センサ部22には、給紙トレイからの給紙をはじめとして、感光体の荷電、書込みユニットによる画像露光、現像、転写、定着及び排紙を行う機構要素を駆動する電気回路及び制御回路、ならびに各種センサ等を有する。サイズ検知を行う各センサが各トレイに装備されており、給紙制御板上のサイズ判定回路が、各センサの検出信号に基づいて、各トレイに装備した転写紙のサイズを判定し、サイズデータを検出して記憶する。また、トレイに装備した転写紙が普通紙か、OHP用紙か又はトレーシングペーパかを検出する紙質センサが各トレイに装備されており、給紙制御板上の紙質判定回路が、各センサの検出信号に基づいて、各トレイに装備した転写紙の紙質を判定し、紙質データを保持する。トレイ及び給紙機構廻りにはその他のセンサも装備されており、給紙制御板上に検出回路がある。メインコントローラ20は、所定のタイミングで給紙制御板上の判定回路及び検出回路が保持する検出データを読込んで、給紙部の状態を認識する。
【0039】
また、荷電、現像、給紙、転写、定着エンジン、センサ部22には、更に、環境に影響を与える化学物質の検出、異常音の検出、電圧の検出、圧力の検出、機器の使用量を示す使用量情報及び前記機器の品質を示す品質情報を取得するため機器に係る各種データを収集して記憶する記憶部(図示せず)を有している。荷電、現像、給紙、転写、定着エンジン、センサ部22が収集した情報は、診断部28で使用される。
【0040】
診断部28は、機器の自己診断を行う。その結果を、自動的に又は顧客の指示に従って、通信コントローラ44及びルータ45を介して、顧客機器情報収集・管理装置90(又は、CE派遣装置80)に送出する。
【0041】
診断部28は、荷電、現像、給紙、転写、定着エンジン、センサ部22が収集した、当該機器に係る各種データに基づいて、機器の診断を行う。即ち、当該機器が故障の状態か、故障ではないがメンテナンスを必要とする状態であるか等を判断する。診断部28が、故障状態であると判断した場合又は故障ではないがメンテナンスを必要とする状態であると判断した場合は、顧客機器情報収集・管理装置90(又は、CE派遣装置80)に故障情報又はアラーム情報として送信される。
【0042】
これらの情報は、情報コードで表現され、診断部28のバッファ(図示せず)に一旦蓄積後、顧客機器情報収集・管理装置90(又は、CE派遣装置80)に、ネットワークに対応した所定の伝送フォーマットにより通報される。従って、情報コードを見ることにより、故障等の内容を知ることができる。情報コードの例を図4に示す。
【0043】
図4の情報コードは、11バイト構成であり、第1及び2バイトは分類コード81で、第3〜第9バイトはモードコード(情報の内容を示すコード)82で、第10及び第11バイトは、顧客機器情報収集・管理装置90での使用のためのバイト83であり、機器から送信される状態では、「00」が挿入される。
【0044】
第1バイトの値が「1」の情報は、例えば、顧客機器情報収集・管理装置90(又は、CE派遣装置80)からのみ、読み出し可能な情報の場合であり、機器の状態情報、紙詰まり履歴、稼働履歴、コピー枚数の履歴等の情報である。また、第1バイトの値が「3」の情報は、不具合情報であることを示すもので、例えば、故障情報、アラーム情報等である。
【0045】
上述の情報コードで表現され故障情報、アラーム情報、使用量情報等を、例えば、図5に示すような伝送フォーマットに挿入して、顧客機器情報収集・管理装置90に送信する。
【0046】
図5の伝送フォーマットは、機器のID情報91、コール種別情報92,日時情報93及び故障情報、アラーム情報、使用量情報等の情報94から構成されている。なお、伝送フォーマットは、図5の伝送フォーマットに限定されず、使用する回線に対応した伝送フォーマットを用いる。
【0047】
機器のID情報91は、例えば、顧客が使用する機器の機種・機番情報であり、コール種別情報92は,例えば、テスト、価格、コールする内容等の情報であり、日時情報93は、例えば、顧客が使用する機器の時計情報である。なお、機器の機種・機番情報は、インターネットで用いるプロトコルの第6版(IPv6)のアドレスであってもよい。
【0048】
プリンタコントローラ41は、外部からの画像データ及びプリント指示するコマンドを解析し、画像データとして、印刷できる状態にビットマップ展開し、印刷モードをコマンドから解析し動作を決定している。その画像データを受信してコピーするために、LANコントローラ43とパラレルI/F42が設けられている。
【0049】
図6に、複写機200の操作部30の上面を示す。操作部30には、液晶タッチパネル31、テンキー32、クリア/ストップキー33、スタートキー34、モードクリアキー35、初期設定キー38、コピー/蓄積/プリンタ機能表示部39及びテスト印刷キー40が設けられている。なお、テスト印刷キー40は、設定されている印刷部数に関わらず、1部だけを印刷し、印刷結果を確認するためのキーである。
【0050】
液晶タッチパネル31には、機能キー(自動濃度、自動用紙選択、等倍、ステープル、スタック、ソート、印字、消去/移動、両面、変倍)ならびに部数(部数表示領域31で表示)及び画像形成装置の状態を示すメッセージ(メッセージ表示領域31で表示)が表示される。
【0051】
コピー/蓄積/プリンタ機能表示部39における「コピー」機能は、原稿読み取りユニット(スキャナ)で読み取った画像又は送信された画像を、転写紙に複写する機能である、「蓄積」機能は、現行ジョブ実行中に、他ジョブのスキャナで読み取った画像やホスト300a、300bからの画像データを複写機200に蓄積し、先行ジョブの遂行完了後にプリント出力する機能である。「プリンタ」機能は、LANコントローラ43とパラレルI/F42を介して接続されたホスト300a、300bが与えるデータを、ホストの指示に対応して、書込みユニット及び感光体作像系で画像出力(プリント出力)する機能である。
