JP4219254B2 - 空間構造体の位置決め装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パネル体などを用いて構成される空間構造体や共有空間構造体の自由端面の不用意な動きを確実かつ容易に阻止することの出来る空間構造体の位置決め装置に関する。
近年、オフィス等のオープン化を図り、コミュニケーションを活発化させるという目的から、床面にポールを安定的に立設させ、互いのポールの上端にフレームを係合させ、フレームをほぼ水平状態に支持させることにより、それ以外の外部空間と充分開放された関係で連接している構造体(以下、共有空間構造体と定義する。)を構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−138693号公報(段落0011、第1図)
従来、特許文献1のような共有空間構造体は外部と開放された関係で連接しているので、コラボレーションスペースとしては便利であるが、ビジネストークとして使用するような場合には、雑音のシャットアウトとか、商談に集中させるという意味で、時として外部空間と遮断した方が利便性が高い場合があり、共有空間構造体を外部空間と遮断するために、共有空間構造体のポールの間にパネル体を取り付けることがある。
しかしながら、特許文献1のような共有空間構造体にパネル体を取り付けたときに、パネル体の左右両端を固定する必要があり、ポールに隣接するパネル体の端部は、ポールに固定させればよいが、共有空間構造体の出入口などの開口側に隣接して配置されるパネル体の開口側を向く端部は、固定させるためのポールなどが無いため、外部からの衝撃などにより、パネル体の端部がぐらつくことがある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、共有空間構造体において、パネルの開口側を向く端部を固定するための空間構造体の位置決め装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の空間構造体の位置決め装置は、共有空間構造体の外郭を画定する所定位置から立設したポールと、隣り合う前記ポールの上端にそれぞれ連結することで、ほぼ水平状態に支持されるフレームとの組み合わせから成る共有空間構造体における隣り合うポール間に、フレームの下方に設けたパネル体の下側を受ける下部受材を有する共有空間構造体であって、少なくとも該共有空間構造体の隣り合うポール間には前記下部受材の不敷設部分が設けられ、前記不敷設部分に臨む下部受材の端部下面側には、床面上に敷設されたカーペットと係合可能な面ファスナーが取り付けられ、前記ポールの下部には、その下端から上方に延びる溝部が形成され、該溝部に、ポール下端から嵌入可能な雌ネジ部材を設け、該雌ネジ部材に、前記下部受材の端部から上方に延設した垂直片を螺着したことを特徴としている。
この特徴によれば、共有空間構造体の隣り合うポール間に下部受材の不敷設部分が設けられていることで、共有空間構造体に出入口を設ける際に、床面上に障害物を配置させないバリアフリーが可能となり、かつ不敷設部分に臨む下部受材の端部下面側に取り付けられた面ファスナーが、床面上に敷設されたカーペットと係合するため、下部受材の端部が床面上に固定されるので、下部受材に支持されたパネル体がぐらつくことがなくなる。そして雌ネジ部材を下部受材の端部から上方に延設した垂直片に螺着させて、ポールに形成された溝部に嵌合させるだけで、空間構造体の組み立ての際に、容易に下部受材をポールに固定させることができるばかりか、空間構造体を分解するときには、容易に下部受材とポールを分離できるようになっている。
本発明の請求項に記載の空間構造体の位置決め装置は、請求項に記載の空間構造体の位置決め装置であって、前記下部受材の下面側に溝部を形成し、該溝部に略L字形の取付金具の水平片を嵌合して取り付け、かつ前記取付金具の垂直片を雌ネジ部材と螺着したことを特徴としている。
この特徴によれば、略L字形の取付金具の水平片が、下部受材の下面側に形成された溝部に嵌合されているので、取付金具が水平方向にぐらつくことなく下部受材に取り付けることができる。
本発明の請求項に記載の空間構造体の位置決め装置は、請求項1または2に記載の空間構造体の位置決め装置であって、前記パネル体の端部には下部受材の端部の下部を挿通する上下調整可能な昇降部材が設けられ、この昇降部材の下面に下方を向く面ファスナーが取り付けられている特徴としている。
