JP4229335B2 - 車輪用軸受装置 - Google Patents

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Description

この発明は自動車等における車輪用軸受装置に関し、特にアウトボード側のシール構造に関する。
自動車等の車両に用いられる軸受装置は、路面等に曝される厳しい環境下にあるため、外部からの塵埃や泥水の確実な侵入防止が求められ、また保守の不要化の面から、グリース漏れの防止についても高い効果が求められる。
このため、例えば図6に示すようなシール構造が採用されている(例えば特許文献1)。同図の軸受装置は、外方部材31と内方部材32の複列の軌道面34,35に、ボール33を介在させたものであり、内外の部材32,31間に形成される環状空間のアウトボード側およびインボード側の各端部が密封手段37,38でそれぞれ密封されている。内方部材32は、車輪取付用のハブフランジ45を有するハブ輪43と、このハブ輪43の軸部43aのインボード側端の外周に嵌合した内輪44とでなる。
図7に拡大して示すように、アウトボード側の密封手段37のシール構造は、外方部材31に取付けられハブ輪43の前記軸部端面51に摺接する接触シール48と、この接触シール48のアウトボード側に位置し、ハブ輪43と外方部材31のアウトボード側端面との間で形成されるラビリンスシール隙間58とでなる。
この場合のラビリンスシール隙間58の断面形状としてはいくつかの種類があるが、この例では、ラビリンスシール隙間58を、軸部端面51から根元円弧面53に向けて単一に拡径変化する断面円弧状とする。
この他に、図8に示すように、ラビリンスシール隙間58をL字状の断面形状としたものがある。
特開2005−147298号公報
上記ラビリンスシール隙間58の形状として、最もシール性が高いのは、図8のようなL字状の断面形状である。しかし、この形状の場合、モーメント荷重が作用すると、ハブ輪43のラビリンスシール隙間58を形成する円筒面部43aとハブフランジ側面43bとの間の角部43cに応力が集中し、ハブ輪43の破損に繋がる可能性がある。
図7のように、ラビリンスシール隙間58を、軸部端面51から根元円弧面53に向けて単一に拡径変化する断面円弧状とした場合、上記応力集中の問題が軽減される。しかし、このような断面形状であるとシール性能が低下するため、この設計も最適なものとは言えない。
この発明の目的は、ハブフランジの根元部において、発生応力の緩和およびシール性能の確保が可能な車輪用軸受装置を提供することである。
この発明の車輪用軸受装置は、内周に複列の軌道面を有し車体に取付けられる外方部材と、前記軌道面に対向する複列の軌道面を外周に有しアウトボード側端の外周に車輪取付用のハブフランジを有する内方部材と、これら外方部材と内方部材の軌道面間に介在した複列の転動体と、前記外方部材と内方部材間の軸受空間のアウトボード側端およびインボード側端をそれぞれ密封する密封手段とを備え、前記内方部材が、前記ハブフランジを有するハブ輪とこのハブ輪の軸部のインボード側端の外周に嵌合した内輪とでなる車輪用軸受装置に適用される。
この車輪用軸受装置おいて、前記外方部材の内径面における、アウトボード側端から前記接触シールが嵌合する位置の近傍までの部分を、接触シール嵌合面より大径の段部に形成し、前記アウトボード側端の密封手段が、前記外方部材に取付けられて先端が前記ハブ輪に接触する接触シールと、この接触シールよりも軸受空間の外側で前記外方部材とハブ輪との間に形成されたラビリンスシール隙間とでなり、前記ハブ輪の軸部のアウトボード側端からハブフランジの側面に続く外面部分が、アウトボード側に至るに従って大径となる軸部端面と、この軸部端面に続く断面円弧状の隅部円弧面と、この隅部円弧面からハブフランジの側面に続く断面円弧状の根元円弧面とでなり、前記ハブ輪の軸部端面を、断面円弧状とし且つ前記接触シールの接触するシール面とし、前記外方部材のアウトボード側の内周面および端面が前記隅部円弧面に近接してこの隅部円弧面と前記外方部材との間で前記外方部材の内径面における前記段部と前記隅部円弧面とが径方向に対向して、径方向のラビリンスシール隙間と、前記外方部材のアウトボード側の端面と前記隅部円弧面とが軸方向に対向して、軸方向のラビリンスシール隙間からなる断面L字状の隙間を形成する。
