JP2008223285A - リフォームサッシ - Google Patents

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誠 小林
Makoto Yoshida
吉田  誠
Katsuhiko Suzuki
克彦 鈴木
Akane Sasaki
茜 佐々木
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Abstract

【課題】ベース枠の位置出しを容易且つ確実に行うことができるリフォームサッシ。
【解決手段】既設サッシの内方に上ベース材40と下ベース材41と左右両側部の縦ベース材42とを方形に枠組みしてなるベース枠を固定し、該ベース枠の内方に新設サッシを固定したリフォームサッシにおいて、上記下ベース材41は既設サッシの網戸レール12により、上記上ベース材40は屋外側の網戸案内片7により位置出しして固定したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、既設サッシを新しいサッシに代えるに際し、既設サッシの内方に固定されて新設サッシを支持するベース枠を備えたリフォームサッシに関する。
既設サッシを新しいサッシに代える場合、既設サッシを窓開口部から取り外して新しいサッシに付け替えることが考えられるが、既設サッシの取り外し作業には手間や時間や費用がかかるので煩わしい。そのため、既設サッシを窓開口部に取り付けた状態のまま新しいサッシを取り付ける改装サッシが考えられている(特許文献1、2参照)。
これは、既設サッシが内付けサッシの場合、下枠については、その上部屋外側に取付部材を固定し、屋内側には倒れ防止部材を固定し、上記取付部材と倒れ防止部材に新設サッシを固定するように構成されている。この場合、取付部材の上に新設サッシの下枠を支持させ、取付部材の屋外側の垂直面に新設サッシの取付フィンをネジ止めしている。なお、取付フィンは釘打ちフィンとも呼ばれ、新旧に関わらずサッシの四周に面一になるように突設されているもので、窓開口部に木ネジで固定されるように構成されている。
特開2004−124436公報 特開2003−82943公報
しかしながら、取付部材と倒れ防止部材を既設サッシの上下枠及び縦枠に対応してその位置出しされた状態で固定するのは面倒である。上記取付部材と倒れ防止部材のうち、特に縦枠に対応する取付部材と倒れ防止部材は、位置出しが難しい。その下端と上端の両端で位置出しする必要があり、また、位置出しができたとしても、その位置に安定して保持することができなければならない。ネジ止め作業時に動いてしまうのでは意味がないからである。
本発明は、上記問題点を解消し、既設サッシを取り付けた状態のまま中間にベース枠を介在させることで新しいサッシを取り付けることが可能なリフォームサッシにおいて、上記ベース枠の位置出しを容易且つ確実に行うことができるリフォームサッシを提供することをその課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、既設サッシの内方に上ベース材と下ベース材と左右両側部の縦ベース材とを方形に枠組みしてなるベース枠を固定し、該ベース枠の内方に新設サッシを固定したリフォームサッシにおいて、上記下ベース材は既設サッシの網戸レールにより、上記上ベース材は屋外側の網戸案内片により位置出しして固定したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、上記縦ベース材と上ベース材又は下ベース材とには、互いに所定位置に係合する係合部を形成したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1において、上記係合部は係合突部と係合溝とによって構成されたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3において、上記係合突部は、水平に切断された上記縦ベース材の端部の近傍に係合板を固定し、該係合板に上記ベース板の端部から突出形成されたものであることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれかにおいて、上記下ベース材は既設サッシの網戸レールに対し、位置出しピース部材を介して係合可能に設けられ、上記位置出し用ピース部材は、上記下ベース材又は網戸レールに着脱自在に設けられたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、下ベース材は既設サッシの網戸レールにより、上ベース材は屋外側の網戸案内片により位置出しして固定したので、縦ベース材は上下のベース材に合わせて位置出しをすればよい。