【0052】
顧客が液晶タッチパネル31に表示されたキーにタッチすることで、キーブロックの表示が網掛け表示に変わる。また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えば変倍であれば変倍値等)は、キーにタッチすることで、詳細機能の設定画面(サブメニュー)が表示される。
【0053】
図6は、印刷指示待ちの状態であって、現在の設定モードを示すものである。該画面上のメッセージ表示領域31には、左上位置は、「コピーできます」、「お待ください」等のメッセージが表示される。また、部数表示領域31には、セットした枚数を表示する。また、液晶タッチパネル31には、その他、画像濃度を自動的に調整することを指定するための自動濃度キー31、転写紙(サイズ)を自動的に選択することを指定するための自動用紙選択キー31、自動用紙選択が指定(網掛け表示)中のときには現われないが、該指定表示中の自動用紙選択キー31にタッチがあったときに表示される転写紙サイズを指定するためのサイズ指定キー(図示せず)、転写紙の紙種(普通紙、OHP用紙、トレーシングペーパ)選択キー(図示せず)、等倍の倍率を指定するための等倍キー31、等倍が指定(網掛け表示)中のときには現われないが、該指定表示中の等倍キー31にタッチがあったときに表示される複写倍率を指定するための操作キー(図示せず)、ソート処理されたものを一部づつ綴じる処理を指定するためのステープルキー31、コピーをページ毎に仕分けする処理を指定するためのスタックキー31、コピーを一部づつページ順にそろえる処理を指定するためのソートキー31、拡大/縮小倍率を指定するための変倍キー31、両面モードを指定するための両面キー310、とじ代モード等を指定するための消去/移動キー3111及びスタンプや目付やページ等の印字を指定するための印字キー3112である。選択されているモードはキーブロックの網掛け表示で示される。
【0054】
「プリンタ」機能が指定され、コンピュータ300a、300bのいずれかの印刷指示に応じて印刷動作を行っているときには、液晶タッチパネル31には、印刷要求元が、LANのコンピュータ300a、300bかを示すオンライン/オフライン表示、画像形成をしないで転写紙を排出することを示す強制排出表示、蓄積画像データに基づく印刷であることを表示するデータイン表示、及び、印刷に指定されている転写紙のサイズ表示等が表示される。
【0055】
また、診断部28が、機器の自己診断を行った結果を、自動的に、通信コントローラ44及びルータ45を介して、顧客機器情報収集・管理装置90(又は、CE派遣装置80)に送出することができる。また、診断部28が、機器の自己診断を行った結果、顧客の指示に従って、不具合情報又はカスタマエンジニア派遣依頼情報を送信することもできる。このときの顧客の指示は、タッチパネル31を用いて行う。
【0056】
この場合、タッチパネル31の画面には、図7(A)に示されているように、サービス項目表示部51、メッセージ内容表示部52及び指示入力部53が表示される。
【0057】
例えば、診断部28が、機器の自己診断を行った結果、紙詰まりが継続している場合、タッチパネル31の画面には、図7(B)に示されているように、「紙詰まりを除去できない状態が継続しております。センター(顧客機器情報収集・管理装置90)に通報しますか?」と表示される。顧客は、通報するか否かを、指示入力部53で指定することができる。
【0058】
また、診断部28が、機器の自己診断を行った結果、故障が発生している場合、タッチパネル31の画面には、図7(C)に示されているように、「XXXが発生しました。センター(顧客機器情報収集・管理装置90)に通報しますか?」と表示される。顧客は、通報するか否かを、指示入力部43で指定することができる。なお、診断部28が、機器の自己診断を行った結果、故障が発生している場合、上述の如く、自動的に、顧客機器情報収集・管理装置90に通報することもできる。自動的に通報するか否かは、機器の使用当初に設定する(設定後、随時変更することもできる。)。また、故障の種類によって、自動的に通報するか否かを設定することもできる。
【0059】
また、診断部28が、機器の自己診断を行った結果、故障が発生した場合、タッチパネル31の画面には、図7(D)に示されているように、「XXXが発生しました。修理を依頼しますか?」と表示され、顧客は、この画面で修理を依頼することができる。修理を依頼すると、カスタマエンジニア派遣依頼情報が、顧客機器情報収集・管理装置90(又は、CE派遣装置80)に送信される。これについても、自動的に通報するか否かを、機器の使用当初に設定することもできる。また、故障の種類によって、自動的に通報するか否かを設定することもできる。
【0060】
なお、タッチパネル31の表示画面から、顧客機器情報収集・管理装置90に対して、その他、種々の通報を行うことができる。例えば、パネル操作により、理由が不明の不具合を通知することができる。
【0061】
図8に顧客機器情報収集・管理装置90の例を示す。図8のものは、データベース管理部23、データベース24、ルータ25、LAN29及び顧客機器情報収集・管理部27から構成されている。
【0062】
なお、顧客機器情報収集・管理装置90は、更に、顧客機器の故障を通報する処理部、顧客機器の備品補給情報を通知する処理部、顧客機器のアラームを管理する処理部、顧客機器の障害に対応する処理部等を有するように構成し、その結果、顧客機器情報収集・管理装置90は、顧客機器に関する情報に基づいて顧客支援を行う顧客支援センターとして機能するものであってもよい。
【0063】
ルータ25は、ルーティング機能を有し、例えば、図1における通信ネットワーク10と顧客機器情報収集・管理装置90とのインタフェースを取る。
【0064】