この特徴によれば、上下調整可能な昇降部材が、パネル体の端部に設けられていることで、床面が多少変形或いは傾斜していても昇降部材を上下に調整するだけで、常に面ファスナーを床面に接触させることができるようになる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は本発明の実施例1における共有空間構造体の全体斜視図、図2(a)は本発明の共有空間構造体を構成するパネル体の正面図、(b)はパネル板と枠体から成るパネル体の分解正面図、図3はパネル体を構成するコーナ部における部分分解斜視図、図4は共有空間構造体の開口を開閉する移動扉とこの移動扉の開放時に並設される固定のパネル体の縦断面図、図5は共有空間構造体の開口が移動扉によって閉塞された状態を示す水平断面図、図6は共有空間構造体の開口が移動扉によって閉塞された状態であって一部断面を示す下方正面図である。
先ず図1には、本発明の実施例1としてのパネル体を組合せて構築される共有空間構造体1の全体斜視図が示されており、この共有空間構造体1は、下端にベース部材2を備えた4本のポール3a〜3dと、これらポール3a〜3d間を上端で連結するフレーム41とを組合せた構造体として構築されている。
フレーム41はフレーム部材4とその下部に設けた上部受材14とで構成され、この上部受材14とポール3a〜3dの下部に定着した下部受材18間には、パネル体6が取付けられており、ポール3a〜3dの基端に設けたベース部材2は、共有空間構造体の外郭を画定するジュータン(カーペット)が敷設された床面7の所定位置に設置され、その底部に設けられた数個のアジャスタ(図示せず)の位置調整により床面が多少変形或いは傾斜していてもベース部材2が常に水平状態を維持できるように構成されている。
ポール3a〜3dの上端はトップキャップ5が着脱自在に固定されている。このトップキャップはその底部中央に図示しない螺合雄ねじを有し、ポール3a〜3dの上部中央に形成されている雌ねじ部とネジ結合することにより、ポール3a〜3dの外周に形成されている溝条9が覆われるようになっている。
更に、ポール3a〜3dは、本実施例では図5に示すように、放射状に延びる断面略U字状の8つの溝条9が上下方向に延びており、各溝条9の外方を向く開口9aの左右両側に、遊端が互いに向き合って離間する左右の係止片10により溝条9の先端が一部覆われている。本実施例において溝条9は円柱状のポールに形成しているため、比較的多くの溝条9を形成でき、そのためにフレーム41の取付け方向が選択できる。また、ポール形状は円柱状と限らず、例えば四角柱状のもので4つの溝を形成するようにしたものであってもよい。
このフレーム部材4は、図1に示すように上下に並設した上部フレーム4aと下部フレーム4a’間を複数のリブ4bで接続してトラス構造に構成され、上下フレーム4a,4a’の両端には外側端面に取着部を形成した一対の止着部材(不図示)が設けられ、両止着部材はポール3の溝条9に装着された受け部材(不図示)を介して取り付けられている。
また、フレーム部材4の下面には、パネル体6の上端縁を取り付ける為の上部受材14が取り付けられると共に、ポール3a〜3d側面の溝条9には、図5に示すように、パネル体6の側端縁と当接する端部隠蔽部材16が取り付けられている。
更に、図6に示すように、ポール3c下端の溝条9には前記受け部材と同じ断面構造、同一機能を有する短尺の受け部材として構成された雌ネジ部材13が挿入されており、この雌ネジ部材13にはボルトBを介して帯板材をL字形に折曲形成したブラケット15が取り付けられている。
このブラケット15には、パネル体6の下端部を支持するための下部受材18の一端が、下部受材18の下面側に形成された溝条18’にブラケット15の水平片が嵌合されることで取り付けられると共に、この下部受材18の他端側はポール3cに対応するポール3d下端に取り付けられたブラケット15を介して取り付けられ床面7上に敷設されている。この下部受材18は図1に示すように、移動扉Dがあるポール3bと3c間を除いて、ポール3aと3b、ポール3aと3d、及びポール3cと3dの下端間にそれぞれその両端が取り付けられている。
