JP2005059832A - 車両用軸受装置 - Google Patents

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健 丹羽
Shogo Suzuki
昭吾 鈴木
Takayuki Asai
貴之 浅井
Hisashi Otsuki
寿志 大槻
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Abstract

【課題】 タイヤからのモーメント荷重に耐えられるハブ輪フランジの強度および剛性を確保でき、軽量化も可能な車輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】 車輪取付用のフランジ12を有するハブ輪2と、そのインボード側端に嵌合した内輪と、これらハブ輪2および内輪に形成された軌道面に対向する複列の軌道面を有する外輪4と、転動体とを有する。ハブ輪2のフランジ12は、放射状に延びてそれぞれ先端にボルト挿通孔14が形成された複数本のリブ部13からなり、これら各リブ部13の根元部13aの断面形状における回転方向厚さWに対して、軸方向厚さTを同等以上とする。
【選択図】 図2

Description

この発明は、自動車等における車輪用軸受装置に関する。
従来、ハブユニット形式の車輪用軸受装置として、図5に示すように、車輪取付用のフランジ32を有するハブ輪22と、そのインボード側端に嵌合した内輪23と、これらハブ輪22および内輪23と外輪24の対向する軌道面22a,24a間に介在した複列のボール25とでなるものがある。外輪24は車体取付部24bを有している。ハブ輪22の車輪取付用フランジ32は、図6のように略円形とされ、フランジ32におけるボルト挿通孔34の周辺だけを肉厚のリブ部32aとし、その他の部分は薄肉として軽量化を図っている。なお、このような構成において、フランジ32の非リブ部32bに孔を開けたものや、フランジ32の外周部を一部切り欠くことで軽量化を図ったものもある。
しかし、このようにハブ輪22の車輪取付用フランジ32が略円形に形成されたものでは、外輪24の車体取付部24bを車体にボルト止めする際に、ボルトを締結する工具が上記フランジ32で邪魔されて、ボルトの締結作業を円滑に行えない。また、上記フランジ32が略円形に形成されていることから、ハブ輪22が大型化し、上記のような非リブ部32bの薄肉化が図られていても、軽量化が十分ではない。
これらの問題を解決するものとして、図6におけるフランジ32の非リブ部32bを削除し、図7(A)のように、それぞれ先端部にボルト挿通孔34を有する放射状の複数の突起状フランジ32Aとすることにより、軽量化と車体取付作業性の改善を図ったものが提案されている(例えば特許文献1)。このような突起状フランジ32Aとしたものにおいて、フランジ根元部32Aaの断面(図7(B))における回転方向厚さW1と軸方向の厚T1の比を概略5:1とし、フランジ強度と剛性を確保したものが提案されている。
特開2003−94905号公報
軽量化を図るためには、ハブ輪22のフランジ質量を削減することが最も効果的であるが、その反面、タイヤからのモーメント荷重に耐えるフランジ強度の確保が必要となって質量増となり、相反する課題がある。
図7の従来例などでは、フランジ周方向の厚さW1と軸方向の厚さT1、フランジ根元径等を調整して、強度・剛性を保ちながら軽量化が図られている。
この手法では、図6の従来例のようなリブ付きフランジとした軸受に対して、約10%前後の軽量化が達成できるが、それ以上の軽量化は、強度および剛性面から困難であることが有限要素解析(FEM解析)および試験結果から判った。