この構成によると、ハブ輪の軸部のアウトボード側端からハブフランジの側面に続く外面部分が、アウトボード側に至るに従って大径となる軸部端面と、この軸部端面に続く断面円弧状の隅部円弧面と、この隅部円弧面からハブフランジの側面に続く断面円弧状の根元円弧面とでなり、前記外方部材のアウトボード側の内周面および端面が前記隅部円弧面に近接してこの隅部円弧面と前記外方部材との間で前記ラビリンスシール隙間となる断面L字状の隙間を形成しており、ラビリンスシール隙間が断面L字状となるため、優れたシール性能が得られる。すなわち、断面L字状であると、屈曲点ができるため、浸入しようとする泥水は、上記屈曲点の部分で流れが一度止められるような作用が発生する。そのため、泥水がアウトボードの接触シールに封止部分に浸入し難くなると考えられる。
また、ハブ輪は、軸部のアウトボード側端からハブフランジの側面に続く外面部分が、アウトボード側に至るに従って大径となる軸部端面と、この軸部端面に続く断面円弧状の隅部円弧面と、この隅部円弧面からハブフランジの側面に続く断面円弧状の根元円弧面とでなるため、車輪用軸受装置にモーメント荷重が作用した場合に、ハブフランジの根元部における応力の集中が緩和され、強度、耐久性に優れたものとなる。
この発明において、アウトボード側の転動体列のピッチ円直径を、インボード側の転動体列のピッチ円直径よりも大きくし、かつアウトボード側の転動体列の転動体個数を、インボード側の転動体列の転動体個数よりも多くしても良い。
車輪用軸受で、曲線路の走行時等にアウトボード側に大きな負荷が作用する。この構成では、アウトボード側の転動体列のピッチ円直径を大きくし、またアウトボード側の転動体個数を多くしたため、アウトボード側の軸受剛性や負荷容量が増大する。そのため、シール性、重量、強度、剛性の全てにおいてバランスの取れた最適設計が可能となる。
この発明の車輪用軸受装置は、外方部材と内方部材間のアウトボード側端の密封手段を接触シールとラビリンスシール隙間とで構成し、ハブ輪の軸部のアウトボード側端からハブフランジの側面に続く外面部分が、アウトボード側に至るに従って大径となる軸部端面と、この軸部端面に続く断面円弧状の隅部円弧面と、この隅部円弧面からハブフランジの側面に続く断面円弧状の根元円弧面とでなり、外方部材のアウトボード側の内周面および端面が前記隅部円弧面に近接してこの隅部円弧面と前記外方部材との間で前記ラビリンスシール隙間となる断面L字状の隙間を形成したため、ハブフランジの根元部における発生応力が緩和され、かつアウトボード側端におけるシール性能が確保される。
この発明の第1の実施形態を図1および図2と共に説明する。この実施形態は、第3世代型の内輪回転タイプで、かつ従動輪支持用の車輪用軸受装置に適用したものである。なお、この明細書において、車両に取付けた状態で車両の車幅方向外側寄りとなる側をアウトボード側と言い、車両の中央寄りとなる側をインボード側と呼ぶ。
この車輪用軸受装置は、内周に複列の軌道面3,4を形成した外方部材1と、これら各軌道面3,4に対向する軌道面5,6を外周に形成した内方部材2と、これら外方部材1および内方部材2の対向する軌道輪3,5間および軌道面4,6間に介在した複列の転動体7,8とで構成される。この車輪用軸受装置は、複列のアンギュラ玉軸受とされ、転動体7,8はボールからなり、各列毎に保持器9,10で保持されている。上記各軌道面3〜6は断面円弧状であり、これら軌道面3〜6は接触角が背面合わせとなるように形成されている。外方部材1と内方部材2との間の軸受空間のアウトボード側端およびインボード側端は、それぞれ密封手段11,12で密封されている。
