JP4222784B2 - ラック - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、支柱に片持ち的に支持される拡張棚に適度な取付強度を付与し得るようにしたラックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、パーソナルコンピュータ(PC)本体等を机等の天板上に載せて使用する場合、作業性を向上させるとともに天板上の有効使用面積を確保するために、ラックを利用してその棚にプリンタやスキャナ等のPC周辺機器、ファイル等を配置することは周知のことである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなラックは、棚を左右の支柱に両持ち的に支持させるものであるため、左右の支柱間の幅寸法によって、支柱に取り付けられる棚の幅寸法が決められ、物品積載面として機能する面積がある程度規制されるものである。一方、支柱の外方側に物品積載面を拡張させる棚を取り付けることも考えられるが、その場合、棚は支柱に片持ち的に支持しなければならないため、両持ち的に支持される棚と比較して支持強度及び取付強度を損ない、使用時にガタつきを招く等好適に使用することが極めて困難である。このような不具合が生じ得るため、棚を支柱に片持ち的に支持させる構造を有するラックは実用性に乏しく採用されていないのが現状である。
【0004】
本発明は、以上のような問題に鑑みて、棚を支柱に片持ち的に支持させるものであっても十分な支持強度を付与して安定した取付状態を確保することができるラックを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような構成を採用したものである。
【0006】
すなわち、本発明に係るラックは、左右の柱構造体の間を横架材を介して連結し、柱構造体を構成する支柱にフック孔を設け、そのフック孔を利用して物品積載面を有する棚を支柱に片持ち的に支持させるラックであって、棚が、支柱の外側方に物品載置面を拡張させる拡張棚であり、支柱の前壁に設けられたフック孔に拡張棚の一部に形成されたフックを係わり合わせるとともに、フック孔から変位した位置に、支柱の内部に斜め方向に形成された溝を設け、その溝に拡張棚を支柱の側壁側から固定する固定部材に設けた突出部を挿入させて係わり合わせて拡張棚を支柱に支持させていることを特徴とする。また、本発明に係るラックは、左右の柱構造体の間を横架材を介して連結し、柱構造体を構成する支柱にフック孔を設け、そのフック孔を利用して物品積載面を有する棚を支柱に片持ち的に支持させるものであって、棚が、支柱の外側方に物品載置面を拡張させる拡張棚であり、支柱の前壁に設けられたフック孔に拡張棚の一部に形成されたフックを係わり合わせるとともに、フック孔から変位した位置である支柱の側壁に凹部を設け、その凹部に拡張棚を支柱の側壁側から固定する固定部材に設けた突出部を挿入させて係わり合わせて拡張棚を支柱に支持させていることを特徴とする。
【0007】
このようなものであれば、支柱と棚とを異なる2点でそれぞれを相互に係わり合わせているため、棚を支柱に片持ち的に支持させる構造であっても、適切な支持強度及び取付強度を確保することができ、取付時や使用時にガタつきを引き起こすことなく、好適に使用することが可能となる。また、棚が支柱の外側方に物品載置面を拡張させる拡張棚であるので、物品積載面として機能する棚面積を有効に拡張することができ、好適に使用できる。
【0008】
このような構成において、フック孔から水平方向に変位する位置において支柱の一部に棚の一部を係わり合わせるようにすると、フック孔とフックとの鉛直方向の係わり合いに対して、他の係わり合いを水平方向としているため、棚を支柱に取り付けた状態において棚が支柱に対して水平方向へ首振りすることを効果的に抑制することができる。加えて、棚の上面に物品を載せた場合に相互の係わり合いが協働して棚の上方から下向きに作用する力を分散させることができ、巾方向及び前後方向のガタつきを防止し、支持強度を向上させて安定した取付状態を確保することができる。
【0009】
水平方向の係わり合いを簡素な構造で実現する一例としては、フック孔から変位した位置に凹部を備え、その凹部に棚の一部を係わり合わせているものが挙げられる。
【0010】