この発明の目的は、タイヤからのモーメント荷重に耐えられるハブ輪フランジの強度および剛性を確保しながら、軽量化が可能な車輪用軸受装置を提供することである。
この発明の車輪用軸受装置は、アウトボード側端の外周に車輪取付用のフランジを有するハブ輪と、このハブ輪のインボード側端の外周に嵌合した内輪と、これらハブ輪および内輪の外周に形成された軌道面に対向する複列の軌道面を有する外輪と、両列の対向する軌道面間に介在したボールとを有する車輪用軸受装置であって、上記ハブ輪の上記フランジが、放射状に延びてそれぞれ先端にボルト挿通孔が形成された複数本のリブ部で構成さ
れ、これら各リブ部の根元部の断面形状における回転方向厚さに対して、軸方向厚さを同等以上にしたことを特徴とする。上記フランジは、全体が上記複数本のリブ部で構成されるものであっても、またフランジ内周部が円形状の部分であって、この円形状部分から上記複数本のリブ部が延びるものであっても良い。
車両用軸受装置においては、ハブ輪の根元部に対して、タイヤからのモーメント荷重は、主に軸方向に作用するため、ハブ輪フランジの根元部の、回転方向厚さはブレーキ制動力で発生する荷重のみに耐える厚さだけで良い。そのため、ハブ輪のフランジを上記のように放射状に延びる複数本のリブ部からなるものとした場合に、各リブ部の根元部の断面形状における回転方向厚さに対して、軸方向厚さを同等以上にすることで、リブ部の断面積をできるだけ小さくしながら、強度、剛性を確保することが可能となり、軽量化が可能が可能となる。
この発明において、上記ハブ輪が、上記フランジよりもアウター側に延びてブレーキロータの内径面を案内するブレーキパイロット部を有するものである場合に、上記フランジのリブ部の根元径を、上記ブレーキパイロット部の径よりも小さくしても良い。
フランジのリブ部の根元径をブレーキパイロット部の径よりも小さくすると、フランジ内周部の円形状部分が少なくなり、または無くなり、より軽量化される。その反面、ブレーキパイロット部がリブ部から軸方向に延びることになって、強度,剛性が低下する。しかし、この発明の各リブ部の根元部の断面形状における回転方向厚さに対して軸方向厚さを同等以上とした構成であると、リブ部の根元径がブレーキパイロット部の径よりも小さくても必要な強度・剛性が確保できることが判った。
また、これらの発明において、上記ハブ輪のフランジのリブ部における根元部の断面形状の回転方向厚さを、上記フランジに設けられるボルト挿通孔の周囲のボルト座面部回転方向幅よりも薄くしても良い。
上記リブ部は、強度的に先端部よりも基端部を厚くすることが好ましい。しかし、ボルト座面部は、ボルト挿通孔の形成のためにその回転方向幅を広げる必要があるため、このように広げるボルト座面部の回転方向幅よりも、リブ部における根元部の断面形状の回転方向厚さを薄くしても、根元部の必要な剛性・強度が確保され、より一層の軽量化が可能となる。
また、これらの発明において、上記ハブ輪のフランジと軌道面との間の外周面に嵌合するシール摺接部、およびこのシール摺接部から延びて隣合う各リブ間の隙間を覆うカバー部を有する保護カバーを設け、上記外輪に上記保護カバー部品に摺接するリップを有する接触式のシールを取付けても良い。
このような保護カバーを設けることで、複数本のリブ部が放射状に延びるフランジの形状に起因して、アウトボード側から水が浸入することを防止できる。また保護カバーがシールの摺接部を兼ねることから軽量化の妨げにもならない。
この発明の車輪用軸受装置は、ハブ輪のフランジが、放射状に延びてそれぞれ先端にボルト挿通孔が形成された複数本のリブ部からなり、これら各リブ部の根元部の断面形状における回転方向厚さに対して、軸方向厚さを同等以上にしたため、タイヤからのモーメント荷重に耐えられるハブ輪フランジの強度および剛性を確保でき、軽量化も可能となる。