外方部材1は、固定側の部材となるものであって、車体取付フランジ1aを有する一体の部材であり、前記車体取付フランジ1aを介して車体側のナックル(図示せず)にボルト25で締結される。
内方部材2は、回転側の部材となるものであって、ハブ輪13と内輪14とでなり、ハブ輪13にアウトボード側の軌道面5が、内輪14にインボード側の軌道面6がそれぞれ形成されている。ハブ輪13は、その軸部13aのアウトボード側端の外周に車輪取付用のハブフランジ15を有し、軸部13aのインボード側端の外周に段差部状に小径となる内輪嵌合面16を有している。内輪14は、ハブ輪13の内輪嵌合面16に嵌合し、ハブ輪13の加締部17によってハブ輪13に固定されている。加締部17は、ハブ輪13のインボード側端に延出させた円筒状部分を外径側へローリング加締等で加締めることで形成される。
図1のA部を拡大して図2に示す。同図のように、アウトボード側端の密封手段11は、外方部材1に取付けられて先端が前記ハブ輪13に接触する接触シール18と、この接触シール18よりも軸受空間の外側にあって、前記外方部材1とハブ輪13の間に形成されたラビリンスシール隙間28とでなる。
上記接触シール18は、円周部19aと立板部19bとでなる断面概形がL字状の芯金19と、この芯金19に固着された弾性部材20とで構成される。この接触シール18は、芯金19の円周部19aを外方部材1の内径面に嵌合することで、外方部材1に取付けられている。
外方部材1の内径面における、アウトボード側端から前記接触シール18が嵌合する位置の近傍までの部分を、接触シール嵌合面より大径の段部1bに形成する。
ブ輪13の軸部13aのアウトボード側端からハブフランジ15の側面に続く外面部分は、アウトボード側に至るに従って大径となる断面円弧状の軸部端面21と、この軸部端面21に続く断面円弧状の隅部円弧面22と、この隅部円弧面22からハブフランジ15の平面状の側面に続く断面円弧状の根元円弧面23とでなる。
上記接触シール18の弾性部材20には、前記ハブ輪13の軸部端面21をシール面として、この軸部端面21に先端が向かう3つのシールリップ20a,20b,20cが形成されている。そのうち、外方部材1とハブ輪13の間の軸受空間に対する最内側のシールリップ20aを除く各シールリップ20b,20cは、塵埃,泥水の侵入を防止するダストリップであり、それぞれ先端が軸受空間の外側へ延びるように形成されている。これらダストリップ20b,20cは、上記軸部端面21に対して締代を持った状態で接触している。最内側のシールリップ20aは、封入グリースの流出を防止するグリースリップであり、その先端が軸受空間の内側に延びるように形成され、上記軸受端面21に対して締代を持って接触している。
上記ラビリンスシール隙間28は、外方部材1のアウトボード側の内周面および端面がハブ輪13の隅部円弧面22に近接して、この隅部円弧面22と外方部材1との間で形成される断面L字状の隙間である。
ハブ輪13の隅部円弧面22の最小径部分の径である前記ラビリンス隅円弧開始径R1と、前記根元円弧面23の最小径部分の径である根元円弧開始径R2との半径差(R2−R1)は、前記隅部円弧面22の曲率半径rの大きさに対する比(R2−R1)/rが、0.75〜1.25となる寸法関係、つまり次式を満たすように設定されている。
0.75≦(R2−R1)/r≦1.25……(1)