顧客機器情報収集・管理部27は、顧客が使用する機器の使用状態を示す使用状態情報、不具合を示す不具合情報、不具合に対する対処情報等を、定期的又は随時、収集する収集手段271、これらの情報を管理する管理手段272、CE派遣装置80等からの要求に基づいて、収集した情報をそのまま又は加工して、CE派遣装置80に送信する送信手段273及びCE派遣装置80からの情報要求信号、顧客が使用する機器からのカスタマエンジニア派遣依頼情報等を受信する受信手段274を有している。
【0065】
なお、使用状態情報は、サイズ別使用量、給紙段別使用量等の機器の使用情報、過去又は現在時点の機器の電気的・機械的状態を示す情報を含む。また、不具合情報は、故障していることを示す故障情報、故障ではないがメンテナンスを必要とする状態であることを示すアラーム情報、その他の不具合を示す情報を含む。また、不具合に対する対処情報は、不具合に対する対処情報であって、故障に対する修理情報、保守・点検情報を含み、不具合を未然に防止する処置も含む。なお、機器から顧客機器情報収集・管理装置90に通知されるコールであって、機器の自己診断により故障が検知されたときに通知されるサービスコール(SC)、同一傾向の紙詰まりが5回連続して発生したときに通知される緊急オートコール(CC)は、故障情報として位置付けられる。また、機器から顧客機器情報収集・管理装置90に通知されるコールであって、機器の自己診断により故障ではないがメンテナンスを必要とする状態で通知されるアラームコール(AC)及び顧客(サービスコールであってもよい)がパネル操作により不具合を通知するマニュアルコール(MC)は、アラーム情報又はその他の不具合を示す情報として位置付けられる。なお、SC、CC、AC、MCの回数の情報も不具合情報の一部である。
【0066】
この顧客機器情報収集・管理部27は、通信ネットワーク10を介して、顧客が使用する機器601〜60に係る使用状態情報、不具合情報、不具合に対する対処情報等を収集して管理する。
【0067】
データベース管理部23は、データベース24を管理する。データベース24には、収集された機器の使用状態情報、不具合情報、不具合に対する対処情報等等が格納されている。
【0068】
図9を用いてCE派遣装置80の構成例を説明する。図9のCE派遣装置は、CE派遣処理部54、データベース管理部55、データベース56、ルータ57、及びLAN58から構成されている。
【0069】
CE派遣処理部54は、顧客に配置された機器からの不具合情報又は顧客からのカスタマエンジニア派遣依頼情報を受付け、カスタマエンジニアを派遣すべきか否かの判定を行い、顧客の担当、機器の種類又は不具合の内容に基づいて、派遣するカスタマエンジニアを選択し、カスタマエンジニアのスケジュールを参照し、派遣すべきカスタマエンジニアに連絡する。
【0070】
データベース管理部55は、データベース56を管理し、データベース56は、CE派遣処理部54が処理するのに必要な情報を格納している。データベース56には、定期的に又は随時、顧客機器情報収集・管理装置90及び顧客に配置された機器から、顧客に配置された機器からの不具合情報を受信して格納する。また、データベース56には、派遣の是非の判断を行うための情報、カスタマエンジニアの情報、カスタマエンジニアのスケジュール等の情報が格納されている。
【0071】
ルータ57は、ルーティング機能を有し、例えば、図1における通信ネットワーク10とCE派遣装置80とのインタフェースを取る。
【0072】
図10に、CE派遣装置80が有する主な機能とデータベースを示す。図10は、顧客に配置された機器からの不具合情報又は顧客からのカスタマエンジニア派遣依頼情報を受付ける受付部61と、カスタマエンジニアを派遣すべきか否かの判定を行う派遣判断部62と、顧客の担当、機器の種類又は不具合の内容に基づいて、派遣するカスタマエンジニアを選択するカスタマエンジニア選択部63と、カスタマエンジニアに連絡する連絡部64と、派遣判断部62が派遣の是非を判断するときに参照する判断情報データベース66と、カスタマエンジニアの専門性等を格納したCE情報データベース67と、CEのスケジュールを格納しているCEスケジュールデータベース68とを有する。なお、CE情報データベース67には、カスタマエンジニアの氏名、住所、年齢、現在及び過去の担当顧客、専門性、過去の不具合の対処の経歴、連絡先、研修の履歴等が格納されている。また、CEスケジュールデータベース68には、現在のカスタマエンジニアの状況、派遣できない期間(休暇、出張、会議等)の情報等が格納されている。
【0073】
図11を用いて、CE派遣装置80における、カスタマエンジニア派遣方法を説明する。
【0074】
まず、受付部61は、顧客に配置された機器の不具合情報又はカスタマエンジニア派遣依頼情報を、顧客に配置された機器又は顧客機器情報収集・管理装置90から、受信して受付ける(S10)。
【0075】
次いで、派遣判断部62は、判断情報データベース66を参照して、カスタマエンジニアを派遣すべきか否かの判断を行う。このとき、派遣判断部62は、カスタマエンジニア派遣依頼情報に基づいて判断する場合は、要派遣と判断する。また、不具合情報に基づいて判断する場合は、顧客が対応できない不具合、カスタマエンジニアの派遣の割合の高い不具合、又は所定期間内に、予め定められた数の不具合が発生している不具合のとき、派遣判断部62は、要派遣と判断する。
【0076】
次いで、カスタマエンジニア選択部63は、派遣すべきカスタマエンジニアを選択する。このとき、カスタマエンジニア選択部63は、顧客の担当、機器の種類又は不具合の内容に基づいて、派遣するカスタマエンジニアを選択する。また、カスタマエンジニア選択部63は、派遣すべきカスタマエンジニアを複数人選択し、それらに派遣順位を付ける。
【0077】