したがって、寸法を測ったり、マークをつけたりする必要がなく、ベース枠の位置出しを容易且つ確実に行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、縦ベース材を上ベース材又は下ベース材に対して互いの係合部を係合させただけで所定の位置出しを容易に行うことができる。
請求項3に係る発明によれば、縦ベース材と上ベース材又は下ベース材との係合部は係合突部と係合溝とによって構成されているので、係合突部を係合溝に係合させるだけで縦ベース材が位置出しできるので、作業が非常に容易である。
請求項4に係る発明によれば、縦ベース材の位置出しに必要な係合突部を、縦ベース材に固定した係合板の一部を縦ベース材の端部から突出させて構成すればよい。縦ベース材は単に水平に切断しただけでよく、別段の加工を施す必要がない。したがって、位置出しのための作業が非常に簡単である。
請求項5に係る発明によれば、位置出し用ピース部材は、下ベース材又は網戸レールに着脱自在に設けられているので、下ベース材の位置出し作業を簡単に行うことができる。特に、下ベース材に着脱自在に設けた場合は、予め工場出荷時に位置出し用ピース部材を取り付けておき、施工現場の網戸レールの位置に応じて取り付けたまま、あるいは取り外して下ベース材の位置出しができるので、作業を簡単に行うことができる。
図1は本発明に係るリフォームサッシの縦断面図、図2は横断面図であり、図3及び図4はそれぞれ縦断面と横断面の分解図である。
[既設サッシの構成]
上図において符号Aは既設サッシを示す。この既設サッシAは建物躯体の窓開口部1に設けられた高窓タイプの内付けサッシで、上枠2、下枠3及び左右の縦枠4とから方形に枠組みされている。上枠2は、上枠本体2aの屋外側から外方に突出する釘打ちフィン5aが形成され、屋外側と屋内側の内方には内障子と外障子の案内片6が形成され、屋外側端部には網戸の案内片7、屋内側端部には係合片8が垂下形成されている。そして、上記釘打ちフィン5aが窓開口部1のまぐさ11の屋外端面にネジ止め固定されているとともに、上枠本体2aの屋内側がまぐさ11の下面からネジ止め固定されている。
下枠3は、下枠本体3aの屋外側には外方に突出する釘打ちフィン5bが形成され、屋外側端部には網戸レール12、屋外側と屋内側の内方には内障子用内レール13と外障子用外レール14が段状に形成され、屋内側端部の上部には外レール14と同じ高さの立上り片15が、下部には前倒れ防止用の取付片16が形成されている。そして、上記釘打ちフィン5bが窓開口部1の窓台10の屋外端面にネジ止め固定されているとともに、取付片16が窓台10の上面からネジ止め固定されている。
縦枠4は、縦枠本体4aの中間部には外方に突出する釘打ちフィン5cが形成され、釘打ちフィン5cと反対側の内方には内障子と外障子の案内片17が形成され、屋内側端部には係合片18が形成されている。そして、上記釘打ちフィン5cが窓開口部1の柱9の屋外側端面にネジ止め固定されている。
上記構成により、既設サッシAの屋外側の端部は面一になるように形成されている。なお、既設サッシAの屋内側には木製の額縁20が配設されている。
[新設サッシの構成]
次に、符号Bは新設サッシで、この新設サッシBはリフォーム専用ではなく、半外付けの一般的サッシである。
上枠21は、上枠本体21aの中間部から外方に突出する釘打ちフィン24aが形成され、釘打ちフィン24aをはさんで屋外側と屋内側の内方には内障子と外障子の案内片25が形成され、屋外側端部には網戸の案内片26、屋内側端部には合成樹脂製のアングル材27が一体に取り付けられている。