そのため、雌ネジ部材13をブラケット15の垂直片に螺着させて、ポール3c下端の溝条9に嵌合させるだけで、容易に下部受材18をポールに固定させることができるばかりか、共有空間構造体を分解するときには、容易に下部受材18とポール3cを分離できるようになっている。また、ブラケット15の水平片が下部受材18の下面側に形成された溝条18’に嵌合されることで、ブラケット15が水平方向にぐらつくことなく下部受材18に取り付けることができるようになっている。尚、本実施例では、下部受材18とブラケット15が別体の構成であるが、これに限ることなく、下部受材の端部から上方に延びる垂直片を形成することで、下部受材18とブラケット15が同一部材として形成されるようにしてもよい。
次に、パネル体6は、図3および図4に示すように、厚板パネル体6と薄板パネル体の2種類用意され、厚板パネル体6は芯材20aとその両側に張り合わされた芯材より一回り大きな表面板20b,20cとからなる3層構造の厚手のパネル板20で構成され、薄板パネル体(実施例では移動扉Dに使用)は薄手のパネル板20’a1枚で構成されており、厚手のパネル板20及び薄手のパネル板20’aとは共通の枠体で外周面が保護できるようになっている。
すなわち、厚手のパネル板20は、図3に示すように外周端縁に沿って所定深さの嵌合溝Mが全周に形成されており、この嵌合溝Mには4本の枠体とコーナ連結部材25が取り付けられる。これら4本の枠体は、上下枠体22a,22bと左右の側枠体24a,24b、及びこれら4本の枠体のコーナ部を連結するコーナ連結部材25とから構成されている。
次に、4本の枠体とコーナ連結部材に付き図2、図3を参照して詳述する。これら4本の枠体の断面構造は、全て同一構造で構成されており、本実施例では上枠体22aを中心に説明する。
図2、図3に示すように上枠体22aは断面視で平板状の外周部33と、この外周部33の左右方向中央から内方に向けて突設し、かつその左右方向中央に内方が開口する溝部40を有する内周部36とを備えている。この内周部36の幅は厚手のパネル板20の嵌合溝Mと丁度嵌合できるよう表面板20b、20cの内寸法と一致している。一方、内周部36の溝部40の幅は、薄手のパネル板20’a(図4参照)が嵌合出来る寸法となっている。したがって、上枠体22aを含め全ての枠体は、厚手のパネル板20及び薄手のパネル板20’aのいずれも組み付けることができる構造となっている。
更に、上枠体22aの内周部36には貫通孔38が形成され、図2(b)に示すように、この貫通孔38にはコーナ連結部材25の連結片25aが挿嵌される。また、左右の側枠体24a、24bの外周部33の左右方向中央には、外方に開口する凹溝Gが形成されており、凹溝Gの開口側両面には一対の係止溝34が形成されており、この係止溝34にはキャップ37(図5参照)が係合されて凹溝G全体が閉塞されるようになっている。
このコーナ連結部材25は、正面視矩形状のパネル板20における4箇所のコーナ部にそれぞれ装着されるもので、パネル板20外周の4辺に上下枠体22a,22bと左右側枠体24a,24bの端部同士を連結して装着することでパネル板20の外周縁を保護するための枠体構造が構築されるようになっている。
コーナ連結部材25の交差する両端には連結片25a,25bが形成され、これらの連結片25a,25bは、上枠体22aと左枠体24aの両端に形成される角孔38に嵌入可能に形成されており、嵌入された連結片25a,25bは、各枠体端部の凹溝G底面に形成された図示しない2つの挿通小孔より挿通したネジ32を両連結片25a,25bのネジ孔T(図3参照)に螺着することで、上枠体22aと左枠体24aがコーナ連結部材25を介して連結される。
このように構成されたパネル体6の上枠体22aの左右には、図2の(a)に示される一対のL字形ブラケット26が固定される。すなわち、このL字形ブラケット26は、このブラケット26に形成された一対の挿通孔を介して挿通した2本のボルトBを、凹溝Gの底面に形成された一対のネジ孔に螺着することで上枠体22aに固定される。
図4に示すように、パネル体6を取り付けるに際しては、上部受材14下面の開口内壁に上枠体22aのブラケット26の上部折曲片を当接させた状態で、上部受材14下方側面の挿通孔より挿通したネジをブラケット26の上部折曲片に形成されたネジ孔26aに螺着する。
次に、パネル体6下端の下枠体22b両端に配設された一対の昇降部材としてのジャッキボルト28を、その直下の床面7上に敷設された下部受材18上面に当接し、この状態でジャッキボルト28を調節することでパネル体6が上部受材14の下面と下部受材18上面との間で押圧保持される。