例えば、カスタマエンジニア選択部63は、一般的な不具合であれば、顧客の担当のカスタマエンジニアを第1の順位とし、顧客の機器又は発生した不具合の対応可能な人に内から、例えば、現時点で、派遣されない期間の長さ順に、第2以下の順位にして選択する。また、機器の種類又は不具合の内容が、一般的でなく、経験又は専門的な知識をより多く必要とする場合は、CE情報データベース67に記憶されている専門性、過去の不具合に関与した機種、内容を参照して、例えば、経験の多い順に、カスタマエンジニアを選択する。
【0078】
次いで、連絡部64は、派遣すべきカスタマエンジニアについて、CE情報データベース67とCEスケジュールデータベース68を参照して連絡する。連絡は、派遣順位の高い人から行う。しかし、スケジュールの合わない人は飛ばす。また、派遣すべきカスタマエンジニアに連絡後、所定時間応答の無い場合、次の順位のカスタマエンジニアに連絡する。
【0079】
なお、派遣すべきカスタマエンジニアへの連絡は、例えば、電子メールをカスタマエンジニアが所有する携帯電話(CE端末)に送信することによって行う。このとき、カスタマエンジニアには、顧客名、顧客住所、顧客電話番号、機種・機番、派遣の理由等が通知される。なお、カスタマエンジニアに対する連絡は、電子メールに限らない。
【0080】
次に、受付部61が、不具合情報を受付け、この不具合情報に基づいて、CE派遣装置80における派遣判断部62が判断する例を、図12及び図13を用いて説明する。
【0081】
図12(A)、(B)、(C)は、不具合情報が機器の自己診断により故障が検知されたときに通知されるサービスコール(SC)の場合の例である。
【0082】
図12(A)におけるステップ61では、所定期間内に、SCがあったか否かを検索する。SCが無ければ(ステップ61:無し)、この機器に関しては、問題がないと思われるので、派遣は不要と判断する。
【0083】
所定期間内に、SCがあった場合は(ステップ61:有り)、ステップ62で、カスタマエンジニア(CE)の手配があったか否かを検索する。CEの手配が無ければ(ステップ62:無し)、CEが訪問するまでもなく、故障が直ったことになり、問題がないと思われるので、派遣不要と判断する。
【0084】
また、CEの手配があった場合は(ステップ62:有り)、同じSCが再発していれば(ステップ63:有り)、修理がなされても、同一の故障が発生したことになるので、要派遣と判断し、同じSCが再発していなければ(ステップ63:無し)、修理がなされて、問題がないと思われるので、派遣不要と判断する。
【0085】
図12(B)におけるステップ64では、最新の1ヶ月以内に、SCがあったか否かを判断し、最新の1ヶ月以内に、SCが無ければ(ステップ64:無し)、問題がないと思われるので、派遣不要と判断する。
【0086】
また、最新の1ヶ月以内に、SCがあった場合は(ステップ64:有り)、ステップ65で、同じSCが再発したか否かを検索する。同じSCが再発していなければ(ステップ65:無し)、修理がなされて、現状では、問題がないと思われるので、派遣不要と判断する。しかしながら、同じSCが再発していれば(ステップ65:有り)、修理がなされても、同一の故障が発生したことになるので、要派遣と判断する。
【0087】
なお、SCであっても、遠隔的に故障修理がなされるものは、派遣に関しての判断の対象とするSCからはずしてもよい。
【0088】
また、図12(A)と図12(B)とを組み合わせて、図12(C)のようなアルゴリズムとしてもよい。
【0089】
図13は、不具合情報が機器の紙詰まり(以下、「ジャム」という。)の場合の例である。なお、ジャムには、本体内で発生するジャムとオートフィーダ(ADF)で発生するジャムがあるが、ここでは、機器の本体内で発生するジャムをいう。
【0090】
ステップ71では、1ヶ月以内に、ジャムが発生したか否かを検索する。ジャムの発生が無ければ(ステップ71:無し)、この機器に関しては、問題がないと思われるので、派遣不要と判断する。1ヶ月以内に、ジャムが発生していた場合は(ステップ71:有り)、ステップ72で、所定の期間内に、ジャムが発生したか否かを検索する。所定の期間内に、ジャムの発生が無ければ(ステップ72:無し)、ステップ75に進む。ステップ75では、MCBJ(Mean Copies Between Jams)に基づいて判断する。MCBJは、ジャム間の使用回数であり、市場同機種の平均MCBJと比較して、その値より大きければ(ステップ75:良い)、「派遣不要」と判断し、その値より大きければ(ステップ75:悪い)、「要派遣」と判断する。
【0091】
一方、ステップ72で、所定の期間(1ヶ月より長い期間)内に、ジャムの発生があった場合であっても(ステップ72:有り)、その後、ジャムの発生(ジャムの再発)が無ければ(ステップ73:無し)、ジャム故障が直ったことになるので、この機器に関しては、現状では、問題がないと思われる。また、ジャムが再発しても、MCBJが、良ければ(ステップ74:良い)、「派遣不要」と判断する。しかしながら、ジャムが再発して、かつ、MCBJが、悪ければ(ステップ75:悪い)、「要派遣」と判断する。
【0092】
なお、派遣に係る判断は図12、図13以外のアルゴリズムに基づいて、判断してもよい。例えば、
▲1▼通常、電話でやり取りする不具合であっても、顧客との約束で電話でやり取りを行わない顧客に配置された機器からの不具合情報を受付け場合は、全て、「要派遣」と判断する。
【0093】
▲2▼顧客が対応できない不具合(例えば、SC)は、「要派遣」と判断する。
【0094】
▲3▼カスタマエンジニアの派遣の割合の高い不具合(例えば、SC)は、「要派遣」と判断する。
【0095】
例えば、不具合とCE手配率をナレッジデータシステムで分析し、リアルタイム更新する。この更新したCE手配率と予め定められた基準値とを比較し、基準値より高い不具合は、「要派遣」と判断する。
【0096】
▲4▼所定期間内に予め定められた数の不具合(例えば、SC)は、「要派遣」と判断する。