下枠22は、下枠本体22aの中間部には外方に突出する釘打ちフィン24bが形成され、釘打ちフィン24bをはさんで屋外側と屋内側の内方には内障子用内レール30と外障子用外レール31が形成され、屋外側端部には網戸レール32、屋内側端部の上部には立上り片33が、下部には取付片34が形成されている。立上り片33の上部には合成樹脂製のアングル材35が係止固定されている。
縦枠23は、縦枠本体23aの中間部に外方に突出する釘打ちフィン24cが形成され、釘打ちフィン24cと反対側の内方には内障子と外障子の案内片36が形成されている。縦枠本体23aの屋外側と屋内側の端部は断面がT字形に形成されている。
枠組みされたとき、釘打ちフィン24a、24b、24cは新設サッシBの外周に面一になる。
なお、上下枠21、22と縦枠23の屋内側には合成樹脂製の樹脂ブロック37a、37b及び37cが固定されるが、これらの取付作業は上下枠21、22と縦枠23の取付作業が終了した後に行う。まず、両側に縦ブロック37cを取り付け、その間に上下ブロック37a、37bを入れ込んでアングル側からネジで止めればよい。
[ベース材]
次に、新設サッシBはベース枠Cを介して既設サッシA上に取り付けられる。ベース枠Cは上ベース材40、下ベース材41及び縦ベース材42から方形に枠組みされ、それぞれアルミニウムの押出型材からなり、中央の取付壁43をはさんで平坦部44、45を形成してなるもので、取付壁43は窓開口部1の面方向と平行に形成され、平坦部44、45は窓開口部1の面方向と垂直に形成されるものである。屋外側の平坦部45は取付壁43の外方端(窓開口部1の周面に近い側の端部)から屋外側に延出されている。屋内側の平坦部44は取付壁43の内方端(窓開口部1の周面から遠い側の端部)から屋内側に延出されている。また、下ベース材41の屋外側の平坦部45は、さらに屋内側の水平部45aと屋外側のわずかに斜めに形成された緩斜面部45bとから構成され、平坦部45の先端からは当接片46が取付壁43と平行に垂下形成されている。取付壁43と屋内側平坦部44の底辺部44aと屋外側平坦部45の水平部45aとは、他の部分に比べて肉厚に形成されている。また、上記当接片46の先端は屋内側に屈曲して係止片47が形成されている。さらに、上記屋内側の平坦部44は中空に形成され、上ベース材40と下ベース材41の屋外側中空部48には、長手方向に沿って内方に開口する溝49が形成されている。なお、下ベース材41の屋外側端部の当接片46から取付壁43までの長さは、既設サッシAの下枠3の網戸レール12から外レール14と内レール13の間の外レール14寄りの位置(外レール14上でもよい)までの長さとする。
上ベース材40、下ベース材41及び縦ベース材42の幅寸法はすべて同じに設定され、また上記屋外側の端部から取付壁43までの寸法及び取付壁43から屋内側の端部までの寸法も同じ長さに設定されている。
なお、下ベース材41の幅寸法は既設サッシAを全部覆うことができるように設定されている。
また、下ベース材42の水平部45aと取付壁43と屋内側平坦部44の底辺部44aとは、既設サッシAに載置されて新設サッシBを支持するから、その荷重に耐えられる強度を有するように肉厚に形成されている。
[リフォームサッシの施工方法]
次に、既設サッシAに新設サッシBを取り付けるにあたっては、まず既設サッシAの内周面に沿ってベース枠Cを配設する。その際、図1〜図5に示されるように、下ベース材41を上記下枠3上に取り付けるときは、屋外側の水平な平坦部45を外レール14の上に載置して支持させ、屋内側の水平な平坦部44を内レール13と立上り片15の上に載置して支持させる。そして、屋外側の端部の当接片46を網戸レール12に当接させて位置出しをする。このとき、下ベース材41の取付壁43は、既設サッシAの下枠3の外レール14と内レール13の間の外レール14寄りに位置する。位置出し後、屋内側の平坦部44から長いネジ50で既設サッシAとともに窓台10に一体的にネジ止めする。このとき、ネジ50は上記平坦部44の上面部の作業孔(図示せず)から挿通し、頭部が中空部48の底部に達するまでねじ込むようにするのが好ましい。