より具体的な構成としては、凹部が支柱の内部に斜め方向に形成された溝であり、その溝に棚を支柱の側壁側から固定する固定部材に設けた突出部を挿入させて係わり合わせているものが望ましい。このようなものであると、水平方向の係わり合いを確実なものとすることができるとともに、溝に突出部を係わり合わせる際に、突出部が斜め方向に形成された溝に挿入して棚の支柱に対する位置決めを簡単かつ的確に行うことができ、取付作業をスムーズに行うことができる。また、突出部が支柱の側壁に対して垂直に突出しているものであれば、突出部の斜め方向に形成された溝への挿入度合を深めるに伴って突出部の溝内における挙動し得る有効開口面積が小さくなるため、両者の係わり合いをより簡便に行うことができる。
【0011】
棚と支柱とを緊密に固定するためには、固定部材の一部に設けたネジ要素のネジ作用により、固定部材の一部を支柱の側壁に押し当てるとともに、溝と突出部との係わり合いを深めるようにすればよい。
【0012】
また、フックを棚の後端の上下2カ所に所定距離離間して形成し、各フックを前記フック孔に係わり合わせれば、各フックが協働してフック孔に係わり合うため、支柱に取り付けられる棚に十分な取付強度を持たせることが可能となる。
【0014】
また、机等の天板上に積載される卓上タイプのものであれば、様々な使用態様に対応し得ることができより実用性のあるものとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0016】
この実施例のラックは、図1〜図4に示すように、例えば机等の天板T上に配置されるものであって、左右対をなす柱構造体Kを横架材3を介して相互に自立可能に連結され、柱構造体Kの一部に設けたフック孔1a等を利用して必要に応じて棚4又は拡張棚5を取り付けることができるように構成されている。
【0017】
柱構造体Kは、前壁11に複数のフック孔1aを開口させてなる中空体状の支柱1と、この支柱1の下端部より前方に向けて延びるベース2とからなるものである。
【0018】
詳述すると、支柱1は、図5に拡大断面図で図示するように、アルミ素材を押し出し成形することにより後壁側を対となる傾斜壁13から形成する平断面視略五角形状の中空剛体として構成されたものであり、前壁11に支柱1の上端から下端に亘る2列の第1のスリット14を、左右の側壁12に支柱1の上端から下端に亘る本発明の溝たる第2のスリット15を形成してなるものである。前記第1のスリット14の奥方の空間14S内には後述するフック41f、51fを挿入し得るフック孔1aを縦方向に所定間隔離間して複数設けた平面視L字状の取付金具1Aを備えている。この取付金具1Aを前壁11の裏面及び側壁12の裏面に当接又は近接するように前記空間14Sの内部に嵌め入れた状態において、フック孔1aが前記第1のスリット14を介して支柱1の前壁11側に開放されている。また、第2のスリット15は、後述する固定部材6の突出部63を挿入させて嵌め合わせるものであり、前記フック孔1aから略水平方向に変位した位置に形成され、一定の開口幅をもって支柱1内において前壁11側へ向かって斜め向きに設けてある。後壁を形成する一対の傾斜壁13にはそれぞれ第3のスリット16を形成し、この第3のスリット16の奥方にネジ孔1bを有する台座1Bを配置している。なお、支柱1の上方の開口端には着脱可能なキャップ17が装着されて外観の向上を図っている。
【0019】
ベース2は、スチール製のものであり、このベース2の後壁側の一部を部分的に支柱1の中空部内に嵌め合わせて装着し、その位置で支柱1に設けた図示しない固定ナット部にベース2の肉厚内を貫通したネジをそれぞれネジ止めして、ベース2及び支柱1を相互に強連結している。ベース2の先端部及び後端部の背面には机の天板Tに接地する位置にそれぞれ接地体21を取り付けてある。
【0020】
横架材3は、図6に示すように、板金素材等の対向する上下の2辺をそれぞれ2段階に折り曲げ加工して、前面31の上端から下向きL字形に、前面の下端から上向きL字形に形成したものであり、左右の両端に前記支柱1の傾斜壁13に対応する角度をなして延びる横壁32を一体に設けてある。また、横壁32には、前記傾斜壁13内に設けた台座1Bのネジ孔1bと一致する位置に長孔32bを上下に2つ形成している。なお、下端側のL字形の部材33は配線コード(図示省略)を収容するスペースとして利用することができる。
【0021】