この発明の第1の実施形態を図1,図2共に説明する。この車輪用軸受装置は、複列のアンギュラ玉軸受形式の自動車用ホイール軸受となるものであり、従動輪用である。この車輪用軸受装置1は、アウトボード側端の外周に車輪取付用のフランジ12を有するハブ輪2と、このハブ輪2のインボード側端の外周に嵌合した内輪3と、これらハブ輪2およ
び内輪3の外周に形成された軌道面2aに対向する複列の軌道面4aを内周に有する外輪4と、両列の対向する軌道面2a,4a間に介在した転動体5とを備える。転動体5はボールからなる。ハブ輪2は、インボード側の端部の外周に内輪嵌合面2bを有し、この内輪嵌合面2bに片列の内輪3が嵌合する。ハブ輪2の内輪嵌合面2bのさらにインボード側端は、内輪3の幅面を押し付けるフランジ状の加締部2cとされており、この加締部2cにより内輪3が軸方向に締め付け固定される。転動体5は各列毎に保持器6で保持されている。
外輪4は、外径面にフランジからなる取付部4bが設けられ、その取付部4bの外周部に複数のボルト挿通孔7が周方向に分配して形成されている。この取付部4bは、図2(A)のように、その外周部のうちボルト挿通孔7の近傍を除く部分を削除して、各ボルト挿通孔7の形成部だけが外径側に放射状に突出する形状に形成されている。この取付部4bのボルト挿通孔7を貫通するナックルボルト(図示せず)により、車体側の懸架装置におけるナックル(図示せず)に取付部4bが取付けられる。
図1において、外輪4のアウトボード側の端部には内外輪間を密封するオイルシール等の接触式のシール8が取付けられている。ハブ輪2におけるフランジ12と軌道面2aとの間には、その外周面に嵌合する断面L字状のシールリング9が設けられており、このシールリング9に上記シール8のリップが摺接する。内輪3のインボード側端の外周には、内輪3の回転を検出する回転センサの被検出部を構成するリング状の磁気エンコーダ10が嵌合させてある。外輪4のインボード側端は、その内径面に嵌合させたシールキャップ27により全体を密閉している。なお、シールキャップ27は省略しても良く、その場合、上記磁気エンコーダ10の代わりに、外輪4と内輪3との間を密封する密封手段(図示せず)を設ける。この密封手段は、例えば、内輪3に取付けられたスリンガと外輪4に取付けられて上記スリンガにリップ部が接触する弾性体とでなるものとし、そのスリンガに上記磁気エンコーダ10が設けられたものとする。また、図示しないが、シールキャップ27に磁気エンコーダ10に対向した位置に回転センサが取付けられている。
ハブ輪2、内輪3、および外輪4は、炭素量0.4〜0.8%の炭素鋼または軸受鋼からなる。ハブ輪2の軌道面2aおよび内輪嵌合面2b、並びに外輪4の軌道面4aの表面部は、表面硬さが50〜65HRCの硬化熱処理面とされている。内輪3の内径面、外径面、および幅面は、表面硬さが50〜65HRCの硬化熱処理面、またはずぶ焼入れ面とされている。転動体5はずぶ焼入れ品とされている。なお、ハブ輪2にシールリング9を取付けずにシール8を直接に摺接させる場合は、ハブ輪2のシール摺接面も、ハブ輪2の軌道面2aと同じく表面硬さが50〜65HRCの硬化熱処理面とされる。
ハブ輪2のフランジ12は、図2(A)のように放射状に延びてそれぞれ先端にボルト挿通孔14が形成された複数本のリブ部13により構成される。これらリブ部13の根元部13aの断面形状は、図2(B)示すように、回転方向厚さWに対して、軸方向厚さTが同等以上となる形状とされている。また、上記根元部13aの断面形状の回転方向厚さWは、上記ボルト挿通孔14の周囲のボルト座面部13bの回転方向幅Bよりも薄くされている。このフランジ12には、そのボルト挿通孔14を貫通するハブボルト15、およびこのハブボルト15に螺合するハブナット(図示せず)により、ディスクブレーキ装置のブレーキロータ41と車輪42とが重ねて取付けられる。