次に移動扉Dに付き図4、図5を参照して詳述する。
図4において、パネル体6の上部を支持する上部受材14は、その断面視両側面に開口が形成されており開口の上下端部には突出片が形成され、本実施例では外側下端の突出片を移動扉Dのガイドレール14aとして使用している。
パネル体6開口側端部における下枠体22bの凹溝G内にはガイド部材42の一端が取り付けられている。このガイド部材42は、この凹溝G内に嵌合可能な嵌合片42aが上方に突設すると共に他端側にも移動扉Dの下端をガイドすべく上方に突出するガイド片42bが形成されている。
一方、移動扉Dは、図4に示すように薄手の薄手のパネル板20’aが使用されており、このパネル板20’aの外周は、前述した枠体と同じように上下枠体22a,22bないし左右枠体24a,24b及びこれら枠体の端部を連結するコーナ連結部材25の溝部40に装着されている。移動扉D両側面に装着された左右枠体24a,24bの凹溝G内に形成された一対の係止溝34には、外方に突出する凸条が設けられた軟質の合成樹脂から成るキャップ37が装着されている。
移動扉Dの上端に装着された上枠体22a上面の左右には、カバー体46の内面側に配置されたL字形に折曲したブラケット44が2本のボルトBを介して固定され、これらのブラケット44に片持ち支持された支持軸Jの端部に滑車45が回転自在に軸支されている。
移動扉Dは、上端が2つの滑車45がガイドレール14aによって吊下げ支持されると共に、その下端はガイド部材42のガイド片42bが下枠体22bの凹溝Gに摺動可能に挿嵌して横方向の振れを防止し、且つ移動扉Dの開放時には片側のコーナ連結部材25に当接して開放端を規制している。
空間構造体の開口を形成するポール3b、3cの上部にはフレームが架橋され、このフレームと同方向に配置した固定のパネル体6は、図5に示すように、フレームと同方向に延びる溝条9−1に端部隠蔽部材16を介して当接し、下端は同じ溝条9−1に係止したブラケット15を介して取り付けられた下部受材18上にジャッキボルト28を介して支持されており、パネル体6と引き違いに構成されている移動扉Dの戸当り部材を他方のポール3bのフレームと同方向に延びる溝条9−1には取り付けられないので、溝条9−1と平行でない別方向の溝条9−2に、上下方向を向く戸当たり部材48を取り付けている。
すなわち、移動扉Dが閉じた状態では、図5に示すように移動扉Dの片側面に装着した凸条を構成するキャップ37が戸当たり部材48の凹条48aに嵌合した状態となる。そして移動扉Dの側枠体24aが戸当たり部材48の凹条48aに当接する際、凹条48aを構成する内側の突部48a−1の方が、外側の突部48a−2よりの先に当接できるように構成しておくと、戸当たり部材48が内方に向かって若干回動するため、密閉度合いが高まる。尚、戸当たり部材48の凹条48aを凸条に、移動扉D片側面の凸条を凹条に形成しても同一効果が得られることは勿論である。
移動扉Dが開放した状態では、開口する床面7上には下部受材18等の障害物が何も存在しない下部受け材の不敷設部分が設けられることになり、所謂バリアフリーを形成することができる。
従って、共有空間構造体の外郭を画定する所定位置から立設した4本のポール3a〜3dと、これら隣り合うポール3a,3b及び3a,3dないし3d,3cそして3b,3cの上端にそれぞれ連結したフレーム部材4との組み合わせにより共有空間構造体が構成され、この共有空間構造体の隣り合うポールとフレーム部材とに囲まれた面が、一方のポール側に開口Rを残してパネル体6により閉塞され、この開口Rをガイドレール14aに沿って移動する移動扉Dにより開閉可能に構成されるので、共有空間構造体が多種の用途に利用できる。
また、各ポール3a〜3dには上下方向の複数の溝条が設けられ、これらの溝条の一つに、移動扉Dの側部端縁が当接可能な上下方向を向く戸当たり部材48が嵌合されるので、その取付が容易にできる。
更に、戸当たり部材48は、フレーム部材4と平行な溝条9−1とは平行でない別方向の溝条9―2に嵌合されて取り付けられているので、フレーム部材4と同じ向きに取付けられている固定パネル体6と位相がずれている移動扉Dの戸当り部材48を、放射状に複数形成された溝条より選択して取り付けることができる。
そして、移動扉Dの側部端縁には上下方向に延びる凸条37が突設され、戸当たり部材48には凸条37と嵌合可能な上下方向に延びる凹条48aが設けられているので、移動扉Dの閉鎖時には移動扉Dの凸条37と戸当り部材48の凹条48aとの嵌合により密閉状態が確実に維持される。