【0097】
例えば、週、月、等で予め定められた回数以上の不具合が発生した場合は、「要派遣」と判断する。
【0098】
▲5▼MCBJに基づいて判断する場合でも、図13のように、市場同機種の平均MCBJと比較して判断する代わりに、ジャム時のMCBJと判断時点のMCBJと比較して判断してもよい。
【0099】
【発明の効果】
上述の如く本発明によれば、次に述べる種々の効果を奏することができる。
【0100】
請求項1又は2に記載された発明によれば、顧客に配置された機器は、顧客機器情報収集装置に対して、機器の不具合状態を示す不具合情報を送信し、顧客機器情報収集装置は、不具合情報を収集して、カスタマエンジニア派遣装置に送信し、カスタマエンジニア派遣装置は、不具合情報に基づいて、派遣するカスタマエンジニアを選択することにより、機器の不具合に対するカスタマエンジニアの派遣を効率的に行うことができる。
【0101】
請求項に記載された発明によれば、顧客機器情報収集装置とカスタマエンジニア派遣装置とを合体して、一つのカスタマエンジニア派遣装置としたことにより、顧客機器情報収集装置とカスタマエンジニア派遣装置との間の、情報伝送を省略することができ、効率的な、カスタマエンジニア派遣装置を提供することができる。
【0102】
請求項4又は5に記載された発明によれば、不具合情報及び前記カスタマエンジニア派遣依頼情報を受付ける受付けステップと、カスタマエンジニアを派遣すべきか否かの判定を行う派遣判断ステップと、顧客の担当、機器の種類又は不具合の内容に基づいて、派遣するカスタマエンジニアを選択するカスタマエンジニア選択ステップと、カスタマエンジニアに連絡する連絡ステップとを有することにより、機器の不具合に対するカスタマエンジニアの派遣を効率的に行うことができる。
【0103】
請求項に記載された発明によれば、カスタマエンジニアのスケジュールを参照することにより、カスタマエンジニアのスケジュールに合致した、カスタマエンジニアの派遣を行うことができる。
【0104】
請求項に記載された発明によれば、複数のカスタマエンジニアを、順位を付けて選択し、更に、前記連絡ステップにおいて、連絡後、所定時間応答の無い場合、次の順位のカスタマエンジニアに、連絡することにより、派遣すべきカスタマエンジニアと連絡が取れなくても、別のカスタマエンジニアを派遣することができる。
【0108】
請求項8〜10記載の発明によれば、請求項〜7記載のカスタマエンジニア派遣方法に適したカスタマエンジニア派遣装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカスタマエンジニア派遣システムの例を説明するための図である。
【図2】顧客が使用する機器の構成例を説明するための図である。
【図3】複写機の電気システムの概要を説明するための図である。
【図4】情報コードの例を説明するための図である。
【図5】伝送フォーマットの例を説明するための図である。
【図6】複写機の操作部の上面を説明するための図である。
【図7】タッチパネルの画面を説明するための図である。
【図8】顧客機器情報収集・管理装置の構成例を説明するための図である。
【図9】CE派遣装置の構成例を説明するための図である。
【図10】CE派遣装置が有する主な機能とデータベースを説明するための図である。
【図11】CE派遣装置における、カスタマエンジニア派遣方法を説明するための図である。
【図12】派遣に係る判断のアルゴリズムを説明するための図(その1)である。
【図13】派遣に係る判断のアルゴリズムを説明するための図(その2)である。
【符号の説明】
1 原稿自動送り装置(ADF)
7 原稿セット検知部
10 通信ネットワーク
20 メインコントローラ
21 ICカード
22 荷電、現像、給紙、転写、定着エンジン、センサ部
23、55 データベース管理部
24、56 データベース
25、45、57 ルータ
26 搬送モータ
27 顧客機器情報収集・管理部
28 診断部
29、46、58 LAN
30 操作部
31 液晶ディスプレイ
32 テンキー
33 クリア/ストップキー
34 スタートキー
35 モードクリアキー
38 初期設定キー
39 コピー/蓄積/プリンタ機能表示部
40 テスト印刷キー
41 プリンタコントローラ
42 パラレル IF コントローラ
43 LANコントローラ
44、4243 通信コントローラ
49 画像処理ユニット(IPU)
51 サービス項目表示部
52 メッセージ内容表示部
53 指示入力部
54 CE派遣処理部
60 顧客が使用する機器(顧客に配置された機器)
61 受付部
62 派遣判断部
63 カスタマエンジニア選択部
64 連絡部
66 判断情報データベース
67 CE情報データベース
68 CEスケジュールデータベース
70 CE端末
80 CE派遣装置
81 分類コード
82 モードコード(情報の内容を示すコード)
83 顧客機器情報収集・管理装置での使用のためのバイト
90 顧客機器情報収集・管理装置(顧客機器情報収集装置)
91 機器のID情報
92 コール種別情報
93 日時情報
94 故障情報、アラーム情報、使用量情報等の情報
200 複写機
300 PC(パーソナルコンピュータ)等のホスト

Claims (10)

  1. 顧客に配置された機器と、該機器の情報を収集する顧客機器情報収集装置と、カスタマエンジニア派遣装置とを有するカスタマエンジニア派遣システムであって、
    前記機器は、前記顧客機器情報収集装置に対して、前記機器の不具合状態を示す不具合情報を送信し、
    前記顧客機器情報収集装置は、前記不具合情報を収集して、前記カスタマエンジニア派遣装置に送信し、
    前記カスタマエンジニア派遣装置は、前記顧客機器情報収集装置から前記不具合情報を受付ける受付部と、前記不具合情報に基づいてカスタマエンジニアを派遣すべきか否かの判定を行う派遣判断部と、派遣するカスタマエンジニアを選択するカスタマエンジニア選択部と、カスタマエンジニアに連絡する連絡部と、