ハブ輪2は、上記フランジ12よりもアウトボード側に延びて、ブレーキロータ41の内径面を案内するブレーキパイロット部16を有する。ブレーキパイロット部16は、基端が円筒状であって、その円筒状部分から円周方向の複数箇所に突片が形成された形状となっている。上記フランジリブ部13の根元部13aの径D1は、ブレーキパイロット部16の径D2よりも小さくされている。
なお、外輪4の取付部4bを車体に取付ける際には、図2(A)のようにハブ輪2のフランジ12の隣合うリブ部13,13間に取付部4bのボルト挿通孔7が対峙するようにハブ輪2を回転させて、隣合うリブ部13,23間から工具を挿通して取付部4bのボルト締結を行う。
この構成の車輪用軸受装置1によると、ハブ輪2のフランジ12が、放射状に延びてそれぞれ先端にボルト挿通孔14が形成された複数本のリブ部13で構成されているため、従来の円形状のフランジを設けたものに比べて軽量化が図れる。また、各リブ部13の根元部13aの断面形状における回転方向厚さWに対して、軸方向厚さTを同等以上としているので、車輪のタイヤからハブ輪2のフランジ12の軸方向に主として作用するモーメント荷重に対して、フランジ12に十分な強度・軸方向剛性を持たせることができる。すなわち、車両用軸受装置においては、ハブ輪フランジ13の根元部13aに対して、車輪42からのモーメント荷重は、主に軸方向に作用するため、ハブ輪フランジ12の根元部13aの回転方向厚さWはブレーキ制動力で発生する荷重のみに耐えるだけで良い。そのため、ハブ輪フランジ12の各リブ部13の根元部13aの断面形状における回転方向厚さWに対して、軸方向厚さTを同等以上にすることで、リブ部13の断面積をできるだけ小さくしながら、強度、剛性を確保することが可能となり、軽量化が可能が可能となる。例えば図7に示す従来例に比べ、回転方向厚さWは1/2以下で済み、軸方向厚さTは1.5倍程に増す程度で済む。そのため、上記従来例に比べて小さな断面的で強度、剛性の確保が可能になる。
また、この実施形態では、フランジ12のリブ部13の根元径D1を、ブレーキパイロット部16の径D2よりも小さくしているので、さらに軽量化が可能となる。このようにリブ部13の根元径D1を小さくしても、上記のようにリブ部13の根元部13aの回転方向厚さWに対して軸方向厚さTを同等以上としているので、有限要素解析による解析の結果、強度・剛性が確保できることが判った。なお、この実施形態品は、図6に示す円形フランジの従来例に比べて略30%、図7に示す回転方向に断面が大きなリブの従来例に比べると略20%程度の軽量化が図れた。
さらに、ハブ輪2のフランジ12におけるリブ部根元部13aの断面形状の回転方向厚さWを、フランジ12に設けられるボルト挿通孔14の周囲のボルト座面部13bの回転方向幅Bよりも薄くしているが、ボルト座面部13bとボルト挿通孔14の形成によって幅が広がっているため、このような広がった回転方向幅Bよりも薄くすることで、より一層の軽量化を図りなから、強度・剛性の確保が可能になる。なお、上記ボルト座面部13bの軸方向厚さtは、上記回転方向厚さWよりも厚くしても、また薄くしても良い。
また、この実施形態の車両用軸受装置において、ハブ輪2、内輪3、および外輪4を炭素量0.4〜0.8%の炭素鋼または軸受鋼、転動体5を軸受鋼とし、ハブ輪2の軌道面2aおよび内輪嵌合面2b、並びに外輪4の軌道面4aの表面部を、表面硬さが50〜60HRCの硬化熱処理面とし、内輪3は、内径面、外径面、および幅面を表面硬さが50〜65HRCの硬化熱処理面またはずぶ焼入れ面とし、転動体5はずぶ焼き入れ品とし、ハブ輪2の軸端部の加締部2cで内輪3をハブ輪2に固定していることから、上記モーメント荷重やブレーキ制動力による荷重に十分耐える強度・剛性がより確実に得られる。