次に、上ベース材40は、屋外側の端部の当接片46を既設サッシAの上枠2の網戸案内片7に係合させて位置出しをし、下ベース材41と同様に、屋内側の平坦部44から長いネジ50では既設サッシAとともにまぐさ11に一体的にネジ止めする。
さらに、縦ベース材42は、屋外側の端部を既設サッシAの縦枠4の屋外側端面に合わせて位置出しをすればよいが、安定的に固定するため、図6及び図7に示されるように、縦ベース材42の下端と上端に位置出し用の係合板51を固定して上方と下方に突出させ、これを下ベース材41及び上ベース材40の係合溝49に係合させればよい。
すなわち、係合板51には2つのネジ穴が形成され、一側には係合溝49に係合可能な係合部82が形成されている。70は係合板51の位置出し用ノッチである。ノッチ70は縦ベース材42の押出成形時に長手方向に沿って形成しておく。縦ベース材42に係合板51を固定するときは、係合板51の端面を端部のノッチ70に合わせ、また上記2つのネジ穴から通したネジ81の先端を2つのノッチ70に合わせて位置出しした後ネジ81をねじ込む。2つのネジ穴で固定することにより、係合板51は所定の位置に位置出しされて固定される。上下のベース材40、41に縦ベース材42を取り付けるとき、まず縦ベース材42を斜めにして下端の係合部72を下ベース材41の係合溝49に係合した後、縦ベース材42を垂直に立てて上端の係合部72を上ベース材40の係合溝49に係合させれば自動的に位置が決まる。これにより、縦ベース材42は容易且つ確実に所定の位置に安定的に位置出しされる。その後、屋内側の平坦部44から長いネジ50で既設サッシAとともに柱に一体的にネジ止めすることにより、所定の位置に固定される。なお、係合板51は縦ベース材42の上端又は下端の一方にのみ固定して位置出しするようにしてもよい。
上記構成により、上ベース材40は既設サッシAの上枠2の網戸案内片7に係合させ、下ベース材41は既設サッシAの下枠3の網戸レール12を基準として、また縦ベース材42は上ベース材40と下ベース材41に係合させることにより、既設サッシAの内周面に沿って配設されてベース枠Cが組み立てられ、取付壁43は面一に揃えられる。
次に、上記ベース枠Cに新設サッシBを取り付ける場合、まず新設サッシBを方形に枠組みして窓開口部1のベース枠Cに嵌合させ、新設サッシBの下枠22を下ベース材41の屋内側の平坦部44上に載置する。そして、新設サッシBの上下枠21、22と縦枠23の中間部の釘打ちフィン24a、24b、24cを取付壁43に当接してネジ52で固定する。また、下枠22は図5に示されるように、屋内側端部の取付片34を下ベース材41の平坦部44にネジで固定し、上枠21と縦枠23は調整材53を介して上ベース材40と縦ベース材42にネジ止めする。これにより、新設サッシBはベース枠Cに固定される。
さらに、新設サッシBの屋内側に合成樹脂製の長尺の樹脂ブロック37a、37bを固定する。上下の樹脂ブロック37a、37bは上下枠21、22のアングル材27、35にネジ止め固定し、縦の樹脂ブロック37cも同様とする。これによって各樹脂ブロック37a、37b、37cはベース材40、41、42の屋内側の端面と面一になるように配置される。
[内外観の化粧処理]
次に、上述の段階では、屋内側と屋外側にはベース枠Cや既設サッシAが見えるので、内観と外観の体裁をよくするため、新設サッシBの屋外側の外周は上下及び縦の化粧カバー材54、55、56によって隠し処理が施され、また屋内側は上下及び縦の室内額縁57、58、59によって隠し処理が施されている。
化粧カバー材54、55、56はそれぞれ略板状のアルミニウム押出型材からなり、上下及び縦の各ベース材40、41、42にそれぞれ2個ずつ固定された取付アタッチメント61(図8参照)の先端の突部62の内側に嵌合片60を嵌合させることにより取り付けられている。また、新設サッシBの屋内側は室内合成樹脂製の額縁57、58、59によってカバーされている。
上記構成により、新設サッシBとベース枠Cとの間及びベース枠Cと既設サッシAとの間の部分は室内額縁57、58、59によって覆われ、屋内側から隠蔽される。後は新設サッシB内に内障子a、外障子bと網戸cを納めれば完成する。