また、棚4は、左右の支持部材41に上面を物品積載面として機能する棚板部材42を横架して構成され、支持部材41と棚板部材42とを溶接継手を介して一体的に剛結したものである。支持部材41は、板金素材の対向2辺を折り曲げて頂板の両側に側板41aを形成してなり、外方側の側板41aの厚み寸法を長手方向略中間部から後端部の領域に亘って漸次大きくなるように形成するとともにその後端縁に前記フック孔1aに係わり合うフック41fを設けている。このフック41fは、側板41aの後端縁から一体に後方に延ばした基端部と、この基端部の先端から下方に向けて一体に延ばした爪部とを備えたものであり、このようなフック41fが外方側の各側板41aに上下2つずつ設けてある。また、棚板部材42には、左右の後端に棚4を支柱1に取り付けた場合に前記支柱1の前壁11及び側壁12に嵌合し得る切欠部をそれぞれ形成し、後端側の底面に図示しない下向き略コ字形の補強部材を溶接継手を介して一体に取り付けている。このような形状とすることによって構造的強度や、積載可能重量の向上をそれ自身が簡素でありながら実現できるように構成されている。
【0022】
次に、横架材3及び棚4を支柱1に取り付ける方法について説明する。
【0023】
まず、横架材3を支柱1に取り付けるには、図6に矢印で示すように、左右の支柱1の傾斜壁13に横架材4の横壁32を衝き当て、横壁32に設けた長孔32bが台座1Bに設けたネジ孔1bと一致するように横壁32を位置決めする。そしてネジNを支柱1の斜め後方から長孔32b及びネジ孔1bにネジこむことにより、この横壁32を傾斜壁13と圧接させて、横架材3を支柱1に強く接合することができる。このようにして、本実施例では支柱1の上端部及び下端部にそれぞれ横架材3を取り付けている。
【0024】
また、棚4を支柱1に取り付けるには、左右の支持部材41の側板41aに設けたフック41fを支柱1の前壁11に2列に形成した第1のスリット14のうち内方側の前記スリットを介して開放されているフック孔1aにそれぞれ挿入し得る位置に棚4を支柱1の前壁11側に持ち来し、フック41fをフック孔1aに挿入するとフック41fの基端部の下向き面がフック孔1aを形成する上向き面に当たり、なおかつ、爪部の内向き面が取付金具1Aの裏面に当たることにより、フック41fとフック孔1aが相互に緊密に係わり合って棚4を左右の支柱1に支持させることができる。この場合、同時に、棚板部材42の切欠部を支柱1の前壁11及び側壁12に嵌め合わせせることができるため、棚4の支柱1に対する位置決めを的確に行うことができ、取付作業を簡便なものとすることが可能となる。
【0025】
以上の構成からなるものにおいて、本実施形態は、物品積載面を拡張する拡張棚5を支柱1に片持ち的に取り付けるものである。
【0026】
拡張棚5は、左右の支持部材51に上面を物品積載面として機能する拡張棚板部材52を横架し溶接継手を介して剛結したものであって、後述する固定部材6等を用いて支柱1に取り付けられるものである。一方の支持部材51は板金素材等の対向する2辺を折り曲げ加工して下向きコ字形としたものであり、他方の支持部材51は下向き略コ字形をなし外方側の側板51aの後端に前記棚4の側板41aの後端に設けたフック41fとほぼ同形状のフック51fを上下に2つずつ設けてある。拡張棚板部材52は、前記フック51fを設けた支持部材51に支持される側の後端に前記支柱1の前壁11及び側壁12の形状に対応する切欠部を形成している。また、拡張棚板部材52の後端側の底面に、左右の支持部材51間の部位に亘り板金素材の対向2辺を折り曲げて前板53a、基板53b及び後板53cとを一体に形成した長手方向下向き略コ字形の補強部材53を溶接等して一体に取り付けてある。補強部材53は、基板53b及び後板53cより長手方向に長く形成した前板53aの側端を前記フック51fを設けた側板51aに当てるように取り付けられたものであり、基板53bの一側端から後述する固定部材6の第1の押当面61に押し当てられる横板53dを一体に突出して設けている。また、横板53dの所定箇所にはネジ孔53eを形成し、後板53cと横板53dとが交叉し得る位置に後述する固定部材6の突出部63が通過し得る挿入開口部53gを有している。
【0027】
固定部材6は、図7に示するように、前記横板53dを押し当てる第1の押当面61と、第1の押当面61の一端から連続してL字形に屈曲して支柱1の側壁12を押し当てる第2の押当面62と、第1の押当面61の一端から第2の押当面62に向かって延び第2の押当面62を通過する位置から前記支柱1の第2のスリット15に挿入し得る所定の角度をなして延びる突出部63とを備えたものである。第1の押当面61の所定箇所には前記横板53dに設けたネジ孔53eに対応し得る長孔61aを設けている。