図3および図4は、この発明の他の実施形態を示す。この実施形態の車輪用軸受装置1Aは、図1および図2に示す第1の実施形態において、シールリング9に代えて保護カバー19が設けられている。この保護カバー19は、ハブ輪2におけるフランジ12と軌道面2aとの間の外周面に嵌合するシール摺接部19aと、このシール摺接部19aから延びてフランジ12の隣合う各リブ部13,13間の隙間を覆うカバー部19bとを一体に形成した概形が筒状の部材である。シール摺接部19aには外輪4のアウトボード側端に設けられたシール8のリップが摺接する。この実施形態においても、図1の実施形態と同様に、ハブ輪2のフランジ12に、ドラムブレーキ装置のブレーキロータ41と車輪42(図3には図示せず)とが重ねて取付けられ、ブレーキロータ41の内径面がブレーキパイロット部16で案内される。その他の構成は第1の実施形態の場合と同様である。
この実施形態の場合、シール8の摺接部を兼ねる保護カバー19をハブ輪2に設けて、フランジ12の隣合う各リブ部13,13間の隙間を覆うようにしているので、複数本のリブ部13が放射状に延びるフランジ12の形状に起因してアウトボード側から水が浸入することが防止される。また、保護カバー19がシール8の摺接部を兼ねることから軽量化の妨げにもならない。
この発明の第1の実施形態にかかる車輪用軸受装置の断面図である。 (A)は 同車輪用軸受装置をアウトボード側から見た正面図、(B)は(A)におけるI−I矢視断面図である。 この発明の他の実施形態にかかる車輪用軸受装置の断面図である。 (A)は同車輪用軸受装置をアウトボード側から見た正面図、(B)は(A)におけるIII −III 矢視断面図である。 従来例の断面図である。 同従来例の正面図である。 (A)は他の従来例の正面図、(B)は(A)におけるVII −VII 矢視断面図である。
符号の説明
1,1A…車輪用軸受装置
2…ハブ輪
3…内輪
4…外輪
2a,4a…軌道面
5…転動体
8…シール
12…車輪取付用フランジ
13…フランジリブ部
13a…根元部
13b…ボルト座面部
14…ボルト挿通孔
16…ブレーキパイロット部
19…保護カバー
19a…シール接触部
19b…カバー部
B…ボルト座面部の回転方向幅
W…フランジリブ部根元の回転方向厚さ
T…フランジリブ部根元の軸方向厚さ
D1…フランジリブ部根元径
D2…ブレーキパイロット部径
t…ボルト座面部の軸方向厚さ

Claims (3)

  1. アウトボード側端の外周に車輪取付用のフランジを有するハブ輪と、このハブ輪のインボード側端の外周に嵌合した内輪と、これらハブ輪および内輪の外周に形成された軌道面に対向する複列の軌道面を有する外輪と、両列の対向する軌道面間に介在した転動体とを有する車輪用軸受装置であって、
    上記ハブ輪の上記フランジは、放射状に延びてそれぞれ先端にボルト挿通孔が形成された複数本のリブ部で構成され、これら各リブ部の根元部の断面形状における回転方向厚さに対して、軸方向厚さを同等以上にしたことを特徴とする車輪用軸受装置。
  2. 請求項1において、上記ハブ輪のフランジのリブ部における根元部の断面形状の回転方向厚さを、上記フランジに設けられるボルト挿通孔の周囲のボルト座面部回転方向幅よりも薄くした車輪用軸受装置。
  3. 請求項1または請求項2において、上記ハブ輪のフランジと軌道面との間の外周面に嵌合するシール摺接部、およびこのシール摺接部から延びて隣合う各リブ間の隙間を覆うカバー部を有する保護カバーを設け、上記外輪に上記保護カバーに摺接するリップを有する接触式のシールを取付けた車輪用軸受装置。
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