[作用効果]
上述のように、新設サッシBを施工するにあたり、既設サッシAにはベース枠Cを取り付け、ベース枠C内に新設サッシBを嵌合配置して釘打ちフィン24a、24b、24cを取付壁43にビス止め固定すればよいので、手間がかからず、施工が容易である。
しかも、一般にサッシの外周面には釘打ちフィンが設けられているが、これに対応してベース枠Cには取付壁43が設けられているので、ベース枠Cには、専用サッシではなく一般サッシであっても取り付けることができるとともに、その取付けは慣れた作業となり、容易迅速に行うことができる。
また、新設サッシBとベース枠Cにおいて最も荷重がかかる下ベース材41は、既設サッシAの外レール14によって支持される構造である。一般にサッシにおいて最も強度を要する部分は障子を支持する外レールと内レールであるから、外レール上に下ベース材41を支持させるという構造は強度上非常に合理的である。
さらに、下ベース材41は既設サッシの網戸レール12により、上ベース材40は屋外側の網戸案内片7により、いずれも屋外側に設けられた位置出し基準により、さらに縦ベース材42は上ベース材40と下ベース材41に係合させることにより位置出しをすればよい。したがって、寸法を測ったり、マークをつけたりする必要がなく、ベース枠Cの位置出しを容易且つ確実に行うことができる。
なお、下ベース材41の幅寸法は既設サッシAを全部覆うことができるように設定され、また新設サッシBの取付壁43の下端から屋外側に、下ベース材41の水平部45aと緩斜面部45bとが連続して形成され、これらの部分が水切り機能を有するので、新設サッシBに格別に水切り材を取り付ける必要がない。
また、下ベース材41の平坦部44の上面部には係合溝49が形成されているので、排水溝として利用することができるとともに、縦ベース材42の位置出しにも利用することができる。
加えて、ベース枠Cの屋内側には合成樹脂製の室内額縁57、58、59を設け、上記樹脂ブロック37a、37b及び37cと室内額縁57、58、59とを一体的に配置されているから、既設サッシAとベース材41と新設サッシBがともに金属製であっても、リフォームサッシを施工することにより全体として断熱性の高いサッシが得られる。したがって、障子を断熱障子にすれば、全体を断熱窓にすることができる。
[その他]
次に、既設サッシAが半外付けサッシである場合の対応を下枠部分について説明する。なお、上枠、縦枠部分は前述の例と同様、下枠に準じて構成すればよいので、説明は省略する。また、上図と同じ符号は同じ部材を示すものとする。
図9において既設サッシAは高窓タイプの半外付けサッシで、基本的構成は上述の内付けサッシと同じであるが、主に釘打ちフィンの位置が屋内側に寄っている点と下枠の網戸レール12がより低い点で異なっている。
新設サッシBは上述の半外付けサッシと同じである。
また、上下及び側部のベース材およびこれらのベース材によって構成されたベース枠Cも上述のものと同じである。但し、下ベース材41の屋外側端部に形成された当接片46と係止片47には位置出しピース部材71が取り付けられている。
上記既設サッシAにベース枠Cを形成し、さらにその内側に新設サッシBを嵌合してネジ等で固定する取付手順も上述と同じである。
なお、既設の半外付けサッシの網戸レール12は内付けサッシのものと比べて低いので、下ベース材41の当接片46を直接に網戸レール12に当接させることはできない。位置出し用のピース部材71を介して網戸レール12に当接させればよい。
このように、下ベース材41の屋外側端部の当接片46と既設サッシAの下枠3の網戸レール12とを位置出し用ピース部材71を介して係合させることにより位置出し可能であり、ピース部材71は着脱が可能となっているから、工場出荷時には取り付けておき、不要なとき(ピース部材71がなくても係合可能なとき)は取り外して使用すればよい。
また、図示しないが、位置出し用のピース部材は当接片46とは関係なく、下枠3の網戸レール12に取り付け可能に構成し、位置出し時に網戸レール12に上記ピース部材を介して当接片46に当接させる構成であってもよい。
以上のように、上記リフォームサッシ構成によれば、既設サッシAが内付けサッシであっても半外付けサッシであっても対応することができる。