この構成車輪用軸受装置によると、ハブ輪13の軸部13aのアウトボード側端からハブフランジ15の側面に続く外面部分が、アウトボード側に至るに従って大径となる軸部端面21と、この軸部端面21に続く断面円弧状の隅部円弧面22と、この隅部円弧面22からハブフランジ15の側面に続く断面円弧状の根元円弧面23とでなり、外方部材1のアウトボード側の内周面および端面が前記隅部円弧面22に近接してこの隅部円弧面22と外方部材1との間で前記ラビリンスシール隙間28となる断面L字状の隙間を形成しており、ラビリンスシール隙間28が断面L字状となるため、優れたシール性能が得られる。すなわち、断面L字状であると、屈曲点ができるため、浸入しようとする泥水は、上記屈曲点の部分で流れが一度止められるような作用が発生する。そのため、泥水がアウトボードの接触シールによる封止部分に浸入し難くなると考えられる。泥水は、図2の上側に掛かった後、ラビリンスシール隙間28内を伝わりながら下側に流れて行くため、L字状であると上記流れを止める作用が生じると考えられる。
また、ハブ輪13は、軸部13aのアウトボード側端からハブフランジ15の側面に続く外面部分が、アウトボード側に至るに従って大径となる軸部端面21と、この軸部端面21に続く断面円弧状の隅部円弧面22と、この隅部円弧面22からハブフランジ15の側面に続く断面円弧状の根元円弧面23とでなるため、車輪用軸受装置にモーント荷重が作用した場合に、ハブフランジ15の根元部における応力の集中が緩和され、強度、耐久性に優れたものとなる。
また、この実施形態では、ハブ輪13の軸部13aにおける隅部円弧面22の最小径部分の径であるラビリンス隅円弧開始径R1と、根元円弧面23の最小径部分の径である根元円弧開始径R2との半径差(R2−R1)を、前記隅部円弧面22の曲率半径rの大きさに対して、曲率半径の比率(R2−R1)/rが、所定の範囲、つまり0.75〜1.25の範囲となる寸法関係としたので、アウトボード側端におけるシール性能が確保され、かつハブフランジ15の根元部における発生応力が緩和される。
すなわち、ラビリンスシール隙間28が断面L字状であっても、径方向の外方部材1との対向面が短くなると、入口が広くなり、泥水が入り易くなるため、曲率半径の比率、つまり(R2−R1)/rを、0.75以上とすることが好ましい。
隅部円弧面22の曲率半径rが大きくなった場合、隅部円弧面22と外方部材1の端部内径面との隙間が減り、干渉する可能性があるため、これを回避するために、ラビリンス隅円弧開始径R1を小さく変更すると、ラビリンスシール隙間28が大きくなり、シール性が低下すると考えられる。
上記の曲率半径の比率は、根元円弧開始径R2を変えることなく、ラビリンス隅円弧開始径R1のみを大きくし、ラビリンス隅円弧開始径R1と根元開始径R2との半径差(R2−R1)を小さくすることで得られる。これによって、ラビリンス隅部円弧面22に作用する応力を根元円弧面に分散させ、応力緩和が図れる。つまり、ラビリンス隅円弧開始径R1を大きくすることで、その部位の強度が向上するため、根元円弧面23との強度差が縮まり、結果としてラビリンス隅部円弧面22に集中していた応力が根元円弧面23に分散し、ラビリンス隅部円弧面22は応力緩和、強度に余裕のある根元円弧面23は応力増加する。根元円弧開始径R2は大きくしないので、車輪用軸受装置の全体の重量増加は最小限に抑えられる。
有限要素法による解析例を表1および図5と共に説明する。
Figure 0004229335
表1は、根元円弧開始径R2および隅部円弧面22の曲率半径rを一定として、ラビリンス隅円弧開始径R1を種々変えた場合の隅部円弧面の応力状態につき、比較した例である。
この解析結果によると、(R2−R1)/rの値が、1.71の例(解析例1)の発生応力を1(基準)とした場合、(R2−R1)/rの値がそれぞれ1.29、1.08、0.5である解析例2〜4は、それぞれ0.88、0.75、0、53と小さくなっており、(R2−R1)/rの値が小さくなるに従って発生応力比が小さくなっている。これより、上記曲率半径の比率が1.25以下であることが、応力比の点で優れていると言える。