    派遣判断部が派遣の是非を判断するときに参照する判断情報データベースと、
    カスタマエンジニアの専門性等を格納したCE情報データベースとを有し、
    前記不具合情報が、前記機器の自己診断により故障が検知されたときに前記顧客機器情報収集装置に対して通知されるサービスコール(以下、「SC」と言う。)の場合、
    前記派遣判断部は、前記判断情報データベース及び前記CE情報データベースとを参照して、
    (1)第1の所定期間内にSCがあり、更に、カスタマエンジニアの手配があり、同一SCが再発していた場合は、カスタマエンジニアの派遣を決定し、
    (2)第1の所定期間内にSCがなかった場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
    (3)第1の所定期間内にSCがあったものの、カスタマエンジニアの手配がなかった場合で、
    最新の第2の所定期間内に、SCがあり、同一SCが再発していた場合は、カスタマエンジニアの派遣を決定し、
    (4)第1の所定期間内にSCがあったものの、カスタマエンジニアの手配がなかった場合で、
    最新の第2の所定期間内に、SCがない場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
    (5)第1の所定期間内にSCがあったものの、カスタマエンジニアの手配がなかった場合で、
    前記最新の第2の所定期間内に、SCがあったものの、同一SCが再発していない場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定する
    ことを特徴とするカスタマエンジニア派遣システム。
  2. 顧客に配置された機器と、該機器の情報を収集する顧客機器情報収集装置と、カスタマエンジニア派遣装置とを有するカスタマエンジニア派遣システムであって、
    前記機器は、前記顧客機器情報収集装置に対して、前記機器の不具合状態を示す不具合情報を送信し、
    前記顧客機器情報収集装置は、前記不具合情報を収集して、前記カスタマエンジニア派遣装置に送信し、
    前記カスタマエンジニア派遣装置は、前記顧客機器情報収集装置から前記不具合情報を受付ける受付部と、前記不具合情報に基づいてカスタマエンジニアを派遣すべきか否かの判定を行う派遣判断部と、派遣するカスタマエンジニアを選択するカスタマエンジニア選択部と、カスタマエンジニアに連絡する連絡部と、
    派遣判断部が派遣の是非を判断するときに参照する判断情報データベースと、
    カスタマエンジニアの専門性等を格納したCE情報データベースとを有し、
    前記不具合情報が、前記機器の紙詰まり(以下、「ジャム」という。)の場合、
    前記派遣判断部は、前記判断情報データベース及び前記CE情報データベースとを参照 して、
    (1)最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第1の所定期間より長期の第2の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが再発した場合であって、ジャムの再発におけるMCBJが悪い場合は、カスタマエンジニアの派遣を決定し、
    (2)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生しなかった場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
    (3)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが発生しない場合であって、市場同機種の平均MCBJと比較して、その値より大きい場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
    (4)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが発生しない場合であって、市場同機種の平均MCBJと比較して、その値より小さい場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
    (5)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが発生したものの、前記第2の所定期間内に発生したジャムが再発しない場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
    (6)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内に発生したジャムが再発した場合であって、ジャムの再発におけるMCBJが良い場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定する
    ことを特徴とするカスタマエンジニア派遣システム。
  3. 請求項1又は2記載のカスタマエンジニア派遣装置において、
    前記顧客機器情報収集装置と前記カスタマエンジニア派遣装置とを合体して、一つのカスタマエンジニア派遣装置としたことを特徴とするカスタマエンジニア派遣システム。(旧請求項2)
  4. 顧客に配置された機器からの不具合情報に基づいてカスタマエンジニアを派遣するカスタマエンジニア派遣装置であって、顧客機器情報収集装置から前記不具合情報を受付ける受付部と、前記不具合情報に基づいてカスタマエンジニアを派遣すべきか否かの判定を行う派遣判断部と、派遣するカスタマエンジニアを選択するカスタマエンジニア選択部と、カスタマエンジニアに連絡する連絡部とを有するカスタマエンジニア派遣装置におけるカスタマエンジニア派遣方法であって、