また、図10は新設サッシとして面格子付きサッシBを取り付けた例で、面格子付きサッシBは屋外側に面格子77を取り付けるための枠が張り出し、そこからアーム72が突出しているが、上下部及び側部のいずれのベース材40、41、42等も新設サッシBの屋外側に干渉することはないので、新設サッシBが屋外側に張り出していても、その取り付けになんら支障はない。したがって、上記リフォームサッシ構成によれば、面格子付きサッシにも適用することができる。
さらに、図11は新設サッシとして嵌め殺しサッシBを取り付けた例で、同じ構成、同じ手順で取り付けることができる。なお、引き違いサッシの取付態様については全て同じような扱いでよい。
また、図12に示されるように、既設サッシAの下枠の屋内側には内レール13と立上り片15が形成され、その上部に下ベース材41の屋内側の平坦部44が載置されるのであるが、内レール13を外レール14の高さとあまり変えない設計になっているものがあり、この場合、上記内レール13と立上り片15とは高さが異なるので、下ベース材41の屋内側は高い立上り片15の上に載置すればよい。
さらに、図13に示されるように、屋内側の立上り片15の高さが特別に高いときは、下ベース材41は外レール14に対しては高さ調整部材73を介して載置すればよい。
次に、窓には大きく分けて上述の高窓タイプと掃き出し窓タイプがあるが、これらは基本的構成において大きな違いはない。ただ、掃き出し窓では、下枠が床面と連続的に配設されており、人が出入りするので、下部の室内額縁を踏むことがあり、それに耐えるだけの荷重が必要である。そこで、図14に示されるように、専用のアルミニウムの芯材74と樹脂カバー75からなる掃き出し用室内額縁58を床面76と新設サッシBの下枠22の樹脂アングル35の高さ間に取り付けてある。これによれば、室内額縁58は芯材74によって補強されているので、十分な強度が確保される。
本発明に係るリフォームサッシの縦断面図 上記リフォームサッシの横断面図 図1の要部の分解図 図2の要部の分解図 図1の下枠部分の拡大図 縦枠の下部の位置出し状態説明図 縦枠の上部の位置出し状態説明図 取付アタッチメントの取付態様説明図 下ベース材の位置出しの他の態様を示す縦断面図 面格子サッシの取付態様を示す縦断面図 嵌め殺しサッシの取付態様を示す縦断面図 下ベース材を立上り片に載置した状態を示す縦断面図 下ベース材を高さ調整部材を介して外レールに載置した状態を示す縦断面図 掃き出し窓の取付態様を示す下枠部分の縦断面図
符号の説明
A 既設サッシ
B 新設サッシ
C ベース枠
7 網戸案内片
12 網戸レール
40 上ベース材
41 下ベース材
42 縦ベース材

Claims (5)

  1. 既設サッシの内方に上ベース材と下ベース材と左右両側部の縦ベース材とを方形に枠組みしてなるベース枠を固定し、該ベース枠の内方に新設サッシを固定したリフォームサッシにおいて、
    上記下ベース材は既設サッシの網戸レールにより、上記上ベース材は屋外側の網戸案内片により位置出しして固定した
    ことを特徴とするリフォームサッシ。
  2. 上記縦ベース材と上ベース材又は下ベース材とには、互いに所定位置に係合する係合部を形成したことを特徴とする、請求項1に記載のリフォームサッシ。
  3. 上記係合部は係合突部と係合溝とによって構成されたことを特徴とする、請求項2に記載のリフォームサッシ。
  4. 上記係合突部は、水平に切断された上記縦ベース材の端部の近傍に係合板を固定し、該係合板に上記ベース板の端部から突出形成されたものであることを特徴とする、請求項3に記載のリフォームサッシ。
  5. 上記下ベース材は既設サッシの網戸レールに対し、位置出しピース部材を介して係合可能に設けられ、上記位置出し用ピース部材は、上記下ベース材又は網戸レールに着脱自在に設けられたことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のリフォームサッシ。
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