図3,図4は、この発明における他の実施形態を示す。この実施形態は、図1,図2と共に前述した第1の実施形態において、アウトボード側の転動体列3oのピッチ円直径PCDoを、インボード側の転動体列3iのピッチ円直径PCDiよりも大きくし、かつアウトボード側の転動体列3oの転動体7の個数を、インボード側の転動体列3iの転動体8の個数よりも多くしたものである。
車輪用軸受では、曲線路の走行時等にアウトボード側に大きな負荷が作用する。この構成では、アウトボード側の転動体列3oのピッチ円直径を大きくし、またアウトボード側の転動体7の個数を多くしたため、アウトボード側の軸受剛性や負荷容量が増大する。そのため、シール性、重量、強度、剛性の全てにおいてバランスの取れた最適設計が可能となる。その他の構成,効果は第1の実施実施形態と同様である。
この発明の第1の実施形態にかかる車輪用軸受装置の断面図である。 図1におけるA部の拡大断面図である。 この発明の他の実施形態にかかる車輪用軸受装置の断面図である。 図3におけるB部の拡大断面図である。 ラビリンス隅R比と発生応力比の関係を示すグラフである。 従来の車輪用軸受装置の一例の断面図である。 図6におけるE部の拡大断面図である。 他の従来例の部分拡大断面図である。
符号の説明
1…外方部材
2…内方部材
3,4…外方部材の軌道面
5,6…内方部材の軌道面
7,8…転動体
11,12…密封手段
13…ハブ輪
13a…ハブ輪軸部
14…内輪
15…ハブフランジ
18…接触シール
21…軸部端面
22…隅部円弧面
23…根元円弧面
28…ラビリンスシール隙間
r…隅部円弧面22の曲率半径
R1…ラビリンス隅円弧開始径
R2…根元円弧開始径

Claims (2)

  1. 内周に複列の軌道面を有し車体に取付けられる外方部材と、前記軌道面に対向する複列の軌道面を外周に有しアウトボード側端の外周に車輪取付用のハブフランジを有する内方部材と、これら外方部材と内方部材の軌道面間に介在した複列の転動体と、前記外方部材と内方部材間の軸受空間のアウトボード側端およびインボード側端をそれぞれ密封する密封手段とを備え、前記内方部材が、前記ハブフランジを有するハブ輪とこのハブ輪の軸部のインボード側端の外周に嵌合した内輪とでなる車輪用軸受装置において、
    前記アウトボード側端の密封手段が、前記外方部材に取付けられて先端が前記ハブ輪に接触する接触シールと、この接触シールよりも軸受空間の外側で前記外方部材とハブ輪との間に形成されたラビリンスシール隙間とでなり、
    前記外方部材の内径面における、アウトボード側端から前記接触シールが嵌合する位置の近傍までの部分を、接触シール嵌合面より大径の段部に形成し、
    前記ハブ輪の軸部のアウトボード側端からハブフランジの側面に続く外面部分が、アウトボード側に至るに従って大径となる軸部端面と、この軸部端面に続く断面円弧状の隅部円弧面と、この隅部円弧面からハブフランジの側面に続く断面円弧状の根元円弧面とでなり、前記ハブ輪の軸部端面を、断面円弧状とし且つ前記接触シールの接触するシール面とし、前記外方部材のアウトボード側の内周面および端面が前記隅部円弧面に近接してこの隅部円弧面と前記外方部材との間で前記外方部材の内径面における前記段部と前記隅部円弧面とが径方向に対向して、径方向のラビリンスシール隙間と、前記外方部材のアウトボード側の端面と前記隅部円弧面とが軸方向に対向して、軸方向のラビリンスシール隙間からなる断面L字状の隙間を形成したことを特徴とする車輪用軸受装置。
  2. 請求項1において、アウトボード側の転動体列のピッチ円直径を、インボード側の転動体列のピッチ円直径よりも大きくし、かつアウトボード側の転動体列の転動体個数を、インボード側の転動体列の転動体個数よりも多くした車輪用軸受装置。
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