【0028】
このような拡張棚5を支柱1に取り付けるには、先ず、支持部材51に設けたフック51fを、支柱1の前壁11に2列に形成した第1のスリット14のうち外方側のスリットを介して開放しているフック孔1aに挿入する。そして、前記と同様にフック51fをフック孔1aに係わり合わせることによって、拡張棚5を左右何れかの支柱1に片持ち的に支持させることができる。この場合、拡張棚板部材52の切欠部が支柱の前壁11及び側壁12に嵌合され、拡張棚5の支柱1に対する位置決めを予め行うことができる。次に、固定部材6を図7に示す矢印の方向に略90°回転させて突出部63を拡張棚5の補強部材53に形成した挿入開口部53gに挿入し、引き続きその突出部63を支柱1の側壁12に形成した第2のスリット15内に挿入する。そして、図8に図示するように、固定部材6の第1の押当面61と補強部材53の横板53dが当接するとともに、第1の押当面61に設けた長孔61aと拡張棚5の補強部材53の横板53dに設けたネジ孔53eとが略同一軸線上に連続することとなり、固定部材6の側方から第1の押当面61に設けた長孔61aを介してねじ要素たるボルト部材Vを挿入し、その下端部分V1を長孔61aを貫通してネジ孔53eに緊締することによって、支柱1と拡張棚5を固定部材6を介して強連結し、支柱1に対する拡張棚5の取付を完了することができる。
【0029】
このように、本実施形態では、支柱1の前壁11に設けた第1のスリット14を介して開放させたフック孔1cに拡張棚5の一部に形成したフック51fを係わり合わせるとともに、フック孔1aから変位した位置において支柱1の一部に拡張棚5の一部を係わり合わせて拡張棚5を支柱1に異なる2点で支持させているため、拡張棚5を支柱1に取り付けた状態において拡張棚5が支柱1に対して水平方向へ首振りすることを効果的に抑制することができるとともに、適切な支持強度及び取付強度を確保することができ、取付時や使用時に拡張棚5と支柱1との間にガタつきを引き起こすことなく、好適に使用することが可能となる。
【0030】
特に、フック孔1aから水平方向に変位する位置において支柱1の一部に拡張棚5の一部を係わり合わせるようにしているため、フック孔1aとフック51fとの係わり合いが鉛直方向であるのに対して、他方の係わり合いを水平方向としているため、拡張棚5の拡張棚板部材52の上面に物品を載せた場合に相互の係わり合いが協働して拡張棚5の上方から下向きにかかる力を分散させることができ、巾方向及び前後方向のガタつきを防止し、支持強度を向上させて安定した取付状態を確保することができる。
【0031】
また、フック孔から変位した位置に凹部(溝)である第2のスリット15を備え、その第2のスリット15に拡張棚5の一部を係わり合わせるようにしているので、水平方向の係わり合いを簡素な構造で行うことができる。
【0032】
さらに、第2のスリット15を支柱1の内部に斜め方向に形成し、第2のスリット15に拡張棚5を支柱1の側壁12側から固定する固定部材6に設けた突出部63を挿入させて係わり合わせているので、水平方向の係わり合いを容易にかつ確実に行うことができるとともに、第2のスリット15に突出部63を係わり合わせる際に、突出部63が第2のスリット15に挿入して拡張棚5の支柱1に対する位置決めを簡単かつ的確に行うことができ、取付作業をスムーズに行うことが可能になる。
【0033】
また、固定部材6の第1の押当面61に設けた長孔61aにボルト部材Vを貫通させ引き続き補強部材53の横板53dに形成したネジ孔53eにネジ込むことによって、固定部材6の一部を支柱1の側壁12に押し当てるとともに、第2のスリット15と突出部63との係わり合いを深めるようにしているため、固定部材6を介して拡張棚5と支柱1とを緊密に固定することができ、加えて、フック51fを拡張棚5の後端の上下2カ所に所定距離離間して形成し、各フック51fを前記フック孔1aに係わり合わせれば、各フック51fが協働してフック孔1aに係わり合うため、支柱1に取り付けられる拡張棚5に十分な取付強度を持たせることが可能となる。
【0034】
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
【0035】