次に、共有空間構造体の開口Rを開閉する移動扉Dとこの移動扉Dの開放時に並設されるパネル体6との関係に付き図4〜図6を参照して説明する。
共有空間構造体の外郭を画定する所定位置に立設した4本のポール3a〜3d間を連結するフレーム41の下端面、並びにポール3a,3bと3c,3dないし3a,3d及び3c,3d間には、それぞれ外部と遮断するパネル体6が取り付けられると共にポール3b,3c間の片側には開口Rが形成される。
ポール3b,3c間の開口R側に配置されるパネル体6は、他のパネル体6と同様の取付け方法により片側がポール3cの側面に固定されており、パネル体6直下の床面7の上面にはポール3c下端のブラケット15に一端が取り付けられた下部受材18がパネル体6の長さに合わせて開口R内には延出しないように敷設されている。
この下部受材18の他端側は、パネル体6の入口側端部まで延設しており、この下部受材18の他端側の下面には、面ファスナー49が取り付けられている。この面ファスナー49の取付位置は下部受材18の床面側に凹溝を形成し、その溝底に貼着するようにしても良い。上部受材14の下面にブラケット26を介して支持されたパネル体6の下面を下部受材18との間でジャッキボルト28により押圧すると、その押圧力によって、面ファスナー49が、床面7に敷設されたジュータンと係合されるので、空間構造体の開口に臨む下部受材18の他端側は、ぐらつくことなく保持されるようになっている。
次に本発明の実施例2における下部受材50と昇降部材としてのジャッキボルト51に付き図7を参照して詳述する。なお、上記実施例1と同一構成で重複する構成を省略する。図7は、本発明の実施例2における下部受材50とジャッキボルト51の斜視図である。
図7に示すように、下部受材50の他端側は、パネル体52の入口側端部まで延設しており、下部受材50のパネル体52の入口側端部側に設けられているジャッキボルト51の下方には、ブロック体53が配置されている。このブロック体53は略矩形状をしていて、その端部下面側には、床面7上に敷設されたジュータンと係合可能な面ファスナー54が取り付けられている。
このブロック体53をジャッキボルト51に取り付ける際には、ジャッキボルト51がパネル体52に取り付けられる前において、ジャッキボルト51が蓋部材55の中央に形成された孔部56に挿通され、ブロック体53に形成した有底の穴内に回動自在に載置され、この蓋部材55をネジ57によりブロック体53に固定する。ジャッキボルト51の下端は、蓋部材55に形成された孔部56より大きく形成されているため、ジャッキボルト51は、孔部56から抜けることなく取り付けられる。また、ジャッキボルト51は、ブロック体53及び蓋部材55に固着されていないので、ブロック体53は水平方向に回動することができるようになっている。
更に、図7に示すように、下部受材50のブロック体53に対応する位置には、ブロック体53が挿通可能な挿通孔58が形成されており、パネル体52を立設した際には、ブロック体53に設けられた面ファスナー54が、床面7に敷設されたジュータンに接触できるようになっている。
ジャッキボルト51がブロック体53に対して、水平方向に回動自在になっていることによって、パネル体52を立設した際に、ジャッキボルト51を回動させることで、ジャッキボルト51によりブロック体53を下方に押圧することができ、そのため、その押圧力により面ファスナー54が床面7に敷設されたジュータンとより強く係合されるようになる。したがって、下部受材50はブロック体53によりその移動が拘束される。
次に本発明の実施例3におけるブロック体60と昇降部材としてのジャッキボルト61に付き図8を参照して詳述する。図8は、本発明の実施例3におけるブロック体60とジャッキボルト61の側面図である。
図8に示すように、例えば、ポールがないパーティション等によって構築されるような空間構造体の脚体62の下面には、ジャッキボルト61を介して略矩形状のブロック体60が取り付けられている。このブロック体60の下面には、床面7上に敷設されたジュータンと係合可能な面ファスナー63が取り付けられている。