    前記受付部が、前記不具合情報を受付ける受付けステップと、
    前記派遣判断部が、カスタマエンジニアを派遣すべきか否かの判定を行う派遣判断ステップと、
    前記カスタマエンジニア選択部が、顧客の担当、機器の種類又は不具合の内容に基づいて、派遣するカスタマエンジニアを選択するカスタマエンジニア選択ステップと、
    前記連絡部が、カスタマエンジニアに連絡する連絡ステップとを有し、
    前記不具合情報が、前記機器の自己診断により故障が検知されたときに前記顧客機器情報収集装置に対して通知されるサービスコール(以下、「SC」と言う。)の場合、
    前記派遣判断部は、前記派遣判断部が派遣の是非を判断するときに参照する判断情報データベースとカスタマエンジニアの専門性等を格納したCE情報データベースとを参照して、
    (1)第1の所定期間内にSCがあり、更に、カスタマエンジニアの手配があり、同一SCが再発していた場合は、カスタマエンジニアの派遣を決定し、
    (2)第1の所定期間内にSCがなかった場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
    (3)第1の所定期間内にSCがあったものの、カスタマエンジニアの手配がなかった場合で、
    最新の第2の所定期間内に、SCがあり、同一SCが再発していた場合は、カスタマエンジニアの派遣を決定し、
    (4)第1の所定期間内にSCがあったものの、カスタマエンジニアの手配がなかった場合で、
    最新の第2の所定期間内に、SCがない場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
    (5)第1の所定期間内にSCがあったものの、カスタマエンジニアの手配がなかった場合で、
    前記最新の第2の所定期間内に、SCがあったものの、同一SCが再発していない場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定する
    ことを特徴とするカスタマエンジニア派遣方法。
  5. 顧客に配置された機器からの不具合情報に基づいてカスタマエンジニアを派遣するカスタマエンジニア派遣装置であって、顧客機器情報収集装置から前記不具合情報を受付ける受付部と、前記不具合情報に基づいてカスタマエンジニアを派遣すべきか否かの判定を行う派遣判断部と、派遣するカスタマエンジニアを選択するカスタマエンジニア選択部と、カスタマエンジニアに連絡する連絡部とを有するカスタマエンジニア派遣装置におけるカスタマエンジニア派遣方法であって、
    前記受付部が、前記不具合情報を受付ける受付けステップと、
    前記派遣判断部が、カスタマエンジニアを派遣すべきか否かの判定を行う派遣判断ステップと、
    前記カスタマエンジニア選択部が、顧客の担当、機器の種類又は不具合の内容に基づいて、派遣するカスタマエンジニアを選択するカスタマエンジニア選択ステップと、
    前記連絡部が、カスタマエンジニアに連絡する連絡ステップとを有し、
    前記不具合情報が、前記機器の紙詰まり(以下、「ジャム」という。)の場合、
    前記派遣判断部は、前記派遣判断部が派遣の是非を判断するときに参照する判断情報データベースとカスタマエンジニアの専門性等を格納したCE情報データベースとを参照して、
    (1)最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第1の所定期間より長期の第2の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが再発した場合であって、ジャムの再発におけるMCBJが悪い場合は、カスタマエンジニアの派遣を決定し、
    (2)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生しなかった場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
    (3)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが発生しない場合であって、市場同機種の平均MCBJと比較して、その値より大きい場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
    (4)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが発生しない場合であって、市場同機種の平均MCBJと比較して、その値より小さい場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
    (5)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが発生したものの、前記第2の所定期間内に発生したジャムが再発しない場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
    (6)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内に発生したジャムが再発した場合であって、ジャムの再発におけるMCBJが良い場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定する
    ことを特徴とするカスタマエンジニア派遣方法。
  6. 請求項4又は5記載のカスタマエンジニア派遣方法において、
    カスタマエンジニアのスケジュールを参照するスケジュール参照ステップを有することを特徴とするカスタマエンジニア派遣方法。