例えば、固定部材の突出部が、所定の角度をもって傾斜することなく支柱の側壁に対して垂直に突出したものであれば、突出部の斜め方向に形成された第2のスリットへの挿入度合を深めるに伴って突出部の第2のスリット内における挙動し得る有効開口面積が小さくなるため、両者の係わり合いをより容易かつ的確に行うことができる。
【0036】
また、本実施形態では片側2個ずつのフックで、棚を支柱のフック孔に係り合わせて取り付ける構成としたが、これに限らず、例えば取付強度を上げるためフックの個数を増やしたり、フック自体を大きくしたりする等しても構わない。無論、支柱の高さ、棚の幅や奥行寸法等も自由に設計できることはいうまでもない。
【0037】
また、複数の支柱を所定間隔で配置し、相隣接する支柱の内法同士の第1のスリットに棚を支持させて物品載置面を拡張することもできる。また支柱間にバックパネルを取り付けても構わない。
【0038】
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、棚を支柱に片持ち的に支持されるものであっても十分な支持強度を付与して安定した取付状態を確保することができ、実際の取付においても簡単かつ自由なレイアウトに対応できるラックを提供することができる。また、棚が支柱の外側方に物品載置面を拡張させる拡張棚であるので、物品積載面として機能する棚面積を有効に拡張することができ、好適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るラックを机等の天板上に載置した模式的な全体斜視図。
【図2】同実施形態に係るラックの正面図。
【図3】同平面図。
【図4】同側面図。
【図5】図2における一部省略したA−A線平断面図。
【図6】同図におけるA−A線近傍の拡大分解斜視図。
【図7】同図におけるP方向から固定部材取付部分を斜め前方から見た拡大斜視図。
【図8】同図におけるP方向から固定部材取付部分を斜め前方から見た拡大斜視図。
【図9】同図における模式的なB−B線平断面図。
【符号の説明】
1・・・支柱
11・・・前壁
12・・・側壁
1a・・・フック孔
15・・・第2のスリット(凹部(溝))
3・・・横架材
5・・・拡張棚
51f・・・フック
6・・・固定部材
63・・・突出部
V・・・ボルト部材(ネジ要素)

Claims (6)

  1. 左右の柱構造体の間を横架材を介して連結し、柱構造体を構成する支柱にフック孔を設け、そのフック孔を利用して物品積載面を有する棚を支柱に片持ち的に支持させるラックであって、
    棚が、支柱の外側方に物品載置面を拡張させる拡張棚であり、
    支柱の前壁に設けられたフック孔に拡張棚の一部に形成されたフックを係わり合わせるとともに、フック孔から変位した位置に、支柱の内部に斜め方向に形成された溝を設け、その溝に拡張棚を支柱の側壁側から固定する固定部材に設けた突出部を挿入させて係わり合わせて拡張棚を支柱に支持させていることを特徴とするラック。
  2. 左右の柱構造体の間を横架材を介して連結し、柱構造体を構成する支柱にフック孔を設け、そのフック孔を利用して物品積載面を有する棚を支柱に片持ち的に支持させるラックであって、
    棚が、支柱の外側方に物品載置面を拡張させる拡張棚であり、
    支柱の前壁に設けられたフック孔に拡張棚の一部に形成されたフックを係わり合わせるとともに、フック孔から変位した位置である支柱の側壁に凹部を設け、その凹部に拡張棚を支柱の側壁側から固定する固定部材に設けた突出部を挿入させて係わり合わせて拡張棚を支柱に支持させていることを特徴とするラック。
  3. 凹部が、支柱の内部に斜め方向に形成された溝であることを特徴とする請求項2記載のラック。
  4. 固定部材の一部に設けたねじ要素のネジ作用により、固定部材の一部を支柱の側壁に押し当てるとともに、溝と突出部との係わり合いを深めるようにしていることを特徴とする請求項1又は3記載のラック。
  5. フックが、拡張棚の後端の上下2カ所に所定距離離間して形成され、各フックを前記フック孔に係わり合わせていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のラック。
  6. 机等の天板上に積載される卓上タイプのものであることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のラック。
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