このブロック体60の上部には、ジャッキボルト61が、ネジ66によってブロック体60に固着された蓋部材64の中央に形成された孔部65に挿設されており、ジャッキボルト61の上端は脚体62に固着されている。ジャッキボルト61は、前述した実施例2と同様に、ブロック体60及び蓋部材64に固着されていないので、ブロック体60は水平方向に回動することができるようになっている。
更に、図8に示すように、ジャッキボルト61がブロック体60に対して、水平方向に回動自在になっていることによって、パネル体62を立設した際に、ジャッキボルト61を回動させることで、ジャッキボルト61によりブロック体60を下方に押圧することができるため、その押圧力により面ファスナー63が床面7に敷設されたジュータンとより強く係合されるようになる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
本発明の実施例1における共有空間構造体の全体斜視図である。 (a)は本発明の共有空間構造体を構成するパネル体の正面図、(b)はパネル板と枠体から成るパネル体の分解正面図である。 パネル体を構成するコーナ部における部分分解斜視図である。 共有空間構造体の開口を開閉する移動扉とこの移動扉の開放時に並設される固定のパネル体の縦断面図である。 共有空間構造体の開口が移動扉によって閉塞された状態を示す水平断面図である。 共有空間構造体の開口が移動扉によって閉塞された状態であって一部断面を示す下方正面図である。 本発明の実施例2における下部受材とジャッキボルトの斜視図である。 本発明の実施例3におけるブロック体とジャッキボルトの側面図である。
符号の説明
1 共有空間構造体
2 ベース部材
3a〜3d ポール
4 フレーム部材
4a 上部フレーム
4a’ 下部フレーム
4b リブ
5 トップキャップ
6 パネル体
7 床面
9,9−1,9−2 溝条
9a 開口
10 係止片
13 雌ネジ部材
14 上部受材
14a ガイドレール
15 ブラケット(取付金具)
16 端部隠蔽部材
18 下部受材
20 厚手のパネル板
20a 芯材
20b,20c 表面板
20’a 薄手のパネル板
22a 上枠体
22b 下枠体
24a 左側枠体
24b 右側枠体
25 コーナ連結部材
25a,25b 連結片
26 ブラケット
26a ネジ孔
28 ジャッキボルト(昇降部材)
32 ネジ
34 係止溝
36 嵌入部
37 キャップ(凸条)
38 貫通孔
40 溝部
41 フレーム
42 ガイド部材
42a 嵌合片
42b ガイド片
44 ブラケット
45 滑車
46 カバー体
48 戸当たり部材
48a 凹条
48a−1,48a−1 凹条の突部
48b,48b 嵌合溝
49 面ファスナー
50 下部受材
51 ジャッキボルト(昇降部材)
52 パネル体
53 ブロック体
54 面ファスナー
55 蓋部材
56 孔部
57 ネジ
58 挿通孔
60 ブロック体
61 ジャッキボルト(昇降部材)
62 脚体
63 面ファスナー
64 蓋部材
65 孔部
66 ネジ
B ボルト
D 移動扉
G 凹溝
J 支持軸
M 嵌合溝
R 開口
T ネジ孔

Claims (3)

  1. 共有空間構造体の外郭を画定する所定位置から立設したポールと、隣り合う前記ポールの上端にそれぞれ連結することで、ほぼ水平状態に支持されるフレームとの組み合わせから成る共有空間構造体における隣り合うポール間に、フレームの下方に設けたパネル体の下側を受ける下部受材を有する共有空間構造体であって、少なくとも該共有空間構造体の隣り合うポール間には前記下部受材の不敷設部分が設けられ、前記不敷設部分に臨む下部受材の端部下面側には、床面上に敷設されたカーペットと係合可能な面ファスナーが取り付けられ、前記ポールの下部には、その下端から上方に延びる溝部が形成され、該溝部に、ポール下端から嵌入可能な雌ネジ部材を設け、該雌ネジ部材に、前記下部受材の端部から上方に延設した垂直片を螺着したことを特徴とする空間構造体の位置決め装置。
  2. 前記下部受材の下面側に溝部を形成し、該溝部に略L字形の取付金具の水平片を嵌合して取り付け、かつ前記取付金具の垂直片を雌ネジ部材と螺着した請求項に記載の空間構造体の位置決め装置。
  3. 前記パネル体の端部には下部受材の端部の下部を挿通する上下調整可能な昇降部材が設けられ、この昇降部材の下面に下方を向く面ファスナーが取り付けられている請求項1または2に記載の空間構造体の位置決め装置。
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