  7. 請求項4ないし6いずれか一項に記載のカスタマエンジニア派遣方法における前記カスタマエンジニア選択ステップにおいて、複数のカスタマエンジニアを、順位を付けて選択し、
    更に、前記連絡ステップにおいて、連絡後、所定時間応答の無い場合、次の順位のカスタマエンジニアに、連絡することを特徴とするカスタマエンジニア派遣方法。
  8. 顧客に配置された機器からの不具合情報に基づいてカスタマエンジニアを派遣するカスタマエンジニア派遣装置において、
    前記不具合情報を受付ける受付部と、
    カスタマエンジニアを派遣すべきか否かの判定を行う派遣判断部と、
    遣するカスタマエンジニアを選択するカスタマエンジニア選択部と、
    カスタマエンジニアに連絡する連絡部と
    派遣判断部が派遣の是非を判断するときに参照する判断情報データベースと、
    カスタマエンジニアの専門性等を格納したCE情報データベースとを有し、
    前記不具合情報が、前記機器の自己診断により故障が検知されたときに前記顧客機器情報収集装置に対して通知されるサービスコール(以下、「SC」と言う。)の場合、
    前記派遣判断部は、前記判断情報データベース及び前記CE情報データベースとを参照して、
    (1)第1の所定期間内にSCがあり、更に、カスタマエンジニアの手配があり、同一SCが再発していた場合は、カスタマエンジニアの派遣を決定し、
    (2)第1の所定期間内にSCがなかった場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
    (3)第1の所定期間内にSCがあったものの、カスタマエンジニアの手配がなかった場合で、
    最新の第2の所定期間内に、SCがあり、同一SCが再発していた場合は、カスタマエンジニアの派遣を決定し、
    (4)第1の所定期間内にSCがあったものの、カスタマエンジニアの手配がなかった場合で、
    最新の第2の所定期間内に、SCがない場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
    (5)第1の所定期間内にSCがあったものの、カスタマエンジニアの手配がなかった場合で、
    前記最新の第2の所定期間内に、SCがあったものの、同一SCが再発していない場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定する
    ことを特徴とするカスタマエンジニア派遣装置。
  9. 顧客に配置された機器からの不具合情報に基づいてカスタマエンジニアを派遣するカスタマエンジニア派遣装置において、
    前記不具合情報を受付ける受付部と、
    カスタマエンジニアを派遣すべきか否かの判定を行う派遣判断部と、
    派遣するカスタマエンジニアを選択するカスタマエンジニア選択部と、
    カスタマエンジニアに連絡する連絡部と
    派遣判断部が派遣の是非を判断するときに参照する判断情報データベースと、
    カスタマエンジニアの専門性等を格納したCE情報データベースとを有し、
    前記不具合情報が、前記機器の紙詰まり(以下、「ジャム」という。)の場合、
    前記派遣判断部は、前記判断情報データベース及び前記CE情報データベースとを参照して、
    (1)最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第1の所定期間より長期の第2の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが再発した場合であって、ジャムの再発におけるMCBJが悪い場合は、カスタマエンジニアの派遣を決定し、
    (2)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生しなかった場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
    (3)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジ ャムが発生しない場合であって、市場同機種の平均MCBJと比較して、その値より大きい場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
    (4)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが発生しない場合であって、市場同機種の平均MCBJと比較して、その値より小さい場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
    (5)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが発生したものの、前記第2の所定期間内に発生したジャムが再発しない場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定し、
    (6)前記最新の第1の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内にジャムが発生し、更に、前記第2の所定期間内に発生したジャムが再発した場合であって、ジャムの再発におけるMCBJが良い場合は、カスタマエンジニアの派遣を不要と決定する
    ことを特徴とするカスタマエンジニア派遣装置。
  10. 請求項8又は9記載のカスタマエンジニア派遣装置において、
    カスタマエンジニアのスケジュールを格納したカスタマエンジニアスケジュールデータベースを有し、
    前記派遣判断部は、前記カスタマエンジニアスケジュールデータベースを参照して、判断することを特徴とするカスタマエンジニア派遣装置。
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